クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
想像してごらん、ジュリエッタに乗っている自分を
| 試乗レポート | 20:33 | comments(8) |

 

MiToから乗り換えるクルマとして、真っ先にジュリエッタの名がなぜ挙がらないのか。これは筆者自身の話であるが、実に不思議なことだ。こんなにMiToを、ひいてはアルファロメオというブランドを愛しているのに。様々に考えてみると、「高品質になってしまったこと」。これに尽きると思う。もちろん世界規模で販売のことを考えてみれば、ゴルフという巨人と対向する以上、同等の品質を備えることは重要…というよりも、必須でありそこがスタート地点である。だが狭い範囲でのイタフラ車シンパにしてみれば、それは最優先事項ではないのだ(高品質化はそりゃうれしいけどさ)。

アルファロメオプロダクツに求めるもの。それはイカしたデザインであり、エンターテイメント性に富んだ運動性能(取り分け旋回性能)であると筆者は思っている。加えて「あれこれダメなところがあるけど、走ればゴキゲン」という、二面性も重要だ。特に後者は一度アルファを憎からず思ってしまったら特に、だ。筆者には、ジュリエッタには真のグローバル展開に対応すべくネガティブポイントを細かく潰していった結果、その二面性が薄れてしまったのでは…?という懸念がある(ヘンタイはアルファは時々壊れるくらいの方が喜ぶのだ)。MiToを降りたらジュリエッタに…と順当に考えられないのは、「フツーに良いクルマになっちゃったアルファロメオなんて、ツマラン」という諦観のためだと思うのだ。

だがある2台のジュリエッタの試乗でその諦観は吹き飛んだ。

最初の1台はTCT搭載となったalfa_manbowさんの個体(モデルイヤー2015、つまり現行のQV)である。以前試乗したことのある6MT版QV比、足さばきが格段に落ち着いていたのだ。するとステアリングインフォメーションも増えたように思えるのが面白い。TCTによるシフトマナーも好ましいものだった。TCTにはTCTの面白さがあるし、この、ある種重厚なライドフィーリングにぴったり合っているようにも思えた。その結果、「エンターテイメント性に富んだ旋回性能」がたっぷり味わえるクルマになっていたのだ。一度そう思えてしまえば、エクステリアデザインもまたカッコいい。伊達である。ジュリエッタ、ありじゃね?と思えたわけだ。

そして決定打だったのが、hoshinashiさんの個体である。過日開催された当ブログの12回目のOFF会の会場で、試乗させていただいた。この個体の正確なモデルイヤーはお聞きしそびれたが(おそらく本国発売の2009と同じ?)、細かい年次改良を含めても、TCT以前/以降で言えば「以前」である。その最大の特徴は6MTであること。逆に2016年現在、ジュリエッタのMTモデルに乗りたいと思ったら、中古の6MT搭載のQVを探すしかないのである。

 

hoshinashiさんの個体とはこれ
 

しかしトランスミッションの違いよりも、hoshinashiさんの個体を試乗して驚いたのはボディ剛性の高さだった。あぁ、車体がしっかりしていると、こんなに運転が楽なのか…。これまでもそこは気取れていたはずなのだけれど、七ヶ宿ダム周辺の決してきれいではない路面が、むしろそのことを強調していたように思う。hoshinashiさんによれば、高速道路を含む長距離移動が(MiTo比)格段に楽だという。そうだろうなぁと思わずにいられない。残念ながら今回の試乗ではそういう場面はほとんど無かったが、直進がすごく楽そうだ。MiToもそうだが、ジュリエッタはグランドツアラーとしての才がある。そして6MTによって、よりエンターテイメント性が増している。TCT QV同様コーナーでのマナーは盤石だ。過剰に演出せず、オンザレールで、いつの間にかスッと軽く抜け出している印象。その旋回の楽しみは双方共通だとしても、その後に味わう「加速」というジョイについては、MTで味わう方が筆者は好きだ。

チョイ乗り試乗で単純にMT版とTCT版を比較すると、TCT版の足周りの円熟具合にどうしても思いが行く。これはmanbowさんも購入の決め手になった要素だという。円熟の理由は、例によってよくわからない(笑)。セッティングやパーツのアップデートのせいかもしれないし、トランスミッション機構の自重差による前後重量配分の変化なのかもしれない。いずれにしても好ましい変化だと筆者は思う。それじゃ買うならやっぱり最新現行のTCT版QVかというと、そう簡単ではない。6MTのシフト動作が実に嬉しい滑らかさなのだ。hoshinashiさんに聞けばシフトそのものには何も手を加えておらず(シフトノブは交換してるけど)、それどころかタイヤも含めて新車で購入したままだという。6MT版のこの快活さは実に捨て難い。「伊達でジェントルなのにやんちゃでもある」という二面性がしっかり味わえるからだ。シフト動作による印象もあるのかもしれないが、何と言うか、とても若々しいイメージなのだ。

TCT版QVが真の意味でのゴルフGTI対抗馬だとしたら、それはそれでいい。がんばってほしいし、充分勝機があると思う(あくまでひとりのヘンタイの見解です)。しかし、ジェントルよりもやんちゃ上等を標榜して生きて行くなら、この6MT版QVは捨て難い魅力がある。

これまで「もし明日MiToがもらい事故で全損なんてことになったら、オレは何に乗ればいいのか!」と密かに不安に思っていたのだが、hoshinashiさんの個体試乗の結果、6MTのジュリエッタQVに乗っている自分をものすごくリアルに想像できるようになってしまった。悪くない。悪くないどころかワクワクするではないか。

OFF会#12が無事終了・ヘンタイに付ける薬はない
| レポート・クルマで行きますOFF会 | 22:05 | comments(12) |

 

予てよりお知らせしていたとおり、第12回目の当ブログのOFF会が開催された。自動車SNS「みんカラ」を中心に勢力を増すMiTo会の北日本ミーティングと合同開催という変則開催であった。

「クルマで行きますOFF会#12」+ 「北日本MiTo Meeting 2016」
■日時:2016年8月27日(土) 10:00-(14:00頃解散予定)
■場所:道の駅「七ヶ宿」(宮城県刈田郡七ヶ宿町字上野8-1)
■参加費:500円


参加費500円は、当ブログOFF会としては異例のことであるが、パンフレットを入れるためのクリアファイルだったり、そのパンフレットの印刷費用だったりといった経費とご理解いただきたい。また参加者全員にオーナーパティシエトーマスさんの名前が轟く洋菓子店、ピュイダムールの特製焼き菓子をお土産にお配りしたもの也。
 


photo by acatsuki-studio


さて当日はあいにくの雨模様。だがそんなことは意に介さず、集合時間よりも早々に参加者は集まり始めた。MiToオーナーのブログのOFF会、加えて全国規模のMiToオーナーズクラブのミーティングであったが、集まったMiToは全13台中6台(笑)。なにしろ幹事連からしてすでにMiToオーナーではなくシトロエニストなのだ(笑)。でもいい!要はご縁をつなげているかどうかである。加えてジュリエッタ4台(午後から1台増えて5台)、シトロエン C2VTS、DS3 Sport Chic、HONDA S2000(午前のみ)が各1台という布陣。合計13台/14名である。



photo by acatsuki-studio



photo by acatsuki-studio
 

Y.A.N.さん
MiTo会幹部にして今回の幹事。
腰を痛めておられるのに
VTSのシートはレカロのフルバケット。
あのー、性癖はMですか?



あおa.k.a.あおたくさん
筆者のイタフラ車道の師匠であり、
今回のMiToミーティングの現地お世話役。
シトロエン DS3で参加するも
着衣はMiToのロゴ入りポロシャツである


合同開催のおかげで、初めてお会いできた方も多かった。



しまの助さん


この日唯一のLHDモデルを駆る。そう言えば日本発表当初のMiTo QVは右/左が選べた。厚かましく左ハンドル環境を確認すべく着座させていただいたが、シートとハンドルのオフセットがほぼゼロなのが超絶うらやましい。でもペダルは右にオフセットしてた(笑)。品川ナンバー(!)。前夜てっぺん頃に出発されたとか。恐縮しきりである。

 


べー.さん


関東出身ながら、現在はあおさんのご近所さんらしい。そして今回のオフィシャルカメラマン。画像、拝借いたしました。事後承諾すみません。それにしても、同じ地域(仙台)に住むMiToというあまり売れてないクルマのオーナー同士が出会えるなんて、やっぱりすごいことだと思う。ちなみにみんカラ覗いてみたらマニエッティ・マレリのダウンサス譲りますですって???べー.さん!大変恐縮ですがkio(atmark)acatsuki-studio.jpへメールください!そのダウンサス、acatsuki-studioが成仏させます!!

しまの助さん、べー.さんご両名、以前から当ブログをご覧いただいておられたそうで…。最近OFF会でそういう声をかけていただくことが多い。当日もお伝えしたが、こんな弱小ブログでもやってて良かったと思える一瞬である。ブロガー(という自覚はないが)冥利に尽きる。当方、FCA、あるいはアルファロメオ取り扱いディーラー各社が、筆者を懸賞したいとか何とか申し出られた場合、受け取る覚悟がある。



pseudomonasさん


3回聞いてもハンドルネームの発音を覚えられない(笑)。しゅーどもなす。リピートアフターミー。フレッシュ社会人で、この日唯一のマイナーチェンジ後のモデルを駆る。このトルネードブルーの実車は、カタログや画像で見るよりも、数倍美しい。どうやら以前アルファロメオ郡山のショールームで邂逅したあの個体のようだ。TCTの不吉な話をしてごめんなさい(笑)。

トルネードブルーの個体と初体面した時のエントリー。長いよ(笑)。終わりの方を読んでください。
冬将軍に負けるな!「福島の初冬の里山を巡る(笑)」無事終了!

2016.08.29.追記:違う個体ですって!ご本人からご指摘あり(笑)。そんなドラマティックな話はそうそうない。

約2,000PV/1日の、当ブログのような小さなブログのOFF会だからというわけでもなかろうが、集まるのはいつもの面々である。お会いするとホッとする。ありがたいことだ。

cazbowさん、Queiko姐さん、hiromeoさん、IDEALFAさん、リュウノスケさんと奥様、alfa_manbowさん。関東からわざわざhoshinashiさんも駆けつけてくださり、自己紹介で「クルマで行きますOFF会側の参加者です」とおっしゃっていただけたことにさらに感激。
 


cazbowさん
関西土産、ありがとうございます!


Queiko姐さん
実は筆者のご近所さん



hiromeoさん
実は普段はBのつくゲルマン系自動車に乗っておられるそうな…



IDEALFAさん
ホイールナットとシャツの色を合わせるあたりお洒落。
でも寒いを連発



リュウノスケさんと奥様
当ブログの最初のOFF会はリュウノスケさんと筆者の2台だけだった…



alfa_manbowさん
S2000の助手席にアウトドアテーブルを積んできてくれたけど、
この雨で出番なし…



hoshinashiさん
実は元MiTo会の重鎮。
筆者がMiToを購入する時、
hoshinashiさんのブログに多いに助けられました

 


関東・東北のイタフラ車オーナーが集まって何をするかというと、有り体に言って、何もしない(笑)。本当に誰かのクルマに集まって、このパーツがどーのこーの、○○を××に換えたらめっちゃ良くなったの、他愛のない話ばかりである。どうにも止まない雨の中、傘を差しつつ写真を撮ったりクルマを覗き込んだりに忙しい。だが解決の決め手もなく、日頃漫然と悩んでいたクルマのトラブルや改善方法について、身銭を切って効果を試した先人(これを人柱という)のアドバイスやレポートを聞けることは、実に貴重な機会なのである。だいたい同じ車種に乗っているわけだから、年次改良を含む細かな仕様差についてあれこれおしゃべりできることも貴重。話題は尽きることが無いのである。
 


photo by acatsuki-studio


photo by acatsuki-studio


そんな風に和気あいあいと過ごす我々ではあったが、会場となった道の駅七ヶ宿に立ち寄るフツーのドライバーたちから好奇の目を向けられたことも事実である(笑)。そりゃそうか。例えば新興宗教とかマルチ商法とか、ああいう「内部の人たちだけはアドレナリン出まくるもの」と、大同小異である(笑)。おまけにルノー ルーテシア(の現行モデル)がたまたま駐車場に入ってきたら、全員で「お!ルーテシア!」「なんだよ、こっちこねえかな」などと、まるで1ヶ月ぶりにカモシカを見つけた縄文人のごときギラついた目を向けるのであった。

そうしたらなんと!このルノー氏、「あのー、これ、なにやってるんですか?」と声を掛けてくださるではないか。サマーインセクト・イン・ザ・ファイヤーである。かくかくしかじか、もしよかったらこっちにクルマ停めませんか?とお誘いしたら、本当に合流してくださった。めっちゃいい人である。聞けばグレードはゼン。ルーテシアのMTモデルはゼンしかなかったからこれにした、と。タイヤサイズもこれくらいが一番いいんです。絶対インチアップしませんなどなど、エンスージアストの鑑である。山形在住でたまたま仙台に遊びに行く途中、いつもと違う経路を走ってみるかと七ヶ宿に立ち寄り、我々を見つけられた次第。昼ご飯までいっしょに食べてくださった上に、ルノー山形に関する貴重な情報も教えてくださり、ひとまず筆者としてはルノー山形を訪れずにはいられないようになってしまった。不思議なご縁である。
 


おー、5MT!しぶいねぇ
photo by acatsuki-studio

 


まるで貴重な人間に群がるゾンビである
photo by acatsuki-studio


昼食は各自でどうぞだったので、大まかに言って七ケ宿町のおそば屋さんチームと道の駅の食堂チームに分かれた。筆者は道の駅の食堂で「蔵王担々ラーメン800円」を食べる。だって、道の駅七ヶ宿でしか食べられない!って書いてあるんだもん。普通の担々麺に水菜と舞茸が入ったもの。普通においしかったです。



photo by acatsuki-studio


産直コーナーで販売されていたお餅やゆべしも気になったが今回はパス。隣接する「水と歴史の館」を訪問。一般310円/1名である。町営の施設と高を括って入館したのだが、意外にも(と言っては失礼だが)見応えのある展示ばかりだった。特に七ヶ宿ダムに沈んだ宿場町のかつての姿を写した写真が切ない。併催されていた特別展や絵画展も趣深い。何よりも館内に筆者以外誰もいないのが素晴らしい(笑)。じっくりゆっくり見ることができた。


昼ご飯のあとまったりしていたら、今日初めて見る赤いジュリエッタが颯爽と駐車場へ入ってきた!誰だ!なんと、alfa_manbowさん、休憩時間中にいったん帰宅!ジュリエッタで再参戦である。芸が細かい(笑)。筆者はジュリエッタの初代QVであるhoshinashiさんの個体に試乗させていただいた。短い試乗だったが大変有意義だったので、別に試乗記を書こうと思う。ようやく雨も止んだので午後は大じゃんけん大会。さすが全国規模のオーナーズクラブはやることが違う。あおさんがイデアルさんを恫喝に懇願して用意されたFCAグッズを賭けて、アツイ戦いが繰り広げられたのだった。筆者からは以前kanaさん(山形の1.4TSportオーナー)が製作されたオリジナルMiToステッカーをプレゼント。そして本日欠席だったMiTo会元現総長Shigeさんからの密命をY.A.N.さんが発表。仙台名物牛タンサイダーの賞味を賭けた敗者決定のじゃんけん大会になだれ込んだ。

2016.08.29.追記:Shigeさんは「元」ではなく「現」総長とのこと。hoshinashiさんよりご指摘あり。
 


大のおとながかなり真剣
photo by acatsuki-studio


なつかしや、kanaさんデザインのオリジナルMiToステッカー
photo by acatsuki-studio



これがウワサの牛たんサイダー
photo by acatsuki-studio


栄冠は見事にしまの助さんの頭上へ
photo by acatsuki-studio



どうせだからということで幹事のY.A.N.さんも…
photo by acatsuki-studio


結果的に筆者も賞味させていただいたが、こんな仙台名物は仙台人は知らなかったとだけ言っておこう。

11月に予定されているMiTo秋冬ミーティング in 嬬恋の案内を以て今回のOFF会は終了。走り甲斐があり景色も美しいと、当ブログで散々吹聴している宮城県K51沿いの「蔵王酪農センター(〒989-0916 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字七日原251-4)」まで、有志で走りましょうと呼びかけたら、結局ほとんどの方が参加(笑)。雨と霧で煙るK51を12台のイタフラ車がパレードラン!晴れていれば本当に素晴らしい景色なのに…。いや、それよりも残念だったのは、筆者は道案内のため先頭を走ることになり、この類い稀なコンボイをルーム/ドラミラー越しにしか見られなかったことだ。さぞ壮観だったことだろう。途中1台の黄色いシトロエン DS3とすれ違い、DS3オーナーあおさんはたいそう喜んでいたが、あちらのオーナー氏も驚き喜んだことだろう。



蔵王酪農センターの駐車場の一画を占拠

photo by acatsuki-studio


蔵王酪農センターで買い物 and アイスクリームで本当に解散。あおさん、cazbowさん、alfa_manbowさんといっしょにみなさんをお見送り。天気のことは残念だったが、本当に本当に愉快な半日であった。ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。Y.A.N.さん、あおさん、幹事お疲れさまでした。大変お世話になりありがとうございました。

アリベデルチ!



別に走り回るOFF会ではなかったので、参考値。

photo by acatsuki-studio

 

ところで。道の駅の駐車場で奇異の目で見られていた我々のことを前述したが、例によってこういう画像を撮った。

 

最近、OFF会では定例となった感のあるキー集合写真

photo by acatsuki-studio

 

この画像を撮っている有り様がこれである。

 

ベントラー、ベントラー、我々は、地球人…

photo by acatsuki-studio

 

この瞬間(そしてルーテシアに群がる我々の姿を見た瞬間)、OFF会#11で飛び出た名言が筆者の脳裏をよぎったのだった。曰く

 

『ヘンタイに付ける薬なし』

 

おそまつ!じゃじゃん!←三味線

 

※今回べー.さんより画像を拝借した。筆者撮影のクレジットのないものはべー.さん撮影である。べー.さん写真の腕がすごい!

【最終告知】「クルマで行きますOFF会#12」+ 「北日本MiTo Meeting 2016」は明日!
| OFF会・告知 | 23:02 | comments(9) |

いよいよ明日でありますよ。

「クルマで行きますOFF会#12」+ 「北日本MiTo Meeting 2016」
■日時:2016年8月27日(土) 10:00-(14:00頃解散予定)
■場所:道の駅「七ヶ宿」(宮城県刈田郡七ヶ宿町字上野8-1)
■参加費:500円

 


基本的に集まって親睦を深めて…という趣旨なので、特段イベントや走行プログラムがあるわけではないが、ちょっとした景品ありのじゃんけん大会、そしてご存知、多賀城のエンスー洋菓子店ピュイダムールのスペシアルなお菓子をご用意。カラリとした晴れ間は難しそうだが、一同の念で雲を振り払おうではありませんか。
MiTo・下がる座面
| AlfaRomeo MiTo | 18:35 | comments(11) |

筆者のMiToだけなのか、それとも広くMiTo全般にそうなのか。MiToの運転席は座面高が調節できるが、座面高を上げていても1〜2日乗っていると下がってきてしまう。マジで?大マジなのである。MiToに乗ってきた7年間で、本気で運転姿勢を改造しようとしたことが何度かあったのだが、座面高を上げようと思っても、セットした翌日、翌日の夕方にはいつの間にか座面は一番低くなっているのだった。

他にもシートとハンドルの中心がずれていたりする。つまりそもそも正しいドライビングポジションが取れないクルマなのだ、MiToは。せめて縦の問題(座面高とハンドル高の関係)を解決すべく、筆者はステアリングコラムの支柱にワッシャーを数枚咬ませ、ハンドル位置の下限を10mm程度下げる改造を行った。

MiTo・マルキオンネに問いただしたいステアリングの高さ問題

たかが1センチと侮る事なかれ。コーナリング時のハンドル操作はずいぶん楽になったが、それでも座面最低+ステアリングコラム最低にセットすると、今度はメータークラスターの視認に影響する。筆者の場合ターンシグナルインジケーターと速度・タコメーターの上端がハンドルに隠されてしまう。まったく、あちらを立てればこちらが立たずである。このことからも、MiToのコクピットの基礎設計が破綻していることがわかる。構造そのものはフィアット グランデプントだが、屋根だけを低く設計しなおしたためにこういうことが起こっているのだと思う(グラプンはびしっとドライビングポジションが決まる)。なんのために低くしたかって?カッコのためだ。決まっている。アルファロメオだからそれでいいと筆者は思う。

実は性懲りも無く、また運転姿勢の改造を試みた。長距離(3〜400km)を走ると起こる右ひざ痛の解消を目指したもので、座面高を上げ、お尻とかかとの2点で支えるのではなく、お尻と太もも裏面全体で支えれば、ひざへの負担が減るのではないか…と考えたのだ。実際シートに接触する身体の面が増えることでロール中のホールド感は増加したし、視点が高くなることで運転もしやすくなった。こりゃ良さそうだ、ちょっと遠っ走りしてこようか…と思っていたら、やっぱり座面は翌日には元の高さに戻ってしまう。下げては上げを数日繰り返し、最後はあきらめてしまった。前述の「MiToのコクピットの基礎設計が破綻している」ことを再確認しただけだった。

あぁ、リクライニング機能付きのセミバケットシート、欲しい…。サベルトとか、レカロとか…。
 

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

試乗記・HONDA S2000 
| 試乗レポート | 22:35 | comments(9) |

HONDA S2000に試乗する機会を得た。完全に数世代前のプロダクツであり、FR、2シーター、オープン、90年代ヴィンテージのS2000を、今から乗ろうという人がどれくらいいるのかわからないが、せっかくの機会なので試乗記として書いてみる。
 


さぁ、乗り込んだぜ!


今回試乗できたのは山形県・高畠町のヘンタイことalfa_manbowさんの個体である。去る2016年8月20日に筆者が演奏者として参加したイベントに、わざわざ足を運んでくれた…というか、タイヤを転がして来てくださった。その事実だけを凡人が聞けば「あーそーですか」だが、会場は花巻市なのである。高畠と花巻…。かなり遠い…。試みにGoogleMapで調べてみると、約250km離れている。駐車場で山形ナンバーのS2000を不審に思ったものの(笑)、alfa_manbowさんがハンバーガー片手に駐車場に現れた時は本当に驚いた。「ここで何してるの?」「いやー、見に来ちゃいました」と飄々とお返事される。えーっ?わざわざオレの演奏を聴きにきてくれたの??歓喜するやら恐縮するやら。筆者は事情あって出演後すぐに帰宅することにしていた。県道三昧コースにお誘いしたら、どうせならS2000、試乗しませんか?と。なかなか試乗記が始まらねーじゃねーか!とお怒りのみなさん、ようやくこれから試乗記です。

この日のことはalfa_manbowさんのブログでもレポートされているので、まずこちらをお読みいただきたい。
花巻でacatsukiさん捕捉(`・ω・´)ゞ



今回の試乗コース。
alfa_manbowさんも楽しんでくださったようでなにより。
県道37号、49号を南下するルートで、
GT的性格のクルマに乗っておられる方は、
ぜひ一度走ってみていただきたい


○まずは座ってみる
試乗は主に岩手県のK37〜K49で実施した。一応大人なので交通量の激少エリアで、節度を以て行う。まず運転環境の話から。MiToとは対照的にタイトな空間で脚を前に投げ出すような姿勢で座ることになる。クラッチの踏み代が浅くて驚く。座ってしまえば納得の姿勢、かつ目線の低さである。その座るシート、無理やり突っ込んだというレカロシートが過不足無く上半身を固定する。ハンドルはMOMOの小径ものに、シフトノブはBlackの蛇ノブに交換されている(かつてのmanbowさんの愛車のMiToに付けていたやつかな?現主力車ジュリエッタはTCTなので余っていたとお見受けする)。MiTo比、何もかもがとにかくタイト。ジュリエッタと交互に乗る関係で、ターンシグナルレバーとワイパーレバーの位置が逆転して付けられている。どうもコラムそのものを天地逆に取り付けたようだが、D.I.Y.精神の極みでなんとなくおかしい(笑)。おかげで特に混乱することもなく、走り出すことができた。

○屋根の開け閉め
動き出す前にS2000ならではの、屋根の話をしなければならない。S2000はさすが90年代の匂いプンプンの設計で、おでこのずいぶん手前でフロントグラスが断ち切られている印象だ。従ってオープンエアー感はたっぷりある。それでいて多いに風を巻き込む…ということもない。幌の収納・設置は電動だが、ロック・アンロックは手動。確実かつ簡易なシステムなので一度説明されれば問題なく操作できる。実際オープンで走行中雨が降ってきたが、筆者でもサクッと幌を固定することができた。ちなみに30km/h以下の速度なら走行中でもルーフの開閉はできるという※(でもロックが手動だから、現実的には停止して行う方が良いと思う)。

 

※追記:2016.08.23.

速度30km/h以下ならルーフ開閉ができる件は、本個体に施された改造によるもの。オリジナルは停車の上サイドブレーキを動作させないと動かない由。オーナーalfa_manbowさんからの情報により追記。

○HONDAのFR車なわけですけど
実は筆者はFR車をそのつもりで運転したことがない。かなり期待していたのだがしかし。S2000、期待していたほどの「FRらしさ」は感じられなかった。アクセルペダルの入力に対して、非常にニュートラルな挙動で応える。もっとも前述のとおり山の中の県道を大人の分別を以て走っているレベルだから、そうそうテールが流れるなんてことが起こるわけもないのだが。オーナーのmanbowさんも「(FF車である)MiToが正常に進化するとS2000の乗り味になるのかな」と。印象としてはそれくらい両車は近しい。あれこれ研ぎ澄まして行くと、FFとかFRを超えたニュートラル具合があるのかもしれない。速度域だけでなく、筆者の腕ではその違いを炙り出せなかっただけでもあろう。これがミドシップだともっとわかりやすかったのかも。


岩手県奥州市厳美町。
この写真の辺り一帯が「骨寺村荘園遺跡」として有名らしい


先月、2016年7月の同所


○偏執的な高剛性
近しい印象を抱かせた理由の一端を担っていると思われるのが、呆れるほどのボディの高剛性である。そう言えば以前雑誌で読んだ記憶がある。オープンのよれよれ具合を排除するために、溶接スポット増しなど相当な補強を施しているのだという。当時HONDAは「クローズドボディ車と変わらぬ剛性」を大々的に謳ったという。なるほど、MiToと比べて遜色ないどころか、S2000の方が硬い印象すらある。試乗はまずオープンの状態で走り出し、途中降雨のため幌を閉じたが、開け閉めによる変化は気取れない。先日何度目かの試乗を果たした顧問のアルファロメオ スパイダー(2代目)など、ねじれて曲がること自体がそのドライビングプレジャーになっていたことを考えると、同じ90年代生まれのオープンカーなのに、S2000は確かに日本じゃないと生まれないクルマだったのかもしれないと思う。とにかく、偏執的とも思える剛性感である。
 


人様のクルマをかっこよく撮影するのは難しい


○走ってみると
まぁそんなわけで、S2000の運転は快適だ。そうそう、シフトノブの動きは極ショートであるが、かつて一度だけ試乗した同じHONDAのCIVIC Type Rのシフトに比べればやや遊びが多いかもしれない。唯一の難点だと思っていたデジタル表示のタコメーターも速度計も、数km走れば気にならなくなる(筆者はクラシックな二眼式のメーターが好きで、S2000のそれを敬遠していた)。メータークラスタの見た目云々が気にならないというよりも、どちらかというと目の前に飛び込んでくる景色と、シフトやペダルやハンドル操作のあれこれに完全に脳みそが支配される。そしてどこにも無理がない。少なくとも今回の試乗ではクルマに負荷をかけた、あるいはクルマから負荷をかけられたという実感がない。コーナーでの挙動は驚くほどMiToに似ていて、まさにオン・ザ・レール。タイヤの能力を見切れていないので無茶はできないが、接地感は上々だ。その接地感を反芻していると、トレッド幅が広いことがイヤでも体感できる。タイヤが接地する4点よりも、明らかにその内側に自分が座っている感覚が得られる。これはコーナーに自信を持って入って行くにはけっこう重要な要素だと思った。この点MiToは右側の前輪と後輪の線上に自分が座っている感覚だ。10万km以上走破した個体で、このすっきり感は凄い。
 


自然吸気の2リッターエンジンは、それだけでもドスの効いた響きで、レッドゾーンは9,000rpmから。さすがにそんなところまで回す機会はなかったが、「このまま回せばさぞや…」というところまでは味わえた。もちろんタコメーターの上下動は活発そのもの。この辺は面目躍如だし、ユーザーも知らず知らずに求めてしまう部分だろう。その楽しみはきちんとある。

○その他
いざ幌を閉めると、意外や風切り音が多い。まぁ開けてナンボなクルマではあるし、そのことをあれこれ言うつもりはない。2シーターではあるが、助手席に乗ったところであまり面白いクルマとも思えない。事実上ひとりで乗るスパルタンなクルマである。ネットで中古車相場を調べてみると、13万km走破して87万円などと書いてある。逆に走行1.2万kmで500万円弱。やはり求める人はまだまだいるようだ。manbowさんは遊びグルマと称されていたが、筆者からすれば、manbowさんの手の入れ具合、「遊び」はD.I.Y.レベルを超えている。そういうスキルのある人なら15万km走った個体でも、まだまだエキスを吸えるだろうと羨ましくなった。alfa_manbowさん、ありがとうございました。



今回の花巻行の参考記録。
約360km
MiTo・純正礼賛
| MiToのメインテナンス | 23:37 | comments(2) |

筆者のMiTo 1.4T Sport、2016年7月に車検を通した際に以下のパーツを交換した。

○ショックアブソーバー(前後とも)
13万km走行した純正 から いただいた中古純正 へ

○スプリング(前後とも)
13万km走行した純正 から いただいた中古純正 へ

いただいた中古品は数万km走って取り外したまま寝かせていたもの。

○ブレーキローター(前後とも)
ディクセルPD新品 から ディクセルPD新品 へ

○ブレーキパッド(前)
EBC Green から ディクセル Type M へ

○ブレーキパッド(後)
ディクセル Type M から ディクセル Type M へ

まとめると
ショックアブソーバーもスプリングも4本全部中古の純正品。前後のブレーキ、ローターもパッドもディクセル最廉価製品の新品に統一。深めの轍の上を走っただけでアンダースポイラーを擦るほどローダウンしていた我がMiToは、見た目は文字通り「素の1.4T Sport」に戻ったわけだ。おまけにブレーキはおろしたてである。



That's 純正!な車高に戻った2016年夏


車検の上がりから1ヶ月以上が経過し、約5,000km走破もした。各パーツ類も本領を発揮していると思うので、その様子をレポートしてみる。足周りのパーツ交換を考えておられる方は参考にしてほしい。

ショックアブソーバーとスプリング
程度の良い中古に換え、純正仕様に戻ったわけだが、この乗り心地が望外に良くて驚いている。もっといがらっぽい、ガチガチだった記憶があるのだが、純正アブソーバーとアイバッハスプリングの組み合わせに比べればストロークもそれなりに豊かで、快適性という意味では純正の組み合わせでも充分だと思う。ただ路面追従性がずば抜けて優れているというわけではない。段差や不整に簡単に底付きもしないかわりに、不整の処理はあまり上手ではない。全体的に落ち着きが足りないし、荷重の少ないリアは跳ねやすい。リア側に充分熱が入っていない状態ではそれが顕著である。
 




ローダウンスプリングがヘタってきて、
ご覧のとおりのロードクリアランスだった


サーキットに行くとか、どうしてもローダウンしたいなどの理由で車高調やスポーツスプリングと交換すると言うなら別段止めないが、こと1.4T Sportというモデルに限れば、純正の足周りは決して悪いわけではないと思う。

オールディクセルにまとめたブレーキ周り
これまでもリアだけはディクセルでまとめたり、パッドはディクセルでローターは純正などの組み合わせを経験してきたが、前後同時にローターもパッドも新品に交換するのは、実は初めてのこと。これまでもこのブログに何度か書いたように、制動初期と後期は特筆すべき瑕疵はないが、中期にあたる時間の効き方が物足りない。制動動作全体でみると、効き方のカーブが直線ではなく放物線的なのだ。当然速度が上がれば上がる程この中期の曖昧さが鮮明になって、結果として「(最後の最後には停まるんだけど)なんだか効きが弱いなー」という印象になる。その代わりダストの少なさは特筆ものだ。本当に汚れない。

最廉価レンジの製品の組み合わせだから、これを以てしてディクセル全体の評価はできないが、ちょっと残念である。ま、どうしてもイヤならフロントのパッドだけ例えばEBCのGreenに換えれば、もう少しリニアな効き方を実現できると思う。突き詰めて言えば、MiToのブレーキフィールはフロント側のパッドで決まると筆者は思っている。

余談だがEBCはフィアットグループにOEM供給しているらしく、MiToも純正ブレーキパッドはEBC製だった可能性が高い。純正ローターとEBC Greenの組み合わせのフィールは、まるで新車当時と同じ、純正同士の組み合わせのようだった。このことから、逆説的に純正ローターの実力は意外と高いと筆者は見ている。なにしろ(途中研磨したとは言え)新車時から9万kmも耐えたのだ。耐久性はかなり高い。フィールも素晴らしい。
 


最後は波打って、ホントに止まらなくなる寸前まで
使い込んだ純正ブレーキローター


MiTo購入から7年/13万km、そのうち約5年/11万kmも社外パーツでの走行経験を重ね、そうして得られた結論が「純正はすばらしい!」というのも少々拍子抜けする話かもしれない。発売当時、MiTo 1.4T Sportというグレードそのものが熟成不足のままリリースされた感は否めないし、実際そう思ったからこそ社外品に解決を求めた。しかし実力と耐久性のバランスを考えると、2008〜2009年にアルファロメオの実験部隊が仕上げたキャラクターは、案外アジリティと快適性をギリギリのところできれいに両立させていたのかもしれない。

※逆の言い方をすると、1.4Tはあれこれ策を弄しても純正以上にはならないと言うこともできる。うわーん。
 

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

MiToで行く!てか帰ってくる!岩手宮城の県道真夜中行
| その他のツーリング・夜活など | 21:38 | comments(0) |

先日、県道三昧のツーリングを堪能したばかりだが、またもや岩手県花巻市の田舎laboを訪れた。リハーサルのためである。いや、行くのはいいのだ。問題は帰路である。時あたかもお盆後半。東北自動車道が地獄のUターンラッシュにまみれる頃合いである。ちょっと冒険だが、帰路は県道三昧のコースにした。先日の田舎labo行きで往路を逆に走るわけだ。コースの詳細は以前のエントリーをごらんいただきたい。

MiToで行く!・行くぜ花巻、県道だけで プレゼン時点で断られても

 

リハーサルの詳細はこちら

GON and The Family Soul始動

 


今回は88鍵のシンセ1台とアンプとキーボードスタンドなど。
余裕ですよ


少しでも料金を浮かせたくて
大和ICから東北自動車道へ


到着〜。
東北自動車道上り線はすでに「断続渋滞」の様相でした


某ブログで使った画像の使い回し。
リハーサルはめっちゃ楽しかった


花巻からのコースを簡単に書くと、岩手県のK37で奥州市まで下ってくる。K49に移って一ノ関市まで南下。宮城県に入りK42でR457に合流。この辺までは完全に山の中を走ることになる。そのまま岩出山〜大衡村〜大和町〜仙台市である。17:00からのリハーサルが熱を帯びても、21:00くらいには田舎laboを出発できるだろう。先日の道行きは3時間45分だった。夜の山沿いの県道だから3時間くらいで走りきれるとして、なんとかその日のうちに帰ってこられるかな…?という腹積もりでいたのだが。



















リハ終了が22:30ーーーーっ!











楽しいリハーサルだったが、ほぼ4時間弾き続け。クタクタである。だが案の定、身体はクタクタだが頭の方はギンギンに冴えている。なんとかなるんじゃないか。幸い逆方向からとは言え、走ったばかりの道だし、真っ暗でも基本的には一本道なので数ヶ所あるポイントさえ間違わなければ道に迷うこともない。

で、取りたてて珍道中ということもなく、無事に帰宅した。夜だから写真をバカスカ撮るということでもなく…。だがK37の定点観測地点となりつつあるあそこで真夜中の写真を撮ることができたのは幸いだった。
 


月が明るくて星があまり見えず。
流星群の時期だったのにねぇ。
でもこのポイントの深夜の画像が撮れたのは望外の幸せ



ちなみに昼間はこういう場所。
昨年7月の花巻行にて



先月はこう


岩手県から宮城県に入るまでにすれ違ったクルマは1〜2台。完全にマイペース天国なのだが、深夜だけに夜行性動物がコワイ。キツネを2回目撃。ネコやタヌキは数知れず。そんなわけで深夜特急とはいかなかった。ままならぬものである。

道中、ハイビームで走る時間が長かったのだが、深夜の山道、ハイビームで夏草を照らすと、葉の裏側が白く反射するのは発見だった。やけに白い花が咲いているなぁと思いつつ走ったのだが、考えてみればそんな延々と同じ白い花が咲いているはずもなく。とてもきれいだったが、当然これも写真はない。あの夢のような光景は、走った人だけの特典ということで。
 


ちなみに田舎laboからわが家までは約2時間45分だった。
7月平日の午前中、同じコースを宮城県から花巻までで3時間45分

 

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

INもOUTも
| クルマにまつわる四方山話 | 21:56 | comments(6) |


滅多に書かない運転がうまくなりたいシリーズ。2016年5月に「最適なライン」というエントリーをアップした。相変わらずとっ散らかった文章だったが、要約すると

コーナリング中は、アウト側のクルマ2台分くらい先に視線を置くと、自車位置の調整がしやすい

ということだった。なんだ、一行で書けるじゃないか(笑)。自車位置が調整しやすいとどうなるかというと、車線のセンターをキープしやすいというメリットが生まれる。センターキープが楽になると、結果的に車線の真ん中をフラフラせずにビシッと走れる。

いやー、このことを意識して運転するようになったら、コーナリング中にふらふら走ってるクルマが多いことに改めて気がついた。いろいろ危ない。(以下愚痴が800文字くらい続くが省略)

人様のことはともかく、自分だけでもビシッと走りたい。幸い「視線をアウト側に、意識的に置く」ことで、曲がりなりにもフラフラと走るようなことはないと思えるようになった。ただ公道にはひとつとして同じコーナーは無く、うまくいく時とそうでない時がある。毎日走る通勤経路にもうまくいかないコーナーはたくさんある。なぜうまくいかないのか自己分析してみると、道路幅だったり曲率がコーナーの途中で変化しているからだ、とすぐに気がつく。その変化の度合いが大きくなるほど一筋縄ではいかなくなるのだ。ま、当然ですな。

道路幅や曲率が変化するコーナーで、自車位置をコントロールしようとすると、結果的に「アウト側だけ見ててもダメ」だということもわかってきた。曲率の変化にはアウト基準目線で対応できるが、道路幅の変化は当然左右(アウト/イン)を見ていないと把握できない。ま、これも当然ではある。

毎日走っている道ならそれでもまだ良い。「さ、次のコーナーはやっかいだぞ」と意識して入っていける。しかしひとりツーリングで「なるべくまだ走ったことの無い道はないか?」という生き方をしていると、修行の場が無限にあるようなものだ。結局のところ、コーナーの処理を現状では「アウト7割、イン2割、自車位置確認のために車線センターを1割」という割合で見るようにしている。これだって正しいのかどうかは半信半疑だ。

進入速度が速すぎるのか、それとも曲率の見積もりが甘いのか、最近はコーナー脱出時にアンダーステアになっていることが増えた。慢心があるのだと思う。イカンイカン。い観世音菩薩。

Rossoのブログは楽しいな
| クルマにまつわる四方山話 | 22:20 | comments(2) |
ひとつ前のエントリーにも書いたが、8月27日(土)のOFF会が近づいている。そのOFF会の運営ミーティングを名取市のエンスーカフェ「Rosso」さんで決行したことは以前にもエントリーした。

大声でヒソヒソ話・聖地Rossoにて

ずいぶん久しぶりの訪問だったにも関わらず、筆者のことはもちろん、同道した息子のことまで覚えていてくださり密かに大感激していたものである。おまけにお店のブログに筆者の訪問を書いていてくださった。エンスージアストが集まるお店のブログに筆者が登場するなんて、実に光栄なことである。

HTRさんのMitoが久々のご登場です!

光栄な記事を家人に見せようと、同じディスプレイを覗き込んで記事を次々に見ていたら、恐ろしい記事を見つけてしまった。

岐阜から一人旅のアルファMito

このKYMさん、間違いない!当ブログに最近出没するコヤマンさんに違いない!!本当に岐阜の方だったのか…。「Mitoの載っているブログを追って旅をされている」??スナフキンか!!おーさびしーやまよー♪。んなこたぁどーでもいーが、そんな旅、うらやましすぎる…。

などと盛り上がっていたらさらに見つけてしまったこのエントリー。

RYOさんがニューマシンで登場!

「来た〜〜〜!」って書かれるほど愛されているのね…。みんなもRossoに行ってブログに書いてもらおう!
今度のOFF会では参加費500円を頂戴します
| オフラインミーティング告知・報告 | 21:52 | comments(13) |

今月末に迫った『クルマで行きますOFF会#12 + 北日本 MiTo Meeting 2016』。全国規模のオーナーズクラブとの併催でそれなりの台数が集まることが予想される。実は現状では参加するMiToの台数があまり多くなく(笑)、けっこうバラエティに富んだ車種が集まりそうだ。MiTo会重鎮はなんとお考えかわからないが、「クルマで行きます」としては大して気にするものでもない。「MiToオーナーじゃないし…」などと躊躇されている方には、「そんな遠慮、イラン高原!」とだけ申し上げておく。

「クルマで行きますOFF会#12」+ 「北日本MiTo Meeting 2016」
■日時:2016年8月27日(土) 10:00-
■場所:
道の駅「七ヶ宿」(宮城県刈田郡七ヶ宿町字上野8-1)

 


■会費:500円

今回、いつもの当ブログ主催OFF会と違うのは会費を頂戴することである。MiTo会幹事連と協議の上、今回はこうなった。その代わり、FCA提供のグッズがもらえる「じゃんけん大会」などの企画があるので、楽しみにしていただきたい。もちろん、エンスー洋菓子店のお菓子も…。いや!これ以上言うまい。

会費を頂戴する以外はいつもの調子で、クルマ談義をしながらのんびり交友を深める場としたい。今からでも参加してみようかな、という方はこのエントリーのコメント欄に書いてくださってもいいし、みんカラアカウントをお持ちの方は、掲示板に書き込まれるのもよかろう。

MiTo会グループ内の掲示板はこちら

ということで、引き続きよろしくー。

+ PROFILE
+ accesses since Dec.2009
+ RECENT COMMENTS
+ 「クルマで行きます」用語集
■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
+ CATEGORIES
+ LINKS
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< August 2016 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT TRACKBACK
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ OTHERS
このページの先頭へ