クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiTo・嵐を呼ぶ(かもしれない)12ヶ月点検
| MiToのメインテナンス | 22:31 | comments(7) |

健康体を謳う我がMiToだが、8年オチ/15万km走破の身体に老いは着々と忍び寄ってくる。2017年夏の12ヶ月点検は、だから予防医学の見地から先手必勝案件を積極的にやっつけることにしていた。

1.タイミングベルト交換(2回目)
2.ラジエター交換
3.エグゾーストパイプの固定
4.ウェザーストリップ交換(左右ドアのみ)
5.ABARTH PUNTO用アンダーパネルの取り付け
6.エアクリーナー(持込み)交換取り付け
7.ボディのガラスコーティング


飛び込みでイデアルさんに相談に行ったら、ちょうどMiTo仲間であるアルファロメオ仙台のYさんとクライスラー・ジープ仙台のK店長が対応してくださった。もっともK店長はレネゲードに乗り換えて久しく、YさんもとうとうMiToから三桁数字車名の系列のクルマにお乗り換えが決まってしまったという。周囲からどんどんMiToオーナーが消えていくのぅ(ずずっ←お茶をすする音)。しかしMiToオーナーだったおふたりに相談に乗っていただけるのは頼もしい限りである。

1.タイミングベルト交換(2回目)
K店長もYさんも「もう?MiToのタイベルはけっこう丈夫になってきましたよ」と。実際筆者のMiTo、約69,000kmで最初のタイベル交換を行った際に廃棄するタイベルを見せてもらったのだが、どう劣化しているのかよくわからないほどしっかりしていた。2000年代に入ってからのフィアット/アルファロメオのタイミングベルトは確実に品質向上を遂げ、メーカーの言うとおり10万kmくらいは持ちそうだという。とは言うものの前回交換したタイベルはすでに8万km走っていることになる。仮に今年交換を見送ると来年の車検時作業にせざるを得ない理由は財布に訊いてくれ。1年間の走行距離がだいたい2万km前後の筆者の場合、来年の今頃は総走行距離は恐らく17万kmに達しているだろう。今エンジンルーム内で回っているタイベルはその頃ちょうど 10万km走る計算となり、それじゃ本格的にチキンランになってしまう。三人で顔を見合わせて「やっときますか…」となった。

MiTo・タイミングベルト交換終了!_68,543km

2.ラジエター交換
2017年の2月にボンネットから白煙を上げた我がMiToだが、それは煙ではなく、漏れたラジエター冷却水がエンジンルーム内で蒸発する水蒸気だった!!お金がなかったのでダメ元でストップリーク剤を注入。以後異常なしという状態が続いている。おふたりとも「ストップリーク剤で止まってるなら様子見でOK」と太鼓判。ホントか???とりあえず2リットルのPETボトルに水を入れて持ち歩くことにしようと思う(笑)。今回はまさかのスルー決定。

MiTo・ラジエターから冷却水漏れ

3.エグゾーストパイプの固定
案外致命的なのがこいつではないか、との診断。エグソーストパイプの中間接続部分の金属ネットがそろそろ劣化してきている。わっしょいわっしょい加速すると、マニフォールド後の床下あたりからチリチリというかカラカラというか、そんな音がする。風流ですなぁ。←違う ある日ボッキリとパイプが折れて(正しくは接合部分が外れて)地面に刺さるとあっという間に走行不可能…。こわい!こわすぎる!!手当てしましょう。

MiTo・厳然と老朽化は進んでいた

4.ウェザーストリップ交換(左右ドアのみ)
最近カーステレオのボリュームが上がり気味。窓を閉め切っていても、である。アンプがヘタってきてもこういう症状は出ないだろう。なんでじゃ…??ハタと気がついた。走行ノイズのボリュームが上がっているのだ!!ヘタってきているのはアンプじゃなく、左右ドアのウェザーストリップじゃんか!なるほど、雨水や床下ではねた泥水などがサイドシルやBピラーにべっとり付くようになってきてもいた。要はゴムパッキンが劣化しているのですね。交換しましょそうしましょ。

MiTo・劣化するウェザーストリップ

5.ABARTH PUNTO用アンダーパネルの取り付け
hoshinashiさんからのタレコミに踊らされる筆者。実際効果があるとしたら高速走行時だと思うので、筆者の場合ほとんど関係ない可能性がある。現在パーツ代金を確認中。

 

なんのこっちゃ?ぜひこちらをお読みいただきたい。
フィアット西名古屋のスタッフブログより「目にはミエナイチカラ

6.エアクリーナー(持込み)交換取り付け
先日のオフ会で、しげさんの500 TwinAirに試乗させていただいた。その際社外品エアクリーナーの効果を体感。同時に山形のalfa_manbowさんが前愛車の1.4T Sport用のTEZZO製エアクリを保管してあるという。渡りに船なので取り付けてみようかなと。
 

これはFIAT 500用のだけれども

7.ボディのガラスコーティング
恒例行事である。洗車嫌いの筆者には必須だ。
 

閑話休題。梅とMiTo

これらを全部まともに12ヶ月点検と同時開催すれば資金的なショートは必然である。2.は見送りが決定だし、4.5.6.は「趣味のメインテナンス」だから実はやらなくてもいい。「走行不能にならないこと」。これが大命題である。まずは6月1日に病状確認のための1日人間ドック入り。見積り金額を確認し、実施メニューが決まる。点検等の作業のために1週間程度入院する予定である。代車はシトロエンの(旧い)C3だそうだ。
 

どうでもいいが、筆者のMiToの左フロントライト脇の
フロントバンパーとボディパネルの境目の画像。
常に接触していて塗装が剥げてる。
以前イデアルさんのサービスフロントKさんから
「あれ、ここ、接触してますよ!」
と言われたのだが、
買った時からずぅっとこうです!
 

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

【試乗記】フィアット 500 TwinAir・「必要充分」の一割増し
| 試乗レポート | 23:03 | comments(89) |

2017年5月27日に開催した「クルマで行きますオフ会#14-西蔵王公園でまったりふたたび-」にて、参加してくださったしげさんのフィアット 500 TwinAirとalfa_manbowさんのアルファロメオ Giulietta QVに試乗させていただいた。試乗記というには大げさだが、改めて感想を書いてみたい。まずはフィアット 500 TwinAir。
 


今回の主役は右の白い500


このクルマには国内発売直後にディーラーであるイデアルさんでちょい乗り試乗したきり。その前に1.4Loungeなんて豪華版にも乗ったのだが、明らかにTwinAirの方がクルマとの対話が濃いように思ったものだ。

【試乗記】フィアット500TwinAir
↑どうでもいいが、コメント欄にじゃるさんが初登場したエントリーだった(笑)

その後、MiTo入院中の代車で1.2popに数日乗る機会があり、これはこれで大変楽しいクルマであることも体感した。結論めいたことを書いてしまえば、2017年の今、スモールファミリーカーの決定版は500TwinAirで決定である。若夫婦(+小さいお子さま2名)、子育てを終えた高齢者夫婦、自動車に「単なる道具」以上のものを求める全ての人に本気でオススメする。

実はその結論に至る前に、個人的に唯一気になる部分がトランスミッションだった。デュアロジックというシングルクラッチのセミオートマティックタイプの変速機だけが、唯一のネックだと思っていた。もっとピンポイントで言えば、1速から2速にシフトアップする時の空走感、それだけは筆者を含めた一般人が「なんか、これ、ヘン」と忌み嫌うポイントだと思っていた。だが前述の1.2popの試乗でその考えは完全に覆された。デュアロジック、実に楽しいのである。前記シフトアップのタイミングでアクセルを戻す(あるいは踏み増さない)動作を加えれば良いだけなのだ。それを体得した上でマニュアルモードで走ると痛快である。シフトレバー1本ですいすいギアチェンジができる。筆者が運転するフルマニュアルのMiTo 1.4T Sportよりもスムースである。ずこー。デュアロジックは、その動作に自分の運転をアジャストする必要がある。それは輸入車のターンシグナル(いわゆるウィンカーね)レバーが左に付いているのと同じで、3日で慣れてしまう。デュアロジックの場合はむしろ楽しくなる。

【試乗記その1】FIAT 500こそファミリーカーの決定版である。以上!!

【試乗記その2】FIAT 500 1.2POP 足るを知る

ということで今回の試乗、「イイモノ」であることはすでにわかっていた。なので興味はただただTwinAirでグイグイ加速するとどうなの??という1点である。

試乗は西蔵王公園の駐車場から山形市内に降りていくワインディングと市街地、そこから引き返して同じ道を登って行く。下りでも上りでもあまり挙動の印象は変わらなくて、いずれにせよステアリングの確かさが体感できて嬉しい。タイヤ銘柄を確認せずに走り出したので無茶なコーナー進入は控えたが(よそさまのクルマなんだからあたりまえ)、旋回時のヨーモーメントと車体のロール具合が渾然一体となって安心感抜群。少なくとも速度が三桁未満であれば盤石である。特にコーナーからの立ち上がりでの加速は、まるで歌舞伎の大向こうのように「ぃよ!ついんえあ!」と掛け声をかけたくなる場面である。

途中で引き返すつもりだったのだが、うっかりワインディングを下り切ってしまい、少しだけ市街地を走った。シグナルスタートもやっぱりTwinAirの醍醐味ではなかろうか。思ったとおりグイグイ加速する。それは過剰に速いのではなく「必要充分の一割増し」という感じで、こういう時「いやぁ、買って良かったわー」と素直に感じるはず。信号ついでに言えば、停止する際の挙動もいい。最後の最後にギアはニュートラルになるので、トルコンATのDレンジ入れっぱなし的なカックンストップになりにくい。この静止挙動も美点のひとつだと思う。

TwinAirのブルブル具合は愛嬌のうちだと思っているのだが、エンジンの振動を感じるがゆえにボディの堅牢さを逆説的に実感できるのもまた醍醐味と言える。とにかくボディがしっかりしていてとても嬉しい。また1.2popではエンジン音だけでなく、デュアロジックの機構動作音が割と大きめに室内に進入してきていたが、同じ機構を搭載しているのにTwinAirではまったく気にならなかった。エンジンがうるさいから音振(制音と防振)をがんばったのだろう。ついでに余計な騒音もちゃんとカットされるようだ。めでたい。

さてこれらワンダフルな要素を堪能しつつ、ワインディング上りや僅かにある直線路で5,000rpmくらいまで回したのだが、そのあたりのエンジン音がちょっと他の時と違う。わずかにだが爆発音に間断が感じられるのだ。前川清のビブラートにそっくりのそれは、ある程度以上エンジンに負荷をかけると=回すと現れる。2気筒ってこんな感触だったかなぁと試乗を終えて、しげさんをはじめオフ会参加者のみなさんに訊いてみたところ、そいつは吸排気のバランスがずれてるんじゃないか?ということだった。しげさんのTwinAir、エアクリーナーをTEZZOのものに交換している。吸気は高効率になったものの、マフラーは純正だから、吸気が勝っている状態なのかもしれない。で、しげさん、マフラーを発注しているそうで良かったですね(笑)。
 


はい、ということでフィアット 500 TwinAir、最高でした。吸排気が高次元でバランスしている状態でまた運転させてください。

【試乗記】Newプジョー 3008 Allure・現代の猫足
| 試乗レポート | 22:52 | comments(6) |


プジョー 3008Allureに試乗した。ブルーライオン仙台でちょい乗り。そもそも別件で訪れていたところたまたま試乗が叶った。だから予備知識一切無し。外観も記憶になくて「もしかして、あれ、3008?」というくらい。実は筆者、レンジローバーのイヴォーク、かなりいいよねぇと憧れていたのである。高嶺の花に片思い的な。だがニュー3008に30分くらい試乗しただけで、それが成就した生活というものがリアルに感じられてしまったのだ。それはMiToでいえーい!とかっ飛んでいる筆者にとって、あまりにも平凡かつ安定に満ちた生活だ。筆者は(少なくとも今)そういう自動車人生を欲していない。「イヴォーク欲しい欲しい煩悩」が浄化された瞬間であった。

さて筆者の煩悩はともかく、細かいことを読んでる暇はない!という方のためにニュー3008のインプレッションを箇条書き。

・先代比、品質向上著しい
・i-Cockpitは「売り」になるけど、弊害もある
・加速性能は充分あるが、重さを感じる場面もある
・旋回性能は文句なしだが、電制パワステの動きが少々滑らかでない
・制動性能は必要にして充分


MiToという歪なクルマを愛する筆者のような人間には、平和すぎて所有欲は起こらないが(それが一番の驚きでもあった)、レンジローバー イヴォーク欲しい!欲しい!欲しい!けど高い!!高い!!高い!!という方にはドンピシャの物件である。

<静的観察>
実はつい最近まで拙ブログのアクセス記事ランキング上位に先代2008の試乗記がいた。注目を浴びてる商品(というかカテゴリー)であることを遠巻きに実感しているわけだが、日本国内で輸入SUVが猛威を奮い始めた頃に先鞭をつけた先代2008と3008は、当世やや古い車種になっていた感は否めない。だから満を持してのwill returnなわけだ。筆者は応援したい。ニュー2008は試乗していないが、今回乗ったニュー3008は、そもそもベースとなった308が格段に良くなっていて、自然と室内環境のクオリティは上がっている。まぁ昨今のプレミアムSUVはみんなこんな感じなのだろう(知らんけど)。試乗モデルのAllureは、ペダルは硬質プラスティックだしシートアレンジも手動だ。プレミアムを名乗るには少々不利だが、腰から上の環境に関しては充分美麗である。
 


ドライバーを囲むようなセンターセクションは健在。またデザインアイコンだったトグルスイッチも、形状がより洗練されて残っている。運転席をぐるり見渡してみて、先代3008を気に入っている人なら胸をなで下ろすだろう。ただし以下に紹介するブログ記事にあるように、そのスイッチに割り振られた機能はベストかどうか少々アヤシイ。人によっては重宝するかもね、という機能が多い印象だ。そもそも車内のコントロールサーフェスとして、タッチセンスパネルは最適ではないのだ。見た目の新しさや他社との差異化だけの目的で、画面を指でなぞる方式を取り入れるのはやめてもらいたい。

あなたの知らないほうが良かった世界
新型3008はプジョーの集大成のようなクルマだった(2)
 


トグルスイッチは男子の夢


乗用車ベースの3008ゆえ、座ってしまえばシート周りは基本的に乗用車である。ふと前を見ると、のっぺりしたボンネットフードが左右端を認知させにくくしている。i-Cockpitのアイデンティティとしてハンドルよりもメータークラスタが上に来るという独特のデザインのため、これまでのデザイン技法によるドライバーの視線制御がうまく機能していないのかもしれない。その意味でプジョーはまだi-Cockpitの育成期間中であると言える。

<動的観察>
さて動き出してみる。必要充分に加速し、室内は静寂そのもの、旋回挙動にも制動性能にもまったく不満が無い。試乗は仙台市若林区の卸町と荒井方面だったのだが、特に営業車やトラックがひっきりなしに走り回る卸町の荒れまくった舗装の上を、涼しい顔で走る足さばきに感動した。かと言って路面から隔絶されているわけではなく、必要充分な路面情報はステアリングから感じることができる。少なくとも日常で乗り心地に不満が出る場面は皆無だろう。普段ダウンサスを組んだMiToに乗っている筆者としては…ってもういいですか、シツコイですか、そうですか。

ただし電子制御と思われるパワーステアリングには少々違和感あり。切り始めは良いが、戻りがぎこちない…ような気がする。ある程度速度が出ている場合はきれいに戻るが、例えば交差点を右折しようとして、あれ、でも横断する歩行者がいるから減速して、それ再び加速!なんて場合に少しだけ挙動不審というか…。単に上下にひしゃげたハンドル形状のせいかもしれないが。

そもそもこのハンドル形状が良くない。F1マシンじゃないのだから、ぐるっと一回転させる場面はけっこうあると思う。これもi-Cockpitの弊害。真円ハンドルだとメーターが見えないのだ。ついでに言うとひしゃげたハンドルの後ろにはコラムに固定式のシフトパドルがある。ハンドルがひしゃげていて回転中にパドルとの距離が絶えず変わるのもカンに障る。筆者が慣れていないだけかもしれないが、指がパドルに届かない場面もあった。ちなみにトランスミッションは安定のアイシンAW製6速AT。

ブレーキの反応も、すっきり端麗というわけではなかった。要は踏力への反応に薄皮一枚遅れみたいなものを感じる。バイワイヤなんてそんなもんでしょと言われれば黙るしかないが、かと言って気になりませんと書く気にもなれず、である。実はアクセルにも同様の「タメ」みたいなものは存在するのだが、どうもこれは1.4トンという車重によるものではないかと思う。30分も走れば慣れてしまうレベルではある。また加速にせよ制動にせよ、あまりにも反応速度が過敏だと3008というクルマそのもののキャラクターと相容れないとも思う。3008はそのボディの重さを生かした乗り味を堪能すべきで、つまり「走る・曲がる・止まる」の三要素トータルでは良く調律できているのだ。

試乗同行はアルファロメオ仙台のYさん。燃費については訊かなかったが、どうなんだろうか。普段MiToでやっているようなゼロスタート加速を試みれば、「わー!気持ちいい!」という加速感を得られる頃には、エンジン回転数は4,500〜5,000rpmに達している。SUVブームで人口が増えるということは、乗用車ライクな運転をする人の割合も増えるということだから、勘違いした燃費クレームをつけないで欲しいと(老婆心ながら)思う。それにクリーンディーゼルバージョンのGT BlueHDiが2017年夏に導入予定だから、加速や燃費に妥協しない!←(笑)という人はそっちを買うと幸せになれると思う(Allure比、本体価格で72万円高いけど)。

<まとめ>
ここまで見事に先代ユーザーを掬い取るモデルチェンジを果たすプジョーを見るのは久しぶりだ。先代3008が気に入っているけど、こういうSUVってファッション物件だし、新しいの出るなら新しい方がいいなぁと思っている既存ユーザーは迷わずどうぞ。しかしブームだけあってこのカテゴリーの選択肢の多さ、そのクオリティの高さにビックラゲーション。ニュー3008購入にあたって本当に心理的に対抗馬となるのは前述のレンジローバー イヴォーク、そしてAUDI Q2だろう(このQ2がまたべらぼうに出来が良いらしい)。しかし価格帯だけで比較すると、隣に並んでいるのはフィアット 500Xやジープ レネゲードなんかになるだろう。BMW X1やMAZDA CX-5もまな板の上に乗っているかもしれない。逆にその価格帯グループの中からプレミアム路線に一番近いのが3008と言える。動的観察の項で書いた乗り味は、昨今プジョーがプジョーらしい乗り味として、ようやく定着させることに成功しつつある「現代の猫足」だと思う。Allureならその猫足がベーシックモデルなのに満喫できるのである。3008の「売り」は実はここではないか。この価格でこのクオリティ?いいじゃん!という人は多いと思う。がんばれ!3008!
 


少々わかりづらいが、リアドアのウェザーストリップ。
二重になっており、ドア開閉音のチューニングと
静寂性アップに効果があるという
クルマで行きますOFF会#14が終了しました
| レポート・クルマで行きますOFF会 | 23:21 | comments(16) |


西蔵王公園でただただのんびりクルマの話をするだけのオフ会「クルマで行きますOFF会#14〜西蔵王公園でまったりふたたび〜」が無事に終了した。ご参加いただいたみなさまに感謝申し上げる。

今回ご参加いただいたのは

あおさん(Citoroen DS3 Sports Chic Ultra Marine)
alfa_manbowさん(AlfaRomeo Giulietta QV)
しげさんとご長女ゆらきのさん(FIAT 500 TwinAir)
A.Sudさん(Renault Lutecia)
denzouさん(Abarth 500)←間違ってたらごめんなさい
Queiko姐さん+大学のK先輩(AlfaRomeo Giulietta Competizione)
Kanaさん(代車のSuzuki Swift)
marutaさん(Porshe 911 Carrera RS/993)
じゃるさん(AlfaRomeo MiTo Competizione)
acatsuki-studio(AlfaRomeo MiTo 1.4T Sport)

の都合12名。

初登場のK先輩はQueiko姐さんのジュリに同乗して登場したものの、プジョー 206(ローランギャロスだよ!)と208使い。しかも筆者自宅からさほど離れていないご住所(Queiko姐さんは同じ団地にご在住)。しかしそれ以外のメンバーはこのブログのコメント欄やオフ会の常連さんばかり。立ち上がりからかなりのリラックスモード。
 


週間天気予報に裏切られ、
仙台はしとしとと雨



でも西蔵王公園に到着したら
かろうじて雨は止んだ



今回もみなさんが食べ切れないほどのお菓子を持参くださった。
リッツとルヴァンのA/Bテストを実施



この駐車場に地元幼稚園の遠足バスが乗り付け、
我々を奇異の目で見てました





結局カラリと晴れることはなかったが、むしろおかげで涼しくて助かった。みなさん小さなグループになって思い思いの話題で盛り上がる。
 




ちなみにこのタイヤ痕は
我々がつけたものじゃありません



このパノラマ感をご堪能いただきたい
 

途中denzouさんが「焼き肉食べに行かなきゃいけないんで…」という強力な理由で退席(うらやましい)。入れ替わるようにじゃるさんが現れるなど、入退場自由を満喫するオフ会となった。昨年はうっかり解散時間を忘れてしまったが、今回は予定の時間通り正午に解散。蕎麦屋のラーメンが食べたい!と熱烈希望するQueiko姐さんとK先輩を地元民Kanaさんが案内して一足先にお別れ。残った面々はあおさんのご希望で会場すぐ近くにある手打ちそばや「竜山」に移動。蕎麦に舌鼓。
 


穴子天ぷらもりそば 1,500円


穴子の天ぷら2本とししとう、しその葉、舞茸の天ぷら。
ボリューミー


竜山で本格的に解散。筆者は敢えて天童方面まで北上し、R48で帰仙した。
 


山寺方面へひた走る


仙台市青葉区の大倉ダム


全然走ってないので参考値。
8時間半/176km


今回のトピックはTwin AirとGiulietta QVに久々に試乗できたこと。しげさん、alfa_manbowさんありがとうございました。印象記は別途エントリーを分ける。とにかくただただしゃべっているだけ。時々誰かのクルマに集まってこのパーツがどーだのこの年代のこれはこーだの、実際に会って、現物を見ながらおしゃべりしてるだけなのに、なぜこんなに楽しいの??瞳は少年少女だが、やっぱりそこはみなさん大人なのでした。このブログを通じてのクルマ好きのご縁は、筆者一生の宝である。ご参加いただいたみなさん、今回はご参加を見送ったみなさん、読者として関わってくださっているみなさん、本当にありがとうございます。感謝感謝である。
 


しげさんが着々と純正部品を取り外し始めてます!


ゆらきのさんが笑顔で着席しているジュニアシートは
昨今のヒット商品とのこと。
もうウチには関係ないからなー



marutaさんの993carrera RSのコクピットに
ちゃっかり着席させてもらう。
めちゃくちゃキレイ!
クラッチが鬼のように重くて怯む。
あ、ちなみにmarutaさん、
156SWとお別れして159にスイッチ。
次はぜひそちらでご参加を!

 

来年5月にも同じスタイルでやりたいものだが、やっぱり3時間は短いかもねぇ…(笑)。お昼ご飯さえ解決できるなら夕方4時くらいまでダラダラやってても良いのだけれど。今後の課題ですな。次回クルマで行きますOFF会は8月の予定である。漠然と南の方で集まろうかと妄想中。仙台や山形は遠いよ!!という方々も参加しやすいかも。

【再告知】クルマで行きますOFF会#14〜西蔵王公園でまったりふたたび〜
| OFF会・告知 | 23:27 | comments(11) |

タイトルに「ふたたび」と言っているのに【再告知】では「再・ふたたび」の大安売りである。集まってしゃべるだけに特化したOFF会を今年もやりますよ、と。
 

クルマで行きますOFF会#14
〜西蔵王公園でまったりふたたび〜
2017年5月27日(土) 9:00〜昼頃まで
山形県山形市中桜田1962(付近の駐車場)
入退場自由、参加費無料
※雨天中止

 


昨年は参加者が持ち寄ったお菓子を食べ切れない…!気味ですらあった。細かいお心遣いはもちろんありがたい。紳士淑女の集まりはかくありたいと思う。でも今年はとりあえず「自分の飲み物は自分で!」くらいで良いと思っている。ここ数日のバカ陽気を振り返っても、まぁ「高原の涼しい風に吹かれて…」なんてことにはならず、「直射日光、あぢー」みたいなことになると思う。

・紫外線対策
・飲み物
・自分が座るイス


参加される場合は、これらの準備をお願いしたい。連絡無しにいきなり参加していただいてももちろんOKだ。クルマの話をしましょう

完全に雨天だったり、降るのか降らないのか判断が微妙…なんて場合は各自ご判断いただきたい。雨に打たれて西蔵王公園をひとり走るのも悪くないと思っている。



画像はすべて2016年開催の#11より
漫然操作をどうやって防ぐか
| クルマにまつわる四方山話 | 21:47 | comments(2) |

高齢者の運転ミスによる事故のニュースが目立つように思う。これらニュースに対して、「高齢者こそMT(マニュアルトランスミッション)に乗るべきだ」という論調の意見をよく目にする。

果たしてお年寄りがMT車両に乗れば、操作ミス事故は根絶できるのだろうか。



そういう面もあるだろうし、そうじゃない面もあるだろう、というのが筆者の考えである。ニュースによれば、事故の原因はほとんどがAペダルとBペダルの踏み間違いである。確かにMT車両なら踏み間違っても反射的にCペダルも踏むだろうから、AT(オートマティックトランスミッション)車両でのそれよりも被害を軽減できるかもしれない。しかし乗り慣れて惰性で操作してしまう可能性はATもMTもそれほど変わらないとも思う。それよりも問題は「漫然操作をどうやって防止するか」ではないか。だから筆者は日本国内一律に○○歳以上の人間はMT車両しか運転を許可しない…というのは、極端に言えば高齢者いじめだと思う。

バスも電車もタクシーもあるじゃないか、という意見もある。しかし公共交通機関だけで生活が成り立つのはごく一部の都市部だけの話であり、語弊を恐れずに言えば、田舎に行けば行くほど高齢者は自家用車無しに生活することが難しくなる(いや、高齢者に限った話じゃない)。この場合の「生活」とは、日々の買い物だったりお役所や病院に行くことだったり知人の家に遊びに行ったりであり、このブログをお読みいただいているクルマヘンタイが謳歌している「移動の自由」も含めていい。筆者の実感としては、身体機能の衰えた高齢者が公共交通機関だけで日々生活できる場所は、日本にはほとんど無い。政令指定都市の仙台ですら、クルマで30分も走れば自家用車無しの生活が考えにくい地域ばかりだ。食材の宅配や家事代行などのサービス業種の利用も選択肢としてはあるが、裕福な人ばかりではない以上そのような代行サービスに高齢者が生活すべてを委ねることは事実上不可能だ。

つまり都市部以外の地域で生活の質を維持しようと思うと、自家用車は不可欠であり、それに代わるサービスにおいて飛躍的な環境改善は当面考えにくい。○○歳以上の高齢者はタクシー乗車は無料くらいのことをやらないと、買い物にも行けない通院もできないというお年寄りが日本中に溢れることになる。それに一度でも覚えてしまった「移動の自由」を手放す苦痛は想像するにあまりある。

自動運転はその点もっとも期待できる光明である。しかし現状の開発に関するニュースを見る限りでは、相当に交通インフラが整備された環境でないと機能しなさそうだ。あぜ道とあぜ道の間を走る未舗装路を安全に目的地まで自走できるようになるには、あと何年かかるのだろうか。あきらめずに開発は続けてほしいが、ここ数年で導入できる解決策ではない。

※筆者個人としては自動運転は歓迎しかねるが、移動の道具としての選択肢のひとつだとは思う
 


今後100年くらい、お年寄りは今よりももっと増え続ける。筆者もすぐにその仲間入りである。現状を鑑みれば自家用車の操作ミスによる事故は増えこそすれど減りはしないだろう。だから今できることからやってみるしかないと思う。

「高齢者はMT車両を運転する」
冒頭に書いたとおり現実的にはある程度効果があると思う。ただ買い替え補助金制度みたいなのはとてもじゃないが期待できない。ATからMTへ乗り換えてどれくらいの防止効果があるのか、大規模調査と研究(とその成果発表)が必要だろう。今のところこの考えに賛同してくれる高齢者が自己責任・自己判断でやってもらうしかない。事故防止対策として即効性は低い。

「AT車両の運転方法として左足ブレーキを取り入れる」
これは新聞の投書欄で読んだ高齢者の意見である。右足一本に加速と制動を任せているから操作ミスが起こるのだ、という論理。実際のところこれは理にかなっていると筆者は考える。しかしATからMTへのスイッチ同様、人間、現状よりも手間や面倒が増える方法を選べないものだ。同時に左足ブレーキは意外と高等技術だとも思う。実際筆者も左足ブレーキは何度か挑戦したもののまだ体得するに至っていない。「高齢者はMT車両を運転する」案同様に、意識の高い人だけが挑戦する選択肢だと思う。

「講習・試験を制度化する」
一定年齢に達した運転免許保持者に対しては、講習や免許維持のための試験をもっと頻度を高くして実施してはどうだろうか。試験の内容も高齢者の認知能力減を指標化できる内容に工夫が必要だ。半年に1度は大げさだし、1年に1度でも受講・受験する人にとっては大きな負担になるだろう。しかし自分で免許返納を決意するのは並大抵ではないと推測する。何らかの納得できる基準で強制的に免許失効というのも、選択肢のひとつではなかろうか。

「ドライバー環境を改善する」
筆者は年間100台も200台も新車の試乗をする自動車ジャーナリストではないが、これまでの経験で言うと、日本国内で販売されているB,Cセグメント車の運転環境は酷いと思う。実用的速度域でドライバーの意志が忠実に具現化される運転性能、ドライバーの着座環境を作れば、漫然と運転する機会が減り、操作ミスも抑止できるのではないか。

このブログで試乗記としてレポートした何台かの国産車両は、ほとんどが動的性能は軒並み0〜60km程度の速度域にのみ焦点があてられていた。日本国内交通法規の範囲内(あるいは倫理上)では破綻しないが、現実的には旋回性能も制動性能も実際の道路状況で必要な性能に達していない。その分は運転手が知らず知らずのうちにリカバーしているのである。そのリカバー分は当然精神的・肉体的疲労として顕在化するし、そういう「運転手の生理的感覚とズレている車両」ばかり運転していては、鋭敏な運転感覚が養われるわけがない。加えて書けば、良質な運転環境にATかMTかは関係ないとも思う。

こういう改善を日本のメーカーがすぐに本腰を入れてやってくれるとは思えないが、しかし法的強制力も必要とせず、メーカーがやる気になればやれてしまうのも事実である。実際にはユーザーが声をあげていくしかない。

事故のニュースを見聞きするにつけ、被害者も加害者も気の毒で仕方ない。70歳や80歳になってから過失致死の罪を背負うなんて過酷すぎる。

MiToで行く!・秋田県道51号を春こそ走れ!2017
| その他のツーリング・夜活など | 23:47 | comments(8) |

南秋田にツーリングに行ってきた。2017年のツーリングシーズンがオープンして以来それなりの日帰りロングツーリングを決行してきた。この数ヶ月で盛岡、南東北(宮城、福島、山形)。岩手・福島ときたので、順番から言うと本来なら山形単独ネタなのだが、言わずもがな5月最終週の山形オフが控えている。不用意に山形を走って新鮮さを失うのももったいない。さてどうしたものかと少考。そうだ!秋田があるじゃないか。そもそも自分から「春は秋田県道51号を走れ」と書いていたのに。

MiToで行く!・秋田県道51号を春こそ走れ!

こうなると一も二もない。R108で秋田入り、秋田のあの美麗県道を走ってみよう。春なのだから。



出勤車両が多い朝のR457




K159


朝8時半頃に自宅を出発。R457を北上し色麻町でK159へ。そのまま県道を走り鳴子温泉の南、川渡(かわたび)に出る。特に色麻町の山奥から川渡までのK267の緑が美しい。夏の成長し切った重々しい緑と違い、この時期の山の緑は絵の具の黄緑をそのまま葉に塗ったような、匂うような緑である。
 






川渡温泉


鳴子温泉を抜けR108に乗る。一直線に目的地に向かうものじゃないので、鳴子ダムに立ち寄る。相変わらずスペクタキュリー。
 








鳴子ダムの緑もやはり美しい。今回案内看板などを子細に見た結果、最大水深254mということがわかった。堤にかかる水圧は最大で何トンなのだろうか。誰かおせーて。

さて再び走り出す。鳴子ダムを通り抜けるのにそもそも時間がかかる。交通量は極少だが、本当の意味でのワインディングロード。筆者の腕の未熟さもあるが、スポーツカー度が高くないとこの区間はかなり安全運転を強いられる。だが鳴子ダムを後にし、鬼首へ至ると道路の表情は一変する。山へ向かい幅も広くなったR108を走るクルマはそれなりに増えてくるものの、つながってもせいぜい数台。それよりもまるで絵葉書のような鬼首の景色が素晴らしい。鬼首は午前中、すなわち東から日光が当たっている状態がもっとも美しいと思う(夕暮れはまた別の話だが)。
 






鬼首からいよいよ県境〜秋田県雄勝町を目指す。かつてのR108、現在では単に「旧道」と標識では案内されているそれは、やはりワインディングロードだった。道幅が狭いのに平気でトラックがびゅんびゅん走っていたものだ。だが整備が済んだ現在のこの区間はトンネルトンネルまたトンネルで、高低差も巧みに均されている上にそこを過ぎれば山間の田園地帯をするすると走ることになり、まったく極楽である。もっとも2016年男鹿半島に行くために深夜走ったら自分がどこにいるのかわからないほど、人口の灯が少ない区間でもあるが。
 






11:30過ぎに道の駅おがちに到着。2016年は自宅の出発時間もおがちの到着時間も早過ぎて、肝心の食堂が開いていないという失敗を犯したが、この日のタイミングはドンピシャ。比内鶏の親子丼と冷たい稲庭うどんを食べる。食堂から見る空はどこまでも青く、山は緑。親子丼の丼は浅く、稲庭うどんは大盛りにして正解だった…。
 




比内鶏の親子丼 1,130円


たまの休日の朝早くから動き出した上に満腹になってしまい、強力な睡眠欲に取りつかれる。道の駅おがちにMiToを停めたまま寝てもいいのだが、もっと良さそうな場所を筆者はすでに知っている。それはK51、もうすぐ小安渓温泉…というあたりにある桁倉沼湖畔である。前回走った時に水辺にクルマが停まっているのを見かけたのだ。水辺で昼寝したら気持ちよかろう…。

こういう時筆者はコーヒーなどを飲んで無理やり目を覚ますことはしない。眠い時は眠った方がいい。例え10分でも、だ。K51をのんびりと山を目指して走り出す。
 

これが秋田県道51号線だっ!





K51の証拠写真


相変わらず春のK51は美しい。気温は25度近くに上がり、初夏並(当社比)の紫外線で山々の緑もハイコントラスト。ひたすら最高の景色が続く。
 




実は八重桜にまだ花が残っている


無事に桁倉沼に到着したが、残念なことに重機の入った工事を2箇所で実施していて、湖畔はそれなりに騒がしかった。が、やはり水辺というだけでリラックスできるのか、20〜30分眠ったようだ。おかげですっきり。R398へ合流し小安渓温泉をぬけ、栗駒を迂回しつつ湯浜峠を超えて宮城県花山へ至る。
 













宮城・岩手・秋田の三県にまたがる栗駒山


花山から岩出山へのR457やR47が超絶退屈だが、岩出山から大衡村までをK226、K159、そして広域農道で走る。結局大衡村付近でMiToの総走行距離が待望の150,000kmに到達。無事に帰宅した。



花山村・仙台藩温湯(ぬるゆ)番所跡












けっこう長い距離を走ったつもりだったが、トータルでは277km。秋田県も南部なら仙台からは気軽に行ける。次は栗駒裏のK282とR342で東鳴瀬村〜横手市でとんかつかつ卉だ!



約9時間/277km
 

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MiTo・150,000km
| AlfaRomeo MiTo | 18:16 | comments(4) |
2017年5月18日16:30。MiToの総走行距離が15万kmに到達。これからもよろしく頼むぜ、MiTo。


 

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MiTo・近況報告2017年5月
| AlfaRomeo MiTo | 23:33 | comments(3) |

忙しくて遠乗りもできず、取りたてて異常もなく、本ブログのエントリーがなかなか増えない。無事是名馬に倣うなら当家のMiToは間違いなく名馬である。とは言え15万kmを後にして、全体的な疲労は確かにある。特にエグゾーストマニフォールドから後ろのパイプ固定が怪しくなっており、「気持ちよい加速」を試みる時など金属製のネットが経年劣化で緩んでおり、足元からカラカラと音がする。1年以上前にイデアルさんに相談して原因を突き止めてあるので、特に焦るという程のこともない。
 

ラジエター液漏れ事件もストップリーク剤注入で治まっている。が、これは一時的なものに過ぎないという自覚もある。ラジエターは交換しなければならないだろう。

2017年3月9日のエントリー
MiTo・ラジエターから冷却水漏れ

実は家人のシトロエン DS3の三度目の車検が待ったなしである。1ヶ月くらい前に久しぶりにS店長から電話をもらった。「DS3の車検、まもなくですよー」という件だったのだが、例によってグダグダのヘンタイトークを繰り広げた折り、「MiToももう15万km目前ですよ」と筆者が告げるとS店長、「いやー、正直acatsuki-studioさんに奨めるクルマが無いんですよー」。S店長、さすがにわかっておられる。逆に言えば筆者はディーラーにとっては面倒くさい客なのかもしれないが…。

S店長は職務怠慢なのではなく、筆者のフトコロ具合やMiToの酷使の仕方、果てはクルマの好みまで熟知してくれている。だからこその、今オススメできる弾がない発言なのだ。実際124スパイダーや595、308GTiやジュリエッタスーパーなど奨められても、どれも80点ではあるが、清水の舞台から飛び降りてでも手に入れたい!!とは思えない。

もはやこうなるとMiToのオドメーター最長不倒距離をいっしょに確認しませんか?という感じだ。とりあえず6月の12ヶ月点検で

・タイミングベルト交換(2回目)
・ラジエター交換
・エグゾーストパイプの固定
・ウェザーストリップ交換
・ボディのガラスコーティング

をやる予定でいる。結局こうやって小金が消えていくので全塗装など夢のまた夢であることだなぁ。しかし筆者は今、18万kmで消灯不可になるというスパナマークを拝むまでは…の心境なのである。


 

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DS3で行く!・喜多方、朝ラー、ゴールデンウィーク2017
| その他のツーリング・夜活など | 19:55 | comments(8) |

2017年のゴールデンウィーク、筆者はほとんど仕事をしていた。だがカレンダーどおりの休日がないわけでもない。黄金週間の期間中に家族全員の休日が合致したある日、朝ラーを実行することにした。福島県喜多方市に行って、朝ご飯にラーメンを食べるのだ。

喜多方の朝ラーメンとは何か?福島県喜多方市はラーメンが名物。喜多方ラーメンと称して全国に発信しているのだが、朝7時からその喜多方ラーメンを食べさせるお店が何軒もある。ゴールデンウィークなどの連休には関東近辺からもお客さんが食べに来る。そりゃもう行列なのである。喜多方ラーメンは醤油スープに太めの縮れ麺というある意味王道ラーメン。基本的にはこのレギュレーションの範囲で、銘店がしのぎと腕を競っている。喜多方市内のラーメン屋さん全店が早朝から営業しているわけではないが、筆者一家は断然あべ食堂を推す。

喜多方観光物産協会「ラーメン【グルメ・お土産】

家人と運転を折半するためにシトロエン DS3で出発。ひとくちに仙台から喜多方へ行くと言っても経路の選択肢は多様だ。普通なら楽しい悩みなのだが、今回に限り、決定的な与条件として息子の部活動が昼12時から!というのがあった。効率もある程度考慮しつつ逆算すると、息子が12時に中学校に登校するためには、もっとも遅くても11:30には帰宅している必要がある。あべ食堂は通常は7:30開店らしいが、これまでの経験からゴールデンウィーク期間中は30分前倒しの7:00開店のようだ。

MiToで行く!・喜多方でなら朝7時からラーメンが食える!

DS3で行く!・喜多方あべ食堂と米沢〜山形、早朝紀行

つまり朝7時に喜多方でラーメンを食べ、11時半までには仙台に戻ってくることが条件である。そこで往路はK51〜R113で宮城県南〜山形県高畠町、米沢南陽道路で米沢市内を経由しR121で喜多方市へ。復路は喜多方市内から新R121こと会津縦貫道で会津若松へ抜け、会津若松ICから磐越道〜東北自動車道〜仙台という高速道路活用プラン。早朝の交通量が少ない時間は下道を走り、休日で混みあいそうな午前の遅い時間は高速道路を保険として使うのだ。

仙台から喜多方に下道だけで向かって、しかも朝7時に到着するためには朝4時には自宅を出発しろというGoogle先生に従い、まだ薄暗い仙台を出発。ちなみにこの往路、2015年のゴールデンウィークに実施した朝ラーツアーと同じ道のりである。それでなくてもしょっちゅう走っている道なので、新鮮味はない(笑)。
 


見る人が見るとかなり馬鹿げている
わが家の駐車スペース



仙台市太白区坪沼


村田町、セブンイレブン蔵王遠刈田店


宮城県K51を七ケ宿町へ


七ケ宿町・林道柏木山線起点にて


山形に入った!高畠町


そして米沢市内を抜け…。R121


しかし良い天気で嬉しい。仙台や山形は5月に入って急速に春になった。山々の木々の色が4月とはまったく違う。そして少し標高が高いところでは、まだまだ桜も花が散っていない。米沢〜喜多方のR121ではペースメーカーの後塵を拝し続け、6:50に喜多方緑町のあべ食堂の駐車場に到着。
 


 

2年前よりも行列の人数が多いような気がする。その証拠に7時に開店してからも30分くらい待つことになった。とはいえこのくらいの待ち時間は想定内。入店し注文後待つことしばし。パラダイスがそこに現れた。
 


シズル感のある画像(笑)


強者は朝ラーをやっているラーメン屋を何軒かハシゴするらしいが、筆者にはもう無理だ。まだ喰える、もっと喰いたいという息子をクルマに乗せ、8時過ぎに喜多方を出発。
 


会津縦貫道はこのブログで何度か書いているように、喜多方-会津間の行き来を劇的に改善した。路面が盛土で高くなっている分眺めも良い。今回初めて気がついたのが冠雪した大日岳と飯豊山の美しさ。快晴の午前中じゃないと見られない光景なのだろう。以前喜多方-会津若松ツアーをした時は雨催いだったので見えなかったのだ。福島は本当に美しい山が多い。

もっとも磐越道に乗ってしまうと基本的には退屈だ。五百川SAで眠気覚ましのコーヒーを買い、家人と運転を交替し、結局自宅に戻るまで家人が運転し、11:00少し前に帰宅した。DS3の助手席環境は素晴らしい(笑)。
 




東北自動車道の車中より安達太良山(たぶん)


7時間半/344km


毎度思うのだが、朝8時に喜多方で朝食を食べ終わっても、一部のラーメン屋以外のお店は開店前だ。もっと喜多方で遊びたいのだが…。ちなみに伝説の食堂さがのは閉店を心配したのだが、以前見たことのない「準備中」という巨大な看板が出ていたので、どうやらつぶれたわけではないらしい(笑)。さがのも太郎庵もまた来なければ…。宿題ばかりが増える。
 


おまけ
常に先鋭的かつ地域密着型の独自広告を店頭に貼り出している、
あべ食堂向かいの扇眼鏡店の、
これまた独創的な遠近両用メガネキャンペーンの広告

 

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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
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