クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
あこがれのPeugeot206
| ココロ惹かれるクルマ | 17:32 | comments(0) |
MiToを預けて作業をお願いする場合、もっとも大きな問題は代わりのアシ、すなわち代車である。

これまでの代車人生、非常にツライ思いをしてきたのは紛れもない事実である。詳しくは書かないが「こんなのに乗ってたらクルマを好きになるわけないな」と思うような新車もあった。そんな過去があったので前回Sマネージャーに「なんか面白いクルマを代車に出してくださいよ〜」とお願いした結果、AlfaRomeo156のV6 6M/T(しかも前期型)という超オイシイ物件をあてがわれた一件は、悲惨なる代車人生の一大トピックであった。

そこで味をしめた私が今回のMiTo入院期間中の代車に「おもしろいクルマでお願いします」とお願いしてみたのは言うまでもない。だが「アルファロメオ仙台にはおもしろいクルマ無いんですよ〜。145があったんですけど、見事に壊れて廃車になりました」という、再び暗雲立ちこめるような返答であった。

だから本日アルファロメオ仙台で散々話し込み、A工場長さんから「代車、206をご用意しておきましたんで」と言われた時、ポーズは小さく、心の中ではでっかくガッツポーズだった私を誰が責められよう。


いやぁ206、一度ちゃんと乗ってみたかったんだよなぁ〜!!!

ほんの1年半前までPeugeot307SWに乗っていた私だが、乗っていた7年間常に「もっと小さいボディで猫足を堪能してみたいなぁ」と思っていた。もっと言うと306とか205がその意味ではより良いのだろうけど、当時206はバリバリの現行モデルだったわけで、その意味でも横目で見るには魅力的すぎるクルマであった。


今回私が借りられたのは単に「206」というバッジを付けたもの。車検証によれば形式はGF-T14。エンジンは1.36L。初年度登録が平成12年だからつまりちょうど10年前のモデル。96,000kmほど走った個体である。走り出した最初の10分ほどはやけに目線が高いなぁと思っていたのだが、左もものしたにあるレバーを「なんじゃ?」と引いてみたら見る見る座面が下がった!あ、シートのハイト調整ができたのか、これは。当然最低にセットしたところ非常に程よい囲まれ感が。クルマの挙動も分かりやすくなった気がする。

その気でちょっと注意してみると、まずクルマの四隅がすごく分かりやすい。だから初めて運転するのにも不安はなく、重めのパワーステアリングアシストもむしろ好ましい。良く知っている道を自宅まで戻ってきたのだが、とにかく段差の乗り越え方など307SWを彷彿とさせる。ボディが小さい分ダイレクト感は増しているけど、そうそう、こんな優しい感じだったなぁと懐かしくなる。

懐かしくなると言えばブレーキ。この決してリニアでは無いが、減速カーヴと実に気持ち良くマッチしたブレーキの効き方がまた最高。肩をいからせて、あるいは目を吊り上げて限界走行をしなくても、のんびり法定速度で走っているだけで「あ〜、なんかすっごく楽〜。楽しいかも〜」となるのが素の206の良さではなかろうか。何しろタイヤは185/65R14。単なるスチールホイールである。

とは言え帰宅途中のいくつかのカーヴでタイヤがキキッと鳴ったのも事実。いや、もちろんそんなスピードなんか出していませんよ、ええ。家に辿り着いて真っ先にタイヤを見てみたらなんとスタッドレスタイヤだった(笑)。そりゃ踏ん張れなくて当然。でもぜんぜんイヤじゃない。

本日感じたネガのひとつはワイパー。左ハンドル用の機構を右ハンドルモデルでもそのまま搭載しているため、拭き方向が逆の上オビタダシイ拭き残しが(笑)!しかも「グケケケケッ!」とものすごい音を立てて動くのである。

ぜひクリックして大きめの画像でご確認いただきたい。
Aピラーから10センチくらいは拭き残しだよ!

こりゃ音楽など聴いている場合じゃないなぁと思ったら、そもそも純正オーディオはカセットデッキだった(爆笑)!ラジオは滅多に聴かない人間なので、206ではクルマとの対話を楽しむことにしよう。

追記)A工場長のお名前を勘違いしていた!大変失礼しました!
Let's 人柱
| AlfaRomeo MiTo | 14:02 | comments(2) |
アルファロメオ仙台にMiToを持ち込む。


本日のメニューは以下の通り。

1:車内灯のLED化(純正オプション)
2:フロントブレーキキャリパーを黄色く塗装(板金屋さん)
3:フロントガラスとサイドウィンドウを撥水コーティング(業者さん)
4:オイルとオイルフィルターの交換(セレニアと純正品)
5:ワイパーブレードの交換(純正品)
6:サイドブレーキの引き代調整

撥水コーティングは半日程度でできるらしいが、キャリパー塗装は2日くらいかかるらしい。アルファロメオ仙台は火曜日定休なので、帰ってくるのは早くても11月5日か6日となろうか。

しかし本日のメインはこれらよりもむしろ車高を下げる件である。アルファロメオ仙台のK店長さん(拙ブログを読んでくださっているという。嬉しいやら恐縮するやら)はご自身で最近白MiToを購入されたばかり。その際ビルシュタインダンパーとアイバッハスプリングで車高を落としたという。左様、先日のエントリーで試乗できるかもしれないと書いた個体のオーナー氏なのである。

走るのが好きだというK店長と実車の前であーだこーだと車高ダウン談義。画像は無いが現状上記の個体はアライメントをまだとっておらず(何しろ組んだのが昨夜深夜だとのこと)、雨降りだったこともあり本日の試乗は見送ったが、馴染み不足もあるのか本来のダウン量ではないようだ。だが17インチの純正ホイールを履いた状態のフロント側は少なくとも完全に私の理想のダウン量。だがリア側は「落ちてる?ホントに落ちてる?」という感じである。K店長によるとそもそもアイバッハは前傾姿勢を取らせたがるらしい。また「MiToみたいにリアにボリュームのあるデザインだとリアはもっと落ちてもいいですよね」とも。ええ、ええ。そう思います。

組み付け半日程度のインプレッションではあるが、この組み合わせだと硬い事は硬いが不快なほどではないとのこと。サーキットも走るというK店長の趣味で言うと、純正プラスアルファ程度の乗り心地にしたいならビルにRS★Rのスプリングもお奨めだと言う。「RS★R、意外にイイですよ!」とのこと。マニエッティ・マレリも良いという(が残念ながらアルファロメオ仙台では扱いが無い)。

う〜んと唸っていたら、ガチガチにしない方向ならザックスもお奨めという。これまでザックスに交換したK店長のお客で乗り心地が悪化した例が無いという。そもそも私は峠をハードに攻めるわけでもなく、どちらかと言えばツーリングがメインだし普通に家族も乗せるしガチガチである必要は無い。

ということで複数の組み合わせで見積りをお願いしてみた。今心が動いているのはザックス+RS★Rだ。

クイックシフトについてはクアドリフォリオ・ヴェルデ搭載の純正品を換装するよりも市販のクイックシフトでも遜色無かろうと言われた。QVのシフト移植してよ〜とお願いしていたので、実はA工場長さんがメーカーに確認までしてくださったそうだが、前例が無いから保証できないと言われたそうだ。多分大丈夫だろうが、そもそも「純正品は高いですよ…」とK店長、Aさん揃っておっしゃる。む〜。K店長も現状クイックシフトの組み込みは見送っているという(だから装着状態の実車で試すというプランは白紙に)。

車高ダウンについてはすでにビル+アイバッハという組み合わせのK店長の個体があるのだから、ザックス+RS★Rで。シフトも社外品クイックシフト組み込みということで、人柱になろうじゃないか!と言って帰ってきたが、どうなの(笑)?

追記)A工場長のお名前を勘違いしていた!大変失礼しました!
タッチアップ用秘密兵器
| MiToのメインテナンス | 10:05 | comments(0) |
MiToの純正オプションに「カーボンルックリアフェンダープロテクション」なるブツがある。要は飛び石対策のシール(?)なのだが、見た目のことはともかく、あまり必要無かろうと思っていた。

ところがである。結構キズが付いているのだ、リアフェンダー。

先週久しぶりに洗車してそれを痛感したものの、洗車だけで力尽きてしまい(どんだけキライなんだ、洗車が)「来週ね、来週・・・」とシカトしていたのだが、明日の入院に備えてホイールをちょちょっと拭き掃除したついでにタッチアップした。

何しろタッチアップなんてMiToを買うまではやったことがなかったので、前回の試行錯誤の作業経験を元に今回は秘密兵器を導入。すなわち「爪楊枝」である。小指の先よりも小さなキズには爪楊枝の先を若干つぶしてちょいちょいと塗ると良い。という話を前回タッチアップした直後にSマネージャーから聞き(遅いよ)、今回試してみた次第。

いや、簡単でした。これだな。塗料瓶についてる小さな刷毛を使うような大きなキズを作らないことを切に祈る。他力本願。
ホンダシビック・ユーロRに試乗した!
| ココロ惹かれるクルマ | 23:21 | comments(0) |
HONDA CIVIC EURO Rに試乗した。経緯はともかく、クルマの印象をまず書こう。

運転席に座る。シートがタイトで驚く。タイトと言うよりもキツイ。ドライヴィングポジションはすんなり決まる。ステアリングも適度に太く感触も良い。シフトノブはアルミ削り出しの握りの小さな球形。このシフトアクションがコクコクと小気味良い。手首だけでキマるのだが、勝手にゲートに入っていくという程ではない。

走り出す。普段MiTo1.4Tに乗っていると、よく回る自然吸気エンジンのフィールにはうっとりしてしまう。MiToも楽しいが、やはりターボの存在を忘れることはできない。2.0L。VTEC。6速あるギアは1速はともかく、どのギアに入れていても、どのような速度域でも、とにかくグワッと回ってどんどん加速する。試乗したコースは仙台港の近くの田んぼの中の1本道みたいな場所が多かったが、特に6000rpmを超えてからのイキオイには圧倒される。音もあからさまに変わる。本来はこの音を聴かせたいのだろう。これは間違いなく免許に優しくないクルマだ。

ボディ剛性も高い。シートがタイトだから余計にそれを感じるのかもしれない。ABCペダルも軽く、また踏みしろが(MiTo比)浅い。シフトフィールやボディの高剛性感、浅くて反応が早くてリニアなペダルフィール。これらが合わさって「精緻な機械」を操っている感触が押し寄せてくる。はっきり言って楽しい。アルファロメオが100周年だのイタリアの名門だの言っても、「速く正確に安全に走る」というクルマの根本的なところでは、このシビックのユーロRには敵わないと思う。

ほんの30分程度の試乗でアレコレ言うからユーロRに乗っている方は怒らないでほしいのだが、私の結論は、エンジンはごきげんだがインテリア、エクステリアともデザインの質が低いというもの。

贔屓の引き倒しを承知で言うが、MiToのインパネ周りは(確かに質感は低いが)実にドライヴァーオリエンテッドで、かつやる気にさせるデザインと配置になっている。逆に言うと質感は低くても運転を楽しくさせるデザインがあるということだ。先日MiToの件でディーラーの担当者に会いに行った際にPEUGEOT 3008やRCZのコクピットにも座れたのだが、あちらは質感云々を通り越して品格みたいなものが溢れていた。

もちろん今ここに書いていることは全て主観的な感想に過ぎない。例えばインテリアデザインについては人間工学的に語れる優劣ももちろんあるだろう。が、運転することそのものに楽しみを見出す人向けのクルマであるならエルゴノミクスも大事だが、それよりも「このクルマに乗ると、オレは速く走れるんじゃないか」とか「このインパネ越しに見る目的地の景色はさぞ美しく見えるだろう」とか、とにかく「やる気になれるコンソールデザイン」がまずはあるべきだと思う。当然同じことがエクステリアデザインにも言えるのであって、自動車が好きだ、なんて人は特に外観については案外保守的だと個人的には思っている。

ユーロRのエンジンとシャシーは素晴しいと思う。だがそれがまとっているデザインは消化不良であると思う。特にインパネ周りの造形は1ヶ月で飽きてしまうと思う。そこが残念だ。根っこがマニアックなのにクルマの造形がマニアックではない。つまりバランスが悪いということなのだ。残念。

もちろんこのエンジンとシャシーに惚れ込めれば唯一無二の愛車に成り得る。
いよいよ始まるMiTo改造(と書いて散財と読む)
| AlfaRomeo MiTo | 23:21 | comments(6) |
さてMiTo改造の件。本日私担当のSマネージャーに相談に行ってきた。

先にエントリーしたとおり、大きなポイントはふたつで

1:スロットルコントローラーをポン付けする
2:車高を20〜30mm下げる

である。1については「ノーマルモードではもっさりしてるが、ダイナミックモードではピーキー過ぎる」ということに尽きる。そこで某社のスロットルコントローラーに目をつけたのだが、Sマネージャーはお奨めしないと断言する。理由はやはりピーキーになるだろうし(ある意味それを狙っているわけだし)、何より燃焼タイミングなどが純正システムと異なるためエンジン警告灯が頻繁に点灯する可能性があるという。最悪プラグがカブってしまいエンストする可能性も否めないとのこと。それは困るなぁ。もう少し考えてみることにする。

2:については耳寄りな情報が。近々納車されるMiTo(1.4T Sport)があるのだが、そのオーナー氏、ビルシュタインのダンパーとアイバッハのスプリングを組み合わせてローダウン化をするという。その個体を運転してみないか、という提案をいただいた。もちろんそのオーナー氏の承諾を得て、である。これはもう渡りに船なので、ぜひ!ということでお願いした。

単純に純正のスプリングだけを交換しちゃおう=安くあげようと思っていたのだが、今以上にバタつくだけだろうという推測が…。またやはりビル社から車高調キットもリリースされているが、こちらは乗り心地もハードで、つまりはサーキットなんかに持ち込む人用だという。工賃やアライメント作業の代金などを重ねて行くと、どちらのプランでも20万円弱ということで大差は無いとのこと。とにかく一度処理済みの個体に試乗してからだ!と今は自分を諌めている。

Sマネージャーと協議の結果そういうことになったのだが、本日発注してしまったカスタマイズ物件もある。

3:車内灯のLED化
4:フロントブレーキキャリパーを黄色く塗装
5:フロントガラス+ドアガラスのコーティング

3は家人のCITOROEN DS3のLED車内灯がえらく明るくてかっこいいため。あれは良い。MiToにも純正オプションで存在する。もうこれは行くしかない。4は購入当初から「せっかくのブレンボなのになんでキャリパーがシルバーなんだ」と思っていたら、後に発売された限定版IMOLA EDITIONでは塗装されており、「なんだよ!初めから塗っとけよ!」と思って以来秘かに狙っていたカスタマイズ。5。これはSマネージャーから話を聞いた時には必要ないと思っていたのだが、視界がクリアになる上に油膜なども付着しにくくなるというではないか。最近雨の夜などに対向車のフロントライトで周囲がブラックアウトするように感じることが増えてきた。そういうことも緩和できるかもしれない。コーティングそのものはそんなに高額ではないので試してみることにした。

あとはオイル+オイルフィルターとワイパーブレードの交換も。早速今度の日曜日、入院します。結果リポートに乞うご期待。

※実はクイックシフトも狙っている。例のQVのシフトそのまま移植してよ!頼むよ!とSマネージャーにゴネてみたら、「商品でもう出てますよ」と切り返された(笑)。これだろうか。チェックだぜ。
淡々と洗車など
| AlfaRomeo MiTo | 00:08 | comments(0) |
ようやく生業の、チョモランマの頂きのようなピークを越え、平静さを取り戻しつつある。まだまだ身体には疲れが溜まっているのであるが…。しかしあまりにもくすんでしまったMiToをこのままにはしておけぬ!土曜日(10月23日)にようやく洗ってやることができた。

例によって水洗いだけ。特に下部にこびりついた泥や虫の死骸によるものと思われる油分に苦労した。まぁのんびり洗った。Bピラー下の、と言うかリアフェンダーに飛び石による小さなキズが5〜6ヶ所。タッチアップ用に塗料を買っておいて良かった。洗車し終わったら塗ってやろうと思いつつ今は日曜夜。仙台は雨が降っている…。

まぁ来週にでも塗るか。
TCTでブレイクするぅ?
| AlfaRomeo MiTo | 12:44 | comments(0) |
アホなタイトルでごめんなさい。知らない間にMiToのTCT版「スプリント」と「コンペティツィオーネ」がリリースされていたのだった(10月5日発売らしい)。で、早速値下げされてる。午前様で家に帰ればディーラーからDMが届いていた。

いよいよ来るのか?MiToの時代が。今現在の147の立場にMiToは立てるのか?

まぁ立てても立てなくても私がMiToに乗り続けるという現実に変りはないのだが、例のQVショック以来、「後出しがどんだけ自分のMiToより良いのか気になる」のである。早いところ試乗してみたい。

しかし紹介記事の中によく見られる「奥さんがAT限定免許だから1.4T Sportを敬遠する」とか「M/Tだけでは商品力が低かった」という論調には素直に賛同しかねる。世の奥さん方の旦那クルマへのシバリもわからんし、「M/Tはめんどうくさい」という話も理解できん。

M/Tで乗った方が楽しいもの・気分の出るものがあると思うし、逆もまた然り。例えば私はメルセデスベンツのSシリーズをM/Tで日々乗りたいとは思わない。要はクルマのキャラクターとしてどちらが合っているのかということだと思うのだが。あるいはそのクルマをどう自分の中で位置づけ、乗っていきたいのかということじゃないのか?

自分はMiToのA/T版にはあまり興味が無い。それはM/Tでエンジンと対話したいからだ。MiToを格好いい「単なる足グルマ」と捉えて、シフトチェンジになど煩わされずのんびり乗りたいという人がいたってかまわない。トランスミッションの方式・選択についての基準はそこにこそあるものだと思うのだが。
I Can't stop the 改造欲
| AlfaRomeo MiTo | 00:22 | comments(0) |
ここ数年、秋は生業で忙殺されている。現在ようやく頂上に到達し、そろりそろりと下山し始めるところ。

MiToはどうなっているかと言うと、洗車もままならず。と言うか、数少ない休日に身体を動かすことをやりたくないという完全に「生ける屍」状態。そんなわけで煤けたMiToに毎日心の中で詫びつつ乗っている。

先日の調子に乗りすぎた夜ドライヴ以来、遠出をすることもなく。だがしかし、こういう状態だからこそエネルギーが内に内に向かっていく。すなわち改造欲である。具体的なプランは実行したら書く。今回は納車から1年以上完全ノーマルの状態で乗ってきた私が、なぜスロットルコントローラー車高調スプリングへの交換などという(てか具体的に書いちまった)、乗り味を劇的に変えてしまう改造を試みようとしているのか書いてみる。

私のMiToは1.4T Sportで、つまり2009年5月の日本導入直後の1台。当初からヒソヒソと言われてきたように、特に足回りについてはドタバタする印象が強い。それでもこなれてくれば(つまり2万kmくらい走行すれば)もう少し落ち着いてくるかとも考えた。だからこそ手を入れずに乗っているわけであり、ドライビングポジションの微調整などの影響もあり走行距離2万5千kmを越えた現在、購入当初のドッタンバッタンとも言うべき硬さはある程度解消されたものの、本質的にはまだ暴れる足であることに変わりはない。

本来クルマのメカニズムに詳しくない私が足回りやECUに近いパーツのチューニングを試みれば、相当とっ散らかったクルマに成り下がる可能性が高い。そう考えて前述のような改造には二の足を踏んでいたのだが、その考えを揺るがしたのが先日リリースされたMiToのスペシャルエディションヴァージョンたるクアドリフォリオ・ヴェルデであった。

試乗時の印象はこちらをお読みいただきたいが、とにかく「MiToって本来こういうクルマになるべきだったんだな!」と強く思った。1.4T比15ps上回るマルチエアエンジンと言い、d.n.aシステムとリンクした足回りと言い、精密さを増したシフトノブと言い、1.4Tを毎日20km以上運転している身からすれば、我慢できなくはないがここがもうちょっとなぁ…というネガがきっちり解消されているわけで、素直にうらやましく、また冷静に考えるとヨーロッパのクルマメーカーの熟成のさせ方ってのはこういうものかも、とも思える。

つまり1.4TはVer.0.8であり、イモラエディションが0.9、そしてQVでようやく1.0となったと強く思うわけだ。もちろんだからと言って我が愛車を嫌いになれるわけも無く、相変わらず楽しい相棒として壊れるまで乗りたいと思うのも偽らざる真実である。

そ・こ・で・だ。

どうせ(と言うとひがみっぽいが)1.4T Sportは未完成なMiToでありQVとは厳然と違うクルマである。だったら自分が感じる細かいネガをつぶして、俺ジナル1.0に仕上げてしまうのも一興ではないか、と思ったのである。前述してしまったとおり、

スロットルコントローラー導入
ノーマルモードの「ここぞ」という場面で感じる不満を解消できるか試してみたい。

車高を下げたい
本当はエアロパーツを付けてしまいたいのだが、流石にそんなまとまった金は動かせない。またタイヤ周りの見た目強化という意味ではホイールの18インチ化ということも考えたが、こっちも費用(導入と維持)がねぇ…。ま、ちょっとこの辺は保留しておいて、まずは車高を下げてみたい。具体的には車高調スプリングの導入である。

室内照明のLED化
家人の買ったCITOROEN DS3はオプションのLED室内ランプを付けているのだが、これが思った以上にステキだった。どうせ純正オプションにあるのだから付けてしまおうと思う。

他にもちょこっとディーラーの担当者Sさんに我がままを言って実現してみたい見た目改造もあるのだが、これはまたいずれ。
マットで行こう
| 今日○○を見た! | 19:11 | comments(0) |
本日仙台市内を仕事で彷徨っていたら、マットブラックに塗装されたBMW現行3シリーズが走っていくのを見た。

噂で聞くくらいで、実物はどれだけ目立つのやらと思っていたが、意外と普通ではあった。普通ではあるが、やはり自分のように見る人が見れば「お!」とは思う。見栄え的にどうこうと言うよりも「通好み」なドレスアップかなと思った。

あるいは3シリーズのラインがオーソドックスなのかも。MiToでマットブラックなんて相当目を引くと思うのだが、いかがか。洗車ってどうやるんだろう。普通にごしごし磨いていいのか?
あれも見た、これも見た
| 今日○○を見た! | 20:32 | comments(0) |
twitterを始めてみるとmixiが不要になり、ブログに書く小ネタもtweetとして書いてしまいそうになる。基本的にクルマのことについては「つぶやき」ではなく「考察」にしたいと考えてこのブログを立ち上げたつもりなので(中々そういうエントリーばかりではないが)、twitterにはあまりクルマのことは意図的につぶやいていない。

だが本ログ中でもっともつぶやきっぽいのが「今日○○を見た!」カテゴリーである。2週間程度ブランクがあった間も、すれ違っただけで「おお〜!」というクルマを目撃していないわけではない。ただそういう瞬間はこっちも運転中であることが多く、イキオイ後からアップするにはtweetとしては「鮮度が落ちてる」状態なので、結局記憶に埋もれていくということになる。改めて記憶を掘り起こしてこの数週間に見かけた気になるクルマのことを書く。

まず通勤途中にすれ違ったルノー・コレオス。いやぁルノー、気になる。特に本国で現行のメガーヌRSは実にそそる。MiToを持っているのに。カングーも素敵だ(モデルチェンジ後はどうなのだろう)。だがコレオスは自分の中で「日産エクストレイルのバッジエンジニアリングでしょ?」という色眼鏡を外すことができない。それでも実車を見るとやはり印象は違う。昨今の押し出し感の強い、「オラオラ」色ばかりのSUVジャンルの中で明らかにジェントルかつ優しい系のエクステリアだ。ただし意志が強そうではある。体育会系ではなく文系SUVという印象。個人的にこのジャンルには大した興味が無いのだが、それでもすれ違うと「お!」と思うのは自分の中の隠れたルノー熱のせいなのか、それともSUVにしてはジェントルな佇まいのせいなのか。それとも単に目にする機会が少ないからなのか。

運転中にすれ違ったわけではないが、プジョー206の程よいカスタマイズ物件というのも味わい深い。今日はOZの16インチ白ホイールを履かせた紺206を鑑賞。やはり5ナンバー枠内のハッチバック車両ってのはいいなぁ。MiToもあと21mm横幅を狭く作ってくれれば5ナンバーだったのだが。相変わらずプジョーびいきの私。

あと最近やたらとAMG物件をよく見る。朝の通勤時に例のベントレーともすれ違う。景気いいな、仙台。
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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