クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
これなら納得
| ココロ惹かれるクルマ | 21:45 | comments(0) |
今回の東京モーターショーにHONDAが出品したEV-Nをネット上の画像で見た。ルックスだけではあるが、すごく気に入った。これくらい「不便」なら電気自動車でもかまわない。むしろこれくらい小さくて基本的に実用面でのメリットしか得られないようなクルマはEVでいいんじゃないか、と思える。

EV-Nが家にあったら近所のスーパーなんかはこれで行く。何かあった時の子どもの送り迎えなんかもこれで行く。ちょっと狭い道に入っていかなければいけないあの味噌醤油屋に行く時も良いと思う。

おそらく電気自動車は電気自動車でMiToのようなクルマとは正反対の乗り方を楽しむ方法があるのだと思う。そう思えるようになった。初めはあのデザインがいいなという程度の興味だったが、電気自動車そのものに対するイメージが徐々に変わってきた。

だとするとEV-Nのデザインは偉大だ。だってNISSANのLEAFなんてまったくかっこいいともかわいいとも思えないのだもの。どんなに「燃費が良い」「化石燃料や燃焼から出るCO2とはおさらば」という正義を振りかざされても、それを買おうと言う気にはならないなぁ。

さらにその充電している電気そのものが、やはり石油を使って生み出されるものなら…。考えてしまう。
日本カー・オブ・ザ・イヤー2009-2010
| ココロ惹かれるクルマ | 23:24 | comments(0) |
日本カー・オブ・ザ・イヤー2009-2010に関するwebCGのニュースを読んだ。第1次候補の10台にMiToが含まれていたのはすでに知っていた。素直に喜んだが驚いたのも事実。ほほう、そうですかそうですか、だって楽しいクルマだもんね、などと喜んでいたのも束の間、10月21日に発表最終結果が発表されたら「フォルクスワーゲン・ゴルフ」がインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

まぁなんだ、手堅いところですねと皮肉のひとつも言いたいところだが、ゴルフVIと比べるとMiToはいろいろでこぼこしたクルマではある。やはりMiToがインポート・カー・オブ・ザ・イヤーでは色々差し障りがあるだろう(笑)。

記事中の順位をコピーアンドペーストしてみる。

1位:トヨタ・プリウス(433点)
2位:ホンダ・インサイト(391点)
3位:フォルクスワーゲン・ゴルフ(186点)
4位:三菱i-MiEV(131点)
5位:メルセデス・ベンツEクラスセダン/クーペ(125点)
6位:マツダ・アクセラ(71点)
7位:ボルボXC60(52点)
8位:日産フェアレディZ(49点)
8位:アルファ・ロメオ ミト(49点)
10位:スバル・レガシィシリーズ(38点)

ハイブリッド、電気自動車、鉄板のハッチバックとセダンという感じで、現在開かれている東京モーターショーのムードそのままという気もするが、この順位を見て正直に感じたままを言えば「マツダ・アクセラってMiToよりも良いクルマなのか?」ということである。今度試乗してみるか?
グランデプントに乗ってみる
| ココロ惹かれるクルマ | 23:46 | comments(2) |
先日の夜、顧問にMiToを運転してもらった際に、顧問のグランデプント(以下グラプン)を運転させてもらった。グラプンは細かいマイナーチェンジを行っており、顧問の個体は2代目だそうである(その後もうひとつマイナーチェンジが行われ、それが現行。さらに今は4代目出現の直前だという)。MiToとは兄弟車であるからどれほどキャラクターが違うのか興味津々であった。

さて走り出してみる。結論から言うと自分にとってこのグラプンは2ペダルM/T=デュアロジックに尽きる。普通のトルクコンバータ式A/TやCVTのつもりで走り出すと違和感ありありで軽く混乱してしまう。おそらく1.4リットルの自然吸気エンジンにはあまり相性としても良くないのだと思う。オーナーである顧問は常にマニュアルモードで運転しているという。クラッチペダルを踏まないシフトアップに違和感を感じて集中できないので、一旦オートマティックモードに変更。

自分としてはオートマティックモード=前記2種A/Tの感覚だから、加速中はアクセルを踏みっぱなしだ。すると加速の途中で変速のためクラッチが途切れ、アクセルを踏んでいるのに加速が鈍るという事態が発生する。こいつがものすごく違和感をもたらすのだ。

顧問がわかりやすくデュアロジックを説明してくれる。つまりクラッチを切る、ギアを変える、クラッチをつなぐという3ステップを機械がやってくれるだけ。実は常に動力が途切れない通常のA/Tとは考え方も機構そのものも違うわけだ。だからデュアロジック、車検証の記載はあくまでM/T。あ〜、それはルノーの初代トゥインゴにも同じような機構が搭載されていたなぁ。結局未体験なので自分の中で未消化だったのだ。う〜、なんかうまく運転できないなぁ。

というところでマニュアルモードに戻してみる。顧問のアドバイスに従って2,500rpm付近でシフトアップを心がける。そしてここがキモ。シフトアップの時はアクセルを緩めるのだ。そうか。そりゃそうだよな。するとようやくスムースに運転できるようになった。一連の動作に慣れてしまえば問題無いし、タイムロスも少ないように思う。

オーナーである顧問の話を聞くにつけ、MiToとは全く違う楽しみ方をするクルマなのだということが身体でわかってくる。確かに動力的には猛々しいわけではなく、トランスミッションも特殊ではあるが、クルマが素直に性能を発揮するポイントにぴったりはまるような運転をすることそのものが、グラプン運転の醍醐味なのだ。顧問曰くそこにぴったりはまるとすごく気持ち良く走るという。グラプンといっしょにアルファロメオのスパイダーも所有する顧問であるが、どちらか1台だけ選べと言われたらグラプンを取るとまで言う。まぁ単純に普通のM/Tが設定されていればそれがドンピシャなのだとは思う。ちなみに実用燃費で16km/l程度走るという。すげえ!ともあれデュアロジックが身体で理解できたら改めて500にも試乗してみたくなった。

その他に好ましいと思った点を挙げる。

「目線が高く車体の見切りが良い」
これはMiToとは正反対の美点で、逆にMiToでは欠点になる。仕事に行く、買い物に行くという用途であればグラプンはとても使い勝手が良い。

「ドアの開け閉めが楽」
以前にも書いたが、MiToのドアは2ドアだから重く大きい上にプルポケットが無い。しかも内側のドアハンドルは前方より1/4程度のあたりに設置されており、てこの原理から言っても開け閉めに余計な力が必要になる。グラプンは4ドアの上にドアの適切な位置(前方から1/3程度のあたり)に大きめのハンドルが付いている。ドアそのものが軽いということもある。

ちょっとキャラクターが理解できた程度ではあるが、非常に楽しい試乗だった。それにしてもMiToと出自が同じなのにここまでキャラクターが違うとは…。国産車だって同じ事をやっているわけだけど、技術的なチューニングの技法や完成度を論じるよりも前に、欧州車のブランド戦略ってのはすごい、と思わずにいられない。
MiToのシートは薄いのか
| AlfaRomeo MiTo | 13:42 | comments(0) |
 MiTo乗りのみなさん、シートの座面、薄くないですか?

MiToのシート、基本的に私は満足している。ウチの場合オプションのフラウ社製革シートではなくノーマルのファブリックなのだが、ホールドも程良く現状通気性云々で不快な目にあったこともない。ただコーナリングの最中など本当にお尻の、もっと言えば尾てい骨の先端のあたりのスプリングが「ジリッ」と音を立てることがよくある。

自分の体重が80kg代真ん中あたりなので、オーナーの自重でミシミシいうのかと思っていたが、先日顧問がMiToを運転した際に喝破して曰く「ヒップポイントを下げるためにはしょうがないんじゃないですか?きっとシートレール高とかグランデプントといっしょでしょうから」。

なるほど〜。そんじゃ仕方ね〜な。目線低い方がいいもんね、MiToは。
顧問によるMiToアナライズ
| AlfaRomeo MiTo | 22:21 | comments(0) |
MiToの乗り心地が硬い硬いとぶつぶつ言ったり書いたりしていたら、当ブログ技術顧問にしてスパイダー乗りにしてグランデプント乗りのT君(長いので以下顧問)よりメールで色々アドバイスをもらう。何度かやりとりをしたので、いっそMiToを運転してみないか?と誘ってみたところまんまと昨夜実現。

10月半ばとしては順当な外気温10度前後。天候晴れ。夜の山だから星がすごくきれい。というシチュエイション。顧問はすでにひとっ走りしてきたとのことで我が家にグランデプントで登場。そのグラプンは我が家に置き去りにしてふたりでMiToに乗り込み出発。

30メートルくらい走ったあたりで助手席の顧問曰く「これはやはり本国で言うところのスポーツ仕様だと思います」。イタリア本国ではMiToにはさまざまなヴァリエーションがあるが、本国ではオプション扱いであるスポーツダンパーと17インチタイヤ装着を以てして日本仕様としているのである。

団地を出たあたりで早速顧問と運転を交代。ノーマルモードで走ること数百メートルでさらに顧問曰く「この衝撃の伝わりかたはミシュラン(タイヤ)のせいでもあります」。実はタイヤについては先のやりとりメールでも触れられており、それは私からすると少々意外な内容であった。顧問のお薦めはなんと国産、それもレグノであるという。「国産だから日本の道路事情にぴったりマッチしているし、衝撃の逃がし方が上品。自分のスパイダーには次はレグノを履かせてみようと思ってます」とのこと。顧問もレグノを薦められた時には「アルファにレグノかよ!」と思ったそうだが、体験してみると印象が好転したらしい。

とは言えいわかには承伏しかねるな〜などと思っていると、クルマは山間のワインディングへ。ダイナミックモードに入れてぐいぐい行ってみる。「確かに硬いとは思うけどこの辺(3,500〜5,000rpm)になるとドンピシャですね。つまりMiToってこうやって乗るもんなんですね」。車体剛性の高さと足回りのねばりとその辺の回転域でのエンジンキャラクターは運転していて実際我を忘れるほど楽しい。が、問題は日常生活、1ヶ月の内にそういう時間は数時間あるかないかの頻度だということだ。足回りに金をかけるのはその数時間のためなのか、あるいはそれ以外の大多数の街乗りのためなのか、というごくありきたりかつ基本的な選択に直面するのである。

それはそれとして、現状私が感じているMiToの若干硬めの乗り心地を解消する対策として顧問が提案してくれたのは

1.タイヤを替える ←より柔らかい傾向のタイヤにする
2.ホイールを16インチに替える ←結果として肉厚になる

である。顧問は以前マグネシウムホイールを履いたジュリアの助手席に乗せてもらったことがあるらしいのだが、「も〜ンのすごくしなやか」だったという。「バネ下の軽量化は大変効果的です」というアドバイスもいただいた。もっともそのマグネシウムホイールが1本あたりバカみたいに高いのだが。

以上のようなアドバイスを受けつつ、ここ最近妄想にとりつかれていたダンパー交換についても考えが及ぶ。MiToとビルシュタインの相性が悪いということは無いだろうけど、やはり現状の「ちょっと硬い足周り」というキャラクターから大きな変化は起こらないだろう。いや、車高を落とす以上さらに硬化すると思われる。悩むな〜。

などと議論しながら走ること小1時間。結論。サスにあたりがつく2〜3万キロまでは当面ノーマルのまま乗って様子を見る。全く身も蓋も無い内容で申し訳ない。7年乗ったプジョー307SWからアルファMiToに乗り換えれば、硬いと思っても仕方なかろうという顧問の意見もある。身体が馴染めば意外とこの硬さが必要になるかもしれないし。
おそるべし!イタ雑!
| 今日○○を見た! | 19:59 | comments(0) |
 昨日市内の路地裏を中心にうろうろ歩いている話の続き。ある路地を歩いていたら真っ黒な147がびゅ〜んと走ってきた。確認しなかったがおそらくマフラー換えてるんじゃなかろうか。ドスの効いた良い音だった。

そしたらそのドライヴァー氏、なんと自分と同じシートベルトパッドを使っているではないか。おお!同志よ!と嬉しくなったのだが、考えてみるとイタリア自動車雑貨店の浸透具合はすごいものがあるなぁと思った次第。
世間でゴルフが売れているのを改めて実感
| ココロ惹かれるクルマ | 21:25 | comments(0) |
本日、なぜか仙台市内のとある地区を歩き回ってきた。それも路地裏なんかをうろうろ。当然駐車場や走ってくるクルマをそれとなくチェックしてしまう。

そして思った。VWゴルフって売れてるな〜。半日歩き回って駐車場に停めているゴルフを5〜6台以上見ただろうか。そのうちの2台はGTIモデル。さらにR32も1台いた。ある意味MiToとは正反対のクルマなのであまり興味は無いのだが、これだけ売れる理由ってのをある程度の期間乗って実感してみたくなる。
先達の苦労を忍ぶ
| AlfaRomeo MiTo | 22:56 | comments(0) |
 スパイダー乗り兼グランデプント乗りのT君からまたもやメール。彼は技術的な知識も大変豊富で、もはや当ブログの技術顧問の委嘱は決定である(笑)。そのスパイダーが紆余曲折を経た上で、大金をかけてノーマル仕様に戻した経緯をざっくり教えてくれた。

彼の考察を私なりに読み解くならば、車体剛性とそのクルマそもそもの足周り機構の関係を理解していなければ、高価な部品を組み込んでも望むような効果が得られるとは限らない、ということである。T君の場合、スパイダーの足周りをビルシュタインに交換し手を加えていっても、最終的には過剰に機敏なステアリングフィールを生んだだけだったという(高速域では良い方向に変化したらしいが)。

もちろんアルファロメオそのものの設計哲学みたいなものも影響するのだろうし、屋根の無いクルマだったということやその他たくさんの諸条件を考慮する必要はある。

難しいことはともかく、自分としては性能・質感チューニングではなく、純粋にドレスアップ方面を指向しているので、ビルシュタインのキットなんてのはオーバースペックなのかもしれない。もし性能アップ方面のチューニングを図るなら、ノーマルモード時の1速での薄いトルク感をなんとかしたい。単にdモードに入れっぱなしにすればいいじゃん、ということじゃなく。

MiToの運動能力であと不満に思うのは回転半径がでかいことぐらいだ(笑)。
BMW Z4 sDriveを目撃
| 今日○○を見た! | 21:54 | comments(0) |
 本日現行のBMW Z4を見た!sDriveっつ〜んですか?ただ23iか35iかはわからなかった。公道で実物を見るとそんなことは些細な差に思えてしまうし(車両価格は200万円くらい違うから些細どころじゃないが)。

前から見ると意外とヒラメ顔ではあったが、迫力満点。全高と比べてものすごいトレッド幅が広かったのがとにかく印象的。おじいさんになったらああいうクルマでのんびり走るのが当面の夢である。
足周り妄想が止まらない
| AlfaRomeo MiTo | 21:47 | comments(2) |
 昨日の足周り改造計画(というか妄想)のログを読んだらしいスパイダー乗り兼グランデプント乗りのT君から携帯にメール。最初はけしかけるような文言が書かれていたが、T君の2.0TS 16Vにビルシュタインは相性が悪かったという。

げげ!そういうこともあり得るか!今気がついた。18万円もかけて乗り心地が悪化したら目も当てられん。難しいものだ。

片や朗報もある。妄想その2であるホイールの塗装の件。本日我が家の近くにあるホイール屋さんに突撃見積もりに行ってきた。全塗装で18,000円くらい、表面(スポーク部分)のみなら13,000円くらいでやれるという(どちらも1本あたりの値段)。作業日数は混み具合にもよるが1週間から2週間とのこと。

これはね、やりますよ。仙台は12月中旬くらいから3月中旬くらいまでスタッドレスタイヤに履き替える必要がある。すでにそっちの算段はついているのだが、その間にノーマルタイヤ用ホイールを塗ってもらえば、来春からはブラックの純正ホイールの赤いMiToがいっちょあがりだぜ!

車高を落とすことはその後考えるか…。
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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