クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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C3で行く!増田まんが美術館ほか・前編
| その他のツーリング・夜活など | 08:40 | comments(2) |

秋田県横手市増田の「増田まんが美術館」に行ってきた。「オノ・ナツメ展」という特別展を観覧するためである。オノ・ナツメのまんがを愛読する家人は、この特別展へ行く機会を虎視眈々と狙っていた。自宅で横積みになっているオノの作品を筆者は実は読んだことがないのだが(笑)、ちょうど良いツーリングのネタである横手市増田行きを見逃すはずもない。

本稿は増田の町とまんが美術館、そして特別展のことに文字数を多く使っている。クルマ中心のエントリーにはなっていない。「行く!シリーズ(copyright A.Sudさん)」未満の内容をアップするのは心苦しいのでスルーしていただいてもかまわないが、前後編、おつきあいいただければ嬉しい。

出発前の確認事項
 ̄路は有料道路・高速道路は使わない
知らない街をうろうろしてみる
I路は未定


当ブログ的にはこれこそクルマでのツーリングの醍醐味である。仙台市北部の自宅を朝8時に出発。県道を中心に岩出山へ抜け、R47、R398で花山、栗駒を経由して秋田県入り。途中立ち寄った岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」は午前9時だというのに安定の大混雑。大型バイクのツーリングと日産 フェアレディZ限定のオフ会に遭遇。確かに東北でオフ会やるなら11月中旬の今がタイムリミットと言えよう。みなさんご安全に。
 




花山湖で家人と運転を交替。R398のワインディングをC3には過剰なペースで登って行く。挙動がソリッドなアバルト プントエヴォに普段乗っていると、こういう場面でのC3の挙動をうまく飲み込めない瞬間がある。豊かなロールだったり、それに呼応するように躾けられた穏やかなEPSに、「もっと速く反応してくれぇ! by アムロ・レイ」と思ってしまう。なに、ロールもパワステの反応も一貫しているのだから、単に筆者の順応が遅いだけなのだ。
 




紅葉シーズンだったので
混雑も覚悟していたのだが、
意外と良いペース







K282はすでに閉鎖済み。
来年7月以降じゃないと走れない



今下ってきた橋。
R398


R398で秋田県に入ってすぐのランドマークは小安峡温泉街である。所要時間はここまででちょうど2時間半/時刻は10:30。まぁ良いペースではなかろうか。ここまでは脳内シミュレーションができるほど走り慣れているが、小安峡温泉から増田まんが美術館まではほぼ初踏破区間。一応おおよその見当は付けているが、せっかくC3で来たので、アップルのCarPlayを使ってMap.appに案内してもらうことにした。家人はそもそもナビを使う生活をしていないし、たまにしか運転しない筆者がこういうタイミングで検証しなければ、宝の持ち腐れになってしまう。そんな半信半疑で起ち上げたMap.appだが、小安峡温泉から増田までの案内経路が素晴らしかった。ここだけはGoogleMapに経路を落とし込んだもので見ていただきたい。
 


R398と並走する田園地帯を縫う農道を爆走する理想的なコース。一部にロングストレート区間も含まれる。これはMap.appに案内されなければ絶対に知り得ないコースだった。とっくに稲刈りも終わり、もはや冬枯れの景色ではあるが、これが例えば初夏なら緑色の絨毯の中を爆走できるだろう。再走破を誓いつつ感動の田園コースを走り抜け、無事に美術館へ到着。往路は結局トータル3時間。約束があるわけでもないが、想定通りの所要時間で目的地に到達できると嬉しい。
 






増田まんが美術館
正面玄関


入館して瞠目。明るくて清潔で全体的にポップ。収蔵品に相応しい空気に満ちている。何よりも親子連れから大人のカップルまで、多くの人が館内を行き交っている。結局美術館の「活気」とは入館者・来館者の表情やしぐさである。活気あるミュージアムに入館すればそれがわかる。特別展の入場券を購入し、わくわくしながら足を進める。ちなみにまんが美術館の常設展は入場無料なのだ。驚き。

「オノ・ナツメ展」は実に丁寧にキュレーションされた展覧会だった。作品をひとつも読んでいない筆者ですら夢中で観覧してしまった。初期の作品から丁寧に時間軸に沿って資料が並ぶので、初見でも作風変化などがわかりやすい。第1部の展示、ネーム(ラフスケッチ)が実際に発表された作品ではどうなったかという比較展示からグイグイ引き込まれる。
 






うまい実例写真がなかったけど、
こんな感じ





未発表作品などの一部を除いて
写真は撮り放題


まんがの特別展に原画以外にどんなコンテンツがあるのかと、興味津々ではあったが、未発表作品の展示や、出版社が異なる作品のキャラクターが共存するオリジナルイラストなど、ファンなら感涙/感鼻水/感失禁ものだろう。期間中に作家が来館してのイベントもいくつかある(この日ではなかったが、もし被っていたら大混雑だったろう)。すべてのキャプションに担当学芸員の愛情がこもっているように読めるのも、本展に限れば好ましい。なによりも漫画家オノ・ナツメの力量の凄さである。未読の筆者が作品の一部分だけを読んでも、充分に作品の深さが伝わってくる。素晴らしい展覧会である。

当然常設展エリアにも行ってみる。この美術館は原画の収集を行っている日本唯一のまんが美術館だそうで、「まんがの蔵」と名付けられた収蔵庫に普通に入ることもできる。肝心の収蔵棚はガラスで仕切られていて立ち入れないが、収集した原画のデジタイズ作業の様子はガラス越しとは言え全部見ることができる。

常設展はまんが読み放題。入館無料で読み放題ですぜ??ここは天国か?もっともまんが読みの現役を退いた筆者からみても蔵書はやや古めである。昭和-平成の有名どころはだいたい揃っている印象だが、一方で若手の小品などにはまだ着手できていない印象。だからこそ特別展ではオノ・ナツメのようなベテラン一歩手前みたいな作家を取り上げているのだろうか。ただしまんが美術館という施設名であり、その使命を考えれば手塚、藤子、石ノ森といった大御所の代表作が優先されていても仕方ない。ゆっくりでいいから蔵書を増やしてほしい。その点まんがは単価が安くていいと思う(笑)。筆者は所有していない「21えもん(藤子F不二雄)」の1巻を読んでしまった。懐かしい。
 


館内の案内例




名作名ぜりふボードより。
メーテルに励まされました


素晴らしい体験だった。再訪を誓って退館。長くなった。前編はここまで。昼食を求めて彷徨う我々夫婦にミラクルが起こる後編に続く。
 

JUGEMテーマ:CITROEN

Apple CarPlayの地図ソフトでは、もうパチンコガンダム駅とかぶっ飛んだことはないんですね〜笑

まぁ、それはさておき、V40 → ラパン は比較的すんなり乗れるんですが、しばらく近所の足でラパンに乗り続けたあとの、ラパン → V40 は戸惑います。
V40はR-Designの足回りということもあり、ハンドルの重さ、足やボディ、ブレーキの剛性と何から何までかなり硬いところに加えて、目線と着座ポジションがまるで違うからかなと思っています。
やはり人間、楽な方へ流れるのは簡単ということかもしれません。笑
| hosinashi | 2019/11/18 12:27 PM |

◇hoshinashi様
うへー!hoshinashiさんの口からそんな言の葉が…。V40は楽じゃないってことですかねぇ。良くできすぎてる?

ところでアップルのMap.app、最近一段と使い易いですよ。ただGoogleMapに慣れ切っているので、画面表示の情報量が少ないことに違和感なんです。GMってとにかく情報が多いじゃないですか、食べ物屋アイコンとかホテルアイコンとか。マップは逆に主要な建物の名前すら出てこないから、「ホントにこれアソコか?」って思っちゃう。

せっかくシンプル、スタイリッシュに…って設計してるんでしょうにねぇ(笑)。
| acatsuki-studio | 2019/11/18 5:32 PM |










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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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