2013.05.29 Wednesday
中古美麗物件をながめて思う
MiToが不動車になるまで乗ると心に決めた筆者ではあるが、ではもうクルマは買わないのかと問われれば、それは全く違うと答えざるを得ない。MiToのローン支払いが終了したら、即座に「さらなる1台」を購入するつもりである。ローンの完済までまだ数年あると言うのに、筆者は暇を見つけてはネットで中古車パトロールを行っている。 玉石混交の中古車市場の中から、雑誌などでは極上の物件を紹介するコーナーなどがある。ビカモン、バリモンというヤツである。たいていそういう物件は内外装とも美麗・程度極上ということになる。「走行1万1千km、ワンオーナー、ガレージ保管の奇跡の1台!」とか、読んでるだけでヨダレが出てくるのだが、ハタ、と。 お金のことは相変わらず不如意だが妄想だからその辺は置いておいて、自分がそういう極上品を手に入れたとしたらどうか。ガレージが無い。だから風雨に晒すということになる(MiToもDS3もそうなんだけど)。手に入れれば嬉しくて乗り回すだろうから、傷もつけるだろう。自分にとってのクルマは「実用の道具」という側面が大きいので、そこは仕方ないと自分の中ではあきらめられるものの、やはり後ろめたい。 何に、誰に対して後ろめたいかと言えば、そうやって大事に扱ってきた前オーナーに、それを引き取って販売した業者さんに後ろめたい。買ったクルマをどう扱おうが現オーナーの勝手という理屈はもっともだと思うが、クルマが好きなら必ずしもそうとばかりも言えまい。7年オチ、11万km以上走った307SWを手放す時でさえ、次のオーナーにかわいがってもらえるよう祈らずにはいられなかった。今でもオーロラグリーンの307SWを見かけると「あぁ、あいつは元気かなぁ」と思う。 現実にはガレージ保管なんて夢の又夢なので、風雨に晒しても心が痛まない程度の、もっと言えば2年でしゃぶり尽くせるくらいの中古車のパトロールは続く。数年後にシトロエン C5ツアラーがどれほど値落ちしているか今から楽しみである。 |