クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiTo・コンピューターおばあちゃんを観る。三春で観る。
| その他のツーリング・夜活など | 22:58 | comments(8) |
NHK教育テレビの長寿番組「みんなのうた」。数々の名曲奇曲を生み出してきた中に「コンピューターおばあちゃん」という曲がある。如何なる経緯で作曲されたものかわからないが、みんなのうたバージョンは編曲を坂本龍一が担当。希代のマエストロが名機SCI Prophet5を駆使した結果、ピコピコ童謡的世界が繰り広げられる逸品となった。筆者の人生で2枚目に購入したシングルレコードがこの「コンピューターおばあちゃん」なのである。

福島県三春町にある「福島さくら遊学舎」とはすなわち福島ガイナックス=ガイナックスの子会社が立ち上げたアニメミュージアムのことらしい。このさくら遊学舎で「放送開始55年みんなのうたの世界展」なる企画展が2017年3月26日まで開催されているのだった。「へーそーですか」と何気なくチラシを眺めていたのだが、その中に「みんなのうたシアター」としてこの「コンピューターおばあちゃん」が上映されるという情報がっ!知ってしまった以上、行かないわけないはいかない。ダウンサスの効能を検分するにもちょうど良いタイミング。行くぜ福島三春町!
 



村田町へ向かうK31。
東北自動車道と並走





例年になく多忙な年度末だがこの日は終日フリー、そして天気は快晴という奇跡がふたつも重なった。朝8時過ぎに出発。例によって宮城県・福島県の裏道(すなわち誰も走ってないフタケタ県道)をマイペースで走破する計画である。仙台市太白区生出からK31で村田町へ。名も無き農道やR4を経由して宮城県白石市へ。福島県国見町から伊達市梁川へ。ツーリングとしてはここからがようやく本番なのだが、本気走りの前に梁川町の菓子舗「藤川屋」へ立ち寄る。これは昨年秋の銀婚式ツーリングで偶然見つけたナイスお菓子屋さんで、まんじゅうが美味である。みそまんじゅう、茶まんじゅう、まんじゅうの3種をこれでもかというくらい購入。
 





福島県伊達市梁川からはK122でどんどん南下する。途中伊達市斎場前にショートカットして霊山へ。一瞬だけR349を経由してK51〜K40を経由してセブンイレブン飯野町志保井店(福島県福島市飯野町字志保井4-1)で休憩。と言うか、あるのっぴきならない事情があったのだ。
 

いい感じに下がった車高


だが!
左ドアのドアプロテクターが…!
ま、こりゃ経年劣化ですわな。
仕方ないので仮留め用にビニールテープを購入

ドアプロテクターの応急処置をビニールテープ100円で終えて、再びK40を南下。11:30過ぎには三春町の食事処「三条屋」に入店。当然のことながら「三春そば1,000円」を食す。毎度毎度このメニューでちょっと新鮮味は薄れてきたが(笑)、食べると「あぁ、三春に来たなぁ」としみじみ思う。
 

さいとうたかをの「鬼平犯科帳」が大充実していたが、
むしろ驚きは梶原一騎の「空手バカ一代」が並んでいたことである

いよいよ本題の福島さくら遊学舎へ。実は三条屋からは10分程度で着いてしまう。三春ダムと目と鼻の先の距離だが、ナビ無しには難しい。それもそのはず、どうやら廃校となった小学校のリノベーション物件のようで、実際の立地も丘陵地帯にぽつねん…という風情。しかしアニメミュージアム(と地元観光協会の事務所)というプランは、廃校のリノベーションとしてはなかなか良いと思う。
 

ではあるのだが、福島ガイナックスにはこの手のミュージアム系施設の運営ノウハウはほとんど無いらしい。アニメ制作会社なんだから当然か…。駐車場案内から館内の動線案内まで、わかりにくいことこの上ない。元は小学校なんだから造りは仕方ないとしても、案内は工夫次第でどうにかなるんじゃないか。また誰かにあれこれ訊こうと思っても、スタッフも何かしらユニフォームを着用しているわけでもなく、客だかスタッフだかわかりにくい。

もっとも福島さくら遊学舎は年中無休。ミュージアム等の生涯学習施設としては破格のやる気である。企画展と常設展を両方見ても大人1,000円という価格設定もうまい(まぁこれはNHKエンタープライズ=みんなのうた展の企画制作元の決めた額なのかもしれないが)。正直お金を払う時は「高いなー」と思ったが、全部見終わって帰る時は「これならまぁいいか」と納得していた。
 

肝心の「みんなのうたシアター」は撮影禁止だったのでお見せすることができないが、昭和編はこのようなメニューである。
 

「コンピューターおばあちゃん」を堪能したのはもちろんだが「南の島のハメハメハ大王」の4番のサビのバックにトップギャランによる掛け声的コーラスが入っていたのを確認できたのは収穫だった。リピート再生の20分DVDを2回ほど堪能し(観てたのは筆者だけ…)、ついでに見た常設展「ガイナックス流アニメ作法展」もボリュームがあって面白かった。


三春を出発したのが13:30。二本松へ抜け、岳温泉〜道の駅つちゆ〜ジェラート屋のhoney bee〜K5フルーツラインを通って飯坂温泉へ。さらに桑折町〜K353で国見町まで戻ってくる。もちろんそこからR4へは抜けず、K46こと七ヶ宿街道で宮城県七ケ宿町へ。
 

三春近辺の道はどこをどう走っても
西に安達太良山が見える。
実にすばらしい



二本松の目抜き通り


岳温泉・成駒。
考えてみればこっちで昼飯を
食えばよかった案件



岳温泉から土湯峠へ


まだまだ雪が、ね


道の駅つちゆにて。
まだ閑散としている



下界に降りてきた!
ということでhoney bee



ジェラートのダブルは460円


飯坂温泉のすぐ手前。
直進の矢印が出ていても、右折踏み切り横断車がいたら
進めませんがな



国見町まで戻ってきた!
K46で七ケ宿町を目指す



国を見るから国見!


万蔵稲荷神社

さらに西へ進んでK51で川崎町へ…という展開もあり得たが、さすがにこの辺で16:00頃になっており、走りっぱなしで疲れてもきた。無理せず七ケ宿町からはR113で白石市へ。あとは蔵王町を経て村田町へ戻り、生出を経由して帰宅。
 

七ケ宿町から白石市内へ抜ける。
この辺のR113はトンネルだらけ



夕暮れの村田町


9時間半/302km

帰宅後ドアプロテクターを本格的に補修。それにしても、MiToオーナーは上掲画像のフューエルメーターをよくご覧いただきたい。この三春ツーリングの当日朝に満タンにして、300km走破してメーターの針はまだ1/2に落ちていない。素晴らしい低燃費っぷりである。1.4T Sportも捨てたもんじゃない。加えてダウンサス、やはり快適だった。何しろ300km走って底付きは5回くらい、アンダーカバーは2回しか擦らなかったのだから。くり返し細かい振動を喰らうと処理しきれないようだが、人工的に切られた溝ならともかく、自然発生する路面不整にそのようなパターンは少ない。従ってマニエッティ・マレリのダウンサス装着は大勝利ということで結論付けて良いだろう。

そして本エントリーを以て「クルマで行きます」は2017年ツーリングシーズンの開幕を宣言する!新しいノーマルタイヤ買わなきゃ…。とほほ。
MiTo・また生まれ変わった
| MiToのメインテナンス | 23:35 | comments(0) |

MiToが帰ってきた。オイル交換とサスペンションスプリングの交換を終えて!!



●オイル交換_145,580km
SELENIA K PURE ENERGY 51028757 6,300(@2,100 *3.0l)円
SEALING GASKET 10261060 200円
オイル交換工賃 1,300円

●サススプリング交換(部品持込)
サイドスリップ(トー調整) 26,250円

消費税 2,724円

合計 36,774円

サス交換の工賃が想定を遥かに超えてエクスペンシィヴだったが仕方ない。で、走ってどうなのか。









もっ最高っ!











純正サス比、粘るというか戻りが速いというか、接地感が向上したことがはっきりわかる。これまでなら速度を落したりコースを変えたりしてきたような細かい路面不整を乗り越えても、最小の時間で処理し終える。以前装着していたアイバッハのダウンサスよりも元に戻るのが速いように思える。ま、これはもう少し距離を重ねて確かめてみることにしよう。

マニエティ・マレリのダウンサスはべー.さんから頂戴したものだ。3cmくらい落ちるから車検通過は微妙との触れ込みで。だが実際に装着してみると指2本は入る。ベタベタというほど…ではない…と思う。どうだろう。また実際に装着して走行チェックをした際に足廻りから異音が発生、帰宅が一晩延びた。原因はアッパーマウントベアリングのグリス切れだったとのことで、そちらの対処も完璧に(株)イデアルのTさんが請け負ってくれた。Tさんには500の手配も含めてお世話になった。

それにしても今回自分でもっとも驚いたのは、MiToの受け取りにものすごくワクワクしたことだ。前述のとおり納車が一晩延びて、引き取りに行く日の午後はもうソワソワしていた。イデアルさん直近の交差点で信号待ちをしている時、本当にワクワクして心臓がドキドキしていて、そのことに驚いた。8年落ち、145,580kmも走行したMiToのサスペンションを交換するだけでどうしてこんなにワクワクするのか。しかも走り出したら預ける前よりも数段良くなっていた。自分のMiToで加速するのがこんなに楽しいとは!!
 


500 1.2POPは本当に楽しいクルマだったが、自分のMiToの、まるで数年履いているジーンズのようなフィット感は格別だ。しかも足廻りが大グレードアップした!!言う事なし!!

べー.さん、本当にありがとうございました。

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

【試乗記その2】FIAT 500 1.2POP 足るを知る
| 試乗レポート | 18:45 | comments(0) |
ほんの数日で200km以上走ってしまった(株)イデアルさんからの代車FIAT 500 1.2POP(っぽいヤツ)の試乗記その2。500の試乗記など何を今さら感120%だが、カワイイ物件として輸入車初心者が初めてのガイシャとして中古車を購入するケースもあろう。そういう人たちの役に立てば良いと思う(輸入車初心者がイタ車の中古車を買うかどうかという論議はさて置いて)。
 

試乗記その1へあおさんが寄せてくださったコメントのとおり、「500をファミリーカーと定義して良いのか」というそもそも論もあろう。筆者が500をファミリーカーと書いた、その「ファミリー」とはどういう家族・人物を指していたかというと、まずDINKSの若夫婦。中学生くらいまでの子どもが2名くらいいる核家族。三世代家族の元気なおじいちゃんおばあちゃん、18歳でさっそく運転免許を取得した若者。とまぁ仙台在住の筆者の周辺ではありふれた人々である。大都会にお住いの読者諸兄にはピンとこない人物像も含まれているかもしれない。乱暴にまとめてしまえば自動車運転初心者と老人、そしてデザインの良いものや、人とは違う良いものを所有したい中流家族を構成する人々である。

基本的にこのブログは自動車好き、中でも欧州車好きの人々への親近感を背景に書かれているが、そういう人々は往々にして世間の価値観とはズレているものだ。ちょっと壊れて嬉しい顔をするとか、運動性能しか基準にしないとか。まぁつまり筆者のことなのだが(笑)。今回味わった500はそういう人への訴求はもちろん、「クルマ?あんまり興味ないけど、軽自動車じゃなくてカワイイのがいいなー」などと言う人々にも充分アピールでき、それだけでなく「ちゃんとしたクルマって乗ると楽しいね」と1年後ににっこり笑って語り合えるような(誰とだ?)出来になっていることに深く感動した。

●静的検分
パッと見についてはあまり言うことはない。BMW MINIと同じで「これが欲しいから買う」が通用するエクステリアデザインだと思う。しかもマイナーチェンジを経た2017年の今見ると、MC前の造形は実にシンプルでそこも好感が持てる。運転席に座ると広くて驚く…というか、Aピラーが遠い。おかげで運転手と助手席の人には広々感はあるのだが、右ハンドルの場合左前輪位置がちょっとわかりづらい。慣れるのに1日くらいかかるかもしれない。加えてその影響は後席に顕著で、前席に身長170cmの筆者が座り膝前の空間をタイトにシート位置を決め、その後に後部座席に座ってみるとそれでも膝はフロントシートの背中に触れっぱなしである。さらにヘッドクリアランスは無きに等しく、ヘッドレストもきちんと頭を支える位置まで伸ばせない(なにしろリアゲートガラスに当たるのだ)。この一点を以てダメグルマの烙印を押す人もいるかと思うが、小学生くらいまでの子どもなら全く問題ないとも言える。2シーターと割り切る必要はあるかもしれない。
 

MC後は必要以上に目力が強くなったような…。
これくらいすっきりしている方が、
素材の良さを実感できますよね?ね?


ほら…

もうひとつ気になる人には気になるかもしれない要素として、エンジンルーム内の機械動作音がある。鈴虫の鳴き始めみたいなキーともジーとも言えない高い音域のノイズが常に車内にいる。複数の音源があるようだが、そのうちのひとつは確実にデュアロジックで、変速する度にそのノイズが聴こえる。また音域と車内空間設計のせいか、そのノイズは常に耳元で鳴るのである。これはどうしたって気になる。今回借り受けていた期間中の大部分はラジオもCDも聴かずひたすらエンジン音だけを聴いて走っていたので、音楽を大音量で鳴らせばある程度はごまかせるかもしれない。要は音対策は手を抜かれているのである。

欧州車の右ハンドル化につきまとうオフセット問題は、ある。全体的にシートセンターとハンドルセンターは左にずれているし、ふたつのペダルももう少し右に置いて欲しい。最長で100km、あとは通勤程度の短距離しか乗っていないので、ロングドライブで身体にどれくらい負荷がかかるかは未検証だが、膝か腰に影響が出そうだ。ただし試乗記その1にも書いたように、今回の個体はシートがアバルト 500のものに換装されており、素のシートの場合はどうなのかというさらに未検証な部分もある。沢村慎太郎のツインエア評に拠れば、500は全体的にシート内部のウレタン劣化が早そうだと書かれている。


笑ってしまった後付けシフトノブ。
かつてイタ雑さんでよく見たなぁ

●動的検分
今回一番感動的だったのはこの部分。デュアロジックのAUTOモードでもマニュアルモードでも、普段使いには必要充分な加速が得られる。むしろ問題はブレーキで、未確認だがブレーキシリンダーのマスターは左のままなのだろう。必要な制動力はいつでも得られるが、その効き始めが曖昧なのが本当に惜しい。加速は楽しいのだが、思ったとおりのタイミングで止まれる自信を持てないので、結果的に80km/hも出すともうブレーキを踏むタイミングを伺っている自分がいる。車間距離を多めに取ってしまうのも、加速が悪いからではなく余裕を持ってブレーキ操作をしたいからなのだ。

デュアロジック(セミオートマティック)については「これまで誤解しててゴメンな」の一言である。この変速機はクルマの運転が大好きな人々が作った佳作である。AUTOモードで割と乱暴な運転の流れに乗ろうとすると、1速で5,000rpmくらいまで平気で引っ張る。典型的な非力エンジン(なにせ69psだ)向けプログラムなのだが、そこから2速へ繋ぐ時の空走感たるや。ヘタすると「どこか壊れてる??」と思ってしまう程なのだが、実際例えばMiToで1速5,000rpmまで引っ張って2速にスムースにつなごうと思えば、相当慎重にクラッチを繋がざるを得ず、結果的にそれなりの時間を浪費する。それに比べてデュアロジックの1→2速への繋ぎは決して遅いわけでもルーズなわけでもない。こここそがこの変速機の要であり誤解の基なのだ。AUTOでもマニュアルでも、このタイミングでアクセルペダルを戻せば実に美しい変速動作を味わえる。2速より上のギアでは乱暴にアクセルを踏んだままでもその空走感は許容範囲。マニュアルモードに入れて、いわゆる3ペダルMT車のように変速操作とアクセルON/OFFをきちんと組み合わせれば、これはやっぱり人間が同様の操作をするよりも格段にショックが少なく速い。

もちろん完璧ではない。イタリア在住の実験部隊が日本の交通事情を熟知しているわけでもなかろう。AUTOモード時、特に交差点での前走車に続く右折や、登り坂での微妙な速度調整などではギクシャクする。マニュアルモードに入れてしまえばこちらの手のひらの上なのだが。

もうひとつ美しいのが足廻りの動作である。かつてクライスラーブランドからイプシロンがデビューした時、ツインエアと同じ車体、エンジンでありながらホイールベースは若干延長され、それによって500比バタつきが無くなったという評価を聞いたが、なかなかどうしてこの500だってそんなにバタつくわけではない。むしろ175/70/R14なんていうプロフィールのタイヤ(今回は鉄ちんホイールである!)なのに、コーナリングでのじんわりした粘りは嬉しい驚きだ。MiToだと避けて通るような悪路でも、ショックは上手に丸められているし、路面追従性は高い。

こんな風に書くと上から目線のようで恐縮だが、今回の500に乗って思ったのは「足るを知る」である。非力なエンジンを特殊な変速機で操り、パワーを使いきるような走りを楽しむ。このグレードではあれこれオプションや機械的ドーピングを目指すよりも、純正の状態をキープし続けた方が良いと思う。何か特別なものが仕込まれているのではなく「この製品はこれでいい」という割り切りがはっきりと見て取れると同時に、その「これ」が指す基準がとても高いところにあることがよくわかるからだ。操作する楽しみ=自分がこの機械を御している感覚を満喫できる。箱庭のような楽しみだが、逆に走ったり曲がったりのひとつひとつが濃厚に感じられるのだ。

5万kmを走破した1.2は、中古市場ではもはやアンダー100万円である。乗り出し価格でも100万円くらいだ。デュアロジックの耐久性というジョーカーは潜んでいるものの、これだけ濃厚でクリーンな乗り味を提供されればクルマとしては評価しないわけにはいかない。大きい箱グルマの乗り味が大好きなんだ!という方はともかく、小さいクルマであっても家族の足は務まるし、なによりドライバーは乗るたびに楽しめるという大きな特典が付いてくる。大事なことは、初心者は言うに及ばず身体能力が衰え始めてきた高齢者でもすっきりきれいな運転ができるだろうということだ。むしろそういう人たちこそ500のようなクルマに乗るべきだ。クルマの出来が良いと安全運転に徹していても運転は楽しいと実感してほしい。
【試乗記その1】FIAT 500こそファミリーカーの決定版である。以上!!
| 試乗レポート | 22:26 | comments(6) |

MiToのオイル交換とある部品交換をお願いしたら1週間ほど預かりたい旨、(株)イデアルさんにて聞く。「代車もご用意しますよ」とにこやかにMさん(シトロエン仙台のスタッフ)から言われたが、思い出すのはHONDA That'sである。あれは本当に辛い体験だった…。それならオイル交換だけでいいから日帰りさせてくれとお願いしたところ、他に用意できる代車が無いか確認してみると言ってカウンターの方に下がったMさん。そちらを見ると、最近何くれとなくお世話になっているTさんが代車スケジュールを確認していた。「あ、500、ご用意しますよ」とTさんにっこり。筆者もにっこりである。
 




FIAT 500(個体の車検証による)
総走行距離約52,000km
初度登録年 平成24年(2012年)
形式 ABA-31212
原動機の形式 169A4 
排気量 1.24L(ガソリン)
車両総重量1,210kg(前前軸重650kg 後後軸重340kg 車両重量990kg)
全長 354cm
全幅 162cm
全高 151cm

これはいわゆる1.2POPというグレードであろう。排気量がさらに小さいツインエアエンジン搭載グレードが遅れて発売された後も、結局"一番安いグレード"というヤツである。だがこの個体、ちょっと手を入れられていて、フロントのふたつのシートはアバルト500のものが移植されている(笑)。メーターフードとハンドルも、である。ついでに言えばデュアロジックのシフトノブも社外品(アルファロメオエンブレム付き・笑)に交換されている。友人がやったら拍手と嘲笑が同時に起こる類いの改造である。もちろん筆者は大好きだ(笑)。
 


やけに肉厚でレーシーなシート…??


突然革張りの豪華なメーターフード…???


白飛びしているが、
明らかにイタ雑の定番シフトノブ…????
アルファロメオのエンブレム付き(笑)


500はこれまで1.4LOUNGE(DL)、TwinAir(DL)、ABARTH 500(5MT)、595(5MT)に試乗してきた(DL=Dualogic)。ほぼ全てがディーラー試乗で、ABARTH 500だけはRyouさんの当時の愛車にご厚意で運転させていただいたもの。これらの印象から導き出した当座の結論は、「デュアロジックじゃなきゃイイクルマ」。身も蓋もない。それくらい5MTの(クルマとの)ダイレクト感は強かった。そして500のポテンシャルは高い。これらに試乗した当時は、とにかくかっ飛べるクルマ=正義だったのだろう。今ならそれは偏見に満ちた誤認だったと断言できる。

だってデュアロジック、いいぜぇ〜

いや、自分でも意外すぎる。まさかデュアロジック=セミオートマを褒めちぎる日が来ようとは。借り受けた当日、まずはAUTOモードで走り出したが、1km走らないうちにマニュアルモードに入れてしまった。エンジンブレーキを活用したかったからだ。仙台市郊外のR4は大変混雑しており、信号ごとに止められてしまう。その都度エンジンブレーキを使ってスマートに停車しようと試みるのだが、このマニュアルモードの+と-が自分の体験しているATのマニュアルモード(つまりプジョー 307SWとシトロエン DS3のAL4なのだが)とは逆で、そのため500の動作はギクシャクしてしまうし、筆者の神経もひたすらシフトチェンジに持って行かれてちょっと疲れる。

だが勝手に非力だと思いこんでいた1.2リッターSOHCエンジンは、少なくとも街中を走るレベルでならまったく問題ない。いや、むしろ(交通の流れを)リードできんじゃね?とすら言える。もともとボディの堅牢さやシャシーの俊敏さはちょい乗り試乗でも知り得ていただけに、1.2がこんなに実用的で楽しいエンジンなのは大発見だった。

あまりに楽しくてけっこう走ってしまい、そろそろ帰ろうかという時にその近くにある峠道を思い出した。具体的には宮城県岩沼市から村田町へ抜けるK25である。逆にここをAUTOモードで走ったらどうなる…??非常に興味が湧いたので、岩沼市内からAUTOモードに入れっぱなしでK25の峠エリアを目指した。当然交通量は少ない。するとどうだ。まるでマニュアルで自分がコントロールしているかのように、高回転域までぎゃんぎゃんに引っ張るのである。1速から2速にシフトアップする時の空走感は仕方ないとしても、2〜5速はその空走感も希薄。峠道でもシフトチェンジに関するストレスはほとんど感じない。デュアロジックのクセがわかってくれば、どうしても必要な時は自分でシフトチェンジすればいい。AUTOモード時にマニュアルシフト操作をしても、AUTOモードが解除されるわけではなく、その後はまたコンピュータがシフト操作を引き受けてくれる。

これがわかってくるとデュアロジック500は断然楽しい。激しいカーブが次から次と現れる上り坂でも、渋滞ぎみの国道でエンジンブレーキを使いたい時でも、いかにもスイッチ然とした短いシフトノブを"ちょん"と押し引きすればいいだけなので、運転に集中できる。こうなるとパドルが欲しくなるが、このクルマにそれは過ぎた望みであることも確か。逆にロボタイズドMT車両をパドルシフトで操る楽しみが、突然リアルに感じられてくる。具体的にはジュリエッタ QVのTCT版だ。あれこそ確かにこういう楽しみだった。

借り受けたその日の内に約100kmも走ってしまい、翌日以降もなるべく遠回りをしてあちこち行き来している。もちろんずっこける面も持っているので総評はまた改めて書くことにする。しかしこれまでは運転初心者や高齢者がゲタ代わりに乗るなら、プジョー 206の中古車を車両本体価格16万円くらいで買ってきて、2年で乗り潰すのが最良だと信じていたが、この1.2 500の真価がわかってしまうと、宗旨替えせざるを得ない。FIAT 500こそファミリーカーの決定版である。ファビュラス!

【報告】リアゲートガラスへの撥水加工は有効か?
| パーツ/グッズ | 21:33 | comments(4) |
自動車のワイパーは雨水を拭き取っているのではなく、ごく薄ーく伸ばしているに過ぎず(その結果光の屈折がほぼゼロになり視界が確保できる)、従って撥水加工はワイパーの仕事を邪魔しているのだ、ということを何年もフロントガラスを撥水加工していた筆者が知った時の衝撃たるや。確かに雨天の夜間走行時、ワイパーを併用すると拭き跡が白い幕のようになって、却って見づらいと思ってはいた。特に対向車のヘッドライトの反射具合によってはワイパー航跡が真っ白に光って視界がほぼゼロになる瞬間があって怖い思いをしたものだが、ワイパーの動作原理を知れば「そりゃそーだ」な結果だったわけだ。2016年にフロントガラスに飛び石を喰らって交換した時は、だから撥水加工をしなかった。様子をみようと思ったのだ。

しかし逆にワイパーを使わない場合には撥水加工は有効だという側面も捨てきれない。事実撥水加工を施した左右のドアガラスの場合は非常に助かっている。ワイパーは付いているものの、リアゲートガラスも同じ理屈で撥水加工が有効なのではないか。そう直感した筆者は市販の撥水剤・ガラコを購入、加工してみた。その結果は速報としてこのブログにエントリーを書いたが、さらに時間経過して本当に有効なのかどうかをご報告したい。
 

上掲画像はある雨の朝のMiToの撥水加工後のリア周りの眺めである。「画像だから見にくいだけじゃないの?」と思う方もおられるかもしれないが、実際運転席に座ってルームミラーで後方を確認するとこんな感じではなかろうか。そう、思ったほど効果的ではなかったのだ。

どうやらそれは、リアゲートガラスに常に堆積しているチリ・ホコリが原因のようだ。ハッチバック車両はその構造上どうしてもリアゲートにチリ・ホコリ・泥などをはね上げやすい。撥水加工されたガラス面にそれらが堆積しそこに雨が降ると、撥水された雨水は「汚れた細かい水玉」になり、その結果後方視界を阻害しているのではないか。帰宅するたびに、あるいは出発するたびに、リアゲートガラスに積もったチリやホコリを毛ばたきではたき落すのが最善なのだろうが、そんなシチ面倒くさいことはやってられぬ。

実際のところは撥水加工によって見えやすくなる瞬間もあるので、百害あって一利なしではない。だが数百円とは言え出費がある以上、積極的におすすめはしかねる…というのが、筆者が導き出した現状での結論である。
DS3・2度目のリアブレーキローター&パッド交換完了
| CITROEN DS3 | 08:46 | comments(2) |
物議を醸している家人のDS3の2度目のリアブレーキパッド交換が完了した。なぜ物議を醸しているかというとDS3の当該交換はアセンブリ交換オンリーで、社外品のパッドを安く買ってきて数万円で済みました〜!とは行かないからだ。

リヤブレーキパッド、ローター交換
4 BREAK PADS/R 0000425420 *1 9,900円
HUB DISC 0000424932 *2 36,800(@18,400)円
HUB FIXING NUT 000373932 *2 600(@300)円
WHEEL HUB PLUG 000374046 *2 1,000(@500)円
技術料 16,800円
消費税 4,461円

キャンペーンによる値引き -9,341円

支払い計 60,220円

最初の交換時に発覚したこの全交換だけよ事案。かつて207GTi乗りだったS店長ですら見積金額を知らせたら「ええぇっ?」と驚いていた(シトロエン仙台が当時まだ存在しなかった頃に買ったので、S店長にはいろいろお世話になった)。こう言ってはナンだが、FF車のたかがリアブレーキパッドの交換で、20%OFFでも6万円というのは如何にも高い。参考までにMiToのリアブレーキローターとパッドの交換工賃は13,600円(税別)、社外品(DIXCEL)のお安いライン(ローター=PD、パッド=Premium)のローターで21,913円、パッドに至っては6,912円、全部合わせても43,513円である。パッド交換だけなら工賃を加えても2万円かからないはず。

そんな恨み節を歌っていてもビタ一文安くならないので、家人が交換に行ってきた次第。この件は逆に「寄せ集めのアルファ、内製のプジョーシトロエングループ」という言い方ができるのかもしれない。プジョーシトロエン車はパーツ類まで極力内製し、地味ながらも高度なバランスを保ち、結果的に高性能であるという。それは先日のプジョー 308GTi250 by Peugeot Sportの試乗で大いに体感し、納得した。DS3の制動性能を満喫するなら、アセンブリ交換もやむなしということか。

ついでにここ1年くらい点灯しっぱなしだったanti pollution fault表示(要は触媒エラーのお知らせ)をリセットしてもらってきた。このブログで何度か書いているとおり、シトロエンのセンサー類は軒並み基準が厳しく、瞬間的なエラーも律義に拾うのだそうだ。もっとも数日経っても再度異常を検知しなければ自動的にリセットされる。1年近く点きっぱなしというのはそれなりに触媒がくたびれてんじゃねーの?と家人と話してはいた。今回機転を利かせてくださったシトロエン仙台のUさん曰く「本当に異常が有る時は点滅しますから、そうなったらすぐに連絡ください」。

5F01エンジンのDS3にお乗りのみなさーん!アンチポリューションフォールト表示は「点滅してなければ大丈夫」ですよー!

8万kmを超えている家人のDS3の次の車検費用に今から戦々恐々である。

JUGEMテーマ:CITROEN

MiToとDS3・2台体制天国
| AlfaRomeo MiTo | 08:36 | comments(4) |

以前から何度か書いているように、家人のシトロエン DS3(デヴュー・セリ=Chic)を運転することが折々にある。運転してみて思うのは「なんてやさしくて素直な動きなんだろう」ということだ。それは加速したり曲がったりということだけではなく、道路上の小さな凸凹を通り過ぎた時のショックの丸め方だったり、旋回終盤のロールの収まり方の美しい連続性だったり、細かいことを言えば、乗り込んでドアを閉める時のドアの重みというか、動作抵抗というか、そういうところまで渾然一体となっていて、かつそれがDS3の「走る・曲がる・止まる」のイメージとぴったり一致しているという感動に繋がっているように思う。※
 


ある晩のこと、DS3に乗って帰宅する時に上記のようなことをしみじみと思った。何も考えずに取り合えず乗って走り出してそんな風に感じるってことは、もしかしたらMiToよりも「クルマとして出来がイイんじゃないか?」とすら思った。いやいや、わかってます。これをお読みのMiToオーナーは「んなワケねーじゃん」とツッコんでおられるだろう。もちろん「出来が良い/悪い」の話ではないことくらい筆者もわかっている。単なるキャラクター付けの結果だ。DS3 Chicはコンフォータブルであることに重きを置いている。ではMiToの軸足はどこにあって、どういう運転をするとそれを味わえるのか。

その夜、帰宅後に今度はMiToで夜活に出かけた。天気の不安定な夜で走っているクルマも少ない。郊外の長い直線道路でエンジンをブン回した。3〜4速で6,000rpm以上、5速で5,000rpm、6速で4,000rpmくらい。当然アクセルペダルはベタ踏みである。こういう時は筆者もそれなりに神経を使って運転するので、如何にギアチェンジを素早くできるか?とかハンドルを通じて得られる路面情報はどうか?とか、そもそもそのハンドルの挙動におかしなところはないか?などなど、運転動作に集中する。こういう時、筆者の脳みそから雑事は完全に消え、タコメーターと窓外から流れ込んでくる景色だけが世界の全部になる。こういう時の記憶は後から思い出しても不思議と色味が少なくて、モノクロームな印象が強く残っている。視覚情報も適当に切り捨てられているのかもしれない。
 


伊豆沼南側のなんだかわからない細い道


つまりそういうことだったのだ。MiToドライビングの魅力は、運転動作とその結果(加速だったり旋回だったり)によって、脳みそがハイになることである。自分の操縦の結果がダイレクトにわかりやすいと言えば良いのか。もちろん良いクルマはどれもそうだと思うが、MiToの場合は「走る・曲がる・止まる」のよろずに渡って演出が過剰なのだ。加えて音振方面(騒音と振動)も必要以上にカットしない。多少のうるささもビシビシ入ってくる振動も演出として残してある。まぁうっとこのMiToはより図太い音のマフラーに交換してたりしますが。

ありきたりな結論だが、筆者はMiToを所有しているからこそDS3の快適さをしみじみ味わえる。これがプジョー 508SWとDS3ではコンフォータブル祭りになってしまい、おそらく欲求不満になるだろう。家人は8万km以上走ってまだまだDS3に乗り続けると言っているので、筆者はひたすらアドレナリンが出るクルマを所有し続ければ良いのだ。ラッキーな話である。


ただし加速については搭載トランスミッションがAL4(トルコン4段AT)だからダメだ。はっきり言えばどんクサイ。勝手な想像だが、初代DS3シック(1.6lNA)は40km/hに達するまでの間に、せめてもう1段ギアが無いとダメだと思う。MTだったら、動き出したらすぐに2速へ入れてしまってちょうどいい、みたいな。モデルイヤーで言うと2016、1.2lピュアテックエンジンと6速トルコンATのEAT6に切り替わった(今のところ)現行モデルに試乗した時は、EAT6がそのように振る舞っていた。仙台の都市部の巡航速度に達するまでにギアは2段か3段に入っていたと思う。シフトインジケーターを凝視していたわけではないから、「◎◎km/hで▲速」と具体的に書けないけど。

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

MiTo・リアゲートガラスを撥水加工
| MiToのメインテナンス | 23:53 | comments(8) |
飛び石による交換を機にフロントガラスの撥水加工を止めてみた筆者だが、その際の考察にも書いたとおり、ドアガラスとリアガラスに撥水加工は有効だと思っている。ドアガラスへの撥水加工は継続しているが、特に雪や雪解け水で汚れることが多いこの季節、MiToのリアゲートガラスにセルフ撥水加工を施してみた。

ブツはガラコ。いろいろと商品はあるが、ここは有名どころで。何しろセルフ加工は初めてなので。
 

折り良く(?)塗布後しばらくして雨に。実際に走ってみると後方視界は上々だ。できればベタ雪の中をリアゲートに向かってびちゃびちゃはね上げながら走ってみたいものだが、それはそれで大変ストレスでもある。特にリアゲートガラスは、例え晴れ間続きでも砂ぼこりやチリが堆積しやすく、そこに雨が降ると途端に汚れが顕在化して視界が悪くなる。それが防げれば良いのだけど。もう少し様子を見る。
 

 

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

MiToで行く!・相馬に行ったけど春はまだだった!!
| その他のツーリング・夜活など | 21:42 | comments(5) |

相馬のかつ吉でとんかつを食べてきた。立春だの雨水だの2月は春を告げる節気が含まれているだけあって、少し暖かい日が続くと「お、そろそろ冬も終わるんじゃね?」と思ってしまう。残念ながら現実はそんなに甘くはないのだが、半日ツーリング程度にならもってこいだ。この日もそんな錯覚を起こさせるような1日で、家人を乗せて14時頃帰宅を目安に出発。

ひとりツーリングでなら、宮城県内は白石から丸森へのくねくねワインディングロードをひた走るところだが、少しでも標高が高いと凍結や、下手をすると積雪の恐れすらある。この日は珍しく村田町から大河原でR4へ乗り、走ったことのないコースで角田市へ抜けた。
 

ま、焦らず飲み物でも買おうじゃないか。
セブンイレブン村田中央店
(宮城県柴田郡村田町村田反町51)



遠く蔵王を臨みながら南下

宮城県南の県道や農道は、県北のそれとは趣が異なる。どこが違うかというと、山の連なりが違う。県南は低い山がゆったりと連なっていて、すでにして福島県浜通り地方の空気が漂っている。GoogleMapに適当に案内させたおかげで、初めてのコースを走ったのだが、極上である。K110や田んぼの真ん中の広域農道をのんびり南下し、R113に乗るとあとはいつもどおり(笑)。かつ吉の開店時間より少し早く相馬に到着してしまったので、いつもと順番を逆にしてお菓子屋の船橋屋へ立ち寄る。この日は酒まんじゅうがなく(なんで!!??)、まどかまんじゅうの白あんバージョンをしこたま購入。そして満を持してかつ吉へ。
 

心落ち着くかつ吉の店内


ロースカツ定食1,000円


わっしょいわっしょい

かつ吉は相変わらずパラダイスだった。いつもの「ロースカツ定食1,000円」を注文。やはり宮城県から来られたらしいハーレー乗りのおじさんたちと黙々と食べる。

食べ終わっても12時前である。14時帰宅を目指すならあまりふらふら走ってもいられない。発想を転換して常磐自動車道に乗る。実は初めて走るのだ。相馬から仙台東部道路、北部道路を経て富谷インターチェンジで降りる。常磐道では黒いクラウンに後ろをぴったり取られ、必要以上に安全運転をしたりしたが(結局警察車両じゃなかった…)、小1時間で富谷市(2016年10月に富谷は町から市へ昇格した)へ到着。時間を金で買うとはこのことか。
 

常磐自動車道、交通量が少なくて快適。
でも太平洋側を眺めるとちょっと切ない

 
路面に流れる雪解け水でまたMiToを汚してしまったが、初めての道をふたつも走れて大収穫。しかし春は遠い。


4時間/187km
 

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

闇取引 at Rosso
| パーツ/グッズ | 00:14 | comments(4) |
12回目のクルマで行きますOFF会で初めてお会いできたべー.さん。その後みんカラのページを拝見したところ、ローダウンスプリングの処分先を探しておられることが判明。恥も外聞もなく「ぜひください!」とお願いしたところご快諾いただいた。しかしいざ受け渡しの日程を調整していたら、ずいぶん時間が経ってしまった。年も改まりようやく再会が叶った。
 

仙台のMiTo QV乗り、べー.さん

この手の話で落ち合う場所としてRossoさんほど相応しい場所があるだろうか。いや、ない(反語)。久しぶりにRossoさんを訪れたが、まるで先週も来たかのように暖かく迎えてくださった。パーツを頂戴できることになりまして…と説明すると、「お!何センチくらい下がるんですか?」「3センチくらいらいしいです」「いいですね〜」「いや、また底突きとアンダーカバーいじめですよ〜」「いやー、いいですよ!」アンダーカバーをこするのを良しともてはやすカフェは、仙台近辺ではRossoだけだと断言できる。ごく控えめに言って最高だ。なんだか早く交換したくなってきた(笑)。
 

お馴染ロッソプレート。
お好みのパスタ1品とトマトライスにスパムステーキ

だらだらしゃべっていたら小1時間などすぐに過ぎてしまう。お店も徐々に混んできた。なんとお客様の中にはTipo VELOCEさんもおられてプジョー 406の話などしてしまう。いいなぁ。いざ受け渡しの段となって支払いを済ませたら、なぜかRossoのSさんとTipo VELOCEさんに立ち会っていただくことに…。75のぶっといエグゾーストサウンドや車高ペタンコなNDロードスターなどで盛り上がる。ヘンタイのためのパラダイスか、ここは。

というわけで無事に受領はしたが、交換はやはり雪のシーズンが終わってからであろう。べー.さん本当にありがとうございました!必ずレポートします!
+ PROFILE
+ accesses since Dec.2009
+ RECENT COMMENTS
+ 「クルマで行きます」用語集
■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
+ CATEGORIES
+ LINKS
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728    
<< February 2017 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT TRACKBACK
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ OTHERS
このページの先頭へ