クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
プン太郎で行く!相馬かつ吉春間近2018
| その他のツーリング・夜活など | 18:44 | comments(7) |

とにかく早いとこプン太郎の左ハンドル環境に慣れなければならない。自宅でのんびりしたいしやりたいこともあるのに、いやいやながら←大嘘 ツーリングに出発だ!!

前回のツーリングは石巻、すなわち北に向かったので、今回は南だ。南田洋子。しかし福島県土湯峠で臨死体験はもうごめんだし、筆者が愛して止まない県道や峠道は今(つまり冬、きっつい寒波来襲直後)走れるわけがない。となるともうあそこしかないじゃん的な。そう、福島県相馬市のかつ吉でとんかつを食べて帰ってくるの巻。

かつ吉へのルートは、大きく分ければもはや選択肢はふたつしかない。すなわち仙台・岩沼からR6を南下するルートと、角田・丸森方面を経由して西から入り込むか。2017年の晩秋に西ルートに魅惑の県道228号線を発見し、大いに美しかったので今回も西から、つまり仙台から村田・大河原・角田・丸森経由で福島県に入る定番中の定番コースを行くことにする。同時にMiToで2ヶ月前に走ったばかりの道を、プン太郎で走ると印象がどれくらい違うのか、興味津々である。
 


セブン-イレブン村田中央店
(宮城県柴田郡村田町村田反町51)



JR大河原駅


大河原から角田へ。
やっぱりまだまだ冬ですな



冒頭の話題に戻るが、筆者の左ハンドル環境対応である。例によってセンターへ寄っていってしまう状態がなかなか矯正できない。左ハンドル歴19年のワゴニア大王ことギタリストのK君が「”自分が”って感覚じゃなくて、”車の中に自分が居る”って感覚」で運転してみろと某SNSでアドバイスをくれた。わかるようなわからないような話である。これを筆者は「身体感覚ではなく、車体感覚で意識しろ」と読み替えてみた。車体を俯瞰して把握するイメージだ。早速今回の道行きでそれを試してみたところ、すぐにあることに気がついた。

目線がずいぶん近い

センターラインや道路左側面と比較しつつ夢中で運転しているうちに、知らず知らず視線がどんどん近くなっていたのだ。そりゃあ自車位置が定まらないはずだ。ぎゃふん。「車体感覚を意識」=プン太郎のセンターを意識するようにしてみた。すると急に位置決めが楽になった。ま、そりゃそうだ(笑)。K君ありがとう。

さらに位置決めが楽になると、運転動作にも余裕が生まれる。シフトチェンジがこれまた楽しくなってきた!まだシフトミスは犯すが、昨日までより断然楽になってきた。いいぞいいぞ。

運転は楽しくなってきたが、道中は特記すべきこともなく(笑)。念のためK228への交差点を曲がってみたのだが、数十メートル進んだところで通行止めサインが登場した。今年最初の通行止め案件である。もっともこれは想定内。思い起こせばR113を相馬まで走るのも久しぶりだ。無事かつ吉のこの日最初のお客になることができた。
 


かつ吉
福島県相馬市中村田町30



at かつ吉駐車場。
せめて舗装してあればねぇ…



大ロースカツ定食1,350円


ほとんど指定席


例によっておかみさんと他愛のない話をしつつ、本日は大ロースカツ定食1,350円を平らげる。ここんちのキャベツはちゃんと手作業で調理され、しかもほとんど水にさらしていないようで甘い。みそ汁もうまい。「肝心のとんかつはどうなんだよ!」という声もあろうが、こういうところまで気配り手配りされて調理されたとんかつがおいしくないわけがないではないか。

大満足で菓子舗「船橋屋」へ。クルマで1分という距離だ。楽しみにしていた酒まんじゅうは都合によりお休みしているとのこと。ざーんねん。「まどかまんじゅう(黒糖あん/白みそあん)」をたんまり買って、松川浦へ。
 


船橋屋製菓(株)
福島県相馬市中村大町73


松川浦


超絶汚れているプン太郎




 

晴れていて気持ちよいが、風は冷たい。淡い期待をしていたものの、津波被害からの復興工事はまだまだ中途。港でフォトセッションだけしてR6で帰ってきた。R6を馬鹿正直に北上するのも久しぶりだ。
 


道交法違反な軽トラックを発見(笑)


岩沼市まで戻ってきた


初洗車


約5時間半/163km


かつ吉もうまかったが、今回は自車位置感覚を掴めるようになってきたことが大ニュースであった。プン太郎と仲良くなるにはまだまだ時間がかかりそうだが…。
 

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プン太郎と行く!牡鹿半島を目指したが
| その他のツーリング・夜活など | 23:59 | comments(11) |


納車されたプン太郎と早速ファーストツーリングに出かけた。全国の当ブログ読者の祈りによって、納車当日は奇跡的に晴天となった。感謝申し上げます。ボルボ・カー仙台泉での納車の儀を済ませ、まずは給油だ。馴染みのガススタンドのS君(MiTo QVオーナー)とAちゃんに歓迎される。いえーい!今受け取って来たんだぜぇ。積み込まれていたノーマルタイヤなどを自宅に降ろし、室内の諸々を整える。よし。準備OK。プン太郎と初めてのツーリングに出発だ!
 


目的地は牡鹿半島である。なぜか。まずはプン太郎の動的性能というか、走りのキャラクターを理解したい。そうなるとそこそこのペースでひらひら走れる場所がいい。しかし山方面は折りからの寒波による降雪で諦めざるを得ない。雪のないワインディングとなれば、筆者は牡鹿半島しか思い浮かばない。正月に行ったばかりだけど、かまうものか!敢えていつもの定番のコースでまずは石巻を目指す。MiToでは数え切れないほど走ったコースだが、LHDのプン太郎で走ればそこはライクアバージン、タッチフォーザベリーファーストタイムである。R457に乗って、まずは大和町、大郷町を経由して東松島市へ。だが。

プン太郎、とにかく走りにくい(笑)!

いや、この書き方は正確ではない。筆者が左ハンドル環境に不慣れなだけのだ。だがこの走りにくさは尋常ではない。以前どなたかからのアドバイスにあったが、気付くと本当にセンターにセンターに寄っていってしまう。こんなに左の路肩に寄ってクルマを走らせたことがない!コワイよ!実際は運転席が左路肩に寄っているだけなのだが…。
 


筆者のLHD体験は2016年のプジョー 308GTi250の試乗と、今年1月にプン太郎の購入を決めた後の試乗、合わせても1時間程度だろう。それも市街地、住宅地を常識あふれる速度で走っただけだ。自らのペースで走り慣れた道を走っているからこその違和感なのかもしれない。車線の中の自車位置を決めるのに精いっぱいで、シフトチェンジのタイミングがめちゃくちゃな上に、シフトミスばかりである。

ブレーキも勝手が違う。LHDを基本に開発された車両だからこそ、ブレーキ関係の機構は車体の左側にまとまっているはず。従ってBペダルからキャリパーまでの動力伝達に、余計な経路や部品が挟まれていないダイレクト感がある。RHD+社外品の低ダスト重視パッドとローターというぬるい環境に堕していた筆者が、そんなMiToと同じ感覚で不用意にBペダルを踏むと即座にガクッと急制動がかかる。制動力の立ち上がりが速い上に、またこの制動力の鋭さはどうよ!鋭いだけではない。まさに有り余るストッピングパワー!

奥松島鳴瀬ICから三陸自動車道に乗り、矢本パーキングエリアで休憩する頃には、身体のあちこちに不用意な力が入って疲れてしまっていた。RHDでの運転操作をいちいち頭の中でLHDに翻訳作業するためか頭もボーッとしている。シフトチェンジをしようとすれば反射的に左手が泳ぎ、あわてて右手でシフトノブを握るも現在のギアとシフトすべきギアを頭の中で確認する。ブレーキを踏む時はそろりそろりとペダルを踏まなければならないし、車体右側の安全確認も「ちらり」では覚束ないので、ドアミラーだけでなく何度も目視する羽目になる。
 




なんとエンジンルームの下に
つららが!


いやー、LHD、早まったかなぁ。思いつきや気分で手を出す世界じゃなかったのかなぁ。正直なところ、矢本PAに入るまでは頭の中で後悔の念がむくむくとわいていたのだが。

矢本PAを出て、追い越し車線で全開をくれてみる。ここで世界が一変した。まるでフロントグラスごしの風景がモノクロからカラーへがらりと変わったようだ。プン太郎、ものすごいスタビリティなのである。163ps全開走行のFF車だから、笑ってしまうくらいトルクステアはあるのだが、車体そのものはピタッと一直線。MiToと比べるとダウンフォースもきっちり感じられる。この日はひどく風が強かったので、横風に煽られて不安定になる瞬間はあるにはあったのだが、とにかく未体験の盤石っぷりである。一旦3,000rpmまで回ってしまえば、あとはぐいぐい速度を上げていく。50km/hで走っているのと同じムードであっという間にここには書けない領域に。

書き忘れていたが、納車から一度もスポーツモードに入れていない。これはすべてノーマルモードでの話なのだ。もう少しスポーツモードに入れず、まずはキャラの把握に務めようと思っているのだが、ノーマルでもここまでの加速性能、制動力、制御能力を発揮されると恐れ入るしかない。ともかく、一度でも高負荷領域を体験すると通常領域でも心に余裕が生まれるようだ。石巻女川ICで三陸自動車道を降り、石巻市内を走る。相変わらずシフトミスは頻発するが、このシフトのクセもわかってきた。またスロットルとクラッチの制御がMiToとほとんど同じであることにも気付く。クラッチの反力やミートポイントはまったく同じと言って良い。そしてこの段階でようやくペダル配置について思いを巡らせることができる。ハンドルのセンターはシートセンターと合致しており、まさにヘソの線とぴったり合っている。右足をセンターコンソールの左脇にぴったり付けると、その先にAペダルがある。Bペダルとの面オフセットもMiToとあまり変わらず、練習すればヒールアンドトゥもできそうだ。

うーん。これは…。プン太郎、もしかしたら、すっごく良いクルマなんじゃないか??そんな嬉しい予感に包まれつつ「いしのまき元気市場」に到着。時間は13時を回り、恐ろしく空腹である。ここを知ってようやく港町・石巻で海鮮を食べられるようになってきた。入り口のメニューを見ると、ランチBまぐろとぶりの漬け丼700円とある。これを食べないという選択肢はあり得ない(笑)!





なぜか漬物にピントがあってしまった…




元気市場の向かい側は旧北上川の中洲。
丸い建物は石ノ森萬画館


大満足のお腹をさすりながら逡巡。実はこの日の夜に先約があり、19時には仙台駅東口にいる必要があった(そのためにteruterukoyajiさんからのお誘いを袖にしたのだ。申し訳ない)。一旦帰宅もしたい。このまま牡鹿半島へ攻め込めば、19時仙台駅東口もアヤシイ。その上初めての左ハンドル環境に神経を使ってしまい、想定以上に疲れてしまった。決めた。無理せずここから引き返そう。

再び乗った三陸自動車道を石巻港ICで降り、K16で鹿島台へ抜ける。そのままK16をひたすら西に進み大衡村でR457に乗る。この大衡村で猛吹雪に見舞われたが、まぁなんとか無事に帰宅。何度も何度も切り返して自宅のいつもの駐車スペースに停める。ほぼ同じサイズのMiToを8年半停めていたのに、3〜4回も切り返しするとは。





ドロドロです


初日から130kmくらい走ってすっかり疲れてしまったが、結局夜もプン太郎で出撃。すぐに慣れることはできないが、とにかく運転しなければいつまでたってもプン太郎と仲良くなれない。どうもこいつはMiToよりも懐が数段深いようだ。早く慣れたいが、慣れてはツマラナイとも思う。あー!どーすりゃいいのさ!!ま、よろしく頼むぜ、プン太郎!

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ようこそABARTH PUNTO EVO・24,828km
| ABARTH PUNTO EVO | 16:45 | comments(18) |

8年間(正確には8年半)たっぷりとクルマの楽しさを教えてくれたALFA ROMEO MiToと別れ、我が家にABARTH PUNTO EVOがやってきた。(株)イデアル・ボルボカー仙台泉にてS店長より納車の儀が滞りなく行われた。
 




納車予定日を延期するマイナートラブルはあるにはあったが、納車当日は冬の晴天。素晴らしい!!ノーマルタイヤや付属品のあれこれをいったん家に置き、ガソリンを満タンにし、石巻・女川、牡鹿半島攻略に繰り出した。のだが、その詳細はエントリーを分ける。すでにお知らせしたとおり、納車されたPUNTO EVOをこのブログでは「プン太郎」と呼ぶ。

これからよろしく頼むぜ、プン太郎!
 

MiTo2009年6月27日-2018年1月26日・163,939km
| AlfaRomeo MiTo | 16:11 | comments(6) |


MiToとお別れの日が来た。プン太郎ことABARTH PUNTO EVO納車の儀とイコールでもある。嬉しいが哀しい。S店長の縄張りボルボカー仙台泉前のR4を右折する交差点。納車ブースにプン太郎がもう見える。さて、MiToの生涯走行距離は何kmだったのだろうか。
 


163,939km??3939??サンキューサンキュー???



泣けた。MiToありがとう。
 

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MiTo・今さらd.モードの話
| AlfaRomeo MiTo | 23:01 | comments(4) |

プン太郎の納車が延びたので、MiToのアンコール企画の2回目。アルファd.n.a.システムについて書く。
 


プン太郎への移植のために、TEZZO製のMiTo用スロットルコントローラーを取り外して10日くらいになるだろうか。素のn.モードのどんくささぶりに呆れ果て、d.モードでばかり走っている。そもそもスロコン導入の最大の理由は、d.モード時のステアリングの反力(動作抵抗)が大き過ぎたことだ。アルファロメオの電制運転モード切り替え機構「d.n.a.システム」のd.モード(ダイナミックモード)は、「ステアリング反応はよりダイレクトに!」と一般的には評されるが、筆者にしてみれば「ここまで重くなくていいのに…」である。

実際のところ、d.モードに固定してから数日はコーナリングが下手っぴになってしまった。進入は今までどおりだが、脱出時がどうも。ステアリングの戻りが間に合わず、きれいに直進に戻れないことが何度かあった。恥。MiToの方はn.モードにしろd.モードにしろ、動作は一定しているのだから、ドライバーが自分の運転をMiToの挙動にアジャストすれば良いだけである。数回のよろよろコーナリングを経て、今では筆者もばっちりである。多くの低速での曲がり角において、d.モードはセルフアライニングトルクに頼るだけでは足りず、自らの操作でハンドルを中立に戻してやる必要がある。

さてそうやって運転操作が安定したところで改めてd.モードを味わってみると、これはこれで実に良い。乱暴にスロットルを開けるとトルクステアが盛大に発生するところなんかはご愛嬌だが、1.4リットルガソリンエンジン(155ps)としては笑顔になるしかない加速性能だ。何度か書いたように、MiToのd.モード時のCO2排出量は、当時の排気ガス規制ユーロ5をクリアできていないらしい。だからd.モードの状態で販売はできなかった。それどころかアルファロメオはそのことを逆手にとって、d.モードを「秘密の楽しみ」として演出をしたのではないか、とすら思う。

だってそれくらい楽しいんだもの。

というか、そもそもアルファロメオが仕立てたかった「あるべきMiToの姿」とはd.モードなのだろう。ユーロ5クリアできないし燃費も良くしなきゃ当節売れねえしな!ってことで、環境優先の設定値を後から探り出して、あろうことか「ノーマルモード」なんて名称にしたのだろう。

まぁスロコンでドーピングしてハンドル軽軽で運転するのも悪くないが、一部のスロコンはMiToのECUと相性が合わず、トラブルの種になっているようだ。幸い筆者は2010年の装着以来7年間、TEZZOのスロコンで煩わしい思いをしたことは一度もない。むしろこいつなしにはもはや筆者のMiToライフは考えられなかった。

さてプントエヴォにこのスロコンを移植して吉と出るか凶と出るか。識者であればあるほどやめておけと言う。筆者ももし訊かれる立場なら止めておいた方が…と言うだろう。久しぶりにLet's 人柱である。
 

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MiTo・純正スプリングを捨ててはいけません
| AlfaRomeo MiTo | 19:37 | comments(2) |
既報のとおりプン太郎の納車が延期され、MiToとの日々は数日延長された。ライブのアンコールみたいなものである。で、せっかくなので、書こうと思っていたのについつい先送りになっていたMiToネタを書こうと思う。

乗り換えが決まり、MiTo本体だけでなく、諸々のパーツ類も併せて処分してもらうことにした。1本欠けて3本になってしまったATR Z Typeホイール、純正アロイホイールはもちろん、使うあてもなく物置にため込んでいた純正スプリングなどである。約3万km走っただけでアイバッハに替えてしまった筆者のものに加え、alfa_manbowさんから純正ダンパーとセットで頂戴したものもあり(ダンパーはありがたく交換して使わせていただいた)、都合2セット保有していたのだ。
 

スロットルコントローラーを取り外す際に、ホイール類やスプリングも持ち込んだ。「これ、処分していただけます?」とS店長に恐る恐るお願いしてみたところ、意外や意外、「うわー!助かりますー」ときた。訊けば中古MiToを販売する時や、MiTo顧客の車検整備の時など、スプリングがヘタって車高が下がってしまい、車検をパスできない場合があるという。そんな時に「使える」純正スプリングがあると助かるのだという。

その会話を交わしていた時にたまたま近くをメカニックさんが通りかかったので、S店長「ね!MiToの純正スプリングあると助かるよね!」「ですねー。元々フォグランプの位置が低くて、あれが引っかかるんですよねー」。

かつて筆者のMiToが何回目かの車検をパスした時、サービスフロントから「次回は通らないかもしれないんで、足周り、考えておいてください」と言われたことを思い出した。フォグランプが仇になるのだ。1.4T SportのフォグランプはフロントライトがONになっていなければ点灯できず、単体でのON/OFFができない。「イマイチ使い勝手が悪いなー」と思っていたが、そんなところでも足を引っ張るフォグランプなのだった(笑)。

ということで、万一のことを考えて、純正スプリングは取って置いた方がいいですよ、意外やディーラーさんやファクトリーさんから感謝されたりして…と、老婆心ながら申し上げておく。
 

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待ってろ!プン太郎!!
| ABARTH PUNTO EVO | 09:09 | comments(6) |

楽しみにしていたアバルト プントエヴォの納車が延期となった。これには少々複雑な理由がある。

と、その理由を書き連ねる前に、このブログでのプントエヴォの呼び方を考えてみたい。プントは筆者が知る限り「初代」「2代目(いわゆる鉄仮面。家人の愛車だった)」「2代目のマイナーチェンジ版」と続き、3代目が「グランデプント」の名で2008年頃に日本で再デビュー。さらにグラプンの最初のマイナーチェンジを機に「プントエヴォ」と改称、さらに2度目のマイナーチェンジを機に「プント」に戻る、という変遷のはず。で、アバルト版は3代目グランデプントの時に「アバルト グランデプント」、以下フィアット版に倣って「アバルト プントエヴォ」、「アバルト プント」と変化。販売終了モデルなのでいつまで残っているかわからないが、アバルト日本公式ウェブサイトには「アバルト プント」で表記され、そのURLは「http://www.abarth.jp/soldout/puntoevo/」である。ま、この辺はいちいちその齟齬に目くじらをたてる必要はないが(笑)、筆者の個体は「エヴォ」がつくのかつかないのか?
 


ネットからの拾い物画像。
このリアビューがかなーり好きなんですわー



こちらの青いのが2代目プント。
雪下ろしを手伝う長女と長男


筆者の個体は初年度登録が2011年(だったはず。まだ車検証を見てないので(笑))。プントへの再改称が2012年9月1日だという(Wikipedia情報)。ということはプントエヴォである。「アバルト プントエヴォ」が正式名称である。で・は・あ・る・が!ブログにしょっちゅう書くことを考えると字面が長い(笑)。そこで以後このブログでは筆者の個体を「プン太郎」と呼ぶことにする。単なる物体である自動車を擬人化して呼ぶことは本来あまり好きではないが、ぷんとえゔぉ!ぷんとえゔぉ!と書く方が鬱陶しい(笑)。以後プン太郎をよろしくお願いいたします。
 



さて納車延期の理由だ。筆者が購入することになったプン太郎は中古車で、(株)イデアルさんの展示場に並んでいる時は「純正アロイホイール+スタッドレスタイヤ+ホイールレスのノーマルタイヤ」であった。前オーナーさんはノーマル用にちょっと良いホイールを履かせていたらしいが、ホイールは売らなかった、と(笑)。で、筆者のオーダーは「新たに購入するアロイホイール+スタッドレスタイヤ」「純正アロイホイール+ノーマルタイヤ」への換装だった。あの純正アロイ、かっこいいので好きなんですわー。なのでS店長に頼んでやっすいアロイホイール(笑)を探してもらい、またこれが条件ぴったりなイタリー製ホイールを見つけてくださった。

で、だ。いざその社外ホイールにスタッドレスタイヤを履かせなおし、フィッティングしてみたらブレーキキャリパーに干渉することが発覚。窮余の策で5mmのホイールスペーサーを履かせて回避することになった。ただ純正ボルトでは長さが心許ない。MiToでホイールスペーサー常用者だった筆者所有のロングボルトを使おう!ということになった。MiToのオーディオ取り外しと併せてボルトを届けに行ったのが納車2日前である。

そして納車前日。なんと筆者が持ち込んだボルトピッチサイズが一致していないことが判明(笑)!筆者はうろ覚えで違うらしいと見知っていて、S店長に「ボルトピッチ、ホントに合ってます??」と念を押したんだけどなぁ(笑)。また5mmのスペーサーが届いてフィッティングしてみたら、それでもまだキャリパーと干渉することも判明。というわけで改めて8mmのホイールスペーサーと適性ピッチのロングボルトを取り寄せることになり、それには数日かかることが判明。敢えなく納車日を延期することとした。残念無念である。

プントのホイール周りの条件をまとめると
P.C.D.値は100mmの4穴
ボルトピッチは1.5    

レッドポイントというファクトリーの、以下のブログエントリーが詳しい。
SessAホイールスペーサに新たなラインナップが加わりました。

延期は残念だが、折りしも日本中が大寒波に襲われ、納車されても走りに行けないじゃん!と心中穏やかでなかった。これはもう神の啓示と思うしかない。今のところ納車予定日は好天らしい。待ってろ!プン太郎!!

 

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MiToで行く!最終回・秋保と定義でラストワルツ
| その他のツーリング・夜活など | 19:53 | comments(15) |


まさかこんな日が来るとは思わなかったが、このひとりツーリングレポート「MiToで行く!」シリーズもとうとう最終回である。文字通りのラストワルツは仙台の西方、秋保温泉と定義山である。寒波到来・降雪のためにまたしばらくこの方面には行きづらくなるだろう。

その前にまずリアに噛ませていたASSOインターナショナルの20mmホイールスペーサーとFocalのスピーカーを外す。とうとうこれでMiToに施していたモディファイはスーパースプリントのマフラーだけになった(いや、マニエティ・マレリのローダウンスプリングもまだそのままだった)。取り外したホイールスペーサーは馴染みのガススタンドの店員S君のMiTo QVに受け継いでもらう予定だ。
 




うわー、大人しい(笑)






なんと右ドアの方は
水漏れがあって
ユニットにかかっていた!
恐ろしい…

 

まず昼ご飯を食べる。仙台市青葉区桜ケ丘の「櫻家(さくらや)」で国産厚切りロースカツ定食1,500円。ここは筆者のとんかつライフにとって最重要店でありホームグラウンドである。
 


実は今年初めての訪問である。年始のご挨拶。遅い。そしてもちろん満腹である。満腹を搭載したまま秋保に向かう。筆者が小学生の頃住んでいた地区を通り抜けてR286を目指す…のだが、その途中にある仙台市営墓地「葛岡墓地」に立ち寄って友人の墓参りをする。ミュージシャンの彼もクルマが好きで、内装材までひっぺがしたホンダ シビックType Rに乗っていた。ライヴハウスの楽屋で「どうやったら速く走れる??」なんて彼に質問したものだ。
 


彼の墓標には誰が供えたのか
ボロボロのスティックが…


秋保と言っても「何が何でもあそこへ…」という目的地はないのだが、途中で団子屋の「三笑」を思い出す。
 


お店でお団子を買うとご主人(おじいさん)が「良いクルマですね」と褒めてくれる。実は最後のドライブであることを告げると「それはそれは…。次もアルファ?」ご主人、話せるねっ!!でもアバルトは知らないようでした(笑)。「次のクルマでもまた来ます」と告げてお店の駐車場を出ようとすると、わざわざお店から出てきて見送ってくれた。こんなことは初めてである。ご主人もクルマ好きなのだろう。

秋保の田んぼの真ん中を突っ走る一直線の農道で記念撮影。ものすごく寒い。
 


R457で定義山方面へ抜けて、馴染みのカフェ「門前喫茶Norah」へ。少し気が引けたのだが、三笑のお団子をお土産に。
 


おいしいコーヒーとおいしいケーキをいただき、果てしないよもやま話を繰り広げて退散。帰り際、MiToでの来店は最後であることを話すと、じゃあ記念撮影をということになった。いいからお店の前まで寄せてさ!と大盤振る舞い(笑)。
 


お店の特別の許可を得て
撮影しております(笑)


定義からはMiToに致命傷を与えた山道を通って帰る。あの後何度か走っているのだが、どうしてもあの時の凶悪な穴が見つからない。もしかして落石だったのかなぁ。今回も何事もなく帰宅。
 


オーディオ取り外し作業で
バッテリーから隔離されたらしく、
Tripメーターはリセットされたようだ。
MiToの生涯走行距離はまだ出ていないが、
ざっくり164,000kmと言っていいだろう


ということで、最後のMiToふらりツーリングは終わった。本来のトレッド幅に戻ったMiToのコーナリング挙動は確かにいつもと違っていた。腰が軽くなった=コーナーでの踏ん張りが甘くなった。MiToの車内はメータークラスター付近から絶えずキシキシと音がする。右Bピラー、ドアキャッチの付近からも時折ギッという音がする。ボディそのもの、セミモノコックの要所要所の接合点の結合そのものが緩くなってきているのだろう。Queiko姐さんから「天寿を全う」のお言葉をSNS上でいただいた。そうなのかもしれない。
 


初登場、
8歳の頃の娘が作ってくれた
交通安全お守り。
8年間MiToに常備していた


8年はそれなりに長い時間だし、これまでの人生で16万4千kmも走ったクルマは無い。ひとりツーリングの楽しみクルマ仲間とのOFF会の愉快さドライビングスキル向上心などなどなど、これらはすべてMiToに教わった。今後これらの楽しみが無い人生は考えられない。MiToのおかげで筆者の人生は楽しみ多いものに変わった。ありがとうMiTo。あれこれと痛めつけてごめんな。本当におつかれさまでした。
 

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MiTo・8年目の純正オーディオユニット
| AlfaRomeo MiTo | 23:25 | comments(4) |

MiToと一緒に過ごす最後の週末。納車予定は午前中なので、当日慌てないために車内のあれこれをパッキングし始めている。基本的に車内には何も置かないことを旨としているので、そんな作業は楽勝かと思ったのだが、8年も乗っていると無意識のうちにいろいろ置いているものだ。グローブボックスや助手席背中のポケットの中身を紙袋に移動して備える。

しかし想定外だったのがオーディオだ。1DINヘッドユニット、アンプ、ドアスピーカーは取り外してプントエヴォに移植する予定である。だから納車以来一度も使ったことがない純正オーディオユニットにとりあえず換装する「だけ」のはずだったのだが…。
 


これを


これに


いざ作業してみたら、どうしてもセンターコンソールからユニットを取り出せない。このヘッドユニットは自分で取り付けたのに…。このユニットを固定している枠ってどうやって外すんだっけ??とガチャガチャ格闘すること10分。厳寒の車内で作業してたにも関わらずうっすら汗までかいてきた。やめよう。これ以上やったら壊すような気がする
 


これ、どうやって外したんだっけ…?


折りしも実はS店長のところへ出向く用事があった。プントエヴォ、社外アロイホイールがキャリパーに干渉することが判明し、対策として5mmのホイールスペーサーを噛ませることになったのだが、「ロングボルトって持ってませんか?あったらそれを使わせてほしいのですが…」とS店長から要請されていたのだ。こうなったらボルトを届けるついでにオーディオ取り外し作業もお願いしちゃおうじゃあないか!ということで再びボルボ・カー仙台泉へ出向いた。
 


ボルボ・カー仙台泉を訪れるたびに思うのだが、自分が気安くしているフィアット/アバルト仙台やプジョー仙台とはショールームの空気が違う。一般に自動車のショールームは、確かにブランドごとにそれぞれのカラーや雰囲気というものがうまく演出されていると思うが、一番はっきりと異なるのはそのショールームを訪れるお客である。例えばフィアット/アバルトやアルファロメオのショールームでは、そこにいるお客さんはどうせヘンタイばかりという安心感がある(笑)。こっちの勝手な思い込みだが、同好の士というか。プジョーやシトロエンだとなぜか女性客が多い印象があって、ヘンタイの本場はそっちでしょと思いつつオサレムードに少々遠慮するところがある。ところがボルボは、なんというか、プジョーやシトロエンに輪をかけてお客が上品である(笑)。家族連れも多いように思う。声が小さいし(笑)。ボルボ・カー仙台泉のそんなショールーム。プジョー 307SWからアルファロメオ MiToに乗り換え、今またアバルト プントエヴォなんてクルマに乗り換えるべく下ごしらえ的な作業を待つ身としては、「場違いな人がいてすみません」という思いを払拭しきれない(笑)。いや、そんなことが言いたいのではない。「ブランドの最大の財産は贔屓の顧客である」ということである。ボルボ・カー仙台泉で所在なく作業を待つ時はいつもそう思う。これはなにも自動車に限った話ではない。

そんな場違い感を漂わせつつ待つこと30分、60分、90分…。おいおい、けっこう時間かかるな!依頼内容は「今付いているヘッドユニットとアンプを取り外して、純正オーディオをはめ込むこと」だったのだが、結局2時間待ってでき上がったのは、K店長渾身のワイヤリング結果のケーブル類はすべて取り外し、純正オーディオも動作(聴ける)状態であった。なんと!どうせ廃車なんだからただポン付けの音無しで良かったのに…。メカニックさんには悪いことをしてしまったか?返って恐縮である。



やっとピットから出てきた…


新鮮な眺め


オーディオ大改造の時以来鳴らしていなかったリアスピーカーから、純正オーディオでラジオの音が流れる。ブラウプンクトのユニットは意外や使い勝手が良い。MiToの購入当時、そもそもあまり使う機会もなさそうなのにディーラーオプションのcarrozzeriaナビをなぜ付けたかと言うと、ブラウプンクトユニットはiPodのデジタル接続ができなかったからだ。デジタル接続どころか、外部機器はアナログ接続すらできなかった。2009年と言えば、iPodに代表されるフラッシュメモリ媒体の音楽プレイヤーを車内で使うことは、もう特別なことではなかったはずだが…。そんな理由で8年間我が家の物置の中で眠っていたユニットだが、優しい音をしばし奏でてくれたのだった。

と書くとポエトリーだが、要は高音のなまったもっさりした音ということだ。もちろん純正スピーカーの低品質も大きな要因ではあるが、いずれにしてもこれでは快適に音楽は聴けない。じゃあディーラーオプションのナビの音は良かったのか?と問われると残念ながらそうとも言えない。K店長とじっくり相談して施したオーディオ環境大改造は、大勝利な解だった。そして今、快適だったMiToの車内がどんどん寂しくなっていく。納車の前にリアに噛ませた20mmのホイールスペーサーも外さなければ。まるでエンディングノートを書いている心持ちだ。悲しい。
 

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MiTo・最初で最後のツーショット
| AlfaRomeo MiTo | 21:00 | comments(6) |
当家のMiToは本当に果報者だ。廃車へカウントダウンが着々と進む中、多くの方に気にかけてもらっている。中でも当ブログコメント欄やOFF会の常連Queiko姐さんは、たまたま筆者のクルマを仙台市街地のコインパーキングに見かけ、わざわざ入庫してツーショットを撮影してくださった。
 

おぉぉっ、あれは…


ちなみに画像は2枚とも姐さん撮影。
勝手にダウンロードして使ってすみません

姐さんと筆者は、実は同じ団地に住むご近所さんである。生活圏がいっしょなのにこの2台のツーショットは存在しなかった。記念に撮ってもらえて良かったね、MiTo。

さて筆者のNew愛車アバルト プントエヴォ、納車整備の過程で新しいアロイホイール(社外品)を合わせてみたら、ブレーキキャリパーに干渉することが判明(笑)!どうも5mmのホイールスペーサーを咬ませなければならないらしい!スペーサー!!怖いよ!!!

風雲急を告げる納車日を待て!!
 

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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