クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
霊験あらたか「デッドニング」
| 車載オーディオを考える | 21:39 | comments(0) |
アルファロメオ仙台店K店長の改造MiToネタその2。すでにオーディオ周りにも手を入れたとのことで、そっちもかなり楽しみに試乗させていただいた。K店長曰く「お金をかけない改造」だそうで、具体的には「デッドニング」と「スピーカー交換」だそうである。なんでお金をかけていないかと言うと、K店長はメカニック出身(ようやくメカと営業の経験年数が半々くらいになってきた、とのこと)なので全部自分でやったからであり、スピーカーは147時代に持ってたものを使い回しているから(笑)。

ヘッドユニットは使い慣れているからという理由でEclipseブランドのナビが装着されていた(型番未確認)。ご存知の通り現状でのアルファロメオの純正オーディオはcarrozzeriaブランドであり、店長の個体もステアリングリモコンは効かなかった。もっとも純正の我がMiToのナビもCAN-BUSの設定が不十分でソース選択とボリュームコントロールは効くが、トラック送りとミュートは死んでいる(笑)。

試聴に使ったのはCDで、「Two Against Nature/Steely Dan」「a collection of  his gratest hits/babyface」の2枚。ヘッドユニットのEQ設定はほぼフラットだそうである(これも未確認)。カーオーディオの評価にはあまりにもたくさんの考慮すべき事項があるので、これから書く評価が全てのMiToに当てはまる訳ではないと思うが、ある程度は参考にはなるはずだから書く。

まずデッドニングの効果ははっきり体感できて、低域に無駄なボヨンボヨン感が無い。良く言えば締まっているし悪く言えばサミシイ。もっともこの辺は狙ったものらしく、いずれはウーファーを加える予定で穴と言う穴を全部塞いだとのこと(フロントスピーカーだけでローを稼ぐなら全塞ぎは逆効果らしい)。デッドニングの効果として大きいのは大音量を出しても歪みにくいことだそうだ。確かにそんな感じはする。まぁ実際に試聴した2作品はどちらも近代レコーディングのお手本みたいな音で、変にブーミーな処理もされていないので余計にそう聴こえるのかもしれない。Limp Bizkitなんか聴いても割れないかなぁ。

「歪まず低音が締まっている」ということは、反面低音が物足りないという言い方もできる。個人的には200〜500Hzという中低域はエンジンノイズの影響をモロ被りの印象があり、そしてその帯域は上記の2作品に限らず、軽音楽と呼ばれる、つまりクラシック以外の音楽にとっては生命線とも言うべき重要な帯域である。「迫力」とか、場合によってはグルーヴそのものに影響する帯域なのだ。今回の試聴ではやはりエンジンノイズの影響は大きく、音量の大小ではなくEQ補正で音量が変わるように思った。つまりそれくらい共振が抑えられていることの証左でもある。

交換したスピーカーとは147用の純正BOSE(純正147用のBOSE、と書くべき?)スピーカーだそうで、同軸モノだったそれを分解し、ローをドアに、ハイをAピラーにツイーターとして埋めてあった。このBOSEが素MiToの純正SPに比べると指向性が強く、アタマの位置がちょっとでも変わるとはっきりと位相変化が感じられるほどだ。この辺はBOSEというブランド特有のものかもしれない。以前QVに試乗した時も思ったからだ(QVもBOSEの純正オーディオシステムがウリのひとつ)。

正直に言うと私はcarrozzeriaというブランドを心の底からは信頼していないのだが、オーディオのブラッシュアップをするなら同じcarrozzeriaのスピーカーに換装して、その際デッドニングを施すくらいで止めておこうと思う。後付けウーファーは考えていないので(荷物を積む機会があるので)、デッドニングもある程度共鳴は残すくらいがいいんじゃなかろうか。

K店長に感謝。

※有効/無効なステアリングスイッチの記述に間違いがあったので訂正。勘違いです。すみません。
MiTo 純正ダンパーとアイバッハスプリングの組み合わせや如何に
| AlfaRomeo MiTo | 20:45 | comments(2) |
アルファロメオ仙台のK店長のMiToに試乗させてもらう日がとうとう来た。いろいろあって純正ダンパーにアイバッハスプリングの組み合わせという状態。追記するならマフラーはアルファスポルトの1本出しのものに換装されていた。エンジンはノーマル(のはず)。このマフラーも良かったのだが、本エントリーでは足周りに限定して話を進める。


フロントの落ち具合。いいぜ〜

ローダウン状態のクルマの写真の撮り方ってのは難しいですな。フロントの落ち具合をお察しいただきたい。挿し込む指の本数で言えば2本くらい入る感じ。自分としては理想的な落ち具合なのだ。反面リアはそんなに落ちてない。指3本というところ。これでも1ヶ月くらい前に見せていただいた時より若干は落ちてきていて、これでもアリではないかと思える。乗り心地次第ではある。

早速走り出す。以前この状態のこの個体を運転したSマネージャーによると「TCTっぽい」とのことだったが、それを実感。やはり違いが顕著なのはリアで、明らかに地面とのコンタクトが増している。月曜日の午前中だからぶっ飛ばせるわけもなく、法定速度域でできるだけデコボコした道を走ったつもりなのだが、適度にスポーティーな硬さだし、アスファルトに開いた穴などの過剰な段差の乗り越え方もピョコタンする感触も無く途切れずに地面の情報を伝えてくる。

いや、これ、全然良いですよ。

K店長は当初組んだビルシュタインダンパーにちょとしたトラブルが発生したので、やむを得ずこの組み合わせにしたに過ぎないのだが、「意外とこれ、アリですよね」という現状になってしまったのだ。K店長はプライヴェートでサーキットにも持ち込むような方なのでビルで良いらしいが、街乗りプラスアルファ程度の日常ならビルは硬すぎるでしょうとのこと。

ということで、簡潔にまとめるなら「純正がこの状態なら足周りに手を入れようなんて思わないだろう」。TCTの方がもう少しネットリしているように思うが、それは恐らくマルチエアとTCTのメカニズムで増えた自重が影響していると思われる。

赤いスプリングがおわかりいただけようか

K店長がずばり言う。「結局純正のダンパーは結構良い。しかし純正バネがダメ」。どが〜ん。でもこの個体のこの状態を鑑みればそういうことになる。バネを変えただけで「しっとり」と「スポーティ」が程よく同居するのだから。クルマを降りてからさらにK店長が解説してくれた。

MiToというクルマはリアのストロークがごくわずかしか設定されていないのだ。これ以上ダンパーのストロークを短くすると後はバンプラバーで受け止めるしかなく、純正のバンプラバーでは早々に部品がダメになるだろう(多分割れる)とのこと。従ってローダウン系の対策をあれこれ施しても、ある程度前傾姿勢(リアのダウン量はわずか)になるのはやむを得ない側面があるのだという。ふ〜む。乗る前だったら「え〜!?でもリアもがっつり落としたいじゃん」と思ったかもしれないが、試乗した後ではこの乗り味ならそれも止む無しと思えるから不思議だ(笑)。そうなると、純正ダンパー+アイバッハでいいじゃん、と結論付けたい。

リアのダンパーと車体の取り付け部分。
黄色いカバーは指で動かせるのだが、
その可動範囲はせいぜい2〜3cmというところ。
つまりストローク量がそんなもんだ、ということ

と口走ったら、「でも4万kmも走れば純正ダンパーもヘタってきますしねぇ。そうなると元気なスプリングとの組み合わせでバランスが崩れるという可能性もありますねぇ」とまたまた心乱れるご注進。ぐわ〜。現在28,000kmほど走っている我がMiTo。本日イマイマの心境ではザックスのMiTo用ダンパーの発売を待ちつつ、4万kmほど走ったあたりで純正ダンパーとマニエティ・マレリのスプリングという組み合わせでリフレッシュというプランを夢想中。だがマニエティ・マレリはそんなに落ちないという声もあり、そうなると本来の目的は結局達成できないという、まさに夢想のスパイラルに陥ってる。
恋人たちのメッカ
| クルマにまつわる四方山話 | 20:40 | comments(2) |
昨日の夜、足周り改造済みのMiToの乗り心地を試すのに相応しい凸凹道を探してドライヴしたことをひとつ前のエントリーに書いたとおりなのだが、その旅の途中に、あるとんでもない場所に行き着いてしまったのである。

Googleの地図写真は少々古いらしく、拡大しても砂地を整備した広場が写っているだけなのだが、実はここ、最近整備されて高台のすばらしい駐車場になっていたのだ!折しも土曜日の22時過ぎ、4〜5台の間隔を空けて実にお行儀良くミニバンが駐車していたのだ!しかも皆海に向かって!

当然窓ガラスは全部曇ってますよ。ぶははは。


画像はその駐車場から見える仙台港の不夜城のごとき工場群。左手前に見えるのが駐車場すぐ脇にある東屋の手すり。そして中央付近に見える下の光点は海に映った工場の明かり。さすがにお行儀良く駐車して窓ガラスを曇らせているクルマたちを写す度胸はなかった(笑)。むしろ邪魔してごめん!な感じで早々に立ち去った。

いいよなぁ。オレも窓ガラスを曇らせてえよ(笑)。
凸凹を探して
| AlfaRomeo MiTo | 00:20 | comments(0) |
実は月曜日=11月29日に、足周りに手を入れたアルファロメオ仙台K店長のMiToに試乗させていただくことになっている。

ビルシュタイン+アイバッハを組んだ直後は、普通にお店の目の前の国道4号線を流してもはっきり硬かったらしいのだが、こういう機会なので少々荒れた路面も走ってみたい。ということで、アルファロメオ仙台店近くにデコボコした道がないか探しにいくドライヴに行ってきた。

仙台店は商業地域、もっと言うと市指定の卸業経済特区にあるため、実は路面状況は仙台市街地に比較すればかなり良い方だ(轍はけっこうあるが)。2tくらいから8、10tくらいまで、ひっきりなしにトラックや商業バンなどが走り回っているので意外である。でも仙台店のすぐ近くにそこそこバンピーな直線路を見つけた。ここがこうならあっちの方はどうだ、とうろつく事2時間(笑)、結局その道以上にデコボコしている道は見つけられなかった。自分の家の近くにはたくさんあるのだが…。


仙台港の近くで。あの辺も荒れてる印象があったけど、そうでもなかった。月曜日の試乗が楽しみだ。
MiToハザードランプの音が途切れる
| AlfaRomeo MiTo | 17:16 | comments(3) |
以前からハザードランプの点滅音については色々あったMiToであるが、本日ハザードを数分間点けていたら音抜けが発生するではないか!


思わずその場にあったiPhoneで録音してしまった。絵は後からはめこんだだけのインパネの画像なので動きこそないが、音声編集はしておらず(F/I、F/Oと音量調整はしたが)、本日起こったとおりの音声である。30秒ほどのムービーにしてみた。

音が途切れていてもランプは普通に点滅していたようなので、まぁいいか、なのだが。
ビル、ねぇ…
| AlfaRomeo MiTo | 18:22 | comments(0) |
こちらのブログエントリーを読んでまたもや逡巡。硬くてもビシッとお釣り無しで安定するならそれはそれで素晴しいじゃないの、とか思ったり。

期待していたザックスのMiTo用ダンパーは日本導入が遅れそうだとのこと。KONIの現行ラインナップでMiToに取り付けられるのは無いんかな〜。RS★Rもいいが、マニエッティ・マレリの車高調スプリングはどうなんだ、とか。

あぁ!迷うのぉ。
ナビのアップデートのためにドライブ
| 車載オーディオを考える | 12:09 | comments(0) |
MiToに車載しているナビには2回の無料アップデート権が付属していたのだが、先日2回目のアップデート用DVDが送付されてきた。私が積んでいるのはPioneer(=carrozzeria)のAVIC-HRZ088である。

前回のアップデート時にも手順を書いたが、再度書いてみる。

1:クルマに乗り、電源を入れ、ナビ本体のデバイスナンバーを確認する。
クルマのアイコンのボタン(行き先設定時に押すボタン)を押す>情報・通信/設定>ハードウェア情報。

デバイスナンバーが小っちゃく表示されるので、これを記録する。つまりメモするのだ!

2:今度はPCでブラウザを起ち上げ、更新パスワードを入手する。インターネット経由の場合「お客様(ユーザー)登録」が完了していることが前提。登録する方が便利ではある。登録するからこそ勝手にDVD-ROMが送られてくるのだし。


「更新パスワードの発行」というボタンがあるのでクリック。登録ユーザーとしてログイン後、1のデバイスナンバーを入力する。更新パスワードが発行される(ブラウザ上に表示される)ので、これまた記録する。つまり書き写すのだ!

3:クルマに乗る。ナビに更新用DVD-ROMをセットすると(表示まで時間がかかるが)更新するか聞かれるのであとは指示に従う。

で、このアップデート(今回表示はヴァージョンアップだったが)作業、約130分もかかる。その間ナビは使えずせいぜいラジオとCDが聴けるくらいだが、画面上には操作子は表示されないのでリモコンなどが無いと実質コントロールできない。

アップデートの途中で電源を落としても良いらしいのだが(都度途中から続行される)、おっかないので130分起ち上げっぱなしにしたい。となるとドライブに行くしか無いではないか!気仙沼あたりに行こうと思ったが、田んぼの中の道をタラタラ走るのも悪くないなと思い、東北自動車道大和インター付近から三本木町〜鹿島台〜石巻まで。これでだいたい70分くらいで行ける。で、石巻からは主に国道45号線を仙台方面に引き返してきた。

もう平地でも紅葉が進んでいて、気温は15度くらいあったが、もう初冬と断言したい。本日の圧巻は鹿島台から石巻への道。見渡す限りの冬枯れの田んぼの中をひたすらまっすぐ進む。北海道の一本道とはまた違う広大さ。また行きたい。
おあずけ!スロットルコントローラー
| AlfaRomeo MiTo | 18:06 | comments(2) |
さっそくSマネージャーから電話が!すわ明日入荷みたいな話かと思いきや、なんと売れまくって納期に2〜3週間だとのこと。待ちます待ちます。

くっそ〜、どっかのディーラーめ〜(笑)。ちなみにクワドリからTCT版まで、dnaシステムならMiToの車種を問わず、らしい。たまりまへんな。雪が降りませんように。<スタッドレス履く前に乗り味試したいじゃないですか
発注!スロットルコントローラー
| AlfaRomeo MiTo | 15:53 | comments(0) |
このブログの大まかなアクセスログ集計によると、少ない日で150件くらい、多い日で(って別に女の子の日じゃないですよ)600件くらいのアクセスがあるのだが、非常にありがたいのはこのブログが縁でお近づきになれた方々がいることはもちろん、全国のMiToオーナーから情報が寄せられることである。

エンジン制御に関する電子部品に手を入れるのは専門知識の希薄な私には危険領域と思っており、これまで二の足三の足を踏んでいたのだが、本日TEZZOのスロットルコントローラーを発注してしまった。それもこれもいただいた肯定的なコメントや、やはり情報を発信していてくれる他の取り付け済みオーナー氏のブログを読んだからである。最終的にはディーラーの私の担当者Sマネージャーも納得してくれて、めでたく発注するに至った。

仙台はそろそろ冬支度。スタッドレスタイヤにすでに交換済みのクルマも多くなってきたようだ。とりあえずノーマルタイヤを履いているうちに乗り味を確認したいので、できるだけ早くと言い置いてきた。取り付けたら当然リポートする。お楽しみに。
MiTo・ナゾの流水音
| AlfaRomeo MiTo | 15:40 | comments(6) |
随分前にMiToの車体左前方(感覚的には左ドアの付け根あたり)から、時々チョロチョロと水が流れる音がする件を書いた。すると「自分のもする!ありゃなんだ」とコメントをいただいた。本日ディーラーの私の担当者Sマネージャーを訪れた際に開口一番くらいのイキオイで聞いてみた。

結論。わからない。

基本的に1.4T Sportは全車この音が聞こえるという。どうやら故障や不具合ではなく、仕様のようだ。気になってそのあたりの部分を分解までした方もいるそうだが、それでもナゾだったそうだ。原因不明。情報をお持ちの方はぜひコメントをお寄せいただきたい。最近ブログの感想をTwitterでいただくこともあるが、Twitterのつぶやきはいずれサーバから消されてしまう。後日でもネットで検索可能な方が役立つと思うので、ぜひコメントでお願いいたします。
+ PROFILE
+ accesses since Dec.2009
+ RECENT COMMENTS
+ 「クルマで行きます」用語集
■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
+ CATEGORIES
+ LINKS
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< November 2010 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT TRACKBACK
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ OTHERS
このページの先頭へ