クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
DS3・車検の代車にがっかり
| CITROEN DS3 | 17:59 | comments(4) |
とうとう2度目の車検に旅立った家人のシトロエン DS3デビュー・セリ。当然のことながら(株)イデアルさんにお願いしたのだが、期待の代車は日産 TIIDA LATIOだった。TIIDAとTIIDA LATIOを愛している人には申し訳ないが、夫婦でがっくりである。


実は2013年に最初の車検をお願いした時も代車はこの個体だった。詳しい試乗記はこちらをお読みいただきたい。運転して楽しくないクルマの試乗記なので読んでも面白くないが。

2013年5月のエントリーに筆者はこのように書いている。
////
こういうクルマに乗ると「どうして自動車メーカーが、自動車の運転を好きになるようなクルマを作らないのか」と腹立たしく思える。低速域でこれほどまとまり良くクルマをチューニングすることができるのなら、その逆も可能なはずだ。でもやらない。
////

一般道での最大制限時速は60km/hだからという理由で、60km/h以上の速度域では破綻するようなチューニングをしているなら、日産はユーザーを舐めているとしか思えない。「国民全員がGT-Rに乗りたいわけじゃない」?そうでしょうね。でもあんなイスの作りとブレーキ性能とステアリング挙動で、誰が運転しやすいのでしょうか。はっきり言って、MiToよりも運転に気を使う。
【告知】クルマで行きますOFF会#9「裏磐梯・芸術の道(仮称)」
| OFF会・告知 | 15:43 | comments(24) |
2015年5月24日(日)、クルマで行きますOFF会#9を実施したい。


クルマで行きますOFF会#9「裏磐梯・芸術の道(仮称)」
2015年05月24日(日)
集合場所 福島県福島市 あづま総合運動公園(福島市佐原字神事場1番地)
集合時間 9:00

(以下予定)
09:15  出発
10:00〜 諸橋近代美術館 or 五色沼 ※1
11:30〜 リストランテ イル・レガーロにて昼食
13:30〜 喜多方 大和川酒造 北方風土館 or 道の駅喜多の郷 ※2
14:00〜 水窪ダム・ぶどうまつたけラインをパレードラン
15:30〜 道の駅たかはた(最初の解散地点)
16:00〜 道の駅七ヶ宿(第2の解散地点)〜K51長老湖経由川崎町みちのく湖畔公園あだこだ
17:00  解散

※1
諸橋近代美術館はサルバドール・ダリのコレクションで有名。どうしてもダリの絵は好きになれん!!という方は、裏磐梯の名勝地・五色沼をご堪能いただけます

※2
どちらか。当日みんなで相談して決めましょう

ご記憶の方も多いと思うが、これは2014年11月の#8の際に辿るはずだったプランである(その時のリポートはこちら)。プランナーのあおさんがたくさん知恵をしぼってくださったのだが、まさかの降雪によりやむなく変更せざるを得なかった。11月の解散の際、夕暮れもとっぷり暮れたアルファロメオ郡山の駐車場で、あおさんと「来年絶対リベンジしましょう!」と誓い合った、念願のオフ会である。

別途お知らせしたとおり、前日の5月16日には北関東MiTo会の『MiTo Meeting SS in 東北(仮)』が実施されるので、2週連続OFF会となる方もおられるかも知れない。先方は大きな野望を持った、大組織の半ば公式ミーティングであるが、当ブログ主催のOFF会は「クルマ文化を愛する人なら誰でも歓迎」であり、目を三角にしてギリギリと走り回ったりもしない。例によってあくまでゆるーい集まりなので、イタフラ車好きのヘンタイを自認する方以外でも、気負わず参加していただきたい。

参加の旨は本エントリーのコメント欄に表明してくださると嬉しい。五月の裏磐梯なんて美しいに決まっとる!今から楽しみである。
MiToで行く!・ふたたび二本松、そして土湯峠と七ヶ宿
| その他のツーリング・夜活など | 00:55 | comments(2) |
最近何かと福島県二本松市にご縁がある家人。夫婦の休みが一致した春のある日、二本松駅前のうまいイタリア料理屋のランチを食べるプランを実行に移してみた。先日三春を訪ねて走った福島県中通りの国道・県道を、再び走破するものなり(福島県は東西に広いので、太平洋側を「浜通り」、内陸を「中通り」、山側を「会津」と呼称を三つに分けている)。

当日朝に念のため調べてみたら、件のイタリア料理店は定休日だった!!しかし二本松市街地の風情は筆者も大好物であり、幸い2014年11月の福島オフで「立美」という素敵レストランも自家薬籠中のものとした。また二本松から土湯峠(の道の駅つちゆ)に抜けるR459を初走破すること、土湯峠からR115を福島市内へ降りてきてジェラート屋Honey Beeでジェラートを食べること、先日初めて走って感銘を受けた伊達市内から宮城県七ヶ宿へ抜けるK46を再び走ること、これら全部をひっくるめて楽しみだったので、開き直って初志貫徹、一路二本松を目指してみた。まずは宮城県白石市から丸森〜福島県保原方面へ抜ける。

R286で仙台市太白区生出を目指す

仙台市太白区坪沼

東北自動車道の脇を並走して村田町へ

K25脇の農道にて。蔵王を望む

Oh!阿武隈川!R349で梁川へ

さすがに葉桜ばかりだが、春真っ只中の宮城県南〜福島北部の緑は本当に美しい。きっと日々濃くなっている真っ最中なのだろう。丸森から阿武隈川へぶつかり、R349を伊達市梁川町へ抜けひたすら南下する。道々あまり見た事のない濃いピンクの花を付けた木々があちこちに密生している。初めはわからなかったがどうやら桃の花と思い当たった。昨年買った福島桃が極上に美味かったことが思い出される。福島は桃の一大産地なのである。なるほど。桃の花ってこんなにきれいなのか。

桃畑


これはしだれ桜と芝桜

R349をさらに南下してR114もまたぎ、針道なる地名のあたりで交差するK62へ右折する。このK62もまるで昭和のまま時間が止まったような風情の素敵ロード。天気も上々、のんびりペースで二本松へ。

安達ヶ原ふるさと村、レストラン立美と懐かしい(?)ポイントを通り抜ける。市街地で琴線に触れるお店を見つけられなかったら立美が保険である。とりあえず霞ヶ城方面へ進み、とある交差点で赤信号待ちをしていたら、その交差点の角に素敵な和菓子屋を発見。発作的に入店、おみやげを購入。

丹波屋菓子店が面する根崎交差点より安達太良山を望む。
このまままっすぐ進めば二本松城

改めてよさげな飲食店を探しつつ駅前方面に進む。しかしこの日、二本松市街地の飲食店は定休日のお店が多く「ここ!」というお店が見つからぬ。以前家人と入ったそば屋「やなぎや」へ入店してみたものの、満席だという。市街地を徒歩でぶらぶらしてみたかったので、それはそれで好都合。席を取ってもらうために名前を告げて、近所の和菓子屋へ羊羹を買いに行く。

羊羹を買うならここ!の玉嶋屋(福島県二本松市本町1丁目88)

和菓子のワンダーランド状態


画像左端の桃玉羊羹が超絶美味だった…(悶絶)!

ここのお菓子は何を食べてもおいしい。店員の対応も過不足ない上品なもので、買い物するのが楽しい。何よりも店構え、店内の柱一本に至るまで歴史を感じさせる銘店である。本当は練り切りなども買いたかったのだが、峠道ばかりの帰路を考慮して断念。二本松に二泊くらいしたいものだ。

満を持してやなぎやに戻ると、今度はスムースに着席できた。ここんちの蕎麦は白っぽい更科系の手打ちで、蕎麦食いじゃない筆者でもするする食べられる。例によってカツ丼とのセットを頼んだのだが、福島名物ソースカツ丼ではなく、卵でとじたいわゆる普通のカツ丼(煮込みカツ丼と称して区別している)とのセットにした。これが大当たり。

やなぎや」(福島県二本松市本町2丁目76)

煮込みカツ丼とそばセット1,110円



家人が頼んだ味付けごはんとそばのセット。
ご飯といっしょに炊かれたゴボウが美味

筆者たちの隣の席では壮年のお坊さんふたりと年配の女性ひとりが酒盛りしており、大変うらやましい。酔って声が大きくなっている(そもそもお坊さんは声が大きい人が多い)。会話の中身が駄々漏れなのだが、それがいちいち可笑しい。曰く「最近じゃカミサンに運転を止められて。運転しないのが一番安全運転だってのよ。だから去年の6月にクルマを買ったけど、まだ3,000kmしか走ってないんだよぉ、これが。」「こんなオレにもさ、お金貸して欲しいって人がいんの。でもさ、てーちょ〜っにお断りしたのさ、うん。でね、貸してほしいって額から少しだけ少ない額をね、渡したの!使ってって。ねぇ?その方がいいよねぇ?その後ずぅっと返してもらえんのかなぁ、ダメなのかなぁって考え続けるよりもさ、その方がいいよねぇ?」「一生に一度はさ、オープンカーに乗りたいと思ってんの!それもさ、赤いのね。赤いオープンカー。」などなど。そのお坊さんたちが店を出ると店内は静寂に包まれ、奥のテーブルでひとりで食事をしていた女性客がお店の人に言った。「嵐が過ぎ去ったようねえ」。

以前食べたソースカツ重よりも煮込みカツ丼は美味しかった。大満足である。それでもまだ13:00過ぎ。さぁ次はR459を土湯峠まで上がるぜ。二本松市街地からR459への交差点は意外とすぐに現れて、初めて走るR459二本松〜土湯間はこちらも風情溢れる里山を縫う美麗な国道だった。特に安達太良山が迫る牧場地帯はまるでアルプスか!?と言うくらい美しい(アルプスには行った事ないけど)。

左奥の雪を戴いた霊峰が安達太良山



しかも岳温泉など、温泉好きには素通りが難しい地帯でもある。筆者は岳温泉街にあったソースカツ丼のお店「成駒」が気になって気になって。満腹だからさすがに立ち寄らなかったが、次は絶対ここにも来るつもりである。

道の駅つちゆ

土湯峠は以外と近かった。道の駅つちゆから今まで見下ろしていた街並みは、あれは二本松だったのか!という驚き。これまではひたすらR115の先にある福島市内ばかりに目が行っていた。二本松市内を見下ろしながら、二本松の丹波菓子店で買ってきた茶饅頭を食べる。風がやや強いが天気が良く最高である。すぐにR115を福島市内へ向かい、Honey Beeへ。ジェラートを食べる。

筆者周辺のヘンタイさんご用達ジェラート屋honey bee

honey beeとアンポ柿のダブル

フォレストベリーのシングル

相変わらず美味。一寝入りしたいところだが、もう少し走って帰宅時間の目処を立てたいところ。フルーツライン(K5)と並走する一般道をちんたら走り、飯坂温泉に達する。

飯坂温泉で「温泉街旅情溢れる写真」を撮るのはちと難しい

R4に合流すると福島県国見まで北上、R456へ左折し、七ヶ宿まで再び峠道をぐにゃぐにゃ登る。前回走った時は曇り空の下、怖くてスルーした萬蔵稲荷神社に立ち寄ってみる。


やっぱり晴れてると気持ちよい。
K46から国見方面を望む

ずううううぅぅぅぅぅっと鳥居が続く。コワイ(笑)


人気の無い峠道に真っ赤な鳥居が連なる様は晴れた午後でもやはりコワイ。お社まで辿り着けず早々に走り出す。標高が高い峠道という事もあり、このあたりは桜もぎりぎり満開状態である。このK46を宮城県側に下っていった道沿いに上戸沢宿、下戸沢宿の看板が出ており、R113沿いの宿場町ばかり走り抜けてきた筆者は「七ヶ宿って言うけど、7つも無いんじゃね?」と思っていたが、なるほど、福島へ抜ける道にも宿場があったのか!と積年の謎が氷解。下戸沢宿には茅葺きの民家もまだ健在。秘湯入門編に良いのではなかろうか。

上戸沢宿あたりは桜が満開

七ヶ宿ダム事務所入り口脇も桜が満開。散り始め

七ヶ宿からはおなじみK51で村田町方面へ。途中側溝に脱輪している老夫婦のホンダ フィットに声をかけつつ(レスキューを呼んでいるとのことで放ってきたが、本当に大丈夫だったんだろうか。今さら心配になってきた)、結局仮眠も取らずに一路自宅へ。

K51、長老湖付近から不忘山を望む。
画家菅野廉が繰り返しモチーフにした山


風は強かったが春らしい景色に大満足の1日。今年のツーリングは未だ負け知らず!二本松〜土湯峠のR459に乾杯!!

約8時間30分/289km。
さすがに疲れた(笑)
DS3・柔らかいタイヤ求む
| CITROEN DS3 | 08:04 | comments(8) |
家人のシトロエン DS3(デヴュー・セリ)には、当面3つの懸案事項がある。

1)車検
2)フロントバンパー左部分に付けた傷の補修
3)ノーマルタイヤの新調

先日(株)イデアルさん、K店長たちに現状を確認してもらい、まず2)のバンパー傷は部品交換ではなく板金補修でいきましょう、ということになった(最終見積りでも5万円程度とのこと)。となると約1ヶ月後に近づいた車検と同じタイミングで作業してもらった方が効率が良い。板金作業後に車検整備〜車検という段取りで行けば、7〜10日くらいで完了する可能性がある。当然家人も筆者と相談の上このプランにすることにした。

問題はタイヤである。以前から懸案になっていたのは、DS3の乗り心地にフィットするタイヤが見つからないからなのだ。

新車で購入した時に付いてきたのはミシュランのエコタイヤ系のものだった。筆者の浅学で推し量るに、エコタイヤの特徴として硬いサイドウォールがあり、DS3、と言うかシトロエンのマイルドな(だが芯のある)乗り心地と相性が悪いように思う。オリジナルたるシトロエン C3と比較してDS3の足周りは若干硬められているようだ。以前1度だけ(DS3のベースとなった)C3にも試乗したことはあったが、違いをはっきり体感できるほどではなかった。おかしいなぁ(笑)。まぁ筆者の体感能力なんてこんなものである。その上でC3/DS3の足周りの印象はむしろプジョー 207に近いと思う。207に関しては、207デビュー当時の(多分)プレミアムグレードへのちょい乗り試乗と、代車として1週間ほど借り受けたS店長所有車のGTiの運転がある。筆者のごく初期型であるMiTo1.4T sportの特徴であるいがらっぽいバタバタした乗り心地とは多いに異なり、しなやかでいて適度に硬く、それでいてコーナーでの挙動はきちっと腰が座っており、「これ、いーなー!」と心底羨ましくなったので、よく覚えている。そしてやはり、DS3を初めて運転した時から「207っぽい…んじゃね?」という印象は変わらない。

我が家のDS3が筆者の所有車ならそれでも良い。むしろ17インチにインチアップして、ゴツゴツした乗り心地でも一向に構わないとすら言える(笑)。当ブログ主催のオフ会に参加してくださるような常連さんたちから「せっかくのフレンチテイストが台無しじゃん」などと言われるのだ、きっと(笑)。

これはムスケティアのエアロキットなどを装着した1例。
YM Worksさんのサイトより

だがしかし、我が家のDS3の所有者は家人であり、家人は筆者と違って自分の限界に挑戦するような運転はしない。むしろ日本国内の法定速度領域でのしなやかな乗り心地に重きを置いている(はずだ)。ゴツゴツが常態化しているMiTo乗りの筆者としても、どうせ家に2台あるならそっちの方が嬉しい(笑)。となると、わかりやすく、いわゆる「ロールを積極的に許す」的な乗り心地の方が、その速度域ではより濃厚に「シトロエン」を味わえるのではないかと思うのだ。実際柔らかいことを重視して選択してみたスタッドレスタイヤ、ノキアン ハッカペリッタが望外によろしかったことでその推測に自信を得た次第。むしろ(天下のミシュランとは言え)4シーズン経過したエコ系タイヤよりもシトロエンらしいんじゃないかとすら思った。

もっともここで言う「シトロエンらしさ」とは、シトロエン乗りが口を揃えて言う「マジックカーペットライド」だとか、シトロエン自らが宣伝のために用いる表現ではなく、あくまで筆者の主観による「シトロエンらしさ」のことである。どちらかと言うと「シトロエンならこういう乗り心地でいて欲しい」的な「思い込み」である。

シロウトによるクルマのチューニングとは、すなわち「思い込み」の実現なんじゃないかと思っている。筆者の思い込みによる「シトロエンらしさ」とは、先代(まだ3.0リッターエンジンがラインナップされていた頃の)C5セダンのハイドラクティブIIIの、あの乗り心地なのだ。バネを使ったC3ベースのDS3の乗り心地をそれに近づけようとすれば、まずタイヤは柔らかくなくてはいけないと思う。2014年の春からその点にこだわって、ネットを中心に物色してみたし、S店長にも探してもらうようお願いもしていたが、どうにも見つけられない。改めて某タイヤ店に赴き「205/55/R16でなるべく柔らかい、言うなればコンフォート系のタイヤってなんか無いですか?」と訪ねてみたところ、当然のことながら某国産ブランドRとかPとかをオススメされた。それらは良いタイヤなのだろうけど(実際R、MiToにあうと思います、と顧問から勧められた過去がある)、そして興味もあるけれど、如何せん高価である。車検+板金補修+タイヤで12万円なんて言う贅沢は、我が家では許されないのである。

そしてまだ買うべきタイヤを決められない。
MiToで行く!・伊達市と七ケ宿を結ぶK46は今後の定番?
| その他のツーリング・夜活など | 22:39 | comments(2) |
豪雪地帯の雪解けも進み、いよいよ満を持して山形県新庄市はウワサの喫茶店「エンジェルス」へ行くつもりだった。行くつもり満々だった。行ってウワサのカツカレーを食べねばならぬ。しかし、あぁしかし、エンジェルスはその日定休日だったのだ…。こういう場合、筆者は初志貫徹することを優先する。今シーズン初の山形県は新庄、エンジェルス以外にあり得ない。まったく行き先を替えて、福島県相馬市の「とんかつかつ吉」へ出かけ、ロースカツ定食1,000円を食べることにした。いずれにしても体内のトンカツ成分が不足気味。

我が家から相馬までは約2時間というところである。だからまぁ余裕を見ても朝9時過ぎに出れば、飲食店のランチタイム開店時間には間に合う算段である。だが居ても立ってもいられず、9時前に自宅を出発。前日とは打って変わって今にも降り出しそうな雲行き。まぁ降ってきたら降ってきたで!クルマの写真をキレイに撮るには薄曇りの方が良いと言うし。

宮城県岩沼市を経由してR6に乗る。あとはひたすら南下するだけの道のりである。R6を走ると毎度思うのだが、自分が知っている範囲の「宮城県」の南部、すなわち亘理町くらいまでだって、走ってみるとけっこう距離があるものだ。さらに南の山元町まで到達するには延々と走る印象がある。相変わらず津波被害の爪痕も生々しい。大規模道路整備は着々と進んでいるが、人の心のケアはどうなっているのだろうか。イヤでも考えてしまう。

海沿いなので平地が多いが、R6の西側は意外とすぐに山が迫っている箇所も多々ある。そっちを見ている分にはのどかな春の景色である。宮城県南部、平地の桜はすでに満開を過ぎ、あとは散るだけの様相だ。散る寸前の桜の咲きっぷりは、なにやら凄絶な印象を与える。数日前はきっと淡く艶やかな様子だったろうに…。

そんな風流な景色に見とれていたら、意外と早く相馬に到着。おお、これではまだかつ吉はやってないんじゃないか。脇道に逸れて相馬港へ。



そう言えば松川浦も近い。さらに脚を延ばしてみたが、松川浦は今補修工事の真っ最中で、自分の知っている場所にどうしても出られない。少しうろついていたらかつ吉の開店時間になっていた!さっそく向かう。

松川浦

再掲。かつ吉の趣溢れまくった店先

これで1,000円は安い

開店直後のせいか、店内に客は筆者ひとり。でも出前やお弁当の注文がひっきりなしで厨房は忙しそうだ。相変わらずのクオリティ。満足満足。

さらに近所の船橋屋へ寄り酒まんじゅう(こしあん)と玄米まんじゅう(つぶあん)を購入。いずれ劣らぬ美味まんじゅうである。買って悔い無し!


さて本日のメインイベントは実はここからである。相馬市内から山間を走るR115を西へ。要は福島市内を目指すのだが、霊山からR349へ折れいくつかの県道を経由、伊達市へ向かって北上。R4をまたいで東北自動車道国見IC前を通るK46。このK46がこの日のメインイベントである。この道は走ったことがない。地図によれば七ケ宿へ出る。ほほう。しかも適当にワインディングっぽい。ほほほう。

K46に色を塗っておいた

で、このK46が滅法楽しかった。また標高がどんどん上がるので、桜がまだ8分咲き。平地から上がっていくと、逆回転のフィルムを見るようだ。


峠のてっぺん付近はまさに絶景

しかしそれにしても、伊達市側から宮城県内を目指すと一体どこに出るのか。七ケ宿ダム脇を走るR113は数え切れない程走ってきたが、K46、伊達市へなんて案内看板を見た記憶がない。そんなところも楽しみだったのだが、実際は旧R113、材木岩のすぐ手前に出るのだった。なるほどこれは盲点だ。昨年材木岩を見に寄り道した時も気付かなかった。いやぁ良い道だ。今度はここが定番になるんじゃないか。

七ケ宿以降はK51とR457でごく普通に川崎町へ抜け、釜房ダム脇をすり抜けて帰ってきた。

青根温泉から川崎町へ抜けるR457で猿の軍団と遭遇。
目を合わせると襲ってくると聞いていたので、
決死の覚悟で撮影

無事に釜房ダムまで来られた

約6時間/233km

6時間、200km程度のツーリングが身体への負担も少なく、かつ「走ったぜ〜!」と言う充実感も得られるナイスバランスだと思う。結局雨にも降られず。曇り空は少し残念ではあったが、かつ吉とK46で、この日は大当たりだった。
DS3・板金補修でGO!
| CITROEN DS3 | 23:07 | comments(2) |
桜の花の間を縫って走りつつ、しかし走らせているのは家人のシトロエン DS3。左様、ブロック塀にこすってしまった左フロントバンパーの修理見積りに(株)イデアルさんへ。K店長とKさんとDS3の前にしゃがみこんで「あ〜〜」。

フロントバンパーを固定しているステーも歪んでいる可能性があるという


結論から言うと板金補修でどうにかなりそうだ。ざっくり4〜5万という金額をいただいたが、数日すればさらに精密な見積金額が出る予定である。また5月下旬が車検でもあるので、今回の板金補修と併せて実行する方向で検討中である。

ちなみにエンジンアラートはO2(オーツー)センサーの生存報告だったようだ。その後アラートも出ないしクルマは元気いっぱいである。
桜パトロールへ出動!
| AlfaRomeo MiTo | 10:25 | comments(8) |
仙台市の北西部、ようやく桜が満開になり始めた。朝から居ても立ってもいられずパトロールにでかける。




そしたら「まだまだ」「これから」な個体もけっこうあって(笑)。もう少し楽しめるね。
DS3・【続報】シトロエン DS3でブロック塀とケンカするのはやめましょう
| CITROEN DS3 | 21:51 | comments(3) |
家人のシトロエン DS3、左フロントバンパーをブロック塀にうっかりこすってしまった。現在どんな状況であるか。ようやく画像に収める事ができた。




幸いフェンダーをやっつけてはいない。おそらくフロントバンパーの交換で済むと思われるのだが、果たしてどうだろうか。問題はパーツ代金(と工賃)であって、場合によっては任意保険のお世話になるやもしれない。今週末にシトロエン仙台にて見積りをもらう予定。また来月5月には2回目の車検である。

ちなみに例のエンジンアラートは沈静化した。センサーや配線に異常が無いことが確認できたわけで、その点に関しては不幸中の幸いと言えよう。
【速報】DS3あれこれ
| CITROEN DS3 | 20:26 | comments(2) |
家人のシトロエン DS3に色々と動きがあったので、速報という形でご報告したい。

その1
無事にチェックエンジンアラートは消えた。やはり「感度の高いセンサーが、なにかのはずみでエラーを拾ってしまっただけ」のようだ。めでたい!!

その2
左フロントバンパーをブロック塀に擦ってしまった。再塗装とか言うレベルではなく、フロントバンパー一式交換じゃなかろうか。

暗くなってから現状確認したので画像は無し。刮目して続報を待て!
MiToで行く!・春を探しに県北、山中へ出かけたが…
| その他のツーリング・夜活など | 19:28 | comments(7) |
春の休日に家にいるのも憚られ、ふらりとでかけてみた。1日目は岩出山でラーメンを食べ、登米市は津山の道の駅「津山もくもくランド」へ木のスプーンを買いに。2日目は…まぁちょっと時間があるし、せっかく洗車もしたし…的な。

筆者の家では木のスプーンを使っている。口あたりがやさしいし、食べ物の味を阻害する素材の味もほぼ無い(金属のスプーンは、それだけ口に含んでも独特の味がする)。良いことずくめの木のカトラリーであるが、唯一の難点は劣化していくことである。とにかく遠慮無く使うのでだんだん丸まって小さくなっていく。モノによっては割れたりもする。時々買い足さないといけないのだが、カレーやスープを食べるのにちょうど良い大きさのものはなかなか売っていない。今メインで使っているスプーンをどこで買ったか思い出せない。家人に訊いたら「もくもくランド」だったという。もはやスプーンを買うのは単なる口実で、春の宮城県内陸部をふらふらと走るために向かう。

出発がちょうど昼頃。完全に雨催いである。家族全員がMiToに乗り込み、R457を経由して岩出山のラーメン屋「大黒屋」に着いたのは13:00頃だった。幸いテーブル席が空いたところであり、醤油チャーシューめんを食べる。うんまい。


醤油チャーシューめん780円と煮卵50円

GoogleMapを頼りに内陸の県道や農道を津山まで東進する。R47からK17へ入り、大崎市立真山小学校(大崎市岩出山上真山日向要害2)の前のT字路を、いつもとは逆のK167へ曲がる。雨催いの道行きだったが、初めて走るこのK167が素晴しいカントリーロードである。東北自動車道とR4をくぐり栗原市高清水町内へ出る。この高清水がまた昭和テイスト溢れるシブイ町並み。このK167の少し北を走るR398や伊豆沼近辺の県道・農道はこれまでにしょっちゅう走ってきたつもりだったが、まだまだ未知の素晴しい道があるのだ。K1を経由してJR東日本東北本線の「瀬峰」をかすめつつ南東に進む。

「南東に進む事が最優先」として、どんどん細い道に入り込んでいった。特に瀬峰から下るK29、K15が素晴しい。進行方向右手に加護坊山と山王山、その麓の広大な田んぼを見ながらほとんどクルマ通りの無い農道を走る。娘と息子が後部座席に乗っているせいかMiToの挙動も落ち着いていて、そもそもMiToの尻軽っぷりをこういう時に実感する。

気仙沼へ向かう定番コースのR346を跨ぎ、JR東日本気仙沼線と並走したりして迷いつつも、なんとか北上川河川歴史公園(登米市豊里町中谷岐)を経由して岩出山から1時間30分で「津山もくもくランド」に到着。カトラリーを探すもちょうど良い品は無かった!!まぁ良い。ここまでの道程が楽し過ぎた。来て悔い無し!と言う事で休憩したら帰る。R45を石巻まで下り、三陸自動車道「石巻河南IC」を横目で通り過ぎ、蛇田からK16でこれまた田んぼの真ん中を激走し、鹿島台へ。鹿島台から引き続きK16でひたすら西を目指し、R4、R457で大衡村へ。あとはいつものとおりのコースで仙台市北部の自宅へ。

スプーンねぇじゃん…。失意の内にソフトクリームを食べる

6時間/212km

一夜明けて晴天である。昨日こういう天気ならなぁと思いつつドロドロのMiToを洗車。春休みの子どもたちと昼ご飯を作って食べ、腹ごなしにまた走りに出る。この日は息子だけが同道。昨日は北に行ったから今日は南。しかしいつものように村田町へ抜けるのではいつもどおり過ぎる…などと考えつつ走って、熊ケ根から秋保温泉の奥へ抜けるR457(またか!R457ばっかり走っているな)を、そのままさらに南下して川崎町へ。

釜房ダムの奥地。
MiToの後ろにある「東蔵王」の
看板に従って画像右奥に入っていくと、
実はあっさりR286に出てしまうだけだったりする


釜房ダム。水が少ない

午前中は晴れていたのに昼過ぎから雲が多くなってきた。息子が助手席でウトウトしているので、あまり遠っぱしりをせず、仙台市太白区生出を経由して帰宅。


2日間とても楽しく走れたものの、残念ながら春を満喫することはできていない。子どもたちの春休みが明けたら、朝から出発するロングツーリングに出かけねば。5月下旬のオフ会もあることだしな…。
+ PROFILE
+ accesses since Dec.2009
+ RECENT COMMENTS
+ 「クルマで行きます」用語集
■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
+ CATEGORIES
+ LINKS
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2015 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT TRACKBACK
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ OTHERS
このページの先頭へ