クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiTo・ブレーキ周りレポート2014夏
| パーツ/グッズ | 18:27 | comments(4) |
6月下旬にフロントブレーキのディスクローターを交換した。1ヶ月経過した現状をレポートしたい。

さて筆者のMiToのブレーキは現在以下のようになっている。

フロント
(ローター)ディクセルPD2014年7月より+(パッド)EBCグリーン2013年7月より
リア
(ローター)ディクセルPD+(パッド)ディクセルPremium双方2011年10月より

それぞれの装着時期を揃えようと努力したことは無いが(恥)、リアだけはローターもパッドも同時期に同ブランドで交換している。低ダストを高らかに謳うディクセル同士の組み合わせなので、実際ブレーキダストは少ないと思う。これは大歓迎の事態である。が、フロントの、特にEBCのパッドが盛大にダストを生み出す。以前は純正ディスクとの組み合わせだったので、仕方ないと思っていたのだが、PDと組み合わせることでダストが少しは減るんじゃないかと秘かに期待していた。



満を持して撮影したのに、意外とわかりにくい画像しか撮れなかった…。結論から言うとやっぱりダストはたくさん出る。EBC、様々なブランドのOEM製品となっているらしくストッピングパワーは素晴しいが、ダストと鳴きは盛大だ。何となく想像で書くのは気が引けるが、恐らくフィアット、アルファロメオの純正OEM製品なんじゃなかろうか。

と言う事で、低ダストを望むならEBCは止めておきなはれ、と書いておく。
MiTo・インテリア再考
| これが必要です | 11:38 | comments(7) |
別体アンプ搭載の一件で2DINサイズのカーナビユニットを取り外し、シンプルな1DINオーディオユニットに交換したので、隙間分を埋めるべく小物入れを取り付けてみたら後付け感がハンパ無い。ほとんど絶望的とも言える。

ぐわ…

マジかよ…

そもそもMiToの室内には平面と呼べるスペースはほとんど無い。必ず弧を描いたりしてRが付いている。そしてこれが実に良い。プジョー 307SWから乗り換えるクルマを探して、フォルクスワーゲン シロッコを購入したい病の頂点にいた筆者をMiToに振り向かせたのも、このコクピットから見えるインパネ周りの眺めである。直線構成を基調とし、色味も黒ばかりが多いシロッコと、オーガニックなカーブの多いMiToの室内デザイン。良い悪いではなく、好き嫌いのレベルで話を進めれば、MiToの方が断然艶っぽいのはイタフラ車乗りが両手を挙げるところだろう。もっとも組み付け精度を比べられるとぐうの音も出ないが…。そしてこの曲面が多いデザインのおかげで、後付けの何かを設置しようとすると途端に困ることになる。




欧州車のインテリアは(特に筆者が購入可能な価格帯のクルマは)、簡にして素を絵に描いたようなものが多く、シンプルであるがゆえに何かを加えると「後付け感」が強調されるように思う。筆者はプジョー 307SWに乗り始めてから、後付けのカーアクセサリを付けないようになった。また国内サードパーティ製のアクセサリの品質、特に見た目や感触が、シンプルで美しい欧州車のインテリアにマッチしない気もしている。「シンプルで美しい」はオーバーな表現かもしれないが(笑)。




ここが平面垂直だったら、
あれこれ取り付けも可能かもしれないが、
それじゃ味気ない

と言うことで、簡素だがレーシーかつスポーティーなデザインのMiToのインテリアの雰囲気に満足していることと、質感の高いアクセサリが中々見つからないという理由から、筆者のMiToの室内は、5年前に買ったまんまになっていると言っても過言ではない。だが機能的に満足しているわけでは無く、また筆者は生来の「欲しがり病」患者でもある。このままで済む訳が無い。

筆者はあまりカーナビを使わない人間だったし、今後もポータブルナビユニットなどを搭載するつもりも無いが、ごくたまにiPhone上のマップアプリにナビの役目を負わせることがある。カーナビユニットを取り払った今、むしろiPhone上のGoogleMap.appこそが筆者のカーナビなのだ。運転のための視界は邪魔はしないが、運転手から見やすい場所に設置できて、かつ充電も可能なホルダーが必要である。

またGoProに代表されるようなウェアラブルデジタルカメラや、一般的なコンパクトデジタルカメラ、スマートフォンの類で車載映像・画像を撮りたいと常々思っている。そのためのホルダーも必要である。現在はリヒターのiPhone用ホルダーを吸盤でフロントガラスに吸着させて撮影しているが、このホルダーはどちらかと言うと撮影用ではなく車内操作用のホルダーなので、アングルの選択肢がおそろしく少ない。運転中の視界を邪魔しない場所と言うことにもなるから、取り付け場所やアングルの選択肢が少ないのはある程度やむを得ないが、それでもちょっと…な感じである。

フィアット グランデプントという大衆車を祖に持つMiToの車内が、高品質でないのは致し方ない。しかしそれでもアルファロメオがMiToに施した車内デザインは素晴らしいと思う。クルマを運転したくなる雰囲気をうまく作り出している。素材や誂えの品質が高いものではなかったとしても、プロダクト全体として好ましいものになっているのは流石だ。これらを突き詰めて考えていくと、カメラだろうがナビだろうが、純正デザインとして折り込まれていなければ浮いてしまうのは止むを得ないと思えてくる。純正とサードパーティの間にうまくはまりそうなCarPlay(Appleが提唱する、車載インフォテイメント機材とiOSデバイスを接続する規格。iPhoneやiPad内のマップアプリやオーディオを車載ディスプレイやスイッチ類から直接コントロール可能にするため、両手や視線の移動が最小限ですむ、という)がどんなに普及したところで、タッチコントロール可能な純正ディスプレイなど初めから搭載していない2009年発売のMiToには、何の恩恵も無い(笑)。

ブツはリヒター

もっとストイックに走りに集中しろ!と言われればそれまでなのだが、自分にとって心地よい車内空間というのは、走りと同様に大事だ。センスの良い手触りや目に楽しいアクセサリがもっと増えますように。
【三度告知】クルマで行きますOFF会#7・夏の東北クルマ旅
| OFF会・告知 | 22:22 | comments(22) |
灼熱の「クルマで行きますOFF会#7・夏の東北クルマ旅」開催まで1ヶ月を切った。改めてご案内である。


クルマで行きますOFF会#7・夏の東北クルマ旅
2014年8月23日(土)
行き先:秋田県湯沢、横手、岩手県一関
宮城幹事・じゃるさん
山形幹事・alfa_manbowさん

■概要
基本的に下道通行で高速は一切使わず、鳴子温泉合流集合、仙秋ライン(R108)経由で湯沢市内のR13に合流して湯沢市内、横手市内〜一関市を行く。

■集合場所
宮城・山形両県からの参加者の申し込み状況に応じて各県側のプレ集合場所を定める可能性もあるが、R47の鳴子温泉付近のセブンイレブン鳴子末沢店(大崎市鳴子温泉末沢西12-1)で山形宮城両チームが合流の予定。

※当初山形・宮城両県にプレ集合場所を設定し、個別の集合時間も設定していたが、ひとまず参加者の顔ぶれがわかってから調整したいと思う。

■行程
参加者の状況に応じて山形・宮城両県にプレ集合場所を設定する可能性あり。宮城県側は

08:00 葛岡墓園入口ロータリー脇駐車場集合 という予定

10:30 セブンイレブン鳴子末沢店(宮城・山形合流)
11:00 出撃
12:00 道の駅おがち小町着(周辺にGSあり。給油等。駅内駐車場はいっぱいだと思うので、駅隣の野菜直売所に駐車します。)
12:30 出撃
13:00 横手市内で昼食(やきそば、とんかつ等)
14:00 出撃 R107 岩手K37 K236 R4
15:30 一関市着(駅周辺?)解散1
16:00 出撃 R457
17:00 R47合流点(解散2)
18:00 ミニストップ仙台泉福岡店(解散3)
18:30 R48およびR286合流点(解散4)

すでにじゃるさんとalfa_manbowさんは何度か下見を敢行されており、道中のナビはかなり精度が高くなりそうだ。

現在のところ、主催のacatsuki-studio、幹事のじゃるさん、alfa_manbowさんの3名に加え、あおさん、暫定でmarutaさん(from 新庄)の2名、計5名が参加予定である。「おっと、参加表明を忘れてた!」なんて方は、このエントリーのコメント欄にお名前と参加表明を書き込んでいただきたい。

毎度書かせていただくが、本ブログ主催のOFF会はひたすらゆるーく企画らしい企画も無く、かつクルマが好きなら誰でも歓迎というハードルの低い集まりなので、週末ヒマだったり周囲にクルマの話で盛り上がれる友人知人がおらん!などと嘆いている方は、ぜひ参加してみていただきたい。
MiToで行く!味わい街道・山形県道18、143、17号線
| その他のツーリング・夜活など | 17:01 | comments(4) |
夏休みで娘も息子も家にいるのに、ひとりツーリングに行けましたよ、と。最近手放しで褒め称えている山形県白鷹町界隈。気が付くと寒河江から細い県道を通って行けることに気が付いた。気が付いた以上走ってみなければならぬ。


寒河江から下ってくるR287からK18へ左折するタイミングがよくわからないが、おそらく行ってみればどうにかなるだろ的な。まずは寒河江のチェリーランドへGOである。

曇ってて月山は見えず

どどーん。つまり道の駅です

「ひとりでケバブサンドを食べないように」と息子から厳命を受けていたので、ジェラートを食べることにした。もっとも到着が10時過ぎだから昼飯には早過ぎる。山形県内、どんより曇って、しかも暑い。ジェラートが見る見る溶ける。さっさと食べて走り出す。

いよいよ真打ち、まずはR287である。大変素敵なカントリーロードをまたもや知ってしまった。集落と集落の間を最上川と並走しつつ南下する。以前長井市だ南陽市だというエントリーを上げた際、alfa_manbowさんに「R348経由でR287を走れば寒河江に行けるんじゃん!サイコー!」的な知識をいただいたのだが、災害通行止めというオチが付いたのである。今回も事前にインターネットで調べてみたところ、未だにR287は災害通行止めとのことだった。しかしいざ現場を走ってみれば「中型バス以下の車両は走れます」なんて看板が立っているではないか!!一瞬また長井〜高畠〜R399で飯坂温泉なんて言う夢を見てしまったが、こういう時は初志貫徹が大事である。心を鬼にしてK18へ折れる。


さてこのK18、もうにやけてヨダレが出そうなくらいおいしいワインディングである。いや、ワインディング一歩手前という感じの山道。「でも豪雪地帯だよな…。雪が降ったらどーすんだ」と一瞬思ったが、つまりそういう道である。


このK18をそのまま西進しても素敵そうなのだが、今回はK17で山形「県民の森」を通り抜ける計画だったので、一旦K143に乗り白鷹町を目指す。このK143も味わい深い道だった。このあたりの県道はどれも大動脈としてかつては利用されてきたのだろうけど、太い立派な国道が整備されたことで、周辺住民しか走らなくなったのだと推測される。時折道の左右に現れる小さな集落が往時を忍ばせる。いやぁ大好物ですわ、こういう景色。



白鷹町営スキー場の大パノラマを目前にしてK17へ。打って変わってこちらはワインディングロードである。平日の午前中ということもあり、とにかくクルマがいない。適当な狭さのワインディングをまったく自分のペースで走れる歓び。いやっほー!

ここはまだ道幅も広い

あ!わき水だ!

あ!絶景だ!!


K17は最終的に山形市街地のR348へ合流する。ここまでくるといつもの「山形」である。 時分時でもあったので梅蕎麦へ。もりそばとミニ天丼のセット1,300円を注文。相変わらず小宇宙的な味わいである。梅蕎麦を出たら当然鯛焼きわかばへ。7個買ってひとつは即食い。あとの6個は家へのお土産にして、さっさと帰宅。


昨年はどこに走りに行っても極上の晴天ばかりだったのだが、今年は曇天ばかり…。たまにはカラッと晴れた空の下走りたいものだ。

約5時間半/195km
MiTo・美しき収納(を目指せ!)
| AlfaRomeo MiTo | 19:42 | comments(3) |

まだ5年、もう5年。MiToのあれこれにがすっかり日常になってしまった筆者ではあるが、細かい改善点はやはりある。筆者が導入しているTEZZOのスロットルコントローラー、TEZZOのオススメ取り付け位置はステアリングコラム右側面、ワイパーレバーの後ろである。これが降車する際に膝にぶつかったりして意外と邪魔になるのである。またコントローラー本体にブーストを示すLEDが搭載されており、夜間の運転ではこれが思った以上に明る過ぎて、少々うざったい。購入・搭載時にはあまり深く考えず、運転中にも見えたり調整できる場所として前述の位置に設置したのだが、早まったと言えよう。LEDが夜間に眩しいくらいは我慢するとして、ぶつけたりするのは望ましくない。だって動力系の重要なパーツである。乱暴に扱ってアクセル情報を受け取ってもらえなくなったりしたらこれはオオゴトである。だから隠してしまいたかった。


MiToの数少ない室内収納のひとつに、運転席側ダッシュボードの小物入れがある。本当に小物しか入れようが無い小さなもので、筆者はメガネレンズクリーナーと眠気覚まし用のタブレットを入れていた。この度、スロットルコントローラーをこの中に入れた。結果は上々であるが、現状ではケーブルを無理やり曲げて入れている感があるので、いずれ配線を見直そうと思っている。 

充電できません
| パーツ/グッズ | 22:55 | comments(5) |
メインユニットの内蔵アンプと別体アンプの二重増幅事件の解決後、実に筆者好みの素晴らしい音質でリスニングできるようになったMiToのオーディオ環境であるが、ひとつトホホな事態が確認された。

ALPINE CDE-9871Ji、デジタル接続したiPodをまさかの「充電できません」宣言。これは盲点だった。思えば家人がフィアット プントに搭載していた時も、「そんなバカな!」と思ったことをうっすら思い出してきた…。これは無いよなぁ。


試しに接続しているiPod Touchの電源を落とさず車内に置いておいたところ、バッテリーは3日でほぼすっからかんになった。がーん。そこで今はクルマを降りる際にiPodの電源をOFFにしている。当然ある程度は延命できるのだが、別の不具合が出てきた。筆者は通常「SONG」を「SHUFFLE」で聴いている。つまり搭載されている900曲余りが順不同で再生される訳だが、iPodの電源をOFFにするとこの演奏曲順データがリセットされるため、またランダムに1曲目を選曲し直すことからやり直さねばならない。しかも曲データを大幅に入れ替えなければ、例えシャッフルにしていても同じ(ような)順番で再生されるため、結果的に「この曲、こないだも聴いたな」となってしまう。

もっともこの「同じ(ような)順番で…」と言う件はきちんと検証できたわけではない。少なくとも再生回数は考慮されているようで、「再生回数が多い曲」=「お気に入りの曲」とiPodは判断するらしく、短い期間(数日程度)で何度も同じ曲を聴くこともある。シャッフル機能のあまりの芸の無さに、今日など愚直に「収録順」で再生してみた。まずは日本語の「あ、い、う、え、お」順で曲が進む。中には「え?なんでこの曲が『さ行』なの?」と言うこともあり、ちょっとした頭の体操にはなる。

そんなわけで。音質には不満が無いが、iPod充電機能のためだけにメインユニットを買い替えそうなムードである。うまく行かないねぇ。
MiToで行く!・こくまろ峠道、R399の鳩峰峠を行く
| その他のツーリング・夜活など | 23:13 | comments(7) |
1週間前、天候不順によりあきらめたツーリングコース。その時は石巻〜女川〜雄勝〜登米と県北を走って大層おいしいうな丼を食べてきた。そして今回、いよいよ満を持してそのあきらめたコースに挑戦!

…って、毎度毎度、ツーリングの記録の書き出しは何をどう書こうか迷う。もっともらしい理屈をこねてはいるが、休みで特に予定も無いんだったらフラッと走りに行きたいんだ!それだけなんだ!そして折々に気になっていた走ってみたいなぁというコースがあるなら、行くしかないでしょ!好きなクルマを運転して、知らない(あるいは滅多に行けない)場所の空気を吸う。これは自分にとってかけがえのないON/OFF切替えスイッチなのである。


以上だらだらと書いてきたが、今回の目的地はずばり!「R399で山形県高畠町から福島県飯坂温泉を経由して、伊達市内で昼飯を食う」である。そもそもの動機は、昨年9月に、宮城県七ケ宿町から福島県に抜ける「稲子峠」を興味半分で走ってみたら、福島県で合流したR399と摺上川ダムが素晴しかった、と言う思い出である。稲子峠には恥ずかしながら適当に赴いたので、R399の素晴しさは山形在住のMiTo乗り、alfa_manbow様のコメントやブログエントリーで知った次第。いつかは!と思っていたが、峠道だけあってつい最近まで積雪による通行止めが解除されなかったのだ。台風の通過直後と言う事が若干気にはなったが、災害通行止めの情報も無く、また降雨もなさそうなので、思いきって行ってみた。

朝8時過ぎに家を出発。月曜日の通勤ラッシュで釜房ダムまで思いの他時間がかかったが、R286から山形市内でR13に乗り換え、上山市を経由して高畠町までは順当に到着。R13を何のヒネリもなく南下するのも久しぶりで新鮮だ。

セブンイレブン山形蔵王インター店

R13、上山市〜南陽市というあたり

高畠につきました!

道の駅たかはたで休憩し、いよいよR399に挑戦である。このR399の山形<>福島ルート、鳩峰峠と言う峠道だが、最高である。特に月曜日の午前中というのが功を奏したのだろう、対向車も追従車も皆無(数台はいたけど)。雲の多い湿気った天気だったし、数ヶ所の工事現場もあったが、実に爽快な峠道である。個人的な感想だが、恐らく高畠〜飯坂という設定もより良かったのではないか。グイグイ上って割とする〜っと降りてこられる。逆に飯坂〜高畠を下ってくるのは、かなりテクニカルだと思う。峠の天辺が県境なのだが、上りはほとんど2速に入れっぱなし、左足もフットレストに置きっぱなしという感じだった。

いかにも峠道の入り口!

うお〜!

県境付近。高低差がけっこうある

道路そのものは意外と整備されている


福島県に入って下りになると、場所によっては4速までシフトアップできる。あれよあれよと言う間に稲子峠から下ってくる道との合流点、稲子集落に出た。実はこの稲子集落だけは宮城県七ケ宿町で、実は県境をまたいでいる。この稲子集落、実は江戸時代の伊達藩の南の要所のひとつで、警備のために足軽集を配したことが起源なのだそうだ。その子孫が今も暮らすわけだが、もうずいぶん前から限界集落として存続が危ぶまれている。小さく静かな集落である。ちなみに「稲子集落」でGoogle検索をかけたら、筆者の2013年9月のエントリーが4番目に出てきた(笑)。


ちょっと向きを変えて撮影。
画面奥へ上っていく道は稲子峠への道

この後は淡々と摺上川ダムまで走る。やはりこのダムはでかい!!そしてダム湖畔(の北側)を走る道路は痛快である。

ダム壁から茂庭集落を見下ろす絶景。
この頃になると徐々に晴れてきた

ちょっと水量が少なめ

さて摺上川ダムで一休みしたら、伊達市内まで一気に抜ける。ここ最近空腹に任せて知らない土地で知らないお店に入って大失敗を繰り広げることが続いたので、先週の登米以来、Googleのお世話になってアタリを付けていくことにしている。今回のお店はイタリアン。TRATTORIA La WASABIである。


さすがにナビ(iPhone上のGoogle Map.app)の世話になったが、逆に言うと街に溶け込んでいるとも言える。12時少し過ぎに到着したら、2組のウェイティング。街の食堂にしては客席も多く小さい店では無い。つまり大盛況。10分ほど待って着席。ピッツァランチ980円(アスパラとベーコンのマルゲリータ、サラダとドリンク付き)を頼んだが、これが滅法美味い。ナポリ風の薄い生地に最低限の具しか乗っていないが、ベーコンもアスパラもチーズも最大限に仕事をしている。自家製の辛味香油も地味にじんわり辛みが効いてくるタイプでこのピッツァに相応しい。またサラダが美味くて驚いた。味もサービスも本当に素晴しいのだが、昼の客層は女性同士とか子連れの母親同士が多く(食事中、男性客は筆者だけだった)、店内が非常にうるさいのだけが残念。さすがにファミレスのような無秩序な状態ではないものの、しゃべる声のボリュームはお店にもコントロールできない部分があろう。今度はぜひ夜に来てみたい。



WASABIで満足した後は順当にR4に乗り宮城県白石市へ。仙加苑で「足軽まんじゅう」を購入し、K12とK25といういつものコースで宮城県村田町から仙台市太白区の生出へ抜け帰宅した。素晴しい峠道をまたひとつ知ってしまった。実は高畠〜摺上川ダムまでの区間、車載動画を撮ってみた。いずれ編集してYouTubeにアップしようと思う。鳩峰峠、今度は秋に訪れてみたい。大満足の初夏の一日。

7時間/244km
よく読め取説
| AlfaRomeo MiTo | 20:55 | comments(0) |
筆者のMiTo、2度目の車検時にカーナビを取り払い、CD、ラジオ、iPodコネクトに機能を絞ったシンプルな1UのメインユニットALPINE CDE-9871Jiに取り換えて以来のこの数日、好みの音質にチューニングできず、実はもやもやしていた。中音域が不必要に盛り上がっているのである。ここで言う中音域とはおよそ200Hz〜2.5kHzくらいまでを言う。あくまでも個人の感想ではあるが、とにかくドンドンではなくボンボン言っているのである。

どんなにショボいカーオーディオのメインユニットにも、イコライザー(以下EQ)は搭載されており、CDE-9871JiにもEQは搭載されている。調整できる周波数とそのベルカーブは可変式の2バンドパラメトリックEQである。だが可変式とは言え、調整できる周波数は大ざっぱにBASSとTREBLEに分けられており、このBASSの調整可能な周波数でもっとも高い周波数が200Hzなのだ。これが500Hzくらいまで上の帯域まで調整できればまだ良いのだが…。

音響的マメ知識になるが、低音も高音もキレの良いいわゆる「ドンシャリ」な音質にしようと思ったら、低音と高音をブーストするよりも、中音を少しカットする方が有効である。それでも足りなければそこで初めて低音や高音をブーストする方が、波形に与えるダメージを減らすことができる。つまりピュアな音質で聴くことができるのである。

と言う訳で、筆者は真っ先にEQのMID(中音域)という操作子を探したのだが、前述の通り、残念ながらそんなパラメータは無かった。先のエントリーにも書いたように、ひとまず200Hzをややカットすることで中音域の盛り上がりを回避しようとしたのだが、繰り返しになるが、どうも好みの音質には今一歩到達できていなかった。

さてこのメインユニットCDE-9871Jiはかつて家人が購入したもので、かれこれ4年も家の物置に死蔵されていたものである。取り扱い説明書などとっくの昔に消失してしまっていたが、今は大抵のマニュアルはメーカーのウェブサイトからダウンロードできる。シンプルなユニットではあるが、操作ボタンの長押しとかダブルクリック的な動作で、裏機能にアクセスできたりして〜♪と期待してダウンロードしてみた(アルパインwebsite上のCDE-9871Jiのマニュアルはこちら)。

すると驚いたことに、CDE-9871Jiのアナログアウトからは、常に内蔵アンプで増幅された信号が出力されていることがわかった。何たること!操作によってOFFにできる設計なのである。つまりこれまで不平を述べてきた音質は、二重に増幅していたわけで、当然内蔵アンプに音質は左右されてしまう。O.M.G.!!さっそく内蔵アンプ出力をOFFってみたところ、不自然な中音域の盛り上がりはすっきりして、上から下まできれいなバランスで鳴るようになり、しかし音の密度は濃いままという素晴らしい変化が見られた(と言うか聴けた)。


取り扱い説明書をよく読みましょう。と言うありきたりな結論でこの章終わり。
敢えて鉄板!ディクセルのブレーキディスクローターはやはり間違い無し
| パーツ/グッズ | 22:55 | comments(2) |
新品のブレーキディスクローターの感触など、とうの昔に忘れてしまった。購入から5年、走行距離にして9万kmを経過した我がMiToのフロントブレーキのディスクローターを交換したのは先に書いたとおり。ディクセルのPDという最廉価製品で、ネット購入で23,000円(送料込み)程度で買える。素晴らしい。本当はスリット入りやドリルドと言った放熱対策が施された製品を買いたいと思っていたが、手元不如意で仕方なくPDに。


交換後2日くらいはその恩恵を認識できずにいたが、過日不本意ながらパニックブレーキを試す機会があり(交差点で無茶な右折をしてきた対向車がいた)、その効果が絶大であることが体感できたので、そのご報告。

先代、つまり初代だが、購入当初に装着されていた純正のディスクローターは、お役御免の交換後に見てみたら、一部が波打つなど、末期も末期、危険な状態であった。具体的に体感できる症状としては、40〜80km/hからの減速が曖昧。簡単に書けば「うーん、なんかしゃっきり止まらねぇなぁ」と言う感じ。40km/h以下まで減速すればさほど大事にはならないが、80km/hくらいからの減速カーブは一定ではなく、Bペダルを踏み増したり緩めたりを試すことになる。幸いローターの波打ちを足裏に感じることは無かったが、恐らくこの状態はブレーキパッドの減りにも影響していたんじゃないだろうか。

廃棄された初代こと純正フロントブレーキディスク

交換したPDは、踏み始めにきちんと制動力が働き、その後の減速カーブも一定なのでコントロールが容易だ。サーキットを走り回るわけでもないので、地方都市の街中や郊外ならこれで必要充分である。恐らくダストも減ると思うので、引き続き時間をおいてレポートする。
MiTo・天国の影に地獄あり。アンプ搭載までの壮絶ドラマを追う!
| AlfaRomeo MiTo | 23:49 | comments(7) |
うはうはのオーディオ改造レポートをアップしたが、実はその影に聞くも涙、語るも涙のヒューマンドラマがあったのだ!←大げさ

今回のアンプ搭載改造のきっかけは、使っていないカーオーディオ用のアンプがあるからいらないか?という話を筆者がいただいたことだった。K店長とそのことを話していたら「メインユニットの内蔵アンプで鳴らす音と、別体アンプで鳴らす音では雲泥の差がありますよ」と、非常に夢のあるお話が次から次へ。6月末の車検時にそれの取付をK店長にお願いできないか聞いてみたら、快諾してくださった。このブログでは何度か書いているが、K店長ご自身が、これまでカーオーディオに湯水のごとくお金をつぎ込んでこられた、言わば「カーオーディオ地獄を生き抜いてきた漢(と書いておとこと読む)」なのである。その経験、含蓄、取付の技量たるや他を圧倒する。しかし、そもそもクライスラー・ジープ仙台の店長でありつつ、隣接するアバルト仙台・フィアット仙台・アルファロメオ仙台の3ブランド店舗の新規開店で忙殺されるK店長御自らに、こういう作業をお願いするのもどうかと思うのだが、ここは話の流れに乗るが吉である。

ADDZEST APA4200

7月5日(土)に満を持してMiToの引き取りに伺う。すでにアンプの取付やワイヤリングを済ませていたK店長に、最後の最後に必要な部品、RCA接続ケーブルを渡す。「正直、自分のMiToのよりもキレイに仕上がってますよ!!」というK店長のお言葉に期待は高まる。あおさん、RyouさんとABARTH 595など冷やかしつつ作業終了を待った。しかし結果は車検のレポートエントリーに書いたとおり。つまり接続はできず、音が出なかったのだ。

carrozzeria AVIC-HRZ088付属のRCA接続ケーブル。
5年前の納車時に受け取って以来、物置にしまい込んでいたので、
その存在をまったく思い出せなかった…!

なぜか。MiTo購入時に筆者が純正オプションとして選択したcarrozzeria AVIC-HRZ088本体には、RCAピンコネクタを使用したオーディオアウトが搭載されておらず、そのために前述の接続ケーブルが必要であった。つまりこれって変換マルチケーブルなのだが、内蔵アンプをスルーしたいわゆる「ラインアウト」だと思っていた出力は、なんとDSPユニットへの専用出力で、アンプへの直接入力ができない信号だったのだ!!K店長も一応つないでみて確認はされたそうだが、音は出なかったとのこと。

まぁ、確かにOnly for 5.1ch DSP UNITと書いてある

これが何を意味するか。選択はふたつしかない。ひとつは同ブランドのDSPユニットを別途用意し、メインユニットとアンプの間に接続する方法。もうひとつはアナログ出力を搭載したメインユニットに交換してしまう方法。しかし前者の方法は「できるだけ信号は加工せず、ピュアな信号をスピーカーに送り込む」というコンセプトでチューニングしてきた現在のシステムを根底から覆すことになり、筆者とK店長の選択肢にはなり得ない。となると「ユニット…、換えちゃうしかない、ですよねぇ…」となる。K店長と顔を見合わせてのこのびっくり展開を、隣で目をきらきらさせているあおさんとRyouさんに見守られ、ひとまず5日はもとのユニットを付け戻して引き取ってきた。

すごすご

車検後のMiToの仕上がりはごきげんなのに、音が出ないだけでこんなに凹むのか…。と書くと大げさだが、100点満点でなかったことは事実。隔靴掻痒とも言うべきこの事態をどう打破するか。実はかつて家人がフィアット プントに乗っていた頃に搭載していたアルパイン CDE-9871Jiというメインユニットが、家の物置に死蔵されていた。発掘してみたらまんまとRCAピンコネクタのアナログアウトが搭載されている。さっそくK店長に電話し、翌日6日(日)の午前中に再作業をお願いし、生まれ変わったそのサウンドについては冒頭のリンク先に書いたとおり。K店長、ありがとうございました。大感謝です!!
+ PROFILE
+ accesses since Dec.2009
+ RECENT COMMENTS
+ 「クルマで行きます」用語集
■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
+ CATEGORIES
+ LINKS
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< July 2014 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT TRACKBACK
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ OTHERS
このページの先頭へ