思いがけずMiToが帰ってきた!DS3のフロントライトが点灯しないというトラブル解決のためにイデアルを訪れたらA工場長に呼び止められ、それからあれよあれよと言う間に「お持ち帰り」に。狐につままれているようである。
さて左に流れてしまう我がMiTo、直進するようになったのか。なった。しかしまだどうも完全では無い可能性もある。詳細を書いてみる。
今回のトラブルシューティングはとにかくタイヤなのか本体側なのか、原因の切り分けが難しかった。ステアリングに全く入力しない状態で走っているうちに徐々に左に流れてしまうという症状。このブログのコメント欄でもオフラインでもご意見をいただいたが、考えられる要因は大きく分けて「タイヤの異常」「アライメントの狂い」「電動パワーステアリングの異常」の3つだった。さらにはショックアブソーバーなどの足周りの異常も可能性としては…、なんて話も出ていた。今般MiToを預ける際、Sマネージャーの指示によりスタッドレスタイヤも同時に預けてきた。スタッドレスタイヤ装着時にはとにかく直進していたからだ。そして中間報告というひとつ前のエントリーにも書いたように
・スタッドレスタイヤを装着させたところやっぱり直進した
・スペーサーを外してマランゴーニ(ノーマルタイヤ)に戻したら左に流れる症状が発症した
・タイヤローテーションを無視してマランゴーニの左右を入れ替えたら今度は右に流れた
というところで本日筆者がイデアルを訪れた。A工場長が「本当に右に流れるか運転して確認してほしい」というので一も二もなくMiToに乗り込んだ。やっぱりいいなぁ、MiTo(笑)。ま、そんなことを言っている場合ではない。工場長同乗の上早速走り出してみた。お!本当に右に流れる!ということでこれはタイヤじゃないスか?工場長も恐らくそうじゃないか、とおっしゃる。
戻ってきて今度はタイヤを履き替える。親切な方からタイヤを譲っても良いというお申し出をいただいたのである。なんとそれがマランゴーニMythos(笑)。山の残りも筆者のものとほぼ同じで、渡りに船とはこのことである。履き替えたマランゴーニで再度出発。手を添えるだけの状態で直進できるか走ってみる。
お!今度は真っ直ぐ走る・・・か?ん?今、右に流れた??・・・ん?やっぱり右に・・・流れ・・・た?
「手放し」の状態で50mも進むと徐々に右に流れる症状を2回確認した。もっとも同じ条件で直進もする。イデアル周辺の道路、つまり仙台市若林区卸町だが、先般の大震災以来まだ道の整備ができておらず、轍に加えデコボコも多い。それでも少なくともタイヤ交換前に比べれば明らかに直進するようにはなった。右に流れたのは轍などにタイヤを取られた結果という見方もできなくは無い。うーむ、直進するの?しないの?すっきりしないのである。
しかし、だ。よくよく考えてみるとMiToを運転してきたこの3年間で、こんなに長い距離(50mとか)を手放しで走ったことなど無いのだ。距離よりも時間で考えた方がわかりやすいかも知れない。これまでに手放しで走った瞬間はあれど、いつも1〜数秒程度である。そのような短時間なら直進を実感できたかもしれないが、そんな50m近くもハンドルフリーの状態(念のために書くけど今日は全くの手放しじゃなくちゃんと手を添えてましたよ)で走った経験が無い以上、実は購入直後から本日程度に直進していなかった疑惑もあるのだ。
走りながら再度同乗してくださった工場長と議論したが、決定的な結論が出ない。仮にこのままさらに入院させたら次の一手はどうします?と聞いてみたところ、スタッドレスでの直進具合から考えるにアライメントの狂いが原因の可能性は低いと思う。とは言え厳密に原因切り分けのために別のタイヤとホイールを履かせて症状をみたいとおっしゃる。しかしそんなにすぐに代替4本セットは手配できない…とのこと。
ここで筆者が宣言した。「では本日MiToは乗って帰ります」。とりあえず現状でさらに右に流れる症状が出るようであれば再度相談することとした。
そんなこんなでMiToが帰ってきた。先ほど早速夜活に出かけてみたが、今夜は右に流れる症状は一度も出なかった。なんと直進するのである!<ヘンな驚き方 ほんの30分程のチェック走行だったが、実に気持ち良かった!うん、これだよ!まだまだ予断を許さないが、とりあえずめでたい!