クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
あおさんのウルトラマリン
| クルマにまつわる四方山話 | 20:33 | comments(10) |

当ブログコメント欄常連にしてacatsuki-studioのイタフラ車道(そんな道があるのか!)師匠のあおさん。大変贅沢なことに、プジョー 206SWS16とアルファロメオ MiTo QVの8輪体制の泥沼人生を歩んでおられた。ところが、なんとMiToを降りるという。で206SWS16一本槍になるのかと思ったら、単にMiToを別のクルマに置き換えるのだという。これまた大変贅沢な話である。

で、だ。何に乗り換えるのかというと、シトロエン DS3スポーツシックなのだ。密かに個体を探していたらしく(そういえばブログコメントやお会いした時の会話にそんな話がチラチラと出ていた)、K店長の機転もあり、極上の個体を見事射止められた。納車の日、たまたま休みだった筆者は冷やかしに「納車の儀」立ち会いのため(株)イデアルを訪れた。

あおさんがこの度導入したのは限定車両「ウルトラマリン」、しかも走行1万km未満という極上個体。通な人は「ビカモン」とか「バリモン」と言って憚らないレベルの美麗個体であった。主役登場前に現場入りした筆者は、オーナー不在を良いことに隅々まで睨め回した。とは言え我が家にあるDS3デヴュー・セリとの見た目上の差異は6MTとウルトラマリンに因んだと思われる濃いブルーのレザーシートだけ。まぁホイールも違うしエンジンもターボが付いているし、よく見りゃライト類や加飾の有無がけっこう違っているが…って書いてたら余計うらやましくなってきた!!・・・とにかく最初のマイナーチェンジ後のあれこれがまぶしい。


これが問題のシトロエン DS3 スポーツシック "ウルトラマリン"


ガレージでの引き渡しなんて、体験したことない!

ほんとに冷やかしだけだと怒られるかもしれないので、オフィシャルグッズのミニカーをプレゼントすることにした。サプライズでさりげなくダッシュボードの上に設置。これで主役を迎える準備は万端である(準備もなにもミニカー買って置いただけだが)。あおさん到着まで中古車売り場をパトロール。ふむふむ、159は2.2JTSセレばっかりだなぁ。ダッヂ ナイトロ、ゴツくてかっこいいぜ。などとうろうろしていたら、これまた当ブログコメント欄常連にしてエンスー凄腕パティシエ、トーマスさんが登場。もちろん立会人を努めるためである。トーマスさんと店外でお会いするのは初めて(トーマスさんのお店でヘンタイトークを繰り広げたことはある。迷惑)。ヘンタイ濃度高目のクルマの前で、これまたヘンタイトークを繰り広げる。←やってることはどこでも同じ


そうこうするうちにいよいよ主役が登場。あおさん、なんとスーツ姿。納車が済んだらお仕事に直行なのだそうだ。ま、そりゃそうか、平日だもんな。さっそく現車を確認後、書類の説明である。なんとトーマスさんと筆者も同じテーブルに着席。立会人としてシトロエン仙台Mさんの説明を逐一聞く。なつかしーなー、車検証の確認とか車庫証明書ステッカーとか(笑)。ガレージへ移動して操作説明など。いーなー(笑)。
 

ちゃんとスペアキー付き


シトロエン仙台のMさん(左)から
キーを受け取るあおさん(右)



なんと!あおさんから反対におみやげをいただいてしまった!
形見分けか(笑)??

それら儀式的なものが終わるといよいよ引き渡しである。ガレージからクルマが出され、お客様駐車スペースに並べられる。まずはお別れするMiTo QVと最後のツーショット。ここで筆者、あおさんに「どうしてMiToを降りるのか」聞いてみた。曰く「206SWの教訓から、1台のクルマに深くハマる前に別れることにした」とのこと。車検に28万円の見積もりをもらって「これでまた2年は乗れる!」と狂喜している当方としては、汗顔の至りである。まぁそれはいい。またあおさん、よくよく突き詰めるとイタリア車よりもフランス車の乗り味が好みらしい。家人のものとは言えそれなりの頻度でDS3デヴュー・セリを運転する筆者としては、その違いも体感して知っている。国民性の違いというか、設計思想とチューニング環境の違いというか、明らかにMiToとDS3は「違う文化」の上に作られたクルマである。だからこそだろうか、これほどのラッキーなDS3との出会いをモノにしても、やはりMiToとのお別れは切ないともおっしゃる。改めて、MiToってイイクルマですよね、とか何とか。Mさんも含めて4人でしんみり。
 

奥から筆者の、トーマスさんの、お別れするあおさんの、
3台のMiToが揃い踏み



あおさんとMiTo QV、最後のツーショット

しんみりしてたのは30秒ほどで、いよいよ「納車の儀」ハイライト、乗り出しである。このタイミングでトーマスさんから特別製のケーキがプレゼントされる。筆者もお相伴に預かったのだが、なんと筆者のMiToが描かれているのである!!もう大感激である。※ そのケーキを抱きつつ、緊張の面持ちであおさんが乗車、クラッチのつながりもぎこちなく(笑)、仕事に旅立たれて行った…!!
 

心なしか上の画像より笑顔が明るい


おみやげおみやげ


これが問題のケーキ。
筆者のMiToが全面に!食べられない!食べたけど!



おそらくこの画像を使ってくださった模様

あおさんは、現在職場と自宅がとても近く、せっかく購入したDS3も通勤などの用途では使わないのだそう(お高いカーカバーを同時に購入されていた)。つまりDS3ウルトラマリン、走行距離が延びる要素も少なく、これから長期に渡ってあおさんの足として活躍するであろうということだ。あおさんが立ち去った後も、残った我々でしばしMiTo談義。あおさんは降りられたけれど、MiTo、良いクルマですよ。やっぱり楽しい。

※トーマスさんのお店「ピュイダムール(宮城県多賀城市笠神5-14-18)」特製のMiToプリンテッドケーキはめっちゃおいしかった。このデコレーションにはMさんも興奮。毎年秋に開催されているオーナーズイベント「イデアルフェスティバル」に、オフィシャルケーキ屋さんとしてトーマスさんに参加していただくことを、あおさんともども大プッシュしたもの也。
 

おまけ
 
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告知・クルマで行きますOFF会#11〜西蔵王公園でまったり〜
| オフラインミーティング告知・報告 | 00:00 | comments(22) |
2015年は思ったようにOFF会を開催できなかった。公私共に忙しい…というのは言い訳にならないことは承知の上だが、とにかく2回しかできなかった。しかしOFF会は楽しい。2016年は心機一転、公約通りまずは5月に主催OFF会を開催したい。

クルマで行きますOFF会#11〜西蔵王公園でまったり〜
2016年5月21日(土) 9:00〜昼頃まで
山形県山形市中桜田1962(付近の駐車場)
※雨天中止

集合地点にピンをドロップした地図へのリンクはこちら

今回の趣向はこうだ。走らない。なぜか。10台以上のクルマでパレードランをするのが大変だから、と言える。いや、大勢のブログ読者のみなさんと直接お会いできることは大変嬉しい。そして見ているだけでも気持ち良いクルマで走りに行くのもこの上なく楽しい。だがしかし、これまでのOFF会でかすかに感じてきた「もっとみんなの話を聴きたいなぁ」という欲望、今回はこれをかなえてみたいのである。と言うことで、今回は件の駐車場に集まって、ただただみなさんとおしゃべりしたいと思う。ぜひぜひおやつや飲み物、お気に入りのアウトドアチェアなどご持参いただき、ゆっくりとご参加いただきたい。場所は2013年6月に開催したOFF会で最高に気持ちよかった西蔵王公園駐車場である。
 



これらは#4の時の画像。
当日もこんな風に晴天となることを
切に祈る

当日は昼頃には解散するつもりである。解散後は少人数で思い思いに山形そばをたぐりに行くも良し、ひとりでR348で長井市や南陽市へツーリングへ出かけるも良し、楽しんでいただきたい。もちろん国産・輸入を問わず、どんなクルマでも大歓迎。クルマヘンタイであることだけが参加条件である。

もっともそのような趣旨だから、雨天の場合は開催しない。なんだか今にも降り出しそう…だけど、なんとか持つんじゃね??などという、判断に迷う場合はどうするか。前日5月20日24時までに告知エントリーをしようと思う。
MiTo・フロントアンダースポイラーを整形する
| MiToのメインテナンス | 22:15 | comments(9) |

これまでの様々なエントリーに、ことあるごとに書いてきたちぎれかかったフロントアンダースポイラー。先日馴染みのガススタンドの店員からピットに停めたとたん「あの…、なんか…、引きずってましたけど…」と遠慮がちに進言されてしまう始末。う!恥ずかしい。とうとうそこまで事態は悪化していたか…。

このアンダースポイラーに、空力的な機能はほとんど期待していないのだが、仮にもカッコつけクルマの最右翼アルファロメオ、えーなにあれーと後ろ指を指される事態はよろしくない。ということで、空しく垂れ下がっている部分を切り取ることにした。
 

ばん!


ばばん!

実は筆者のMiToにはえーなにあれー案件がもうひとつ、左ドア、左リアフェンダー、左サイドシルの板金補修という、かなり(金額的に)デカい案件があるのだが、主に財布の都合でそれはスルー。
 
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MiTo・3回目車検費用の見積金額
| AlfaRomeo MiTo | 17:23 | comments(7) |

我がMiTo、3回目の車検を通すのか、それとも潔く別れて新しいクルマを探すのか。その分かれ目は「費用」、ただそれだけである。5〜60万もかかるようなら進退を考えねばならぬ。そんな折り、かかりつけ医である(株)イデアルさんで車検費用算出のための予備検査を受け、とうとうカルテ(見積書)が送られてきた。さて、金額は…??

279,930円

!!!なんと!!!30万円かからない!!いやー、良かった良かった。

見積もりの中にはリアワイパーアームの交換と前後のブレーキローター+パッドの交換も含まれている。リアワイパーなどゴムがちぎれてる状態になって幾星霜。もっともリアワイパーなど使わないから放ったらかしだし、部品名を見るとワイパーアームそのものを交換するようで7,170円なんて値段になっている。これらは純正部品で処理するかどうかもう少し検討が必要だ。

また親切なある方から純正ダンパーを譲ってくれるとのお申し出をいただいている。足周りのリフレッシュはぜひやりたいので、周辺の細かいパーツ代や工賃が新たに発生するだろう。そのあたりはおいおいお整理するとして、しかし

まだまだMiToに乗る

という方針は決定した。実にめでたい。まだしばらくこのブログのトップ画像のロゴマークは変わらず、色も赤いままである。今後ともご贔屓に。
 
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ドライバーズ・ハイ
| クルマにまつわる四方山話 | 23:36 | comments(5) |

運転免許証を取得したのは筆者が18歳の時で、以来それなりの台数のクルマを所有してきた。それでも「ドライバーズ・ハイ」のような精神状態を経験したのはMiToに乗るようになってからだ。ずいぶん長い時間を無駄に過ごしたようでイヤんなる。ここで言うドライバーズ・ハイとは、運転以外のことが頭の中からまったく無くなり、視界に入ってくる景色や身体で感じる路面状況を、ハンドルやペダル、シフトノブの操作にただただ変換し続ける「だけ」の境地である。

数年前に山形県南のブドウマツタケラインを走っている時に初めてこのドライバーズ・ハイを経験した時は、そのような一種の躁状態に陥っている自分を、別の自分が冷静に見ているというパラドックスも味わった。「あ、オレ、今、運転以外のこと、考えてない」という自覚があって、加えてMiToと自分が一体化したような錯覚が厳然とある…という奇妙な体験だった。だがその気持ちよさ、楽しさたるや!アドレナリンとかドーパミンとかエンドルフィンとか、脳内麻薬がドバドバ出ていたのであろう。どこまでも、いつまでも走って行けるぜ〜!という感覚。おそらく「晴れた日の午後、誰も走っていないブドウマツタケライン」という環境も良かったのだろう。あんな人馬一体感はあの時の一度きりである。

とは言え、もう少し小規模(?)なドライバーズ・ハイ状態はちょくちょく経験するようになった。生活道路のゆるいコーナーですら処理するのが楽しく、加速も減速も意のままに行える実感。もうとにかく運転が楽しくて仕方ない状態。あれ、危ないね(笑)。だがどういう条件で自分がハイになるのか、法則性がこれまでよくわからなかった。数日前から楽しみにしていた休日のツーリング時にそういう感覚に必ずなるか?と問われればそういうわけでもない。逆に仕事の帰り道、身体はくたくたなのにハイになってしまうことが時々ある。

で、つい最近思い当たった条件が「脳みそはギンギンに覚醒している」だ。逆に身体状態は異常(どこか痛いとか)がなければ疲れていても関係ないらしい。仕事帰りにドライバーズ・ハイ状態になるのは、脳みその回転に慣性がついて止まらなくなっているからではないか…と思える。逆に休日のツーリングでハイに達しないのは、身体も脳みそも覚醒しないままに走り出してしまうからではないか。

もちろん外的要因もある。交通量が少ないとか、整備されて走りやすい道とか、自分のペースで走れることも大いに重要だ。だが脳内麻薬を噴出するだけの「脳みそ運動量」も必須だと思われる。

つまり、そのためには、ある程度以上の「心の緊張」がないとダメなのだろう。次の休日ツーリングの際は早起きして、ちゃんと目覚めてから出発してみよう。
MiTo・まさかの車検予備検査
| MiToのメインテナンス | 23:31 | comments(24) |
事の始まりはK店長の発言だった。もはや目前に迫った2016年6月のMiToの車検にあたり、筆者は夢見る夢子さんだった。これまで気になってたあれもこれもやりたい、あわよくば全塗装もやりたい…etc。そこにK店長の「どんなにお金をかけてもMiToは元通りにはなりませんよ」提言に場内騒然。「借金してもMiToの車検を通す?あるいは別のクルマに乗り換える?」という緊急動議が発動されたのだった。

MiTo・厳然と老朽化は進んでいた
MiTo・維持限界説
MiTo・ワンアンドオンリー
MiTo・様々な必然

新車から6年、12万5千km以上走破したボディやシャシーに堆積したダメージは消せない。至極真っ当な意見である。そして今後心臓部やそこに近い部分が致命的なトラブルに発展する可能性も高くなる。実際あれもこれもという希望を全部かなえるには100万円以上の出費が避けられず、それなら同じMiToの程度の良い中古個体を買えばすむことじゃないか、という意見も、これまた真っ当な指摘である。

で、筆者は悩んだ。なぜならよくよく考えてみれば、筆者が好きなのは「MiToという車種」ではなく、「2009年に購入した自分の個体」なのだという点に集約される。大金を払ってくたびれた筆者の個体の延命を図ることについて、K店長は「こだわりの世界だからやるならとめませんけど」ともおっしゃってくれていた。

もってまわった書き方をしたが、「大金払って1.4T Sportを延命する」のか、「潔くMiToと別れて別なクルマに乗る」のかというシンプルな問いなのだ。

だが決断するにあたって、「今乗っているMiToの延命(車検取得)に、果たしていくらかかるのか?」を把握する必要がある。そんな折り、イデアルさんから「車検前の予備検査しませんかDM」が届いた。ナイスタイミング(笑)。検査を受けて車検を通過させるために最低限必要な費用はいくらなのか明らかにしたい。4月のある平日、イデアルを訪れた。
 

徹底的にアヤシイ部品は全部リストアップしてください!とお願いするも、検査そのものは1時間もかからず。そこで出された診断は驚くべきものだった。

・わずかな(かつ安価な)部品交換で大丈夫そうだ
・ブレーキローターとパッドは交換した方がいいね!

スプリングとダンパーは完全にヘタっているため車高は極限まで下がっており、「次回の車検はこの車高じゃ通らないですよ!」と言われていたのだが…。つまり、今の乗り味でかまわないと割り切れるなら、そうそう大きな出費にならないらしい。

ま・じ・か!!

となれば選択肢は他に無い。これからもよろしく頼むぜ、MiTo。

※そもそも筆者にとっては、ブレーキローターとブレーキパッドを前後全部で入れ替えただけでも相当ダメージでかいんですけど…

※ちなみにこの予備検査、無料である
 
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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