クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
「シャア専用オーリス」?:お客をナメるな!という話
| クルマにまつわる四方山話 | 19:03 | comments(15) |
クルマのキャラクター作りというのは難しいものだとつくづく思う。基礎能力(走る・曲がる・止まる)がバランス良く高次元にまとまっているだけでは「訴求」するレベルまでは行かないようだ。まっとうな基礎能力を彩るのはブランドヒストリーだったり、魅力的な外見だったり、基礎能力とは別の特別な能力(例えば低燃費)だったりする。でもこの「基礎能力+それ以外の彩り」という優先順位は大切だと思う。即ち基礎能力があって初めてその上にプラスアルファを乗せられるのだ。先に例として挙げた要素が先行して「売り」になっても困る。

だがトヨタのとほほ物件、オーリスがやらかした「シャア専用オーリス」はまた少し違う。これこそトヨタが客をナメテイル証拠だと思う。個人的にはオーリスそのものは高次元でなくとも、少なくとも低次元のクルマでは無いと思う。だが「常識にケツを向けろ」というコピーで2代目を売り出した当初から、クルマの成り立ち以外にも、どうも色々なことを間違っているように思う。トヨタ車で常識にケツを向けているクルマなどあるわけがない。面白いクルマが欲しいと思っているヘンタイにはケツを向けているが…。

PACIFIC RIM吹き替え版の池田秀一は素晴しかったが…

そのクルマの持つ本質とリンクしたコラボレーションなら納得が行くし、魅力的だと思う一定数のユーザーもいるだろう。そもそもカローラの派生車種であるオーリスに、シャア専用と称してあれこれ小手先のデコレーションを施しただけの限定車を、ガンダム世代のおじさんが買うと思っているのだろうか。ヲタクもずいぶんナメられたもんだ。
Focal 165CVX、ユニット交換
| パーツ/グッズ | 13:22 | comments(13) |
K店長にも相談したりあれこれ検証を重ねてきたが、我がMiToの右ドアに付けたオーディオスピーカーFocal 165CVXは、やはりユニットがご臨終であると判断せざるを得なくなった。予てより取り寄せていた同品とセルフ交換を行うもの也。

それぞれのネジのテンションがばらばら(笑)

ユニットの裏側は意外と汚れていた。
半年くらいしか経っていないのに…

防振材と思われるシート

ネットは未開封のままにしてお片づけ

NGユニットにはちゃんとマーキング

なんとステッカーが入っていた!
前のパッケージにも入ってたのかなぁ

交換後、さっそくエージングのためにツーリングに行ってきた。ラウドネスは当然OFF。EQもフラット。意外にもあまり変化が無かった(笑)。EQをフラットにしたことで高音域がやや鈍った気もするが、窓を開け放し大音量で聴いている限りそれもあまり気にならない。むしろ低音域がビシッと真っすぐ耳に入ってくるのはやっぱり快感である。と言うかやはりこのユニットは中々に実力派である。Focalのレファレンススピーカー、改めて欲しいなぁ。エージングは前回の例に則れば約1ヶ月ほどかかるはずだ。
試乗記・プジョー 208GTi:エスプリの利いたアスリート
| 試乗レポート | 08:53 | comments(2) |
プジョー 208GTiに試乗してきた。当然筆者も大絶賛である。208自体はすでに発売からかなりの時間が経っているし、特別モデルとは言え単なるちょい乗り試乗である。しかし嬉しい収穫がいくつかあったことも事実。試乗直後にはツイッターに「買わない理由が見つからない」と書いたが、まずは敢えて「買わない理由」を考えてみたい。


NG1.地味なルックス
丁度時を同じくしてリリースされたルノー ルーテシア、VW ゴルフ7、メルセデスベンツ Aクラス…。どれもこれも押し出しの強いフロントと全体像を持っている。その点今や208はフィアット プント並みに「輸入車らしからぬ」端正で匿名性の強い印象になってしまった。国産車から輸入車へスイッチする人は、ある程度「国産車に無いアクの強いルックス」にも魅かれるだろう。通好みという評価は耳に届くまい。

NG2.ナビが無い
タッチ式大型ディスプレイにインフォテイメント系表示と操作の大部分を担わせたため、逆にそのシステムへの依存度が高い。結果インダッシュナビのポン付け不可という状況になっているのに日本国内向けのナビシステムがリリースに間に合わなかった、だけでなく未だに搭載されていない。試乗に同行してくれた営業氏はポータブルナビを薦めていると言うが、2013年の日本でナビレスの新車を買う人がどれくらいいるだろうか。インポーター、メーカーの奮起を促したい。

NG3.乗り降りが不便
2ドアである。定員5名とは言え後部座席へのアクセスは良くない。極端な話、お年寄りを病院に連れて行くなんて場合には乗り降りだけで一苦労かけてしまう。

けっこう真剣に考えたのだが、どうしてもこれ以上のネガティブポイントを見つけられない。そもそもヘンタイにとってはこれらは障害にすらならない。208GTiは素晴しいクルマである。各要素を褒め称えることは容易なのだが、それらを総合するとつまり「挙動に濁りが無く、どれもこれも生理的に気持ち良い」ということになろうか。曲がりたいだけ曲がり加速したいだけ加速し、止まる時にはきちっと止まる。重要なのは「思った以上に」という感想が生まれないこと。運転手が望み、実行した時に、予想通りの反応を示す。いや、加速だけは予想以上だったか。思った以上によく曲がるとか加速すると言うのは、実は生理的には負荷がかかっている状態だとも言えるわけで、慣れればどうってこと無いと思いたくなるが、チリも積もれば山となる。これは高級な筆記具などについても同様の感想が生まれると思う。

今回改めて気が付いた(GTiに限らず)208の美点は、内装が早くもアップデートされている点である。Aピラーの内装だけがずば抜けて実におもちゃっぽかったのだが、もはやそこには手が入れられている。予備タイヤはエマージェンシーなどではなくアルミホイールを履かせた17インチの同等品だった。シートのホールド感は相変わらず最高だし各種ユーザーインターフェイスの操作感も気持ち良い。唯一ハンドルだけはもっと長い時間乗ってみないと判断できないが…。ともあれ以前運転させていただいたあおさんの206SW S16の「機械!機械!機械!」という嬉しさではなく、電子制御によって理知的に研ぎ澄まされているという実感がある。

改めて営業氏に聞いてみると、購入者が追加するオプションはせいぜい照明系とポータブルナビ程度で、それにボディコーティングなどを乗せてもせいぜい350万円程度の購入金額で済んでしまうという。208GTiは買ったら余程のことが無い限り手放せないだろう。それは間違いない。

プジョー公式サイトより

と言うようなことを試乗後にK店長と話していたが、MiTo乗りの我々の結論としては「でもMiToからは乗り換えないよね〜」という身も蓋もないものだった(笑)※。それは良い水で作った吟醸酒のような208GTiと発泡にごり酒的なMiTo、と言い換えられるかもしれない。MiToの楽しさに慣れてしまうと、極限まで澄んだ吟醸酒のような208GTiの良さも「旨いんだけどね〜、もうちょっとキックが効いてる方が、呑んでて楽しいんだよね〜」となってしまう。もちろん確かに吟醸酒系の乗り心地じゃないと真の楽しさに気付けないような峠道もあるとは思う。以前208シエロの試乗記を書いた時には「上等の白米と味噌汁」と評してみた。毎日何気なく上質を味わっていると、ある日知らぬ間に高みにいることに気付くという意味で書いた。その印象はそのまま208GTiにも当てはまる。

しかし日常のあれこれでパ〜ッとわかりやすくハッピーになれるのはMiToだろう。それは両車のエクステリアを見比べるだけでわかってしまう。アルファロメオのカッコつけ具合は、残念ながらフランスのエスプリとは別種のものなのだ。

※ちなみにこの結論が出た後は、炎天下でひたすら159セダンのドレスアップの話をしていた(笑)。159の3.0モデル、欲しい欲しい欲しい。
※2013.08.25.追記 両車の印象についてを書いた文章を少しだけ推敲した。吟醸酒と発泡酒のくだり。大意変わらず。
別荘と本宅
| AlfaRomeo MiTo | 23:55 | comments(9) |
先日家族旅行とて岩手県・花巻に出かけてきた。一行は5人なので必然的にシトロエン DS3で行くことになる。特にこのブログに特筆すべきトラブルも無く、快適なドライブだったのでエントリーしなかった。強いて言えば定員フル乗車でエアコンをオートにしておくと牛のようにしか加速してくれなかった…(笑)と言う程度である。

3日間DS3にばかり乗り、帰宅してMiToに乗ってみると、やはりホッとするのである。如何に対DS3比いがらっぽくて刺々しい乗り心地だったとしても(笑)。先日イデアルを訪れた際、たまたまK店長が駐車場付近におり、国道からの段差を乗り越えて駐車場に停めた我がMiToに近づいて開口一番「硬そうなクルマですね〜(笑)」(発音としては"かったそうな")。もちろん自分でもそう思う。が、3日ぶりに乗るとホッとする。4年を経過してもなおMiToに「おいおい、もうちょっとイケるでしょ!」と煽られる気がするのである。

DS3の乗り心地に満足できないのではない。どっちも良いのだ。純正シトロエン足のDS3もローダウンスプリングを履かせたMiToもどちらも必要なのだ。それは丁度今回の温泉旅行のようなものだ。素晴らしい味わい深い温泉旅館に泊まることができた。もっと泊まっていたい。しかし家に帰ってくるとなんだかんだでホッとしてしまう。良く眠れるのだ。差し詰め筆者にとってDS3は別荘のようなもので、本宅たるMiToとうまくメリハリが付いているということだろう。2ドアハッチバック、しかもイタフラ車2台体制なんて言う実に馬鹿げた組み合わせだが、なんとラッキーなことか、としみじみ思う。

友人の父上が、やっぱりゴルフ7を買うらしい
| ココロ惹かれるクルマ | 00:00 | comments(5) |
久々の「友人の父上が」シリーズ。シリーズ化していることがすごい。

結論。ゴルフ7。発注済みで11月納車だと言う。大変めでたいことであるし、ゴルフ7を買って大損こいた!ということにはならないだろうから、人生初の輸入車として選んでも問題になるどころか鉄板の太鼓判物件と言えるし、豊かな輸入車ライフの幕開けになるだろう。


思えばこのシリーズ、本文でもコメント欄でも無責任かつ能天気にあれこれオススメ車種を考えてきたわけだが、改めてゴルフ7の完成度の高さ、隙の無さは際立ってるなぁと思わざるを得ない。筆者が想像するに、これまで国産車しか乗ってこなかった輸入車初心者がゴルフ7を購入した場合、まずは足周りを中心にしたソリッドな挙動そのもので満足を得られると思う。それだけでも充分違いを実感できると思う。その上でエルゴノミクスに配慮されまくって、しかも組み付け精度の高い内装がジワジワ効いてくると思う。やはり運転中一番目にし、しかも触っているところなのだから。それらが渾然一体となったころ(購入から1ヶ月後くらいか?)、「オレ、良いもの買ったんだなぁ〜〜〜」とさらにニヤケが促進されると思う。

筆者が輸入車地獄に落ちたのはプジョー 307SWで、足周りの挙動に試乗一発でヤラレテしまったクチである。納車後半年でAT全交換とかリコールとか、「こ、これがイタフラ車クオリティかっ・・・!」というジェットコースターのような約数年を過ごしたが、「でもこの乗り味のためなら仕方ないか」と思える出来だったのだ、307SWは。こういう経歴だからか、全体的な完成度よりも、とにかく「突き抜けたある一点」を重要視する傾向はあると思う。そこで「なんか輸入車のオススメある?」に対して、「ジュリエッタもいいけど、メガーヌとか208GTiなんか、良さそうだよ〜」となってしまう。

懐かしや、発売直前にアルファロメオ仙台泉に
ベールされていた頃のG

メガーヌRS

208(に座ってゴキゲンな筆者)

要は本当に「クルマの運転を楽しみたい!」と思うなら、実用性なんてダサい単語を出してくるんじゃねえっ!という話である。結果論かもしれないが、ファントゥドライブなクルマは小さかったり定員が少なかったり、荷室が狭かったりする。そこは「走り」のためにあきらめろよ、ということである。ところがゴルフ7(に代表される売れ筋輸入車)はそこを実にうまく両立させているように見える。人も乗れるし荷物も積める。その上走りは硬派で室内は上質。さらにそんな物件が250万円から売っているのである。

ジュリエッタ、良いところまで行ったんだけどねぇ。後出しジャンケンでこういうタマを出されたらもう勝負になりません。

友人には納車されたら試乗させてね〜と言ってみた。その前にディーラーにでも行ってちょい乗り試乗を済ませておこうと思う。
サービスキャンペーン(不具合対策)のお知らせ
| CITROEN DS3 | 17:05 | comments(10) |
プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社パーツ・サービス部より唐突に封書が届くの巻。曰く「お客様にご使用いただいておりますシトロンモデルの一部の車両におきまして、日本国内における電波法の認証を取得していないオーディオ入力装置(USB-BOX)からブルートゥース電波が発射されることがあり、電波法に抵触するおそれのある事がわかりました。

無償で交換作業をしてくれるそうだが、このUSB-BOXとはサイドブレーキの脇にあるUSB(A type)端子のことであろうか。よくわからんが交換してくれるってんだから行くか、プジョー仙台。しかもシガレットライター、通電してないし。これも合わせて見てもらおう。

EDO M/T Sessions#7「ぐるっと一周・牡鹿半島ツアー」
| EDO sessions | 07:30 | comments(4) |
久しぶりにEDOセッションを実施。今回は牡鹿半島をぐるっと一周してきた。EDOについては欄外の用語説明を参照のこと。

仙台在住の免許取りたての若者にとって、山形、石巻、七ケ宿あたりは格好の「オレもクルマが運転できるようになったんだなぁ〜」と実感できる地である。中でも牡鹿半島、特に筆者が免許を取得した頃(なんと27年前である)には「コバルトライン」という有料道路(今は無料化された)があり、距離も手軽で、かつ魅力的な「度胸試しコース」だった。仙台の若者みんながみんなそうだったかどうかはわからないが。かつて毎年正月に我々EDOメンバーでコバルトラインを走るのがお約束になっていた時期がある。当時は1台にみんなで乗って、わいわいやりながらのドライブだった。つまり今回のEDOセッションはBack To The Basic、初心に帰るがテーマである。裏テーマとして思い出の彼の地の震災による被害状況を知ることと、個人レベルでの被災地支援=買い物などである。


朝6時にデイリ−ヤマザキ仙台今市東店に集合。約1名が集合時間に起床する、別の約1名が朝飯を買い過ぎて腹いっぱいになってしまうなどのトラブルが発生したが、無事に出発する。お盆休み最終日ということで混雑を予想して早朝に集合したのだが、通称「利府街道」は、にも関わらず随分な交通量である。ではあったのだが、最初の目的地「宮城県慶長使節船ミュージアム(サンファン館)」に到着。晴れているがまだそれほど暑いわけでもなく、海風が非常に気持ち良い。サン・ファン広場で海を見つつ今後のコースを検討する。

支倉常長が当時航海した帆船を再現した
サン・ファン・バウティスタ号を
係留・展示している。
ちなみにサン・ファン館自体は
津波被害のためいまだ休館中

本日のメインイベントのひとつは鮎川にできた「おしかのれん街」なる仮設商店街にて買い物+食事をすることなのだが、この時点で朝の8時。このまま反時計回りに牡鹿半島を周り始めたら、どう考えても開店時間よりも相当早く到着してしまうことは明らかだ。よって一旦女川町まで走り、時計回りに攻略することを決定した。今回コバルトラインは走らず、海沿いの小道をなるべく地形に沿って走破する。

さて女川港を経由して牡鹿半島へ。筆者はもう20年くらい前に一度走った事があるきりだったのだが、こんなに楽しい道だったのか!!アップダウンと適度な道幅のワインディングが延々と続く。フロント側がそろそろスリップサインに近づいてきたマランゴーニMythosがスキール音を出すが、ペースを落とせない。これ、誰か映像で撮ってくれないかな〜!・・・とこの世の極楽のように描写してみたが、実は東日本大震災の影響からか、道中、ガードレールなど海側の法面はほぼ全域に渡って何かしらの工事中だし、再舗装工事区間、つまり砂利道区間も相当あった。また凹凸も場所によっては激しい。筆者は何度もアンダースポイラーをザリザリ言わせてしまった(下手したらリップスポイラーも苛めたかも)。従って万人にオススメするものではない。


海水の透明度がすごく高い!

途中いくつかの浜に立ち寄った。筆者以外のふたりは釣り仲間として牡鹿半島にはよく訪れているようで、かつひとりはダイバーでもあるので、この辺の小さな浜もよく知っているのだ。おかげで素晴しい景色をいくつも見る事ができた。そのうちのひとつ小竹浜では地元と思しき方が観光客の捨てたゴミに憤っておられた。見れば細々したものだけでなく、破損したキャンピングテーブルまで置き去りにしていた。丁度我々と同じタイミングで海水浴に来たらしい若者たちといっしょに我々も秘かに憤る。震災以来近辺の漁師の多くは移住を余儀無くされ、震災前なら歩いて30秒だった「おらほの浜」まで女川や石巻の仮設住宅から通って来て仕事をしているのだ。百歩譲ってその事情を忘れたとしても、自分の生活の場、仕事場をよその人間に汚されることがどういうことなのかわからない愚鈍な人間が多いということに腹が立つ。さらに言えばこんな小さな奥地の浜に来るのは恐らく地元、あるいは近郊の人間であろう。同じ震災被害者がこんなマナー知らずなことを…と思うとさらに腹が立つ。もっともスキール音を鳴らして楽しんでいる我々も、彼の地の人々の生活道路で遊んでいるよそ者に過ぎないのだが…。



さてその先にある女川原発を通り過ぎた我々は最終的に道に迷うことになる。迷うもなにも一本道なのだが、それこそ小さな浜への分岐点など、小さな分かれ道は多い。また改修途中の道もあり、ナビもここぞと言う時に役に立たなかった。おまけにいざと言う時の頼みの綱、コバルトラインは途中から通行止めになっていた。あらら。どうしようかな〜と進んだ我々は、なんと鮎川に抜けてしまう。せっかく時間稼ぎに遠回りしてきたのに!頃は10時。念のためおしかのれん街に立ち寄ってみたが、数件のお店が開いているものの、飲食店は当然仕込み中である。それに腹も減ってないし!

ここでもうひとつのメインイベント候補であり懸案だった「金華山渡航」を実施することとした。金華山は牡鹿半島の東に位置する離れ小島で、鮎川港発の海上タクシー(大人@3,000円:往復)や定期観光便を使えば15分程で渡れる。金華山神社に3年連続でお参りすると家が建つという(金持ちになる、だったか??)。当然行きますよね、これは(笑)。船で海上を疾走している時は海風が最高に気持ち良かったのだが、島に渡ると日陰も少ない灼熱地獄である。今回の道行きは全員がノーエアコンで走破したこともあり、ひとりあたりの水分補給良は並大抵ではない(笑)。話が逸れた。金華山神社の境内まで行けば大きな木々も多く、標高が高いこともあって少しは涼を得られたが…。それにやはり神社の境内というのは、我々のようなものでも厳かな気持ちになるものである(笑)。心頭滅却にはほど遠いが、そういう効果はあったかもしれない。

寝坊した約1名と朝食を食い過ぎた約1名。
海上タクシー船内にて



金華山と言えば野生の鹿

鮎川港に戻ってきて念願の12時過ぎ。行くぜ!おしかのれん街



お目当てはここに入居している黄金寿司というお店である。「お好み」で親方の腕が上がらなくなるくらい握ってもらうぜ!!という意気込みでのれんをくぐったのだが。残念ながら日曜日は「海鮮丼」しか提供していないという…。考えてみれば仮設店舗での営業、仕入れなどに不透明な部分は多いだろう。増してやこの時期、市場も通常スケジュールではない。ともかく郷に入っては郷に従えで、二種ある海鮮丼のくじらとうに入りの方をお願いする。当然大盛りである。うまかった。ちゃんと握ってもらえる日に再訪を誓う。


さらにあれこれ買い物をして残りの区間を走破すべく走り出す。ただ鮎川まで来てしまうとそれほど進めるものではない。コバルトラインの突端まで行ったものの、昔あった展望台などは重機が停まっていたり資材置き場になっていたりで様相も変わっていた。仮設住宅も多い。このあたりですでに帰路。あとは海岸沿いをゆっくり走り、朝最初の休憩ポイントだったサン・ファン館まで戻った。



この後R45を中心にひたすら仙台市内へ走り、仙台港付近のコンビニで解散。次回は11月9日と決定。さて、どこへ行こうか。

そう言えば塩釜でも買い物した

コバルトライン終点付近にて
金華山を望みつつ


※写真はメンバーが撮ったものも含めているがクレジットを省略した
RESONANCE
| パーツ/グッズ | 22:15 | comments(7) |
K店長に音が歪んでいる右ドアスピーカーの音を聴いてもらいにクライスラー仙台を訪れた。筆者の顔を見るなり「(ブログ)読みました」と店長。まったくもって恐縮である。早速音を聴いてもらい3秒で「あ〜、歪んでますね」。

1.本当にユニットが逝っているのか確認
接触不良の可能性を潰すために一旦ユニットを外し、接続端子を磨いてみた。

2.再度ドアに戻してみる
あれ?なんか歪まなくなった?ネジを締めつけつつ店長突然「もうひとつ太いネジ持ってきます」。「???」

3.ネジを1本替えてみる
なんと音が歪まなくなった!!店長曰く「ネジ穴がちょっと大きくなってたみたいです」。つまり右ドアスピーカーを留めていたネジのネジ穴がゆるんだためネジが共振していたようだ。ちょっと様子を見てくださいという店長にお礼を言って(かつプジョー仙台のUさんにDS3のオイル漏れ疑惑について少々お話を伺い)、クライスラー仙台を後にした。帰り道、わざと低音がブイブイ言う音源をあれこれ聴いてみたが、歪まないじゃないですか!!いえ〜!!キックドラムの定位がはっきりするのって気持ちいいな〜、などと30℃くらいの夕暮れの中で大音量で音楽を聴いていたのだが、信号待ちの時にやっぱりちょっと歪んでいる気配もあった。窓全開で聴いていると、500Hzくらいから下の帯域の歪みってロードノイズなどでかき消されるのだ(笑)。

結論から言うとどうもユニットがやはり死んでいる疑惑は払拭できないのだが、明日から2日間、MiToに乗る事ができない。さて今週半ばに改めて聴いてみてどうなるか。
ほどほどのクルマ・MiTo
| AlfaRomeo MiTo | 10:46 | comments(9) |
無事に3回目の12ヶ月点検が終了し、即ち購入から4年を経過したことになる我がMiTo。総走行距離が74,000kmを超えて、現状大きなトラブルも無く日々元気に走っている。本当なら10万円以上かかる板金修理であちこち傷めたボディの修復をすべきなのだろうが、走りに関係ないところに大金をかけるよりも、乗り味に変化がある投資をしたくなってしまう。まぁ冷静に考えてダメオーナーである。

家人のDS3を運転すると、たっぷりストロークする足っていーなーと思ってしまう。その代わりローダウンスプリングを仕込んだMiToに比べると、ロール量は多いし揺り戻しもあるし、結果的にコーナリングのマナーはお上品になってしまう(当社比)。4ATのおかげで街中の加速マナーもおっとりしたものになりがち。同乗者に優しい運転が容易であり、「キビキビと小気味よい運転」をあきらめるならDS3(のシック)は素晴らしい選択肢である。

で、自分のMiToの性格はその逆ということができる。そのことに不満は無いが、MiToに装着可能な切れ味の鋭い、しかししっかりストロークするダンパーとかスプリングってのは無いのだろうか。以前K店長が装着していた某B社の車高調ダンパーは約4万キロで完全にヘタってしまったと言う。「まぁBはいつもですけどね」とK店長はすっかり解脱しておられたが、それはまた短寿命、いや「短」は言い過ぎか。中寿命な品物ではある。

日本導入のほぼ最初のロットを購入した筆者は、MiToのアフターパーツがほぼ無い!という状況を長く経験したおかげで、今もそういう状況であると錯覚しがちである。が、多分それは調査不足なのだろう。もっともそうそう高価なものは買えないし、一点豪華主義は不釣り合いな気もするのだ。ユニクロのTシャツ姿にフェラガモの靴を履くようなもので、「クルマの仕上がり」として美しくないように思う。ほどほどが結局一番じゃないのか。そもそもMiToがほどほどのクルマなのだから。
MiToで行く!熱風、まさに熱風ひとりツーリング2013
| その他のツーリング・夜活など | 17:20 | comments(2) |
ふと気が付いた。まだしも涼しい午前中は家でグダグダして、耐えきれないほど暑くなる午後になったらツーリングに出かければ良いのではないか!!ステキな思いつきを即実行。水辺を目指すとより良いか?ということで、釜房ダムへひとりで走りに行くもの也。

もう気温が何度なのか気にしてる場合じゃないが、取りあえず昨日の村田町への往復でイヤになったので、今日は頑張ってノーエアコンで走りきる所存。R48の熊ケ根鉄橋手前から秋保温泉へ抜け、R457を川崎町まで走破。

秋保から川崎へ抜けるR457部分の秋保側入り口

その途中の熊野神社。
フロントホイールだけ汚いのが一目瞭然ですね。
EBC、効きは最高なんだが…

釜房ダム湖畔

釜房ダムまで来ると、昨日の往復で思い出せなかったあの道、MiTo OFF#3の際あおさんの後を付いて走ったナイスなワインディングを探す旅に再挑戦せざるを得ない。菅生サーキットまでの道は思い出しつつ走れた。

メインゲート、第2ゲートを通り過ぎて
岩沼へ向かう途中

この先がよくわからない。最終的には岩沼市内に抜ける道なのだが…。あちこち迷ってこっちはこっちでステキな山道を走ったが、結局消化不良。あれはどこの道だったんだ…。

迷った挙げ句拆石神社に着いてしまった


最後は葛岡墓苑に寄って友人の墓参りをして帰ってきた。そして最後までノーエアコン!連日の晴天で湿度は下がっているようだ。でなきゃこんな蛮行、できるはずがない。みなさん良いお盆を。

MiToの外気温計って平気で41℃とか表示しますよね
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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