クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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プントエヴォで行く!ヘンタイ諸氏が気仙沼・大島を訪れねばならない理由を説明します
| その他のツーリング・夜活など | 18:44 | comments(7) |

再び宮城県北へプン太郎を駆り出した。今回の目的地は岩手県との県境、唐桑半島と、とうとう橋がかかって往復しやすくなった大島、どちらも気仙沼市である。帰路はやっぱり県道三昧。岩手県一関市も含めてクネクネ走破する予定。冬の定番コースゆえ変わり映えのしない冬期海沿いツーリングレポートになるかと思われた今回の唐桑・大島行、予想だにしなかった驚愕の出会いが待っていたのだった。

仙台市北部からいくつかの市町村を経由して、鳴瀬奥松島ICからE45三陸自動車道へ乗るところまでは、先日の牡鹿半島ツーリングの往路そのまま。今回はさらにE45を進み、気仙沼中央ICで市内へ降りる。降りるとR45なのだが、ICから気仙沼市街地への区間の渋滞が慢性化していて特に酷い。ここはなるべく早くその先へ結線していただきたいと切に願うもの也。
 






今回の順路は海側から内陸へ。つまり唐桑半島→大島→内陸県道という計画。道路で言えばK239で東側から唐桑半島を南下し、K26で気仙沼市街地へ戻ってくる算段。渋滞の車列の中で経路を組み立てる。R45で東進すれば道路1本でわかりやすいが、一刻も早く渋滞から離脱したくて、市街地を横切り気仙沼港を経由することにした。東日本大震災からこっち、気仙沼市街地は常に復興工事中で訪れるたびに道路事情や景色が変わる。年に1-2度しか訪れない筆者など、市内走行は常に半信半疑である。なんとかR45へ乗りなおし、無事K239へ。
 






唐桑半島の南端・御崎観光港へ到着して自宅からちょうど3時間ジャスト。散歩だろうか、近所に住まわれていると思しきおじいさんが数名いる他は無人。風が冷たい。プン太郎の記念写真を撮る。背景にはこれから向かう大島が写る。
 






フォトセッション(笑)を堪能し、次は大橋を渡って大島へ。大橋に至るK216周辺も工事による規制が多発している。K216にさえ乗れば、あとは大橋を渡って大島まで一直線である。
 


K26。
いつもの冬なら
積雪で走れない



前回の大島行は、橋ができることによって廃止が決まっていたフェリーに乗ることが最大の目的で、しかも初上陸だった。フェリーののんびりさも素敵だったが、大橋を実際に渡ってみると、そのあっけなさに驚く。島内の交通量も増えたような…。ともあれまず昼ご飯。今回はそれなりに島内の様子もわかっていることが強みである。先日も立ち寄った「食事処はま家(気仙沼市長崎147-1)」へ。海鮮丼1,650円にチャレンジ。
 




マグロがとても濃厚だった。あと付け合わせの漬物もひとつひとつがおいしい。全体的にどすんと腹にたまる系の海鮮丼という印象。筆者とここんちの親方とは刺し身ネタの仕入れの好みが合っているのかもしれない。

はま家を辞して島の南端・龍舞崎へ。意外や駐車場には5-6台の自動車が停まっており、しかも昼休憩中の営業車じゃなくて、真性の観光客のようだ。見ていると遊歩道のような険しい道へ皆向かっている。前回は駐車場から太平洋の写真を撮って満足してしまったが、釣られて筆者も歩いてみることにした。足元がぬかるんでいる個所があったが、お社があったり灯台があったりで退屈しない。太平洋や気仙沼の街が常に左右に見えており、島にいることを実感する。
 












駐車場へ戻り、今度は島の北端、亀山という島内唯一の山へ向かう。山腹からさっきまでいた御崎観光港を激写!自分が立っていた場所を別の遠くの場所から見る感慨というものがあると思う。それを画像に残せて大満足である。
 




自宅に戻ってから意気揚々とMacの画面で画像を確認してみたら、これ、御崎観光港じゃないじゃーーーん!現場では勘違いに気付かなかった…。改めてGoogleMapで位置関係を確かめてみると、そもそも亀山山腹からは御崎観光港は視界に入らないようだ。がげーん。今回は素通りした小野浜海水浴場あたりなら見えそうだ。次回こそ!
 


最後に島内の商業施設へ立ち寄る。「野土海」と書いて「のどか」と読む。きっと「南三陸さんさん商店街」のような、飲食店と物産店が混在している施設のようだ。プン太郎を駐車場へ停めた筆者は、しかし驚愕の出会いが待っていることを知る由もなかった…。

クルマ好きの常として、出先の駐車場へ自分のクルマを停めると、周囲に同類がいないか探してしまう。この日は斜め前にアバルト 595が停まっていた。脇を通り過ぎる時、自然と中をちょっと覗き込んだりして。ハンドル位置の左右とか、595ならMTかデュアロジックか、などはつい確認してしまう(笑)。だが今は595よりも家族へのお土産である。店舗案内の看板をざっと見ると、どうも飲食店がメインで海産物を扱っているお店は1軒しかないようだ。その「魚研」さんの店先へ歩を進めた時に事件が起こった。

そのお店のおかみさんが筆者に声をかけてきた。当然である。いらっしゃいませどうぞーというやつだ。しかしおかみさんの口から出てきた言葉は、ナナメ上…どころか、はるかに次元を超える一言だった。


あのー、プントで来た方ですよね?


意外な人から意外な名前が出てきてメダパニ(混乱した、という意味です)!

「ええそうです(驚愕)!ま、あれはプントエヴォですけど(どうでもいいプライド)」
「アバルトですよね」
「え…はい…(うろたえている)」
「実はうちも…」

と言って指さしたのは、今コクピットを覗き込んだ595だった。595で通勤する魚屋さん!!
 


そこから果てしなく話が弾んでしまい、おかみさんはプン太郎の外観をなめ回すように観察、あまりの熱心さに運転席に座ってもらったりした。ひとしきりアバルトの話で盛り上がったが、とにかく家族にお土産を買わねばならない。魚研店内を物色していたら、ふたたびおかみさんが

「あのー、まだお時間ありますか?ウチの主人もサソリの毒にやられてるんで、ぜひプント見せたいんですー

もうどうにでもしてちょーだい(笑)。ご自宅(本社?)にいたご主人がおかみさんの電話で緊急招集され、数分のうちに軽トラックで登場。「やぁやぁ」というか、「初めまして」みたいなヘンなあいさつを経て、やっぱりご主人もプン太郎をガン見(笑)。またもやクルマ談義。

「お時間大丈夫でしたら、コーヒーでも飲みませんか?

すっかりオフ会状態である。こうなりゃとことんお話を聴きたい。魚研の隣にあるカフェに入店。ご夫妻とココアをいただきながらさらにクルマ談義。595をどこで買ったのか念のため訊いたら、案の定(株)イデアルさん(笑)。残念ながら担当の方を筆者は存じ上げなかったが、そもそも素の500を買いに行ったのにいつの間にか595を買うことになっていたという。相変わらず巧みなセールストークである。カフェのオーナーさんも巻き込んで、小1時間も話し込んでしまった。
 


そのようにしてお話を聴くにつけ筆者は理解した。つまり魚研ご夫妻はアバルトクレイジーでありつつ、もはや更生不可能な域に達してしまったヘンタイたちであった。以上のことから、全国のアバルトオーナー諸氏は気仙沼・大島を訪れた際は、必ず魚研に立ち寄る必要がある。ご夫妻が喜びます。購入したお土産(貝や魚の切り身)も家族に大好評であった。
 


魚研ご夫妻


魚研さんと大島に別れを告げ、今度は内陸を目指す。気仙沼と一関を結ぶR284の途中から南下して宮城県登米市を目指す。いくつかある選択肢のうちK18はすでに自家薬籠中のものとした。今回はK18ではなく、もっと手前、前木簡易郵便局から南下する市道?農道?を初走破である。案の定こっちも素晴らしい田舎道だった。普通この時期なら積雪通行止めになっていても不思議ではないエリアだったが、今年に限り暖冬が良い方に作用してくれた。西日を浴びた冬枯れの田んぼが美しい。
 


R284






この素敵な道路はK18に合流する。さらにK218・一関市藤沢町とK295を経て最終的には登米市内のR346に合流。途中ほろわ湖(金越沢ダム)に立ち寄る。藤沢町保呂羽という地名であり、ほろわ神社まである。
 


無事登米市東和町へ入り、「道の駅林林館」でトイレ休憩。
 


すっかり夕暮れだ。夜に息子と約束があったので、宮城県側の県道ふらふらツアーはあきらめて、登米ICから再びE45へ。鳴瀬奥松島ICを降り、往路を逆戻りして帰宅。
 






10時間/356km


今回の魚研事案で考えた。持ち主の趣味趣向を天下に向けて発信してしまうツールは多々あるが、クルマという工業製品は特にその傾向が強い。加えてアバルトなどという、基本的に日本国内ではマイノリティであるブランドは、クルマヘンタイの臭覚に引っかかりやすい。そしてそういうヘンタイや廃人(ヘンタイの症状がさらに進行してしまった人々)は、様々なところに潜んでいるのだ。あなたの595や124スパイダーも、いつどこで誰に目をつけられるかわかったものではない。なにしろプントエヴォなんていう泡沫車種ですらロックオンされるのだから。しかしだからこそ、イタリア/フランス車オーナーはできるだけあちこちに走りに行った方が良い。クルマを通じた思いがけない出会いが生まれる可能性は高い。まさか大島でアバルト仲間と出会えるとは、微塵も思っていなかった。

次に大島を訪れる時は、魚研でマグロ丼をいただこうと思う。オフ会の立ち寄り場所にするのも良い。もう一度書く。全国のアバルトオーナーをはじめとしたヘンタイ諸姉諸兄は大島訪問の際は必ず魚研に立ち寄るべし。旬の海産物を買い込むと同時に、オーナーご夫妻とクルマ談義をするべし

楽しいよ!
 

JUGEMテーマ:ABARTH

行きたい!でも遠いっすよ、センパイ!先日の牡鹿半島も魅力的だったけど、やっぱ遠いっす!お泊まり案件です。
ABARTHオーナーはAlfaオーナーとはまた違う人種で濃ゆいですよね。プン太郎はそれはそれは歓待されたでしょう!そしていつの間にか68000km超えてる。すぎょい。
| Profumo | 2020/01/20 8:11 PM |

こんばんは。昨年の連休に気仙沼に行きましたが、橋が開通したばかりで、大渋滞必至だったので、あきらめてきました。やっぱり行っておけばよかった。そうですか、大島も車で行って楽しいところがあるんですね。魚研のご夫妻は、私の愛車も歓迎してくれるでしょうか?海鮮丼も値段の割に中身がよさそうです。もうちょっと温かくなったら行ってみようかな?気仙沼は帰り道もいろいろなルートがあって楽しいんですよね。気仙沼は私の初任地ですので、多少土地勘もあります。それにしても年明け以降すごい活動量ですね。私は風邪ひきと花粉が怖くてちょっとひるんでいます。
| kikuchi | 2020/01/20 9:45 PM |

◇Profumo姐さん
確かに姐さん方面からだと、一泊するにしてもきちんとルートを考えないと忙しない一泊になりそう。大島には民宿がいっぱいありますから、そういうところに泊るのも楽しそうではありますな。

アバルトオーナーさんたちが…というよりも、魚研ご夫妻がとびきり濃いだけの話かもしれないとも思ったりして(笑)。今思い返すと、オレは「飛んで日にいる夏の虫」状態でしたね(笑)。

◇kikuchi様
おお!何かと曰くのある土地なんですね<気仙沼。AMGに反応してくれるかどうかはちとわかりませんが(笑)、仙台の、プントエヴォに乗ってきたヒゲの…と言っていただければ、歓迎はされるように思います。というか、そうやってアプローチした時の魚研ご夫妻の反応をオレも見てみたいです(笑)。

けっこう走ってるように見えますか?自分としてはようやく来た休日の天気が悪かったり、なんか体力を消耗していて完全off日にしないと仕事がやばい!みたいなことが続いていて、控えめなつもりなんですが…。それに2020年の年間目的地が岩手県なので、季節的にもうちょっと暖かくならないと安心して走れないというのも、心理的なリミッターになっているようです。

風邪、流行っているようですね。お気を付けて。
| acatsuki-studio | 2020/01/20 11:31 PM |

acatsuki様

ご無沙汰しております。
気仙沼大島は、子供の頃に行ったきりなのですが、
何となく懐かしい気持ちで拝読しました。
私はヘンタイの入り口ぐらいのところにいる程度ですが、(^^;
お天気の良いときに行ってみたいなぁと思いました。(^^)
| Tazza | 2020/01/25 10:35 AM |

◇Tazza様
気候の良い時分に訪れると大島はとても楽しいと思います。クルマで全部回っても1時間くらいだし。ただ魚研に行かねばなりませんから、大島滞在時間が想定を1時間程度超えますので、ご注意ください。
| acatsuki-studio | 2020/01/25 4:50 PM |

東京は来週の天気は怪しいです。
我がFIAT500にはスタッドレスタイヤを履かせる気が無いので、この時期は大人しくしています。
通勤に使っているなど実用車なら考えますけど、我がFIAT500は生活必需品では無いですから
その代わりと言っては何ですが、ご存知のようにチョットいじってます。
| ガキんちょチンク | 2020/01/26 6:16 PM |

◇ガキんちょチンク様
スタッドレスタイヤを履かずに、大人しくしているとやり過ごせる冬ならいいんですけどねぇ…。まぁ仙台も今年は衝撃的に雪が降らないので、スタッドレスタイヤじゃなくてもこのまま行けんじゃね??とか思わないわけでもありません。

もう1台、例えば屋根の無いクルマとかあれば、また心持ちも違ってくるんだろうなぁと思います。
| acatsuki-studio | 2020/01/27 8:59 PM |










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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

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早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

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Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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