クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiTo再試乗
| ココロ惹かれるクルマ | 16:26 | comments(0) |
 再度AlfaRomeo MiToに試乗してきた。もしかしたらSciroccoを購入するかも…という淡い期待が完全に砕かれた後なので(泣)、本気モードでの再試乗である。イデアル仙台泉にて。路面はドライだが昨夜まで雨天だったためところどころ水たまりあり。湿度も高かったと思われる。試乗を終える頃にポツポツと降ってきた。そんな天気。

今回はまずステアリング位置調整から本気でやってみる。個人的にはテレスコピック機能が付いている車は初めてなので、これだけで興味津々というあたりがビギナーちっくでトホホ。さらに持ち込みのCDを再生してみる。とりあえず純正オーディオユニットでどう聞こえるかをチェック。CDはFourplayの「ENERGY」。単純に手持ちのCDの中ではきちんと録音されているものなので。

このオーディオのインプレッションを少し。試乗車には純正扱いのcarrozzeria HRZ099が搭載されていた。今時のナビが全部そうなのかどうかは知らないが、コイツはCDを突っ込むと自動的にデータを圧縮してHDDに飲み込んでしまう。例えCDを突っ込んでいても、再生する音はあくまで圧縮後のデータだという。何と言う余計なお世話!だが純正オーディオユニット(なんと本国イタリア製)ではiPodの接続そのものが不可能とのこと。現状ではパイオニアのナビを搭載しない限りiPodデジタル接続はできないのだ。ぐぐぐ。さすが発売されたばかりの輸入車…。話は逸れたが、ノンEQ状態の音質はやたらローがボンボン言う。まぁEQで追い込めばそれなりに聞ける音質には持って行けそうだったので、早々に運転することにした。

今回は基本的にdnaシステムのノーマルモードを中心にチェック。147乗りの先輩がMiToに試乗して曰く「ノーマルではなんじゃこりゃって感じだったけどダイナミックモードにしたとたんにゴキゲン。オレなら常にダイナミックモードにしておくね」。Peugeot307SW乗りの自分としてはノーマルモードでもそれなりにグイグイ行く感触だったので、ちと不安になったのだった。しかし改めてノーマルモードで走ってみても鈍重な感じはしない。むしろ先日試乗したJetta1.4Comfortlineの方がもっさりしていた。この辺はマニュアルの恩恵かもしれない。好きなだけ回せるのだから。ダラダラと続く上り坂を登っても全く過不足無い。同乗した営業S氏も「プジョーから乗り換えなら全然気にならないと思いますよ。アルファ乗りの方はともかく」と言う。うんうん。オレもそう思う。

2度目の試乗なのですごく余裕がある。MarchSRに乗った直後なのでシフトノブが結構ダルだなぁと思ったが、S氏「いやぁ、以前のアルファは全然シフト(のゲート)が遠くて遠くて…。完全に左ハンドルのことしか考えてなかったですね」とのこと。いや、それはわかるがそれはこのシフトのダルさを正当化することにはならんじゃないですか。とは言え我慢できない程ではない。そもそも峠を攻めるわけでもないのだし。途中からダイナミックモードに切り替えてはみたが、今日は「いやぁそんなにがんばらなくても」みたいな気持ちになる。挙動がとにかく堅すぎず緩すぎずで本当に良い。コクピット周りも適当にタイトだし、Sciroccoのように「そびえ立つダッシュボード!」みたいな感じでもない。取り回しもしやすい。試乗を終えて改めて外側をしげしげと見てみる。本当にちょうど良いサイズだなぁと思う。

買いたい。

問題は支払い。S氏に再度見積もりを作ってもらい延々とあーでもないこーでもない。ちょっと無茶を言っているのだが、何とかならないだろうか。
MARCH SRに乗ってみる
| ココロ惹かれるクルマ | 16:15 | comments(0) |
親友のAがオーテックチューンのマーチに乗っている。MARCH SRっつ〜んですか?12SRである。



本日とある用事で彼が我が家に来たので、家に入る前に頼んで運転させてもらった。インパネ周りは非常にすっきり。目を引くのはせいぜいナビの画面くらいか。ひたすら前を向いて進め、ということらしい(笑)。座った感じも腰高感満載。シートそのものは専用のものらしいが、車外を見回す目線の印象は全く素のマーチと同じように思える。

さて走り出す。5速マニュアルトランスミッションのシフトノブはクイックでAlfaRomeoMiToPeugeot207GTよりもコキコキ決まって楽しい。クラッチのミートポイントがけっこう手前にあって慣れるのに時間がかかった(単に普段ATに乗っているからか?)。1.240リッターということで、走り始めからグイグイ加速するのではなく、ちゃんとおいしいところに回転数を持って行ってやって初めて「来た来た!」と味わえる。オーナーAによると4〜5,000回転あたりがサイコーらしい。その辺りまで引っ張って田舎道を走ってみたが、「え?こんなに踏み込んでいい?」くらいやらないといけない。タコメーターの動きだけに限って言えばHONDAシティターボ(初代)の方がブンブン回る。

サスペンションはどうか。初めは「意外としっとりしてるよね」なんて言っていたが、段差乗り越え時は鋭い衝撃が腰に来る。失礼しました。きついカーブを曲がるあたりではむしろ好ましい堅さだということは理解できた。ボディ本体はスポット溶接ポイントが増加しているとのことで、堅牢さもよく理解できる。

ちょっと堅い乗り味ではあるが、これで普通に5人乗れておとなしく走ろうと思えばそれも可能ということで、これぞ日本の実用車と言えると思う。若干のオプションは着いているもののこれで乗り出し230万円くらいらしい。40歳の大人の「玩具」としては今乗らずにいつ乗るの?だと思う。

自分としてはインパネ周りの地味さと外観を楽しめない…。でもマーチですらチューニングでこんなに楽しくなるという楽しい実験と思えば、スズキのスイフトスポーツと並んで一目置きたい。
Sicroccoに試乗!…できなかった!
| ココロ惹かれるクルマ | 22:59 | comments(0) |
Sciroccoの実車を見てきた。DUO 定禅寺にて。

さて実車を見ての最初の感想。「でけえ!」。そうなのだ。数字の上ではわかっていたつもりだが、やはり実車はでかくて、しかも迫力がある。

迫力あるぜ!

なんと試乗車が無く、ドライブはできなかったが同じエンジンを積むJetta TSI Comfotline(1,398cc)とGolf Variant 2.0TSI Sportline(1,984cc)に試乗させてもらうことになった。試乗する頃から雨が降り始め、路面のコンディションはヘヴィーウェット。

まずは1.4のJetta。日常使用域で1500回転程度で過不足無くグイグイ加速する。これは正直驚いた。Sciroccoの1.4と2.0では価格差が50万円以上あるが、オプション格差が大きい訳でもなく、その価格差をどうやって正当化するのだろうか。高速道路に頻繁に乗る人でもない限り過不足無いじゃないの。・・・などと最初は思ったが、実は停止状態から速度30km/hくらいまでの初期加速が実にもったりしている。露骨にターボラグ(Scirocco1.4はこのあたりはスーパーチャージャーらしいが)がある。これは一旦気になると常に気になってしまう。そこから上では快適なのでなおさらだ。

そこで次はGolf Variantに乗り換え。もう最初の動き出しの瞬間からトルクフルで「これだよ!」と思ってしまう。で、この2.0TSI、もうどこからでも過剰に加速する。追い越し時のレーンチェンジなどまさに「ドッカン」である。すごい。

唯一の不安な点である多段DSGであるが、今回のケースでは両方とも7段であった。何が不安かってひどく壊れやすいらしい。7段なんかリヴァースに入れた瞬間に臨終した例もあると聞く(あくまで伝聞の範疇だが)。ともあれそれは一旦忘れよう。シフトチェンジ時のショックのなさは感動的ですらある。307SWの悪評高い4段ATに乗っていればなおさらか(笑)。知人より「DSGはよくできていると思うが、シフトダウン時はやはりひと呼吸置く感じがある」と聞いていた。シフトノブでのマニュアルダウンではあまり感じなかったが、パドルシフト(Golf Variant)でのダウンはタイムラグを明確に感じることができた。やはり人間の動作が小さければ小さい程、微妙なラグも感じてしまうようだ。

両者とも路面がウェットかどうかなんてほとんど関係ないかのような安定ぶり。流石。Peugeot 308に試乗した時はあまりの剛性感にドイツ車みたいだ!と思ったものだが(そしてその時イメージしたドイツ車ってのはGolfなのだが)、本家GolfやJettaの岩のような頑丈さはひと味違うと言わざるを得ない。

さてさて。Scirocco本体には乗れなかったが、エンジンフィールを類推するには十分と思われる試乗もできた。思った通り狂おしい程Sciroccoが欲しくなってしまっただろうか。

答えは否である。その最大の原因はコクピット周りのデザイン、色使いである。巷でいろいろ書かれているとおり、基本的には有り物の再構成であるのだろう。グレー一色のインパネ周りは視認性こそ素晴らしいものの乗って心が躍るというほどでは決して無い。ショールームでは隣に飾られていたGolf VIにも座ってみたが、インパネ周りの造形はGolf VIの方がより精密機械然としていて、こっちは素直に凄い!と思えた。その後でSciroccoに座ってみると、価格は驚く程違うのにGolf VIに見劣りしているとさえ思える。さらにはボディの大きさを実感してから座ってみたので、スポーツカー特有の屋根の低さも穴蔵に潜っているように感じてしまうし、ボディの前後左右の見切りも悪い。もちろんこれらを美点と捉える人もいるだろう。単に私がこういう車作りの作法に慣れていないだけなのかもしれない。しかしメーターとメーターの間にあるディスプレイはかなり雑然としていて読みにくいし(MiToのもヒドイが)、運転する際に目に入るのはこれらコクピットの景色であるから造形や色使いは重要視したい。

皮肉なことに良く出来たエンジン、トランスミッションであるが故に、307SWから乗り換えた際の「劇的に良くなった!感」を想像しにくいのだ。確かに剛性感も良くなるし加速も良くなるし高品質のものを所有する喜びもあるだろうが、極論すれば307SWもSciroccoも同じAT車であり、ラクチン加減がちょこっと良くなる程度かな、などと不遜にも思ってしまう。購入しても「新車のワクワク感」を維持できるのはそれほど長期間では無いような気がしてならない。

いやいや、そうじゃない。きっとSciroccoは大人スポーツカーなのだ。マニュアルでびゅんびゅん走るMiToと比べると随分枯れているように思う。従って例えばMiToを所有して5年後とか7年後にもう一度乗ると、きっと心にしっくりくるように思える。

官能的というカタログの言葉には結構うなずける
多目的用途車
| ココロ惹かれるクルマ | 08:25 | comments(0) |
 日経トレンディネットの記事より。ルノー・コレオス発表の記事なのだが、

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「ルノー・ジャポンは2009年5月27日、ルノーとしては初のクロスオーバー車「コレオス」を発売した。「クロスオーバー」とは乗用車のデザインと乗り心地、ミニバンの広さと汎用性、4WDの悪路走破性を併せ持った多目的に使えるクルマを指す。通常はSUV(多目的用途車)と呼ばれるジャンルだが」云々。
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SUV=多目的用途車は違うのでは??

SUV=Sport Utility vehicle
MPV=Multi Purpose vehicle

だべ。
輸入車5年の法則
| ココロ惹かれるクルマ | 20:50 | comments(0) |
 Alfaromeo 147に乗っている先輩がいる。当然今回のMiToのあれこれに関しても相談したり意見を聞いたりしてきた。5月25日に価格が発表されたVolkswagen Sciroccoについてもあれこれ話しており、「Sciroccoがあんな高価格じゃもう買えないっすよ!こりゃMiTo当確ですかね〜」なんて気の早い宣言をしてみたりしていた。

そしたら今朝件の先輩がオレの机にやってきて、「147、エンジンかからなくなりました。コンビニの駐車場からユニックで移動っすよ(笑)。ALfa買う前に一応報告」とのこと(笑)。

そこで色々話して達した結論が「輸入車は5年目に何か起こる法則」。先輩の147は間もなく2回目の車検。オレの307SWも5〜6年目あたりで触媒異常でのノッキングだの耳障りな異音などがあって、2回目の車検の前後で色々手を入れたのだったなぁ。2008年3月の大手術(タイミングベルト交換やエアコンコンプレッサーのベアリング周りの手入れなどなど)を経て今の絶好調があるのである。

他にも「中古ポルシェ911、400万円の法則」ってのもあったなぁ。MiToも買って5年後には何か起こるのだろうか。
さようならScirocco
| ココロ惹かれるクルマ | 19:06 | comments(0) |
 日本国内に於けるVolkswagen Sciroccoの価格が発表された。

2.0TSI 4,470,000円
1.4TSI 3,920,000円

イデアルの営業さんが言っていた「Sciroccoは(価格的に)AUDI TTクーペとぶつけるみたいですよ」との言葉は本当だった…。

さようならScirocco。そんな金額はオレには払えない。こんにちはMiTo。君とはうまくやっていけそうだ。

でも試乗はしてみよっと!
ここにきて悩む日々
| Peugeot307SW | 18:55 | comments(0) |
 随分盛り上がってしまったSciroccoだのMiToだのだが、我が307SWは以前絶好調なのである。いや、もちろんエアコンコンプレッサー近辺のキュルキュル言う異音は依然として鳴っている(エンジンヘッドをはずしてまで手を入れたのになぁ)し、原因のわからないオイル減りも相変わらずだ。しかしもはや走行距離数11万キロに到達しようとする7年オチのフランス車としては立派な健康ぶりではなかろうか。 

10万キロ越えにして3回目の車検を受けんとするこのタイミングでの乗り換えというのは、実は307SW購入の時から考えていたことである。ま、7年前のあの時は輸入車に乗る事自体が初めてだったので、「そんなに持つだろうか…」というオッソロシイ懸念を抱いたものだが、事故や大小のトラブルはあったものの、307SWは日常の足以上の働きを果たしてくれている。

307SWのネガティヴな要素と言えば、「良くない燃費」に尽きると思う。そこから考えて「人一人が移動するのにこれだけのスペースが必要だろうか」などと言う事もよく考える。買い換え候補たちと307SWを比べてみる。


       長さ  幅  高さ

MiTo       4060×1720×1440

Scirocco   4256×1810×1404

307SW      4420×1760×1580



どれを買っても長さこそ寸詰まるものの、幅はほぼ同じ。逆にSciroccoの場合自宅駐車スペースでドアを開けられるのか?という素朴な疑問すら湧き上がってくる(笑)。高さについては…。まぁタワー式駐車場でも躊躇せず停められるということではある。


今回はスポーティなモデル、あわよくばホットハッチみたいなクルマが欲しいのだが(その割には候補車はみな3ナンバーだが…)、友人であるakira君に薦められたメルセデスも検討してみようじゃないか。せっかくメルセデスに乗るのにAやBクラスじゃなかろう。ということでC200のステーションワゴンのデータを調べてみるものの、本体価格で460万円は全くもって手が出ない。まぁ中古という選択肢を否定はしないが、認定中古車は言うに及ばず、普通の中古車ですら高価だし高額なメンテナンスもできるかどうか覚束ない。期待に応えられずすまん。


もう少し307SWに世話になるか、ミントコンディションの思い出を胸に新車のローンに苦労するか。今週中には発表されるらしいSciroccoの詳細を待つ間によく考えるとしよう。

新たな見積書でドン!
| ココロ惹かれるクルマ | 12:55 | comments(2) |
 昨日幸運にもフライング気味で試乗できたAlfaRomeo MITO。ディーラーで色々話して見積もりまでもらってきたところである。

昨夜所用で出かけている間に、元々の自分の担当である営業さんが昼間のものよりもちょっと「お得になった」新見積書を持ってわざわざ我が家を訪れたのだという。彼は筆者が今乗っているPeugeot307SWを購入した際の担当者である。今は出世してしまって、本店的位置づけの営業所の確か偉い人である。

そんな偉い人がわざわざ来てくれたとは。偉いなぁ、Iさん。しかも、しかもMITOに乗ってやってきたのだという。うわあ〜っ!その場に居れば団地内外を一周くらいしてきたかったなぁ!そしたらもう少し冷静にMITOと自分の生活の関わり具合を確認できたのに!

ちょい乗り試乗ではやっぱりよくわからん。普段の通勤コースなんかを走ってみたいものだ。あ、ちなみに新見積もりはやはりちょっと心が動く内容。しかも社外品オプションパーツのリストと入荷したばかりの日本語版カタログまで…。エアロパーツとかいいよね(笑)。
ガーン・ショック
| ココロ惹かれるクルマ | 15:29 | comments(0) |
 筆者の同僚でCASIOの腕時計G-SHOCKシリーズを「ガーン・ショック」のことだと思っていたという人がいた。

AlfaRomeo MITOの試乗で立ち寄ったイデアル仙台泉にて、G-SHOCKな話を聞いてしまった。筆者が307SWから乗り換えるクルマとしてほぼ当確決定となっていたVolkswagenのScirocco、価格がなんと380万円くらいになるらしいとのこと。1.4+7DSGで360万円くらい、2.0+6DSGで380万円らしいとのこと。完全にAUDI TTクーペとの対向車扱いらしい。

まぁ、業界の噂話としてお読みいただきたいのだが、もし本当なら完全に射程距離外。がっかりだなぁ。試乗するのもためらわれる。
AlfaRomeo MITO試乗記
| ココロ惹かれるクルマ | 15:16 | comments(0) |
 ふと思い立ってAlfaRomeo MITOに試乗してきたので報告。イデアル仙台泉にて。天気は曇り。路面はドライ。

<走り出す前に思ったこと>
まず想像していたよりもコクピットはタイト。インパネ周りは少々ゴチャゴチャしていて見づらい。が反面機械っぽくて「カッコイイ」とも言える。慣れれば問題無い範囲だと思う。

ステアリングはテレスコピック及びチルト機構付き。最も下げなければ筆者にはステアリングそのものが高い。テレスコはとりあえずそのままにしたが、ちょっと近かった。

シートはノンオプションでファブリックだった。サポート性は問題無し。過不足無しというのはこういうことかと思う。座り心地も良い。なんとシートヒーター付き。これは偉い。ちなみにレザーオプションは20万円とのこと。Peugeot 207や308の時も思ったが、高え。

エアコンは「日本製なので良く効きます」と営業の方がおっしゃる。

窓はドアの開閉時に自動的に僅かに降りて圧抜きをしてくれる。本体価格が300万円切っていてこいつは大したもんだと思うが、きっと故障するだろう(笑)。

後方視界が悪い(笑)。ドアミラーの視界もお世辞にも良いとは言えない。ただこれは第一印象。調整しようとも思ったが試乗希望者が自分の後も待っているようなので、とりあえず走り出すことにする。

<走り出して思ったこと>
大きな売りである「d.n.a.システム」をまずは"n"に入れてスタート。クラッチは軽くてラクチン。ただすぐ左隣にあるフットレストが踏んでいないクラッチと面が一緒で、いざクラッチを踏み込む時に干渉しないか少々心配。207GTの時はクラッチの踏み代も深けりゃシフトのゲートも深くてエンジンの元気さをスポイルしているようにも思ったが、MITOはもろクイックではないものの、まだ良い方だと思う。

試乗コースの上り坂に差し掛かる交差点で"d"モードに切り替える。あからさまにトルクが太ってステアリングも若干重くなる。

これははっきり言ってかなり楽しい。

6速に入れる瞬間は1回しかなかったが実際"d"モード時の2〜4速のトルクはとても1.4リッターエンジンとは思えない(ターボが付いてるけど)。207や308のBMW+Peugeot共同開発ターボ付き1.6リッターエンジンも素晴らしかったが、後出しするエンジンとしてはこれくらいやってくれないと商品競争にならないだろうなぁとも思う。ちなみにレーンチェンジの際の挙動もしっかりしていて不満の付けようが無い。

6速の恩恵としては高速運転時の燃費向上に当然影響していて、"n"モードで14km/l、"d"モードですら10km/l程度だと言う。額面通りに受け取れば現在筆者が乗っている307SWの倍近く走ることになる(市街地走行で7〜8km/l)。消費燃費は307SWの買い替えを考えるきっかけのひとつでもある。財布のこともあるが、ハイブリッド車以外の選択としてぜひこういう既存の技術の組み合わせで燃費を向上させるクルマに乗ってみたいと思う。ま、単純にプリウスもインサイトもクルマとして魅力を感じられないのだ。

試乗を終えてリアシートにも座ってみる。リアにもカップホルダーがあって良い。座り心地も良い。身長170cmの筆者が座って膝のスペースはぎりぎり。前述の営業さんは「ベースとなったグランデプントよりも肉厚でしっかりしたリアシートになってます」と言う。

問題はリアゲートと荷室。腰高で荷室床面とゲートの切り口は30cmくらいの段差がある。リアシートは可倒式ではあるが分割はできない。この辺は「ベイビーアルファ」として割り切らねばならない点か。6Uのラックを積む時なんかどうしよう、と捕らぬ狸の皮算用。

仙台在住の筆者としては冬用タイヤ及びホイールの心配もしなくてはならない。全くのノーオプション+アルミホイール+スタッドレスタイヤで見積もりを出してもらった。う〜ん。悩むな。でも営業さんがとても真摯できちんと話をしてくれる方だったので心は動く。

本日はたまたまスペシャルデイとして試乗フェアをやっていたとのこと。本格的な発表会は来週なのだそうだ。ふらりと立ち寄ったのだがラッキーだった。
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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