クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
「アルファロメオ ミト 故障」
| AlfaRomeo MiTo | 23:00 | comments(12) |
当ブログはJUGEMなるブログサービスを利用している。その中にこのブログがどのような検索キーワードで検索されているかが大雑把にわかる機能があるのだが、アルファロメオにプジョー、シトロエンの話題を主に扱っている当ブログだけあって、「故障」というキーワードがそれなりの数ランクインしている(笑)。Googleに限ってざっと取り上げてみると「アルファロメオミトパワステ故障」「プジョー207 sw gti 故障」「ヒルホールドシステム アルファロメオ 異常」「プジョー307燃料計トラブル」「406 故障」「プジョー307 トラブル」などなど。その他は試乗記などが拾われているようだ。Yahoo!での検索キーワードにはこれらの他に食べ物系が入ってくる。もっとも1日のヒット数が2,000行けば「おおっ!」という程度の零細ブログなので、これらの検索件数だってひとつひとつは3件とか、そんな程度である。

さてそんな検索キーワードリストのかなり上位に常にいるキーワードが「アルファロメオ ミト 故障」である。このキーワードがそこそこ上位に常にいるのは、日本導入当初から購入の踏ん切りがつかない人たちの葛藤の結果(笑)だろうし、また昨今では中古市場のMiTo流通量が増え始めたことと無関係ではあるまい。おそらく購入5年後の2度目の車検を機にMiToを手放す人が多いということだと推測する。「車検あと1年あります!」状態が下取り価格を高くするコツだと言うし、1回目は通した車検が切れるタイミングで手放す人がかなりいたのだろう。つまりそれは2013〜14年のことである。先日も触れたが、MiTo、特に1.4TSport、先代クアドリフォリオヴェルデのマニュアルトランスミッション搭載車は、中古価格が高値安定だという。もちろんニューエイジアルファロメオの高値だからせいぜい70〜100万円というところではあるのだが。筆者の分析を再度書くなら、マニュアルの輸入車に乗ってみたいと思う馬鹿が、世の中には実はけっこういるのだということになる。中古車市場に限ってみても、これまでだとルノーのRSモデルか、プジョーやアルファロメオの希少なMTモデルを血眼で探すしか選択肢が無かった(あるいはVW ゴルフなどの役付きMTモデルか)。それらはもちろん前世紀のイタフラ車伝説、すなわち「壊れやすい」をそれなりに体現・再現していて、(慣れればどうってことないのだが)下手に国産車から乗り換えようと思うと、それなりに洗礼を伴うものだったと言える。

例えば…

例えば…

と・こ・ろ・が。プジョーでもシトロエンでもアルファロメオでも、少なくとも筆者が知る限りでは2005年よりも新しいモデルではほぼ故障しない(TCTは除く)。もちろん国産車と比べるとディーラーや馴染みのクルマ工場と仲良くし、壊れそうな部分には先手先手で手を入れる必要があるのは事実だが、買って1年であれこれ壊れて30万円なんてことは決してない。消耗品や油脂類などは確かに国産車よりも割高だが、それを上回るドライビングプレジャー、即ち運転する喜びを得られる。自宅を出発して最初のカーブを曲がるだけで「オレ、運転がうまくなったんじゃね??」なんていう感動を得られるのだからやめられない。むしろメンテナンスフリーと誤解して酷使した揚げ句、路肩でだらしなくボンネットを開けている国産車の方がよほど多いではないか。


筆者のMiToなど2009年6月登録なので、おそらく日本初上陸(かそれに近いごく初期)のロットの1台だが、ディーラーの担当者が首をかしげるくらい故障しない。5万km乗って「調子はいかがですか?」と問われたので「ばっちりです。調子いいですよ」と答えたら、S店長は「・・・・よかったですねぇ」と唸るように言ったものだ。MiToのTCTモデルだったかジュリエッタだったかの発売に合わせた販促キャラバンイベントの席上で、インポーターの担当者が「アルファの年間メンテナンス費用はもう3万円くらいで済むんです」と言い放ったという。それを聞いた当時の筆者は「何をその程度で…」と失笑したのだが、走行距離が12万kmを超えても相変わらず故障しない我がMiToを鑑みて、やはりこれは時代が変わった宣言、もしくは勝利宣言をしても良いのではないかと思う。

「もうアルファロメオのクルマに乗っても、年間メンテナンス費用は数万円で済むんです!」

と言うことで「アルファロメオ ミト 故障」に類する検索の結果、当ブログにお立ち寄りいただいた方にお知らせします。ミトは壊れません。通勤通学買い物送迎に酷使しても壊れません。買ったお店に時々顔を出してボンネット開けながらあれこれおしゃべりしていれば、メンテナンスのコツも自然に掴めます。先手を打って手を入れれば、仮に細々と交換しても大した出費にはなりません。それよりも運転すること自体が楽しくなるという得難い経験ができます。その楽しみはプライスレスです。

筆者の場合、MiToを運転することが楽しくて楽しくて、壊れないのに「壊してしまう」ことが問題なのだ…。こればかりは仕方ない。

ところで検索キーワード、この記事を書くために久しぶりにリストを眺めてみたら、「フランス車 変態」というキーワードで検索されていて大いに笑った。Googleで検索してみたが、6ページ目までめくってもこのブログには辿り着かなかった(笑)。どうなってんの??
MiTo・レーシングメッシュグリルシステムを再固定
| MiToのメインテナンス | 23:27 | comments(6) |
2009年の日本導入当初、アルファロメオ MiTo1.4TSportは285万円だった。本体価格300万円を切るためにインポーターは涙ぐましい努力をしたと思われる。だがしかし、そもそもどストライクな大衆車「フィアット グランデプント」を直接の祖に持つMiToは、商品企画・設計の段階でかなり見切られた部分が多かったのではないか。MiToのあちこちにその痕跡を見ることができる。

ここは手を抜いたのね、な部分がフロントグリル内にもある。エアインテークのハニカムメッシュの目の粗さがそれだ。グリル下部左右のエアインテークと盾グリルの裏はハニカムメッシュとなっているが、空気はともかく、夏場の虫対策としてはまったく不十分である。アルファのアルファたる最大のアイデンティティである盾グリルの裏にはラジエターがあるため、蒸し焼きならぬ虫焼きになってしまうのだ。

この目の粗いハニカムメッシュを補完するアフターパーツが存在している他、alfa_manbowさんのようにホームセンターで網を買ってきて、自作するという手段もある。筆者はオレカテクニックイデアルさんのパーツ「レーシングメッシュグリルシステム」を購入して、ディーラーである(株)イデアルさんで取り付けてもらった。2011年のことである。

最近はたまに自分で洗車もするのだが、その際このメッシュグリルシステムが外れかかっているのに気付いた。装着から4年。まぁ無理からぬ話ではある。この程度は自分で何とかしようと思い立ち、タイラップで改めて固定してみた。




もっとも細いサイズ(幅2.4mm、多分)のものを使ったのだが、意外と目立つ(笑)。せめてフロントバンパーを外して後ろから巻き付けられればまだ違ったのかもしれないが、そんな大げさな作業はできない。

ある日気付いたら脱落して無くなってた!!となるより3億倍マシである。
DS3・ストップランプバルブをめぐる悲喜交々
| CITROEN DS3 | 23:17 | comments(0) |
いや、うっかりしていた。家人のシトロエン DS3のブレーキランプのバルブ切れの件、報告を忘れていた。2015年11月14日、シトロエン仙台にてバルブ交換をお願いした。「そんなの自分でやれよ」という声も聞こえてくるが、以前左のブレーキランプバルブを交換しようとしたら、どうしてもソケットまで手が届かないという現象が発生し、やむなくディーラー(当時はシトロエン仙台が無かったので、プジョー仙台だったなぁ遠い目)にて交換をお願いしたもの。

シトロエン DS3右ストップランプバルブ切れ交換
入庫2015年11月14日 68,724km
工賃 1,050円
バルブ12V 21/5W V91191421 180円
消費税 98円
合計 1,328円

いざ持ち込んでみて教えてもらったのだが、DS3は製造ロットによってバルブとソケット形状が微妙に異なるケースがあるという。銀メッキバルブが装着されているケースがあったりするらしい。今回のリニューアルではブレーキランプの意匠が変わったこともトピックだから、ますますそのバリエーションが増えたことになる(のだろうか)。幸い当家のDS3 デヴュー・セリはごく一般的な玉だったらしい。

近々もう一度チャレンジしてみるが、DS3のリアブレーキランプ部分へのアクセスは左右で違うんじゃないか。右はともかく左はなんだか面倒だった。たかだか千円くらいの出費ではあるが、クルマに対して自分で手をかける意味はまた別にあると思う。今度また手を突っ込んでみよう。
御礼・クルマで行きますOFF会#10「初冬の南三陸をいく」無事終了
| レポート・クルマで行きますOFF会 | 11:26 | comments(18) |

クルマで行きますOFF会が実施された。回を重ねてなんと10回目である。本来5月、8月、10月の3回開催を目標としていたのだが、いろいろあって時間が過ぎ去ってしまった。気が付けば5月の福島OFF以来の開催である。「今年はもうOFF会無理かな〜」と思っていたのだが、福島のTETUさんがあおさんにリクエストしてくださったおかげで開催の運びとなった。左様、開催の原動力はTETUさんでありあおさんなのだった。筆者は「やりますよー」とエントリーしただけに過ぎない。当ブログのOFF会は文字通り読者の皆様に支えられているのである。ありがたや。ということで恒例のレポートである。長いよ(笑)。

開催日。初冬の不安定な天気が続くなか、はっきりと晴れ上がった。天気が良ければOFF会は8割成功したも同然である。開催概要は以下のとおり。

クルマで行きますOFF会#10「初冬の南三陸をいく」
2015年11月22日(日)
集合場所 三陸自動車道・矢本PA(下り)
集合時間 9:30〜10:00
目的地 南三陸町〜女川(時間が許せば牡鹿半島)
※路面凍結等悪天候時中止


集合場所の三陸自動車道下り線矢本PAに集まったのはなんと14名。ご紹介の順番は当日朝の自己紹介順。お名前は基本的には当ブログのコメント欄記入のハンドルネームを優先。次はみんカラネーム。双方不明の方はイニシャルとした。

矢本PAには1列に並べきれません

ほうきとちり取りをもっている女性はメンバーではありません(笑)

○cazbowさん
あおさんのみんカラ仲間で、東北のクルマ好きには超有名なカフェ「Rosso」であおさんと意気投合しての初参加。MiTo1.4TSportを指名買い。購入当時、調査のためにインターネットを「MiTo 故障」で検索して当ブログに辿り着いたという(笑)。それ以来お立ち寄りいただいているという。ありがたや。ま、確かに検索ワードリストの上位に常にいるな、「MiTo 故障」。←とここでさらに本文に書くので、またヒット率が上がるのではないか

○denzouさん
フィアット 500Sを駆る。ラッピングによる唯一無二の玉虫カラー500Sは非常にグッドコンディションなのだが、このほどサソリへの乗り換えが決定。500SでのOFF会はこれが最後?2回も参加すればもはや常連さん扱いである。

○hiromeoさん
アルファロメオ ジュリエッタコンペティツィオーネを駆る。仙台の南の街でブイブイ言わせているらしい。気が付くと仙台の南方面からの参加者が多いなぁ。hiromeoさんも常連さん。

○くじらさん
コヤジさんのアバルトに同乗しての福島からの初参加。奥様の500を借り出せなかったという(笑)。次回はぜひご自分のマシンでもご参加いただきたい。バリエーションが多い方が楽しい。

○TETUさん
自らをオフ会ジャンキーと名乗る、アバルト 595コンペティツィオーネ乗り。ハードロックジャンキーでもある。つまりゴキゲンな人物。前述の通り、サボっている筆者にあおさん経由でOFF会開催をリクエストしてくださった。

○IDEALFAさん
hiromeoさんとコンビの常連さん。同じくアルファロメオ ジュリエッタコンペティツィオーネクアドリフォリオヴェルデ(訂正:ご本人よりジェントルに訂正いただいた。すみません!)を駆る。実はセンスのいいモディファイがあちこち施されている。ジュリに乗るのも悪くないなー、とおふたりを見ていると思う。

○あおさん
プジョー 206SWS16を本妻、アルファロメオ MiToクアドリフォリオヴェルデを2号さんと呼ぶヘンタイさんにして、筆者のイタフラ車道の師匠。何を隠そう「ブログ主催のOFF会やりましょうよ」と数年前に筆者をそそのかした張本人である。記念すべき第10回目のプランニングを一手に引き受けてくださった。

○しげさん
エンスー具合が度を越してマツダ アテンザ(のディーゼル)を駆る。6カ国語に堪能。本来の言葉どおりのオタク(マニアなんてもんじゃない)。しげさんがいるとその場が楽しくなる貴重な人材。ちなみにアテンザ購入時の奥さんの洗脳には筆者も協力した。

○alfa_manbowさん
山形在住のMiTo乗り…だったのだが、玉突き事故に遭われ1.4TSportは全損にて逝去。代わりに導入したのがアルファロメオ ジュリエッタクアドリフォリオヴェルデの2015年版。本人としてはMiToに愛着があったので複雑な心境らしいが、クルマの出来は素晴らしいとのこと。

○teruterukoyajiさん
本来はアルファロメオ ジュリエッタコンペティツィオーネを駆るのだが、今回は奥様のアバルト 595コンペティツィオーネでくじらさんを乗せて参加。「(595は)仲間には大変好評なのですが、奥さんにだけは不評」だそうで(笑)。コヤジさんが参加してくれれば、そのOFF会は絶対成功だと思う。繊細にして豪快にしてスイーツ好き。得難い人物。

○Tipo VELOCEさん
アルファロメオ 75を駆る。あおさんが誘ってくださって初参加。ゴリゴリのアルファ原理主義者だったらどうしようとビビったのだが、まったくそんなことはなく、ジェントルかつバカッ速なパイロット。あとでご本人から聞いたところによると、奥さんはプジョー 406に乗っているという。なんじゃそのエンスー夫婦は!羨まし過ぎる!!「406、良いクルマですよねぇ」と言ったら「・・・・良い、クルマなんです」と絞り出すようにおっしゃっていた。さもありなん。

○Yさん
アルファロメオ MiTo1.4TSportを購入して3ヶ月。ブログエントリーを読んで突撃参加。こういう方がおられるのでOFF会はやめられない。大歓迎である。残念ながら所用があるため途中で離脱されたのだが、ぜひ今後も我々と遊んでほしい。これからスプリングなど換えて手を入れていくおつもりだとのこと。車高を下げるのは冬は止めた方が良いですよ、と老婆心ながら申し上げておく。

○marutaさん
朝の自己紹介を終えて、矢本PAを出発するタイミングで現れてびっくり!すでに車列ができていた(笑)。ドタ参2人目。常連さんだがお住まいは山形県新庄市。まさかお越しになるとは思わなかった(笑)。今回はアルファロメオ 156SWで参加。新庄市らしく、すでにタイヤはスタッドレス。

以上、筆者を加えて総勢14名、13台である。あまり大々的に告知せず、増してや悪天候時の中止すらほのめかしていた(すでに東北は初冬なのだ)のに多くの方のご参加をいただき、驚くやら嬉しいやら。そんなリスクもあったので、お店の予約やアトラクションなどは特に用意しておらず、おしゃべりして走るだけの、言ってみれば原点回帰とも言えるシンプルな内容としていた。にも関わらず常連さんが県外からも駆けつけてくださったり、ちょっと覗いてみるか的に顔を出してくださる初参加の方がおられたり。正直に言って、このハードルの低さは筆者の理想とするものである。さらに最後の最後まで参加するかも的なお話のあったhoshinashiさんやQueiko姐さん、Tazzaさんらの常連さんもおられる。この3方は最終的にはご参加かなわなかったが、こういうのも主催者冥利に尽きるというものだ。とにかく感謝の念ばかりである。

R45、津山付近。感動的なコンボイ

さてほぼ定刻に出発したのだが、三陸自動車道は思いのほか混んでいた。あおさんチョイスで桃生津山ICでR45を行く(現状での終点、登米東和ICまで行くよりも早いらしい)。さすがに13台のコンボイで車列の保持が難しかったが、幸い信号や工事は少なく、大きな混乱は無かった。最初のチェックポイント「南三陸さんさん商店街」にもほぼ定刻で到着。


11時だがさっそく昼食に取りかかる。三連休の中日でしかも晴天とくれば、本当の昼時には大混雑になるだろう。事実フードコートのテーブルは半分以上が「予約席」とて先約済み。商店街の各店舗で食べても良いのだが、そこはやはりOFF会、みんなでわいわい食べる方がうまい。我々一行は3つのテーブルに別れたが、首尾よくそれぞれがお目当てのメニューを食べられたようだ。

弁慶鮨の海鮮丼(1,800円)+トッピングのウニ(600円)=2,400円

お土産購入の一店。おなじみ及善蒲鉾店

この顔出しボードではしゃいでいる一行を見て、
きびすを返したルノー キャプチャーがいた…

さらにお土産を購入し、次のチェックポイントへの段取りを確認。武闘派ことペースの速いチームをあおさんが先導、のんびりチーム(穏健派)を筆者が先導し、R398を南下。この辺一帯のかさ上げ工事などは順調に進んでいるのだろうか。筆者の目には遅々として進んでいないように見える。ただ一刻も早く元通りにするよりも、安全安心に配慮した復興策についてよくよく議論し、そこに暮らす人びとが納得できるように為されることを祈る。当然意見は分かれるだろう。でも根気強く進めて欲しい。未曾有の天災に人間は無力だということを、改めて思い知らされる。

しかしそれにしても美しい海、そして走って楽しいワインディングロードである。ここを走る時はいつもこの震災による被害と美しい景色とのギャップを思う。武闘派チームに遅れることわずか、のんびりチームも無事神割崎に到着。記念撮影など。Yさんが離脱されて12台に減ったとは言え、もはや普通のコンパクトデジタルカメラでは横一列の絵が撮影できない。自分のクルマの前に立っての撮影を早々にあきらめる。

記念撮影1

記念撮影2

前列LtoR:hiromeoさん、marutaさん、筆者、あおさん、しげさん
後列LtoR:carbowさん、alfa_manbowさん、denzouさん、IDEALFAさん、
teruterukoyajiさん、くじらさん、TETUさん、Tipo VELOCEさん

自然に分散し、自分の愛車が一番カッコ良く写るアングルを探るヘンタイたち

危険行為はやめましょう


神割崎オートキャンプ場をしばし散策。駐車場ではTipo VELOCEさんの75のボンネットの中身にみな興味津々。少しはクルマのOFF会らしい会話もあるのである(笑)。福島や山形のメンバーは神割崎は滅多に来る場所でもないから、ここをチェックポイントにしたのはあおさんの炯眼と言える。

前を見ても後ろを見ても眼福眼福

次の目的地女川駅まではそこそこ距離がある。午後の陽を浴びて南下するR398は実に美しい。もちろん周辺の惨状を見つつの道のりだが…。またこのコースはバリバリの生活道路でもあるので、交通量もそれなりに多い。途中コンボイが寸断されたものの、女川駅にも無事到着。


女川駅がリニューアルされたのはニュースなどで見聞きしていたが、実際に訪れてみると、確かに復興のアイコンになりそうな大きく美しい建物である。温泉が併設されており、屋外には足湯もある。建物中のお土産コーナーは大混雑。スタッフがとても親切に対応していたのが印象的だった。万事そうだが、建物や土地が魅力的になるのはそこにいる人が魅力的だからである。女川駅も愛されるだろう。

女川駅までがスケジュール的に順調だったので、予定通り牡鹿半島コバルトラインを走ることにする。ここで反対方向に帰るmarutaさんが離脱。みんなでお見送り。セカンドシーズンのスタッドレスタイヤだから、コバルトラインなんか走ったら相当削られてしまうのは必至。離脱は正しい判断と言えよう(笑)。だがしかし、このコバルトラインが実に楽しかったのである。午後2時を回ると、初冬の太陽はすでに西に傾きもはや夕暮れを感じさせる弱さである。従っていくら連休中の景勝地とは言え、コバルトラインを走るクルマはそう多くない。走りながらその傾向を見取った先行武闘派チームがやたらペースを上げる上げる(笑)。またコバルトラインそのものが極上のワインディングロードでもある。久しぶりに2-3速を行ったり来たりするシフト。大きくふたつのグループに分かれて進んだのだが、後続チームは途中根を上げたトップが何度かハザードを出して攻守交代。筆者も後ろについたコヤジさんに煽られる煽られる(笑)。筆者が付いて行ったdenzouさんもハイペースだったが、あとで500Sはドラムブレーキだと聞いて驚いた。あんな走りを披露される腕前ならdenzouさん、そりゃアバルトに乗り換えるわなぁ(笑)。

この辺はまだみんな穏やかに走っていたが…(笑)

筆者のMiToはと言えば、EBCブレーキパッドとディクセルのフロントブレーキローターの組み合わせが少々物足りない。薄々感じていたフロント制動力の弱さにはっきり気付いてしまった…。日常生活で過不足を感じることは滅多に無いのだが。こうなるとパッドの寿命を削ること前提でスリット入りとかドリルドローターに換えてみるか??はたまたもう少し制動力重視のパッドを導入してみるか??

ともあれ、腕の立つ人に引っ張ってもらうと筆者程度のウデでも充分楽しい本気走りができる。実に楽しい往路であった。牡鹿半島突端近くの御番所公園で一休み。なんと公道走行可能なカートで来ている方がいて、みんなで遠慮なく取り囲んで質問攻め(笑)。Kickersの大きめのスピーカーを多数搭載している。ヘルメット被っていても聞こえるくらいの爆音で音楽を聞くのだという。ナイス。後部のフレームには「安全+第一」とか「なめんなよ」と言ったレトロ感溢れるステッカーが。これらを見てコヤジさん尋ねて曰く「やっぱり、大音量で演歌流すんですか?」。一同大爆笑。カートで演歌はかっこいいかも。




さらば〜 地球よ〜♪
photo by teruterukoyajiさん


それにしても天気に恵まれた。すでに陽は大きく西に傾いているが、金華山もきれいに見えている。コヤジさんのショットがまた秀逸。皆で金華山方面を見ているのだが、まるで地球を旅立つ宇宙戦艦ヤマトの乗組員のようではないか。実際の我々は次の目的地、石巻市内のケーキ屋さん「アルパジョン」のことで喧々諤々。なんでもしげさん、今日のお土産にケーキを買ってくるよう娘さんからおねだりされたらしい。ところがアルパジョン、しげさんのご自宅のすぐ近くにも支店がある。一日出かけていた揚げ句に近所のケーキ屋で買ってきたのか??と詰問されたらどうしようと言う。あの娘さんと奥様なら突っ込むだろう(笑)。筆者が石巻店とわかるようなショットを店先で撮ってあげるから!ということで、一同石巻市内を目指す。

復路はコバルトラインではなくK220とK2、つまり牡鹿半島の西側を、点在する漁港を縫うように走る。普通の車もそれなりに走っているので大人しく(笑)。夕暮れのK2を走るのは2015年の正月以来なのだが、実に趣深い。真夏に走るのとはやはり違う。11月だとまださすがに凍結の恐れも無い。寒い時期に走るのなら実は今がベストなのではないだろうか。

石巻市内、日和大橋をゆくコンボイ

石巻市内に入っても市街地の縁の部分を走ったので、大きな混雑に巻き込まれることもなく無事にケーキ屋アルパジョン石巻本店に到着。皆で細かく買い物して店員さんには迷惑だったかもしれない(笑)。すみません。しげさんの証拠写真も無事に撮影し、最終解散ポイント、三陸自動車道上り線矢本PAへ。

無事にトラブル無く解散できることが何よりである。最後の挨拶を終え、おひとりおひとりをお見送りしつつあおさんと再度握手。帰宅してみたら筆者の総走行距離は289km。自宅から矢本PAまでは約50kmだから、今回の純粋な行程は約200kmと言えるだろう。だがいわき市在住のコヤジさんなど、最終的には500km以上走破となったようだ。新庄市のmarutaさんも同様だ。改めてご参加いただいたみなさんに感謝申し上げる。また開催をせっついてくださったTETUさん、周到な計画を立ててくださったあおさん、本当にありがとうございました。思い起こせば初めてリュウノスケさんと2台のMiToで走ってOFF会の楽しさに目覚め、あおさんに勧められてブログの名を冠した最初のOFF会に集まったのは、筆者とじゃるさんとしょーた先輩の3台だけだった(なんとあおさんは欠席(笑))。それが今や常時10台を超える台数、人数にご参加いただけるようになった。奇しくも文中で触れたとおり、集まる人が魅力的でなければ新しく人は集まって来ない。当ブログのOFF会に集まってくださる方々が紳士であり、愉快であり、クルマ愛に溢れていることは筆者が保障する。ブログの運営者がこんなに楽しませてもらっていていいのか?と思うほどである。

10時間半/289km

次回は2016年5月の予定。あおさんとは「あまり走らないで、どこかに腰を落ち着けてただただ駄弁るOFF、やりたいねぇ」と話していた。まぁ次回の内容はともかく、ゆる〜く集まりたいと思っている。参加されたみなさん、参加をご検討いただいたみなさん、本当にありがとうございました。じゃ、また!!
【試乗記】フィアット 500X・言い訳不要のドライバーズ・カー
| 試乗レポート | 23:41 | comments(9) |

フィアット 500Xに試乗した。見た目と乗り味が乖離しているという意味では、先日試乗したジープ レネゲードを凌ぐ驚きの「楽しめるクルマ」だった。SUVのスポーツカー化が加速しているのか、はたまたフィアット・クライスラー陣営が開発するシャシーがあまりにも素晴らしいのか。ともかく乗ってみれば印象が一変する、衝撃のクルマであった。

先日、新しいシトロン DS3に試乗した際、例によってK店長やYさんと談笑していた。※ 帰り際ちらっと奥に停まっていた500Xに一瞥をくれたのだ、無意識に。そこを見逃さないK店長、例のいたずらっぽい笑顔で試乗を勧めてきた。実はこっちも手ぐすね引いて待っていたような状態(笑)。さっそく準備していただく。

今回試乗したのは2WD+TCTのモデルである。実は乗り込む時、K店長から二駆モデル(FF+TCT)と四駆(AWD+トルコンAT)モデル、どちらが良いか確認された。FF+TCTの組み合わせは少し前にレネゲードに試乗した経験あり。むしろこの手のSUVの王道、四駆の乗り心地も試してみたいと思った。

a「せっかくなので四駆がいいかな〜」
K「あ、絶対TCTバージョンの方がいいです」。

ぎゃふん。でもK店長がそこまで言うには理由があるはず。そしてその理由は走り出すとすぐにわかった。


話を「走り」に進める前に全体観察。をしたかったのだが、小雨が降っていてほんの一瞬全体を眺めただけ。改めて500Xの側に自分が立ってみると、大きい。いや、「でかい」。この見た目の大きさと「500」という車名から受ける印象のちぐはぐさが、このクルマをわかりにくくしている…と、試乗を終えた今なら言える。チンクエチェントの印象を引きずったまま理解しようとすると、このクルマは飲み込みにくい。乗り込んでみても、その印象は続く。スイッチ類、インパネやセンターコンソールのデザイン、ハンドル、シート、全てが(フィアットにしては)上質だ。いくつかのスイッチそのものはチンクエチェントと同じものだったり、かろうじてグローブボックスの蓋に500のロゴがあしらわれているものの、名前から想起される因縁はその程度である。シートやパーキングブレーキはなんと電動である。「うわ!電動だ!」「あったりまえじゃないですか〜。時代は21世紀ですよ」。などというすっとぼけた会話をK店長と交わしつつ、さっそく路上へ。


前述したとおり、この日は直前にシトロエン DS3にも試乗しており、同じ出入口の同じ段差を2台のクルマで乗り越えたわけだが、なんとDS3よりも500Xの方が足の動きがスポーティーなのである。鋭角にショックが伝わり、その収束が速い。かと言ってガチガチに締め上げた、例えばABARTHの足とも違う。これは明らかにジュリエッタな印象なのだ。同じプラットフォーム上に構築されるジープ レネゲード2WDモデルが望外のハンドリングマシーン(笑)だったことを考えると、実は順当な結果なのかもしれない。

そんな片鱗を感じつつも、500の名前に引きずられたままだった筆者は、路上に出てもまだ500Xの全体像を飲み込めずモヤモヤしていた。しかしそれも空いている車線で全開加速をするまでだった。「加速、すごいですよ。踏んでみてください」とアクマならぬK店長の囁きに忠実に従った結果、「うっわ!何これ!!」という直線加速を味わうことになった。同時に四駆モデルよりも二駆モデルを勧めたK店長のタクラミにもようやく気付いた次第。FF+TCTの組み合わせに比べると四駆モデルはその辺は穏やかな味付けだという。さて加速を緩め、ややキツイRのコーナーを、直進車両の間を縫ってすばやく右折。ここでまた別世界。車高の高さを感じさせない最小のロール量と収束、そしてハンドルをセンターに戻した後の矢のような直進性(笑)とアクセルペダルに対するリニアな食いつき。「いいでしょ?これ」と助手席でK店長が笑う。明らかに箱っぽいレネゲードに比べると、500Xは乗用車然としている分まだこの挙動にも納得が行く。

この頃になると、乗り込む時には大きいと思っていたボディが、コーナーをクリアしていくたびに小さくなっていくように思えてきた。つまり扱いやすい。昨今のクルマなので、500Xも電子制御による走行モードセレクトが可能。だがノーマルで充分速い。絶対的速度が高いのではなく「求める速度に到達するのが速い」のだ。まっすぐ走ってコーナーも速い。これって完全にスポーツカーではないか。だが目線は高く室内ユーティリティにもぬかりない。後席にも最後に座ってみたが、明らかに本気で5人座らせるつもりで設計された後部座席だった。

やっぱり混乱する(笑)。だが各要素を飲み込んで要約するとしたら、「500Xはドライビングプレジャーをあきらめなくていいファミリーカー」なのだろう。クルマ好きのお父さん(笑)がひとりで運転しても充分楽しめるし、奥様が買い物に使っても道具的足に徹するし、子どもたちを乗せて300km離れた実家まで帰省するのだって苦痛じゃない。これらの使い勝手は単独で語られることが多いが、お父さんがヤンチャに走らせても楽しめるということは、結果的に奥様の安全運転でも性能的マージンがたっぷりあるということだし、まっすぐ走るからロングドライブも疲労が少なく楽しめるのだ。いやはや、ジュリエッタのプラットフォームの実力にはため息をつくしかない。

このプラットフォームの本家本元アルファロメオ ジュリエッタQVに試乗された、当ブログコメント欄常連にして筆者のイタフラ車道師匠のあおさんがご自身のブログに書かれて曰く

やっぱり感心すべきポイントは、ジュリエッタのシャシー性能の素晴らしさです。MiToなら、身をすくめるようなギャップや段差を、ガッシリとした車体と、マルチリンクのリアサスペンションで涼しく通過していけます。グランデプントのシャシーを共有するMiToと、ジュリエッタには単純に10年分の進化の差がありますが、それ以上の洗練があります。逆に言うとMiToの方が、ヤンチャで楽しい面もあるのですが...。

とのこと。これはジュリエッタQVのレビューなのだが、このシャシーに対する感想は「10年分の進化とそれ以上の洗練」、これに尽きる。その上でアルファ、ジープ、フィアットと、キレイにキャラクター分けが成されているのには感心せざるを得ない。同時に殊更に「エンジンが…」とか「コーナリングが…」とか、要素要素にクローズアップしなくても良さが実感できるところに、逆に凄みを感じてしまう(ヘンタイはもちろん語れる)。使いこなされた技術がひたすら高次元でバランスしているのだろう。だから運転に興味のない人でもストレスなく運転できるのはもちろん、新エンジンやTCTなど、テクノロジーの理解を通じてクルマ全体を味わうヘンタイクルマ好きにも、同じ分量で「イイモノ感」が伝わってくる。今回試乗したモデルPOP STAR PLUSで本体307万円。前後シートはフルレザー。500Xを買えば、誰でも「ちょっとクルマで遠くまで行ってみようか」と思うだろう。その1点だけでも、500Xが生まれた価値がある。

「良いクルマなんですよ〜。楽しいし。な〜んでみんな乗ってみないんですかねぇ」とK店長。ただただ500のネーミングが災いしているように思うが、それでも500のネームバリューは無視できないという意味のことをK店長はおっしゃった。よしんばマルキオンネが「適当にアリモノ組み合わせてSUVを仕立てて、500っぽく仕上げれば売れんじゃね?」というヒラメキででっち上げたものだとしても、結果的にシャシーの実力とフィアット伝統のチューニング技術が、よってたかってすごいクルマに仕上げてしまったのかもしれない。もうこれは本当に、乗ってみてもらうしかない。「CX-5やエクストレイルは売れすぎてるし、ディーゼルはなんかイヤだし、あ、週末にはよくIKEAとか行くのよ。うん。けっこう荷物積むこともあるかなぁ。他に無いの??え?VEZEL?んー、なんかな〜。」という自称運転好きのお父さんに最適(笑)。奥さんに言い訳する必要が無いドライバーズカーは貴重ではないか。こんなクルマ、滅多にない。


※株式会社イデアルさんのディーラー店舗、プジョー仙台、クライスラー・ジープ仙台、アバルト仙台、フィアット仙台/アルファロメオ仙台、シトロエン仙台は同じ敷地内にある。ヘンタイにとっては天国のようなスイートスポット(もしくは永久地獄)。当然各店舗のスタッフさんはそれぞれの店舗を行ったり来たりしている。シトロエンの店内でC・ジープ仙台のK店長とアバルト仙台のスタッフYさんとMiToの後付けウーファーについて話す図というのは、なかなかカオスで楽しい。
【試乗記】シトロエン 新DS3・普通になったら極上だった
| 試乗レポート | 20:47 | comments(6) |
エンジンとトランスミッションをリニューアルしたシトロエン DS3に試乗した。試乗キャンペーンの景品、ブランケット欲しさに(笑)シトロエン仙台へ赴いた。

思いっきりオフィシャルサイトのキャプチャー

試乗したグレードは最廉価グレードChicのキセノンパッケージ付きで274万円。素のChicとの差異は「アクティブシティブレーキ」「キセノンフルLEDヘッドライト」「オートヘッドライト」「雨滴感知式オートワイパー」4点の有無。それらもさることながら、新DS3のトピックはピュアテックなる3気筒1.2lDOHC+ターボの新エンジンとアイシンAW製6ATことEAT6の搭載である。リリーフ的にシングルクラッチセミATを搭載したバージョンも短期間あるにはあったが、トルコン6ATになったことでとうとう国産車やVW Poloなどと同じまな板に上がれるようになったはず。ダウンサイジング+ターボという、昨今食傷気味ですらある組み合わせのエンジンはともかく、筆者の興味はトルコン6ATほぼその1点にあったと言ってもよい。さらにこの日はブレーキランプバルブの交換依頼も兼ねていたので、家人のDS3(4気筒1.6lDOHC自然吸気と4AT)で乗り込んだ。つまり今運転してきたクルマのエンジンとトランスミッションだけ替わったものという、ほぼA/Bテスト、あるいはレンジテストのような状態での試乗環境だった。いくらニブい筆者でも、差異のあれこれに気付けるのではないか。いざ、乗らん!

これはショールームの様子。
当家デヴュー・セリ購入時に筆者イチオシだった
"ジョーヌ・ペガス"(黄色)の個体

とは言うものの、まずエクステリアの観察。灯火類の意匠に手が加えられているが、基本的な骨格は当家のデヴュー・セリと変わらず。そりゃそうか。そこが変わったらモデルチェンジだもん。馴染みのスタッフUさんやシトロエン仙台の営業さん(お名前伺わず。失敗)のお話を総合すると、3気筒1.2lエンジンが開発されたおかげで6ATをつっこむスペースが確保できたらしい。なるほど上級グレードのSport Chicは4気筒1.6lと6MTのままである。DSはシトロエンブランドから独立させたものの、ニューモデルの投入も当面無さそうで、現状モデルをなんとか活性化させるしか無いのだろう。限定モデルの乱れ打ちは痛々しい印象を持ってしまうし(そんなのヘンタイだけだけど)、同一モデルの中で新旧のエンジンが混在するラインナップは、売るのも買うのも大変だと思う。

などと考えつつ乗り込んでみた。内装は見事なまでに「そのまんま」。さっきここまで乗ってきたデヴュー・セリと変わらず。6ATのシフトレバー周辺もことさら何かが強調されるわけではなく、AL4と見た目が同じ。驚いたことにビルトインナビも搭載されない。相変わらず小さな液晶マルチディスプレイがあるだけで、純正オーディオのUIも同一。なにもここまで頑なにそのまんまでなくても良いのでは…(苦笑)。少なくともナビがオプションでは営業さんはちょっと大変だと思う。

だがしかし。新DS3のネガティブな面はナビ非搭載、この1点だけだ。クルマそのものは素晴らしい出来である。走り出してからは感動の連続だった。

まず3気筒/1.2lDOHC+ターボが良い。何が良いって軽いのだ。明らかに鼻先が軽い。スイスイ曲がれる。1.6を積んだ当家のデビュー・セリは良くも悪くも鼻先が重い(と言うか新に乗って「あ、ウチのって重かったんだ!」と気付いた)。その分しっとり重厚な乗り味(車格の割りには)が実現できているのだが、実際に軽さ実感!の動的性能を味わってしまうと断然軽い方が良い。最大の恩恵は前後重心バランスが明らかに変わり、重心が後ろに移動したことだ。デビュー・セリは運転手の膝裏付近に感じる重心が、新DS3は腰、あるいは座面とシートバックの接点あたりに感じられるのだ。これは明らかに旋回が楽だ。コーナリング速度が上がったように感じられる。以前乗ったGolf7の感覚に近い。そしてこれも驚きなのだが、加速も低速トルクもまったく不満が無い。

6ATはショックが完全に消えた訳ではないが、乗って3分で意識しなくなる。さすがのアイシン製。嬉しくてシフトインジケーターで5速とか6速が表示されるのを見ていたのも最初の3分だけで、あとはトランスミッションのことは意識しなくなった。パドルは無く、マニュアルモードでもシフトレバーで操作する。こちらのシフトパターンはBMWのそれに沿ったもの。エンジンブレーキもそれなりに効く。AL4と比べるのも気が引けるが、やはり0-40kmまでの加速域で、複数のギアが適切に仕事をしている感がひしひしとある。AL4はいちど速度が乗ってしまえば大きな不満は無いのだが、EAT6は低速域の滑らかさだけでなく、恐らく高い燃費性能にも寄与しているのだろう。もっとも12km/l程度走ってくれれば筆者はもうその辺はどうでも良い。家計の節約のためにまずガソリン代を節約なんて考えはもうみんな捨てたら良いと思う。

これらエンジンやトランスミッションの印象を際立たせる足周りについてはどうか。シトロエン仙台の試乗コースは基本的に平坦地なのだが、舗装が荒れていることに定評がある(笑)。そんな路面を新DS3で走るのはむしろ快楽である。普段神経質なMiToに乗っているからなおさらだ。だが新旧DS3で味付けに大きな差は無く、段差を乗り越える時のショックの丸め方は双方ほぼ同じだった。もちろん新車なのでまだ若干角があるが、それも5,000kmも走れば落ち着くだろう。いや、現状でもうっとりする、積極的に動く系のチューニングだと思う。そもそもDS3はかっ飛ばすクルマではない。Sport ChicやRacingを運転してみたことはないが、少なくともChicは如何に優雅に走るかに気をつけるべきクルマだと思う。新パッケージで低速域での動的マナーが劇的に上質になったとは言え、ロール多めの足周りのセッティングは自然と「周囲に溶け込む運転」を促すように思える。

改めて書くことでもないと、ここまでは書かずにいたが、DS3、改めてデザインがすごい。シトロエンの唯我独尊っぷりと汎用SF的イメージのブレンド具合はすばらしい。デザイン優先で買っても損しない。しかもこんな外見なのに実は後部座席の乗り心地も犠牲にされていない。今回のモデルチェンジで内装色のバリエーションが一気に減ってしまったことだけは惜しいが、エルゴノミクス的に特にひっかかる瑕疵は無い。こちらもエクストリームとオーソドックスの混ぜ具合が絶妙である。

国産車の多くが、日本国内の道路交通法規上のメインの速度域ですらダルな挙動でまとめられている。人間の生理に忠実かつ濁りの無い挙動を持つ欧州コンパクトカーは、それだけで優位に立っていると思う。とりわけVWを筆頭としたB、Cセグメント車の作り込みの精緻さは、さすが企業の屋台骨を支えるだけあって、どこも力を入れている(はずだ)。プジョー/シトロエンもその点に相違はないし、少なくとも2010年代以降の製品はくだらないトラブルとも縁が切れたと言っていい。商品力の観点から、(特にVW)の後塵を拝してきたのは、「ラテン車は壊れる」という前世紀の負の連鎖の記憶と、トルコンATに慣れ切った日本人に馴染まない特異な挙動のトランスミッションのせいであった。しかし2015年の暮れも押し迫ってきた11月、シトロエンは新DS3で、プジョーは208/308で、輸入車購入時の比較対象物件メインストリームにとうとう躍り出る瞬間を目撃しているという実感で、筆者は胸がいっぱいである。あ、DS3、壊れないですよ。ぜんぜん壊れない。過敏なCO2センサーがアラートを出すことはあるが、故障ではない。それでも国産車を選ぶという人にかける言葉は持ち合わせていないが、輸入車の中で迷っている人には筆者は自信を持って「POLO〜?DS3乗ってみた?」と言いたい。

以上の内容を当家デビュー・セリのオーナーたる家人に話してみたら「でも、この子も良い子なんだよ!?」「大好きなんだから!」と言われましたよ。家人はすでにデヴュー・セリへの愛が溢れ、醗酵してドロドログチャグチャなのでこういう発言になるのだが、新DS3の凄いところは、愛が無くても脊髄反射で「良い!!」と叫べるところだと思う。間違いなく10年は乗れる。改めて新旧のDS3に惚れ直した次第である。個人的に買うならChicカブリオ。うっとりするわ〜。
MiTo世襲というレジスタンス
| AlfaRomeo MiTo | 20:16 | comments(7) |
2009年6月27日、納車当日のMiTo。美しい(傷が無いと言う意味で)…

もはや妄想に近いと笑われても仕方ないが、筆者は今自分が乗っているアルファロメオ MiToを息子に譲り渡したいと思っている。以前は例え自走不可能と診断されても庭にオブジェとして置いて、一生自分の目の届く範囲に置いておきたいと思っていたが、やはりクルマは走ってナンボである。仮に経験の少ない若者の運転で老いたMiToの死期が早まったとしても、それはそれで幸せなことではないか?と思うようになってきた。ただ筆者のMiTo、現状でも走行12万km、これまで年に2万kmペースで走行距離を延ばしている。2015年現在、13歳である息子に譲り渡すには、最速の18歳で運転免許を取得するとしてもあと5年かかることになり、このまま順当に行けば22万km走行物件になっていることになる。

そもそも、果たして22万km走行したアルファロメオ車がまともに走るのか?

まぁ走るとは思うのだ。だが1ヶ月入院、1週間エンジョイ、また1ヶ月入院なんてことにならないのか?とは思う。全国に目を移せば、筆者など足下にも及ばない過走行MiTo先輩方がおられるが、20万kmはさすがに前人未到ではなかろうか。147などで20万kmは実は珍しくないのかもしれないが、それら147、156、159世代と比較して、とにかくMiToがこれまでのアルファロメオ車に前例が無いほど故障が少ないのは間違いない。


余談だが(そもそもこのブログそのものが壮大な余談だが)、MiTo1.4TSport、旧QVの中古車価格相場は高値安定らしい。7万走った1.4Tが70万円近い売値の例がある。7万走ったアルファ車に売値が付くこと自体が前代未聞のことらしい(7万走った147ならもう売り場には出せないという話を聞いた)。現状でアルファロメオブランドにMT車のラインナップが無くなってしまったことも理由としてあるだろう。まぁそこを差し引いても、2015年の今、イタ車でマニュアルで故障知らずとくれば、人気が出て当然と言えば言える。圧倒的に少数派になったとは言え、MT輸入車を運転してみたいという馬鹿はそれなりにいるのだろう。そこから抜け出せなくなればヘンタイの一丁上がりという具合だ。万歳。


話をMiToの世襲に戻そう。当家の子どもたちはその辺すでに洗脳済みであるので、おまえが免許取ったらMiToはやると告げたら、息子は「おお!やった!」と喜んでいた。先日晩ご飯の食卓で「おまえに譲り渡す前提で、いずれあのMiToを全塗装して黄色くしたいと思っておる」と告げたところ、息子は「オレも黄色がいいと思ってた!」ということでめでたく合意した、しかしまさかの疑義が隣に座っていた娘(15歳)から発せられたのである。「なぜ弟に譲り渡すこと前提なのか。家督だからか?第一子長女を無視してそれはおかしいのではないか」と。「え?おまえ、MiToを運転したいの?」「うん、してみたい。MiTo欲しい」。

青天の霹靂とはこのことである。

娘は運動嫌いであり、自転車すらここ数年乗ったことがない(乗れることは乗れる)。じっくり何かの作業をやることは得意だが、反射力、瞬発力が求められる類いの作業・行動は苦手である。以前冗談めかして「おまえは運転免許を取らない方が世のため人のためだな」と話し、本人も「そう思うわ〜」と笑っていたのだが、ここに来てその申し立ては想定外であった。


18歳の小娘がMiToを乗り回していたら、これはもうドンピシャで絵になるのは間違いない(あくまでパブリックイメージである)。しかもそれが過走行のマニュアル仕様だなんて、まるで西風のマンガの登場人物ではないか。素晴らしすぎる。だが同時に、約2年遅れてさらに引き継がれるであろう息子は、無傷のMiToを受け取れるだろうか…。かなりアヤシイ。だがMiToの世襲は筆者なりのささやかなレジスタンスである。思い込みによるMiToというクルマの優位性を訴えたいのではない(優れているに越したこたぁないが)。筆者は実益よりも趣味性を重視する若者が、世の中にもっと増えると良いと思っている。自動車選びにもそれは同様である。自動運転や運転性能をスポイルするような諸性能(背が高いとか収納が多いとか)重視の世論に反旗を翻すような若者が増えれば世の中が楽しくなると思っている。


自動車という機械を愛でること、運転技術を磨き運転自体を楽しむことはもはや文化である。その文化の一翼を担う自負ある者として、継承と発展を考えるのは当然のことだ。はてさて、3年後に娘はMiToのシフトレバーを握っているのだろうか。

120,000km
| AlfaRomeo MiTo | 19:43 | comments(0) |
2015年11月15日日曜日。我がMiToが総走行距離12万kmに到達。


10万kmを達成した頃から、加速しながらコーナーを走りぬける時、エンジンルームからカリカリともガリガリとも言えぬ異音が度々聞こえるようになってきた。エンジンマウントかなぁ。それ以外はまったくの健康体。素晴しい。あと10万km走ってもらう必要があるようだ。理由はエントリーを分ける。この記念日にはのんびりシトロエンのNew DS3を見に行ってきた。大変楽しかった。これもエントリーを分ける。

シトロエン DS3の最適グレードとは何か?
| ココロ惹かれるクルマ | 00:25 | comments(5) |

シトロエンからDSブランドが独立して、いよいよそれを浸透させるステージに来たらしい。DS AUTOMOBILES名義の招待状が(株式会社イデアルさんから)届いた。新エンジンとトランスミッションを積んだDS3のお披露目フェアを11月15日まで開催中。

家人の乗るDS3 デヴューセリ(コスメチューンを施したカタロググレードで言うところのChic)は、その名のとおりデビュー時の特別バージョンで、最初期型であるからエンジンはBMW MINIやプジョーと共有の1.6l(の自然吸気版)。トランスミッションは長らくプジョー・シトロエンで悪名を轟かせた4段トルコンATであるAL4である。

このトランスミッションさえ多段化されたら、当家のDS3はもっとキビキビと走るステキなクルマになったのではないか…という疑念をいまだに捨て切れない。走り出しの挙動が、どうももっさりしがち。かと言ってぐわっとアクセルペダルを踏み込むと、周囲の交通状況を置いてけぼりにするかっ飛びっぷり。MTを敬遠する家人ゆえ、MT版たるSport Chic(6M/T)という選択肢は最初からなかったが、それでもマニュアルの方が、この初動のコントロールはしやすいのではないかと筆者は思っている。

だが筆者が勝手に親近感を抱いている自動車評論家伊達軍曹によると、むしろChicを4ATで乗る方がDS3本来の味わいであると言う。「「才色兼備」な高コスパ輸入車なら、シトロエンDS3があるじゃないか!」。軍曹はDS3リリース後、割と早い段階(DS3 Racingのニュースが入り始めた頃)からこう主張されていた。確かに足周りのまとめ方も考慮すれば、DS3は優雅に周囲の交通状況に溶け込むような運転するべきクルマなのだろう。つまり筆者がクルマに求める方向(ぎゅわん!と加速し、キュキュッと曲がり、ピタッと止まる)とは違うだけなのかもしれない。その推測の根拠のひとつに燃費が挙げられる。家人の運転では実燃費として15km/lくらいをマークすることもある。プジョー307SWの2.0lエンジンとAL4で実燃費7とか8km/lという極悪燃費だった過去は恐らく死ぬまで消えないだろう。15km/lなんて数字を聞くと、家人の運転が極端にエコ寄りなんじゃないか?と要らぬ勘ぐりをしたくもなるが、助手席に乗るとそうでもないようだ。つまりジェントルな運転をする限り、初代DS3は低速域から高速域まで、挙動の乱れなくしかも燃費が良いという理想的なクルマということになる。うーん。

今回お披露目されるDS3は1.2lのピュアテックなる新エンジンと6ATを搭載している。実はかなり期待しているのだ。ぜひ試乗してみたい。

MiToで行く!・相馬かつ吉へは未踏の県道でどうぞ
| その他のツーリング・夜活など | 22:13 | comments(0) |

実を言うと、10月下旬からかなり体調が悪かった。もっと言うと9月半ばから低調だった。例年この時期から年末までは、持久戦のような仕事スケジュールになる。例年通りのペースで仕事をこなしているつもりだったが、つまりおっさんになって体力が落ちているということだろう。だが11月に入ってそれも復活した。だからツーリングに行く。実に自然な流れである。

とは言えどこに行くのか。じゃるさんと2ヶ月連続で福島は土湯・岳温泉を訪れたし、先日は宮城県北も走ったばかり。そして来る11月22日には南三陸方面へのOFF会が控えている。かと言ってディープな山形方面を攻めるのも病み上がりチックな体力ではいささか不安である(ツーリング当日は良いだろうが、翌日以降の仕事に差し支えたら洒落にならない)。おおそうだ!相馬に行ってかつ吉でとんかつを食べよう!つい先日てるてるコヤジさんが某SNSにかつ吉のメンチカツ定食の写真をアップしていて羨ましかったしな。となればコースを考えねば…。宮城県岩沼市からR6を下れば1時間半の道のりらしいが(GoogleMapによる)、そんなのはつまらない。そう言えば先日じゃるさんに宮城県白石市から丸森町〜福島県伊達市へ抜けるコースとしてK105を教えていただいたのだが、R4で白石市越河付近からそのK105を東へ進めば、R349経由でR113とつながり、福島県相馬市へまっしぐらなことに気がついた。そこで今回は「2015年未踏の県道を駆け込み走破」を裏テーマとしてみた。


上掲画像をクリックすると拡大表示されるので見ていただきたい。「安定のK31区間」とか「つまらないR4区間」である宮城県最南端の白石市までは、まぁどうと言うこともない走り慣れたコースである。

村田へ至るK31

蔵王はすでに冬季通行止め

今回のツーリングは、裏テーマである未踏の県道、越河から丸森へ抜けるK105が白眉であった。

K105脇からR4方面を臨む



画像は撮影できなかったが、すれ違い不可能な道幅でのワインディングで、かつ路面には濡れ落ち葉が一面の絨毯のように積もっている(上掲画像の箇所はまだ道幅の広い方で、かつ落ち葉も少ない)。速度は当然出せなかったが、実に実に楽しい道行きであった。そしてこんな過疎地域の県道がきちんと舗装され、整備されていることになかなか関心した。K105は重要な生活道路であると同時に、筆者のような者にはアトラクティブなワインディングロードでもあった。

R349を颯爽と走り抜け(イメージ)、R113へ乗るとなにやら景色は大分サミシイ…。曇天ということもあるだろうが、やはりすでに山が紅葉の終盤、もしくは初冬の色合いなのが大きく影響しているのではないだろうか。ひたすら我慢するようなペースで相馬市入り。かつ吉へ辿り着いた。


今どき堂々と灰皿。しかもこの絵


今回は大ロースカツ定食1,350円。いつもは「大」じゃない方を食べるのだが、あまりにも空腹だったので。結論。味は変わらないので普通のロースカツ定食でOK(笑)。ゆっくり食べて11:47。さて帰りますか(笑)。

いつもは帰り道であれこれ迷った挙げ句つまらないコース取りをしたり高速道路に頼ってしまったりするのだが、ちゃんと今回はプランを立ててきた!R115で霊山〜伊達市へ戻り、村田へ戻ってくる。いや、まぁ早く帰ってのんびりしたいってのもあって。


R115を西進する前にかつ吉からクルマで1分のお菓子や船橋屋へ寄り、酒まんじゅう(こしあん)+玄米まんじゅう(つぶあん)をありったけ購入。あ、写真撮り忘れた。さーせん。R115は交通量も少なく、けっこうなペースで走ることができた。R115とR349の交差点直前にあるK149〜K31へ右折してみた。ここも走るのは初めてだが、これまた福島らしい、横幅の広い景色が広がるナイス県道。思い付きだったのだが大成功だった。

相馬市内もなかなか味わい深い佇まいの家屋や建物が多い

晴れていれば…

もっときれいだったろうなぁ

K31で梁川へ

梁川市内で一瞬R349走ったが、いまだに梁川〜丸森区間は通行止めらしいので(とは言うものの丸森側にその表示は無かった)、K321で県境まで行きR4に合流。しずしずと大河原まで走り、村田町へ抜け帰宅。


菅生PAあたりの東北自動車道


仙台のツーリングシーズンはせいぜい11月いっぱいまで。スタッドレスタイヤに替える前に、あとどこに行けるだろうか。

6時間/232km。ちょうどいい
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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