クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
地雷は多いがそれでも走りに行きたいじゃないですか
| AlfaRomeo MiTo | 21:02 | comments(9) |
夜活(夜の走行活動)のペースが落ちて久しい。直接の原因は東日本大震災だが、地震とは関係なくここ半年くらいゆっくり時間をかけて繰り出す頻度が下がってきていた。

それはなぜかと考えるに、足周りに手を入れたりクイックシフトやスロットルコントローラーを組み込んだり、MiToの挙動で気になっていたアレコレを自分にフィットするように改造して、購入直後のような「MiToを運転してるだけで楽しいぜぇっ!」的な刺激に慣れてしまったからというのがあるだろう。また夜に2時間程度で往復できるコースはあらかた走り慣れてしまい、その点でも刺激が少ないというのもあるだろう。さらに単純にオヤジになって夜眠いというのもある。

ま、平たく言えばいろんなことが身体に馴染んでしまったのだ。とは言えMiToを運転する行為そのものは楽しい。言うまでも無く。きっとMiToの挙動が問題なのではなく、要は「ドライブ」という行為の本質、知らない道を走る楽しみというのが減ってきているのだろう、今は。

走り慣れてしまうという意味では沿岸部に近づけないということも影響している。しかも例の地震で道は地雷だらけである。路肩部分の崩落とか橋げたのつなぎ目とかはまだ良い方で、単なる舗装の色が揃っていないだけかと思ったら人の頭大の穴がボコッと開いてるなんてことがしょっちゅうである。沿岸部は車高を落としたクルマは近づかない方が良いとか、とかく自動車に厳しい道路事情なのである。でも走りたいしねぇ。

黄金週間が終わったら休みを取って、ひとりで日中に走りに行ってみよう。山形あたりに行ってみようかな。

去年の5月に山形県道の駅「戸沢」にて
M/T車だけでいくツーリング大会の第1回
今年の春は
| AlfaRomeo MiTo | 23:25 | comments(0) |
東日本大震災があったからなのだろうか。今年の春は気が付いたらピークに達していて、すでに終わろうとしているように思える。去る24日の日曜日に友人達と自宅花見を決行したのだが、春の風情はそんな1回くらいの花見で味わいきれるものではない。

そう思うと通勤途中の何気ない桜の花も見逃すのがもったいないような気になってくる。今日は夕方に自宅近くのお社兼地域の集会所みたいなところの桜を見に行った。そろそろ散り始めるところだった。

雑誌定点書評:AUTOCAR JAPAN Vol.96
| クルマの雑誌・本 | 21:25 | comments(6) |
定期購読雑誌AUTOCAR JAPANであるが、仙台は東日本大震災の影響で本の流通が長いあいだストップしたままだった。ここ最近はようやく復活しつつあるようだが、3月26日発売のVol.96は発売日には入手できず、また雑誌を読むという事自体がエラく贅沢な感じでしばらく忘れていたのだが、生活が落ち着いてくると逆に「日常」への渇望というのが出てきて、結局宅配便事情が復活してきた頃、出版社ネコパブリッシングのオンラインショップで購入。定価980円の雑誌の郵送料がなんと500円である。それでも読みたかった。


ところが実際届いてみるとメインの特集が「ドイツ製ハイブリッドの実力」という、筆者的にはビタ一文興味の無い内容で(笑)。「いつもより500円も多く払ってこんな特集かよ」と、正直なところがっかりした事は事実なのだが、それでもジュネーヴ・ショーの目立ったクルマの大きな写真は、ネットをさまよってMacBook Proの13インチの画面で見るよりも実に迫力があってほれぼれする。やはり紙媒体の魅力は今でもあると思う。そんなこんなで今号で面白かった記事は3つであった。

ひとつめ。ルノースポールの3モデルレンジテスト。すなわちトゥインゴ、ルーテシア、メガーヌのRSモデルでベストはどれかという記事。メガーヌRSに一目ぼれだった筆者としてはテストするまでもなくメガーヌだべ、と思っていたが、沢村慎太郎氏によるジャッジではルーテシアRSだった。要約抜粋すれば「トゥインゴRSは古典的な意味で最もホットハッチらしい乗り味」だが「小柄なのに粗っぽく、峠道ではリスキーなところが見られた」と。メガーヌはシャシーに関してはトゥインゴ、ルーテシアに大きく水をあける素晴しい仕上がりながら「エンジンの洗練不足が目立ってしまった」。130万円高価なVW シロッコRの実例を知ってしまうと「シャシー面ではメガーヌが圧倒する」出来だけに、(エンジンの洗練不足を)「無かった事にはできない」という。安くてシャシーは断然いいのにエンジンだけが洗練不足で惜しいというわけだ。で、ルーテシア。カップシャシーとスポールシャシーの2バージョンがあるが、カップは「Bセグメント内にいるクルマとしては、ほぼ限界に近いほどハードコアだが、その分旋回は痛快」ではあるものの、「その旋回能力を引き出すのは易しい仕事ではない」と。「それは向上心と研究心が旺盛なドライバーには楽しみのひとつになるだろう。だが一般的なドライバーには、そう容易ならぬ作業であり、またリスクもそれなりに発生する」。価格差も考慮すればルーテシアRSのスポーツシャシーという結論。筆者としてはメガーヌRSがツアラーとして乗るにはあまりにも旋回が鮮やかで、ツアラーとは割り切るには惜しいという意味の一文が印象的だった。やっぱり自分で乗るならメガーヌRSだなぁ。

多分日常でひとりで乗り回すにはトゥインゴが良いと思う

ルーテシア(=クリオ)RS
多分MiToよりも楽しいかもしれない
けどエクステリア、インテリアとも
MiToの方に筆者は萌える

だがメガーヌRSはヤバイ
文句無く欲しい
けどこの横幅じゃ家には置けない(笑)

ふたつめ。森慶太氏による1週間試乗記「乗らずに買えるかっ!」。今回はトヨタ FJクルーザー。基本的に好意的な内容だが、筆者が感心したのは乗り心地やメカニズムに関する部分ではなく、「ミラーだけ見て真っ直ぐ停められるかテスト」をやっていたところ。見た目は良いが実際に運転する場合の取り回しではそうではないという例は、むしろ昨今の複雑な曲線を持つクルマに多いと思っていたのだ。先代のプリウスなどミラーだけで真っ直ぐ停められたためしがない。筆者の腕の未熟さは置いても、室内からの見切りの良さという観点だけでは語れない、ミラーだけによる真っ直ぐ停めというのは、クルマの平常時の運転に関してかなり有効な判断ポイントではなかろうか。

実際は斜め後方視界は見た目ほど良くないらしい

みっつめ。沢村慎太郎氏による書評欄。ポルシェとVWの初期における試験車両や設計資料の話。現VWの総帥フェルディナンド・ピエヒ氏が革新的技術者だったというのを初めて知った。すみません。でもアルファロメオブランドを買い叩こうとしてるのはいかん。

Vol.97は明後日26日に発売なのだが、ちゃんと発売日に読めるのだろうか。こんな遅い雑誌レビューで申し訳ない。
フェラーリ テスタロッサに乗った!(正確には座った!)
| ココロ惹かれるクルマ | 23:07 | comments(2) |
本日所用があって仙台のテスタロッサ乗りみいさんのご自宅におじゃましてきた。当然こんな画像を撮らせてもらったりする。


いやぁ、フェラーリ、初めてコクピットに座ったよ!!!!!!!!居心地良かったけど、あのクラッチの重さは半端じゃない。みいさんはこれまで2回ほど足がつったそうで…。

もちろん他にも画像を撮ったのだが、なんか、あの興奮を伝えきれないんだなぁ。
最後のシトロエン
| ココロ惹かれるクルマ | 23:10 | comments(2) |
久しぶりに顧問とクルマの話をする機会があった。すでに過去の話題として「49万円で売られているシトロエン エグザンティアブレーク」の話をした。みいさんから「MiToへの愛情が薄れるからお薦めしない」と止められたという話をしたら、「それはあると思います」と顧問も言う。

この画像はその49万円物件ではない

顧問の知人でやはりエグザンティア(ハッチバックの方)を筆者と同じ心境、すなわち「どうせ乱暴に扱うし車検も通さないし。一度ハイドロにも乗ってみるか」という軽い気持ちで購入したところすっかり乗り味にはまってしまい、それまで所有していた2台のクルマを売っぱらい、これまでに150万円くらい維持につぎ込み、いまでもまだ乗っているという。

マニアに言わせると最終型エグザンティアは「最後のシトロエン」なのだそうだ。詳しい人に聞くと異口同音に「あれ(=ハイドロシトロエンの乗り味)は別物」と真顔で言う。さすがにMiToへの愛情が薄れるのは本意じゃないので今回は素通りを決めこむ決心だ。
オーディオユニットが沈んだ!
| AlfaRomeo MiTo | 17:39 | comments(5) |
今日何気なくオーディオユニットのあたりを見てみたら、どうもオカシイ。なにやら面があっていない。センターコンソールのフレームを外してみたらな、なんと。


お分かりいただけるだろうか。奥に沈んでいるのである。ユニットを止めている左右のツメの部分が引っかいたのだろう、白く塗装が剥げているのが明らかである。


思い当たる理由は、この程の震災であちこちに発生している段差を乗り越えた時のショックである。ほんと、思い掛けない場所にザックリ穴が開いていたりするので侮れない。穴だけに(笑)。

マイナスドライバーでこじって手前に引き出して修復完了。と思いきや天地も微妙に下に落ち込んでいる。これはちょっと予想外。今日のところは天地のズレは放置。様子を見ます。
偶然の花見
| AlfaRomeo MiTo | 14:51 | comments(0) |
あまりにも良い天気で、かつ花粉の飛散が激しかったのでMiToを洗車。なかなかキレイにならないものだ。3ヶ所ほどキズがあったのでタッチアップ。

せっかくキレイにしたのだから走らねばもったいねぇべ。息子が「ダムに行ってアイス食べようよ」と言うので、その通りにすることにした。当家は仙台市の山沿いにあり、クルマで15〜30分くらい走る範囲内にダムが3つも存在する。途中のコンビニでアイスを買って広場のベンチで食べようという算段である。

最近このアングルでMiToを見るのが好き。
フロントは角度によって表情が違うが
このアングルだけは文句無くカッコいいと思う


その湖畔公園に1本だけ桜の木があり、山あいだからまだまだこれからという感じ。それもそのはずすごく寒かった。アイスを食べてすぐ退散した。
33,333km
| AlfaRomeo MiTo | 21:13 | comments(4) |
 

この画像を撮るためにクルマを停めていたのだが、反対車線からアニバーサリーレッドのQVがやってきた。さっそく手でも振ろうかと思ったのに、一瞥もくれず通り過ぎて行った。ご存知の方も多いと思うが、最近ALFA RED IS BACKなどと言ってアルファレッドのTCT、2モデルの限定版をリリースしたが、それでもQVにはアルファレッドモデルは無い。


つまりMiToにおいてアルファレッドのM/Tモデルは、以前として1.4T Sportしかないのだ。見よ!この優位性!
ハンドルは円じゃないと
| クルマにまつわる四方山話 | 21:03 | comments(5) |
基本的に人間が古い上に中年ど真ん中みたいな年齢も手伝って、筆者はいろいろと保守的だと思っている。だからハンドルってのは真円だと信じて疑わない。

さて我が家の真円じゃないハンドルを持っているクルマと言えばCITROEN DS3である。いわゆるフラットボトムハンドルで、底面だけ平たい。どういう理由でフラットボトムを採用したのか知らないが、DS3というクルマのキャラクターを考えるに、恐らく単なる「見た目」の問題だと推測する。DS3は同じシトロエンのC3との兄弟車であり、もっと言うとプジョー 207ともシャシーを共有している。C3も207も出自は大衆車であり、逆にDS3をどこで差別化してプレミアムにするかと言うと、手っ取り早く「スポーティ」という演出をシトロエンは取った。ほぼ同じ内装なのにDS3はC3に比べてハンドル径が小さい。クイックに感じる演出なのである。

実際DS3 Racingというさらにレーシーなイメージの限定版もリリースされているが、ではなぜスポーティ=フラットボトムなのだろうか。おそらく実際のレースシーンで円ではなく変形型のハンドルが装着されるからだろう。筆者はカーレースにはとんと疎いのだが、そういうシーンでフラットボトムハンドルがなぜ装着されるか想像するに、アクセルやクラッチを操作する足にハンドルが干渉しない配慮だろうし、そもそもステアリングが(本当に)クイックだからレース中1回転以上させない(フラットな部分に触ることが無い)という事情もあるのではないだろうか。

死ぬほどかっこいいDS3 RACING

もうひとつプレミアムという演出からの理由として、ドイツ系の高級車にフラットボトムが採用されている率が高いから、というのがあると思う。いや、これは正確じゃない。はっきり言えばVWグループの高い車にフラットボトムが多いから、というのが正確か。ランボルギーニ(そういやアヴェンタドールもフラットボトムなの?)やGOLFの高性能版やシロッコもそうだ。AUDIもフラットボトム率が高い。

ランボルギーニ アヴェンタドールのハンドルも

VW シロッコRも

AUDI R8 V10も

ということで、フラットボトムハンドルが着いているだけでスポーティな感じがして、しかもプレミアムに違いないと信じてしまいそうになるわけだ。実際DS3を運転してみると、少なくとも仙台の近郊で乗っている分にはスポーティかどうかよりも「曲がる」「止まる」と言った本当の基本性能の方で「ちゃんとしてる感」を味わう機会の方が多い。その点は売れ筋の欧州大衆車がベースだから抜かりない。プレミアムかどうかは正直人に寄りけりだと思うが、2000年式フィアット プントから乗り換えた家人はもちろん、MiToに乗っている筆者が見てもうっとりするほど優美なので、はっきり言ってプレミアム方向の味付けは間違っていないと思う。毎日ベントレーとか乗っている人はどう思うかしらないが。


冒頭に書いたように基本的にハンドルは丸い方が良い。フラットボトムは回していると「あ、今、底だ」などと考えてしまう。集中できないようなレベルではないが、意識はしてしまうかもなぁ。しかし百歩譲ってそれは許そう。本当に気になり、かつ最悪なのは2代目プリウスの楕円形ハンドルだ。気持ち悪くてしょうがない。どういうつもりだったのだろう。機構が先進的なのだから、赤字価格でバーゲンしてやってるんだから、細かいところは文句言うなということなのか。クルマの運転でものすごく大きな比重を占めるパーツなのに。
さよならエグザンティア
| ココロ惹かれるクルマ | 20:59 | comments(4) |
何事も先達の言うことには価値がある。昨夜ミュージシャンのみいさんと呑み会を決行。ま、筆者は下戸なのだがそこはそれ。みいさんとはミュージシャンとして出会いを得たのだが、テスタロッサ乗りにして147乗りにしてMiTo1.4T Sport(ここ重要)乗りなのだった。ちゃんと話したことないから今度呑みましょうと言っていたのがようやく実現した次第。

お店は「料理ごっこ

年齢もほとんど同じなので、音楽遍歴も似ている。そういうふたりがウマイものを呑み喰いしながら話して楽しくないわけがない。気が付けば4時間も居座ってしまった。音楽の話も楽しいが、クルマの話はもっと強烈だ。みいさんはこれまでにクルマを15台くらい乗り継いできたとのことだが、強度のスーパーカー病にしてリトラクタブルライト症候群患者なのだった。こうなると不治の病である。

テスタもミラーが上に付いてる
前期型じゃないとヤなの!とは本人の弁。
ちなみに画像はネットから適当に引っ張ってきたもの。
ご本人のものではない

その不治の病患者から「あなたも不治の病一歩手前」診断を受けた筆者だが、ここ数回のエントリーで盛り上がっている49万円のシトロエン エグザンティアブレークについて指南を受ける。それがまた非常に含蓄に富んだお言葉だった。曰く「苦労を承知でエグザンティア買うことには百歩譲って反対しない。けどエグザンティア、と言うかハイドロの乗り心地って中毒になる人が多い。それくらい魅力があるってことで、もしMiToに買い増しすると、MiToへの愛が薄れちゃうんじゃないか心配」。

おお〜。お目々ぱっちり!買った直後にMiToのドアをこすった筆者は、詫びの意味も込めて動かなくなるまでMiToに乗ろうと思っている。今愛人を囲って精力を分散するよりも、もうちょっとMiToとの蜜月を満喫する方が確かに良いかもしれない。さすが重症患者のおっしゃることは重みが違う。おかげでエグザンティアの購入を見送る決心が着いた。でも試乗はしようっと、みたいな(笑)。

また載せちゃえ!これですよ、これ

さらにネタとして面白そうなのが、今度みいさんがMiToに搭載しようとしているスロットルコントローラー。TEZZOではなくオレカのものにするそうだ。「なりますよ、人柱」だそうなので(笑)、K店長、早いところ見積り出してください。
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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