クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiToで行く!・三陸道中春満開
| その他のツーリング・夜活など | 12:16 | comments(15) |
3月下旬の寒波も過ぎ、いよいよ桜の開花を待つばかりとなった。3月中旬から様々な理由で訪れることがかなわなかった宮城県気仙沼〜女川〜石巻方面に、いよいよ行ってみる機会がやってきた。そもそも気仙沼はMiTo購入直後の初のロングドライブの目的地として2009年10月に訪れて以来、筆者にとってなかなかに思い入れある土地である。東日本大震災以来訪問の意味合いは少し変わってしまったが、県道をふらふら走る醍醐味を初めて味わったという意味でも重要なのである。

MiToと行く、南三陸の旅

2016年春、GoogleMapをさ迷いつつコースを考えていたら、宮城県北と岩手県一ノ関を結ぶR456を北上した経験が無いことに気がついた。気仙沼への道行きは、宮城県側沿岸部を北上するのが常だが、ツーリングは万事「初めて要素」がある方が楽しい。と言うことで、鹿島台〜登米〜一ノ関を前提に気仙沼入りし、しかる後、石巻まで南下してみることにした。このコースはちょうど2015年11月のクルマで行きますOFF会#10にて走ったばかりであり、美しい海の記憶も真新しい。有名な邦楽曲のタイトルと意味は違うが、「春の海」の様子を見つつ走れるのは快感である。

仙台市に隣接する大和町や富谷町からR346とK15で登米へ抜ける。年度末のハードワークが祟り、身体から疲れが抜けない。朝8時に家を出発したのは良いが、明らかに寝不足で身体が重い(念のために書くが「重く感じる」という意味である!)。道の駅「米山」で休憩。思いきって仮眠してみる。まるで保育園児である(保育園では2〜3歳の園児は午前睡と言って、必ず昼ご飯前に30分くらい眠るようになっている)。ところがこの5〜10分程度の仮眠が効果絶大。そこから先の道中、頭はしゃっきりした。素晴らしい。
 

大和町の浄化センター近くの農道から西をのぞむ。
ここも定点観測



仮眠は大事!


北上する道中、西を見ればいつも栗駒山


登米地方、北上川沿いを爆走!

無事にR456を北上する。これまで南下してきた経験しかないので、景色も新鮮である。そしてあちこちに梅が咲いている。早春って素晴らしい。時間が経つにつれ気温もあがる。一時は外気温系が18℃を指し、この日はほとんどの行程で窓を開けつつ走ることになった。ただ仮眠で頭はしゃっきりしたのだが、身体がなんとなく重いのは相変わらず。あまり速度を上げず、丁寧に走ることに専念。体調が良い時に実感する「コーナーをクリアする歓び」みたいな感触を味わえないのが残念だ。
 

R456でも栗駒山は見えるが、自車から見るとだんだん南へ下っていく。
「あぁ、どんどん北上してるんだなぁ」感ひとしお



千廐と言えばここ「焼き肉と喫茶 HILL TOP」。
今回は素通り

R284に合流し(交差点が広く改修されていて、最初通り過ぎそうになった)、一関市千廐から気仙沼市内を目指すと、記憶と違ってけっこう遠い(笑)。この日は夜にも用事があったので、ツーリングで全力を絞りきるわけにもいかず、あわよくば行ってみようと思っていた唐桑半島は訪問延期。さして空腹でもなかったため気仙沼でのお気に入り「寿ゑ泰寿司」も素通り。申し訳ない。

MiToで行く!・再訪、気仙沼 寿ゑ泰鮨

順当にR45をスローペースで南三陸町まで下ると、ようやくそれなりに腹も減ってきた。「南三陸町さんさん商店街」で昼飯だ!
 



そば処「京極」


ざるそばと半きす丼のセット1,000円。
蕎麦つゆも天丼のタレも甘め



必ず立ち寄る「及善蒲鉾」

この日は定休日のお店も多く、いつものお土産のみ。何度でも再訪しようではないか。商店街を後にし、今回のツーリングの目玉、女川駅前へ向かう。
 

地面のかさ上げが続く


春の海


北上川河口。ちょうどこの画像の中央、
向こう岸に多くの小学生や教員が津波の犠牲になった
石巻市立大川小学校跡がある



雄勝の海だぜ!

先日のOFF会の時は新駅舎のみうろうろしただけだったので、3月に天皇皇后行幸啓の折りは近づくことさえ遠慮した「シーパルピア女川」をメインにうろうろ。




いろいろな意味で有名になった「KONPO'S FACTORY」。
段ボールを中心とした梱包用品の会社



ステファン・ヴィンケルマンランボルギーニ社社長からも公認だという、
段ボールで作った「アヴェンタドール1/1モデル」。
雄牛のロゴマークも"Damborghini"になっている

大変残念なことに、ハンドメイドギターとベースの工房「セッショナブル」はこの日はお休み。帰宅後調べてみたら筆者が以前から気になっていた「Glide」さんの工房だった。筆者はギターを大して弾けないけど、良いギターをつらつらと弾くのは大好きである。残念。

さて帰宅の途につくのだが、ここまで足を延ばしたので、もうひとつ石巻の大好きなポイント真野地区の田園風景を見てから帰りたい。そして女川から石巻へは、R45を万石浦でK234に折れるこのコースが近道でもある。
 

石巻市真野地区


働くクルマだぜ


もちろん田植えにはまだまだ時期尚早だが、田起こしは始まっていた。今度は田植えの終わった頃、緑のじゅうたんを見に来よう。

大渋滞の石巻市内で意識を失いそうになりながら(昨今この表現は洒落にならない)、三陸自動車道へ石巻河南ICから乗り、鳴瀬奥松島ICからはひたすら下道で帰宅。


鳴瀬川を見つつ西へ


9時間/311km

気仙沼も南三陸も、もちろん女川も石巻も、行けば観光客を歓迎してくれはする。一度でも現地を訪れてみればわかることだが、東日本大震災から5年を経ても復興は未だ道半ばに思える。いや、復興というよりは、新しい街造りが「育っている」という感触である。人の往来が盛んになること、それを助けることでしか今の筆者には関わることができない。とにかく雑多な人々が現地に足を運び、接点とも言うべき「関わり代」を見つけることが大事だととても思う。ダンボルギーニだってハンドメイドギターだって良いのだ。どこかに自分との接点が見つかれば、そこから何かが始まっていくように思う。ぜひぜひ、現地を訪れてほしい。
 
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DS3・リアゲートのシリンダーが老衰
| CITROEN DS3 | 22:41 | comments(15) |
気がつくと家人のDS3の総走行距離も7万kmを超え、少し労ってあげなければならないお年頃。実はそれを実感したのがリアゲートドアの挙動である。ガスシリンダー(ですよね?油圧じゃないよね?)がヘタってきたのか、5枚目のドアが開ききらない。途中で休んでしまうのである。荷物を早く積もうとしている時に限ってこの症状が出て、かなり危険である。
 

話は変わるが、以前職場で使っていたボロいワンボックスカーのリアドアに同じ症状があって、こいつがやはり危険だった。ある時、荷物を積もうとして思いっきり額をドアの縁にぶつけた。目がくらくらしてかなり痛かったのだが、急いでいたこともあり、いてて〜、さぁ早く積もうぜ!と続きの荷物を積もうとしたところで周囲に止められた。「めっちゃ血ぃ出てますよ!」ということでそのまま外科外来に飛び込んだ過去がある。
 

そういう過去があるから、DS3の場合も慌てないことが最善とわかっているのだが、そんな達観した人間でもないのでシリンダーの方をなんとかしたい。お値段、おいくらまんえん?
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MiTo・Welcome Back ATR Sports.
| MiToのメインテナンス | 23:56 | comments(10) |
春が来た。なのでタイヤを履き替える。当然のことである。
 

今回も自分でやりまっせ〜

ATR Sport(205/50/R17)に戻したMiToはゴキゲンである。どうゴキゲンかというと、スタッドレスタイヤ、ミシュラン X-Ice2(215/45/R17)に比べグリップが良くなり、乗り味が一段とコンフォートになった…のは当然として、ロードノイズが小さくなった。特にX-Ice2は高周波(というほどピッチは高くないのだが)のノイズがあって、それはトヨタ プリウスのモーター音に似ている。ひとり静かに音楽も聴かず運転している時はけっこう耳障りな音量だった。タイヤじゃない「もしかして別の音源?」と疑ったりもしたのだが、ATRに戻したらすっぱりいなくなったので、X-Ice2のものと断定するもの也。別の音源説にしてもドア周辺などのシーリングゴムの劣化説にしても、6年/125,000kmも走ったイタリア車ではどんなことが起こっても不思議はない(笑)ので、様子を見ていた。
 

空気圧のチェックも兼ねて
なじみのガススタンドでフル給油。
少し遠回りしてとある神社の鳥居の前で

グリップも向上し、運転していて楽しくなったのだから走りに行かねばならぬ。秋保温泉の奥に行って夜間撮影を敢行。とある駐車場、クルマの後部座席でいちゃいちゃしているカップルを遠めに見つつ(でも見ないふりで)撮影。外気温3.5℃にしてびゅうびゅう風が吹いており、どうにも我慢できずMiToの後部座席に積みっぱなしだったダウンジャケットを羽織る始末。
 





でも楽しかった!!
 
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MiToで行く!・県立自然旭山公園でドッキリ♡
| AlfaRomeo MiTo | 23:19 | comments(9) |
※本エントリーにはオトナじゃないと通じない内容を含んでおります

休日出勤してまで会議に出席するオトナな筆者であったが、それが可能なのも午前中までだった。会議が終わるとさっそうとMiToに乗り込んでツーリングに出かけたのであった。行き先は決まっている。3月11日に行くのを遠慮した石巻〜女川方面である。現地の今の景色を見たいし、些少でもお金を使ってこようと思ったのである。コースも頭の中で組み立てた。大和町〜大郷町〜鹿島台〜矢本〜石巻…完璧である。しかも晴天。行くぜ!
 

に、22度??またぁ、MiToちゃんたら、おおげさなんだから!

だがしかし!楽しみにしていたとんかつ屋は定休日でもないのになぜか休み。しかもこの日は天皇皇后両陛下が石巻・女川へ行幸啓あそばされるその日だったのである!!つまり大交通規制大会。ずこー。とりあえず行けるところまで行ってみることにした。
 


春ですなぁ

上掲地図では起点を大郷町のねこあしエンジニアリングにしてある。大郷町から鹿島台を抜け田んぼの中の一本道K16を矢本へ。セブンイレブン矢本大塩店でひと休み。交通規制情報を確認してみると、この時まさに両陛下が石巻〜女川を動いている最中であった。おじゃまをしてもいけないので矢本から引き返すことにした。少し大回りして三本木あたりへ抜けられればいいんじゃないか。K43〜R108〜K151へ。このK151のこの区間は初めて走る。道々「県立自然旭山公園」という看板がいくつかある。あわよくば少し昼寝していくか。K151の途中にあるこの県立公園に立ち寄ることにした。


K43から石巻・女川方面を望む。
昼間の月

入り口に大きな鳥居があるが、大きな広場があるわけでもなく、どちらかというと山をそのまま保存するために公園として保護しているようだ。急勾配のせまい道を登っていくと駐車場があって、同じような考え(笑)の人たちがひと休みしているようだ。MiToを降りてせめて眺めの良い場所は無いか探してみる。そこかしこに停車しているクルマに一瞥をくれながらうろうろしてみると、なにやら縁起を書いた看板がある。
 

観音様を納めたお堂とな。辺りを見るとなるほど細い山道がある。行ってみることにした。
※ここからがオトナ向け内容です
 

駐車場脇の看板からお堂が見える


山道


東日本大震災の影響か、少々かしいでいる


鹿島台方面が見える

お堂までは2〜3分だった。辺りは風の音しかせず、太陽がまぶしい。お堂には誰もいない。しばらく景色を見ていたが、ふと視線をやると、駐車場からこちらに向かって歩いてくる人がいる。筆者がお堂まで来たことで興味を持ったのだろうか。入れ違いのようなタイミングで筆者は戻ることにした。すると山道をその人が付いてくる。振り向くと初老の男性だった。筆者が「こんにちわ」と声をかけたら、なんとも言えないぬめっとした笑顔を浮かべながら手招きをする。「何か面白いものでもあるんですか?」とその人に近寄ったら、ふいに男性は筆者の股間を撫で、「違うの?」とにやりと笑うではないか!!

サブイボってこういう時にできるものなのか。少々荒っぽい言葉で丁重にお断りして山道を引き返したが、おっさんが付いてくるんじゃないかと何度も振り向いた。一方的に性の対象にされるのがこんなに恐怖を感じるものだとは…。女性を気の毒に思わずにいられなかった。男性読者諸兄は女性に対しては敬意を持ってやさしく接してほしい。それにしてもあの男性、あの周辺に住んでいるのなら、おそらく性については保守的な土地柄だろうと推察される。そんな保守的な土地で、平日の昼間に獲物を待っているのである。しかもあの「違うの?」の声色、調子から想像するにウケであろう。残念ながら男性としても魅力に乏しい容姿。一種の悲壮感のようなものを感じてしまう筆者だが、あくまで筆者はヘテロセクシュアルであることは声を大にして言っておきたい。

たぶんコメント欄などにつっこみが入ると思うので先に書いておくが、これが初老の男性じゃなく妙齢の女性だったとしても、だからどうなる筆者ではない!モノゴトにはやはり経緯と敬意とムードが必要なのである。とんだハッテンバがあったものだ。あー、びっくりした。
※オトナ向けはここまでです

まぁその後は普通に鹿島台〜三本木〜色麻町を走り抜け、R457で帰ってきた。


K151で鹿島台方面へ戻る。とほほ


鳴瀬川


色麻町へもどってきた




約3時間/127km
 
天皇皇后陛下の邪魔をしないように遠慮したが、次回は真野の田園地帯を視察し、女川駅前でギターを買ってこようと思っている(一部ウソ)。ホモセクシュアルのおとり捜査で捕まったジョージ・マイケルの気持ちを味わいたい方、県立自然旭山公園をぜひ訪れてみてほしい(笑)。
MiTo・星空を堪能
| その他のツーリング・夜活など | 21:05 | comments(11) |
年度末恒例のあれこれがあって、ちょっと気がふさいでしまった。こんな時はMiToで走りに行くしかない。久しぶりに夜活に繰り出した。
 

走り出しは音楽など聴いてリラックスしようと思ったのだが、調子が出てくると、やっぱり音楽を聴いていることが億劫になってくる。数十kmも走ると音楽を止めてひたすら突き進む感じになってくる。こうなればしめたものだ。

もっとも夜だったらどこを走ってもこういう感じを得られるわけではない。筆者の自宅からだと北、つまり仙台市に隣接する大和町や大郷町方面に行くと、交通量極少、道幅広々、直線だけじゃなく適度なワインディングという実に素敵な環境が得られる。もっとも日中はお年寄りの運転する主に軽自動車が跋扈(ばっこ)しており、快適とかアドレナリンとはまったく無縁。だが夜となると話は別だ。こういう道路状況の一変ぶりも夜活の魅力である。

それにしても、だ。ひとつひとつのコーナーを、ライン取りに細心の注意を払いながら走っているだけなのに、なんでこんなに楽しいのだろうか。夢中になってなるべく記憶にない道、走ったことはあるがどこへ通じるのか思い出せない道を選んで走っていたら、大崎市古川に出てしまった。旧古川市街地からR347で西へ進む。R457に乗り陸上自衛隊王城寺が原演習場付近まで来ると民家や街灯すらなくなり、人口の灯がほとんど見えなくなる。いつも写真を撮るポイントでクルマを降りてみた。

久しぶりに見る満天の星空だった。この夜はカメラを持たずに出発したので画像はないが、この記事のような星空だった。

3がつ11にちをわすれないためにセンター「星空」

外気温は氷点下だったので1分くらいしか見ていられなかったのが残念だ。人口の灯や雲に邪魔されない満天の星空など、プラネタリウムにでも行かなければ見られない。もちろんプラネタリウムにはプラネタリウムの魅力があるが、やはり外気を感じながら見上げる星空は格別だ。上記リンクの記事は停電によって街中でもきれいな星空が見られた…という内容だが、人気をうまく避けることができれば、日常でも極上の星空を見ることができる。思い立った時に思ったように離れた場所に移動できるのがクルマの大きな魅力だ。2016年シーズンには行ってみたいところだけではなく、やってみたいことがいくつかある。そこに「ゆっくり星空を見る」が追加されてしまった。

この画像を見るたびに「ケロロ軍曹」を思い出す。
本エントリーの画像は本文とは関係ない夜活の時のもの

 
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MiTo・だけど山を走っていた
| その他のツーリング・夜活など | 23:13 | comments(5) |
来たる6月の車検を前に延命か別離かで揺れる我がMiTo。足周りがヘタっていることを日々実感するので、正直どこかに走りに行くのも以前ほど爽快ではない。残念ながら(だから早く手を入れたい、という気持ちもある)。でも自分の中でMiToを運転することは、気持ちの切り替えにすごく有効だ。大げさでなく鎮静効果があると思っている。いや、アドレナリンでイヤなことを忘れられる…というか。ちょうど仕事も忙しく、年度末〜年度始めのゴタゴタで毎日が「スカッとさわやか」とはいかない。だからこそMiToで走りに行きたくもなる。

2016年3月11日に沿岸部に行くことは避けようと思っていた。住人の方々、遺族や関係者の方々が思いを新たにするために行かれるだろうし、マスコミの取材も多かろう。知人が若林区荒浜でイベントを実施することも知っていたが、どうしても足を向ける気にならなかった。当日は朝一番で散髪に行った床屋での会話から思いつき、蔵王町を目指してみた。仙台市街地の床屋を出た後に銀行で所用を済ませ、まずはR48を山形方面へ。日産GT-Rのゆりかご、仙台ハイランドから山道で秋保温泉へ抜ける。
 




こういう山道ですらきれいに舗装されているのだから、日本ってすごい


秋保温泉といっても合流地点は温泉街よりもずいぶん奥地で、R457で川崎町を目指す。街中では晴天だったのに、山際に近づくほど雲が多くなってくる。






遠刈田温泉にある”ZAO BOO バーガー"で昼ご飯


チーズバーガーLarge850円とジンジャーエール200円


ダブルパティなので、食べても食べてもハンバーグが迫ってくる感じ(笑)。
周辺が焦げ付くくらいにチーズも一緒にグリルされている。
ピクルスも縦スライスの本格派。単純にうまい



食べ終わってお店を出たらキャデラック CTSワゴンが!!
かっこいい〜。けど停め方は残念



毎度おなじみK12から蔵王を望む


村田町菅生のパン屋さん
麦屋(〒989-1301 宮城県柴田郡村田町大字菅生字舘52)」で
パンを買う



この看板が目印


約3時間/109km

山は完全に春だった。金曜日だったから主要道路は交通量も多かったが、さすがに細い県道や農道に入っていくと誰もいない。この近辺は最近立て続けに走っているので新規開拓の興奮は無いが、コーナーをきれいなラインで走り抜けることに専念していると、だんだんいろんなことがどうでも良くなってくる(笑)。6月か2年後か、MiToから降りた後に乗り換えるクルマも、この楽しみが得られるものにしたい。思ったように加速して、思ったとおりのラインを描けて、思ったように止まることができる。

それだけで良いなら、メガネに適うクルマはたくさんあるのだけれど。
 
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MiTo・店長気絶価格
| AlfaRomeo MiTo | 23:16 | comments(13) |

2015年4月、K12、春の青麻山

筆者の自宅からそれほど離れていないガソリンスタンドの価格表示板に、「店長気絶価格!!」と書かれていて大いに笑ったことがある。実際にそのスタンドでガソリンを給油したことはないのだが、かなり秀逸な宣伝コピーだと思う。過日筆者のiPhoneにかかってきたK店長からの電話も、やはり「店長気絶価格」の件だった。しかしそれはガソリンスタンドのコピー「店長(が)気絶(するほどの低)価格!!」ではなく、「店長(の連絡によって筆者が)気絶(する高)価格!!」という内容だった。

すでに逡巡の過程をこのブログに書いてきたとおり、12万5千kmを走破した我がMiToの3回目の車検と延命のためのメインテナンスメニューについて、クライスラージープ仙台K店長に相談してきた。

MiTo・厳然と老朽化は進んでいた
MiTo・維持限界説
MiTo・ワンアンドオンリー
MiTo・様々な必然

その結果

・必要以上のメインテナンスはせず、ひとまず2年間無事に乗れる最低限のことしかしない
・他の中古MiToに乗り換えない(重要なのは今乗っている個体)
・施術費用5〜60万円が限界。車検を通すだけで前記以上の金額になる時はMiToと別れる


という一線を設けた。

で、気絶電話である。「…見積もりの結果が出ました…」。前後の「…」が不気味である。「なんか…、え??どうしたんですか??もしかして80万とか行きました?」「いやいやいやいやいや、そんなもんじゃすまないかもしれません」。

足周り、ブレーキ、タイミングベルトとウォーターポンプ、パワーステアリングの舵角センサーなどなど…。これに全塗装を載せたら100万円超えそうだ、という。気絶!!まさに気絶価格!!特に舵角センサーが誤算だった。かつてはパーツ発注ができたのだが、現在はパワーステアリングユニットアセンブリーでしか交換手段がなく、部品代だけで16万円を超えるのである。

一瞬MiToからの乗り換えも頭をよぎった。K店長と「じゃあ何に乗り換える??」と話しもした。具体的にアレとかコレとか名前も挙がったが、MiToを手放すには決定的な何かが足りなく思えてならなかった。K店長も同意してくださり、「2年間延命のためだけの処置で、予算内に収まるよう考えます!」とおっしゃってくださった。ちょうど車検3ヶ月前点検(笑)の案内DMも届いていたことだし、今度検査入院(多分日帰り)をしようと思う。
 
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MiTo・様々な必然
| AlfaRomeo MiTo | 17:19 | comments(4) |

村田町へ行ってきた。K14へぶつかる初めて走る道

読者諸兄から暖かいコメントをたくさんいただいた「MiTo3度目の車検を通すのか売っ払うのか問題」であるが、見積もりの結果車検通すだけで80万円なんて金額だったら、残念ながら売っ払う可能性が高い。

この問題の争点は、突き詰めると「1台のクルマへの愛着を優先し、金をつぎ込みつつ長く乗る」のか「自身のカーライフと知識拡充のために多くの車種を所有することを優先する」のか、という1点だと思っている。筆者がもう少し、例えば今よりも10歳年齢が高く、乗れば乗るほどゴキゲンだ!というクルマと出会えていたら「今後のクルマ人生、あとはこいつがあればもういいや」と決心できると思うが、幸か不幸か筆者はまだそこまで枯れていないのである。きっと。そうだといいな(笑)。
 

例によってK31。菅生近辺。山の色が春っぽくて嬉しい

では2025年、58歳になる筆者が新車のMiToと出会ったら、「もう残りの人生こいつでいいや」になっていたか?というとそれも微妙だ。いまよりも身体機能が衰えた状態で元気爆発!みたいなMiToと出会っても、今ほど愛せていないとも思うのだ。「オレにはちょっと若すぎる」とかなんとか言っていそうだ。2009年に40代前半というタイミングでMiToと出会えたことはものすごくラッキーな事だったのだ。

MiToに愛着があるとは言え、まだまだ多くの車種を経験し、修業を積みたいと思う気持ちも嘘ではなく、それが理由で現在のMiToと別れることになっても、それはそれで必然であるとも思う。
 
 
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MiTo・ワンアンドオンリー
| AlfaRomeo MiTo | 23:50 | comments(18) |
約13万km走破し、3回目の車検とメインテナンスの相談をしたところ、主治医のひとりK店長からやんわりと「おすすめしません」と言われた。車検と趣味のメインテナンスに100万円出すなら、程度の良い中古MiToを買った方がいい。それはまったくそのとおり。「思い込み」や「愛」という「測量数値化できないなにか」では反論できない、事実を積み上げて導かれた提案なのである。

改めて自分の気持ちを整理してみると、筆者が愛しているのはMiToという車種ではなく、7年も苦楽を共にしたこの個体であり、自動車の運転の楽しさをたっぷり教えてくれたこの個体、「オレのこの赤いヤツ」なのだ、という思いがまず先立つ。それでも2015年にalfa_manbowさんの1.4T Sport(当時)、じゃるさんのTCTコンペを試乗させていただく機会を得て、自分の個体以外のMiToにも、自分を満足させるだけのファンが詰まっていることは確認できた。MiToからMiToへ乗り換えも、「個体への郷愁」を無視すれば俄然現実味のある選択ではある。

「3台のMiToを乗り比べ(追記あり)」

K店長との面談は、MiToの異音解消のための作業の際に行われたのだが、幸か不幸か、この時の(株)イデアルさんの中古車売り場がまたにぎやかなことになっていたのだった。ルノースポールの3車種(トゥインゴ、ルーテシア、メガーヌ)が複数台、アバルトに至ってはアバルトプントの2013年モデルまで並んでおり、「走り」を重視してMiToからのレベルアップを果たすならこれしかない!的な車種がずらりと並んでいたのである。
 

ルノー仙台東でRSモデルの中古車の話をすると、
「あ、それならイデアルさんに行ってください」と言われるらしい。
マジかよ…



メガーヌRSのコクピットに着席!
イスの座り心地なんかとろけるようである



メガーヌRSのシフトノブ。
この縫い目が手のひらに刺さるように痛い!マジかよ!
速攻でアルミ製のノブに交換だ!



ちなみにこんなのもありました。
ダッヂ チャージャーのSRTモデル。
すげえオーラですぜ

ずいぶん昔の話になるが、MiToから乗り換えるならメガーヌRSしかない!とこのブログに書いたこともある。実際メガーヌでもルーテシアでもアバルトプントでも、乗り換えてしまえば極楽が待っているだろう。「パトロール」と称して冷やかし半分で見ていたこれら個体が、にわかに現実味を帯びて迫ってくる。モヤモヤした気分のまま宮城県南のK45走破ツーリングに赴いた。「素敵県道、45号線を発見してしまった」 気分が浄化されるどころか、主に足周りのくたびれ具合が身にしみる道行きになってしまった。うーん、やはり乗り換え時なんだろうか。

その翌日。ある用事のために夕方の仙台市街地を走っていたら、目の前の交差点を黒いMiToが駆け抜けていった。以前も見かけた個体である。夕方ではあるが、きれいにしているのがよくわかった。自分もその方向に曲がり、結果的に黒MiToに付いていくことになった。走りながらMiToのリアビューをしげしげと見ながら、筆者は決心した。

「最低限の手当てはして、少なくとも今回の車検は通そう」と。

今MiToを降りたら、筆者はやはり後悔するだろう。それは20万km乗ろうという決心を達成できなかった後悔だけではない。MiTo、改めて誰かの個体を眺めてみれば、実にかっこいいではないか。華がある。まだ乗れるそのかっこいいクルマから降りてしまう後悔もきっとあるはずだ。ひとつひとつの要素を冷静に考えてみるとよくわかる。2016年3月現在、MiToのようなクルマは無いのである。まさにワンアンドオンリー。そして別の個体に乗り換えてまでMiToライフを延ばすような気合いも捨てよう。現在の楽しみに満ちた自動車人生はあの個体が運んできてくれたものだ。相棒である。くたびれてはいるけれど、手を入れればまだまだ乗れる。車検を通したあとに不具合が出るようなら、2018年の車検を機に別れを考えればよい。

ということで、ふりだしに戻る(笑)。6月の車検を通過させるためだけにでもどれほどの費用がかかるのか、現状では漠然とした話である。そこで見積もりのための点検を事前に受けることとした。必須の整備と趣味の整備(笑)の全体像を把握する。これから予約しようと思う。さていくらかかるのだろうか。
MiTo・維持限界説
| AlfaRomeo MiTo | 21:01 | comments(9) |

なんとわくわくする看板だろうか

先のエントリー「MiTo・厳然と老朽化は進んでいた」に書いたとおり、ちょっとした不具合を点検・修正のために(株)イデアルさんを訪れ、K店長に6月の車検とオーバーホールの件を相談した。筆者が車検といっしょに手を入れようとしていたのは以下の項目である。

・ダンパーやスプリング、ブッシュ類の全交換
・舵角センサーの交換
・エンジンマウントのリフレッシュ
・板金修理
・全塗装

おそらくブレーキローターやパッドの交換も出てくるだろうし、車検そのもので要交換の部品類もあるだろう。このレベルになると100万円単位の支出となるだろうから、ローンを組んででもやろうと思っていた。だから見積もりをお願いしに行ったのである。

だがK店長の判断は冷徹だった。

「いくらお金をかけても、MiToはもう元には戻りませんよ」

そこまでやってもエンジンのくたびれはもう無視できないレベルだろうし、それを解消しようとすれば積み替えしかない。また今回の車検では表面化しなくても、ミッションのオーバーホールも近い将来必ず出てくるだろう。それらを全部クリアしたとしても、シャシーやボディのくたびれはどうにもならない。

「こだわりの世界ですから、やるなら止めませんけど、お金をつぎ込んでもMiToは元の性能にはもどりません。と言うか、そこまでお金をかけるなら中古の程度の良いのに買い替える方がよほど現実的だと思います」

確かに。これが価格応談の60年代のヴィンテージアルファロメオならば、奇跡の出会いを大切にし、愛情と資金で延命し、大事に保管し、気候の良い時分にだけ走らせる…というオーナーズライフもありだろう。だがMiToはまだまだ走行距離数も少なくきれいな個体が、普通に流通しているのである。

果たして、筆者にこれを論破するロジックがあるだろうか。あるとしたら「でもあの個体じゃなきゃイヤなんだ」という、「思い込み」や「愛」という、「測量数値化できないなにか」でしかない。もちろんまだ交換したばかりのスーパースプリントマフラーや、デッドニングや別体アンプやK店長の丁寧なワイヤリングを施したオーディオ環境に執着はある。ものすごくある。だが、同じ100万円で、走行距離数の少ない程度の良い1.4T Sportを購入し、マフラーを移植し、オーディオにも同じように金をかければ、ゴキゲンなMiToライフは十分延命可能だ。自動車販売に携わる人として、K店長のアドバイスは当然のものであり、また的を射ていると言える。
 

そういえばこの黄色く塗装したキャリパーも愛おしい


まだピカピカのスーパースプリントのマフラー

さあどうする。acatsuki-studioはMiToを手放すのか。
 
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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