クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiTo・春の…じゃなく、エラー表示の嵐
| AlfaRomeo MiTo | 23:32 | comments(4) |
2015年1月30日。筆者が暮らす仙台では久しぶりに大雪となった。市街地でも23cmの積雪だったそうなので、筆者の自宅方面(山方面)はもっと積もったのだろう。2014年の冒頭に雪でMiToを破壊した経歴の持ち主たる筆者は、雪が降ったらもうMiToは動かさないくらいの意気込みで今シーズンの冬を迎えたのだが、生活がそれを許さない。30日の夜に家族で参加する新年会が計画されており、出席するために子どもたちを乗せて市街地へ出かけた。


水分を多く含んだベタ雪がところどころ圧雪化しており、上り坂交差点で危うくスタックしかかった。そんな事態に当家の子どもたちはまったく当てにならないので、ずいぶん久しぶりにd.n.a.システムのa.モード、すなわちAll Weather Modeに切り替えて何とか会場まで辿り着いた。今までa.モードの恩恵を感じたことは無かったのだが(だからこそ封印していた)、この夜は実にスムースな発進をサポートしてくれて、改めてa.モードを見直した。


さて帰宅する段になって、コイン駐車場から出発する際にエンストしてしまった。あまりの積雪に前にも後ろにも進めず…みたいなムード。よっしゃ!次は気合い入れて出すぞー!と再度エンジンをかけたら、まぁ出るわ出るわ、エラーメッセージのオンパレード!






実際d.n.a.システムは作動せず。つまりn.モード固定状態。おっかなびっくり走り出してみたが、特段いつもと違う感じも無い。平地をそろそろと帰ってきたのでヒルホールドアシスタントも作動状況がわからない。自宅前で一度再起動してみたら数々のアラートはまんまと元に戻ったものの、「Check Engine」アラートだけは消えず。一夜明けても状況は変わらず、やはりd.n.a.システムは動かない。こりゃあもうどうにか時間を作ってイデアルさんへ行くしかないと思っていた矢先、このブログをエントリーする直前に回復(笑)。何事もなくいつもどおりのMiToであった。清水草一さん曰く「イタ車は生き物だから自然治癒する」。それを実感する一件であった。
MiToで行く!・再訪、気仙沼 寿ゑ泰鮨
| その他のツーリング・夜活など | 22:29 | comments(5) |
幸いなことにここ数日暖かい。と言う事は雪や凍結のことを過剰に心配せずに北に行けるということ、か?春までお預けと思っていた気仙沼に行けるんじゃないか?では気仙沼は寿ゑ泰(すえひろ)鮨で旨い寿司を食べてこよう。

登校する子どもたちを見送って朝8時に出発。目的の寿ゑ泰鮨は12時開店なので急ぐ必要は無い。宮城県中央の田園地帯をのんびり行くことにする。

登米のあたりが今回の初めて区間。晴れていればもっときれいだったろう
ブラウザで見る場合はこちら

残念ながら天気は良いとは言えず、曇り空が続く。でもステアリング位置が微妙に下がったMiToを運転するのは楽しい。そうそう、そのステアリング位置が変化したことで、運転時の負荷がどう変わるのかを検証することも、このツーリングのもうひとつの目的である。

仙台市泉区の外れ。目の前の泉ヶ岳頂上は雲で見えず

ここの産直販売所は充実している。食堂も気になる

K202の北上川沿い区間は初走破

こんなトラックが時速30kmくらいで…

登米市街地を抜けたR346はいつ走ってもサミシイ…

道の駅米山、登米市内、気仙沼大谷海岸で意識的に休憩を取ったおかげか、身体的に気になる点は皆無。まぁペースの遅いクルマが多く、チンタラ走っていたと言う要素も少しは関係しているかもしれないが…。

あちこち寄り道して時間調整。リアスアーク美術館は月・火曜定休。EDOメンバーにとっての聖地である裕寿司の跡地も訪れた。宮城県だけに限っても、沿岸部の津波被害からの復旧はまだまだだ。まったくやりきれない。

道の駅大谷海岸。かつてはJR気仙沼線の大谷海岸駅である。
間もなく4年が過ぎようとしているのにこの有り様


安住淳小野寺五典は毎月11日にここに立てば良いと思う

聖地・祐寿司の跡地。いや、復活準備用地

気仙沼港付近も何度目かわからないかさ上げ工事で未舗装路が多数

気仙沼市内、港近くの南町紫市場内の斉藤菓子舗に立ち寄りお菓子を購入。基本的に気仙沼に来た時はこのお店で必ず買い物をする。旨いよ。


ようやく12時にならんとす。満を持して寿ゑ泰鮨(宮城県気仙沼市新町5-3)へ。店舗斜め向かいにあるはずの駐車場を見つけられず、お店に入って奥様に聞く。なんとご主人はまだ魚の仕入れから戻ってきていなかった(笑)。無事にMiToを駐車して入店する筆者と同時に仕入れからお帰りになった。


駐車場って民家の軒先やん(笑)!

さてこのお店、最初の入店はまったくの偶然。2013年にやはりひとりでふらっと気仙沼を訪れた際に、駅の観光案内所で教えてもらったのだ。経緯はこちら。実直で暖かい店主夫妻の人柄に惚れ込んで再訪の機会を狙っていたら、2年近く間が空いてしまった。不覚である。話しているうちにご夫妻も筆者のことを思い出したご様子。


鮫の身を茹でたもの。酢みそがかかっている

今回は鮫の刺身や茹で鮫で軽くジャブをかまされた。茹で鮫は酢みそでいただくのだが、一瞬タコのような食感を覚えつつ、より淡い味わいが広がる。年配の方は鮫を毛嫌いするそうだが、昨今の保存技術などの発達により、新しい味覚として広まりつつあるらしい。何よりもご主人の「この辺では、こんなものをこんな風に食べるんですよ」という態度で、思いも寄らないネタが出てくるのが嬉しい。もとよりこっちは幼少時の偏食が災いして魚のことなんかちっともわからない。だから今この時期においしいネタをどんどん薦めてくれる方がこっちも楽なのである。幸い客は筆者ひとり。ご夫妻と他愛のない話をしながら旨い鮨をつまむ。このために仙台から気仙沼までクルマを走らせる価値はある。極論すれば外食の意味はこういうことにしか無い、とすら思う。旨いだけの鮨なら他にもあるだろう。でもあのお店で、あのカウンターで、あのご主人や奥様とおしゃべりしながら食べる鮨にこそ意味があるのだ。


濃厚な鰯の握りがこの日の白眉。その他にも白身の魚とコントラストを描くアナゴやかんぴょう巻きも旨かった。小一時間たらふく食べて5,000円。極楽である。

寿ゑ泰鮨を後にして、一路岩手県一関を目指す。アルファロメオ仙台泉にアルファロメオ 4Cが入荷したとの報を得ていたので、帰りの足で寄ることにした。一関に入ってすぐ、折壁の菓子屋「千葉本店」に立ち寄る。このR284を気仙沼から一関方面に走る時、いつも気になっている「元祖白あんぱん」を購入するためである。念願かなってとうとう購入できた。

これが千葉本店。こんなウェブサイトを発見

一関ICから東北自動車道に乗り、ボルボカーズ仙台泉のS店長を訪問。顛末はこちら。4C、凄過ぎて欲しいという物欲すら吹っ飛ぶ出来。誰か買って仙台の街中をブワンブワン言わせて走り回って欲しい。少しはアルファロメオに憧れる人が増えると良い。S店長とクルマ話をして盛り上がり、素直に帰宅。

9時間/約275km
S店長と話していた時間を差し引けば約8時間ってところか

左:斉藤菓子舗の「ふわふわ赤ちゃんのほっぺ」
右:千葉本店「元祖白あんぱん」

筆者の落とした金額など些細なものだが、気仙沼の様子を知ることにも意味があると思う。もちろん気仙沼だけじゃない。とにかく忘れてはいけない。あ、あとステアリング位置が下がって快適になったMiToのドライビングポジション、小まめな休憩も奏功したのか、ロングツーリングに付き物だった右膝の痛みも無く、疲労らしい疲労もなく帰宅できた。これは本当に効果がある改造だったのではないか。検証を続ける。
アルファロメオ 4C・自分には運転できないクルマ
| ココロ惹かれるクルマ | 18:40 | comments(20) |
休日出勤の筆者の携帯にS店長からナゾのメールが…。なにやらイデアルさんのとある店舗に行くと数字とアルファベットを組み合わせた名前の新車が見られるらしいじゃあーりませんか!

満を持してボルボカーズ仙台泉のS店長を訪ねていったら、「それじゃ、さっそく行きましょうか…」と整備工場に連れて行かれた。工場の奥に鎮座していたのは白と赤のアルファロメオ 4Cである。

まさか仙台で実車が見られるとは…!!
どちらの個体も右ハンドルモデル

「サイドシル、気をつけてください。これ、多分とても傷つきやすいんで…」という難関を乗り越えて着座させていただく。オーディオスペースはガバッと口が開いたまま。あちこちがカバーで包まれているが、すんごいオーラである。

アルファと言えばお尻。想像以上にラインがエロい

キーを捻ると(そう、4Cはエンジンスタートはオーソドックスにキーを挿して捻るのである)、ブゴワンッ!とエンジンが目覚める。この低音はある意味異常!ドスの効いたアイドリング音である。お許しを得てブリッピングをかませてみたが、意外とスロットルレスポンスは普通。「(総走行距離数が)最低でも250kmを超えないとdモードに入れることすらできないんです」とS店長。ほー。メーターを見ると実走5.7km。まだあちこち硬いのね。と言う事で刃のようなスロットルレスポンス!などと勝手に夢想していたのだが、慣らしも終わらない現在ではまだそうでもない。

TFT液晶によるメーター類。マイナーチェンジ後の500が
やはりTFT液晶メーターに変わったのだが
「あんな風に解像度が粗かったらどうしよう…」
と心配したそうだ。さすがに4Cは流麗な画面

エンジンカバー

ちなみに4C、ドライビングポジションが独特である。それともミッドシップ2シーターって大体あんな感じなのか…?手動のバケットシートをあれこれ調整したが、ベストなポジションには合わせられなかった。特にペダル配置が独特で、S店長の弁によれば左足ブレーキを前提にしているらしい。画像を撮り忘れたが、ブレーキペダルは仰角ではなく倒れ掛かるような角度が付いていて、アクセルペダルから右足を移すとどこにあるのか迷う。実際に左足を当ててみると角度も距離もしっくりきた。でも自分には運転できる気がしない(笑)。


コンソール越しに見える左前輪部分の盛り上がり。
左右前輪の位置は把握しやすいのかもしれない

センターコンソールはハンドル位置に関わらず同じようだ

タイヤはピレリのP ZERO

近日中にお披露目会が仙台市泉区のホテルで開かれるらしい。買い手を探していると言うことだから、考えている人は今すぐお電話を。次の入荷はいつになるかわからない。
MiTo・それでもやるんだレストアを
| AlfaRomeo MiTo | 20:27 | comments(7) |
先日コメント欄にいただいたじゃるさんの書き込み以来、1,000万円あったら何を(どんなクルマを)買うか、という妄想がI Can't Stopであるが、その前にくたびれてきたMiToをしゃっきりさせなければならない2015年。大きな懸案はマフラー、そして足周りである。

マフラーはもうほとんど「Over Racing」で決まったように思ったが、当のOver Racingが四輪車用マフラー事業を売却してしまっており、売却先の製品が新世代アルファであるMiToやGiuliettaに適合しているのか、すぐには判別できない。交換するからにはサウンドもドスを効かせたいと思うが(笑)、筆者の住まいはThe 団地なので公序良俗に反しないレベルでドスを効かせるというエクスキューズが付くのだが。また例えばTEZZOのスポーツマフラーなど、本体だけで15万円みたいな製品はフトコロ具合がOKを出さぬ。そういう事情もあるが、本稿ではひとまず置いておこう。

15万円のマフラー例。TEZZOさんのサイトから拝借

さらに悩むのが足周りのリフレッシュである。基本的にダンパーとスプリングを換えようと思っていた。シンプルである。しかし心配事を思いついてしまった。総走行距離約3万kmでスプリングを純正からアイバッハのスポーツスプリングに交換している以外は、筆者のMiToの足周りは未だに新車購入時のままである。ボディやブッシュ類も同じように経年劣化しているわけで、そんなところにダンパーやスプリングだけ新品になったら、そのアンバランスさから返って不調にならないだろうか。具体的には入力を受けるブッシュ類やジョイント部分やボディが、急に劣化するのではないか。

すてきダンパーの例

この件をS店長に相談してみてもこれは難問らしい。どこまでやるか。足周りのリフレッシュと言ってもやることは無限に近くあるわけだ。筆者の個体よりも遥かに低距離走行車が150万円くらいで購入できるこのご時世である。まぁ10万km以上走っているMiToのレストアに、150万円を投入するのは我ながら偏愛ここに極まれりという気がする。が、これが100万円ならちゃんとやってみたいと思うから妙だ。もっともそれだけのお金をかけるとなればローンを組むこと必至だし、足周りよりも全塗装を最優先で着手したいと思う。現在はイデアル札幌に赴任してしまったA工場長によれば、本気の全塗装は70万円くらいかかるという。マジか。となると足周りのリフレッシュは30万円が予算となる。とほほ。モノによっては車高調ダンパーキットを買って終わってしまう額だ。

いやいや、でもそんな高額かつ高性能なダンパーを組んでも、ボディへの負担が増すだけではないのか…。純正ダンパーがそもそも定評のあるザックス製という話なので、ダンパーは再び純正を付け、スプリングをアイバッハから換えるというのもリーズナブルかつ効果が分かりやすくていいかもしれない。よくよく考えてみれば、筆者の日常は大変大人しいもので、週末ごとにサーキットに持ち込むわけでもワインディングでスキール音を鳴らしているわけでもない。ボディに負担をかけない意味でも、純正ダンパー+社外ローダウンスプリングは現実的なチョイスかもしれない。
MiTo・運転環境は歪ですが、それがなにか?
| AlfaRomeo MiTo | 18:38 | comments(5) |
ごにょごにょごにょな改造の結果、念願のステアリングコラムチルト調整幅がより下がり、ハンドル位置を思うままに低く設定できるようになった我がMiTo。生活圏内での市街地乗りしかできておらず、攻めた走りの時のインプレッションをまだ書けない状態なのだが、現状でも気がついたことがふたつあるので、そのことを書いてみようと思う。具体的にはハンドル位置が低くなったことで運転姿勢が改善されるかもしれないという期待と、MiToの運転環境の基本設計に綻びがあるのではないかという疑念である。

某SNSの「アルファロメオ友の会」という
まんま過ぎるファンページに掲載した画像。
厳密に同じ高さ・角度での撮影ではないが、
雰囲気は掴んでいただけることと思う

SNSにはざっくり書き込んだのだが、純正状態よりもハンドルの位置を下げた恩恵は、法定速度内でも充分享受できる。交差点での右左折時のハンドル操作が俄然やりやすいのである。この改造の直接のきっかけをくださった方の言葉で言うと「ハンドルを上から押さえられるのはメリットですよ」ということになる。ハンドルを回す操作に対する筋肉の使い方が違う。具体的には腹筋への負担が減ったように思う。楽に回せる。だからコーナリングが(以前よりも)コントローラブルになったように思える。結果曲がるのが楽しいということになる。回頭性が増した…とまで言うのは言い過ぎだと思うが、感覚的に「ここまで回したい」ポイントまで今までより楽に到達できる。この辺の変化は改造直後の今だけ…という気もするが、体感上の筋肉の使い方が異なるなら長期に渡って良い影響があると思う。

従ってワインディングに持ち込めばもっとその感覚ははっきり認識できるのだろうけど、忙しい上に東北・仙台の今の季節のワインディングは思わぬ凍結などがあり危険である。いい気になって峠で土手に刺さって…なんて事態は御免被りたい。

ハンドル位置が下がったことで伸ばす腕も若干楽になった。以前コメントでアドバイスをいただいたとおり、シートバックを以前よりも立てると、より腕は楽になる。脚の伸ばし方も変わる。と言うことで、以前からトピックとして書いてきた「長距離運転時の右膝痛」も解消されるんじゃないかと期待している。

反面ネガティブな点もある。これは運転手の体形に拠る差もあるだろうから一概には言えないと思うが、筆者の場合ハンドルのボトム部分が頂上まで来るとメーターパネル内のウィンカーランプが見えなくなる。交差点の右折時などは0.5回転してタイミングを待つなんてことは茶飯事であるから、これには少し驚いた。まぁ表示が目で見えなくてもカチカチと音では確認できるし、見えなくなって初めて意識するようになったとも言える。いずれにしても大きな障害ではない。

だがこのウィンカー見えない事件は、背景にあるもう少し大きな問題を再び意識するきっかけになった。ご存知の通りアルファロメオ MiToはフィアット グランデプントの派生車種である。シャシーを共有し上屋を誂え、乗り味をアルファロメオが調えた…と理解しているのだが、このシャシーは共有だが上に乗っかっているボディが別誂えというあたりがアヤシイ。グラプンは実直な大衆車としての本分を全うする、軽快かつユーティリティに優れたクルマであり乗り味だった。対してMiToはよりスポーティなイメージ構築のために、シート台座やコンソールの設計はそのままに屋根を低くしたりして、運転姿勢に歪なところがあるのではないかと筆者は疑っている。実際のところMiToの左Aピラー付近の認知のし辛さは、5年半ほぼ毎日乗っている筆者でも自信が持てず歯がゆい思いをする。

真相はミラノオフィスの担当者の肩を揺さぶって聞いてみないとわからないが、「あちらを立てればこちらが立たず」がMiTo1.4T Sportの運転環境の現状であると思う。純正のチルト下限にも、あれはあれで意味があったのだと思わずにいられない。<戻さないけどねー
MiTo・マルキオンネに問いただしたいステアリングの高さ問題
| AlfaRomeo MiTo | 14:40 | comments(6) |
内径8mmの金属製ワッシャーを何枚か噛ませて、筆者のMiToのステアリングコラムは数cm下がった。


下げる前

下がった後

厳密に同じ高さから撮影できなかったが、筆者の目線にカメラを合わせて撮ったつもりである。上下の画像を比べていただくとわかるように、ちょうどハンドルのリム1本分下がったと思っていただくと良いと思う。


で、乗り込んでみる。まず乗り込む時に膝にハンドルが当る!!楽に腕を伸ばしてハンドルを握ると自然に親指がサムレストに乗る。施工後2〜30km走ってみたが、実にラクチン。マルキオンネさーん、聞いてるぅ?支えるボルトをあと3cm延ばしてくれれば良いんだよ〜。

とは言えシート全体の高さと上屋の関係など、根本的なところのチグハグ感が消えたわけではないが、ワッシャー6枚買っても100円程度である。この改造の果たす効果は時間が経てば経つほど効いてくるはずだ。素晴しい。
運転姿勢の改造後はどうなったか
| AlfaRomeo MiTo | 22:33 | comments(5) |
そもそもMiToの運転姿勢にはバリエーションなどさほど無かったのである。昨年秋に改造を試みた運転姿勢は、結局元にもどってしまった。

左から右に改造したのだが、結局右に戻った

改造のきっかけは、長距離を運転していると必ず起こる右膝付近の痛みを根絶したい、と言うことだった。しかし改造した運転姿勢でも根絶はできなかったし、特にコーナリング中の「腰の座らなさ」はむしろ運転の楽しみを削ぐ。ダメだダメだ。いつしか腰をぴったりシート背にくっつける元の姿勢に戻ってしまっていた。ちゃんちゃん。

先日の福島県松川へのツーリングでも右膝付近が痛くなった。話は振り出しに戻っているのである。MiToの基本設計自体が歪(いびつ)なのではないか?と再び疑ったのだが、こういう痛みの話を他のオーナーから聞いた事もない。だが考えてみればシートを含めたコクピット環境と運転手との身体の関係は必然的に固有のものである。筆者の右膝の痛みは筆者の身体とMiToが対峙した時のみ現れる、筆者側の問題なのだろう。

考えるに松川へのツーリングは、昼食以外ほぼ走りっぱなしだった。それは膝に効いているかもしれない。膝痛の事だけを考えたら小マメに停車して身体を動かした方が良いのだが、勢いにノッているとあまり停まりたくないものだ。うーむ。
MiToで行く!・松川ETC丼とは何か?
| その他のツーリング・夜活など | 21:27 | comments(6) |
2015年1月5日は東北地方太平洋側は概ね良い天気で、しかも最高気温が場所によっては二ケタにならんという。となればどこかに行くしかあるまい。せっかく行くのだからスカッと走れた方がいいじゃないか。仙台以北はちょっとおっかなびっくりなところがあるはずだ。2014年の宿題(行こうと思っていたのに色々あって行けなかったツーリングネタ)をこれから少しずつこなしていくつもりなのだが、新春早々相応しい場所を前日夜に思い出した。福島県松川町にある東北自動車道松川PA(上り)の食堂で供される「松川ETC丼」を、今こそ食べるべきなのである。このリンク記事に拠ると、松川PAにETC専用のスマートIC設置を機に少しでも集客すべく開発された「ここでしか食べられない!」メニューのようだ。なぜ筆者がETC丼に着目したかは後述する。

と言う事で9:40頃に自宅を出発。いつもと違う経路で仙台市太白区生出へ。


生出を経由して村田町へ。おなじみK25である。先日フェンダーライナー脱落のきっかけになった道路の穴はキレイに塞がれていた。めでたい。

仙台市太白区坪沼付近

蔵王

蔵王町向山でR4に乗り、あとはひたすらR4で福島市内を目指す…つもりだったが、折悪しく仕事始めの月曜日。伊達市内あたりからR4は混み始めた。こうなると退屈でしかたない。長い信号待ちの間にGoogleMapを参照、R4を外れR13西道路で南下することにする。それなりに軽快に走り、福島市黒岩の交差点から再びR4に乗り南下、K114〜K52と最短コースで松川PAに向かう。

PAの周囲は冬枯れの田んぼ「しか」ない


松川PA、なんと場外に来客用の駐車場が無い!食べログの口コミコメントにも「福島松川PAは正直福島市民でもまず行くことが無い、かなり寂しい、山奥と言って差し支えないような場所にあります。」とあり、この方の口コミによると駐車場もあるらしいのだが、筆者は見つけられなかった。確かに周囲は田んぼしか無いのだが、こういう景色は筆者の大好物なので、サミシイも何もむしろ気分がアガる!従業員の駐車スペースからこぼれたクルマが何台も農道に停まっており、停めるのに困るわけではないのが幸い。ともかく食堂(麺処松福と言うらしい)に入店。

じゃじゃーん!これが松川ETC丼

肉のアップ

さて筆者が初めてこのETC丼を知ったのは、2013年11月の「クルマで行きますOFF#5 福島・郡山堪能の旅〜」で松川PAに立ち寄った時なのだが、この時に「E=Egg(たまご)、T=トン(豚肉)、そしてC=Cheese(チーズ)」と勘違いして覚えてしまったのだ。「卵と豚肉とチーズじゃどうやったって旨くなるに決まってる!」と思い込んだまま幾星霜、ようやく本懐を遂げるにあたり、一生懸命丼の中にあるはずのチーズ成分を探したのだが、結局それは見つからず、舌でも感じ取れなかった。当然である。C=キャベツなのだから。「なんかおかしいなー」と釈然としないまま完食。帰宅後冒頭のリンクを見て初めて事の真相を知った次第である。基本的には豚肉のショウガ焼き丼のバリエーションであり、肉ひとくちで如何に白飯をかき込めるか?というメニューである。610円で満腹になれるので、ぜひお試しいただきたい。

食べたら帰る。できれば15時くらいに帰宅したかったのだが、ちょっとアヤシイ。とりあえずR4に戻るべくK52を戻るのだが、来る時に見つけた和菓子屋さんに入店しておみやげにおまんじゅうを購入。この和菓子屋松月堂(福島県福島市松川町字中町26)、実に素敵な佇まい。できれば1週間に1回は何か買いに来たくなる。こちらもぜひ。


たまらん

帰り道はR4をひたすら北上。だがそれも白石市までだった。またもや鎌先温泉方面に曲がり雪の蔵王山を目の前に県道三昧。R457で遠刈田温泉から青根温泉へ抜け、釜房ダムを経由して帰宅。

こちらが復路。できれば白石市以降をブラウザででっかくして見ていただきたい

伊達市内から桑折町へ向かうR4

白石でR4を降り鎌先温泉へ向かうK254

おなじくk254

真正面に蔵王が見えてくる上りスロープ

ちゃんと除雪されててむしろ驚いた


対向車も追走車もなし!

まるでカタパルト

遠刈田・青根両温泉を越えて川崎町へ向かう途中のR457

R457は基本的にウェット。おかげでMiToはドロドロに


2015年もこのままだと宿題が溜まっていく可能性が高い。2014年の宿題を粛々と片づけていかねば。いかねばの娘。


6時間/226km
DS3で行く!・新春定番の牡鹿半島
| その他のツーリング・夜活など | 23:02 | comments(2) |
筆者の年始の定番ツーリングコースはふたつある。ひとつは元旦にエントリーした村田町方面のカントリーロード。もうひとつが本エントリーで書く石巻〜女川・牡鹿半島方面である。どちらも大した理由は無いのだが、牡鹿半島は免許取りたての頃から「ちょっと遠くまで走りに行こうかな」という時の定番コースだった。新年ともなれば、現EDOのメンバーと走りに行っていたものだが、いつしか足が遠のいていた。やはりもっともっと遠くへ走りに行きたくなったのだろう。東日本大震災後のEDOセッションで牡鹿半島詣が復活し、2014年の正月にも牡鹿半島ツーリングのことを書いた。リンクは張ったものの、同じようなことが書いてあるだけだからわざわざ読まなくても良いかもしれない(笑)。

昨年はお昼頃に出発したので、牡鹿半島の先っぽに着いたのは日没ギリギリの時間だった。帰り道が暗いのはしんどい。その反省をもとに今回は9:30過ぎに出発。今年は家人と運転を折半するためにシトロエン DS3で行く。今回は息子は留守番を買ってでて、娘が同行した。コースは相変わらずのR457〜東北自動車道大和ICを素通りして大郷町から東松島市、鳴瀬から三陸自動車道に乗って石巻河南ICで石巻市内を爆走する計画である。だが出発したら仙台市北部から大和ICまでは猛烈な吹雪だった(笑)。


いや、でもこんな吹雪は山沿いだけで、海沿いまで行けばきっと晴れているはず!という無謀な思い込みでさらに進むと本当に晴れてきた。石巻河南ICに到着する頃には陽の光で車内は猛烈に暑いという状態に。いいぞいいぞ。石巻バイパスを東進し、いつもは旧北上川を渡ったらJR渡波駅方面へ進むのだが、昨年田園地帯である真野地区へ通った経験からそのまま真野方面へ。春、夏、秋と見てきた真野の田園地帯の冬景色を堪能。

石巻市立稲井幼稚園・小・中の裏、と言えば地元の人には通じるかも

さらにK192で万石浦へ進み、女川町「きぼうのかね商店街」へ寄ってみるものの、まだほとんどのお店が開店していなかった。石巻地方の初売りは3日からと思っていたのだが(事実石巻蛇田あたりは大渋滞だった)、どうもいっせいに全ての店が開店するわけではないらしい。


と言う事でようやく牡鹿半島の旧コバルトライン(かつては有料道路、現在は単に県道)に乗る。DS3の外気温は-1℃を指しており、日陰はアイスバーン化している。慎重に進む。もっともDS3のデヴュー・セリ(カタログモデルで言うところのシック)はコバルトラインのようなワインディングにはあまり向いていない。それにスローペースで進む方が折々の素晴しい景色を楽しむこともできる。東日本大震災で傷を負ったコバルトラインは、ようやく復旧しており、昨年は通行止めだった区間も走れるようになっていた。数十年ぶりに走る区間もあったが、海の色が素晴しく青かった。



金華山

昼過ぎに金華山と対峙する突端の駐車場へ到着。おしかのれん街へ向けて復路に入る。



きぼうのかね商店街と同じく、おしかのれん街も開いているお店は1/4という印象。わかめや海苔を買って、上海楼という中華料理屋さんで半チャンラーメン¥800を食する。昔ながらの中華そば的な、素直な味わいであった。

食事が済んだら帰る。コバルトラインではなく、半島の南側を走るK2をひたすらサンファンバウティスタパーク目指して走る。仮設住宅がまだまだ健在だったり、防潮堤の修繕すらままならないところを見ると胸が痛むが、冬の陽の光を浴びた太平洋と、牡鹿半島の入り江に点在する小さな漁港が連続する半島の風景は、「風光明媚」とすら言いたくなる。

復元帆船サンファンバウティスタ号。これで支倉常長がローマまで行ったのだ

サンファンパークから太平洋を臨む。右端は松島のあたり

帰り道は三陸自動車道を使用せず、K16をひたすら美里町鹿島台まで走り、再び大郷町〜大和町からR457へ乗り16:00頃帰宅。鹿島台付近では再び猛吹雪。大郷・大和町では晴れているが風が強く、地吹雪三昧であった。

本当に上の画像と同じ日の景色かよ!というK16


西の方はくっきり雪雲

石巻、女川ももっともっと訪れたい。仙台近郊の読者諸兄もお時間があったらぜひ訪れてみてほしい。

ワインディングをブン回した割りには好燃費(笑)
MiTo・山間の素晴しい景色と引き換えに洗車
| その他のツーリング・夜活など | 23:58 | comments(0) |
元旦も過ぎて、朝飯を食べた後の「さぁって、何しようっかな〜」というムードに浸るにつけ、あの年末の追い立てられるような、殺気立ったあれこれやらなきゃ感はなんだったのかと思わずにいられない。年も改まったし、あれこれ急いでやらなくてもいいよね!という真逆の空気が我が家を支配しているのである。

昨今、とある自転車マンガに筆者以外の家族が全員ハマっていて、今日も箱根駅伝の中継をかじりつくように見ている(そのマンガで描かれる高校インターハイの自転車競技のコースと同じなのだ。詳しくは知らんけど)。と言う事でいい具合に筆者は放って置かれたので、今日もふらりと走りに出かけてみた。もっとも毎晩零下2〜3度になっているので、どこを走っても思わぬ凍結が予想される。どうせ気を抜いて走れないなら、いっそ山間のダムにでも行ってみるか!!と開き直り。仙台市の北隣、大和町にある南川ダムへ行ってみた。

南川ダムまでの道のりは概ね除雪・融雪が成されており、基本的にはドライか雪解け水が流れている程度である。ヒヤッとしたのはダム周辺の道路で、それも1箇所だけだった。ゆるい左バンクでどんどん外にふくらんでいくのだ。わははは。コワイねぇ。

ダムに着いたらちょうど雲が途切れて束の間の晴れ間が広がった。風はそれなりに強いので、積もった新雪が吹き上げられ、地吹雪一歩手前のような、しかし青空という景色。南川ダムの眺めはいつも美しいと思っているが、こんな景色は見た事がない。幽玄というか神秘的と言うか。それも刻一刻と表情が変わっていく。この日はラッキーだった。


前述のとおり、道々の除雪はされているのだが、それは同時に路肩に雪が溜まっていくことでもある。日中2〜3度まで気温が上がると、これらがじわじわと融け出して泥水に近い濁った水になり道路を濡らすので、基本的に前走車がいるとその雪解け水が全部自車に降りかかってくる。つまり晴れているのにワイパーは忙しいのだ。イタリアンクオリティの、筆者のMiToの年季の入ったワイパーは、こういう霧雨的な水量の場合、盛大に吹き残しが発生する。ウィンドウウォッシャーもさして効かないし、車体はドロドロになる。結局帰宅後軽く水洗い。洗車嫌いの筆者がまさか1月2日から洗車するとは思わなかった。明日は給油に行こう。
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+ 「クルマで行きます」用語集
■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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