クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
じゃるさんレポート・我がMiTo、ひっそり佇めり
| AlfaRomeo MiTo | 20:36 | comments(16) |
関東から東北にかけて大気不安定の大雨が降っているが、8月のオフ会の下見にでかけようとしたヘンタイMiTo乗りの鑑、じゃるさん。さすがに本日の雨で下見を延期され、これまたヘンタイショップことアバルト仙台の偵察に行かれたそうである。

そこで発見、筆者のMiTo(笑)。


ちなみに右に置いてあるブルーのクルマは
以前代車でお借りした日産 (アユ)マーチ

これ

これからK店長によるプチ改造である。今週末には迎えに行く!待ってろ!MiTo!!

じゃるさん、写真ありがとうございました。
MiTo・車検からの帰還が決定
| AlfaRomeo MiTo | 18:48 | comments(0) |

2度目の車検作業終了の報が届いた我がMiTo。さていつ取りに行くか…。実は車検やその他の整備作業は完了したものの、クライスラー・ジープ仙台のK店長(MiTo乗り)のご厚意によるある改造作業が未完なのだ。K店長も迅速な作業を目指してはくださったのだが、折りも折り、このエントリーをアップしている6月28日はアバルト仙台、フィアット仙台、アルファロメオ仙台店舗の(ヘンタイ向け)内覧会なのである。内覧会の様子はあお師匠がさっそくレポートされているのでそちらでご確認いただきたい。ともかく、それら3ブランド店舗のある意味実質オープンみたいなもので、K店長はその前準備で忙殺されておられたのである。

さらに月末ということも重なり、K店長より「ちょっとお時間ください〜」とお電話をいただいた。ご厚意でやっていただくわけで、当方に異論のあるわけがない。そんなわけでおそらくMiToの帰還は7月5日(土)になるだろう。帰ってきたMiToでどこに走りに行くかもう少し悩めるらしい。昨年来宿題になっているあの峠道や、海沿いのあのあたりか…。まぁ天候にもよるのでガチガチにプランを決めてしまうのも良くない。楽しみである。
【再告知】クルマで行きますOFF会#7・8月23日に開催!
| OFF会・告知 | 10:54 | comments(11) |
主宰者の段取りの悪さや幹事の都合で、告知したものの開催未定となっていた「クルマで行きますOFF会#7」を、下記の要領で開催することと相成った。再びのご案内であるが、奮ってご参加いただきたい。

クルマで行きますOFF会#7・夏の東北クルマ旅
2014年8月23日(土)8:00〜
行き先:秋田県湯沢、横手、岩手県一関
スクーデリア宮城幹事・じゃるさん
山形ユナイテッド幹事・alfa_manbowさん

■概要
基本的に下道通行で高速は一切使わず、鳴子温泉合流集合、仙秋ライン(R108)経由で湯沢市内のR13に合流して湯沢市内、横手市内〜一関市を行く。

■集合場所
宮城・山形両県からの参加者が多いと見込んで、それぞれ集合場所を設け、宮城県側で合流する計画である。

スクーデリア宮城集合場所=葛岡墓園入口ロータリー脇駐車場
山形ユナイテッド集合場所=山形市内or尾花沢市内 

※前回参加された斎藤さんが新庄方面在住なのを考慮し、尾花沢市内も想定中。詳細は山形ユ幹事のalfa_manbowさんに指定していただく予定。

それぞれに集合した後は、R47の鳴子温泉付近のセブンイレブン鳴子末沢店(大崎市鳴子温泉末沢西12-1)で山形宮城両チームが合流の予定。各チームの集合地点から合流地点までの距離も、

山形ユナイテッド
(仮に)AR山形付近から尾花沢経由(156SWの斎藤さんの合流を想定)R47〜鳴子

スクーデリア宮城
葛岡墓園からR457で大和、大衡、色麻、加美、大崎市内を経由してR47〜鳴子

で、双方75〜80kmという想定。良い案配。また両幹事がみんカラアプリの「ハイタッチ」でお互いの位置をGPSで視覚的に確認しながら走行。スクーデリア宮城が先行した場合、あ・ら・伊達な道の駅で時間調整も想定。

■全行程と時間案
8:00 (宮城)葛岡墓園入口ロータリー脇駐車場集合
(山形)ハードオフ山形バイパス店駐車場集合(仮)
8:30 (宮・山)出撃
途中、時間調整あれば、
         (宮城)あら伊達な道の駅
         (山形)alfa_manbowさんに委託
10:30 セブンイレブン鳴子末沢店(宮城・山形合流)
11:00 出撃
12:00 道の駅おがち小町着(周辺にGSあり。給油等。駅内駐車場はいっぱいだと思うので、駅隣の野菜直売所に駐車します。)
12:30 出撃
13:00 横手市内で昼食(やきそば、とんかつ等)
14:00 出撃 R107 岩手K37 K236 R4
15:30 一関市着(駅周辺?)解散1
16:00 出撃 R457
17:00 R47合流点(解散2)
18:00 ミニストップ仙台泉福岡店(解散3)
18:30 R48およびR286合流点(解散4)


かなり走り重視の内容だが、たまにはこういうのも良いと思う。じゃるさんとalfa_manbowさんには本当に感謝申し上げる。と言う事で、コメント欄への書き込みをお待ち申し上げる次第。
プジョー 206SW:乗ってますます好きになる
| 試乗レポート | 11:48 | comments(7) |
2度目の車検で入庫したMiToの代車、プジョー 206SWが意外と楽しいぜという話の続き。


とにかくプジョー、イスが素晴らしい。ハッチバックモデル(HB)と比べてSWはよりセミバケットタイプに近く、おしりと背中のホールド感が極上である。以前少しだけ乗ったことがある207GTiのイスも素晴らしかった。さすがラリーフィールドで培われた戦闘性能!と唸ってしまう。今回の個体は素の206SWだし、代車だから無茶な運転は控えていることもあり、セミバケットシートはオーバークオリティでは?と思われる方もいるかもしれない。しかし、それこそ近所のコンビニに行ってくるわ!なんて場面ですら、できの良いシートの恩恵はあると思うし、筆者は実感している。長距離を走ってないので断定的なことは言えないが、疲れないし、何よりもクルマとの一体感が増す。いいぜえ。

この「クルマとの一体感」という意味では、筆者としては大変残念なことだが、薄皮一枚MiToより秀でていると言わざるを得ない。あおさんが206SWS16対MiTo QVでは、MiToは動作がワンテンポ遅れる…的な意味合いのことをご自身のブログやこちらのコメント欄に書かれていたが、認めざるを得ない。そしてこの差異は、同じ206でもHBモデルでは気付きにくく、SWでははっきりと感知できるレベルの差である。

逆アングル

それからイデアルの駐車スペースで206SWを受け取り、乗り込んだとたんに頬が緩んだ一件。カーオーディオ。SONYの1DINサイズのMDプレイヤー。当時のプジョー純正扱い。いやぁ懐かしい。筆者の307SWにもまったく同じものが搭載されていた。あれこれ調整しても決して良い音にはならないという(笑)。当時聞いていたMDをどこに片づけてしまったのか思い出せない。今夜にでも家捜ししてみるか。


純正の証!ブルーライオン鎮座!

一応中にも書いてある

もっさり過ぎるAL4と1.6Lガソリンエンジンのその後。AL4伝家の宝刀「スポーツモード」に入れてみたら、ようやく「普通」に加速できるようになった(笑)。しかし燃費はかなり悪化するはずなので、10kmくらい走ってOFFにした。渋滞中の初動などで、MiToでは考えられないくらいの車間距離(クルマ3台分くらい?)が生まれてしまうもっさり具合は、朝の渋滞などでは意図せず周囲には迷惑になるはずだ。仕方ないからアクセルを多めに踏んでそういうことが無いようにしているが。考えてみれば、昨今アイドリングストップ機能のせいなのか、初動が悪いクルマが増えましたなぁ、ご同輩。
【速報!】MiTo・2度目の車検費用は20万円オーバー!!
| MiToのメインテナンス | 21:10 | comments(8) |
本日イデアルさんより電話をいただき、さっそくMiTo2度目の車検費用の見積もり額が明らかになった。

205,000円

うー。18万円と勝手に考えていたがそれを上回った。しかし冷却水ホースから漏れだとか、ラジエターキャップやプラグが死んでるとか、サイドブレーキワイヤーブーツが左右とも裂けてたとか、まぁ来年10万km走破後にやらねばならない消耗品交換のいくつかが前倒しでやってきたと考えれば、実に順当な話である。

それに加えてガラス類の撥水加工や、持ち込みブレーキローターの交換工賃などが上記金額に含まれているのだから、よくぞその金額で間に合ったな、と言われても力なく頷くしか無い。

さらにメニューに乗ってない改造もK店長プロデュースで実施される予定で、その工賃ってどうなるんだろう、という不安もあったりする。

結論:仕方ない。
試乗レポート:プジョー 206SWの接地感は素敵だ!
| 試乗レポート | 17:14 | comments(2) |
2014年6月第3週に2度目の車検入庫をした我が家のMiTo。ドキドキワクワクの代車はプジョー 206SWだった。



プジョー 206SW
初年度登録 平成15年(2003年)
形式 GH-2EKNFU
原動機の形式 NFU
排気量 1.58L(ガソリン)
車両総重量1,425kg(前々軸重710kg 後後軸重440kg 車両重量1,150kg)
全長 403cm
全幅 167cm
全高 147cm

11年オチで約86,000kmを走行済み。素のモデルということもあり、この年数、距離数ではもはや売り物にならん、という判断であろうか。206についてはこのブログで散々褒め称えてきた&ダメ出ししてきたので、繰り返しその観点では書かない。ただし代車として借り受け、それなりの時間を過ごすことになる今回のSWモデルは、これまで何度か乗ったハッチバックモデル(以下HBと表記)とは明らかに印象が違う。今回はその観点で書いてみる。

借り受けてからまだ80kmくらいしか走っていないが、この206SW、HBよりも明らかに接地感が気持ち良い。AL4が気にならなくなる領域(と言う表現で察してくださいな)では、ひらりひらりとコーナーをクリアしていく。実際にはそれなりにロールもあるし、個体としてブレーキがくたびれているのでギャンギャン走るわけにはいかないが(いや、そんな走りは普段からしてませんけどね)、交通量の少ない道路なら、国道・県道・市道・農道、どこでも顔がほころびると思う。HBは鼻先だけで曲がっていく…と書くと大げさだが、今回のSWは前後の重心がより運転手側にあるように思える。


中古車サイトっぽい画像2枚

以前あおさんの本妻さんことSWのS16モデルを運転させていただいた時に伺ったのだが、SWはボディ形状の必然からリアに荷重が増えており、それが前後のナイスバランスを生んでいるらしいのである。206SWS16は307と同じ2.0Lエンジンを積んでおり、当然前荷重が(素のモデルより)増大する。それを打ち消すほどのSWのボディリア部分の重量増、そしてだからこそのめっちゃ気持ち良い接地感なのか…と変に納得したものだが、素のモデルでもある今回の代車でもその印象は(薄口ながら)はっきり感じられる。

接地感良好なもうひとつの理由と思われるのが、油圧制御によるパワーステアリングである。MiToの電制パワーステアリングの、しかもノーマルモードに慣れてしまっている筆者は、ズシッと重いその手応えに「うえっ!しんどいなー」と最初は思わされてしまったのだが、前述のAL4が元気になる領域では実にドンピシャ、自信を持って切り込めるアシスト量になるのである。改めてパワーステアリングはこれくらいのアシストが気持ち良いと思う。この適度に手応えのあるステアリングから得られる前輪情報が接地感の向上に役に立っていると思われる。

個体の問題かもしれないのだが、今回もAL4にはずっこけさせられている。AL4だけじゃなくエンジンももしかしたら非力なのかもしれないが、3速に入らないとまったく仕事をしてくれない。2,500rpm以下ではシグナルダッシュで軽自動車に置いて行かれる程の鈍足ぶりで、あまりのもっさり加速に「これ壊れてるんじゃないの??」と思ったほどだ(MiToのノーマルモードも人によっては壊れていると思うらしいが)。空気を読まないダウンシフトも相変わらず。

しかし回転が上がるのを辛抱して待ち、一旦速度が30km/hも出てしまえば途端に挙動が変わる。こうなると勝手に口元が緩んでしまう。これらのことから察するに、206SWのおいしい速度域は、恐らく80〜120km/hだろう。日本国内ではかなり限定的なお楽しみ範囲である。せめて206はHB、SWを問わずMTで乗って、エンジンとの対話を増やすしかない。


この件、書き続けると日本の交通法規についてのあれこれになってしまいそうなので、今回はこの辺で。また気付いたことがあったらエントリーしようと思う。
MiTo由来の要人に会う日曜日
| クルマにまつわる四方山話 | 22:42 | comments(5) |
これまでMiToが入院する度に「今回の代車は…」と、プール開きの小学生のように浮かれてエントリーをアップしてきていた筆者が、今回は書かないなと訝しくお感じになっておられる読者の方もおられると思うが、実は入庫した日には代車以上に心に残る件があったのだ。と言う事で、まずそっちの方を書く。

MiToを預け、午前11時頃にイデアルを代車で出発した筆者(と家人と娘)は、一路宮城県多賀城市のエンスー洋菓子店ピュイダムールへ向かった。本ブログコメント欄に時折降臨されるトーマスさんのお店である。到着したらお店は中々に賑わっていた。トーマスさんにご挨拶して、目的の「ガトー酒粕」以外に何を買うか早速吟味。どれも美味しそうなので迷う。店内をうろうろしていたら、トーマスさんが「こないだのオフ会の写真、大きくしてみたんですよ」と、奥からA4サイズに引き伸ばされラミネート加工された写真を持ってこられた。


ピュイダムールの駐車場を、ヘンタイグルマが埋め尽くしている写真である(1〜2台は入りきらなかった)。あの時は本当に楽しかったなぁと反芻するとともに、お店に伺うと事前に連絡していたわけでもないのに、どうしてこんな嬉しいことしてくれちゃうんだろうと大感激。感激しつつお目当てのガトー酒粕とチーズケーキ、それにお土産用の焼き菓子をざっくり一山という感じに買い物。

筆者のごく近しい人や、近所の行きつけ洋菓子店オーナーパティシエ氏と実は知り合いだったというトーマスさん。それだけでも驚くべき偶然だが、そもそもトーマスさんと知り合ったのは、単にMiToのオーナー同志だからなのだ。それが一番不思議だ。嬉しい不思議だ。

その先日のオフ会

あの日お土産にいただいた
アルミホイールガトーショコラ

「最近みんカラで、QVのトラブル報告が多いんですよね〜」と心配していたQVオーナートーマスさんのお店を後にして、我々はボルボカー仙台泉へ向かった。


ボルボカー仙台泉も混み合っていた。めでたいことである。今年の6月初頭で1周年を迎えたという。V40の試乗は1年前だったのか…。思ったとおりV40は仙台の街中にも増えてきた。V60、S60も増えた。しかしボルボカー仙台泉に伺ったのは、もちろんS店長にお会いするためである。以前タイヤ購入のやりとりで腰を痛めたことを伺っていたので、お見舞いがてら車検入庫の報告である。

秘かにピュイダムールの常連でもあるS店長、近日オープンする「アルファロメオ仙台」「アバルト仙台」「シトロエン仙台」の店長の座を後進に惜しくも譲ったと言う。筆者としてはどのブランド店舗にしても、S店長やK店長以上の適任はいないと思うのだが、会社の人事って難しいですね、と言わざるを得ない。ボルボカー仙台泉の繁盛ぶりを見るにつけ、S店長の(ヘンタイばかりでなく)非ヘンタイ顧客への対応は素晴しいと思うので、それらブランドの店長へ異動・就任し、ヘンタイに興味のあるイケナイ一般人をさらっと洗脳してほしいと思うのだが。さらに伺うとヘンタイ3ブランドの新店舗どころか、S店長の守備範囲は秋田方面にまで広がるらしい。「何とかなってます」という腰がロングドライブで悪化しないか心配である。なんかまた痩せてるし。

雨が降っていたこともあり、六丁の目イデアルでも泉でも中古車パトロールはお休み。しかしトーマスさんとS店長に会えてご機嫌な日曜日と相成った。

追記:ピュイダムールのガトー酒粕とチーズケーキは大変美味しかった。特にガトー酒粕、日本酒のほのかな薫りとチョコの絶妙な調和。また買いに行きまーす!
報告・アルファロメオ MiTo、無事車検入庫しました
| MiToのメインテナンス | 16:44 | comments(2) |
再掲

本日2014年6月22日、筆者のMiToが2回目の車検のために入庫。仙台市若林区の(株)イデアル、アルファロメオサービスフロントへ。

こんなややこしい書き方をしなくても、今月末には「アルファロメオ仙台」が復活するのだが、まぁそれはともかく。

今回の車検では

・フロントブレーキディスクローター交換
・フロントガラスと左右ドアガラスの撥水加工
・オイルとオイルフィルターの交換
・足周りの一般点検

を別メニューとしてお願いした。マフラー交換はひとまず見送り。無念。7月初頭には帰ってくる予定。代車レポートは改めて別エントリーで。
MiToを運転する醍醐味
| AlfaRomeo MiTo | 21:40 | comments(2) |
カーブに進入し離脱していく時のクルマの挙動は、直線での加速と並ぶ「クルマ評価の重要軸」だと思う。我がMiToのくたびれている足周りは、それが功を奏しているのか、カーブへ進入摺る時も離脱する時もあまりロールしない。MiToに乗っていて良かった、楽しい、と心底思うのはこういう時だ。もちろんテクニック云々という話になると、あまり自慢できるものは無いのだが、MiToのおかげで「すばやい進入・すばやい離脱」ができていると思う。

こういう挙動が担保されているからこそ、もう少しおっとりした乗り味のクルマがあってもいいよな…と思えるのであって、おっとりしたクルマがファーストカーでは、やはり、と言うか、もはやダメなのだ。

例えばこれ、プジョー 407SW。
できれば3.0L V6。
プジョー内製最後のV6、燃費なんざハナから無視!
どうせたまにしか乗らないし(笑)
足周り・足さばきから考えるMiTo QV、TCT、1.4T Sport
| AlfaRomeo MiTo | 23:08 | comments(12) |
もはや90,000kmを超えた筆者のアルファロメオ MiTo。間近に迫った2度目の車検でフロントブレーキローターの交換が実現する。驚くなかれ、90,000km走ってフロントブレーキローターの交換は初である(一度研磨はした)。よく持ったもんだ。今回の車検で手を入れるのはブレーキだけだが、本当はいわゆる足周り、具体的にはダンパーやスプリングもそろそろ限界であろう。漠然としてはいるが、いずれ手を入れたい部分である。

現在は純正ダンパーとアイバッハスプリングという組み合わせ。アイバッハに交換してからでもすでに5万km近く走っているはずだが、乗り味という意味では特に不満が無い。いや、突き詰めて行くと、MiToの足周りの正解がよくわからない。そもそもフィアット グランデプントの派生車種であるMiToの日本仕様は、現地での設定では最もスポーティーなものと同じで、特に17インチタイヤ自体がシャシーに対してオーバークオリティなのではないか?という疑念は早くから持っていた。


だが大元のグランデプントのホットバージョンたるABARTH グランデプントもサイズは17インチだが、MiToのような暴れ足だという評価は聞いた事が無い。如何にABARTH グラプンが後出しだとは言え、チューニング次第ではMiToよりもより成熟した足さばきを実現できるのだろう。逆に言えば、MiToの足周りは相当気合いを入れてチューニングしないと良くならないのだと思われる。それでもQVは実に素敵な乗り味だった。試乗した時のショックは今も忘れられない。初めからこれで出してくれよ!と心底思った。

もはや国内新車販売無し

またMiToのラインナップ上の後発にあたるTCT版(そして今ではTCT版しか無いが)では、1.4T Sport(以下1.4TS)とQVの中間くらいの味付けになっていて、これはこれで納得したのも事実である。電制ダンパー搭載と引き換えに、エントリーモデルでも20万円くらい価格が上がるのでは、ベイビーアルファ=アルファロメオエントリーモデルの役割を充分に果たせないだろうから。筆者の1.4TSの純正ダンパー+アイバッハスプリングの組み合わせはこのTCT版に近い印象で、実現にあたってリーズナブルなのも大変好ましい(笑)。5万km走破後の現在ではずいぶんザラついた刺々しい乗り味に劣化しているが(毎日乗っている身としては、実際そんなにひどいとは思っていないが、きっと劣化しているのだろう)、チューニングの方向性としては間違っていないと思っている。

今回は見送るものの、その足周りにいずれ手を入れることは間違いないわけで、参考の意味でTCT版ダンパーなどの部品が1.4TSにも取り付けられるかK店長に聞いてみた。すると意外な真実が…!なんと1.4TSとTCTのダンパーは同じものだそうだ。驚愕。TCT版では特にリアの暴れ方が良い具合に丸められていたので、てっきり違う部品だと思っていた。ヨーロッパ車特有の年次改良で部品自体がアップデートされたとばかり思っていたのである。

ではなぜ1.4TSとTCTでは乗り味が違うのか。K店長の想像ではフロントに搭載されたTCTギアボックスの重量が、良い方向に作用しているのではないか、とのことであった。6MTとTCTのギアボックス単体の重量差がどれくらいあるのか、筆者は知らないが、同じ部品で前後重量配分が変わるだけでこうも乗り味が違うとは素直に驚きである(今度のオフ会でじゃるさんに車検証を見せていただこうかな)。ともあれTCT版のダンパーを積めば乗り味も改善されるんじゃないか?という淡い期待は木っ端みじんに砕かれた。時間はあるのでもう少し悩むとしよう(実はここが一番楽しい)。
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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