この1週間、当ブログをお読みになりやきもきされていた方も多かろう。福島オフ会を設定したのは良いが、まさか11月中旬に土湯峠、裏磐梯に積雪があろうとは。冬将軍、ちょっと張り切り過ぎである。そんなわけで、11月16日に無事開催された「クルマで行きますオフ会#8 福島の初冬の里山を巡る(笑)」は、前日夜に新設定コースが発表されるなど、オーガナイザーあおさんにご負担をかける結果となってしまった。が、結果的にはとても充実した楽しいOFF会になったのである。
これまでの当OFF会の常連さんたちが相次いで不参加を表明し、一時はどうなることかと思ったが、にも関わらず、#8の参加者は過去最高の12名12台。今回は本当にイタ車のみである。
marutaさん(アルファロメオ 156SW)
Queiko姐さん(アルファロメオ Giullietta)
acatsuki-studio(アルファロメオ MiTo)
※お名前は基本的にみんカラでのハンドル名に準じたが、当ブログコメント欄にお名前をいただいた方はそちらを優先して記述した
冒頭に書いたとおり、
もともと裏磐梯に行く予定だったのだが積雪のため断念。福島市域の県道を縦横に走り回り、最後はアルファロメオ郡山でショールームを冷やかして解散という段取りである。集合が9:30なので、一応主宰者らしく9:00到着を目指して自宅を6:30に出発。左様、往路は有料道路不使用のプランである。
ASAYAKE
ASAMESHI
体調のことなど考えて野菜ジュース…。とほほ。
今回初めて走ったK25。美しい!!
なぜこの道を今まで走ったことがなかったのか!
手前不忘山と奥、雲を乗せた蔵王山
あづま総合運動公園に向かうR115の途中で。
安達太良山山頂に分厚い雪。
こりゃ無理だ
曜日・時間も影響したのか道行きは順調で、8:45くらいに集合場所たる「あづま総合運動公園」大駐車場に到着。なんとすでにTETUさんとaba595さんが到着していた。その後順次エントラントが集まってくる。今回は横浜からRyouさんが駆けつけてくださったのもある意味ニュースだが、筆者としてはMiTo購入直後からブログなどで交流を温めてきたhoshinashiさんと初めてお会いできたのが特に嬉しかった。いつのまにかhoshinashiさんのクルマはMiToからジュリエッタに変わっていたが(笑)、MiTo輸入開始直後の話題も情報も乏しかった頃、hoshinashiさんを初めとした先輩方のブログにずいぶん助けられたものだ。加えてaba595さん、denzouさん、IDEALFAさん、hiromeoさんらの初参加も嬉しい。
初参加者も多いのでブリーフィングをやったですよ。
でも誰も聞いてねえ(笑)。
このゆるさがたまんない(笑)
さて集合場所では福島のクルマ集会「アッズミー」が開催されており、ホンダ ビートやダイハツ コペンからフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェまで、国産・輸入車を問わず総合運動公園の大駐車場はエンスージアストの祭典と化していた。OFF会参加メンバー以外にも多くの方にご挨拶することができたし、特にアルファロメオ ジュリアSSのビカモンコンディションの1台をこの目で見られたのは至福であった。10:30の出発まで我々は花から花へ渡り歩くミツバチのように睨め回した。
国産車にもヘンタイは多い!
コペンチームも楽しそうだったし、トヨタ MR-Sの一団も凄かった。
トヨタは86クラブなんて言ってないで、こういう市井のヘンタイユーザーを
もっと大事にすべきだと真剣に思いましたとさ
この黄色いエキシージ(ですよね?)は名取Rosso付近でよくお目にかかる
なぜかランボルギーニ ガヤルドが先頭でフェラーリ軍団の入場
ホンダ NSXとS800。
伝説が2台
でも我々的にはこちらが真打ち!
アルファロメオ ジュリエッタSS!
極上コンディションで駐車する前から人だかりに(笑)
このお尻だ!このお尻なんだ!!
ギャラリーがぽつり「やっぱ女優だよな」。
筆者、心の中で大きく頷くの巻
次の目的地としていた「あだたら高原アイスクリームガーデン」も土湯峠凍結ぎみとの報告を受け(報告者はmarutaさん。なんと喜多方で朝ラーメンをやっつけ、ノーマルタイヤで土湯峠を超えて来たと言う。よくご無事で…)、TETUさんのご提案により、思いっきり近場のジェラート屋さん「
honey bee本店」に変更。ここンちのジェラートがまた美味い。
パンプキンとローストアーモンドのダブルをコーンで
アヤシイおっさんたちがジェラート屋の前で「うめえ!」を連発。
「軽く営業妨害だよね(笑)」
昼食は「
安達ヶ原ふるさと村」とした。またもやTETUさんを先頭に走り出す。今GoogleMapで調べても県道ですらないような(つまり農道?)で、冬枯れた田んぼや山を縫うように走る。雨男として定評のあるRyouさんをkoyajiさんとhoshinashiさんが鎮めてくださっているようで(笑)、天気も最高、景色も最高の素晴しい道行きである。どう転んでも当OFF会は楽しくなるようになっているようだ。素晴しい。
あちこちグニャグニャと走り、二本松市に。K114を経由し、R4を少しだけ南下し「安達ヶ原ふるさと村」へ。12:00を廻り、さらに団体客の予定が入っていたこともあり、レストランは満席。しばらく村内の復元住居などを見学していたが、TETUさんが気を利かせてくださり別のお店を予約してくださった。わらわらと移動する。
実は筆者は古民家好きである
着いたお店は「レストラン立美」。R4沿いにある味わい深いお店である。店内外の設え、調度品、メニューの内容など全てが「THE 昭和」な感じである(笑)。12名で8種類くらいのオーダー。お店もてんてこ舞いだったろう。筆者はミックス定食A(エビフライとヒレカツ)をお願いしたのだが、卓にお料理が届くのがまさかのどん尻(笑)!周回遅れの筆者が箸を付ける頃には、ほとんどのメンバーが食べ終えていたので慌てて食べることになってしまったが、昭和ムードに相応しいほっこりした味わいだった。むしろこういう店内で変に洗練された食事が供されても返って興醒めではなかろうか。二本松に来る事があったら次回もここで食べたい。そして次回はヒレカツにはトンカツソース、エビフライにはタルタルソースで食べたい。
全員のキーが大集合
やっと来たミックス定食A!1,450円!!
「支払いは主宰者持ちでしょ?ごちそうさまでーす」という
コヤジさんの強烈なジャブにたじたじの筆者
予定ではこのあとアルファロメオ郡山に向かうことになっていたが、絶好のビューポイントがあるということで、三春ダムに寄り道することになった。午前中の農道・県道に優とも劣らないグニャグニャの道路である。惜しむらくはどこをどう走っているのか確信が持てないままだったので、この振り返りのブログで「ここです!」と指し示すことができない。ほとんど信号も無く、アップダウン付きのワインディングは、螺蠃と蛇で走るには絶好の道路である(もちろんライオンや◇も楽しかろう)。
丁度6台目を走っていた筆者。
前も後ろも眼福な光景。
またこの道がほとんど誰も走っていないんだ、これが!
三春ダムは山間にある複雑な形をしたダムで、おまけに立派な鉄筋製つり橋などもかかっている美しいダム湖であった。ちなみにダムフェチのhoshinashiさんも大喜び(笑)。ここで12台並べて記念撮影。車種・色味を揃えるために何度も位置替え(笑)。ヘンタイなのにこういうところは几帳面なのである。
ということでキレイに並びましたー
あまりに引きの画像でレタッチの必要もなかった(笑)。
今回の記念撮影
ここで諸事情によりmarutaさんが離脱。白い156SWのご無事をお祈りするもの也。我々も本日のゴール、
アルファロメオ郡山へ移動する。夕暮れ迫る街中は大混雑でややスローペースだったが、いざ到着したらAR郡山は美しい立派な建物だった。スタッフ用、あるいはバックヤード的な駐車場を使わせてもらい素晴しい歓待を受ける。それもこれもkoyajiさんがすべて話を付けてくださっていたからである。12名分の席を用意してくださっていたのだが、我々は広大なショールームをうろうろ(笑)。
この青はいいね!
走行距離約4万kmのイモラエディションが189万円!!
クーラントがナゾの減り方をする(イタフラ車にはよくある話)Ryouさんが診察を受けようかという話もあったが、原因を特定できても現場対処は難しそうなので、結局数名がグッズを購入する程度しか売上には貢献できないまま解散することとした。時に17:00。AR郡山スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
別れ際オーガナイザーのあおさんとしみじみ語り合った。総勢12名というのは実に感慨深い。一番最初はリュウノスケさん(なんとOFF会開催のこの日は仕事で仙台に来ておられたという)とふたりで
Rossoに行っただけだった。その後あおさんに背中を押されて当ブログ主催のオフ会として告知。第1回目はあおさんとしょーた先輩と筆者の3名だけだった。それが今や8回目を数え、参加者12名である。それだけでもこのブログを書いてて良かったと思える。加えて初対面の参加者が5名もおられることも、個人的にはトピックである(hoshinashiさんは初対面という気はしなかったが(笑))。当ブログでの告知に加え、SNS「みんカラ」のメンバーが多く、あおさんやkoyajiさん、TETUさんらの呼びかけも大いにあったのだと思う。
「ご縁」という言葉を乱発するとなぜか胡散臭くなるので困ってしまうが、今回のように新しい方々と「単にクルマが好き」という理由だけでお知り合いになれることを「ご縁」と言わずして何と言えば良いのか。語彙の乏しい筆者には相応しい言葉を見つけられない。とにかくありがたいのだ、ということは書いておきたい。個々人のレベルで参加を呼びかけてくださるなど、マイペースに積極的なみなさんの関わり方もまた嬉しい。この「マイペース」という感触、毎度毎度感じるのだが、そのこともとても嬉しい。しゃべりたければしゃべるし、聞きたい時は聞く。OFF会への参加に慣れていらっしゃる方が多いのだろうか。初対面の方がいてもまったく気詰まりが無い。つまり当ブログOFF会へ参加されるようなヘンタイは、皆レディーとジェントルマンばかりなのだ。それは声を大にして言いたい。オトナヘンタイなのである。心地よいに決まっているのだった。さすがに12名の参加者ともなれば、おひとりおひとりとじっくりお話しができたわけではない。残念ではあるが、ぜひまたご参加いただき、クルマのバカ話におつきあいいただけたらと思う。
今回の反省点。その1。11月は天候急変のリスクが高いことが良くわかった。今後、当ブログ主催のOFF会は5〜10月の期間に実施しようと思う(5、8、10月を想定している)。その2。どういうわけか立美で食事中の頃から頭痛が起き、三春ダム〜AR郡山ではピークだった。体調管理不備は情けない。AR郡山で頭痛薬を頂戴したら帰り道の途中で回復してきたが…。終盤に思いきりはっちゃけられなかったのは誠に痛恨の極みである。申し訳ない。
帰路は頭痛に翻弄されながらも、ぼんやりと下道(=R4)でのんびり帰ろうと思っていたのだが、R4に乗ってすぐに「福島49km」の表示を見て我に返り、郡山ICから東北自動車道へ上がった。安達太良PAで仮眠して白石ICで降り、いつもの蔵王町〜村田町〜仙台市太白区と抜けて帰宅した。17:00にAR郡山を出発し、帰宅が20:00であるから、のんびりには違いない。参加者のみなさん、本当にありがとうございました。特にオーガナイザーとして前日夜までコース設定に知恵を絞っていただいたあおさん、ありがとうございました。現地の素晴しい道を先導してくださったTETUさん、AR郡山を恫喝と交渉してくださったkoyajiさんもありがとうございました。この文章を打っている今もとてもハッピーな気持ちである。次回が今から楽しみである。
13時間30分/312km。
こりゃ今月中に10万km行くかも
!!!緊急次回予告!!!
今回泣く泣く見送った「芸術の秋・裏磐梯」プランは来年5月、薫風吹く頃にぜひ実施したいと思っている。待ってろ!土湯峠!!諸橋近代美術館!!