クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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DS3・冬のスタッドレスタイヤまつり2018・その4
| CITROEN DS3 | 18:54 | comments(4) | trackbacks(0) |

家人のシトロエン DS3に履かせたスタッドレスタイヤについて報告したい。経緯は以下を参照。

冬のスタッドレスタイヤまつり2018・その1/その2/その3

今回の履き替えのキモは16インチから15インチへのインチダウンである。加えてコンチネンタルというプレミアム(笑)なブランドの導入だ。このふたつを詳述したい。

(再掲)
ホイール MAK ヴィンチ
タイヤ コンチネンタル コンチバイキングコンタクト6(185/65/R15)

2018年12月16日に交換
 






インチダウンしてどうだった?
筆者の自動車人生を振り返っても、「もっと乗り心地をよくしたい」などの意図的なインチダウンは経験がない。ひたすら見た目重視で1インチでも大きくしたいと足掻いてきた人生だった(大げさ)。だが今はもう少し意識を高く持てるようになってきた。本当か?まぁそれはともかく、「バネ下重量の軽減による可動部品やシャシーそのものへの負担減」が、どのように表出するのか興味津々であった。

まず違いはあるのか?と問われれば「ある」と答える。いやむしろ「こんなに違うのか…!」レベルで違う。そもそもDS3のBセグメントにしてはしっとりした乗り味は、1.6リットルNAエンジンと16インチに格上げされた足周りのチューニングに起因しているはず。「必要最低限の加速性能」と「持て余す一歩手前の重い足」のハーモニーなわけだ(過給エンジンを搭載するスポーツ・シックはまた別ですけどね)。プレミアムな匂いの内装とそれらが合わさった結果、DS3のベーシックグレード「シック」は「品の良いBセグ」のような立ち位置にいた。それを15インチにして足周りの負担だけを軽減したわけだから、「しっとりした乗り味」がやや乾いた感じになるのは必定である。わざと目地段差や舗装剥がれ、アンジュレーションなどを体験してみたが、入力による突き上げエネルギーを小さく感じるし、足周りの上下運動の収束も速い。中長周期の舗装の波打ちのような場面ではなるほどふわふわした挙動を感じないわけでもないが、別段それが怖くてスピードを出せないという程ではない。また旋回動作もややクイックに感じる。鼻の入り初めが速い。「あ、回し過ぎ…?」とハンドルを回す腕が途中で止まる(あるいは躊躇する)ような場面を数回経験した。もっとも筆者がプン太郎とDS3の挙動差を体感して、修正するまでのわずかな距離で感じるだけだが。

DS3のベースになったのは同門のシトロエン C3であり、現行型にまで引き継がれたプラットフォームは共通である。C3基準車のタイヤ/ホイールは15インチなのだから、むしろ16へインチアップしていたDS3純正アロイホイールが重荷だったことは想像できる。スプリングやダンパーのチューニングは16インチに合わせられるとしても、それを最終的に受け止めるシャシーのキャパシティはそもそも15インチがせいぜいだったのかと気付いてしまう。が、16インチでもまとまっていたのだから、15インチと16インチの違いは「オーナーの好み」で片づけても良いだろう。

コンチネンタルはどうだった?
少なくともタイヤに瑕疵は見つけられない。初めからバイアスがかかっていることは承知の上だが、コンチ、いいわー。ミシュランを履かせていて「あー、あと少しだけサイドウォールが柔軟に動いてくれればなぁ」と思う場面がないわけではないが、まさに「サイドウォールが少しだけ優しいミシュラン」という印象。筆者としてはこれはかなり上位の褒め言葉である。タイヤに対するボキャブラリがとても少ない筆者ではある。

重ねて書くが、別に峠道や高速道路でしごいてみたわけではなく、あくまで県道・国道を法定速度で試してみた結果ではあるが、コンフォータブルでありそれ相応の負荷にも充分耐えられそうだ。ただしスタッドレスタイヤだからグリップ能力を売りにしてはいない。肝心の雪上性能も筆者レベルでは問題なかった。30km/hからのパニックブレーキも、ESPが手を出してくる前にまずはタイヤ(とBペダル操作)で対処できる。湿度の高い積雪路での制動性能は必要充分と断言する。

つまり今回のインチダウンは「大勝利」と言える。オーナーである家人も大満足である。足周り/シャシーへの負担軽減という意味でも良いことだろう。何よりも見た目が思ったよりショボくない。元々のエクステリアデザインの、特にホイールアーチの造形が15インチを念頭に置いて切られているようにすら思える。それくらい見た目のフィット感もある。
 




これらの体感上の感想はその気でDS3を運転したあと、ジワジワと身体の中に湧いてきた。60km/h程度までの穏やかな乗り心地や操作性を思い出すにつけ、理想の軽自動車の乗り心地とはこれではないか?と思えてくる。日本の新車販売の4割を締めるという軽自動車がDS3のような乗り心地になったら、もう少しみんな自動車の運転というものを自分事として考えられるのではないか。

さらに考えてしまう。輸入車のシェアは一進一退。買う方はどうしたって「どうせ輸入車を買うなら立派なの/速そうなの/カッコいいの」が良い(筆者だってそうだ)。実際の売り上げを数字で見れば、各インポーターが素のグレードを日本に導入することをリスクと感じても不思議ではない。しかし実際に1インチの変化をこうやって体感すると、「全部乗せコスメチューンモデル」以外の選択肢もあってもいいのにと思う。

しかしそんな考えや乗り方はノスタルジーになってしまうかもしれない。EVや自動運転という新興宗教の影響からか、欧州車メーカー内部も変化してきている。アウディはもともと「技術による革新」の御旗の下に、電制デバイスをこれでもかと載せてきて、しかもそれらデバイスが多ければ多いほど乗り味がまとまるようにしてくる(らしい)。アウディから経営陣や技術陣が移籍した後のポルシェ 911(991)もやはりカレラよりもカレラSだしカレラ4よりもカレラ4Sと、電制デバイスの数が多いモデルほど高負荷領域のまとまりは良い(らしい)。その挙動だって997を経て996以前までの挙動とは別物になっているらしいけれど。こうなってくると「輸入車は素の、いちばん貧乏臭いモデルが当りだよね」はPSAでもフィアットでも早晩通用しなくなってくるかもしれない。

しかくあくまで日常領域でなら、インチダウンはユーザーが自己責任で楽しめる乗り味チューニングとしてまだまだ有効だと思う。なにより財布への負担減である。ご自身のクルマがGTIとかGTAとか、そういう役付きのモデルでなく「上質な平凡」を楽しむクルマなら、インチダウンと上質のタイヤという組み合わせはかなりオススメである。

以上、まつりレポートはこれにて終了。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

南国と違って北国の晩朝の寒風は肌を刺すような冷たさでしんどいこの頃です。

さて、スタッドレスにコンチとはツウですね。
車に興味ない方は高いけどとりあえずBSでいーかなー。なんでしょうけど、タイヤは住んでる環境&ユースで選んでこそその性能が発揮されますから多少はこだわりたいものです。
とはいえまー最後はいつも財布の口と交渉になるんですけど。

ちなみに自分が今履いてるATRのスタッドレスについてですが今季で3シーズン目です。
29日〜4日まで福島中通りにいましたが30日夜の東北道国見から吹雪いて、飯坂、二本松でホワイトアウトの中を走行しました。
路面は塩まき前の圧雪状態でした。

dnaのaモードで走行、1,2シーズン目やMIのX ice XI-3の時はあった接地感、安定感がまるでなく、時速60キロを超えてのステアリング操作は危なかった。

財布に優しいアジアンですが、3シーズン目はおとなしく買い替えたほうがよいですね。

それより雪が降ったらたくさん電車に乗りましょう。
元カシオペアkeyの向谷氏もオススメしてました。たぶん。


| じゃる@柳生 | 2019/01/06 2:34 PM |

◇じゃる様
3シーズン目でも撃沈(してないけど)ですか。やっぱりスタッドレスタイヤは早めに取り換えるのが吉ですね。となると自分はコンチなんか買えないかなぁ。ATRなら2シーズンごとに取り換えてもアリです。

向谷の話、別方面からもメッセージが入ってたな。なんなんだ!いいから鍵盤弾いてろよ!
| acatsuki-studio | 2019/01/06 4:15 PM |

明けましておめでとうございます。
コンチネンタル装着おめでとうございます。
奥方様のDS3とはいえ、くしくも私と全く同じ銘柄・サイズとなっておりましたので、ご同輩が増えた事には素直に嬉しく思っております。
現在4シーズン目の我がコンチですが、新品時に近い性能はまだ維持していると感じます。
メーカーが公言していますので、ABS/ESCが作動してからの挙動も(安全な場所で)ご確認いただくことをお勧めします。
| A.Sud | 2019/01/06 4:47 PM |

◇A.Sud様
きたー!オーソリティ!特にDS3というクルマのキャラクターには合っていると思います。

>>ABS/ESCが作動してからの挙動

おお!幸か不幸か、いやぁ幸いなんですけど、雪が降らないです、仙台。まぁこれからですけどね。試してみようと思います。
| acatsuki-studio | 2019/01/06 6:49 PM |










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