クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
良くできているという理由だけではクルマを愛せない
| クルマにまつわる四方山話 | 22:59 | comments(4) |
ある日のある駐車場、ホンダ ビートが3台並んで停まっており、クルマの側でオーナーたちが談笑していた。仲間内のツーリングだろう。あぁいいなぁと思ってしまう。その楽しみは筆者にもよくわかる。ビートたちを横目で見ながらさらに走っていると、今度は同じホンダのフィット2台の後ろを走ることになった。もちろんオフ会でもツーリングでもなく、たまたま近在の人の自家用車が続いて走っているだけなのもよくわかった。

後継車の噂で持ち切りのホンダ ビート

ここで筆者はうーむと考えてしまう。同じ国産車、それどころか同じメーカーの大衆車である。なのにビートとフィットの、このあり方の違いはどうだ。特定車種のオフ会なんて大げさなことを言わずとも、クルマが持つムードがまず違う。ビートは3台集まっただけで、「お!」と人目を引くし、そのハッピーな空気が周囲に伝わる。片やフィットにはひたすら「日常」があるだけである。クルマに興味がなければ、そもそもフィットだとすら思わないかもしれない。この違いはなんなんだ、と。

敬意を表して初代ホンダ フィット

オーナーの「日常」とか「生活」をしっかり受け止めて、それでいて工業製品として何ら自己主張しないクルマは優れたクルマであると思う。どこかがずば抜けて優れているわけではないが、雨の日も雪の日も家族の足になってくれる性能は、「日常の足」としてのクルマのひとつの完成形であるとすら思う。「頑丈だし燃費も良いし家計に優しい」という基準だ。万人が頷かざるを得ない「良識」みたいなものである。だがクルマ好きという人種は、そもそもクルマそのものを愛でるわけだからどこかに感情移入できる部分が必要だ。外見でもいいし性能でもいいし、場合によっては「マンガで読んで憧れてたから」でも良い。感情移入要素含有率の高低という基準。これも世の中には確かに存在する。

話を戻す。そもそもビートとフィットではクルマそのものの成り立ちが異なる。ビートはホンダからのエンスージアストへの回答であり、フィットはホンダのクルマ作り技術の総合バランスの良さを製品として示した回答である(そしてヴィッツやデミオやマーチ、ノートを蹴散らすというミッションも含まれている)。趣味性の高いビートは好きな人に買ってもらえれば良く、一方フィットは趣味性を消して万人に受けなければならない。アプローチ自体が真逆なのだから、社会における両車の立ち位置が違うのも当然と言える。どちらが良い/悪いではなく、「オレはビートの側にいたい」という個人的な思いがある、というだけの話である。

同じように感情移入要素含有率が高い国産車であれば、例えばスズキ ジムニー、スイフトスポーツ、ダイハツ コペン、マツダ ロードスター、トヨタ FJクルーザー、86・スバルBRZ、同じくスバルのインプレッサ、日産 GT-Rなどを挙げたくなる。中にはスズキ スイフトのように実用性と趣味性を両立しているものもあって(基準車とスポーツみたいなグレードの違いはあるが、同一車種であることには間違いない)、お見事!と言いたくなる。特にCX-5以降のマツダ車は、実用性を訴えるふりをしつつ、しっかりエンスージアストのハートを鷲掴みするという希有な立ち位置を確立しつつあり、目が離せない。

初めから趣味性を前面に打ち出していなくても、年月を経ることで趣味性を帯びることもまたあると思う。例えば実用性の権化のように前述したホンダ フィットだって、初代を20年20万km乗ってます!風に乗っていれば、そこには「このフィットじゃなきゃダメな理由」が自ずと生まれ、趣味性の高い物件に変化するだろう。そこに必須なのはオーナーの愛だ。そう考えれば、クルマの趣味性とは、つぎ込んだオーナーの愛の量と、それを受け入れるクルマ側の度量に拠るものなのだろう。クルマへの愛を誘発し、受け止めてくれる国産車がもっともっと増えてくれれば良いのに、と思う。クルマ好きという人種は、良くできているという理由だけではクルマを愛せないのだから。
MiTo・1/4新品タイヤや如何に(最終報告)
| AlfaRomeo MiTo | 21:18 | comments(4) |
先日傷つけて、補修したMiToの純正アロイホイールと1本だけ新調せざるを得なくなったタイヤ、マランゴーニ ミトスのその後について追加レポートする。中間報告と銘打ったひとつ前のレポートはこちら

あの事件での交換作業からそろそろ1,000kmくらい走っており、新ミトスもすっかり馴染んできた。無茶な運転をしないよう心がけているおかげもあり(何と言っても事件の原因は不注意なのだから)、1本だけ新品であることの不都合は皆無である。グリップにも不満は無い。素晴らしいことだ。

一部パテ埋めを施したという純正アロイホイールも、基本的になんら不具合は無い。結局変形したのではなく、大きく抉ってしまったのを整形したというのが正しいのかもしれない。従って高速走行時にハンドルがブレるなどの危ない兆候は見られない。素晴らしい。

以上のことから、今回の事件による後遺症は無いものとして結論づけたい。良かった良かった。ただしサイドシル強打によるものと思われる「直進しない現象」は健在で、これは相変わらず要調整である。「一病息災」という言い方があるが、MiToにもそれは当てはまるかもなぁ…などとぼんやり考える2014年晩秋。
【告知】クルマ(の話)で呑みます#1開催します!
| OFF会・告知 | 23:57 | comments(17) |
筆者のクルマ人生は、MiToに乗るようになって劇的に変わった。中でもOFF会、ネット上の文字データでしかやり取りの無かった方々と、直接お会いしてクルマの話をしたりツーリングに出かけるのは新鮮だった。クルマのバカ話になんのリミッターもかけずに延々としゃべっていられるのは本当に楽しい。

そこで、だ。いっそのこと、しゃべりに特化した集まりを持ったらどうだろうか…と思いついた。となるとやはりそれは飲み会ということになろう。普通に酒場に集まって、ひたすらエンスー会話を繰り広げるのは楽しいのではなかろうか。と言うことで、やってみます。

クルマ(の話)で呑みます#1
2014年10月3日(金) 19時頃スタート
仙台市青葉区 定禅寺通り〜国分町界隈のどこか

本当はシンプルに「クルマで呑みます」としたかったのだが、さすがに字面だけ見たら違法行為助長と受け取られかねない。日和ってすみません。お店はまだ決めていない。人数の関係もあるので、参加表明数の推移を見ながら決めてみたい。イタフラ車乗りの集まりなのだから、イタ飯でワインでも…などとも考えるが、小さな居酒屋の小上がりで日本酒とお造りを肴に、こっそりひそひそやるのも楽しそうだ。筆者は下戸だが呑みの現場は大好きなのだ。飲み会の主催者が下戸というあたりがこのブログらしいと言えば言える。

参加希望者は、例によってコメント欄に参加希望の旨を書き込んでいただきたい。また当然のことながら未成年の参加は不可である。コンセプトから言って仙台近辺の方しか参加できないが、たまには良いではないか。年度の下半期に突入する忙しい時期ではあるが、ぜひ参加をご検討いただきたい。
MiToで行く!米沢・会津・土湯峠は秋深し
| その他のツーリング・夜活など | 21:52 | comments(13) |
身体には疲労が若干残っているように思えたが、ひとりツーリングに懲りずに出かけた。宮城県七ケ宿町から山形県米沢市へ抜ける。そのまま白布温泉経由で福島県会津若松市を目指す。これが往路。復路は猪苗代湖畔からK115に乗り、土湯峠を超えて福島市内へ。R4を北上し帰ってくる。途中で気付いたが、けっこうヘビーな道行きだった(笑)。そしてこのコース、何のことはない、先月の家族旅行でDS3に乗って走ったコースとほぼ同じなのである。ただし逆方向だが。

往路

復路

このコースの個人的なハイライトはふたつあった。ひとつは米沢から福島(北塩原村)へ抜ける西吾妻スカイバレーという名のK2。MiToで走るのはかなり久しぶり。しかも山形側から登るのはいつ以来か思い出せない。もうひとつは福島のK115。猪苗代方面から福島市内へ向かうと、吾妻連峰を下る時、眼下に福島市内を見下ろせる超絶に美しい道なのだ。

往路のコース取りを、わざわざ遠回りする感じに組んでしまい、朝8時半頃に出発したのに米沢市内に到着する頃には11時をまわっていた。しかも宮城県から山形県高畠町に入ったあたりで雨。ぶどうまつたけラインが小雨に煙る。米沢市内も降ったり止んだり。

七ケ宿町を一路山形へ

米沢市内に入ると雨も大人しくなってきた。
これは伝国の杜

でも西の空には青空も見え隠れしていた。天気の回復を祈りつつ白布温泉をかすめて西吾妻スカイバレーへ。山形側から登ると特にトリッキーな上に完全に路面がウェット。コヤジさんからも8月にアドバイスをいただいたとおり、路面も傷んでいる。だが幸い追走車も前走車も対向車もほとんどいない。1本だけ新品の右前輪を他の3本に馴染ませる意味もあって、つづら折りの上り坂を強気で攻めてみたのだが、VDCが仕事しまくるしまくる(笑)。標高1,000m付近の見通しの良い広めの左バンクで、ずるずると外側にふくらんだのを最後に、後は大人しく走った。



遥か眼下に米沢市内

桧原湖の東岸部分を走るのは久しぶり。地図上で猪苗代湖と比べると桧原湖は小さいので、実際に周囲を走ると意外に大きくて毎度驚く。裏磐梯のホテル・ペンション密集地帯から磐梯山ゴールドラインと言う名のK64で会津若松市を目指す。このK64は初めて走ったのだが、望外に美しくて驚いた。MiToよりもルノー車で走るともっと良いんじゃなかろうか。ワインディングとパノラマがセットになった道としては西吾妻スカイバレーに引けを取らない。

K2福島側から桧原湖を見下ろす

檜原湖畔

磐梯山ゴールドライン

雲がなければ猪苗代湖が一望できたのに…

繰り返すがここまでのどのコースもわざわざ遠回りしている(笑)。昼食はいろいろ迷ったが、やはり8月の家族旅行で気になったがスルーした、会津若松市内の「とんかつ大将」というお店。走りながら決めたので、定休日も営業時間も調べていない。定休だったら仕方ないが、昼営業が14時で終わるとしたら、実はこの段階でかなりピンチである。結果的にとんかつ大将には13:40頃に滑り込み入店。お客は筆者ひとり。会津名物はソースカツ丼であるが、敢えて普通のとんかつ定食1,000円をオーダー。

8月に家族で歩いたばかり

店名に期待が高まる!

とんかつ定食1,000円。
ソースが中農とウスターの間くらいの
珍しいソースだった

さて喰うものも喰ったので帰ることにする。K115がオレを呼んでるぜ。R118〜R49で順当に猪苗代湖畔へ。R115へ入り一路土湯峠へ。この頃には完全に晴れ間が広がり、丁度西に傾き始めた太陽を背にする形でK115を東進する。以前同じ方向、同じ時間帯の紅葉の頃に走り、凄絶な美しさに驚いたのだが、今回も負けず劣らず美しい眺めだった。あれよあれよと道の駅つちゆへ。

猪苗代湖畔より磐梯山を望む

K115

道の駅つちゆにて

このままK115を進むと、福島市内の南側に出てしまう。伊達市内あたりへのショートカットが無いものかGoogleMapで調べたら、なんとフルーツラインと言う名のK5が飯坂温泉へ抜けている。おお、今年は良く来るな、飯坂温泉。R399。東北自動車道福島西IC直前でK5へ折れ、飯坂温泉方面へ走る。

今は梨やぶどう狩りのハイシーズン。休日ならさぞ渋滞したのではないだろうか。幸い渋滞は無かったが、普通の生活道路なのでペースは一段と落ちる。フルーツラインというだけあって、道沿いに1軒だけあったラブホテルの名前まで「ホテル・フルーツ」なのには笑ったが、むしろ重要なのはリンクサーキットであろう。イデアルのK店長やS店長から誘われていたのだが、ここなのか…。

R4へ合流し、宮城県白石市〜村田町〜仙台市太白区生出と抜けて帰ってきた。筆者の近所ではもう稲刈りが始まっており、今回走ったコース沿いも豊饒の秋というよりは、もはや晩秋を感じさせる空気がそこかしこにあった。こうなるとツーリング好きとしては切なくなってくる。東北のツーリングシーズンは短いなぁ。とセンチになるにはまだ気が早い。次のプランを考えよう。

帰り道。夕焼け

9時間半・383km
こないだのOFF会くらい走ってる!
1/4新品のタイヤや如何に(中間報告)
| AlfaRomeo MiTo | 11:42 | comments(6) |

筆者の不注意から1本だけ新品になってしまったMiToのノーマルタイヤ、マランゴーニ・ミトス。もちろんこの状態が良くないことはわかっているが、どれくらい良くないのか。また若干とは言え修正の入ったアロイホイールの状態はどうなのか。筆者自宅の近くにあるいつものワインディングを走ってみて確かめてみた。ただし気合いを入れた本気走りではなく、日常領域使用の中間報告とご理解いただきたい。

新品は右前輪に履かせている。駆動輪に異分子を混ぜることに疑念を持たなかったわけではないが、早く馴染ませるなら前輪だろうと考えそのままにしている。で、ワインディングに向かったわけだが、やはり事故前よりはセンシティブな印象である。タイヤ負けによるアンダーステア的挙動を体験することになった。もともとミトスは高グリップ系なので、もう500kmくらい走れば、タイヤそのものの性能はもう少し落ち着くと思われる。この一瞬とは言え垣間見えるアンダーステアがタイヤの初期状態によるものなのか、ホイールの修正によるものなのかは現時点では断言できない。またそもそも手入れのずさんなワインディングでもあり、コーナリング中にグリップを失う凹凸も多数あるような路面状況でもあった。先日MiToを引き取ってきた時のS店長の説明によれば、ホイールへの処理はパテ埋めと再塗装ということだったので、筆者個人としては致命的な歪みなどは無かったと解釈している。


と言うことで今回は中間報告。またしばらく走った後でレポートしてみたい。

【急募】9月15日アルファロメオチャレンジ東北シリーズに行きたい人!!
| クルマにまつわる四方山話 | 22:55 | comments(6) |
知っている人は知っている。9月15日でサーキットの運営を終了する仙台ハイランド。その有終の美を飾るのが「アルファロメオチャレンジ 東北シリーズ 第2戦」である。

本ブログコメント欄の常連にして筆者のラテングルマ師匠、あおa.k.aあおたくさんがこのチケットをプレゼントしてくださるという。太っ腹企画である。

もしあなたが数時間後に迫った9月15日に予定が無い、もしくは予定がキャンセルになってしまい、そしてアルファロメオが好きだ!というならば、2014年9月15日朝9時45分までにR48沿いのセブン-イレブン仙台熊ヶ根店に集合すべきである。ただし先着2名である。駆けつけても「ごめんなさい」ということもありえるかも知れないので、ひとまずこのエントリーのコメント欄に名乗りをあげていただきたい。

あおさんの本件に関するブログエントリーはこちら。あとはあおさんよろしくです。

駆けつけたが2名からもれてしまっても、筆者は責を負えないので、その辺もよろしく。
MiTo・ホイール修正完了!ついでにオイル交換!!
| MiToのメインテナンス | 21:09 | comments(3) |
S店長より唐突に電話が!!「ホイール修正終わりましたー」。慌ててボルボ・カー仙台泉に駆けつける。そもそもなぜS店長からお電話をいただくのか、経緯のわからぬ方はこちらをお読みいただきたい。以来コメント欄にていろいろと有益なご指摘・アドバイスを頂戴したが、縁石に乗り上げて派手に傷つけたMiTo純正17インチアロイホールは買い替えではなく、ホイール修正で対処することとした。入庫時総走行距離94,962km。


ホイール修正・塗装 27,778円
タイヤ組み換え・バランス調整 3,241円
マランゴーニ・ミトス215/45R17 11,111円

オイル交換 STAR PE 7,350円(@2,100 * 3.5L)
交換工賃 1,300円

と言うことで、約54,000円であった。オイル交換はついでなので。約5,000kmで交換。今回はちゃんとできました!ただしエレメント等は未交換。7月の車検時にやってるので、まぁいいか、と。 

取り付け作業中はS店長と久しぶりに雑談。10月12日のイデアルフェスティバル欠席のお詫びをし(わざと別予定を入れてんじゃないんですかぁ??と詰め寄られた。すんません)、そのフェスティバルの裏話としてインポーターさんとディーラーさんとの生々しい話を聞かせていただいたり(笑)、まぁ話題は尽きること無く非常に楽しい時間であった。修正が終わり新品のマランゴーニ・ミトスを履かせたホイールをフロントに、代打でフロントに付いていた個体をリアに戻し、テンパータイヤの代わりに履かせていたスタッドレスタイヤをトランクに。これで元に戻ったわけだ。ぃやった〜!


取り付け終わったホイールをS店長と舐めるように確認し、少なくとも見た目はまったく新品同様の復活っぷりであった。が、ホイールを傷めた時に、同時にフロントスポイラー(っての?)にもがっちり傷を付けてしまっている。

Oh No〜!

タオルとかでちょっと拭いてみたけど…

これ、何とかならないでしょうか。「ちょっとお時間くださいね」とS店長、MiToに乗り込みバックヤードの磨き場所(っての?)へ。厚かましく付いて行って磨き作業を見学させていただいた。

S店長御自らゴシゴシ

コンパウンドでバフバフ


これです

きらりーん!!

おかげでほとんど目立たなくなった。「もうちょっと追い込めると思いますが…」とメカニックの方にはおっしゃっていただいたが、素人が気付かなければそれでOKである。S店長、本当にありがとうございました。

さて1本だけ新品タイヤになってしまったMiToの様子や如何に??別途時間を置いてレポートする。
MiToで行く!豊饒を絵に描いたような石巻・真野
| その他のツーリング・夜活など | 18:27 | comments(0) |
筆者は幼稚園に通う2年間、香川県高松市の郊外で暮らしていた。当時の家は田んぼの真ん中にあり、あぜ道や稲刈り後の田んぼで遊ぶのはごく普通のことだった。おそらくそれが原風景となったのだろう。今でも田んぼが広がる景色には無条件で安らぎを覚えてしまう。稲刈り時期も近づいた2014年秋口、春に訪れた石巻・真野地区の田園風景が、さぞ素晴しいことになっているだろうと思い、再度訪問した。

行きのコースをGoogleMapに起こしてみた。


宮城県黒川郡大和町〜大郷町の北外れを東進し、鹿島台から石巻へ入る。R45を正直に北上するよりも、交通量・信号量とも少なくオススメの道である。何と言ってもこのコース自体が「田んぼの真ん中」を疾走する道である。

石巻市内、川の遠くに石ノ森萬画館

石巻らしい景色。
なぜ川沿いには石材屋さんが多いのか…?

真野には順調に到着。空模様はやや曇りぎみであったが、思ったとおり豊饒を絵に描いたような景色だった。






真野の奥、K192は本当は雄勝・万石浦へ抜けるのだが…

相変わらずこれである。一応工事期間は
平成26年10月31日までとなっているが、
本当に開通するのか?
11月1日から冬季閉鎖だったりして…

こんな石碑群を発見。
歴史を感じる

仙台市内で食事を摂るつもりだったので、景色を堪能したらすぐ帰る。石巻市内のR108で工事渋滞にはまってうんざりしたが、それ以外は順調な帰路。三陸自動車道で鳴瀬奥松島ICまでもどり、先日気仙沼へ向かった道を今度は引き返し、大郷町から利府町へ抜け、宮城県民の森を抜け仙台市内へ帰ってきた。県民の森は東日本大震災であちこちダメージを喰らい、随分長い事通行止めになっていたが、いつの間にか復活していたらしい。相変わらず昼間は美しい(夜はとても怖い)。

鳴瀬奥松島ICからK60〜K229で大郷町へ。
これは東北本線の踏み切り。
この周辺の景色も素晴しい

県民の森

9月13〜15日の三連休を堺に、宮城県南の多くの水田で稲刈りが行われるだろう。稲刈りが行われると、仙台のツーリングシーズンもそろそろ店じまいのことを考えねばならなくなる。走れるうちにもっと走っておかないと…。

5時間・165km
まぁ昼飯の時間も含まれてますが
ふぁ、ファントム!!
| 今日○○を見た! | 14:17 | comments(5) |
昼飯にとんかつを食べて大満足で帰宅しようとしたら、後ろにいるのはファントムじゃあ〜りませんか!!!


仙台では割りと有名(らしい)1台。仙北に1台生息しているらしいのだが。ロールスロイスの現物なんて、仙台じゃなかなか見られない。今日はきっと良いことがあるゾ!←すでに午後2時
DS3で行く!気仙沼プチグルメツアーと田園地帯の県道三昧
| その他のツーリング・夜活など | 22:07 | comments(4) |
先日の会津若松・喜多方旅行は、小学校6年生の息子の、修学旅行で悔いの残った場所、またはぜひもう一度行きたい場所を中心にプランニングしたものであった。同じく今春、中学2年生の娘も、野外活動なる学校行事で宮城県気仙沼・大島を訪れ、良い思い出を作ってきた。今度は娘の思い出補完として、気仙沼復興商店街食べ歩きプチグルメツアー(included 趣あるR456や宮城県内陸の県道を走ってみる)を決行した。家人と運転を折半したのでシトロエン DS3で行くもの也。


MiToはおるすばん

朝9時過ぎにのんびり出発。上掲GoogleMapのとおり、まずは宮城県大郷町を経由して鳴瀬奥松島ICから三陸自動車道(無料区間)に乗る。北限の登米東和ICで降り、内陸側のR346を経由し、K65で気仙沼入りする。これは今年5月に唐桑半島を訪れた時と同じコース。DS3、乗員が4名だというハンデを考慮しても、この手の峠道では良いところが無かった。ひとえにこれは4ATの不甲斐なさから来る悪印象である。6MTのスポーツシックグレードやレーシンググレードではどうなのか興味津々。だってラリー車のベース車なのだから、DS3。

大郷町の田園


もっともそんなこと考えつつアツくなっていたのは一家の長たる筆者だけで(笑)。K65はあっさり気仙沼の市街地に出てしまう。あとはのんびりフェリー埠頭方面を目標に走る。観光客用の無料駐車場ができていた。便利である。


娘曰く、野外活動の際に一番おいしかったもの。それは復興 屋台村「気仙沼横丁」の「鳥徳」さんのから揚げ定食だったという。極度の偏食の娘にとって、気仙沼や大島の海の幸は苦痛でしかなかったのだ。父親たる筆者も偏食野郎だったので大きなことは言えないが、もったいないことである。ともあれそのから揚げ定食、気になるではないか。「いくら丼食べたい!」と言う息子は家人に任せて、筆者と娘で鳥徳さんに入店。注文して親方に娘の思い出の店であることを告げると、「ああ!覚えてる!ここ(と言ってカウンターのある席を指さしながら)に座って食べてたよね!」と感動的な再会(笑)。何しろ娘、グループ行動なのにひとりで入店し、となりに座っている男子を尻目に、ご飯をお代わりしてぺろりと平らげたらしい。中学生の女子がひとりでから揚げ定食のご飯をお代わりして平らげて行ったら、そりゃ印象にも残るわ(笑)。



ポン酢系の付けダレにからめて食べる鳥徳のから揚げ定食は大変おいしかった。600円。なんとこの日のランチは筆者たちで打ち止め。滑り込みでラッキーだった。13時前に売り切れてしまうのも納得の庶民派食堂。でも本当は夜の炭火焼き焼鳥がメイン。いつか夜に来てみたいものだ。いくら丼とビビンバを平らげてボーッとしている家人と息子と合流し、老母のリクエストだったわかめを購入。すぐ近くにある「南町紫市場」へ徒歩で移動した。

海に近いほど、復興とはほど遠い景色

東日本大震災による地盤沈下のため
道路は60cm以上もかさ上げされた。
それでも2年前に来た時は、
満潮時になると海水が路面を浸したという

東京オリンピックよりも、東北や今なら広島の広域災害からの復興に、あらゆる予算と人員をつぎ込んでもらいたい。理屈ではない。ここに来ればわかる。この場所に立ってみればわかる。

気仙沼に来たら何はともあれ「菓子舗サイトウ」さんである。この日はお店の人に薦められるまま「しぶきの舞(気仙沼産の塩を使った極上クッキー)」やパイを購入。さらに店外のベンチで「ふわふわ赤ちゃんのほっぺ」なるシューケーキを堪能。さらに息子と筆者だけで「特急寿司」に発作的に入店。並寿司をいただく。

商品名に怯むな!美味!!

食べかけの画像で申し訳ない。
特急寿司の並にぎり600円

当然のことながら満腹になりつつ、気仙沼を後にする。R284を経由して岩手県千廐を目指す。千廐からはR456を南下し、宮城県入り。筆者は走り慣れた道なれど、家族はほぼ初めてである。趣ある道として家人には好評だった。特に宮城県登米に入ってからの黄金の田園地帯をひたすら走るK1、K15や広域農道の美しさは特筆もの。




遠き山に日は落ちて

この田園の美しさは恐らく9月半ば〜10月初旬には刈り取られ無くなってしまうだろう。石巻・真野にも早く行かねば!行かねばの娘!!

たまには火の入っているインパネ周りの絵も

9時間/294km
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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