クルマで行きます

AlfaRomeo MiToが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のMiTo乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
DS3・残念なタカタ
| CITROEN DS3 | 22:48 | comments(10) | trackbacks(0) |
シトロエンから封書が届いた。これまでこのケースで良い話があったことがない。左様、今回もリコールであった。
 

もう10年以上前、わが家のチャイルドシートはタカタ製だった。生活系雑誌のチャイルドシート比較検証記事で、金額と安全性のバランスがもっとも良かったのがタカタ製だったからだ。幸いなことにその製品能力を実地検証する機会はなかったのだが、そんなわけで華美な装飾に走ることなく質実剛健なチャイルドシートを作る、地味だがしっかりした会社だと思っていた。一連のエアバッグ部品のリコール問題は本当に残念だ。

産経ニュース記事「タカタ破綻から1カ月 連鎖倒産はゼロ

部品交換が「運転席+助手席」の場合は入院の可能性が高い。これまたお盆休み前の微妙なタイミングでのリコール通知であることだなぁ。
MiToで行く!ふたつのカフェをハシゴした話
| その他のツーリング・夜活など | 22:58 | comments(2) | trackbacks(0) |
宮城県登米市は伊豆沼方面へ行ってきた。まとまった休みがなく、かといって1日家でゴロゴロしているのもつまらない。しかし気合いを入れた遠出をするにはちと疲れている。などが主な要因だが、特に福島県や東北日本海側の豪雨で道路状況に思わぬ危険があるかもしれない…という考えもあった。豪雨にあわれている地域のみなさま、どうか安全第一でやりすごしていただきたい。

伊豆沼と言えばカフェ・コロポックルである。2017年6月18日に演奏させていただき、その後ごあいさつもしていない。また、定義山のカフェNorahではふたたび9月にライヴを控えている。前ライヴのごあいさつと次のライヴの打合せにカフェをハシゴだ!ということで、9時過ぎに自宅を出発。


大和町・宮床ダム脇のR457


R4をまたいでさらに東へ


大和町・大和浄化センター脇の定点観測

仙台市北部の筆者自宅から県北の伊豆沼へ行くには、普通はR4を北上するのがシンプルで所要時間も短くて済む。しかしそんなコースはつまらなさの極致である。フタケタ・ミケタの県道を走り継ぎ、仙台市の北隣大和町から大郷町、松山町、美里町、大崎市を経由して登米市に至る。実はこの定番化したのんびり県道コースのログを取っていたのだが、保存がうまくいかなかったらしい(My Tracks.appめ!!)。ま、これまでも何度もこのブログに書いてきたコースなのだが、仙台周辺のヘンタイ諸氏にはぜひ走ってみていただきたい。快適な農道ライクな舗装路以外は何もありません(笑)。


JR東北本線・小牛田駅を通り過ぎたあたりのK19


さらに北上、瀬峰あたりでふと東側を見る


JR東北本線・瀬峰駅近くの五輪堂山公園駐車場にて


毎回このコースを走るたびに感動する
K29から伊豆沼へそれた一直線の道
 

道中、特に登米市内のK29沿い民家の軒先で咲き誇るノウゼンカズラが美しい。これ、自宅に植えたいなぁ。無事に伊豆沼湖畔のコロポックルに到着。マスターご夫妻とおしゃべり。先日のライヴをマスターが録音されていて、音源の一部をいただく。1時間くらいおしゃべりしていたら昼時に。コロポックルを辞して伊豆沼の反対岸にある伊豆沼農産の直売所「くんぺる」へ。
 



夏場に頻出するふざけた外気温表示


伊豆沼を迂回しつつ南岸へ向かう


伊豆沼では「はすまつり」の真っ最中

以前もエントリーしたが、くんぺるのお総菜コーナーで売っている品物は安くてうまい。この日は「赤豚メンチカツ200円」「焼おにぎり112円」「サントリーの天然水500ml100円」、合計412円の昼飯と相成った。これが思ったとおり大充実。テキトーにコンビニであれこれ買って700円払うなら、くんぺるで500円でお釣りを受け取った方が良いと思わないか?諸君!気温は30度くらいあるのだがそこそこ風も吹いている伊豆沼湖畔、窓を開け放していれば日陰となるMiToの車内は快適である。車内を汚さないように食べる・飲む。大変満足だったが、この程度の量で満腹になる自分に「老い」も感じてしまう…。




うめえ。
手を汚さずゴミも最小

伊豆沼からの復路はあまりバリエーションがない。築館方面から大崎市古川、岩出山へ出るか、そのまま南下して涌谷を経由して石巻・松島方面へ出るかしかない(もちろん往路を引き返すとかR4とか東北自動車道などという選択肢はない)。ただこの後に訪れようとしている定義山へはいったん筆者の自宅近くまで戻るのが一番近道であり、むしろそれ以外の経路でどうやって定義山まで行くのだ??という位置関係である。ここは無理せず築館〜岩沼方面から戻るにしても、K1などを戻るのでは退屈すぎる。

今までなら即座にスマートフォンのGoogleMap.appを起動していたであろう筆者、2017年は一味違う。先日ようやく東北全域の地図帳(旺文社のMapple)を購入。走り出す前に経路を確認し、かつ脳内でその経路を検証・吟味しつつツーリングすることに決めたのだ。ナビだのGoogleMap、ダメですねありゃ。人間のコース取り能力を退化させる。地図帳最高!Yeah!!

そんなわけで、伊豆沼からとりあえず岩出山へは地図では単なる線にしか見えない細い生活道路を行くことにした。おおよその目的地へカンに従って走るのは楽しい。考えてみるとナビやGoogleMap.appを使っていると、こういう時正しい道正しい道に追い立てられるようだよなぁ…としみじみ。モノノアハレに浸るのは良かったのだが、結局迷子に(笑)!細かいアップダウンを繰り返す田んぼと畑の中の道を右往左往。しかし何か約束があるわけでもないし。雲行きはどんどん怪しくなってきたが窓外の景色は実に爽快だ。この段階でエアコンはOFFり、窓全開でのんびり走る。
 

おや?道に迷ったようだぞ…?


今回の道行きで衝撃度の高かったホテルみちのく。
営業時間は23時までで、なんと宿泊できない。
このホテルにいっしょに行ってくれる女の子は
絶対にイイコだと思う。
住所は宮城県登米市迫町新田日向86。
誰かチャレンジしてみてほしい



ようやく順調に道に戻れた。
宮城県栗原市瀬峰寺沢の藤太神社



R4を西にまたいでK17へ


K17とR47の交差点にあったガススタンドが廃業していた。
地中にあったガソリンタンク。
初めて見た

若干遠回りをしたが無事におなじみのK17に乗る。ここから先はR47とR457を経由して南下するだけなのでまったくおもしろくない。それなのに別に眠気に襲われるわけでもなく、例のドライバーズハイに近い状態で運転そのものがとても楽しい。面白くない道をペースメーカーの後について走ってるだけでどうしてこんなに楽しいのか、考えつつ走る。
 

無事に仙台市北限の根白石(ねのしろいし)まで帰着。そのまま西に折れ定義山の「門前喫茶Norah」を目指す。この日は週末だからかこんな山奥のコースなのに交通量が多い。この道行きだけはMy Track.appのログが残っている。いざ示さん。
 


ようやく定義に到着。Norahの前にMiToを停め降り立ったらNorahマスターのすっとんきょうな声が。「あれぇ??なんで??フェイスブック読んでないのー??」と。実はNorah、この週の半ばに機材トラブルが発生。毎日公式フェイスブックページに「臨時休業のお知らせ」がアップされていた。マスター夫人と別件でメールのやりとりがあり、「復旧の目処が立ったから明日から営業再開!」と前夜知ったからこそのNorah訪問だったのだが…。

「いやー、昨夜代替機を入れて、これで大丈夫!ってなったんだけど、今朝になったらやっぱりダメだったのよ」
「あ、そーなんですか。かくかくしかじかでメールに明日は再開って書いてあったから」
「ホントごめんなさい。早朝にフェイスブックに書いたんだけどねぇ」
「いえいえ、こっちの都合で読まずに来たわけだから」

自己修理を試みようと、ホームセンターへ部材買い出しに行こうとお店を出てきたら間抜けな筆者がいたのだった(笑)。この日筆者は寝坊して起き、朝ご飯もそこそこに伊豆沼へ出発したので、フェイスブックを確認する暇がなかったのだ。その後奥様から詫びのメールが(笑)。いや、こっちは単に楽しいから走ってきただけなので、そんなに謝らなくても…、という風情。実は筆者、定休日と知らずにNorahを訪れ、マスターご夫妻の朝食に同席させていただいたことすらある(しかもコーヒーただ飲み…)筋金入りのうっかり野郎である。「定休日、わかりにくいからフェイスブックにちゃんと情報上げてよ!」とでかいツラしていた割に肝心な臨時休業ノーティスを読み落とすとは…。お騒がせしてすみませんでした。早期の解決をお祈りしてNorahを後にする。

帰路、そんなわけで最後の最後に不完全燃焼…かと思いきや、どうもそうじゃない。岩出山からR457を戻ってくる途中にも考えた。どちらかというと走り慣れたコースをただ往復しているだけなのに、今日は特別、どうして楽しいのだろうか。

よく人に話すと驚かれるが、筆者は基本的に人見知りである。お付き合いの日が浅い方としゃべるのは緊張するし、その緊張が億劫でもある。だが自分でも不思議なことに、最近は「あそこまでクルマで走っていって、あの人とおしゃべりしたら楽しそう」とも思ってしまう。20年前の筆者には考えられない変化である。出かけた先で誰かと親交を深めるのがとても嬉しい。

それはほんの小さな出来事である。しかしそんな小さな出来事の意味が、年を追うごとに筆者の中で大きくなってきてもいる。極端な話、MiToでひとっ走りして、誰かと他愛のないおしゃべりをすることの積み重ねが「人生」だとすら思う。陳腐な言い方で恐縮だが、楽しくおしゃべりしてくださる方々は「皆我が師」であり、おいしいご飯を食べつつ聴く「イイ話」は、筆者の人生を豊かにしてくれる。走り慣れた道ですらこの日楽しく走れたのは、コロポックルマスターご夫妻やNorahマスターとの楽しい会話があったからだろう。嬉しい会話を反芻しながら走れば、たいていの道は楽しいのだ

そんな楽しみをもたらしてくれるクルマとはなんと便利な道具であろうか。ひとりで走っても楽しく、行く先々で大好きな人に会える。その気になれば同じ趣味の人たちと気軽に集まっておしゃべりすることまでできる。筆者にとってMiToは単なる移動の道具ではなく、自分と社会を結びつける大切な接点でもあるのだ


約5時間/204km

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次の1台
| 次の1台 | 00:16 | comments(18) | trackbacks(0) |

当分はMiToに乗り続けると決めて心に平穏が訪れた筆者であるが、とは言うものの常に「次の1台」を探している現実は変わらない。現在高校2年生の長女、あるいは中学3年生の長男が運転免許を取得した暁には「あのMiTo」に乗りたいという。父譲りのボログルマを子どもが乗り継ぐ…。これには大賛成の筆者なので、その時には潔くMiToを譲ろうと思っている。となると最速であと2年くらいで「Xデー」はやって来る。2年後に自分がどんなクルマを欲しがるか、なんてことはわかりようも無い。だが「自分にとっての良いクルマとは何か」を定義しておくことで、Xデー付近のクルマ選びがシンプルになる可能性はある。

同時にそれは「なぜMiToが好きなのか」を炙り出す行為でもあろう。幸か不幸か、筆者がクルマの話をするのはヘンタイかヘンタイ耐性のある人が多く、つまり話がツーカーで通じてしまうため今更MiToの魅力を語る機会は多くない。そのことが返ってMiToの魅力の言語化を妨げていると言えるし、次期F-X※の機種選定を難しくもしている、のではなかろうか。

※F-Xとは?
ここでのF-Xとは航空自衛隊の次期主力戦闘機導入計画のことで、Fighter-eXperimentalの略。もちろん筆者が戦闘機を買うわけでも株に手を出すわけでもない。


では手っ取り早く今北産業※。MiToの魅力を3行で述べるとすれば?

※今北産業とは?
インターネットの掲示板などで、当該スレッドの話題に途中から加わった人が「今来た(今北)ところだ、これまでの話題の流れを3行(産業)で説明してくれ」と要約を願い出ること。

 

1.必要充分な加速性能と制動性能と旋回能力
2.日本車にはないエクステリアデザイン
3.アルファロメオであるということ


冷静に考えれば、1.2.を満たすクルマは探せば国内外を問わずあるだろう。それなのに「欲しいクルマが見つからない」などとほざいているのは、要は3.がネックなのだ。3.を満たすことが必須ならアルファロメオのクルマからしか選べないことになる。だからいったん3.のことは忘れようと思う。

もし今目の前に「これでクルマを買いなさい」という500万円の現金があったとしたら、筆者はその5つの札束を持ってどこへいくだろうか。2017年7月現在、一点の曇りもなく自分の物欲に忠実になるなら、筆者はプジョー仙台に行くだろう。そして「308GTi 270 by Peugeot Sportをください!」と言うだろう。どういうわけかアルファロメオ Giulietta Veroceよりも308GTiの方が魅力的に見える夏。
 


MiToの魅力のひとつとして「アルファロメオであること」とまで言う筆者が、ここにきてなぜジュリエッタよりも308なのか。その理由を考えていくと
 

・左ハンドル車であること
・マニュアルトランスミッションであること
・エクステリアデザインが、より角張っていてパワフルに見えること


が挙げられる。左様、筆者は人生に一度は左ハンドル車にのって、ペダルやハンドルのオフセットと無縁のクルマ生活を送ってみたいのだ。ジュリエッタでもLHDは選択できるが6MTは満たしてくれない。また外観の傾向がシュッとしているよりもズドーンとしている方が今の気分に合っている。別の言い方をすると、ジュリエッタ ヴェローチェのLHD/6MT仕様を並行輸入してでも乗りたいと思えないのだ。

前述の「3行で語る魅力」に照らし合わせると、(もちろん3.は置いておいて)合致する最右翼はABARTH 595という見解を否定はできない。だが筆者のドライビングテクニックが今から飛躍的に向上するとももはや思えず、その割に595は好戦的すぎる。ジュリエッタや308のようにGT的性格をベースにしたクルマの方が、きっと満足できる場面が多いはずだ。

このエントリーを書き進めるにつれて、自分の内なる物欲の正体が明らかになってきて筆者自身も驚いている。自分は308GTiが欲しかったのか…!問題は例によって購入費用だ。500万円なんていう現金はどうやったって用意できないので、改めてローンを組む…のか?オレ。まぁ他に手はないのだが、そんなローンを組んで、あとはもう一生308でいいわというのも有りかもなぁなどと思ったりして。

ということで折々に書いてきた「今乗っているクルマから何に乗り換えるか」問題について、「次の1台」というカテゴリーを新設してみた。長年の愛車と安定した生活を送っている人も、こないだ新しいクルマに乗り換えたばかりという人も、毎日中古車サイトを鵜の目鷹の目で巡回している人も、よろしくお付き合いいただきたい

MiTo・エアコンクライシス
| AlfaRomeo MiTo | 23:20 | comments(5) | trackbacks(0) |

過去に記憶がないくらい、7月の早い時期から真夏日が連日続く仙台。普段はトルクの目減りを嫌って一切使用しないエアコンを酷使する毎日である。
 


直射日光を浴びていると、いくら冷風が送られても体感温度は下がらない。下がらないどころかむしろ紫外線に焼かれている感が増幅されるようだ。やむなくエアコン動作時は長袖のシャツを羽織るようにして自衛しているのだが、これって基本中の基本ですかね。

かつてK店長がぽつりと「エアコンって使わないと能力落ちるんですよねー」的なことをおっしゃっていて、前述の通り1年365日のうち360日くらいはエアコン不使用の筆者だからギクッとした。エアコンの冷却能力、落ちているのでは??加えて2017年の梅雨も明けないのに猛暑攻撃、こりゃーもしかして、エアコンガスを再充填してもらった方がいいのでは??

2009年5月、たまたま訪れたイデアル仙台泉の駐車場にMiToが停まっていて(お披露目展示会の1週間前だった)、ダメもとで試乗を申し込んだらどうぞどうぞと。その時同乗してくれたのが今も世話になっているS店長で、MiToのセールスポイントとして真っ先にクチにしたのが「エアコンは日本製ですからばっちり効きます!」だった(笑)。
 


筆者はALCABOアルミACルーバーリングを
装着済み。ま、生産終了したけどな(泣)


そのエアコンが衰えてきている??エアコンガスってどれくらいのスパンで充填するもんなのか…。

 

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クルマでのお出かけという"ファンタジー"
| クルマにまつわる四方山話 | 23:22 | comments(8) | trackbacks(0) |

拙ブログのアクセスランキング上位はほぼすべてが試乗記なのだが、意外や「MiToで行く!」シリーズもそれなりに好評をいただいているようだ。筆者のツーリングレポートなど本当に「絵日記」であり、拙い駄文にいいね!やシェアをしてくださった方には感謝があるばかり。

2017年夏、VWがその最下層車種のup!のイメージ戦略を変えてきた。日本導入時は軽自動車イーターの黒船来日!と自動車評論家筋では大騒ぎになったが、セミオートマが災いしたか、ディーゼルゲート事件が災いしたか、どうせガイシャを買うならゴルフがいいな的な購買者心理を覆せなかったか、理由の分析はともかく、up!は筆者から長らく「大山鳴動鼠一匹」物件の汚名を着せられていた。ところがちょうど7月の三連休を見込んだかのような特出し広告が始まった。
 


up!は実直な実用車というイメージからファンションアイテム的なもの、無くても困らないが持ってると気持ちがリッチになるものへ、そのイメージを変えたいのかもしれない。今回のエピソードを見る限りでは、大きくフィーチャリングされているのが「移動の自由」である。終電の時間を過ぎても好きな場所に行ける、多少道を間違ったってドンマイドンマイ。筆者が20代の頃はこういうのをしょっちゅうやっていた。23時に友人とうだうだしていて「よし!山形までモスバーガー喰いに行こうぜ!」と片道60kmかけて東根市までハンバーガーを食べに行く、エロ本のお焚き上げだ!とて砂浜まで5人フル乗車のレビンで乗り込んでエロ本を燃やす(迷惑だからやってはいけません)などなど。まぁ随分無駄にガソリンを消費していたものだ。

だがそれらは本当に楽しかった。当時は意識しなかったがそれは「移動の自由の謳歌」だった。そしてこれらのことは、都会に住んでいる人には案外立派な「ファンタジー」として映るのかもしれない。主人公が二人組のアンチャンでなく「大人の女性」の楽しみとして設定していることでもそれは知れる。もちろん今後二の矢三の矢として放たれるエピソードが実直な実用車のイメージも含まれるかもしれないが。

考えてみるに、拙ブログのツーリングレポートを読んでくださっている方々の中にも、筆者がMiToであちこち出かける姿はファンタジーとして映っているのかもしれない。試乗記読者は「これから本気でクルマを買おう」と思っている、すでにクルマに興味有り、前向き、能動的な方々であろうが、ツーリングレポートを「オレも休みの日にこういうところに自由に行ってみたいなー」とか「本当はワンボックスカーじゃなくて、ロードスターとか乗りたいなー」とか「一度はガイシャに乗ってみたいなー」とか思いながら読んでくださっている方がいないとも限らない。栗駒山の北側に来たけど6月半ばなのにまだ積雪で通行止めかよ!と愚痴ったり、福島県相馬まで行ってとんかつを食べて帰ってくるだけの文章にもそういう妄想を加速させる意味が少しはあるのかもしれない。

友達とロングドライブに行くことになったとか、たまには違うクルマに乗ってみたいという話なら、レンタカーでも済むことだし、もっと生活・仕事寄りに考えて月額いくらでカーシェアリングするという手段も今ならある。だが筆者は「クルマは所有してナンボ」と思う。それは「移動の自由」だけでなく、「見て楽しむ」という要素がクルマにはあると思うからだ。好きなクルマが身近にあると楽しいですよ。それは声を大にして言いたい。筆者のツーリングレポートが「自分もクルマであちこち走ってみたい!」と思うきっかけになるのなら、これほど嬉しいことはない。
 

 


 

 

 

 

 


と、この話はここでおしまいにしたいのだが、蛇足を承知でもうひとつ書き加える。自動車メーカーには何よりも「所有したくなるクルマ」を作ってもらいたい。税金や駐車場スペースの確保などのさまざまな悪条件があるにも関わらず、買いたくなってしまうクルマであるべきだ。低燃費や物入れが多いことなどどうでも良い。外観、色、性能でもって所有したくなるようなクルマを作ってほしい。

 

弊OFF会もいっしょに!北日本MiTo会MiTo Meeting 2017 SS 開催のお知らせ
| OFF会・告知 | 22:43 | comments(7) | trackbacks(0) |


当ブログのOFF会は原則として5月、8月、10月の3回と規定している。2017年8月のOFF会は昨年同様北日本MiTo会と併催することにした。題して「クルマで行きますOFF会#15 ブログ読者以外の方とも会ってみよう!」。本体は以下のミーティングである。

北日本MiTo会 MiTo Meeting 2017 SS
■日時:2017年8月19日(土) 10:00〜
■会場:羽鳥湖高原界隈の駐車場(2017.07.11.時点の予定)
        ※
福島県岩瀬郡天栄村(Google Mapへのリンク)  
■参加費:無料
■参加資格:MiToオーナー様はもちろん、MiToが好き、MiToに興味がある、という方であればエリア問わずオールOK!


もうちょい詳しく書いてあるので、ぜひ以下のURLもご確認いただきたい。特にみんカラユーザーさんは確認必須である。
日本MiTo会 MiTo Meeting 2017 SS 開催のお知らせ

基本的に羽鳥湖周辺は飲食店は皆無(道の駅があるくらい)なので、午前・午後とフルタイム参加を目論む方は昼食持参でのご参加をお願いしたい。というかレギュレーションとして「昼飯持ってこい」なんてのは筆者も初めてなのだが、今からわくわくしている。外でみんなで食べれば大抵のものはおいしいと思う。

10:00くらいから集まってウダウダしてるから、暇な人は来てみたらいいよ!というゆるい、しかし紳士淑女の集まりである。真夏の一日をクルマの話とオーナー同士の交流で楽しもうではないか!なんたって無料だし!

北日本MiTo会とは?
日本最大級のクルマSNSサイト「みんカラ」内のMiToオーナーズクラブ「MiTo会グループ」内の地区MiTo会のひとつ。基本的にみんカラユーザーのみ参加できる。筆者は非会員。

昨年もやったの?
OFF会#12が無事終了・ヘンタイに付ける薬はない」をご参照いただきたい。

冥府魔道の改造道を逝く…度胸はまだありません
| パーツ/グッズ | 23:09 | comments(16) | trackbacks(0) |

相変わらず絶好調の我がMiToだが、それは日常的には問題ないですよという意味で、ヘタってきているところは無限にあると言える。一番身近で、かつ切実なのがドライバーズシートである。シートを取り換えたくて仕方ない。

筆者のMiToはファブリックシートである。購入当初はオプションのレザーシートでないことに引け目を感じたりもしたが、ファブリックシートにはそれなりの実利があることを実感してからは、むしろファブリックシート、いいじゃん!と思っている。その実利とは「滑りにくい」ことだ。
 


別に毎週末ワインディングでぎゃんぎゃん言わしている筆者ではないが、滑りにくいシートの恩恵はやっぱり日常運転のあちこちにある。ではあるのだが、もはやシートのアンコであるウレタンだかスポンジだかがすっかりぺたんこになってしまった。筆者が感じるこのヘタりの影響は「腰が落ち着かない」のひとことで説明できる。運転しているに従って腰の位置がだんだん前にズレていくのだ。だから信号待ちなどのタイミングで腰をシートバックにぴたりと押し付け直したりしてけっこう忙しいのだ。

筆者が集中的に運転していて、それでウレタンだかがヘタっているのだから、本来なら筆者の尻の形にヘタってむしろフィット感が増すように思うのだがさにあらず。これはどうしてなのか自分でもわからない。筆者の尻の形など当の昔に通り過ぎ、ひたすらぺしゃんこになってしまったのだろうか。

もともとMiToのシートのホールド性は特筆するほど高くない。「なんとなくスポーティーな見た目に対して、せいぜいこれくらいのホールド性があればまぁ文句ないでしょ」というレベルである。だからスポンジだかがヘタってシートが薄くなれば、その能力はより低くなって当然なのだ。で、ここで純正シートを新調してもねぇ…ということになる。できればかつて存在したMiToの限定版「サベルトリミテッドエディション」に則って、サベルトのセミバケットくらいに替えてみたいものだが、サベルト正規品は、現在国内にはフルバケットシートしかなくリクライニング機能のあるものがない。レカロでもブライドでもいいから、取り換えれば、きっとコーナリングでコンマ何秒か速く走れるんじゃないだろうか。
 


リクライニング機能付きセミバケットシートの例。
BRIDE G33JZR ¥199,800


どうでもいいが「冥府魔道(めいふまどう)」とはマンガ原作者小池一夫の造語で、名作「子連れ狼」の中の用語である。「死者の世界を生き、魔物の道を歩む者」くらいの解釈で良いと思われる。

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MiToで行く!栗駒焼石ほっとラインで大勝利!!
| その他のツーリング・夜活など | 00:46 | comments(3) | trackbacks(0) |


 

 

岩手県奥州市の山奥から一関の山奥に抜ける道をGoogleMapで見つけた。R397で東進すると途中にある奥州湖、その脇からR342へ抜けるほそ〜い道があるのだ。その名も「栗駒焼石ほっとライン」。名前が微妙。初踏破の道路は全てに優先される。あにはからんや、栗駒焼石ほっとラインがまたもや「MiToのために作られたのではないか??」的な、素晴らしい道だったのだ。

実は今回のこのプラン、ようやく実現したのである。件の奥州湖・R397へ宮城県側から最短で辿り着くなら、宮城県・秋田県・岩手県の3県にまたがる栗駒山経由となる。R457やR398で栗駒山を迂回し、K282でR397に至る…と書けば簡単だが、このK282、積雪による閉鎖期間が長い。確実に走れるのは7〜10月の約4ヶ月程度。実際6月半ばでも閉鎖中で、その日のプランを変更したことがある。さすがに7月になればもう大丈夫だろう。

折りしも休日なのに早起きしてしまい、自宅をなんと6:20に出発してひたすら北を目指す。山沿いを走る細い県道三昧で旧岩出山町まで抜ける。岩出山からはR47で花山へ。花山湖を経由していよいよR398で標高を上げていく。
 


K159という素晴らしい番号の県道


R457、花山直前の集落


道の駅 路田里はなやま 自然薯の館


R398をぐいぐい登っていく


R398のビュースポット「湯野浜峠」で頂きを雲に覆われた栗駒山を眺める。いやぁな予感はしていたのだが、K282との交差点に到達するとその栗駒山山頂を覆っていた雲がすぐそこに。いざ車輪を進めても時折小雨がチラついたり。考えてみればK282を晴天のもとに走った記憶は無いのだった。さすがお山の天気である。標高1,000mにある須川湖に到着しても雲だか霧だかわからないが、とにかく周辺はガスだらけで景色もへったくれもない。
 


湯野浜峠


栗駒山。頂きは雲に覆われ見えない


K282の交差点に到着!
今日は通れるぜ!



しかしどんよりしてきた


栗駒山の北側にはこんな看板がたくさん。
これ、主語が捜索隊側にあって
いっしゅんとまどう。
誰か日本語の添削してあげてほしい


あ、これならわかりやすい


須川湖に到着。
本当はMiToの後ろに湖があるのだが、
ガスで見えず


遊歩道をちょっとだけ歩く。
画像だけ見れば神秘的かもしれないが、
何かの工事が入っていて
電ノコの動作音が周囲に鳴り響いている…


画面奥、建物は栗駒山荘


R342に分岐して山を下って東成瀬村に入る。雲の下に降りてくれば、それなりに明るくもなり、山間の村落の景色がとても美しい。
 


R342、東成瀬村をゆく


あっという間にR397との交差点へ。奥州市方面へ進む。この東成瀬村から奥州湖への区間も緑の美しい道だった。またこの辺りまで下ってくると、天気も回復して薄日が差すようになってきた。このコースは江戸時代以前からあったものらしいが、深い渓谷などをどうやって超えてきたのか、別の意味でも興味深い。
 


秋田・岩手県境の大森山トンネル。
岩手県側から見たところ。
この写真を撮るために橋の上を歩いてみたが、
目もくらむ高さなのでやめた方がいいです



一瞬見落としそうになったが、今回の最重要課題である「栗駒焼石ほっとライン」の看板を発見。慌てて右折する。
 




つぶ沼脇に広場があったのでトイレ休憩。
相当汚れたなぁ

 

この栗駒焼石ほっとラインを走り始めてとにかく驚いた。天気は回復し、燦々と陽がさす極上舗装路には前後に誰もいない。奥州湖の西端の湖畔を回り込みながら走るこの道は、まるでMiToのために作られたとしか思えない極上ロードである。先月の置賜広域農道といい、今年はツイている。
 



えっ?何このパノラマ…


うわー!ヨーロッパみたい!
行ったことないけど



奥州湖を後にしても整備された舗装路がうねうねと続く。建物がないからだろう、電柱も存在しない。なんと気持ちよい道であろうか。



高低差の少ない極上舗装路を


ひたすらマイペースで走れるなんて


笑いが止まらないぜ、ぐへへへへへへへへ


そんな栗駒焼石ラインはあっけなくR342に合流する(約15kmだもの)。西に進めば再び須川湖へ戻るR342は、東へ進めば一関市だ。途中には景勝地「厳美渓(げんびけい)」もある。2014年8月の「クルマで行きますOFF会#7・夏の東北クルマ旅」で一部走破した観光道路でもある。骨寺村荘園跡の直前でK49へ右折し、さらに南下。このK49はこれまでに何度も何度も走った、これもMiToのために作られた疑惑の気持ちよい道である。

K49でalfa_manbowさんのHONDA S2000を試乗させていただいた話
試乗記・HONDA S2000

宮城県に入る。そろそろ昼飯の心配を…って、この段階でまだ11時くらいなのだ!奥州湖で9時半くらいだったんだもの…(笑)。やっぱり早朝に出発するとイイコトだらけである。本当は一関市内で何か食べようかと思っていたのだが、あまり欲張らずに岩出山へ戻り、大黒屋でラーメンを食べることにする。



大黒屋
宮城県大崎市岩出山下一栗一本杉5-15



醤油ちゃーしゅーラーメン

半ライス(と漬物)

半熟煮玉子



すっきりしているがコクのある醤油スープがお気に入り


大黒屋から岩出山町内を抜け、これまた山奥の県道を組み合わせて仙台市の自宅へ帰宅。





岩出山に来たらこれを買わなきゃねぇ。
十五代目KAORIが継いで、
今日もおいしい酒まんぢう



定点観測地点。
陸上自衛隊王城寺ヶ原演習場脇



大和町・南川ダム


6時間半/305km


栗駒焼石ほっとライン…、最高だった…。と反芻していたら、なんと公式サイトがあるのだった。東北のMiTo乗り、に限らずクルマ好きはぜひ走ってみてほしい。
 

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MiTo・オーディオヘッドユニットを新調・暗澹たる想い
| 車載オーディオを考える | 23:58 | comments(4) | trackbacks(0) |


MiToのオーディオヘッドユニットを新調した。carrozzeria(Pioneer) DEH-970である。

MiToの購入時、筆者も人並みにナビを導入した。carrozzeria AVIC-HRZ088というパイオニアのミッドレンジの製品で、これはディーラーオプションの、いわば半純正品だった。しかし2014年2度目の車検時にこれを取り外した。ナビを使う機会は筆者の場合年に数回程度。その割に視界の端の方でチラチラとマップが映っているが鬱陶しい。ナビ使用時以外は画面をオフにしていたのだが、そうなると「そもそもこの巨大な黒いスクリーンはなんなのだ??」という気持ちになるのもムベナルカナ。

しかしナビ取り外しの最大の理由はラインアウト端子が無かったことだ。2014年の車検時に第一次オーディオ改造を実施し外部アンプを導入したのだが、そのアンプに出力できなかったのだ。「うっそだ〜。ラインアウト端子を積んでないカーオーディオユニットなんて、あるわけないじゃ〜ん」と多くの方が思うだろうが、これは本当である。厳密に言えばラインアウトはあるにはあったのだが、専用DSPユニット用のもので、流れる信号も特殊なものだった(アンプにつないでみたけど音は鳴らず)。なるべくナチュラルに信号を通すことを最優先した計画だったので「こりゃ使えん!」となったのだ。そこで急きょリリーフ役で登場したのがALPINE CDE-9871Ji。これは家人がフィアット プントに積んでいたもので、シトロエン DS3に乗り換えた際に死蔵されていたもの。
 


ALPINE CDE-9871Ji


CDE-9871Jiは安物だが、充分役割を果たしてくれていた。とにかくiPodをデジタル接続できてラインアウト端子が積んであればなんでもいい!のココロである。しかしこれもダメだった。EQの調整周波数が若干的外れだったことはまぁ許容できる。致命的だったのはiPodの充電ができないことだった。いわゆる「MADE for iPod」の第一世代機。まだ規格にばらつきもあったのだろう。だから馬鹿馬鹿しいことに、2〜3日に1回は車載専用iPod Touchを取り外しては家で充電していたのだ。つい先日、再生中にiPodが電池切れで沈黙し、とうとうぶち切れた次第である。

carrozzeria DEH-970
24,948円
 


購入はamazonから。定価よりも約1万円ほど安かった。取り付けは自分で。それでも30分くらいかかったろうか。基本的にはポン付けだから、ケーブルを外して挿しなおすだけである。気付いた点を箇条書きにする。





 

◎iPodに充電できる
今回の最大の目玉機能である。とほほ。エンジンをかける時に「まだバッテリー残ってるかな?」とiPod Touchの画面を確認しなくてもよくなった。めでたい。

◎ステアリングハンドルコントローラーが有効化された
ALPINEでは完全に無視されていたハンドルについているオーディオコントロールスイッチが突然有効になった。やっぱりこれは楽だし、安全運転にも若干の寄与があると思う。ただソース切り替えスイッチの隣にあるカーソルスイッチ(右手側のスイッチ)がユニットのどの機能に割り振られているのかよくわからない(笑)。

◎ディスプレイに過不足無い情報が表示される
CDE-9871Jiの表示機能は日本語対応しておらず、日本語曲だと実に味気なく「NO SUPPORT」表示されるだけだった。DEH-970は曲名・アーティスト名・アルバム名を3行で表示してくれる。若い頃聴きまくった音源では必要ないが、最近買ったCDやDL購入した音源では重宝する。
 


メリットはこれくらいだった。むしろ期待していたが思ったほどではなかった機能もある。

▲タイムアライメント機能
任意の点(通常は運転席のヘッドレスト)を基準として、左右前後のスピーカーの発音からマイクまで音波が到達するまでの時間差を測定して平均化してくれるこの機能、実はけっこう期待していたのだが、結論から言えば筆者には不要な機能だった。もっともこれは我がMiToのオーディオ環境特有の事情だろう。筆者のMiToはドアスピーカーをコアキシャルスピーカー(ローミッドとツイーターが一体になっているスピーカー)に換装しており、Aピラーのツイーターやリアスピーカーはすべて鳴らさないようにセッティングしている。簡単に言えば大きめのラジカセに顔をくっつけて聴いているようなもので、その意味では確かに音像のセンターはやや運転席側に寄っている。だがこの状態で音像のセンターを左(助手席側)に移しても、助手席に誰かが座るととたんにバランスが悪くなる。そんなわけで通常はオーディオユニット内では左右バランスは調整せず、心持ち右に寄った状態で聴いている。タイムアライメント機能はそのバランスを厳密に取ってくれると思っていたのだが、むしろ右に寄るという不思議な結果になり、速攻でOFFった。
 


左ドアスピーカーに取り付けたFOCAL 165CVX。
スピーカー中央の銀色の突起がツイーター


▲イコライザー
12バンドのグラフィックイコライザー!と聞けば心躍るが、意外や効きは大した事なかった…。「効きが大した事ない」も一長一短で、急激な変化を好まないユーザーもいるだろう。筆者はなるべくピュアな信号を聴きたいクチ、つまり「ちょっとした補正ができればいい」人なので、やいやい言う程のことでもないのだが。例によって200〜500Hzを若干カットし、80Hzよりも下と8kHz〜20kHzをブーストしてデフォルトとしてみた。こうするとスーパースプリントのエグゾーストノイズとなんとか渡り合える。

全体的な音質については可もなく不可もなく…である。ALPINE CDE-9871Jiと比べれば、DEH-970の値段は約3倍であるにも関わらず劇的な音質向上はない。そもそも1DINサイズのオーディオコントロールユニットはもはや市場では風前の灯である。そもそもモノが無いのだ。回路を単純にして、その代わり電源やD/Aコンバータなどの重要なパーツだけはきちんとしたものを使って、モバイルOSとの親和性を高くしてくれればそれで充分なのだが、そういうユニットは国内外を問わず少ない。もちろん利益率は2DINのナビの方が高いだろうことは想像がつく。となれば商品開発がそちら優先になるのもやむを得ないこともわかる。そもそもノイズまみれ、かつ吸音材の塊のような自動車内という特殊な環境で、オーディオに良質な音質を求めること自体が的外れであることもわかっている。筆者はだからせめて充分な音量と、多少の色付けがあっても良いから気分が華やぐ音質で聴きたいだけなのだ。

穿った見方かもしれないが、そもそも「車内で上質な音質を求めるユーザーが減っている」のではないか?とも疑っている。mp3に代表される種々の圧縮音源をはじめ、動画配信サイトから違法にダウンロードした動画や音源でばかり音楽を聴く若者が増えているという。しかもその粗い音を聴くデバイスは粗悪なイヤフォンだ。彼らはそもそも「良い音」を知らない。その上そういう若い年代層こそカーオーディオのメイン購入層だ。「高音質」を謳っても商品の魅力にならないのだ。つまり今後も魅力的な1DINオーディオユニットが市場に出てくる可能性はとても低い

魅力的なオーディオユニットが無くなっていくとともに、良い音を知る人口が確実に減っていくという事実。暗澹たる気持ちである。

MiTo・TEZZO製エアクリーナーをインストールしてみた
| パーツ/グッズ | 22:33 | comments(17) | trackbacks(0) |


山形県のアルファパイロット、alfa_manbowさんよりTEZZO製のエアクリーナー for MiToを譲っていただいたのは既報のとおり。先の12ヶ月点検でイデアルさんに持込み取り付けをしてもらったので、そのインプレッションを書こうと思う。

変化はあったのか?「あった」と言える。加速時のアクセルのツキが少し良くなった。具体的には2,500rpmから4,000rpmの間の加速の伸びがより良くなった。MiTo 1.4T Sportオーナーならこの回転域がMiToの「加速感」にとって如何に重要かおわかりいただけると思う。

そもそも筆者はエアクリーナーの高性能化には懐疑的だった。スロットルコントローラーのインストールやECUチューンに比べ地味である(笑)。また地味であるがゆえに、筆者レベルのドライバーに検知できるのか、また検知できてもそれは「プラシーボ」なのではないか…という疑念が強くあった。

そんな筆者が一転して社外品のエアクリーナーを導入したのは、5月のOFF会で、やはりTEZZO製のエアクリーナーに換装したしげさんのフィアット 500TwinAirに試乗させていただいたからだ。TwinAir発売直後の試乗の記憶と異なり、しげさん号(正確には奥さんのクルマなのだが)は「うほほほほーっ!」と、思わず笑ってしまうような力強い加速力を実現していた。TwinAirエンジン、500というクルマの素養が素晴らしいのはもちろんだが、エアクリ換装の効果も少なからずあろう。目からウロコだった。「けっこう如実に出るのね、効果が」とOFF会の場で話していたら「ありますよ、MiTo用エアクリ、TEZZOの。いります??」と倒置法でmanbowさんという悪魔がささやいてきたのだった。
 


前述のとおり、中間加速域に効果はあった。しかし5,000rpmより上ではどうだろう。そもそもそこまで回す機会って、日常生活ではあまりないじゃないですか(笑)。2〜3速で確認してみたのだが、その領域では劇的変化は感じなかった。いつもの、あの、5,500rpmから上で感じる明らかなトルクの頭打ち感。そこを消せるものではない。またエアコンをガンガン回すと前述の中間加速域での旨みも相殺される感はある。効果ありと言えど、エアコン負荷で相殺されるレベルの効果なのだ。

とは言え筆者は滅多にエアコンは回さないので、そこは無視していい。おそらくこの効果は、いざ純正に戻すと「あれ?なんか調子悪い??」と違和感を感じるレベルのもの、いつの間にか身体に浸透する効果、という言い方もできるだろう。『青信号ダッシュでよりも、遅いペースを崩さない前走車をスパッと追い抜く時の加速に有効なのがTEZZOのエアクリ』と覚えていただければよろしいかと思う。
 


manbowさんがアルファロメオ山形から受けたアドバイスに従って
当MiToも床下までホースを延ばしていない。
ソノココロハ?
雪深い地方で床下近くから吸気すると、
いっしょに水分も吸い込んでしまう可能性が高まるから

 

もっと体感効果を高める方法もなくはないのだろうが、吸気をいじれば排気も手を入れる必要があるだろうし、せっかくだから点火系も…と、キリがないことになる。メーカーの(それも手練れのアルファロメオの)実験部隊がチューニングしたMiToのトータルバランスを地味ながらも崩すことにはなるので、『みんな交換したらいいよ!』と能天気におすすめするものではない。MiTo 1.4T Sportの加速に不満を持つオーナー諸氏はまずスロットルコントローラーの導入が先だろう。エアクリのアップデートはそこまでの劇的変化を生むものではない。逆に筆者のようにとりあえず分かりやすい補強はやってみたけど、あと何かないか??なんて人には最適。
 

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

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つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
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「移動に有料道路は使わない」
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■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
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