クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiTo・ナゾの破片現わる!
| AlfaRomeo MiTo | 09:49 | comments(11) |
今朝MiToを動かす時に助手席フロアにナゾの破片を発見!


明らかに破片!でもあちこち見てみたが破損個所を見つけられず。蓋のラッチ部分の爪っぽいのだが、助手席付近のラッチと言えばグローブボックスくらいしか思い浮かばない。もちろんそっちは無事。アームレストも無いしなぁ。
シトロエン DS3、あれこれやってさらに課題!
| CITROEN DS3 | 21:52 | comments(0) |
家人のシトロエン DS3のタイヤをスタッドレスタイヤに交換した。その際気になるあれこれに手を入れてもらった。プジョー仙台にて。総走行距離31,556km。

・AL4、冷間時、1速から2速にシフトアップする時にゴリっというショックがある
メカニックさんがぐるっと一周してくるも症状再現せず。まぁ冷間時じゃないから仕方ない。あまり例の無い訴えのようだ。確かにある意味日本にAL4はごまんとあるわけで、トラブル例は豊富に出揃っているはずだ。プジョー仙台のUさんによると、対策は3つ。

1.AL4全交換
2.AL4内の複雑なオイル経路由来のトラブルかも
3.AL4のソノレイドの異常

1.は最終手段(笑)だし、3.のソノレイドは昨年ぶっ壊れて交換した。残るは2.の複雑なオイル経路によるものなのだが、オイルが冷めている時にだけ起こるのだとしたら構造上しょうがないです、みたいな見解。307SWで都合7年AL4とは付き合った筆者でもこのトラブルは未経験なのだが、同じAL4でも進化してるんだろうか。ちなみにその307SWでは1.と3.の両方を経験した(笑)。

・サイドスカート、マッドガードの取り付けが怪しい

・リアマッドガードを執拗に固定(笑)
ついでにリアのマッドガードがあまりにもゆるゆるなのも何とかしてちょーだいとUさんに訴え、ボルトでがっつり留めてもらった。ただしこのゆるゆる具合、車止めなどで擦ってもリアパネル周辺に影響が出ないためにわざとゆるゆるにしているのだという。万一擦ってもマッドガード脱落程度で済ませるための生活の知恵なのだ。まぁそんなこったろうと思ったぜ。だからこれからはマッドガードを擦ることは許されぬ(笑)。

・ワイパーブレード交換
運転席側の丁度目の高さに派手に吹き残しが発生するブレードをようやく交換。

ワイパーブレード
00006423J4 2,900円
00006423J5 2,200円
交換技術料2,200円
消費税365円
合計7,665円

・課題
フロントブレーキパッドが残り3mmでやばいっすよ。これは社外品でなるべくダストの少ないものにするべく画策中。クランツの安いバージョン、シュトルツが大変お安くなっております。ローターは今回は無視(笑)。もうちょっとがんばってくれ!

リアハイマウントストップランプの玉切れを失念してそのまま帰ってきてしまった!ブレーキパッド交換の時に併せてお願いする予定。
試乗記・プジョー 208「上等な白米とお味噌汁」(訂正あり)
| 試乗レポート | 20:13 | comments(5) |
プジョー 208シエロに試乗した。

ぶい〜ん!!と口で効果音を演出しつつ
室内で勇ましい筆者

207の素晴しい乗り心地や、同じ車台を共有しているシトロエン DS3の乗り心地がやはり素晴しいことなどから、筆者の中のPSAグループ車両の評価は高まるばかり。しかし唯一納得できずまた許しがたいある一点が、207の(数値的にと言うよりも)感覚的な巨大さであった。

そこに208である。実車を見ると数値以上にコンパクトに見えるという、現代に相応しいアップデートを果たした。やっぱりこれですよ。山椒は小粒でぴりりと辛い。筆者的に208のツボは

・先代比ダウンサイジングしたエクステリア
・ちゃんとMTモデルが最初からラインナップされてる

のふたつ。同時に売れ線のはずのシエロやプレミアムには相も変わらずAL4(4速AT)が搭載されている点は、「オートマ?んなこと言ってくんのはどこの国だ??ジャポン?またか!いいからアレ載せとけ!」とその場しのぎにAL4が搭載された感満載なことも見どころと言えば言える。


さて乗ってみた。シエロだからATである。それもあって乗り心地は正直言ってDS3と大差無い。直列4気筒自然吸気1.6L、全長もほぼ同じ(車重は208が100kgほど軽い)なので加速からコーナリングのマナーまでそっくりである。だが格段に「腰で曲がってる感」があるのは超絶に気持ち良いシートのおかげだろう。上下半身ともオーダーメイドかと思わんばかりのフィットっぷり。市街地を単に数キロ走っただけなので(しかも半分は家人も運転したので助手席体験)コーナリングマナーを云々言える程では無いのだが、着座位置と視点の関係まで含めて、動的性能に関してはDS3と同じ印象である。だがデザインが新しいことや作り込みの上手さから、DS3よりも格段にコンパクトな印象である。「腰で曲がってる感」もその辺に秘密があるのかもしれない。何しろDS3と全幅もほとんど同じなのだから。「驚きは無いが基礎力の高さは実感できる」というのが乗ってみての第一印象だが、これはDS3から乗り換えた(だってプジョー仙台にはDS3に乗って行ったのだから、文字通り、だ)からこその印象かもしれない。軽自動車やヴィッツ、フィットあたりから乗り換えたら「腰を抜かす高基礎力」に思えるかもしれない。

一転してインテリアは微妙。インストゥルメンタルパネルと敢えてハンドルより上に見えるように設えたメーターパネルは素晴しい。組み込み精度など「プレミアム」を売りにしているDS3よりもわずかに上かもしれない(その辺はDS3オーナーの家人も同意見)。だがドライバーの視点に入るそれ以外の部分はコストダウンの対象になった感が相当ある。筆者が特に驚いたのはAピラー内側。ここだけまるで取ってつけたように純白のカバーが取り付けてあり、まるで出来の悪いトヨタ車である。内装色も黒だけと言うことで、フランス車らしい色の遊びはどこへ???という思いはある。ちなみにショールームにあったプレミアムの方は内装色がグレーで、これは日本には存在しない組み合わせなのだそうだ。この組み合わせが欲しい人は今からプジョー仙台のスタッフに「売ってくれ攻勢」をかけ方が良いだろう。でもそのグレーが黒よりも魅力的か?と問われると「微妙」とお答えしておく。あくまでも希少な組み合わせということで。

ハンドル越しにメーターを見るとこんな感じ

ステアリングハンドルが真円でないこともトピックか。前述したようにコーナリングの性能や挙動については未検証なので、楕円ハンドルが良いのか悪いのか判じかねる。どうやらメーターパネルがハンドルの上に見えるデザインを優先した結果に思えて、そうなると2代目プリウスと同じ愚行という気もする。ステアリングハンドルの挙動そのものは電子制御だから「超」が付く薄味である。ただし6MTでタイヤサイズも17インチにアップするGTグレードでは挙動が違うとの話。運転してないからわかりません、はい。

こちらがGT

握り心地と言いシフト動作と言い極上のGT6MT

やっぱりGTの17インチくらいが見た目かっこいいっす

オーディオを含めたインフォテイメントがセンターコンソールのマルチタッチパネルに集合したのも今っぽい。このパネルスクリーンとメーターパネル内のマルチスクリーンの表示精度が超絶美しい。なのでまるでトヨタ車っぽいAピラーなど全く気にならないというのもあながち冗談ではない。とにかく運転に必要な目視部分は実に目に楽しい。一方でエアコン以外の物理的操作子が全部タッチパネル内にまとめられてしまったのは疑問。運転中にパネルを注視するのは危険だからだ。一応ボリュームとメニュー切替えともうひとつは物理スイッチがあるにはあるが…。

※実は純正ナビはまだ用意されておらず、装着されるのは年を越すらしい。それまでは「メーカーも対策を考えてある(by営業さん)」そうだが、ポータブルナビの貸し出しとかか??実車の発売開始にアクセサリーの準備が伴わないというトホホ感、いつかどこかで聞いた事があるなぁと思ったら308発売の時だった(笑)。308はコンソールの傾斜がキツくて、市販ナビのジャイロが誤動作を起こす可能性があって調整中ってことだったような…。

結論的なこと率直にを書くと、このメーター周りとシートの作り込み、それに上等な走行フィールだけでも208は買っても良いクルマだと思う。しかも一番安いプレミアムグレードで216万円である。同じ価格帯のフィアット プントと大いに迷える新車オーナー予備軍のみなさんは幸せだ。208には絢爛豪華な内装もアイドリングストップも自動事故防止装置の類いも一切付いていないが(付いていても地雷になりかねない。それでなくてもAL4のソノレイドとか地雷はけっこうあるし)、走る・曲がる・止まるの3つについては5〜6年は充分楽しめる実力を持っていると思う。燃費のことはハイブリッドだろうがガソリンだろうが、そもそもベストは「乗らないこと」であり、そこを犯しつつ生活するなら「あれに比べれば少しはマシ」なごく小さいレベルであれこれ工夫しているに過ぎないから、筆者は燃費性能のことはもう気にしないことにした。燃費とCO2排出などの環境問題を話題にするならEVまで行きましょう。

今回の試乗でつくづく思ったが、DS3や208のような走る・曲がる・止まるという基礎力が高いクルマは、上等な白米と味噌汁のような存在だと思う。毎日食べているとそのありがたみは薄れて行くが、よそのメシを食べるとがく然と差を実感するという類いのものなのだ。そして日々上等なものを少しずつ食べていると、10年後20年後の生活というものが全く違うものになる。208も毎日乗っていると「な〜んか普通だなぁ」と刺激が欲しくなるかもしれない(それを忘れさせるための美麗なスクリーン表示なのだろう)。だが208に1年乗って○ィッツやフィッ○に乗ると「あれ?」と感じるはず。最初の車検を通過させる頃にはもっとはっきりするだろう。で、実際に208くらいすっきりした乗り味のクルマは高齢者の足としても正しいはずだ。見切りも良いからあまり運転に自信の無い女性ドライバーや運転初心者にも良いだろう。結局走る・曲がる・止まるがきっちりしているクルマは「安全」なのだ。

その辺をうまく営業さんがアピールしてくれればと思う。実際国産の同クラスのコンパクトカーと比べて格段に美しい。この一点だけでも208が日本の路上を走る意味がある。迷っている人はぜひ208を買って日本の路上を美しくしてほしい。

2012.11.27.訂正:
オーディオ関係のコントローラーはステアリングハンドルに埋め込まれる、今風の設置方法に変わっていた。なんでもかんでもタッチパネルでの操作というわけではなかった。試乗中ほとんどそこは気にしなかったので事実誤認があった。お詫びして訂正します。

しかしプジョー伝統のコラムコントローラーの廃止は残念。あれ、超絶便利なのだが。
CLOSのクイックシフトキットはハードボイルドか?
| パーツ/グッズ | 00:44 | comments(8) |
3年前にMiToを購入して当時浮かれまくっていたのは事実なれど、がっかりした点というのも確かにあった。その中のひとつがシフトノブの動き。ホンダ シビックTypeRの超絶クイックシフト程ではないにしても、アルファロメオたるものコクッコクッとシフトできるものと思っていた。まぁ全然そんなクイックなシフトではないことは2度も試乗したんだからわかっていたのだが、遅れてQVがリリースされた時に試乗して一番悔しかったのがシフトである(次点はサス)。QVのシフトの動きは、ジェントルさとクイックさのブレンドが絶妙だと今でも思っていて、307SWに乗っていた頃は終生純潔、いや純正仕様を貫き通した改造初心者の筆者だったが、かなり積極的にCLOSのクイックシフトキットを組んだ記憶がある。

このCLOSのキットは個人的にはけっこう満足しているのだが、どういう訳か1速のゲートだけが渋い。組み込んだ当初は製品精度が低いのかなぁなどと思ったりもしたのだが、取り付けてから2年が経過しても一向にその傾向が変わらない。2年もゴキゴキやっていれば、徐々に甘くなってきても良いんじゃないかと思う。だがその気配はない。

で、最近はもしかしたら実はわざとなんじゃないかと思えてきた。西風の名作「GT Roman」の中の一編によると、かつてのアルファロメオのトランスミッションは、1速へのシンクロを持っていなかったという。なぜならアルファはレースマシンであり、1速はスタートの時にしか使わないから割り切って非搭載、ということが書かれていた。真意の程は確かめていないがシビレル話だ。

CLOSのクイックシフトキットの1速の入りが渋いのはそれに倣ってのことなんじゃなかろうか。かっこい〜。硬派〜。ハードボイルドだぜぇ〜。でも、日本の交通事情ではけっこう1速、使うんですけど…。
ドライビンググローブの壊れ方にみるMiTo基本設計の歪さ
| AlfaRomeo MiTo | 18:54 | comments(6) |
ドライビンググローブを常用している、と口に出して言うのは少々気恥ずかしいものがある。何よりもまずグローブから連想する「すっごく運転が上手い人」というイメージからほど遠いテクニックしか持っていないからだ。しかし実際グローブ越しに握るハンドルの感触は中々に良いし、グローブを装着する一連の動作とか時間が「オレはこれからMiToを運転するぞ」という気持ちにスイッチしてくれる、という側面はあるかもしれない。それにも増して、しかし大きな理由は、後付けのアルミ削り出しシフトノブが夏は熱過ぎ、冬は冷た過ぎて素手で触れないからである。とほほ。

そんな筆者のドライビンググローブは、なぜか右手側が壊れてオサラバということになってしまう。今使っているのは同じメーカーの同じサイズのもので3代目なのだが、こんな状態になってしまった。


先日ハンドル操作に関するエントリーを書いた。その後しばらくハンドルの持ち方や操作を意識的にあれこれ換えて試してみていたのだが、その際10時10分の位置でハンドルを持っていると、破けた部分がハンドルに一番接していることを実感できた。

はい、10時10分

一番ハンドルに当たっている部分。
別の言い方をすれば一番強く押し当てている部分

あ〜あ

右手側だけが破れてしまうのは、やはり左手はシフトノブに添える時間が自分で思っている以上にあるからだろう。しかしこれは実は持ち方だけの問題ではなく、MiToのステアリングハンドル周囲の設計にも大きく影響されているように思う。以前から書いているように、そもそもMiToのステアリングハンドルのチルト機構の下げ代はあと数センチあるべきだと思う。そうすればハンドルを握った時に掌(てのひら)の中央部分、手相で言えば生命線とか運命線とか言われる線が刻まれる、握った際の窪みの中央付近でハンドルを握ることができるのだ。ちなみに9時15分の位置で握ると筆者の場合はそれに近い場所で握ることができる。

はい、9時15分

無理なく握れてます

そもそも10時10分の位置でハンドルを握ると、筆者的にはやや高いのだ。それを意識してしまったので最近は9時15分が定位置になりつつある。チルト機構のことだけを書いたが、本来はシート高やドライバーの姿勢にも関係する話だから、やはりMiToの基本設計全般に渡る話ではあるのだろう。基本設計の歪さが「ドライビンググローブの右手側」だけに集中していると言っても過言では無いのではないか。例えば運転姿勢がビシッと決まるというポルシェ911なんかでこういう問題は起こるのだろうか。気になるところではある。
またもフレンドリーなMiToと遭遇
| AlfaRomeo MiTo | 21:34 | comments(3) |
フレンドリーなのはMiToではなく、正確にはMiToのドライバーさんなのだが。

本日仙台市街地のコインパーキングから道路に出ようとしたら、すぐ目の前にある進行希望方向の交差点の信号が赤になったところだった。すでに1台信号待ちをしているので、こりゃ見送るしかないかと思った矢先、左からアニバーサリーレッドのMiTo QVが華麗に近づいてきた。お〜!

アニバーサリーレッドも時間帯によってはすっごい魅力的な色だなぁと見とれていたら、ドライバーさんがニヤッと笑いかけてきた!おお!おつかれっす!すぐに信号が青に変わったので譲ったら逆に譲ってくださった。

もしかして、先日宮城学院の前で華麗に追い越しかけてくださった方と同一人物だろうか。楽しい一瞬をありがとうございました。

どうでもいいが、同じレッドの比較
MAZDA ATENZAは508を超えてる疑惑
| ココロ惹かれるクルマ | 20:43 | comments(4) |
何はともあれMAZDAのニューアテンザである。滅法格好イイじゃないか。マツダにはもはや「安売りのマツダ」という印象は無く、ひたすら「技術界の侍」とか「技術屋集団」とかプラスのイメージしか持てない。以前母が乗っていたMAZDAのなんとかと言うクルマが故障ばかりしていたという話もあるが、SKYACTIVの話を聞いたらそれも過去の話と割り切れるというものだ。


実は今日MAZDAの小田原店(仙台にも小田原という地名があるのだ)の前を通りかかったら、店頭に例のATENZA、それもワゴンが並んでいたのを横目で見た。夕暮れ時でもあったが、そういうチラ見程度の印象ではもはやプジョー 508がかすんでしまう格好良さである。運転しながら思わず声を出してしまった(一部脚色があります)。

冷静に考えるとホンダ アコードワゴンとBMWの新しい3あたりを足して2で割ったとも言えるのだが、このタイミングでそういうデザインを出してくるということは、相当先読みが上手いということかも知れないし、デザイナーがちゃんとトレンドの潮流を読めて乗れているとも言えるのではないか。

クルマは乗ってみないとわからないが、興味の無い人が乗ってみたくなるデザインやテクノロジーは重要だし、その点ではニューアテンザは100点満点と言える。ディーゼルワゴン、試乗してみたいものだ。
オートエアコンじゃなくても大丈夫
| AlfaRomeo MiTo | 23:11 | comments(6) |
購入直後からMiToのエアコンは暑いか寒いかのどちらかだ、つまり効きすぎるか効かないかのどちらかだ、とこのログには書き続けてきたが、この夏、どうもそうではないらしいということに気がついたのである。

これまで筆者は夏のエアコン利用時は「顔吹きかけ」で使用してきた。うまいこと表現できないのだが、センターコンソール、駐車灯スイッチの左右についているエアベントから吹き出す設定である。夏の暑い時、乗り出しはこれでも良いが(と言うかこれじゃないとエアコンの恩恵半減である)、室内の気温が落ち着いてくると今度は寒くなってくる。正確には直接冷気があたる身体の一部が冷たくなってくるのである。この状態をして「暑いか寒いかのどっちか」と思っていたのだが、単純にこれは筆者の設定ミスである。

「窓吹き出し(デフロスター)+足下吹き出し」に設定しておけば、実は快適なのだった。これは冷房だけでなく暖房でも同じで、これに気付いた2012年夏は非常に快適に運転できたのであった。

ここまで読んで「そんなん誰でも知ってるって!こんなくだらねぇ内容読んで損した!!てかこいつバカじゃね???」とお思いの方もおられるだろうが、ちょっと待って欲しい。筆者のMiTo 1.4T Sportはマニュアルエアコン。つまり風量も送風パターンも自分でいちいちダイヤルをひねって設定しなければならないMADE IN JAPAN。オートエアコンを搭載したクルマに乗ったことが無いわけでは無いが、あれってAUTOモード時はどういう風に吹き出しているか表示はされないから、快適な時の送風パターンを意識することもない。

ともあれ究極の快適送風パターンを会得した今では毎日の運転が快適である。MiTo購入の前後より、このブログには誰かの役に立つようなエントリーを書くよう心がけてきたつもりだが、今回のエントリーはほとんど誰の役にも立たないんじゃないかという疑念を払拭できない。マニュアルエアコン搭載車で暑すぎたり寒すぎたりするとお嘆きのご同輩諸兄、ぜひ「窓拭き出し+足下吹き出し」をお試しいただきたい。
ミニバンでドライビングプレジャーは味わえるか?
| クルマにまつわる四方山話 | 21:05 | comments(6) |
筆者は伊達軍曹.comを愛読している者であるが、先日またもや興味深いエントリーを見つけた。要は「リア充」たるもの当然家族持ち。自然と乗るクルマはミニバンの類いになっていく。そういうクルマにドライビングプレジャーを求めても詮無いことであるが、「リア充」はその辺我慢して乗るべきだ。逆にリア充たり得たかったらミニバンに乗るべきか??という愉快な論法ネタである。

子ども二人を含めた家族持ちだがイタ車なんぞにのっている筆者。家族のためにMiToを売っ払ってステップワゴンとかセレナとかヴォクシーに乗り換えようとは毛の先ほども思わないのだが、いや待てよと。年に1度くらいはそういう7人乗りとか8人乗りのクルマがあるとよかったのに…という場面が筆者にはある。実は2012年はそういう場面が2度もあった。シトロエン C4ピカソ、いいよなぁ。C5ツアラー、夢に見るほど欲しい。前愛車のプジョー 307SW、縁があったらぜひもう一度所有したい。シボレー アストロ、若い頃からの憧れの1台である。などと考えてみると、意外とそういうボディタイプのクルマも欲しいのである。



笑っちゃうくらいどれがどれだかわからない

生産中止が惜しまれる

そもそも、だ。電子鍵盤楽器を演奏する筆者は、楽器や機材をクルマで運搬せざるを得ないという現実がある。そういう観点で考えていくと、実はトヨタのハイエースが最近すごく魅力的に思える。運転席に座れば例によってトヨタムードが広がるのだろうけど、タイヤやホイールを良い具合に太っとく(ぶっとく)した4ナンバーのハイエースを見るたびに、「あると道具として色々便利だろうなぁ」と思うこと度々。まぁあそこまで大きなクルマじゃなくても良いのだが。


筆者の最初の自動車体験は家にあったトヨタ カリーナで、やってきたのは小学生の頃だったかと思う。自宅が狭かったこともあり、クルマにマンガを持ち込み自室化していたものだ。その頃クルマは動かなくてもまず隔離された空間という意味で魅力的だった。従って室内はできるだけ広い方が豪華でリッチだと思っていたフシがある。そういう原体験がアストロやVW ヴァナゴンLOVEなセンス、クルマは外装よりもまず内装!な感性を培った可能性はあるかもしれない。

トヨタカリーナと言えばこのリアヴュー

要は四角いボディが好きなのか?ヴァナゴン

もっともそういう広い空間を持つクルマに目移りするようになったのには、MiToを所有することでスポーツカーサイコー!、欧州車サイコー!という頭の悪い欲求を満たすことができたからでもある。どんなにメガーヌRSが、208GTが、シロッコRが魅力的であっても、MiToとそれらを並べて所有するのは馬鹿げている(いや、本当は天国なんだが)。MiToは不動車になるまで乗ると決めているので、大柄なクルマに乗るなら必然的に「増車」である。「元気なクルマを保有しつつ」が保証されているのであれば、むしろ荷役だったり大人数を乗せるという方向に極端に振られたクルマでもまったく問題ない。

一度は運転してみたいメガーヌRS

まだ試乗できていない208

実は朝に時々すれ違うR

だが大柄であってもドライビングプレジャーは欲しい。もちろんそれはMiToと同じスケールで測れるプレジャーではない。想像でしかないが、大柄だからこそのゆったり感や安定感だろうか。結局は加速、減速・停止、旋回がバランスよく実現されていれば、きっとミニバンだろうが4ナンバーのワゴン車だろうがドライビングプレジャーはあるはずだ。残念ながら筆者がこれまで運転したことがあるミニバン(どれとは言わないが)では、プレジャーは味わえなかったのだが…。
峠マシーン VS. ツアラー
| AlfaRomeo MiTo | 21:52 | comments(10) |
3年6万キロMiToに乗ってきて、購入当初とは印象が変わってきているのは面白いことだ。

そもそもPeugeot 307SWからMiToに乗り換えた筆者が、MiToを「ホットハッチ」「スポーツカー」と思いたかったとしても誰が責められようか(泣)。実際、峠のような道路環境を低速ギアばかり使いながら3,500〜5,500rpmの範囲で針を上下させているのは楽しいのだが、筆者の指向なのか、はたまたテクニック不足なのか、平坦でゆったりとした道路環境を思ったとおりのペースで走っている方が、MiToとの対話をより楽しめるように思える。

そのことに気がつくと、そもそもオレが欲しかったのはツアラーなんだろうか、という疑問が頭をもたげてくる。前述の通りMiTo購入当時はサイコーのスポーツカーを手に入れたぜYEAAAAAAAAHHHHH!みたいになっていたのだが…。いや、この気持ちの変化をもっと正確に言うなら、「MiToをツアラーっぽく運転するのが好きなので、他のツアラーっぽい性格のクルマも乗ってみたくなってきた」というところだろう。家人のクルマであるシトロエン DS3も小回りは効くものの、やはりツアラー的性格のクルマであって、田んぼの真ん中の道をのんびり走らせているだけで、しみじみと「良いクルマだなぁ」と思ってしまっている自分にハッとすることもしばしばだ。

これまで自分はラテン文化圏のクルマが向いていると思っていたフシがあるが、峠マシーンかツアラーかで分類すればもっといろいろなメーカー、車種が照準に入ってくる。ツアラーという意味ではメルセデス、BMWなんかドンピシャだろうし、キャデラックやムスタングと言ったアメ車も全然ありではないか。うほほ。それにもしかしたら国産車にも自分に向いているクルマがあるんじゃないかとも思える。我ながらこの視点は新鮮だ。ま、MiToのローンはまだ4年ほど残っているので、増車など夢のまた夢だけど…。

これ、良くなくない??
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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