「クルマで行きますOFF会#9『裏磐梯・芸術の道』」が無事終了した。真夏日の晴天の下11台・13人のご参加を得た。天気が良かった、大勢参加いただいた、というだけではない。遠くは横浜、青森から、お子様連れやご夫婦で…。クルマ関連のOFF会と言えば(イベントやミーティングと異なり)、ヘンタイがひとりでとっておきのクルマと集まるのが常道だと思っていた。もちろんそれも大変楽しい。だが呼びかけの文に書いていたとおり、当ブログのOFF会は「クルマとクルマ文化が好きな人なら誰でも大歓迎」である。思い思いの参加の仕方があっていいよなぁ、とこれまでぼんやり思っていたのだが、それが図らずも実現したのだ。感無量である。またこのプランそのものが2014年11月に計画されていたものの、まさかの降雪で泣く泣く見送ったものでもある。1年越しに宿願を叶えることができた。プランを立ててくださった当ブログコメント欄常連のあおさんに大大大感謝である。
09:00 集合・あづま総合運動公園
09:15 出発
10:00〜 諸橋近代美術館
11:30〜 リストランテ イル・レガーロにて昼食
13:30〜 喜多方 道の駅喜多の郷
14:00〜 水窪ダム・ぶどうまつたけラインをパレードラン
15:30〜 道の駅たかはた(最初の解散地点)
16:00〜 道の駅七ヶ宿(第2の解散地点)〜K51長老湖経由川崎町みちのく湖畔公園あだこだ
17:00 解散
9時の集合時間に主催者が参加者を出迎えるためには、まぁ8:30にあづま総合運動場にいれば良いだろう。もちろん仙台からの移動に高速道路は使わない(笑)。かつ走ってもツマラナイのでR4を使わずに向かうにはどうすれば良いか。仙台市〜村田町、そこからK25とR4で白石まで下ったら七ヶ宿へR113で進む。ここまでは定番中の定番。で、万蔵稲荷神社のあるK46で福島の国見町へ下り、R4手前(西側)のK363でなんと飯坂温泉の直前まで行けることがわかった。言ってみれば普通の休日に「ちょっとひとっ走り」レベルのコースである。GoogleMapによればそのコースであづま総合運動場までは2時間46分の道行きだという。OFFの前にそんなボリューミーな走りをしてもいいのか?良いのだ!だって待ちに待ったOFF会なのだから!
K25、蔵王連峰
ひとつ誤算だったのは、GoogleMapの経由検索って検索した時間帯で所要時間が算出されるらしいこと。平日の午後に調べたので上記の時間になったらしい。そのことを甘くみていて筆者は自宅を5:17に出発。なんと1時間後には七ヶ宿近辺を走っていた。これはいくらなんでも早過ぎである。恐るべし日曜早朝。
K46、福島県国見町を見下ろす
あづま総合運動場。
敷地内の道もたいそう美しい
万蔵稲荷神社の先でちょっと休憩したり、国見町のコンビニの駐車場でのんびり朝食をとったりして時間を調整したが、やはり8:00には到着してしまった。宮城県も福島県も素晴しく良い天気である。1時間どう時間を潰すか考えていたら、やけに赤くてカッコいいマツダ アテンザ(セダン)が登場。しげさんである。おかげで楽しく時間潰しができ、参加者も三々五々集まってきた。南は横浜、埼玉から西は山形高畠、北は青森まで、実に東日本ワイドな面々である。今回の参加者は…
01.しげさん:マツダ アテンザ
1年かけてCX-5を買うために奥さんを洗脳。洗脳完了の頃にアテンザに浮気。さらに半年かけてアテンザ購入の洗脳を施したという、戦国武将に例えれば徳川家康系。曰く「買わぬなら 買うまで待とう ホトトギス」
02.Queiko姐さん:アルファロメオ ジュリエッタ
なんと筆者と同じ団地に住む爆走主婦。以前のOFF会で縦横無尽の裏道・小道の知識を爆走ペースとともに披露。以来このブログではQueiko「さん」ではなく「姐さん」という敬称でお呼びしている。今回参加者におやつを配ってくださった。でんろく豆やサラミなど、大人のおやつが中心で、いただくと皆「うわー、ビールも欲しい!」と絶叫。
03.hoshinashiさん:アルファロメオ ジュリエッタ
筆者のMiTo師匠のひとりだったのだが、最初の車検のためにディーラーを訪れた際に出たばかりのジュリに一目ぼれ。気付いていたら(契約書に)ハンコを押していたという…。大宮在住。なんと1週前の5月16日にもMiTo Meeting 東北のために来仙。順調に過走行道を邁進中。
04.alfa_manbowさん:アルファロメオ MiTo
この日の第2のゴール地点、高畠町在住のアルファヘンタイさん。先日も家人のDS3用にホイールを頂戴し、ブドウマツタケラインをランデブー走行したばかりか、同じくMiTo Meetingでもお会いしたばかり。チーム過走行。
05.IDEALFAさん:アルファロメオ ジュリエッタ
hiromeoさんと仲良し。未確認ながらジュリのQVを駆る。ホイールのボルトキャップがえらくかっこいいいっ!
「キャリパーが赤でボルトキャップも赤じゃちょっとね」
ということで青に。いかす!!
06.hiromeoさん:アルファロメオ ジュリエッタ
白のスポルティーヴァを駆るダンディ。以前あることで大変お世話になりました。IDEALFAさんとはナンバーも一文字違いのコンビっぷり。宮城県南部でジュリ2台は珍しいのでは?さらに今回はおみやげまで頂戴してしまった。感謝。
07.みーさん:アルファロメオ MiTo
なんと青森からご夫婦で参加。それだけでもすごいが、みーさんご夫妻も先週のMiTo Meetingにご参加。2週連続で来仙。そう言えば何キロ走っているのか聞きそびれたが、恐らく過走行(笑)。
08.はましげさん:アルファロメオ 147
from 横浜。しかも2.0ツインスパークLHDの5MTという生粋のヘンタイさん。ジェントルなお人柄に騙されてはいけない。第1回の「クルマで呑みますOFF会」に横浜から参戦された猛者でもある。
09.Oさん:マツダ ロードスター
きゅうてんぜろじゃなくてアルファベットのオーさん。前日夜に急遽参戦決定。実はギタリスト。先日筆者の参加するライヴにご来席いただいたご縁。ユーノスのNAロードスターでご子息H君とご参加。H君はみんなのスターになっていた。
10.あおさん:アルファロメオ MiTo
「主催OFF会やりましょうよ」と筆者をそそのかした張本人にして筆者のイタフラ車道の師匠。2014年11月に降雪のため見送らざるを得なかったプランを、今回リベンジ企画として再びプロデュースしてくださった。
11.acatsuki-studio:アルファロメオ MiTo
筆者。
昨年11月はアッズミーと同日だったので大混雑だったが、
この日は貸し切り状態
あおさんの提案で集合場所では自己紹介を省略し、さっそく我々OFF会の聖地・ジェラート屋
honey beeへ向かう。開店前から大挙して押しかけ、うやむやに開店していただいた。すみません。おいしいジェラートを堪能したあとに自己紹介をしたのだが、honey beeの駐車場で円陣を組む13人のヘンタイは軽く威力業務妨害の疑いあり、であった。そそくさと次の目的地「諸橋近代美術館」へ向かう。
朝9:30からこのありさま
福島市内方面から裏磐梯方面へR115で土湯峠を超えるのは久しぶりなのだが、やはり美しい。もっともR459は東でも西でもどっちから走っても美しい。だがさすがに11台となると、道中隊列をキープするのが難しい。裏磐梯でR459に合流する頃にはなんとか11台が整列。
R115を西へ。
この300Cは偶然前を走っていた
諸橋近代美術館はサルヴァドール・ダリのコレクションで有名だそうだが、筆者はダリに詳しいわけではない。せいぜい「記憶の固執」を知っている程度である。いざ入館してみたら絵画よりも立体作品が多くて少々とまどった。しかしキャプションなどから作家の孤高性や気高さみたいなものは充分に伝わる。音楽と言う創作物に関わる自分も身が引き締まる思いがした。OFF会の中途ということもあり、観賞は出発時間を気にしながら。見応え充分なれど、少々物足りなくも思った。また来ようと思う。単純に庭も建物もとても気持ちよいのだ、ここは。
美術館の前庭。真正面に磐梯山
昼時になり美術館すぐ近くのイタリア料理店(兼ホテル)
リストランテ・イル・レガーロに移動。ここんちのパスタもまたおいしかった。普段仕事している時のランチにおける適正価格と比べると少々高価ではあるが、この店の料理はピッツァ、パスタ、あともう1品くらい頼んでワイワイ食べるのが吉であろう。ランチタイムでもある程度アラカルトメニューがあるのだ。
ランチメニューにはパンもつきます
サラダもつきます
トマトソースのパスタ。
もう一品、豚肉とワラビのバターチーズソースパスタっつーのもあった
おしゃれなお店の雰囲気を壊さないように、
気を使うヘンタイさんたち
次の喜多方市内の目的地は当初ふたつ考えていたのだが、駐車場に困らない方ということで「
道の駅・ふれあいパーク喜多の郷」に決定。さらにR459を西進する。
お腹いっぱいで寝ちゃったH君6歳。
来年は小学生だ!
だいたいこの頃が一番暑かった…。MiToの外気温計は35.5℃を示しており、まぁそれはウソだろうけど国交省だか福島県が設置した道路上の気温表示では32℃だったから意外やMiToの外気温系も侮れない。湿度が低いのが救いである。さらに同じように暑い盆地・米沢市内を走破して山形県高畠町、道の駅たかはたを目指す。水窪ダム周辺のワインディングを含めたこの時のコースが、筆者の白眉であった。水窪ダム周辺はそれこそ20歳くらいの時に一度走ったことがあるきり。米沢市内にこんなすてきな道があるとは…!!あおさんの炯眼恐るべし、である。ただメンバー中飛び抜けてサイズの大きかったしげさんのアテンザはワインディングで苦戦していた(笑)。
これ、このとおり35.5℃
目指せ米沢
16:00頃にようやく
道の駅たかはたに到着。西日をまともに喰らいながら恒例の記念撮影。ここでhoshinashiさんとしげさんが離脱。さようなら、お気を付けて。残った我々も帰り道の心配をそろそろせねばならない。R113で七ヶ宿へ抜け、滑津大滝で第2の解散式。Oさんとhiromeoさん、IDEALFAさんが離脱。さようなら、お気を付けて。
恒例の…横に広過ぎてなんだかわからん!画像。
しかもOさん親子が見切れてる!!陳謝
かがんでる前列L>R
hiromeoさん、あおさん、みーさん、alfa_manbowさん、H君
jojo立ちの後列L>R
しげさん、hoshinashiさん、IDEALFAさん、はましげさん、筆者、みーさん婦人、
Queiko姐さん、Oさん
最後の目的地は釜房ダム湖畔の休憩所。七ヶ宿からK51とR457で遠刈田温泉へ。さらにK47ですずらん峠を超え川崎町内を抜ける。夕暮れ時にK51を走るのはほぼ初めてだったのだが、蔵王連峰がシルエットに浮かび、午前中の表情とはまた趣が異なる。alfa_manbowさんが「今の時期の晴れ間は、緑が楽しめていいですねぇ」とヘンタイらしからぬ風流なことをおっしゃっていたが、まったくそのとおりである。夕暮れ時に眺める西日を背にした緑濃い山々は、どちらかと言うとグレーだった。実に美しい。
川崎町のふれあいプラザあだこだで最後の解散式。みなさんおつかれさまでした。はましげさんは下道で横浜へ帰るという。これにはさすがのヘンタイチームも「ええっ!?」と驚きの声をあげてしまった。みーさんご夫妻も岩手のご実家経由で戻られるという。alfa_manbowさんはすでに日も暮れているのに「同じ道を戻るのは敗けですから」と笹谷峠走破をほのめかす。いやはや、恐れ入った。
紳士淑女の集まりであるからウチのOFF会はいつも本当に楽しい。今回は走りに振った内容でもあり、腰を据えてあれこれおしゃべりする時間が少なかったのはもったいなかったが、これは走りの楽しみとトレードオフの関係でもあるので配分が実に難しい。人数がフタケタになる/ならないはプランニングの重要な分岐点であることがうっすらわかってきた。いろいろと至らない点があったかもしれないが、どうかご容赦いただきたい。帰宅してみればちょうど14時間、364kmの旅。少々ヘビーだったが、クルマ好きが集まって走るだけでこんなに楽しい。ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。また気が向いたら参加してください。次回は8月の予定。その前に「呑みますOFF会」が計画されている。
hoshinashiさんもお買い上げ!
IL REGALOのイタリアンカラー起き上がり小法師。
表情がちょいワル
hiromeoさんからの参加賞。
アルファロメオの代々のエンブレムステッカー。
わーい、どこに貼ろうかな?
※Queiko姐さんからのおやつは食べてしまったので画像がない
楽しかった!!
しげさんと
※アスペクト比の異なる画像はalfa_manbowさんよりご提供いただいた
※参加者のレポートを見つけ次第リンクしようと思う。