クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
36,000km
| AlfaRomeo MiTo | 21:37 | comments(0) |
なんだかんだで36,000km到達。


6月下旬に12ヶ月点検を受けるので、その時にはオイル交換とフロントガラスの撥水加工のやり直しもやることになるだろう。タイヤどうなったんだろう。マランゴーニ。
6月・MiToのプチオフ予告
| オフラインミーティング告知・報告 | 00:16 | comments(5) |
ごく親しい人を除くと、実はあまりオフ会に参加しない筆者であるが、今回の話はちょっと特別。数少ないMiToフレンズのリュウノスケさんからプチオフのお誘い。

日時 6月12日(日)10:00
場所 泉ヶ岳スキー場駐車場

この日この時は仙台近辺では有名な「イッズミー」という集まりがあるのだが、便乗して会いませんか?というゆる〜い企画である。なのでMiToに乗ってる人も、興味はあるけどオレはGiulietta買うと言う人も、イタ車じゃなくてフラ車なんだけどという人も、当日お会いできたら嬉しい。もちろん誰も来なくても筆者はリュウノスケさんに会うために行くつもりである。

前回のオフでは釜房ダムから名取市の北のはずれROSSOまでパレードランした我々であるが、今回は泉ヶ岳からROSSOまでという仙台縦断企画になるのか??それともまったく別の企画になるのか??今は未知数だがそれもまた味であろう。

MiTo乗りの方や、acatsuki-studioの顔を見てみるかと言う方、スロコンのコントロールユニットどこに付けるか迷ってる方などなど、「行ってみっか」という方はさりげなくこのエントリーにコメントを付けてくださるといいかもです。
新庄で愛を取り持たれた!
| AlfaRomeo MiTo | 00:26 | comments(4) |
ゴールデンウィークに休日出勤した代休が今日。昨日の今日で4時間しか寝ていない。天気予報によれば今日はあまりパッとしない天気らしかったのだが、いざ目覚めてみればどんよりというわけでもない。となれば走りに行くしかない!・・・などと書いているがはっきり言って走りに行く気満々だったのだ。先日のEDO GTでは福島に行った。今北の沿岸部は用事がない人間が行くべきでは無い。となると西だ!山形だ!

最初(ひとりツーリングを思いついた1週間くらい前)は寒河江に行ってケバブサンドを食って帰ってこようと思っていたのだが、それじゃあまり刺激が無さ過ぎるな、とも思っていた。EDOで最初に言ったのは国道47号線を使い新庄市を経由しての酒田行だった。新庄市って通り過ぎただけだからどんな街だか見てみたいと思うようになった。また特に宮城県の鳴子温泉を通り過ぎてからの47号線沿いの景色が絶景なのだ。多少曇っていても行きたい。ということで新庄市へのジャーニーが決定。

国道457号線から47号線へ。鳴子温泉を通り抜けてひたすら山形へ
ご覧の通り山形はむしろ晴れ間が多かった

新庄市に行くからには何かおいしいものを食べたい。新庄市の公式ウェブサイトの観光情報からたどって行くと「とりもつラーメン」ってのが名物らしい。「愛を取り持つ鳥モツらーめん」という実に70年代な感じのコピーが逆に新鮮(笑)。なんかラーメン組合のおじさんたちが「どうやったら名物になるか?」と会議を重ねた末に生み出されたような、憎めない感じがある(事実はどうだか知らないが)。基本モツが苦手な筆者ではあるが、いつまでも好き嫌いを言える年齢でもない。食べてみたら美味しかったってことがこれまでにも何度もあったじゃないか。新庄までわざわざ行って、おいしいかどうかわからないものを食べるというのもクルマがあればこそ。そういうことをやるべきなのだ、クルマ好きなら<間違った情熱

梅屋なるラーメン屋にIN!モツらーめん650円

とりもつラーメンは確かに鳥モツの煮込みライクな香りではあるが、スープそのものはごくあっさりした醤油ベース。単純に好き嫌いで言えば先日食べた喜多方あべ食堂のチャーシューメンの方が好きだなぁ。モツらーめんは量もたっぷりあり、メンマとモツのコリコリした歯応えが麺と良い対比を描いているが、来週にもまた来たい!という味ではなかった。単純にモツが苦手な筆者の感想なので、ラーメン好きならぜひ一度食べてみることをオススメするもの也。

帰り道はここ最近山形に縦横無尽に新設されている高速道路・自動車専用道路を走ってみた。尾花沢新庄道路はトラックと高齢者の運転する5ナンバー枠の国産車が多く、快適とは言えなかったが、それでも時間短縮にはなった。いや、時間を急ぐわけじゃなかったが、満腹になって眠くなるのが怖かったので早く帰りたかったのだ。

などと言いつつ道の駅・むらやまへ寄り道
家族へのおみやげ・サクランボを購入

良い天気で暑かったこともあり、こんなものも。
あぁ、ダイエットしようと誓ったばかりなのに

往復209km。ひとりで行くには程よいトリップであった。
EDOグルメツアー「アンチ福島風評被害ツアー」を決行した!
| EDO sessions | 22:41 | comments(7) |
親友2名とのツーリングチームEDO。すなわちEat and Drink Organization。その名のとおり出かけて行ってウマイものを喰って飲んでくるだけ(ツーリングだから酒は呑めない)。しかしルールはある。

・ひとり1台、同乗者無し
・M/T車で行く
・有料道路は使わない

これまでEDO M/Tセッションとして酒田、喜多方〜米沢、遠野と行ってきた。次回は秋田の横手にやきそばを食べに行くはずだったのだが、昨今の福島県、および福島県の食べ物に関する風評被害には我慢できない。もちろん厳然として放射能汚染という現実はあるが、例えば猪苗代湖と福島第一原発の距離は実は仙台のそれと変わらない。とにかく福島全土が放射能に汚染されているかのような物言いには納得できない。ということで福島でウマイもの喰って遊んでやる!些少でもお金を落としてくる!というのが今回の趣旨。またそういうわけだから人数も多い方がいいんじゃないかということで今回は家族で参加。普段のM/TセッションではなくGT、すなわちグルメツアーということになった。計画段階では特別編だからDS3で行こうかとも思ったが、結局はいつもどおりMiToで参戦。

「EDO・GT アンチ福島風評被害ツアー」の行程は大ざっぱに書けば

喜多方でラーメンを食べる
芦ノ牧温泉で風呂に入って休憩する
飯森山のさざえ堂に行く
会津若松の十文字屋で磐梯ソースカツ丼を食べる

この4つだけである。

朝7時に東北自動車道仙台宮城ICから出発。郡山JCTから磐越道に入り磐越河東から一般道を経由して喜多方市内へ。

集合

喜多方市 あべ食堂

チャーシューメン850円 極楽

至福

あべ食堂で程よく満腹になった後は芦ノ牧温泉へ。日帰り入浴させてくれる宿を片っ端から電話して探す。ここで大きな誤算。少なくとも芦ノ牧温泉の宿ではどこでも福島第一原発近辺からの避難者を受け入れており、軒並み日帰り入浴を中止しているのだ。もちろん満室だと言う。唯一受け入れてくれたのが仙峡閣なる旅館。入浴はさせてもらえたが休憩の部屋を取ることはできなかった。このことはもしかしたら我々の考えが浅はかだったのかも知れない。経済活動の助けになどと言っても、所詮は我々などよその人である。なんの落ち度も無いのに仕事もできず自宅にいられないという理不尽さは想像を絶する。だがしかし「では福島県内のことは現地の人に任せ、他県と断絶してしまっても良いのか」と考えればやはり違うと思うのだ。理屈はともかく、仙峡閣では大人800円で風呂に入れてくれるというのだから入れてもらうことにした。

温泉街から少し奥に入ったところにあるが、
さすが「日本秘湯を守る会」会員だけある

小さいながら露天風呂もある

さらさらした泉質ではあったが、たっぷり1時間近く入っていたのですっかりお昼寝モードである。だが前述の理由で早々に退館。飯森山のさざえ堂を目指すことにした。これは単に見たかったからである。

参道入り口

さざえ堂入り口

会津藩白虎隊自害の地ということで、息子は白虎刀を買ってもらいすっかりゴキゲンに。さざえ堂は1796年(寛政8年)建立。215年前の木造建築。見たところ観光客もそれなりにいる(平時の人数かどうかはわからないが)。ちないみに仙台市の小学校の修学旅行のトレンドは今も昔も会津若松で、筆者も小学校の修学旅行で、まさに今日立ったここに来たものだ。もちろん白虎刀も買いましたとも(笑)。

刀を振り回すと言う行為は
男子のDNAにデフォルトで
刻み込まれているのか??

さてこれくらい時間が経つと腹も減ってくる。いざ十文字屋へ。福島県ではカツ丼と言うと例のタマゴとじのものではなく、どんぶり飯の上にキャベツを敷き、甘辛いソースを絡めたカツがその上に乗るスタイルが定番らしい(筆者の自宅ではもう20年以上前からこのスタイルだが)。道々にそういった看板を掲げる食堂も多々あるが、なぜ十文字屋なのかと言うと、桁外れにカツがでかいからだ。なんと400gもある。

通常我々が食べる普通盛りが
十文字屋の「ミニかつ丼」

どんぶりが見えない

しつこいですが横からのショット

結論から書こう。半分しか食べられなかった(大泣)。ソースは大変好感の持てる味だが、あの量は無理っす。だが親友2名は平らげていた。どうなってるの?

最後は猪苗代湖に抜け、猪苗代磐梯高原ICから磐越道に乗り仙台まで一直線。計13時間、425kmの旅であった。福島県内は今日は寒く雨も降っていたが、道々の濃く深い緑がとても印象的だった。また普段暮らす宮城県と違い東西に面積が広いので、景色も雄大で気持ち良い。とても良いツーリングだった。一刻も早く原発事故が収束し安寧な日々が戻ることを切望する。参加者のみなさんお疲れさまでした。次回こそ横手。

菅生PAにて

(おまけ)菅生PAで偶然にも仙台を代表する女性ヴォーカリスト菅田かおりさんと遭遇。奥に見えるクルマが彼女の旦那さんのクルマで、なんといすゞピアッツァ(後期型)である。「役に立たないクルマで…」と彼女は罰当たりなことを言っていた。無知とはおそろしい…。いかにピアッツァがステキなクルマか旦那さんと2人がかりで説得しようと思ったのだが、肝心の旦那さんがトイレに行ったきり戻ってこず。お会いしてみたかった。今どきキレイにピアッツァに乗っている人なんだからエンスーに違いない。
クルマへの能動的な感情
| AlfaRomeo MiTo | 23:09 | comments(5) |
3月冒頭にエンジンオイルを交換した。今回の交換ではその効果を実にはっきりと体感でき、それが嬉しい驚きである。

単純にエンジンがちょうどよくこなれたという背景はあるだろう。総走行距離もすでに35,000kmを超え、当家のMiToはちょうどミントコンディション時期に突入したのかもしれない。実になめらかに廻ってくれる。それが嬉しくて交換の帰り道に速度違反で覆面パトカーに捕まってしまった話は以前のエントリーに書いたとおりである。また同時にクルマに熱が入っていない状態とほどよく熱の入った状態の差がよくわかるようにもなった。ギアの入り方やエンジンの廻り方が明らかに違う。これもM/T車の楽しみのひとつかと思う。

日常使いばかりの状況でそのスムースネスを味わえる現状は、良い意味で予想外だし当然嬉しい。また自分自身もMiToのこういう小さな(しかし重要な)差異を感じ取れるようになってきたのね、という意味でも嬉しい。

全然本文とは関係ないが、
菅生農村公園にて
なんなんだ!農村公園って!

もっと自動車のメカニズムに精通すれば、イキオイMiToのことももっとわかってやれるのだろうけど、ま、一歩一歩ということで。この件に関してはクルマに無関心だった20代の自分が恨めしい。具体的に車名を挙げることはしないが、クルマに乗り始めた頃にもっと自分の意思に忠実なクルマに乗っていたら、単純にクルマという機械への興味も増したろうし、結果的に自動車メカニズムの知識も今よりももっと深いものになっていただろうし、クルマの操縦や乗り方ももっとうまくなっていただろう。そういう意味では(毎日のようにクルマを運転してはいたけれど)不毛な10数年間だった。

挙動の曖昧なクルマに乗っていると、やっぱりクルマそのものに愛着とか興味とか、そういう能動的な感情を抱きにくいと思うのだ。そして2011年の今でも挙動が曖昧なクルマは多いと思う。燃費向上技術や安全性能は段違いに上がったが、その意味では世間一般に行き渡っている「自家用車」は20年前から全然進歩していないわけで、そのことにとても危惧を抱く。
35,000km
| AlfaRomeo MiTo | 23:03 | comments(0) |
あっと言う間に総走行距離35,000km到達。


3月6日にオイル交換して、やっぱり3,000kmで交換すべきなのか?それとも5,000km引っ張ってもいい??22日に福島ツーリングに行くので、それが済んでから考えよう。
燃費の良い高価なクルマは魅力的か
| クルマにまつわる四方山話 | 23:34 | comments(2) |
こちらのブログエントリーによると新型プリウスことトヨタ プリウスαの納期は今注文しても最も遅くて来年4月になる可能性があるという。発売前に25,000台も受注していたってんだから、2011年3月度ブランド全体で256台の売り上げで前年同月比120%越えアップ!とほくそ笑むアルファロメオとは比較の対象にもならない的な。

同じくそのエントリーによるとそのプリウスαの購入金額はカーナビなどのオプションを付けると330万円くらいになるという。昨今のユーザーはナビは必須と考えるだろうし(色々言っているが筆者だってディーラーオプションのナビを搭載している)、オプション次第ではもっと高価になるだろう。

身も蓋もないことなのは承知で書くが、プリウスがかくも売れるのは何よりも燃費が良いからだろう。燃料代の節約になるから維持費がお得だ、という心理がその人気を支えていると思う。反面その車両価格はちょっとした輸入車に匹敵している。維持費を浮かすために高価なクルマを買うというのは、筆者には少々矛盾を感じさせる行為である。本当にエコロジー云々と言うのなら、今乗っているそこそこ燃費の良いクルマを末長く乗るのが一番だと思う。まぁ割り切れないのが世の中だし、いわんや情緒的なものがより多く絡む自動車についての価値観に関する話だから、やいのやいの言うのは野暮かもしれない。

筆者のMiTo 1.4T Sportの車両価格は285万円である。筆者は「アルファロメオに乗ってるの?すごいね〜」と言われることがあるが、それはつまりガイシャ=高価なクルマに乗っててすごいね〜という意味である※。都度「オレのクルマは別に高くないよ」と言い訳めいた反論をすることになる。まぁ何と比較して高いか安いかがはっきりしない世間話だし、はっきり言って興味の無い人にはいくら言葉を尽くしてもわかってもらえない事柄ではある。そりゃ軽自動車のボトムグレードと比較すりゃ高い。一方筆者の知りあいで国産のワンボックスカーをオプション満載で購入しようとしたら、500万円くらいの見積金額になったと言っていた方がいる。そのテのクルマと比べればMiToなんて安い。色々オプションを乗せてもまだ100万円くらい安い。しかもMiToの方が燃費だって良いはずだ。

それぞれの生活に適合するクルマ選びというのは厳然としてあるけれど、筆者は燃費を念頭にクルマを選んだりはしないだろう。少なくとも筆者は冷蔵庫や洗濯機のような家電品と同じ基準ではクルマを選べないのだ。


※幸い「すごいね〜、壊れない?」みたいに聞いてくる人はいない。たまに「すごいね〜、いいな〜。マニュアル?うお〜!今度乗せてくれない?」という人がいるが、そういう人とは仲良くしたいと思っている。
MiTo、春のトラブルまつり!
| AlfaRomeo MiTo | 18:10 | comments(4) |
細かいトラブルがふたつ。

ひとつは飛び石をもらってしまい右ドアにキズがついてしまった件。

位置が位置だけにドアを開け閉めするたびに目に付く。Fu○k!!

地肌も見える上にキズの範囲も大きめ。確かにすごい音がした。夜だったしすれ違いざまだったこともあり相手ははっきりわからない。昨日Sマネージャーに相談に行ったら「うー、3・・万円?」みたいなこと言われてショック。板金屋さんもどこでも良いというわけではないらしい。ちなみに以前もっと深刻なドア凹みをやらかした時に見事な仕事っぷりを見せつけてくれた石巻の(株)ファーストさんはこの度の津波で大きな被害を被ったとのこと。フェラーリなどの仕事を請け負っていた腕前は、取りあえず仙台の支店で奮われているとは言うが、受注そのものをペースダウンせざるを得ない状況だそうだ。ま、あんなお高いところにお願いするような話でもないが、明らかに「あ、ここ、塗りました?」みたいな仕事でも困るので数万円の出費を覚悟しているところ。

Sマネージャーと話のついでに、来る6月の12ヶ月点検でノーマルタイヤも交換するつもりであることを告げる。人柱、行きます。マランゴーニ。ついでに取ってくださいよと。ところが今国内在庫が無いらしく、次の入荷もよくわからないらしい。幸い1ヶ月半ほど猶予があるので、待ちます。もし6月に入荷しなかったらどうしようかなぁ。そろそろスリップサインが出始めてる現在、6月以降も待つ余裕は無いような…。

もうひとつの方は、実際のところトラブルという程でも無い。リアゲートのストッパーみたいな部品がある。リアゲートに向かって立って左内側に付いているヤツだ。


先日リアゲートを開けたらカランと何かが落ちた音がする。慌てて周囲を探すとこのボタンのような、バーのような、色々考えてもストッパーじゃねぇの?という部品が足元に転がっていた。雨が降っていたのでややうんざりしたのだが、実はこれ、単にネジのように回してはめ込めば終了だった。


この件があるまではリアゲート開放中のラゲッジルームランプのon/offスイッチかと思っていたのだが、ごらんのとおり別段何の配線も無い。位置も微妙だし。ぎゅっと締めておいたので、当分大丈夫であろう。
日本人はヘンか?
| ココロ惹かれるクルマ | 01:00 | comments(4) |
webCGに掲載されているルノー メガーヌRSのインプレッション記事の冒頭にこんなことが書いてある。筆者は青木禎之氏。以下その冒頭部分を引用。

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「日本人は変だ」。ルノー・ジャポンの担当者は、仏ルノーのスタッフから、冗談まじりにそんなことを言われることがあるという。欧州屈指の大衆車メーカーの製品にもかかわらず、東洋の島国で売れるのは、(ほぼ)商用車の「カングー」と、走りに特化した「RS(ルノースポール)」バージョン。その極端さ。年間2500台前後の小さな市場にして、RSシリーズ販売店の数は、フランス、ドイツについて3番目だとか。ルノーのマーケッターならずとも、首をひねりたくなる不思議な顧客層である。
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これほしい。メガーヌRS

確かに数字を見れば記事文中にあるとおりなのだろう。しかし改めてカングーとルノースポールを日本の自動車社会に落とし込んでみると、実はああいうキャラクターのクルマが日本に無いのに気が付く。カングーと真っ向勝負なのはトヨタ ファンカーゴだろう。今は代替わりしてラクティス。カングーはフランスの郵便屋さんが公用車としてものすごくヘビーに使っているらしい。業務用の道具として成り立っているわけだ。ファンカーゴ時代はいざ知らず、ラクティスはどちらかというとワンボックスカー的なキャラクターであり、荷室の充実ではなく居住空間の拡張の結果としてのハイトだったりキャビンの作りだったりする。

もっとも大きな差異はそのキャビンの居心地で、カングーは荷役グルマとして乗員に負担をかけないようにできているようだ。一方ラクティスは基本は買い物グルマだから、一日せいぜい10〜20km程度しか乗らないユーザーを想定していると思われる。先代ラクティスのシートは疲れている時に運転すると、そんな短距離の移動でも腰が痛くなるようなシロモノだった。とても一日に100km以上運転して仕事ができるような作りじゃなかった。カングーを峠に持ち込むと、下手なスポーツカーを煽れるというのだから嬉しくなる。ぜひ一度運転してみたい。つまり居住性と走行性が高次元でバランスしているのに大量の荷物を積める。こういう日本車ってあるだろうか。

RSシリーズはその点まだ容易に日本車の対抗車種を思い浮かべることができる。また輸入車好きでハンドリングマシンが欲しいという人は、ゴルフよりもルノーRSに心惹かれると思われるし(個人的なイメージでは、ね)、モータースポーツに興味のある人も、ルノーのそのフィールドでの活躍を思い出せる人からはそれなりに加点されるだろう。

だから冒頭の「日本人は変」という話は、ルノーRSとカングーばかりが売れることが変なのではなく、これだけたくさんの国産車の中にそれらのキャラクターと性能を持っているクルマが無いことこそが変だと思う次第である。

※確かにフランスと日本では「実用」の質は違うだろう。道路状況も生活も違うのだから。だが売れるクルマを作るためのマーケティングで「セカンドカーは買い物と子どもの送り迎えばかりで一日に走る距離はせいぜい20km」という結果が出たからと言って、質の高い部品製造・組み立て技術を投入し100km走ると腰が痛くなるようなクルマを作られてもユーザーは困ってしまう。そういうクルマを世に出しておいて「若者の(消費者の)クルマ離れ」なんてことを言わないでほしい。
黄金週間は美車週間
| 今日○○を見た! | 20:39 | comments(3) |
読者諸兄はこのゴールデンウィークはいかがお過ごしだっただろうか。筆者は特に遠出をするわけでもなく、基本的に子どもたちの面倒をみたりしつつ家にいたのだが、隙を見つけてはMiToで小ツーリングに出かけていた。先にいくつかエントリーもしたが、特筆すべきツーリングではなく、のんびり気持ちをリセットするようなものだったので、いちいちエントリーするほどでも無いというのが正直なところ。

休日になると、地方都市仙台でも珍しいクルマが目に付くようになる。Twitterにはつぶやいたが、この10日間でマセラティ クワトロポルテを4台も見た。同じ個体を複数回目撃した可能性も無いでは無いが、それでも3台は見ているはずだ。走っている実車は実にエロい。イタリアンデザインの神髄ここにありみたいに思ってしまう。

つい最近親しくなったあるミュージシャンが先日購入したシトロエン C4ピカソ。本日はどういうわけかやはり3台見かけた。こちらは明らかに3台の個体。以前シトロエン盛岡で実車を見た時も思ったが、画像で見るよりも大きい。しかも基本的にシトロエンの乗り味は保たれているというから侮れない。プジョー 307SWから乗り換える選択肢には入る隙もなかったが、国産の某ワンボックスカーみたいな「走る茶の間」みたいなやつよりは(運転する身としては)断然共感できる。

こちらがマイナーチェンジ前

LEDデイタイムランニングライトもイカス現行型

あと先日はポルシェ 968CSの後ろを走った。やっぱり少なくともリアのタイヤはぶっとくないとダメですな。


MiToもせめて245サイズくらいのタイヤを履いているとリアビューももっとワイルドになると思う。スペーサー噛ませたりしてツライチにしたりしている方もいるようだが、乗り味に影響するかと思うと踏ん切れない。
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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