クルマで行きますOFF会#7・夏の東北クルマ旅が無事に終了した。かつてないほどの走行距離と楽しさだった。参加いただいたみなさまに感謝である。
今回のOFF会への参加者は福島、山形、宮城の三県にまたがっており、福島宮城チームは一度仙台市青葉区の葛岡墓園に集合した。筆者が到着するとすでに福島チームのコヤジさんとT E T Uさんが談笑していた。いやいやT E T Uさん初めまして、今日はよろしくお願いします。なんと名刺をいただいてしまう。そこへ初参加のQueikoさん、常連のあおさんが次々登場。でも幹事のじゃるさん、来ないねぇ…と言っているところへ白MiTo登場。お!じゃるさん…??いや、車高が普通だぞ(笑)。な、なんと、まさかのTazzaさんが登場。連日連夜の残業でへろへろなのに。見るからにお疲れのご様子。でもご参加いただき大変嬉しい。雨がぽつぽつ降っているが、お互いのクルマの品評会状態。これだけでも楽しいのだが、そこにようやくじゃるさんが登場。予定どおり8:30に葛岡を出発。第2合流地点の鳴子を目指す。R457とR47。
プジョー 206SWS16を「本妻」と呼ぶのに、
今日のあおさんはアルファのキャップ、Tシャツでキメキメ。
葛岡墓園ロータリー脇駐車場にて
仙台市内は交通量も多く、隊列は早速4台と3台に分断される。筆者は後ろの3台の中にいたのだが、グループの先頭を走るQueikoさんが早くも実力発揮。渋い裏道を次々と速いペースでクリア。おかげで鳴子の集合地点には20分も速く、しかも途中で待っていてくれた先発チームを追い抜いて到着。あまりの走り屋っぷりにこれからはQueiko姐さんと呼ばせて頂きます。
第2合流地点で先発チームを待っているうちにチーム山形、すなわちalfa_manbowさんとmarutaさんが到着…したのは良いのだが、なんとmarutaさん、真っ赤なポルシェで登場!!前回は156SWだったのに、「ど、どういうカラクリなんですか??」と問うたら「がんばればポルシェも持てるんです!」と来た。この993carrera RSに遅れて到着した先発チームも目が釘付けである。
みぃどりぃのぉ なぁかをぉ はぁしりぬけてく
真っ赤なぽるしぇ!を地で行くmarutaさんの911
さてこの鳴子の合流地点ですでに天気は快晴。どんどん暑くなってくる。絶好のOFF会日和じゃないですか!!さぁ行こう、夢に見た島へと、波を超えて風に乗って海へ出よう。いや、海には出ないが、全員揃ったので出発だ。総勢9名。MiTo5台、Giurietta2台、ABARTH 5951台、ポルシェ911が1台というコンボイである。まずはR108で秋田県へ抜け、「
道の駅おがち 小町の郷」を目指す。
オニコウベのあたり
昨日まで雨催いだった山々の緑は今年最高潮に濃く、強い日差しのためにコントラストも強い。R108は実に爽快だ。以前と比べトンネルが続々作られたおかげで、道路状態も良く快適である。その分「秘境」感は薄れたが、9台で隊列を組んで目的地を目指すなんて場合は大変ありがたい。約1時間くらいで「小町の郷」へ到着。
周囲の人たちから好奇の目で見られました
絶好調に暑い。さすがの筆者も秋田県に入ってからはエアコンの世話になってしまった。駐車場にクルマを並べ、バカ話。この時間が最高に楽しいのだ。が、昼飯時でもある。幹事のじゃるさんに「飯は横手市内ですよね?お店って?」と質問(主催者が当日になってもプランを把握していないのが当ブログのOFF会の醍醐味なのである)。「え〜、おいしいイタリアンのお店がありまして…」とじゃるさんが言いかけたら、全員が「横手でイタリアンかよ(笑)!」。横手市は「横手やきそば」が名物なので、ま、当然の言い分なのだが、どうやらじゃるさんはそういうつもりは無かったらしく(男らしいとも言える)、横手食事案が白紙になってしまった。せっかく道の駅にいるのだし、ご当地メニューを食べれば良いじゃないか、という誰かの提案が可決され、ぞろぞろと建物へ。レストランで比内鶏(など)を堪能。ここのレストラン、眺めも良くていいねぇ。
みんなで楽しくメニュー決め
筆者が頼んだ「比内地鶏の親子丼と稲庭うどんのセット」
1,350円
どん!
どどん!
さぁ満腹だ。お土産も買った。次の目的地は横手、そして一ノ関だったわけだが、こうなると横手市内に立ち寄る必要は無かろう、と言うことで、ひとまずR107に乗り「
道の駅錦秋湖」を目指すこととした。
出発前にmarutaさんの911、
もっと良く見せて〜
雄勝から横手市内を抜けるまでがちょっと大変だったが(隊列維持と眠気撃退が)、郊外に出るとこれがまた目が覚めるような美道である。新庄〜鳴子間のR47に雰囲気は似ているが、若干ワインディングの要素が強く、秋田から岩手に向かうと、スルスルとコーナーをクリアする楽しみが連続で訪れる。え〜?こんなに楽しかったかな、R107。20年くらい前に走ったことがあるきりである。
赤信号で隊列が分断されると、こうやって待つわけです
無事に道の駅錦秋湖に到着。記念撮影など。新庄から参加されたmarutaさんはここで離脱することになった。お疲れさまでした。ありがとうございます。そして始まる「次はどこへ?」会議。この行き当たりばったりが当ブログOFF会の醍醐味である…ってしつこいですかそうですか。とにかくそういうことなので、皆でスマホや紙地図を出してあれこれプランを練る。まだ15時頃ではあるが、最終的には仙台に、さらに南の福島県へ帰るのである。そんなにのんびりもしていられない。一ノ関は省略することにして(じゃるさんとmanbowさん、あんなに下見を繰り返してくれたのになぁ)、ここからは帰路を考慮しつつ走ることとする。
とにかくjojo立ち
混雑し、眺めも面白くないR4に乗るのはとにかくイヤだったので、どうにかして栗駒方面へスマートに抜ける道を考える。つい最近そのあたりを走ったばかりというQueiko姐さんやあおさんがアイデアを出してくださり、「
とうほくニュージーランド村」を次の目的地とする。
錦秋湖からとうほくニュージーランド村へ向かうK37も、大変美しい道だった。程よく実った田園の間をするすると抜けて行く。広域農道なので道は整備されているし交通量も少ない。もちろん交通量はゼロでは無いものの、怪しいクルマが8台も並んで走っていると、みなさん道を譲ってくださる。おかげで速いペースを維持でき、16時頃には到着。
自分たちのクルマを眺めてニヤニヤ
恒例のアングル
ここでT E T Uさんが離脱。仙台でお土産を買わねばならないらしく、平泉前沢ICを目指して595のツインエグゾーストを響かせつつ出発。595の直後を走っていると、とにかく余計な挙動が無いことが良くわかる。タイトでソリッドなのだ。アルファの次はABARTHしかない!みたいなことを最近言われるが、まったくその通りだと思う。
話が逸れた。で、残った我々7名はどうするべきか。あれこれ考えたが、一端「
道の駅厳美渓」へ立ち寄ることとする。K37とK49を経由しR342へ。
そろそろ西日である。再び田園やアップダウンのある細い道を抜ける。こうなると突然合流するR342はとても立派だ(笑)。道の駅厳美渓で少々休憩し、R240とR457を経由しR47沿いの「
あ・ら・伊達な道の駅」を目指す。どんどん日が落ちて暗くなってくるが、
以前栗駒山をぐるっと迂回した時と同じく、小さな集落をいくつも通り抜ける美しい道だ。もっとマイナーな道を好む当オフ会メンバーも、この区間のR457を絶賛していた。まぁ確かに普通は宮城県側はK17とか通るよな、自分も。
19時近い時刻になれば、そりゃ腹が減る。「あ・ら・伊達」に期待していたのだが、コンビニを除いてイートイン系は全滅。ちょっと遅過ぎた。空腹はともかく、そろそろ解散の時間だろう。Tazzaさん、alfa_manbowさんがそれぞれに立ち寄りたいところがあるとのこと。丁度良い。解散することとした。
天気にも恵まれた。美しい道ばかりでもあった。しかし今回のOFF会が本当に楽しかったのは、何よりも参加メンバーに恵まれているからである。初対面でも常連でも分け隔てなく仲良くなっちゃうのはオトナが多いからだと思う。一方ひたすらパーツの話ばかりするような小学生チックなところも、皆多いに持っている。オトナの気遣いとキープオンチャイルディッシュ!これこそOFF会参加の極意であろう。全員が極上のOFF会達人であられた。楽しいのは当たり前だったのである。別れ際、コヤジさんに「また年内にやるんでしょ?」と聞かれた。多分やると思います。楽しいよねぇ、ウチのOFF会は。あおさん、alfa_manbowさん、Queikoさん、コヤジさん、じゃるさん、Tazzaさん、T E T Uさん、marutaさん、本当にありがとうございました。ぜひまた一緒に遊んでください。そしてお土産をくださったみなさま、ごちそうさまでした。おいしかったです!アリベデルチ!サイツェン!!
13時間/394km
コヤジさんやT E T Uさんは何キロになったのやら…
○おまけ○
あ・ら・伊達で空腹のピークに達していた筆者。19時半にもなれば郊外のまともなお店はほとんどが店じまいかラストオーダーの時間帯である。しかしこんな楽しいOFF会の締めなんだから旨いものが喰いたいではないか。かろうじて旧加美町の「
とんかつきたむら」を思い出し、とるものとりあえず向かった。だが残念ながらとんかつきたむらはすでに居酒屋きたむらに姿を変えていた…。がーん、ショック。どうしよう…とクルマを進めた筆者の目にひとつのレストランが飛び込んできた。個人経営のレストランなら「良心的かつ美味い」か「ありきたりで普通」のどちらかであろう。かなりの博打だが、入店してみた。サーモンとほうれんそうのクリームパスタとガーリックトーストを注文。
このサーモンだけでご飯食べられるくらいにしょっぱいのである。塩鮭か!!それ以外は普通においしいだけに余計に残念である。残念なので店名は明らかにしない。あの辺の食事情について調べておく必要がある。また宿題が増えた。