クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
私は、だからMiToを買いました
| AlfaRomeo MiTo | 20:42 | comments(0) |
 7年間乗ったPeugeot307SWから乗り換えるクルマがなぜAlfaRomeoMiToになったのか。結論から言うとマニュアルトランスミッションと1.4リッターとは思えぬ低回転から出てくるパワー、そして締まったボディとその乗り心地である。

2008年後半あたりから、かなり積極的に試乗した約一年であった。

まず当然のことながら同じPeugeotの207GT、308Premiumには発表と同時に試乗してみた。このウェブログでも何度か書いたが、307SWと比べ当時は「乗り心地が硬くなった」と感じた。今思えばそれはむしろねじれ剛性が高まってコーナーでの接地感が増したり、サスペンションセッティングの結果だと思う。307SWは良く言えば柔らかく衝撃を逃がすタイプのクルマだったから、同じPeugeot車という先入観もあり、「オレのより硬い!」と思ったものと思われる。細かいことを言えば207は206の後継としては単に大き過ぎ、締まってはいるが軽快感が無いと感じたし、308は取り立てて文句は無いものの、プレミアム路線にふられたおかげで価格が一気に高くなってしまったことが不満だった。

Peugeotの台所事情などを考慮せずにもの申せば、207はあくまで206を継ぐモデルとしてもう一回り小さく設計すべきだと思うし(206+の売れ行きはどうなのだろうか。あれでいいじゃん!あれで)、308は、少なくとも日本では決してプレミアムブランドとしては認識されないと思う。乗り味は大変良いので残念。とは言え両車を購入候補から外したのは、結局のところ2台続けてPeugeotに乗るよりも、もっと他の輸入車の乗り味を体験したいと思ったからだ。

まるでドイツ車のようになってしまった207、308に試乗し、こういうことならVWとかでもいいのか?とも思った。もちろん。以前ほんのちょっとだけPOLOを運転したことがありめちゃめちゃ感動した記憶がある。それにちょうどGOLF Vがモデル末期だったこともあり、買って損することもあるまいとは思った。ただ自分にとってドイツブランドは「究極のクルマ選び」「人生アガリの時に乗るクルマ」というイメージがあったのも事実。GOLFが良いクルマだと言う評判にケチをつけるつもりは毛頭無いが、あまりにありきたりすぎるチョイスではなかろうか。

そんな折にVW Sciroccoのニュースを見た。とにかく背が低くてワイドトレッドが素敵!しかもきっと頑丈!ということで、一目惚れした男子中学生のごとくSciroccoのことばかり考えるようになった。

Scirocco本体には結局試乗はできなかったが、1.4のJETTAと2.0のGOLF VARIANTに試乗してみてしみじみ思った。価格的に手が届くVW車は、どれもこれも優等生過ぎる。クルマの出来はしっかりしている。運転していると、ネジの一本一本から精度を高めて丁寧に組み上げられたものなのだとビンビン感じる。だがその感じが常に運転手に対して「これだけちゃんと作っているんだからちゃんと運転しろよ!」と語りかけてくるように思えたのだ。

そんな毎回毎回ピシッと運転してばかりもいられないのが人生だ。たまにはこちらのだらけたムードも許容してほしい。それでもSciroccoが本体価格330万円くらいなら決心したかもしれないが、あの価格はもう自分にどうこうできるレベルではない。

AlfaRomeoMiToの場合ブランドネームはこれ以上無いものだし、あちこちの力が抜けていてとてもフレンドリーに思えた。個人的な趣向の差はあろうが、ダッシュボードの造形ひとつとってもSciroccoが「うまいこと部品使い回して整然と使いやすく仕上げました」的優等生な造形なのに対して、MiToは「いえ〜い、かっこいいだろ?機械っぽくてさ。ごちゃごちゃしてる?な〜に言ってんのぉ!これくらいのがかっこいいじゃ〜ん」的な、脳天気かつカッコつけ感が満ちあふれており、そこがたまらなく魅力的に思えた。

おまけにマニュアルトランスミッションである。(日本では)悪評高いPeugeot307SWのA/Tにもマニュアルモードはあったが、車重と加速感の関係からか、1〜2速で引っ張って加速するのは単にガソリンを道路にぶちまけつつ走っているように錯覚するものだった。MiToの1.4ターボエンジンはその点ゴキゲンに回転し身体をシートに押さえつけてくる。その感覚だって307SWから乗り換えればnモードで充分味わえるのだ。しかも燃費は倍くらい良い。

と、長々と書き連ねてきたが、トドノツマリこういうことではないか?「それにしても輸入車が好きな人間にとって、アルファロメオのオーナーであるという事実はなんと興奮する事実であることか!」自宅駐車スペースに赤いMiToが停まっているのを見ると、血流が少々早くなる気すらする。

※追記 もちろん他にもかなり逡巡してMiToに絞り込んだ。逡巡の経緯はこちらもご参照されたい。
早く慣らし運転を終えたい!←切望
| AlfaRomeo MiTo | 12:18 | comments(3) |
 今手元にAUTOCARジャパン(という雑誌)の2008年2月号がある。表紙には「アルファスッドが帰ってくる!」の見出しと、当時はジュニアと仮称されていたそのクルマのイメージイラストがどど〜ん、と。

その実車であるAlfaRomeoMiToをまさか自分が購入することになるとは!当時は早くVWシロッコの詳細が発表されないかなぁ…と見ていたので、「ほほぅ。ま、がんばってほしいねぇ」程度にしか読んでいなかった…。

色々と細かい設定。マルチファンクションディスプレイとナビ。ディスプレイは初期設定だと日付がど〜んと表示されるのだが、まぁ、正直今日は何年何月かなんてことは走っていて意識することではない。とりあえずA,BふたつあるTripメーター表示のAに設定。このメーター、単なるドット絵だがメートル単位(小数点一位)がちゃんとアニメーションで徐々に数字が切り替わるのである。ナビは操作音があまりにうるさいのでこれも音量を下げる。

後はオートドアロックを解除。初期設定では時速40km/hでドアがロックされる。アウトバーンでは事故車のドアがロックされている場合、救助拒否と受け取られると何かで読んだ気がする。

早くインプレッションを書きたいのだが、慣らし運転中で3000回転で自主リミッターをかけている現状をリポートしてもあまり意味が無いと思われる。この慣らし運転についても色々ご意見があろうが、正直面倒くさい。前述の(心の)リミッタ―にしても「やむを得なければ3000回転も仕方ない」という意味で、基本的には1500〜2000回転を常用域としている。あ〜、本当にストレスだ!

なので本来はものすごく楽しいはずの走りに関して、あるいはもうサイコー!という点に関してはいずれきちんとご報告するとして、当面はネガティヴな点をリポートしようと思う。「dモードで高速コーナーを駆け抜けると最高!さすがアルファ!」みたいな文章は他のレヴューサイトなんかで読んで、盛り上げておいてください。
ようこそ、MiTo
| AlfaRomeo MiTo | 13:40 | comments(0) |
予定通り、本日午前中にAlfaRomeoMiToを受け取ってきた。307SWと引き換えに、である。よく礼を言ってから別れた。

で、納車後、軽く60kmくらい田舎道をドライヴしてきた。インプレッションはもう少し冷静になってから書こうと思うが、試乗した時よりもアシが硬くて驚いた。こんなに硬かったかなぁ。もちろんdnaシステムは「n=ノーマル」である。一度だけdモードに入れてみたがあっという間に4〜5000回転くらいまで回ってしまうので、トータル1500kmくらいまでは自粛しようと思う。そう、慣らし運転というヤツである。


もっとストイックな運転を強いられるかと思ったが、さにあらず。ノーマルモードのまま法定速度程度で走っている分にはまず3000回転以上回す場面は訪れない。2〜3速の2〜3000回転の、あのエンジンの仕事ぶりはやっぱり素晴らしい。

土曜日の昼下がりの田舎道ならぽつんと一人で走れるかと期待していったのだが、全く予想ははずれ、むしろ法定速度以下の紅葉マークの軽自動車が大行列の先頭にいたりして、そういう意味ではストレスのたまる初乗りではあったが、そういう場面での4〜5速ギアで湧いてくるトルク感もこれまた素晴らしい。のんびり走ること「も」ちゃんとできるのだ。

昼食を摂ったお店の駐車場で、途中立ち寄ったコンビニエンスストアの駐車場で、しげしげとMiToを見てもまだ自分のクルマだという実感が湧かない。しかしコクピットに座ったら、まるで数ヶ月前から乗っているかのような錯覚を覚えるほどしっくり来る。よろしく頼むぜ、MiTo。
307SWをしみじみ味わう
| Peugeot307SW | 18:04 | comments(2) |
 6月27日の納車に向けて、我がAlfaRomeo MiToの準備は順調だそうだ。となると、一日中307SWに乗っていられる日、ロングドライブに出かけられる日ってのは実は本日が最後ということになる!?

そう思ったら何かしなければいけないような気になってしまい、雨天の中100kmくらい走ってしみじみと味わってきた。もっとも昨夜寝たのが午前3時頃、今朝の起床が6時半だったこともあって、後半は睡魔と戦うような瞬間もあるにはあったが…。

4A/Tの鷹揚な運転フィールに物足りなくなってMiToに決めたのだが、この乗り心地ともお別れかと思うとこののほほ〜んとした味も捨てがたい…などと思ってしまう。307SW、つくづく良いクルマだったと思わずにいられない。自分と同じような状況なのだろう、最近初期型の307シリーズを町中でよく見かける。2〜3度目の車検を機に手放し、中古市場にタマが多くなってくる。そしてこなれた値段でのんびり走る輸入車として307が選ばれる…という状況は想像に難く無い。その手放したオーナー達は今何に乗っているのだろうか。バカバカしい品質上のトラブルに嫌気が差して国産車に乗り換えたか。それとも順当に207や308に乗り換えたか。あるいは全く違う乗り味かつ鉄板とも言えるVW GolfやBMW1や3シリーズに乗り換えたか…。

はっきり言って、もしも自分にお金があれば307SWは手放さなかった。MiToと並べてまだまだ使い倒しただろう。今週一週間かけて車中の荷物の整理をしなければ…(という程何が置いてある訳でもないが)。
水を差す
| AlfaRomeo MiTo | 12:26 | comments(0) |
 今月末の納車を楽しみにしている筆者に、ちょっと水を差すようなニュースが!

リンク先の記事によると、2009年9月からMiToに新しいエンジンが搭載されるという。この「マルチエア」なるエンジン、「電子制御式の油圧バルブコントロールが特徴的な小排気量エンジン。スロットルではなく、吸気バルブで、直接空気量を調節する技術により、既存の同じ排気量のエンジンに比べ、最大10%の出力アップ、15%のトルクアップを実現。いっぽうで、10%の燃費向上も果たしたという。

で、具体的にどうなるのかというと、「1.4リッターのガソリンエンジンで、105hpを発生する自然吸気ユニットに加え、135hpと170hp、2種類のターボユニットも用意される。トランスミッションは、105hpと135hpのモデルには5段MTが、スポーティグレードを示す「クアドリフォリオ」名を冠する170hpモデルには6段MTが、備わる見通しだ。

つまり筆者が納車を待っているモデルよりも15hpアップするというわけ。びみょ〜!くやし〜!

とは言え日本にそのクアドリフォリオモデルが導入されるかどうかも全くわからないのだが…。MiToのA/Tモデルは早ければ今年中にも導入されるそうで、そうなると当面M/Tモデルは国内在庫のみで、無くなり次第輸入終了みたいなことになりそうだ、という。

それもこれも全てMiToの日本国内での売り上げ次第なのだろうけど。MiTo GTAの展開と言い、実にヤキモキしてしまう。
307SWとの生活を振り返る
| Peugeot307SW | 13:43 | comments(0) |
発注していたMiToがいよいよディーラのガレージに到着。Peugeot307SWとのお別れも近い。そこでずぅっとただ溜め込むばかりだったメインテナンスの納品伝票などを整理してみた。


図らずも時系列で整備やトラブルなどの出来事を反駁する機会となった。MiToとの生活は純粋に楽しみだが、やはりおセンチな気分になってしまう。

2002年9月の納車から2005年くらいまでは領収書や伝票の類いが全く無い。不用意に捨ててしまったものもあるかもしれないが、基本的に保証期間内なので支払いがなかったためと思われる。もちろんこの期間中に大きなものではトランスミッションの全交換があったし、ウィンカーレバーのリコールもあったはずだ。エキゾーストマニフォールドの交換も確かこの保証期間内だったはず。きちんと記録しておこうと思ったが、かなり抜け落ちているものだ。

今回整理した大量の領収書、7年間(正確には前述の通り4年間だが)の付き合いの中で、全部でいくらかかったのか計算してみた。

988,462円

100万円行っていないのがむしろ驚き(笑)。

もちろん抜け落ちているものもあるだろう。ほぼノーマルのまま乗ってきたから不必要な改造費用が入っているわけではない。また車検費用も含まれているから純粋にトラブルや部品劣化・交換のためだけにかかった金額ではない。7年間で均せば141,208円/年。4年間では247,115円/年。国産車、例えば307SWと同じカテゴリーのホンダ オデッセイやマツダ MPVでは、こんな金のかかり方はしないと思われる。輸入車に乗るということはつまり維持だけで国産車以上に金がかかるということなのか。

そういう側面は確かにあると思うが、では自分はそれを嫌って前述の2車種に乗りたいかと問われれば「ご免被る」と言わざるを得ない。なぜか、と説明することはできないが。
そろそろ普及してきた?GT-R
| 今日○○を見た! | 22:26 | comments(0) |
 本日NISSAN GT-Rを2台も見てしまった。1台はブリリアントホワイトパール、2台目はパイプラインレッドである。

あのクルマが隣に来たり後ろに着いたりすると、もう気もそぞろだよね〜(笑)。一度運転してみたいものだが、どこかのレヴューに「試乗車ちょい乗り程度では楽しさがわかりにくいクルマ」という評があったなぁ。もっともサーキットを走るスキルなんかねぇからちょい乗りしかできないわたくし。無念。
車両が届きました
| AlfaRomeo MiTo | 22:24 | comments(0) |
 イデアル仙台泉のS氏より電話。「MiTo、本日車両届きました。お時間ありましたらお越しください」とのこと。

やった〜。

しかし!実は借金する予定の銀行から未だに審査通過の通知が来ない!これじゃモノはあるのに納車してもらえないよ!早くしてくれ〜。
テールランプのバルブ切れ
| Peugeot307SW | 11:27 | comments(0) |
 Peugeot307SWの左のテールランプが切れた。7年乗ってきて初めてのことである。6月6日、ディーラーであるイデアル仙台泉にて交換してもらう。約700円。

思えば307SWのバルブ類が切れたのはウィンカーが1回、フロントライト(ロービーム)が1回の計2回きりである。このような消耗品の耐久年数として平均的なのだろうか。

テールランプ切れはMiToに乗り換えるオーナーへのささやかな抗議だったのかもしれないなぁ。何しろ同じ日にMiToの注文書にハンコを押したのだから。
MiTo、契約
| AlfaRomeo MiTo | 16:12 | comments(0) |
本日MiToを契約してきた。

相変わらず307SWを手放すことに関しては寂しさも感じるが、MiToのシフトノブをゴクゴクとゲートに突っ込む楽しみを考えれば、やはり致し方無しとする他にない。

蓋を開けてみれば納車時期はやはり不透明だったが、7月には納車されているであろう。このブログのプロフィールやイメージ画像も変更しなければ。




成約ノベルティのMiToベスト。黒いTシャツの上に着ているのでわかりにくくてすみません
+ PROFILE
+ accesses since Dec.2009
+ RECENT COMMENTS
+ 「クルマで行きます」用語集
■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
+ CATEGORIES
+ LINKS
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2009 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT TRACKBACK
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ OTHERS
このページの先頭へ