クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
プン太郎で行く!屋島西町2018・3日目:屋島西町・ふるさとは遠くにありて思うもの
| その他のツーリング・夜活など | 06:27 | comments(8) | trackbacks(0) |

めちゃくちゃかわいい
JR高松駅の外観


数年来の念願であった香川県高松市へプン太郎でクルマ旅。筆者にとってはこの日の午前中がこの旅のハイライトである。筆者が5〜6歳の頃に住んでいた「屋島西町」の今を、この目で確かめに行くのである。

1日目:往路前半。金沢泊。
2日目:往路後半。金沢から高松市への移動日。高松泊。

3日目:高松滞在日。今回の旅行の最重要日。高松泊。
4日目:復路前半。高松から神戸へ。神戸観光。神戸泊。
5日目:復路中日。神戸から鎌倉へ。辻堂泊。
6日目:最終日。鎌倉観光。仙台へ。

3日目:6月21日
屋島西町へは敢えて琴平電鉄・志度線で行く。なぜなら住んでいた頃の足はどこに行くにも「ことでん」だったからだ。プン太郎で乗り込んで錦を飾ろうか…とも思わないでもなかったが、琴電での移動を前提に高松港近くに宿をとったこともあり、敢えて当時と同じ様式で行ってみることにする。
 


朝ご飯(おかわり前)


琴電・高松築港駅


瓦町駅


乗ってみると琴電、実に味わい深い車両内部とその動作だった。単にオンボロとも言うが…。44年も前の、幼稚園児の頃の記憶などほとんど無いのだが、乗換駅の琴電「瓦町駅」の4-5番ホームに立つと、ぼんやりと思い出すものもある。志度線に乗り換えて潟元駅へ。駅のホームでも駅前に立ってみても、やはり実際に何かを思い出すということはなかった。踏み切り向こうのおもちゃ屋さんも、母にアイスをねだったスーパーマーケット「ますたに」も、影も形もない。2018年50歳にならんとするおっさんの正直な感想は「潟元駅前はこんなにコンパクトだったのか…。」である。
 


志度線・潟元駅



踏み切りの向こうには
かつておもちゃ屋さんがあった


自宅跡まで歩いてみてもその感想のままだった。想像以上に道は狭く、おぼろげな記憶よりもあちこちの距離が近い。幼稚園児の感じる世界の広がりってすごい。家から100m離れるだけで大冒険だったのだ。今は立派な邸宅が建つかつての自宅跡に立ってみても、「え?ここ??」である。景色は一変しており、見渡す限りの田園風景はいまや住宅地に。正直本当にそこがかつての自宅跡なのか100%の自信はないのだが…。それでもかろうじて用水路などは当時の記憶の通りに走っており、水路に沿って歩くと小さな田んぼが残っていたりはする。しかし筆者の中の原風景たる田園風景とは、家と家の間に1町の田んぼがひっそりと…などというものではない。覚悟はしていたが当時の風景は欠片も残っていなかった。おぼれて死にかかった用水路などひとまたぎ。もみ殻の山へ上ったり転がり落ちたことなど、今ここに住んでいる子どもたちに話しても異国の話と思うだろう。よく遊んだ友人宅も探してみたが、とても探し当てられるものではない。



大人になってから歩くと
道路の狭さを実感



当時この用水路を飛び越えごっこしていて
まんまと落っこちて死にかけました


気を取り直して通っていた屋島教会幼稚園に行ってみた。当然当時の通園路を歩いて行く。屋島教会幼稚園には通園コースがいくつかあって、中には園バスに乗るコースがあった。クルマ好きの筆者はバスが大いにうらやましかったのだが、近在だったのであぜ道をゆく「田んぼみち」コースだった。逆さに読むと「ちみぼんた」だよな!ちみぼんた!ちみぼんた!と園庭で友達と大笑いしたものだ。ちみぼんたはすぐにわかったのだが、なんと舗装されていた(!!)。こういうところにも時の流れを感じる。舗装されたちみぼんたを通って、園にはものの5分で到着。門ごしにのぞき込むと園舎は増築されているが、筆者の通っていた教室が今もあるではないか。事務所に卒園者であることを告げたら予想に反して大歓迎を受けた。驚くべし、その事務職員のひとりは筆者の同期だったのである。隣のクラスだったけど。さらに驚くべし、年長組の担任M先生は今や理事長としてご健在で、なんとお会いすることができた。M先生のご長男は仙台で教職についておられるとのこと。なんというご縁。驚愕の連続。
 


舗装された「ちみぼんた」と
赤い屋根の屋島教会幼稚園


 

園を後にし、来る時は通り過ぎたうどん屋「藤村製麺店(高松市屋島西町1493-1)」で冷やしかけうどん230円を食べる。当時はうどんを茹でる湯気の匂いが苦手で、この店の前を通り過ぎる時はいつも息を止めていたものだ。「冷やしかけうどん」と「冷やし」の差がわからなくてお店のおばさんに違いを訊いてみたら、こいつ一体何を言っているんだ??とばかりに目を丸くし、「出汁!」とたったひとこと(笑)。「冷やしかけうどん」とはかけうどんの麺も出汁も冷たいやつでした。これから香川でうどんを食べる方のために人柱になって訊いた成果なので、重用していただきたい。



藤村製麺所の
冷やしかけうどん


ものの10分くらいで食べ終わり、屋島西町をあとにした。ふるさとは遠くにありて思うもの。ではあるが、今年、このタイミングで訪れることができて本当に良かったと思う。みなさんお元気で。

午後は高松を初めて訪れた家人のために観光。金毘羅権現と迷った揚げ句、市内の「栗林公園」へ。金毘羅様はプン太郎で行けば往復2時間。さらに門前から本殿まで徒歩で往復2時間らしい。午前中屋島西町を徘徊した後のその行程では筆者の電池が切れてしまう(笑)。という理由ではあったが、栗林公園も素晴らしかった。市街地に室山・稲荷山という立派な山があることも驚きだが、それらの山を借景にして見事な庭園が広がり、慌ただしい現代社会のビル群と共生していることに驚く。老母に訊くと幼稚園の遠足で筆者は訪れたことがあるらしいのだが、まったく記憶にない。幼稚園児に栗林公園は深みがきつすぎると思わざるをえない。
 






栗林公園を後にしてホテルでしばし休憩。次なる課題は晩ご飯ではあるが、毎日盛りだくさんで身体、特に胃腸が疲れている。こんな時こそつるっとうどんを軽く食べておけば良いのだ。しかし多くのガチうどん屋さんは昼過ぎにはお店を閉めてしまう上に、ホテル近くにはセルフだの立ち食いだのといううどん屋さんも極少。ふつうのチェーン店のようなうどん屋さんへ繰り出す。

ホテルを出るとちょうど日没の時間だった。偶然にもこの日は夏至の日。高松港から瀬戸内海(越しの本州)に沈む見事な日没を堪能。
 








うどん匠 郷屋敷
サンポート高松マリタイム店

(香川県高松市サンポート2-1)の
肉ぶっかけうどんとちらし寿司

 

JR高松駅脇のスーパーマーケットで水など買い込みホテルへ戻る。いろいろあった1日だった。わかってはいたつもりでも、おぼろな44年前の記憶とことごとく異なる自宅跡周辺の様子は正直「見なきゃ良かった」とも思うし、同時に今見ておいて良かったとも思う。フクザツなおっさん心。しかしM先生にお会いできたことはラッキーとしか言いようがない。ま、チャラだな。こうして高松二日目の夜は更けていった。プン太郎での移動は市内をごくわずか。

プン太郎で行く!屋島西町2018・2日目:高松・ふたつの海峡を渡った日
| その他のツーリング・夜活など | 08:02 | comments(9) | trackbacks(0) |

数年来の念願であった香川県高松市へプン太郎でクルマ旅。なぜ今高松市なのか。その1をお読みいただきたい。

1日目:往路前半。金沢泊。
2日目:往路後半。金沢から高松市への移動日。高松泊。
3日目:高松滞在日。今回の旅行の最重要日。高松泊。
4日目:復路前半。高松から神戸へ。神戸観光。神戸泊。
5日目:復路中日。神戸から鎌倉へ。辻堂泊。
6日目:最終日。鎌倉観光。仙台へ。

2日目:2018年6月20日
「あぁ〜 金沢は〜 今日もぉぅぉぅぉ〜 雨ぇぇ だあったぁ〜♪(里見洋と一番星←ウソ)」。けっこうな雨降りの金沢。しかし今日中に高松入りしなくてはならない。ホテルの朝食を食べ過ぎるのはいつものことととして、プン太郎にもガスを入れる必要がある。朝8:00頃、雨天の出勤ラッシュに加え、よそ者に厳しい道路計画に翻弄されつつ「マルネン株式会社新神田SS(金沢市新神田5-1)」でハイオクを満タンに。今回の旅行中は望外に燃費が良く、例えばこの時オンボードコンピュータには15.5km/lの表示。これがMiToならもう1〜2km数字は上だろう。マルチエアの燃費に強い回転域は3,000rpmの少し下ではあるまいか。などと考えつつ金沢西インターチェンジより二日目の北陸自動車道に乗る。

 


ホテルの朝食。
スクランブルエッグは実はここのが
道中いちばんおいしかった



日本の未踏の領域へ


鯖江のお茶目な看板


概ねどの家も瓦を頂いており、
一般住宅なのに実に重厚



意味のないプン太郎のショット


金沢よりも南(西?)をクルマで走る経験はない。未踏の領域だ。わくわくするのだが冒頭に書いたように梅雨の空模様。降ったり止んだり。ある程度覚悟はしていたのだが、雨天の未知の高速道路を走るのは神経を使う。食べ過ぎた朝食のせいで早々に眠気に襲われ、適当なSA/PAで休憩をしつつ順調に南下。明石海峡を渡る頃には13時を過ぎていた。明石大橋の巨大さに感動。淡路島SAにプン太郎を停め、六人部SAで買った鯖寿司で昼ご飯。
 




淡路島SAにて。
人はなぜ海辺に観覧車を作るのか





滅法おいしかった一ノ松の「鯖寿司」。
焼き鯖寿司ってのも並んでて迷った


淡路島を縦断する間、雨足は強くなる一方だった。疲れと眠気に襲われつつだが、初めての、かつ憧れの淡路島。神戸淡路鳴門自動車道の周辺の土地や家々を興味深く見る。クルマから見える範囲では平地も山脈(?)もあって、「島」ということを忘れてしまう。しかも一軒一軒の敷地が広い。団地に住んでいる筆者から見ると、裕福な家ばかりに見える。もちろんそんなことはこっちの勝手な思い込みに過ぎないのだが、なだらかな丘陵や点在する大きな家を見るにつけ「あぁ、南に、南国に来たなぁ」という感慨が湧いてくる。西村しのぶのマンガを愛読する筆者と家人にとって、淡路島も重要な意味を持つ(小豆島もね)。タマネギ畑などを実際に見ることはできなかったが、走り抜けるだけでも来られて良かった。
 






そのまま高松自動車道を走り、15:30頃、高松港にほど近いホテルにチェックイン。いやー、来たね。高松、44年ぶりだ。ここに来て少し天気も持ち直してきた。瀬戸内海は夕暮れの色。少し部屋で休憩してから晩ご飯へ繰り出す。JR高松駅至近なので、うどん屋は少ないが呑み屋はそれなりにある。ウェブで吟味した「納屋之炭 高松駅前店」へ。とにかく地場のものを店員さんに訊き、片っ端からオーダー。地酒も少々。だって気分が良いんですもの。醤油豆と鶏もも焼きが滅法美味くて興奮。
 




高松では珍しくないものらしいけど、
この「醤油豆(ソラマメを醤油に漬けたもの)」は
おかわりしたくなるほどうまかった



魬・鯛・鮭のお造り


牛ランプ肉のステーキ


骨付き鶏もも焼き。
食べやすいようにカットしてもらいました



寄せ豆腐の冷ややっこ。
醤油ではなく出汁でいただく



鰆のみそ漬け焼き。
白飯希望っ!!


前夜の倫敦屋に引き続き呑めない酒を呑んでしまい夜は撃沈。2日目の走行距離は493km。初日よりも84kmも走行距離が少ないのに、この日はしんどかった…。

プン太郎で行く!屋島西町2018・1日目:金沢『時雨るるや 金沢片町 倫敦屋』
| その他のツーリング・夜活など | 13:59 | comments(10) | trackbacks(0) |

念願の旅に出た。5泊6日、香川県高松市へのクルマ旅。

仙台に住む筆者がなぜ香川県へ?なぜ念願??実は筆者は幼稚園に通った1973−74年の2年間、高松市に住んでいた。郊外のつましい社宅住まいで家の周りは一面の田んぼだった。筆者の年少時の記憶で最も早く、印象深いのは高松市屋島西町の田園風景なのだ。筆者の田園好き・田舎好きはこの頃の2年間でDNAに書き込まれたものに違いない。前愛車MiToでのひとりツーリングがどんどん楽しくなってくるにつけ、40年以上訪れたことのないあの地を愛車で走りたいと考えていた。この数年本気で計画を練っていたのだが、仕事や生活のしがらみのせいでかなわぬまま。しかもMiToは過走行もいいところで(結局16万km強走った)、片道1,000kmも走って大丈夫かいな…と思っているうちにお別れしてしまった。それで行きたい気持ちが蒸発したかというとむしろ逆で、ますます高松への思慕は募るばかり。家族の都合やプン太郎とのシンクロ率が高まってきた2018年梅雨、家人とふたりで旅に出た。往復2,000kmオーバーという、自分史上最長のツーリング。旅程の都合からコースはすべて高速道路。従って残念ながらクルマのツーリング日誌として楽しいものにはならないが、旅の記録として書いておく。

筆者の中では「旅=スケジュールを気にしないあてのないもの」、「旅行=計画され、調律された行程」という区別がある。本来は「旅」こそが理想だが、時間もお金も有限なので「旅行」にならざるを得ない。冒頭では旅と書いたがそれは憧れ(笑)。今回の「旅行」の日程をまずは書いておく。

1日目:往路前半。金沢泊。
2日目:往路後半。金沢から高松市への移動日。高松泊。
3日目:高松滞在日。今回の旅行の最重要日。高松泊。
4日目:復路前半。高松から神戸へ。神戸観光。神戸泊。
5日目:復路中日。神戸から鎌倉へ。辻堂泊。
6日目:最終日。鎌倉観光。仙台へ。

1日目・2018年6月19日
朝8時過ぎに家族の見送りを済ませてから出発。仙台宮城インターチェンジから東北自動車道に乗る。初日の目的地は金沢市である。


梅雨の雨に加え、出発前日の関西の大地震。心配なことは他にもあるが、郡山ジャンクションから磐越道に乗り換え、磐梯山サービスエリアまで順調に進む。自宅からちょうど2時間。へー、会津若松、けっこう近いじゃん…。いつもは下道だけで寄り道しながら来るものだから、会津は自分にとって遠い土地だったのだが。しかも予想に反して雲が見る見る減り、天気は快晴。調子いいぜ!懸案だった昼食も、北陸自動車道の適当なSAの食券食堂で良いじゃないかと思い定めると気持ちも楽に。再び出発。会津から新潟県へ抜けるために西進する磐越道からの眺望が想像以上に美しかった。折り重なる山々と時折見える集落、そして広がる田園。運転席で何度も声を上げた。
 


会津と言えば
磐梯山



磐梯山サービスエリア(下り線)


いえーい!プン太郎。
洗車してないけどな!


今度はぜひ下道で来たい


新潟県入り


25年前にやはり夫婦で金沢へクルマで旅行に出かけたことがある。だがその時のコースの記憶はあいまいだ。おそらく磐越道と北陸道はまだ連結しておらず、R113で山形から新潟へ下ったのかもしれない。だから会津から新潟中央ジャンクションまでのコースは初踏破ということになる。西に進むに連れて都会が開けていく。新潟市を華麗にスルー。

北陸自動車道を南下するのは2度目でも前述のとおり記憶があいまいだから、全体的にフレッシュな道のりである。この辺まで来てようやく腹も減ってきた。最初の目的地金沢へもガソリンを給油せずには辿り着けまい。米山サービスエリアに入り人間とプン太郎の腹を満たすことにする。
 


米山サービスエリアより


いや、北陸自動車道については強烈な思い出がひとつだけある。金沢からの帰り道、ねずみ取りに捕まったのだ。オービス直後に網を張るという最低最悪な取り締まりで、たしか罰金が7万円以上した。仙台の地方裁判所に行ったなぁ…。旅費と罰金がどっこいどっこいだった…んじゃなかろうか。もう覚えてないけど。違反切符を切られた直後、どこかのサービスエリアに立ち寄り、紺碧の日本海を背景に撮った写真が今も残っている。にこやかな家人の隣で筆者の表情は明らかに「魂が抜けている」。今回米山SAに入って「わー!きれいな海だね!」などと浮かれて写真を撮ってみたら、明らかに既視感が…。おそらく25年前、魂が抜けた写真を撮ったのも米山SAだったのだろう。因縁を感じる(笑)。ちなみにその10年くらい後に北海道でもねずみ取りにやられるのだが、エニウェイ、今回北陸道を南下して金沢に宿を取ったのは、25年前の一件の厄を落とす意味もある。今回は全体的に高速道路上のオービスに過敏に反応しつつ安全運転で走破できた。

さて筆者は最近サービスエリアの食券食堂に凝っている。米山でも筆者が「かけうどん(タレカツ小丼付き)680円」、家人が「かけうどん(ガリ鯖丼付き)」という微妙にご当地系メニュー。これがなかなかうまい。特に家人のオーダー、ガリ鯖丼が素晴らしい。これ、自宅でもやってみよう(笑)。プン太郎にも20リットルだけ給油。金沢まで踏破できる分だけで良い。保険の意味で。
 


かけうどん+タレカツ小丼付きのセット
680円



単価が高いから満タンにはしません


あとはひたすら北陸道を南下。黒部の山並みが美しい。あの「道路が海にはみ出している」親不知海岸は海がもやっていて水平線がはっきり見えず少々残念だった…。しかし!北陸道、こんなにトンネルが多かったっけ??ひたすらトンネルトンネルトンネルじゃないか。退屈してしまい眠気が…。入善PAで10分ほど仮眠。これが絶大な効果を発揮。そのまま金沢森本インターチェンジまでノンストップ。無事に金沢入りを果たした。
 




時間は16:00過ぎ。まだ間に合うとて金沢21世紀美術館へ。実はけっこう楽しみにしてたのよね、ここ。案の定、滅法面白かった。建物も企画もわくわくする。展示は半分しか見なかったが、360円(大人/1人)で90分もわくわくしっぱなしってのはすごくないか?また来たい。
 


敷地内、いろんな人が
好き勝手に遊んでいる感じがすごくいい



ここんちのアイコン的作品、
「スイミングプール/レアンドロ・エルリッヒ


美術館を後にしてホテル入り。晩ご飯に繰り出す。金沢に筆者がいる以上、ここでの選択肢は「倫敦屋酒場」しかない。



唐突だが実は筆者は作家・山口瞳の作品を高校生の頃から愛読しており、(詳述は避けるが)この倫敦屋は山口瞳読みにとって聖地のひとつなのだ。25年前にも訪れたが、その時はお行儀よくカクテルを飲んで失礼した。この夜は山口瞳の薫陶を受けたご主人にカミングアウト。いろいろお話しすることができた。しかも出る料理、お酒がことごとく美味い。何を食べても、何を呑んでも「あぁ、●●って本来こういう味なんだなぁ」と感じ入るできだった。この夜ほど酒が呑めないことを恨めしく思ったことはない。
 


ジントニック。
山口瞳が
「どうか、こんな偏屈な男のジントニックを
飲んであげてはもらえないだろうか」
と紹介した看板カクテル



ラザニア


呑めない酒を呑む筆者


山口瞳直筆の色紙。
『時雨るるや 金沢片町 倫敦屋』
色紙書きを頼まれるのがイヤでイヤで
仕方なかった山口瞳の面目躍如


至福の90分を過ごし、宿へ戻って屋上の露天風呂へ。街中のビジネスホテルに天然温泉(というふれこみ)は昨今の流行であろうか。これまでは別段なんとも思っていなかったが、実際に14階の露天風呂に入って、裸で街を見下ろすのもまた乙な体験であった。1日目はここまで。金沢までの道のりは577kmだった。

俗・DS3に懺悔せよ
| CITROEN DS3 | 22:19 | comments(5) | trackbacks(0) |

家人の愛車シトロエン DS3のタイロッドエンドとラックエンドを交換した。作業が終わってから明細を見て初めて理解したのだが、交換したのは左側だけであった。

シトロエン DS3 デヴュー・セリ ステアリングロッド交換_98,791km

ステアリングロッドキット 0003812F6 *1 8,900円
BALLJOINT KIT LH 0000381792 *1 8,800円
NUT 00004010F5 *1 300円

交換技術料 8,000円

消費税 2,080円

合計 28,080円

少し前のエントリー「DS3に懺悔せよ」には書かずにいたが、実は今回の入庫前に驚くべき1件があった。「タイロッド、ラックエンドの現物写真をよこせ」と、なんとプジョー・シトロエン・ジャポン株式会社が言ってきたのだ。前述エントリー中で報告している12ヶ月点検の翌日、シトロエン仙台のSさんより「タイロッド付近の写真ってありませんか?」と家人に電話があった。確かに我々ヘンタイなら撮っていそうだしSさんの目の付け所はスルドイのだが、生憎家人も筆者も足周りの当該部品を接写した画像は持っていなかった。結局「部品特定のための写真撮影」のために、家人は再度シトロエン仙台を訪れることになった。
 


筆者が撮影していたDS3の足周り画像といえば
こんなのしか…



これはリアだし…


しかしそんなことがあり得るのだろうか。いくら中身が当時の主力モデル、プジョー 207/シトロエン C3という量販モデルだとしても、シトロエンから鳴り物入りで登場したDSライン最初の製品DS3の、しかも販売促進モデルであり限定商品だったのだ。インポーターがその部品を特定できないなんてことがあるのか??

2018年6月のある月曜日、交換のために日帰り入院するDS3に筆者もプン太郎で付いていった(足のなくなった家人をピックアップするためだ)。せっかくだから「インポーターが限定モデルの部品を特定できないってことがあり得るのか??」とサービス担当者に詰め寄ってみた。するとシトロエン仙台の店内にいた営業さん3人くらいが顔を見合わせて「同時期に製造されていたモデルでも、あり得るんですよ、これが」と(笑)。詳細は筆者も確と理解できなかったが、同じプラットフォームを流用し、複数ブランドの複数グレードを仕立てるという理由がひとつ。年次改良的なマイナーアップデートが頻繁に行われるという理由がもうひとつ。ステアリングロッドの前端と後端でもそういうことが起こるらしく、いざ交換用パーツを取り寄せてみたら取り付けられないなんてことがあるという。複数ブランドの複数モデルを仕立てるなんて、パーツを共有化して今回のようなトラブルを減らすこともそのメリットじゃないかと思うのだが、フランスでは違うらしい。

事ここに至り筆者は悟った。グループPSAが製造する車両を平穏無事に寿命を全うさせるなら、もっともっと神経質に予防メインテナンスを実施するしかないのだ。家人のようにやばいですよ宣言されたブレーキを1年1万km放置するとか、定番トラブル化しつつあるから、今は何ともなくてもソレノイドバルブシールは交換した方がいいですよというオススメを、ガン無視しているようではダメなのだ。

プジョー 207やシトロエン C3の、BMWとPSAが共同開発した1.6lエンジンとAL4を積んだすべてのモデルにお乗りのオーナー諸氏に慎んで申し上げたい。






















先手必勝。
 

JUGEMテーマ:CITROEN

プン太郎・シートクッション固定の妙案が発見される
| パーツ/グッズ | 21:25 | comments(3) | trackbacks(0) |

ガキんちょチンクさんより頂戴したsparcoのシートクッションがプン太郎のシートにウルトラ快適だ、という話は以前アップしたとおり。しかしこのクッションの固定方法には問題があった。そもそもこのクッション、sparcoシートのオプション的製品らしく、取り付け面にマジックテープがあるばかりでアバルト純正ファブリックシートに固定する術がない。sparcoシートにはサクッとくっつくようだが。
 


着座するたびに位置決めをしなければならず、ハイパー鬱陶しい。どうにかならないかK店長に相談したところ、妙案を授けていただいた。
 


相談したのはこの時


安全ピンである。
 


あれ?固定できてる…
ペリペリペリ…



ずがーん!!
衝撃的画像


「まぁ万一はずれて刺さっても死にはしないでしょう(K店長談)」。腰のツボに刺さって案外健康になってしまうかも、だ。早速ホームセンターに赴きし折りに安全ピンを買ってきた。結果や如何に。
 


ビシッ


この位置がいーんですよ


大勝利である。

ちなみに家人が施工した助手席側はこうなった。
 


浮きすぎじゃね??と思って着座してみたが、これはこれで…。まぁ助手席に筆者が座ることはほぼあり得ないので、ま、いっか。

安全ピン(10個入り) 98円(税別)

これを大勝利と言わずして何が大勝利か。ガキんちょチンク様、K店長様、ありがとうございました。

 

※これ、製品名としては『ユニバーサルランバーバックレスト』と言うようだが、話の成り行き上シートクッションと表記した。今後はランバーバックレストと表記…しないよな、やっぱり。めんどくさいもん(笑)。

明日は我が身か
| クルマにまつわる四方山話 | 21:28 | comments(9) | trackbacks(0) |

当ブログコメント欄常連にして筆者の友人であるしげさん。奥様の通勤用に増車した500 TwinAirの調教に余念がない。運転が楽しくて仕方ないようだ。しかしそのTwinAirの調子がどうにも悪いという。2017年5月のオフ会で具体的な症状のひとつを筆者も経験している。一定以上の加速負荷をかけると燃焼異常のような、スムースにエンジンが回らないというかシャクるというか。その状態を筆者は「前川清のビブラート」と表現したのだが、我ながらウマイこと言ったと思う。

しかもそのトラブル解消のために世話になっていた某店の対応に納得できないものがある、と。さっぱり治らないし塩対応はもうたくさん!と腹に据えかねたしげさんから、筆者のかかりつけを紹介せよとのお申し付け。2018年6月のある日の夕方、(株)イデアルのK店長を紹介すべくジープ仙台に集合した。
 


よろしくおねがいしまーす


筆者がやや遅れて合流すると、すでに奥様TA(しげさんの奥様用のTwinAirの略)はオイル交換のためにピットに入っていた。サービス担当者と商談中のテーブルに滑り込むと、聞いていた話と全然違う。前述のトラブル(吸気系?燃焼系?)の治療は前提として、あれとこれを取り付けてくれ。あ、あとあれも付けて欲しい。すでにパーツは手に入れてあるのでそれも。あれは未塗装なので塗装も含めて…云々。なんだよ大改造じゃねーか。サービス担当者さんも「はぁ、ええ」とメモしていくのだがその手が止まらない。「こりゃ明細3枚組レベルですね」「そぅ…ですね(笑)。もういくらでも書かせていただきますので(笑)」。クルマの改造って、なんでこんなに楽しいんだろう。

オイル交換作業待ち and コンピューターのログチェック待ちの間のしげさんとの会話も楽し。そうこうするうちにK店長が登場。しげさん宅の近在店との経緯もしっかり説明し、わざわざ県境を超えてイデアルさんにお世話になる旨を念押し。しげさん、いろんな意味で良いお客さんになると思うのでよろしくお願いいたします(笑)。

実は筆者もK店長に相談があった。オーディオ換装である。この月末にプン太郎を預けるのだが、その予備打合せ。すでに電話でもあれこれと話し合っていたのだが、直接打合せするとまた進展がある。筆者はカーオーディオプランニングにおいてはK店長を全面的に信頼しているので、もはやお説拝聴の態だ。

そこから先はK店長トークが炸裂(笑)。オーディオ施工プランにまつわるあれこれは抱腹絶倒であった。さらに家人のDS3の足周り不具合の部品交換で後日入庫予定と話したら、「そんなのかわいいもんですよ。ウチの207なんか…」と、K店長奥様の足にしているプジョー 207の満身創痍っぷりが止まらない(笑)!もっともメカニズムを共有する当家のDS3のことを考えると笑ってばかりもいられない。明日は我が身である。大爆笑しつつ「これ、女房に言うのはやめとこう」と心中決する筆者であった。
 


気がつくと閉店時間を過ぎており(すみません)、K店長と筆者でしげさんをお見送り。オイル交換後の奥様TAに乗り込んだしげさん、「あ、そうだ、セルも調子悪いんです」。症状を聞いたK店長「あ、それはセルが死にかかってます」と即断(笑)。また明細表のページが増えそうだ。「フィアット定番なんですよねー、それ」なに??という事はプン太郎も明日は我が身じゃないか…!!

sparcoシートクッション礼賛
| パーツ/グッズ | 20:48 | comments(9) | trackbacks(0) |
先日開催した「クルマで行きますオフ会#16-西蔵王公園でまったり-」で、ガキんちょチンクさんよりシートクッションを頂戴した。筆者が運転姿勢改造に悪戦苦闘していることを知って助け船を出してくださったのだ。ありがたや。
 

そのオフ会のレポートに感想を「稲妻が走るようなショックを受けるほど快適。稲妻快適である。」と書いた。実際もうこのクッションなしに座りたくないほどである。
 

で、今ひとつ困っているのが、このクッションの固定方法である。クッションが必要なことでわかるように、シート背面と座面の交わる部分がやや抉れており、ただ置いているだけではパタッと前に倒れてしまうのだ。
 

ご覧のようにクッションそのものにはマジックテープが付いており、どうもsparcoブランドのシートにはそのまま簡単に固定ができるようだ。しかしアバルト純正のファブリックシートではそうもいかぬ。家人に縫い付けてもらおうとも思っているのだが、固定用のソリューションって他にないものだろうか。

しかし前述のとおり、もはや手放せない。ガキんちょチンクさん、本当にありがとうございました。
プン太郎で行く!南陽市内で大冒険
| その他のツーリング・夜活など | 22:28 | comments(9) | trackbacks(0) |

南東北のクルマヘンタイに熱烈推薦案件・山形県の置賜広域農道。今年最初の走破レポートをお送りする。置賜広域農道は山形県のちょうど真ん中あたり、白鷹町と長井市を結ぶ山際を走る農道である。クルマで行きますオフ会#13でalfa_manbowさんに案内されて初めて走った。適度なアップダウンと少ない直線路という条件に加え、とにかく人気(ひとけ)がない。まさにイタリアやフランスのクルマにぴったりのコースなのだ。当然acatsuki-studioの「とっておきひとりツーリングコース」に認定である。だが農道そのものはそれほど長距離ではなく、「走破後のプラン」も必須である。今回は白鷹町から長井市へ南下し、長井市から南陽市へ市内の細い道で抜けることにした。長井市街地を貫くR113は交通量も信号も多くてカナワン。そして南陽市から山道を通って上山へ抜け、蔵王温泉から西蔵王公園に抜けて帰ってくる。近場とは言えなかなかに盛りだくさんなのだった。そして初めて走る南陽市内の細い生活道路がとてもとても楽しかった。以下ログをGoogleMapで示そう。
 

朝7:30に自宅を出発。山形市内へは王道コース、すなわちR286で川崎町へ。県境の笹谷峠は山形自動車道でトンネルを使い、山形市内へ至る。R13をまたぎR348へ。このコースはあまりにも走り慣れてしまったので、山形市街地を抜けるこの辺まで来ないとツーリングらしい気分が盛り上がってこない。R348を白鷹町へ西進する。この日天気は快晴。例によって山間の集落や朝日連峰が美しい。ペースは遅いけど(笑)。
 

仙台市青葉区、
仙台市天文台



釜房ダム湖畔で
定点観測



川崎町R286の
松並木



笹谷で山形自動車道に乗る


山形県R348で白鷹町へ


R348で朝日連峰を望む


R348

白鷹町のファミリーマート白鷹町十王店を目印に右折。K17とK164でどんどん山側に進む。山の木々の緑がどんどん深くなっていく様がよくわかる。K164とK254の交差点をまたぎ、いよいよ置賜広域農道へ。
 



どうでもいいが、
なぜ窓で見切れてしまう位置に
社名を記したのだろうか。
長谷川製作所



置賜広域農道


「熊に注意」の看板が大量に!

相変わらず美しく楽しい。そして草や木々の成長の早さに驚く。山の中だけあって、夏に来ると虫だのクマだのがたくさん出るのだが、幸いまだ虫はそれほど多くない。写真を撮ろうとプン太郎を道々停めても快適そのものだ。プン太郎の外気温計は30度くらいを表示しているが、湿度が低いのか快適。
 

そんな置賜広域農道だが、ヒャッハー!と楽しめるのはせいぜい20-30分くらいだろうか。意外とすぐに長井市郊外に出てしまう。
 

出発が朝早めだったので、セブン-イレブン長井花作町店に到着してもまだ10:20頃。お茶など購入。次は第二の主題、南陽市内の未踏の県道を行くわけだが、今回はこの区間がえらく楽しかった。生活道路におじゃまして、現地の空気を路面を通じて感じるのが筆者は好きなのだ。
 

プン太郎、行きまーーす!

上掲画像地点から進むと、すぐに道路幅はどんどん狭くなる。特に前掲マップ内に表示すらされない極細の路地は、東進すると右手の柵を隔ててすぐにフラワー長井線の線路。残念ながら電車と並走はできなかったが、こういう生活路、わくわくしちゃうね!さらにその先では福祉バスがゆっくり走っている。近在のデイサービスセンターにでも利用者を送迎しているのだろうか。速度はほぼ30-40km/h。道路が細くてとてもじゃないが追い越せない。いつもならイライラするところだがこの日は逆で、のんびり進むのが楽しい。
 



やがて道路は再び幅を広げ、K3で熊野大社に近づくともうそこは立派に市街地である。銀行で所用を済ませ駐車場に停めたプン太郎のドアを開けようとしたら、その銀行の向かい側は杵屋ではないか!しかも大きく「本店」と書かれている。杵屋は有名なお菓子屋さんだ。筆者は幼少の頃からこの杵屋の「カスタードケーキ」が大好きだった。「杵屋の本店って南陽だったのか…」と感慨に浸るよりも先に身体が勝手に入店。カスタードケーキの在庫を一掃。午後に買おうと思っていた人、すみません。
 

杵屋本店
(南陽市宮内2650)

次の経由地は上山市。K5を北上しK238でR13へ抜ける魂胆。熊野大社を横目で見つつK5に乗る。往路に走ったR348にぶつかるこのK5も実は美麗な県道だ。南下も北上もしたことがあるけれど、本日は途中でK243に右折して上山市内のR13に抜ける。…つもりだったのだが、早々に通行止めの表示が…。半信半疑で標高を上げて行く。毎度のことだが、こういう状況で「でも実は走れましたー!」ということは絶無である。通行止めっつったら通行止めなのだ。そうは思いつつも楽しいワインディングと美しい木々の様子に「とは言え、ワンチャンあんじゃね?」と調子に乗ってしまい、ぐいぐいプン太郎を進めていく。しかし…。
 

山形県・K5


K238


しかし…


がーん

看板の脇に佇む警備員さんに「上山市へ抜けたいんだけど、抜け道ないスか?」と訊いてみた。

警「んー、そっすねー、ここ下って(つまり戻って)左折して南陽から…」
a「今そっちから来たのよ」
警「んじゃあ、ここ下って右折して…」
a「K5を北上してR348で山形?(それ朝走った道だってば…)他にないスか?」
警「んー、どっちかしかないスねー」

ま、ここまで言われたら仕方ない。K5を南陽市内へ戻ることにした。R348で山形へ戻る選択肢はあり得ない。なぜなら上山市から蔵王温泉-西蔵王公園を走らねばならないからだ。実はこのK238じゃなくもう1本R13に抜けるさらにせまい県道未満の道路があったのだが、それは後から調べて気がついた…。このワインディングを引き返す道々、工事車両のダンプトラックと正面衝突しそうになること2回、すれ違いのためにダンプを待たせること2回。大迷惑をかけつつ(すみませんでした)K5へ戻り南陽市街地を経由してR13で上山市内へ。R13、退屈だ…。
 

山形県・R13

ようやく上山市内へ。株式会社でん六の蔵王の森工場が見えてきた。筆者は『でん六豆』ほか(株)でん六のお菓子が大好きである。これ以上のランドマークはない。北上してきたR13から右折してK12、蔵王温泉方面へすぐに左折してK14。前回走った時は夕暮れ時だったが、陽の高い時間に走るとまた別の味わいがある。いい気になって走っていたら、残燃料が心もとないことに気がついた。西蔵王公園を走り抜けてから給油というプランは許されないようだ。道中、これから向かう蔵王温泉街のガススタンドの看板を見つけた。ちょうど良い。無事にプン太郎で滑り込む。
 

山形県・K14で
標高を上げていく



前回もここで撮影(笑)


伊勢屋商事(株) ガソリンスタンド
(山形県山形市蔵王温泉705-3)

店員さんと「暑いですねー」「山の上なのにねー」などと他愛のない会話を交わすもまた楽し。カード払いの伝票にサインしようとしたら、総額なんと7,000円越え。え?リッターいくら?と訊いたら「レギュラー160円/1l」の表示を指さしながら「あれの10円増しくらいというところで…」。「170円???」「うち、高いんです。すみません」。うっかりいつものクセで「ハイオク満タン」と言ったのはこっちだし、営業しててくれて助かったのは事実だけれど、1回の給油で7,000円越えは久しぶりだなぁ。「高いっすね」「日本は石油作ってないんで、仕方ないっす」。そう言われちゃあ仕方ない(笑)。
 

西蔵王高原ラインに入ると完全にワインディング。いえーい!燃料を入れるといつも思うのだが、満たしたばかりの燃料の重量はプン太郎の挙動に影響を与えていないのだろうか。その気になって察知しようといつも努力してみるのだがよくわからず。昔のフェラーリなんか燃料重量で重量配分が変わることを嫌って、タンクを左右に振り分けたというけれど…。まぁミッドシップフェラーリほどプン太郎の挙動が神経質でないのは事実である。車両情報をもっと丁寧に検知できる能力が欲しい。そうこうするうちに先日のオフ会会場を通り過ぎる。頃も良し、手打ちそば竜山に突撃ぃ〰!
 

なん…だと…??

立地やここまでの交通量を鑑みれば、商売の中心は週末の二日間なのは理解できるが、竜山、3連休とは…。ここまで来ると昼飯省略の案も浮上してくるが、伝家の宝刀「梅そば(山形県山形市東原町3-5-10)」を思い出す。蕎麦というものにまったく興味が持てなかった筆者に、その美味さを教えてくれたのが「梅そば」である。さすがに竜山からはGoogleMap.appにナビを頼んでしまったが、13:00すぎに無事に梅そばへ到着。いやー、久しぶり。「ごめんくださーい」「はーい」「ひとりなんですけど…」「あいすみません、おそば、終ってしまったんです」がげーん。ホントにクチから「がげーん」と発音してしまった(笑)。

梅そばがトドメとなり、筆者は傷心のまま仙台に帰った。あまりの傷心のため笹谷トンネル、R286という朝のコースを逆戻りしてしまったほどだ。
 

6時間40分/270km

往復270kmがショートかロングかは個人の主観によるが、この日の筆者にはちょうど良い距離だった。快晴の山形路をプン太郎で走れば愉快なのは当然だが、今回は何と言っても南陽市内の生活道路とK238の通行止めが印象深い。初踏破の道路や通行止めからのリカバリー、ワクワクせずにいられない。そこで今回のエントリーのタイトルである。クルマを運転することさえできれば、例えば南陽市内でも充分大冒険できるのだ。置賜広域農道と組み合わせて楽しい冒険要素を探す旅は続く。山形はもっと走りこむ必要がある。
DS3に懺悔せよ
| CITROEN DS3 | 23:20 | comments(4) | trackbacks(0) |

家人は自らの愛車シトロエン DS3デヴュー・セリを愛しているが、DS3の出すSOSには割合に無頓着である。筆者は筆者で気にしているつもりが、乗る頻度は低いからどうしてもそのサインを見逃してしまいがちである。

先日、久しぶりにDS3を運転させてもらったら異変に気がついた。普通に市街地を走っていて、停止直前のごく低速域でガクガクとステアリングコラムに伝わる振動がある。気をつけていると車体前部からの振動のようで、最初筆者はエンジンマウントが死にかかっているんじゃないかと思った。

エンジンマウント交換なんてけっこうオオゴトじゃないか(=金かかるじゃないか)!少々焦ったが、それ以外に何も気になるところはないので、家人にイデアルさんへの入庫を強く勧めておいた。同時にメインテナンス履歴を調べてみた。と言ってもこのブログのDS3カテゴリーを読み返すだけだが(笑)。

2017年5月時の車検レポートを読んでみたら、そこには衝撃的な記載があった。以下転載してみる。

////
今回費用を圧縮するために見送ったデカめの課金案件はフロントブレーキのパッドとローター交換、そしてソレノイドバルブ交換である。その見積り金額は以下のとおり。

エンジンオイルポンプソレノイドバルブ交換工賃 25,200
V860997380 Repair Kit*1 5,300

フロントブレーキパッドとローター交換工賃 12,600
ショートパーツ*1 13,200
00004249J6 ブレーキディスク*2 30,800(@15,400)

合計すると87,000円で、全体の見積りは当初30万円だった(笑)。ソレノイドバルブ交換はやめて添加剤で漏れ止め工作。フロントブレーキはいずれまたサービスキャンペーンとかやるだろうからその時に…とお茶を濁した次第。ちなみにパッドは残3.0mm、ローター摩耗は盛大だそうだ(笑)。

////
DS3・3度目の車検より帰還せり!」より

あんた「(笑)」じゃないよ。何が衝撃的って、エンジンオイルポンプソレノイドバルブはその約2ヶ月後の8月にきっちりぶっこわれてLLC全消失というエンジンブロー直前の危機を招いた案件。あの時交換しておけば…。で、フロントブレーキはローターもパッドも2017年5月の段階で限界宣言が出されていたのである。イデアルさんから帰ってきた家人は、順当に「もうブレーキ、ダメです」という診断を得てきた。
 

2018年5月27日、DS3が12ヶ月点検とブレーキローター+パッド交換作業のため日帰り入院。筆者など例のプン太郎のエラーメッセージ大量発生リセット案件で二日連続のイデアルさん詣でである。「あー、ローター波打ってそうですもんねぇ」という目視診断(目視でわかるなんて、どんだけ波打ってるんだ)。停止直前のブルブルという振動はそのためだった。パッド、ローターとも純正に交換。めでたく解決。

…と思われたのだが。

夕方DS3を引き取りに行くと、Sさんが「あのー」とおずおずと報告してくださったのがブレーキとはまったくの別件。なんとフロント脚周り、タイロッドエンドとラックエンドにガタがあるという。えー!?「ハンドル回す時に、ゴツっていう手応えあるのに気がつかれませんでしたか?」すみません、全然気付きませんでした。当然こいつも緊急交換である。が、イデアルさんに在庫はなく、PSAから取り寄せである。

12ヶ月点検とブレーキ周辺の支出と、タイロッドエンド+ラックエンドの交換に関する見積もり額を明らかにしてみる。

●12ヶ月点検
サービスクーポン使用で支出なし

エンジンオイルフィルター交換
9818914980 OIL FILTER*1 1,600円
技術料 1,000円

フロントブレーキ周り
フロントブレーキパッド&ローター交換
1629038380 4 BRAKE PADS/F*1 12,200円
00004249J6 ブレーキディスク(1PCS)*2 25,000(@12,500)円
技術料 18,000円

右ライセンスバルブ交換
V91191141 バルブ12V5W*1 110円
技術料 600円

小計 58,510円
消費税 4,593円
だいたい 62,000円


▲タイロッドとラックエンド交換見積り額
部品代 25,600円
技術料 8,400円
消費税 36,700円

こちらは後日、作業終了後に詳細を報告する。

家人のDS3の総走行距離は9万8千を超えた。間もなく10万kmというPSA車ということを考えると、これらの不具合はある程度想定範囲内のものかもしれない。が、毎年これだけのメインテナンスフィーが発生するというのも、特に愛だけでDS3を維持している家人にはしんどいのではないか?そう思って乗り換えを勧めてみた。

しかし家人はまだ乗るという。ちょうどオートローンは終了し、その代わり子どもたちの教育費支出もピークを迎えるというタイミング。買い替えよりも細かな不具合をつぶしつつでも乗り続ける方が(お財布的に)楽だという。ま、それもそうか。がんばれDS3!ごめんねDS3!!
 

JUGEMテーマ:CITROEN

試乗記・異文化との能動的な交わり アルファロメオ 147
| 試乗レポート | 22:25 | comments(8) | trackbacks(0) |

かねてから不思議に思っていたことがある。アルファロメオ 147にかつて乗っていた人々のその褒めっぷりは異常ではないか。確かに大ヒットした車種ではあるが、それはいわゆるノスタルジーではないのか。愛によって目が曇っているのではないか。つい先日まで盲目的にMiToを愛していた筆者だからこそ、そんな風に思ってしまうのだ。

先日実施した「クルマで行きますオフ会#16〜西蔵王公園でまったり〜」の際に、あおさん所有の147 2.0TSに試乗させてもらうという僥倖を得た。2.0ツインスパークエンジンにセレスピードでRHDというザ・モスト・ポピュラーな組み合わせ。総走行距離は5.5万kmを超えているが、ノウハウ豊富なイデアルさんが対処アンド予防メンテを施した個体。「5.5万km?じゃあ次は○○がイカレるね!」とか「その次は▼▼(笑)!」などと外野は無責任に「147あるある」を連発するが、あおさん所有となってから数千kmをすでに走ってまったく問題なし。あおさん大満足の1台とのこと。同時期の同社のクルマ、156は筆者もそれなりに運転した経験がある。実に運転体験の濃密なクルマ。あれと比べてどうなんだという興味もある。棚からボタモチ的な試乗だが、何はともあれ147信望者の気持ちを筆者的に解き明かしたいと思う。
 


今回のオフ会、
本当に写真を撮っていないンすよ。
これがあおさんの147のエンジンルーム


ということで座ってみる。最低限のポジション調整をする。あおさんのポジションからはシートの前後を少し調整するだけですぐに決まった。ハンドルやペダル類のオフセット検分は正直忘れていた。筆者が鈍感なだけかもしれないが特に気にならなかった。レザーシートは鷹揚な造形でホールド感は高くない。ここで目の前の景色を眺めると、筆者には馴染みの「アルファロメオのコクピット」である。MiTo以降ややデザイン文法が変わってしまうわけだが、147、156、GT、加えて159、ブレラのインテリアデザインには強く強く憧れたものだ。あおさんの147の車内は相応に草臥れてはいるが、イタリア車特有のオーラはまったく色褪せていない

動き出してみる。助手席のあおさん、「とにかく(現代のクルマと比べると)走らないんで、ご注意を」。いくつかのコーナーを走り過ぎてみると、確かにボディはゆるい。挙動もある意味のんびりしている。しかし加藤店長やあおさんが愛を込めて語る「走らないですよ」は実感できない。いや全然走るし。速い遅いではなく、加速が(昨今の小排気量エンジン+ターボに比べれば)穏やかなのは確か。その意味では確かに速くはないと言える。ただそれは筆者が時々書く「必要充分の一割増し」ではないというだけで、得られる速度と旋回性能、制動性能は高い次元でバランスしていると思う。味わい深い。

それよりも相変わらずセレスピードに四苦八苦。度重なる500の試乗でフィアット版のデュアロジックは体得したと思っていたが、147のセレは、なんというか、遅い(笑)。牧歌的ですらある。試乗中セレは99%マニュアルモードで操作していたのだが、1速から2速へのシフトアップの待たされ具合は思わず「えっ?(まだ??)」と声が出る程遅い。つまりセレはコツコツとアップデートされていたのだ。この147よりもかつて試乗した159の方が、そして超初期型のリニューアル500の方が、そして最近のTwinAir500の方が確かに洗練されている。

ボディ全体のゆるさ、鷹揚なシート、牧歌的なセレの変速スピードなどが渾然一体となると、確かに現代の同格車と比べて「走らない」。しかしそれらを雑事と思わせるのがツインスパークエンジンである。こいつこそ現代の同格車が絶対に持ち得ない美点だ。そのうなりは、なるほど「官能的」と言える。3,000rpmより上に行くとテノールの雄叫びが高まっていく。こいつをもっと聴きたい!回すしかない!おりゃおりゃ!となるのは自然の摂理である。それは低燃費・低公害であることを唯一絶対解とするような昨今の風潮とは真逆のベクトルだが、自動車運転によって得られる根源的な悦び「自由自在感」や「人の能力を超えた移動速度」を濃厚に味わうことができる。147に乗ってタコメーターを見るのは、燃費優先で低回転を保っているかを気にするためではなく、エンジンの咆哮と適度な運動性能を味わうために高回転域を維持するためである。

走り出してから気がつくのだが、速度と回転、ニ眼メーターの針の動きが精密感に溢れ大変好ましい。「このメーターの針の動き、いいね!」と言ったら、あおさんにもalfa_manbowさんにも「そこ??」と突っ込まれた。しかしもはやVW ゴルフですら液晶画面にメーターの絵を映すご時世である。メーターは物理的に針が動いていてほしいし、その動きは濃厚精緻でいてほしい。

反面シフトパドルは気になった。147はのシフトパドルはステアリング一体型。筆者はこれが少し苦手だ。ハンドルを回しているうちにどっちがどっちだかわからなくなってしまうのだ。大きめのパドルがコラム固定式で備わっていてほしい。

結局セレには手間取ったが楽しい試乗だった。そして旧オーナーのベタ褒めの理由も垣間見えた。147が楽しい理由はふたつある。「能動的運転体験」と「異文化との濃厚な接触」だ。

「能動的運転体験」と言ったって運転はふつう能動的なものじゃないか!と思われる方が多いだろう。あおさんがおっしゃったように、147は現代のクルマと比べると走らないし曲がらないし止まらない。そこを運転手が補ってやる必要はある。つまり漫然と運転させてはもらえない。その点だけで比較すれば筆者の老母が乗るトヨタ パッソ(の1リッターの方)と変わらない。しかし147は補って走るとその努力に相応しいリターンがある。そのリターンが想定一割増しなのだ(笑)。「え?ちゃんと走らせるとこんなに楽しいの?」なのだ。動き出す、加速する、曲がるために速度を落とす、そして曲がる、旋回途中の正しいタイミングで再び加速させる、旋回を終えて直進に戻る、あるいは次の旋回に備える、適切に停車する。147が147らしく動作するには147が求めるように操ってやる必要がある。その許容幅は狭い。しかしその狭いスイートスポットにハマった時の挙動は痛快だし、機械という無機物と心が通いあう快感が確実に得られる。

もうひとつの「異文化との濃厚な接触」も重要だ。インテリア検分で書いた、静止状態・着座しただけで感じるオーラ。そして「能動的運転」を求めてくる機動。これらは大方の国産車とはまったく正反対のベクトルだ。視認性・操作性よりも収納ばかりに執心する設え、操作の安楽さと低燃費であることだけを追求し、可もなく不可もない機動。そういう自動車のオーナーが147を操ってみれば、五感のすべてで「こりゃ文化が違う」と思わずにいられないだろう。何を優先し何を切り捨てるのかという基準が、国産車のそれと(下手をしたら昨今の輸入車とも)まったく異なっている。せっかく輸入車に乗るのなら、異文化をなるべく強く意識したいと筆者は考える。その点147は百点満点だ。

プン太郎も漫然とは運転させてもらえないクルマではある。だがそれはもっとヒリヒリした世界というか、気軽にすごいところまで行けるが、しっかり運転しないと命の危険がありますよという緊張感が背景にしっかりある。幸か不幸か147はそういう緊張感はない。オーナーはきっとそういうところまで含めて惚れてしまうのだろう。あおさんありがとうございました。


直後にalfa_manbowさんのジュリエッタ QV(MY2015_TCT)を再び運転させていただいた。「時代が違う!(by 同乗されたあおさん談)」これに尽きる。TCTのシフトチェンジを間違ってホイールスピンさせてしまいました。すんません。

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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。
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