クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiTo・車検よりの帰還が延期に…
| MiToのメインテナンス | 15:38 | comments(9) |
車検に出していたMiToが帰ってくるのが延期された。

MiTo自体はすでに車検が通っているのだが、車体のグラスコートとフロントとサイドガラスを撥水加工する業者さんのブッキングがうまくいかなかった。週明けにそれらを作業し、水曜日に帰ってくる予定。

そしてそれは支払いという意味でもある。コワイコワイ。気にしていらっしゃるMiToオーナーのみなさん、もう少しお待ちください。

しかし代車の206があるおかげで、仕上がり延期もあまり大きな心のダメージではない。これまでそういう気持ちになれた代車は、同じくアルファの156 V6 24V(RHD 6M/T)とプジョー 406セダンだろうか。あの2台に匹敵する大ヒット代車、今回の206(笑)。あと約4日味わえる。

特に意味の無い後ろ姿

特に意味の無いエンジンルーム
プジョー 206・赤裸々にオススメしてみる
| 試乗レポート | 21:30 | comments(15) |
2世代のシャシーが揃い踏み(笑)

車検で入庫したMiToの代車でやってきたプジョー 206。少しずつだが距離を重ね、やっぱりどう考えても206オーナーさんがうらやましい。前回のエントリーで挙げた美点にもうひとつ「気取らずに乗れる」という点も加えたい。良い意味で道具感覚。それも安かろう悪かろうではなく、コストパフォーマンスに優れているがツボは押さえているという風情だ。道具としてしっかりしているので安心だけど、しょせんは「道具」なので気取らずに接することができるという意味では、クルマ好きにもそうでもない人にも訴求する力があると思う。

そういうわけで、筆者はプジョー 206について2012年の現在でもイタフラ車初心者には絶好の「最初の1台」になり得ると思う。そういう初心者の方がどれくらいこのブログを読んでいるかは未知数だが、本気でオススメする関係上ネガティヴな面についても書いておこうと思う。

「もしこの個体を所有するなら」という捨て身の条件を付すなら、どうしても手を入れたいのはブレーキだ。これはそもそも基本設計が左ハンドルだったクルマを右ハンドルに作り変える際に、ブレーキのマスターまでわざわざリンク(などと呼ばれる棒)を右側から伸ばして接続するためだ。物理的に介在する部品が多いため、結果ダイレクトな感触が削がれている。このような事情なので根本的な解決は難しいが、ブレーキローターやパッドを換えることで望むフィールに近づけることはできるかもしれない(前エントリーにコメントをくださったハマのごっちさんのように左ハンドル車を並行輸入なんて最終手段もある)。誤解無きようお願いしたいのが「イマイチなのはフィールであって制動性能ではない」ということ。ブレーキはしっかり効きます。つまり慣れが必要ということ。

タイヤとホイールも何かしら交換すると思うが、インチアップではなく14インチのままタイヤ幅だけ増す方向で。もう少し、もう少しだけグリップ力が高くなってほしい。

それ以外に大きなネガティヴな点は無いが、初めて輸入車を買うと言う人にはこのあっさりした内装や電装品は肩透かしかもしれない。しかし色使いや形状は洒落ている上に全体的にはあっさりしているので、運転中の視界を邪魔しないことがわかってくると非常に好ましい節度ある内装に思えてくる。むしろ国産車に大量に貼り付けられている偽ウッドパネルの方が興ざめだ。

ちなみにフロントの2枚のドアはパワーウィンドウだが、リアは手動である。集中リモコンドアロックもあるが、動作時は「ガショッ!」とすごい音がする。でもそれ以外の「走る・曲がる・止まる」についてはケチっていない。そこが尊敬に値するところである。

「とにかく壊れるのはお断り」という方はイタフラ車に近づかない方が良いが、「はぁ〜(感嘆)、フランス人ってこういうところは気にしないんだなぁ」と面白がれる人には新しい幸せが待っていると言える。筆者がイタフラ車をオススメする理由は、とにかく走行性能が人間の生理に沿っていて気持ちよいからで、それは間違いなくヨーロッパの気候・風土とそれに培われた固有の文化が生んだものだ。そしてその走行性能は日本の道を走ってもやはり気持ちよいのである。

壊れるのは困るけど、それを上回る喜びがある。だからオススメするもの也。
プジョー206・まだまだ現役じゃないですか!
| 試乗レポート | 00:25 | comments(6) |
代車の206がやってきて一夜が過ぎた。筆者が持つプジョー車の比較対象は307SWのみであり、また現行PSA車も含めての比較という意味では家人のシトロエン DS3もある。さらにイタフラ車というカテゴリーだと無理やり言い張って、成り立ちの背景も狙いも全然違うMiToをその比較対象に含めてみても、206はそれら3台と比較し得る独立した魅力があり、確率された個性があると思う。




ひとりのクルマ好きの単純な感想になってしまって恐縮だが、206と言うクルマは筆者は大好きである。2009年の生産終了からもうずいぶん経過しているが、相変わらず仙台やその近郊では日常的によく見かける。次世代車である207をよく見かけるようになったは、それこそここ1年くらいの印象だ。つまりまだまだ現役という印象が強いのである。

改めて206の魅力はなんだろうかと考えてみると

1.見切りの良いコンパクトなボディ
2.そのボディに似つかわしいキビキビとした挙動
3.運転席における乗り心地

であろうか。

1.については特に路地を走る時とか駐車の時に痛感する。曲面を多用していて非常に有機的な外見だが、運転席からは四隅や側面を把握しやすい。運転経験の浅い人でも数日乗ればすぐに慣れると思う。これについては老母に運転させて印象を聞いてみようと思っている。

2.については前述の1.で触れた車体の把握がしやすいこともすごく重要だ。車体の状況が解りやすいので自信を持って走らせられるという側面がまずあるはずだ。その上で望むとおりに加速してくれるし思ったとおりに曲がってくれる。「よし!この角度で!」とコーナーに入っていって「あれ、やっぱり足りなかった」と切り増すことも「おっとあぶねー」とステアリングを戻すことも無い。欧州車の美点のひとつだと思う。残念ながら今回代車でやってきた個体はブレーキが甘甘で、気持ちよく加速しても気持ちよく減速することができない。従って加速も慎重になってしまうが、制動力のカーブがリニアじゃないというだけで止まることは止まるので、慣れれば大きな問題ではない(でも筆者がこの個体を購入するならブレーキは徹底的に手を入れるだろう)。

ハンドルを通じたロードインフォメーションも豊富な方だと思う。今回の個体はスタッドレスタイヤを履いているが、それでもこの感覚は立派なものだ。恐らく14インチというサイズもプラスに働いているのだろう。Styleという最低グレードなこともプラスに働いているかもしれない。

3.については1.と2.の足し算の結果、そりゃそうだべ、という感じ。ちゃんと自分がこのクルマをコントロールしている実感が得られる。またシートも過不足ない上質なもので、これでヘンにレザーなんか奢ったら違う印象を持つかもしれない。ファブリック生地と必要最低限のホールド性がこのクルマの乗り味とマッチしていて気持ちよい。

筆者のMiToは307SW、206、DS3と比べればずいぶんヒップポイントが低いけれど、それでもフィアット グランデプントがベースだけあってレーシーな低さと言えるほどではない。そんな環境の筆者だからか206やDS3の「腰の高さ」はちょっと残念だ。あと数センチ低くできればもう少し一体感が増すと思われる。だが一体感が増した結果「もっともっと」という欲望が湧き上がり、タイヤやブレーキの性能アップや「もっと加速力を!」などと浮かれ、結果的に車体に過負荷をかけた揚げ句乗り味を損ねるようなことになってしまいそうだ。それなら現在の腰高なドライビングポジションでスイスイと走っていることこそが、206の正しい味わい方ではないかと言う気はする。以前このブログへのコメントにてご指摘をいただいたように、PSA車はノーマル状態が一番おいしいというヤツである。

中古車市場には206はまだまだたくさん出回っている。筆者なら20万円程度で、でも内装はちゃんとしてるヤツを買う。そして消耗品と足周りを徹底的に整備してトータル50〜70万円くらい。そいつを2年間でしゃぶり尽くすっていうのをやってみたい。206ならメンテナンスのノウハウも巷に相当蓄積されているはずだ。イタフラ車には初めて乗るけどお金無いんです〜なんて人にどストライクな選択肢だと思うがどうだろうか。何より余程のことが無い限り、かなり幸せになれると思う。
代車・再び206がやってきた!
| 試乗レポート | 22:15 | comments(7) |
初めての車検のため入庫したMiToの代車は、なんとプジョー 206 Styleだった!!


恒例の諸元表記。

初年度登録平成17年(2005年)
形式GH-T1KFW
排気量1.36L
車両総重量1,315kg(前々軸重670kg 後後軸重370kg 車両重量1,040kg)
全長383cm
全幅167cm
全高144cm

以前にも206を代車として手配していただいたことはあったが、導入初期の相当くたびれた個体だった。ところが今回の個体は内装も非常にきれいだし、何よりメーター周りが非常にモダンである。


程度の良い個体を運転してみて初めて感じたことなのだが、206、軽い。重量1.3tに対してエンジンは1.36LだからMiToよりも重い上に過給器非搭載だと言うのに、だ。事情が事情だけにMiToの車検証を確認することが今できないが、乾燥重量では206の方が軽いのかもしれない。そう考えたくなるほど気持ち良く加速してくれる。変速機は例によってAL4だと思われる4速A/Tだが、これ、こんなに気持ち良いA/Tだったの??307SWの時とは別人のように快活な印象である。307SWとは相性悪かったのだろうか。ま、あれはエンジン2Lとは言え2tくらいあったしなぁ。

またステアリングの手応えもMiToのdモードくらいある。シートのホールド性も高くは無いが、必要最低限の仕事はしてくれているので疲れなさそうだ。唯一残念なのはブレーキで、ものすごく効き始めが曖昧だ。ちゃんと停まるが頭の中のイメージとは違うので少々コワイ。これはブレーキがヘタッているのか、それともこういう特徴なのかもう少し運転してみないとわからない。約1週間なのである程度は確証に近いレベルのインプレッションを書けるかもしれない。

今さら206のインプレッションなんて読みたかねーよ!と思われる方もいるかもしれないが、おつきあいください。
MiTo・初めての車検
| MiToのメインテナンス | 21:41 | comments(4) |
早いものでMiToに乗るようになって3年。本日車検のため旧アルファロメオ仙台に入庫した。

しばしのお別れ

今回の車検で通常の点検項目以外に以下のことをお願いした。

1.マルチファンクションスイッチのバックイルミネーションバルブの交換
2.カーナビの音声コントロール用マイクの撤去
3.オイル交換+フィルター交換
4.ガラスの撥水加工
5.車体のグラスコート

頼もしいことに1.については「部品、届いてますよ〜」とA工場長に明るく宣言された。2.は購入以来一度としてまともに機能したことがないcarrozzeriaのカーナビの音声コントロール機能のためのマイク。ワイパーレバーの付け根の上のわずかにある平らな部分に着けているのだが、室内清掃の時にとことん邪魔なので、さっさと撤去したかったのだが、インパネ周りオール外し的な作業になるとのことで機会を狙っていたのだ。保証期間内なので無償でお願いできる1.の作業に合わせてお願いしたもの。3.もメンテナンスパックで処理できる。10万円台半ばではなかろうかと予想。これに定期的に行っている4.と5.を合わせてもうちょっと足し算が必要か。

ただし車検は人間ドックのようなものだから、どこか悪いところが見つからないとも限らない。個人的にはフロントのブレーキローターが心配なのだが…。

納車は6月29日(金)の予定。
笹谷峠2012
| その他のツーリング・夜活など | 10:50 | comments(5) |
そろそろ台風が近づいている仙台だが(みなさん色々とお気をつけください)、昨日は奇跡的に初夏を思い出させる気温と少々鈍い晴れ間が広がった。こうなるとMiToで走りに行きたくてうずうずしてしまう。

とは言え物凄く疲れていたのであまり距離は走れまいと踏んで、懸案事項だった宮城県と山形県の境目にある笹谷峠を走破してみることにした。個人的に笹谷峠は宮城県側が如何にも狭くて急で峠らしく、山形県側はつづら折れのゆるい坂道という印象。なので宮城県側から上り、山形県に下っていくことにした。

朝子どもたちを学校に送り出して9時過ぎに家を出発。川崎町R286に至るまでのコースは日頃何度も走っているものだけれど、主に夜活でばかり走っているので明るい時間に走るとすごく新鮮(笑)。1時間ほどで笹谷峠入り口に到達。記憶に間違いがなければ多分10年ぶり以上(いつも土砂崩れだのなんだので閉鎖されているのだ)。さぁ行くぜ!

この画像見るだけでわくわくする(笑)

例によってiPhoneクレイドルを
フロントガラスに装着して撮影。
写り込みご容赦

言い訳したかないが、やはり疲れているのか少々身体の反応が鈍い。早々に「タイムアタックしてるんじゃないんだから…」と自らに言い聞かせてのんびり上がる。今回の上り下りで思ったのだが、やはりMiToの視界、左Aピラー下がちょっと掴みづらい。もっと言うと左フロントタイヤの位置を把握しづらい。筆者の未熟さゆえ(あるいは老化)かと思うが、日常生活でも左折時にやや気を使う。今回みたいなタイトコーナーではなおさら。それもペースを上げられなかった理由のひとつである。



山形県側を臨む。
右奥に見えるのが山形市街地

誰もいないかと思っていたら、登山口付近の駐車場は満車!サイクリングしている人もいた。峠のてっぺんで小休止してあとは一路山形県内へ。山形市市街地へ入る前に北へ抜ける道に折れる。東根市に抜ける山沿いのコースなのだが、これが大変美しい道で大感激。Google Mapで見てみても国道・県道の表示が無いのだが、山から下っていくと市街地手前に現れる「ローソン山形滑川店〒990-0014 山形県山形市大字滑川42-6」から右に入る道だ。田園風景を縫って走るので晴れた日には最高の道。しかもそのまま走っていくと山寺(正式名称立石寺。松尾芭蕉が『閑さや岩にしみ入る蝉の声』を詠んだ寺)に到達するのである。同好の士はぜひどうぞ。

それにしても山形は暑かった。無事にR13からR48に入り関山峠を超えて戻ってきた。帰宅して12時(笑)。仙台近郊の大倉ダムからこれまた峠を超えて泉区内に戻ったので、なんと3時間で3つの峠越え。楽しいねぇ。
ジュリエッタの売り上げをもっと上げるには
| クルマにまつわる四方山話 | 21:31 | comments(10) |
ジュリエッタの売れ行きがちょっとアレらしい。いや、売れてるんだろうけど思ったほどじゃないということか。

これは筆者の個人的な考えなのだが、ジュリエッタは優等生過ぎるんじゃなかろうか。販売戦略としては一にも二にもVW Golfの牙城を少しでも崩さなければならないのだから、全方位的に優秀なのは当然だし、ちょい乗り試乗をしてみた限りではそれがかなり高いレベルで実現されていることは体感している。

しかし売れる売れないの話となると、多面的に考える必要があるのだろう。筆者個人としてはアルファロメオのクルマが魅力的に映るのは、プロダクトが持つ二面性が大いに関係していると思うのだ。つまり「カッコいい!だけどサビに弱い」「とってもスポーティーでシビレル走り!だけど壊れやすい」「とってもレーシーなインテリア!だけどクオリティが低い」などなど、(実際にそうなのかどうかはともかく)言わば「光あるところに影がある」を地で行く工業製品の代表格だったと言える。

そんなイメージを抱いたまま接すると、ジュリエッタは「光」だけのクルマだと言える。これまでの「光あるところに影がある」アルファを愛してきたオーナーは、壊れるのは困る、お金がかかると嘆きながらも、そんな困ったクルマを乗りこなす自分が大好きなのだ、きっと。そしてアルファロメオかっこいいなぁ、と思っているオーナー予備軍もそんなマゾヒスティックな自動車ライフに少し憧れているんじゃないだろうか。筆者もそのひとりだった。しかし今やMiToの年間メンテナンス費用は3万円程度と胸を張り(これだってちゃんちゃらおかしいけどさ)、ジュリエッタはゴルフと真っ向勝負できるクオリティを手に入れた(と思う)。さらにブランドイメージを掛け合わせれば、これで売れないわけがない!

デイヴ・ウェックルというドラマーがいる。若い頃にチック・コリア・エレクトリックバンドで超絶多手数ドラミングでアマチュアフュージョンドラマーの度肝を抜いた男なのだが、年齢を重ねて、手数よりも間とダイナミクスで聴かせる味のあるドラムスタイルに変容してきた。まるで彼の大先輩であるピーター・アースキンのようなプレイに。そしたらみんな言うのだ。「そんならアースキンでいいじゃん」。

RUMBLE/Chick Corea Elektric Band
最初の2分だけでゲップが出る音数の多さ(笑)。
今見ても超絶かっこいい


こちらはPeter Erskine。もう少しゆるいテンポの曲の方が
彼のプレイに満ちるAirがわかりやすいかもしれないけど、
この演奏でも充分わかる

ジュリエッタの売り上げがアレなのもこの話に似ているように思う。つまり「ゴルフみたいに良いクルマでしょ?」とドヤ顔を決めたら、「そんならゴルフ買うからいいよ」と言われているように思えてならない。そうなのだ。そりゃそうなのだ。

でもゴルフとジュリエッタは違うクルマなのだ。そりゃもう激しく違う。ジュリエッタのTVCMでは如何にその走りが官能的かを訴えていたが、それをもっと具体的にアピールする工夫をした方が良いと思う。あとエロさ。

田中敦子万歳!

実際ジュリエッタに乗ってもエロさは感じなかった筆者だが、ここはひとつ「イタ車と言えばエロ!」という一般的な概念を逆手に取るくらいの英断が求められる。豪華なホテルの駐車場から愛人を乗せて出てきたら、奥さんが雇った興信所員が後を付けてくる(もちろんゴルフに乗っている)!しかしジュリエッタ、峠道に逃げ込んでまんまと捲いてやったぜ!みたいなCMが良いと思うんだけど、どうでしょうか。
55,555km
| AlfaRomeo MiTo | 20:13 | comments(5) |

3年間で55,555km。6年で111,110km?こうなったら180,000kmで消せなくなるスパナマークを拝むまで!

6月21日に車検のためイデアルさんに入庫する。またもやしばしのお別れ。
私が年寄りになっても(森高千里)
| クルマにまつわる四方山話 | 13:31 | comments(8) |
年寄りと言っても相撲の話ではない。

平日の昼間にクルマを走らせると、どーにもこーにも遅いクルマの後ろに付くことがある。その中には高齢者の方が運転するクルマも多い。最近の筆者は「年寄りは運転するんじゃねぇっ!」などとは思わない。むしろ「オレ、何歳までクルマを運転できるかなぁ」と考えてしまう。

例えば今年44歳になる自分も、動体視力や反射神経が20代の頃とは違うなぁと思うことが時々ある。夜間運転時の対向車のライトによる眩惑についてはこれまでも書いてきたが、他にも交差点進入時の安全確認に時間がかかるのも、自分としては神経の衰えを感じる。まぁ年齢を重ねて若い頃より慎重になってきたってのももちろんあるのだが(もちろん慎重になること自体が老化現象)。

仮にあと30年生きるとする。74歳で死ぬとして、健康な身体でクルマの運転を楽しめるのはあと何年だろう。仮に70歳まで相応に衰えながらも、要介護とか痴呆症になってなければ筆者はクルマを運転していたいと思う。だが例えば65歳の自分には、とてもMiToのようなテイストのクルマは乗りこなせないだろう。もっと見切りの良い、マイルドな乗り味のクルマを選ぶだろう。それにあまり大きくなくて良いはずだ。

その意味では軽自動車を運転するお年寄りの選択は正しいのかもしれない。案外軽トラックって運転すると楽しそうだし(助手席には乗ったことがあるのだが運転したことはない)。30年と言わず20年後、自動車というジャンルの工業製品が一体全体どんなものになっているかも想像つかないが、筆者が今現在、つまり2012年に65歳だとしたら、フィアット パンダとかプジョー 1007なんかを選ぶような気がする。あとはグラプンか。ルノー ルーテシアなんか(もちろんRSじゃない)も良いかも。

パンダ、それも100HPみたいな
スペシャルなやつじゃなくてフツーの

あまり良く書かれたレヴューを読んだことがない
プジョー1007

MiToとシャシーを共用しているのに
軽くて爽やかな乗り心地の
フィアットグランデプント
(のこれはevo)

筆者はお年寄りこそM/T車を運転すべきじゃないかと思う。駐車場の5階からダイブするとか、コンビニに頭から突っ込むなんてケースはM/T車じゃ起こらない…とは断言できないが、少なくとも「起きにくい」とは言えるだろう。介護されるほどではないが、身体に衰えや障害があるなどの理由でA/T車でないと運転できないなんてケースもあるだろうから決してA/T(というか2ペダルトランスミッション全体)を否定するものではない。要するに運転が過剰に楽チンすぎるのも考えものだと思うものである。
クルマ話ができる幸せ
| クルマにまつわる四方山話 | 22:35 | comments(2) |
Sマネージャーのお店に遊びに行く。MiTo直進性能復活のお礼を言いに行ったのである。

とは言えお仕事の真っ最中であるからコーヒー1杯を飲む時間くらい。今度新調されるSマネージャーのクルマの話から輸入車・国産車の話などなど。こういうクルマについてのあれやこれやを話す時間というのは、なぜこんなに楽しいのだろうか(もちろんSマネージャーが経験も知識も豊富だからということはあるが)。
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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