クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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県道ツアラーとしてのシトロエン C3
| CITROEN C3 | 07:56 | comments(6) |

家人のシトロエン C3で岩手県胆沢郡金ケ崎町へ行ってきた。金ケ崎芸術大学校が主催する「城内農民芸術祭」に参加したのだが、つまりは観光である。家人と運転を分担するための意味もあってのC3だったのだが、今回の行程は台風19号の直撃受けて旅程は変更に継ぐ変更と相成った。

筆者夫婦に起こったそんなてんやわんやは、終ってみれば笑い話ではある。それよりも筆者の住む仙台市内でも河川の氾濫があったり、取り分け近年足しげく通っている丸森町が大被害を受けたことには胸が痛む。お見舞い申し上げると共に一日も早い復旧を願って止まない。しかし当ブログの本稿では片道100km程度の田舎道をC3で走るとどうなのか、という視点で書いてみたい。

往路はE4東北自動車道で北上した。それも日が暮れてから出発することになった。高速道路を走ってしみじみ思ったのが、C3の直進安定性の素晴らしさである。これまでも実感していたが、夜の東北道をひた走ってふたたび思い知った。転がり抵抗の少ないエコタイヤを履かせていても素晴らしい盤石具合である。一連のドイツ御三家の高速安定性が如何なるものか経験がないのだが、ハンドルが左右からがっちり固定されたような…ではなく、いつでもひらりと旋回挙動に移れるだけの余裕がある。実際に120km/hでひらひらレーンチェンジするかどうかはさておき、この速度域での直進安定性に加えて旋回性能に余裕を感じられるという、この精神的なストレスの低さを筆者は評価したい。

90-120km/h付近とは欧州の高速道路事情に沿ったものらしい。かつてはハイスピード天国だった欧州高速道路網も、あのアウトバーンですら制限速度が低くなる一方で、おかげで低速地獄の日本の高速道路事情と合致するようになってきた…というのは皮肉な話である。
 


金ケ崎、白糸まちなみ交流館駐車場にて。
知り合いも参加していて目ざとく隣に駐車された。
ツインスパーク、LHD、6MTだとぅ?
うらやましいじゃねえか!


帰路は雨催いの中、岩手県K14を中心に宮城県築館まで南下した。プン太郎では何度も走ったことがあるK14だが、考えてみるとそれは北上するばかりで南下するのは今回が初めて。二重の意味で新鮮だった。ただこの日のK14の交通量はそこそこある方で、もしこの状況で運転するのがプン太郎ではややフラストレーションがたまったろう。しかしC3で走る40-60km/h速度域は平和そのもの。とは言え気になるポイントがふたつある。前走車のペースに合わせるので、低い速度域なりの加減速はある。その際ぎりぎりまで低回転状態で粘って、耐えられずシフトアップするEAT6の挙動はちょっとかわいそうな感じで、パドルシフトが欲しくなる。マニュアルモードはあるものの、シフトノブへ手を置きっぱなしというのも気分じゃない。もうひとつはEPS。渋滞時の取り回しに気を使ったのか、ややアシストが多すぎる=軽い気もする。慣れればどうってことはないのだが、単調な県道を車列に混じって走る時も、高速走行時のようにハンドルの手応えはどっしりしていてほしい。
 


東北新幹線とのツーショットはかなわず


ひとつ興味深かったのは風切り音だ。高速走行ではあまり気にならないのだが、一般道を早めのペースで走っている時など、両脇(ドアミラー周辺)から明らかな風切り音が聴こえる。高速走行時は3気筒エンジンのがんばってる音などが相乗して、風切り音をマスキングしているのだろう。もちろんその音だって、車内の騒音レベルが低いからこそ目立つわけで、ミラー付近からの風切り音で快適性が著しく損なわれるわけではない。
 


隣のワンボックスカーのカップルの会話が
猛烈に気になる日暮れ頃


もうひとつ。シートの優秀さも上げておきたい。スポーツマインドとは無関係の素っ気ない造りではあるが、クッションの利かせ方が絶妙なおかげで疲れない。個人的にはサイドサポートがもう少し利いていた方が、特に長距離走行は楽だと思うが、200kmほど高速道路や雨の夕方の県道などを走っての感想だから、シートの基本素養そのものは高いと思う。

往路は全編筆者が運転したが、帰路は家人と折半した。だからまぁ、疲れる疲れないの云々はちょっとアヤシイが、C3がツアラーとして素養高く造られていることはお伝えしたい。パワステが軽過ぎることを残念項目のように書いたが、C3に限ってはパワステを変に重くすると、現状の軽やかな身のこなしの印象も変わってしまうはずで、痛しかゆしである。自動車のチューニングとは本当に難しいですね。
 


おまけ:帰路の途中で寄った
レストランくんぺるの豚ロース肉の香草ステーキ。
奥は家人が頼んだくんぺるハンバーグ

 

JUGEMテーマ:CITROEN

こんばんは。あの雨の中、岩手までお出かけとは、うらやましいです。私は小国から喜多方へ抜ける道を走る予定でしたが、泣く泣く中止となりました。C3はファニーなお顔に似合わず、しっかりものですね。フランス車は試乗すらしたことないので、興味があります。そのうち、よろしければ、お願いいたします。
| kikuchi | 2019/10/18 8:29 PM |

◇kikuchi様
13日の夜出発だったので雨も風もすでに収まっていたんですけどね。まさか14日に雨が降ってくるとは思いませんでした。台風一過の青空は13日だけでしたねぇ。

kikuchiさんの現愛車と比べるといろいろ緩く感じられると思いますが、でも「選択と集中」の結果として、C3はイイトコ突いてると思います。あれで200万円ちょっとですからねぇ。来年5月の西蔵王公園OFFはC3で行きますかね(笑)。家人の許可が下りれば、ですが。てかいっしょに来ればいいのにな。
| acatsuki-studio | 2019/10/18 10:31 PM |

シトロエンC3で感心するのは、
「素材を上手に生かして調理したこと」
と、欧州車全般に言える(外れもあるんでしょうけど)、
「走行性能の偏差値の高さ」
ですね。
 しつこい性格なので、前回のブログエントリーにも通じる話になっちゃうんですが、大多数の日本車のBセグ車に持ち合わせていないツアラー性能が、欧州車にはあるんですよね。偶発的な出会いでイタフラ車の走りに薫陶を受けた我々にとって、
「あなたの知らない方が良かった世界」
の凄さを今回の話で改めて感じた次第です。

大雨警戒中ですが、このまま職場に呼び出されなければ、明日は岩手県北上市まで遊びに行こうかな!?。
| あお | 2019/10/19 9:34 AM |

◇あお師匠
「あなたの知らない方が良かった世界」、まさに海鮮丼太郎さんの世界であります。異文化の製品ですから、やっぱりマインドをリセットして付き合う必要はあると思うんです。そこをフラットにできる人がこっちの世界に来てしまう人。枯れに枯れてクラウンでもジャギュワーでも同じだよね、という境地もあると思いますが…。

これからエントリーしますが、山形探訪全目的地を昨日クリアしたので、今年のツーリング予定、あとは落ち穂拾いです。
| acatsuki-studio | 2019/10/19 5:44 PM |

C3は本当にデザインがいいですね。映えるし隣にどんな高級車が来ても関係ない感じがします。こちらは208ですが、EAT6でパドルが欲しい件や3気筒の(好ましい)頑張っている感、シートの優秀さは全く同感です。数少ない不満は、32GBのipodが頻繁にエンジン始動の際に「A」から始まる曲に戻ってしまうことと、AWDのように後ろからけりだしてくれない事かな。

EPS、パワステをそう言うのですね。自分は208のESPはよくできていると思います。小径ハンドルなのに高速ではMiTOより安心感があります。ちなみに、昨日208のアイドリングストップをOFFにしたつもりが隣のESPをOFFにしてしまってました。画面にESP Activeが出て自動復帰。標高1500mの目的地への道は紅葉終盤の落葉が堆積かつ濡れて砕け路面をぬるぬるに。それに反応したんですね。EPSもESPも最近の車はすごいです。
| 4832i | 2019/10/20 10:30 PM |

◇4832i様
まずはEPSという略語の浅慮な使用をお詫びします。「パワステ」はあまり使いたくなくて、都度「パワーステアリング」と書くのも冗長だしなぁ…と。EPSとESP、紛らわしいですね。ジェイテクトのカタログによれば電動パワーステアリング=EエレクトリックPパワーSステアリングの略です。

さて、パドル、欲しいですねぇ。208にもいろいろありますし、グレードによって味付けも微妙に違うと思いますが、大づかみに言えばC3よりもスポーティーと感じますので、C3以上にパドルの有無は切実でしょう。C3の場合は「あればいいなぁ」とは思うものの、純正のタイヤ選択を含めた足周り、ATの変速マナーを考慮すると、シフトチェンジだけキビキビしてもシャシーが付いてこれないような気がするのもまた事実であります(笑)。ただタイヤをもう少しグリップ性能の高いものに換えれば、ワンチャンあんじゃね?とは思います。←バカ

PSAの電制は良くできている方じゃないかと思います。目を三角にして運転しなければ。優雅に優しく走ってる時に一番バランスしているように思います。あ、そういう運転だと別に電子制御の出る幕がないだけ? ←バカ2

それにしてもiPod選曲が都度リセットされるのはアホですね!総じてスマートフォン系OSとの親和性は低いですよね。OS側のアップデートに付いて行けてない感じ。C3もCarPlayを使用すると特にマップ系の描画速度が遅過ぎて話になりません。オーディオもエアコン制御も、昔ながらのボタンとせいぜいUSBによるデジタル接続くらいでいいのになぁ…。速度計や回転計やイグニションのキーシリンダーと同じで、液晶パネルやボタンにしちゃう方が部品点数を減らせるし、僅かでも減量できるから、もうそういう枯れたパーツを搭載するスタイルに戻ることはないとも思いますが…。残念。
| acatsuki-studio | 2019/10/21 7:45 AM |










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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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