クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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わっしょいわっしょい
| クルマにまつわる四方山話 | 12:40 | comments(12) | trackbacks(0) |

ここだけの話だが、最近アルファロメオのクルマが欲しくてしょうがない。

プン太郎ことアバルト プントエヴォは、甚だ個人的な感想として書けば「理想のMiTo」である。MiTo1.4T Sport時代に静かに堆積していた「もうちょっとこの部分が改善されればなぁ」という不満が全部改善されているのがプントエヴォである。もちろん100%完璧ではない。しかしこと「走る・曲がる・止まる」に関しては理想の1台だ。
 


しかし90年代後半-00年代半ばまでのアルファロメオ車両に乗り込んだ時に眼前に広がる、あのなんとも言えない高揚感はプントエヴォでは味わえない。アルファロメオのコクピットに満ちるあの雰囲気はなんなのだ。「機械」であることの主張。しかし業務用機械特有の「実用」だけであることを良しとはしない。多少窮屈なところがあっても、それでシルエットが格段に良くなるならそちらの型を優先するスーツや靴に似てはいないか。運転手の目に映るものは「伊達」を以て尊しとなす的な。操作性?視認性?そりゃ良いに越したことはない。では正しいことは本当に正義なのか?アルファロメオは業務用の4tトラックではない。タクシーでもない。運転を、運転操作を楽しむための機械なのだ。正しいこと以外にも必要な(あるいは許される)要素があるはずだ。例えば147、156、MiToのメータークラスタのフード。ニ眼式メーターの外周を丸く囲むメーターフードの膨らみ。生産効率や視認性という視点では決して必須の膨らみではないはず。しかし筆者個人にはとても重要だった。MiToに乗り込むたびにメーター周りが本当にセクシーだなと思ったものだ。
 


実はこのところ立て続けに「ちょっとビンテージ」なアルファロメオ車に乗る機会があった。そのうちの1台はザガートだけど。「アルファは速くなくてもいい」とは我々ヘンタイがよく交わす笑い話だ(シツコイけど速いに越したことはない)。燃費だって2018年の基準で考えればはっきりと悪い。だが運転体験は濃厚だ。特濃なのだ。自分でギアを選んでAペダルを踏みつけて、やれ5,000rpmだやれ6,000rpmだと走るだけなら、他にもそれができるクルマはある。しかしアルファロメオのクルマにはあのブランド独特の反応があるように思える。特に前記年代のマニュアルトランスミッション車両はそうだ。それは多分あの「遅い感」に深い関係があるように思えてならない。あの「遅いじれったさ」を払拭するために運転手はクルマにさらに負荷をかけようとしてしまう。そこに「オレが操ってる感」が生まれる。極端に言えば近所に買い物に出かけるだけでお祭りである。それシフトチェンジだわっしょいわっしょい、それコーナリングだわっしょいわっしょい。

ジュリア、欲しい?と言われればそりゃ「欲しいっっっ!」と即答する。なんならかぶり気味に即答する。お金が無いから代償行為として旧いアルファ、いいよね!と言っているわけだし。しかしジュリエッタやジュリアの「洗練具合」が物足りないのもまた事実。何でもするするスマートに実現してしまい、わっしょい感が希薄なのだ。自動車製造技術もその結果としての製品としての自動車も、洗練具合はおそらく今がピークではないか。そして今後は電気屋さんやソフトウェア屋さんが自動車というプロダクトを変えていくだろう。道具としての洗練や低価格であることを求める人はそういう製品を購入すれば良いと思う(どんどん経済を回してほしい)。ヘンタイはもっと不便で扱いにくい化石燃料発動機付きのクルマをわっしょいわっしょい運転すれば良い。どうせヘンタイの人口比率など霞のようなものだから、それで空気が著しく汚れるなんてこともないだろうし。

筆者は多分「アルファロメオ 156 2.5 V6 24 乗り出し100万円」を買えばシアワセになれると思う。いや、間違いない。確信である。
 

お久しぶりです。タイヤのコメント以来です。アバルトのディーラーがアルファより早く地元にできていれば乗っていたかもしれないのでプント疑似体験しているのが楽しいです。自分もアルファに限らず自身が惹かれる車の理由を考える時がありますが、「お祭り感」ていいえて妙だと思いました。演出か自然かは解りませんが乗ること自体が「ハレ」というか、自分は今のアルファにも十分感じます。その観点からだと4Cはむしろアルファとしては生真面目過ぎますかね?スパルタンを通り過ぎてストイックとういか。デザインは十分ハレですが…。
| じゅんすか | 2018/09/30 2:18 PM |

◇じゅんすか様
いつもありがとうございます。「ハレ」という言葉は言い得て妙ですね!思いつかなかったボキャブラリ不足。実は4Cはわざと例として挙げなかったんです。やっぱりあれはストイックですよね。例えばジュリア、ジュリエッタは見た目で惹かれて、乗ってさらにその印象を上乗せしていくんじゃないかと思うのですが、4Cは挙動と込みで、つまり運転してみてその挙動を味わって印象ができ上がって行くクルマじゃないかなぁと想像します。

その意味ではアバルト プントエヴォと同じカテゴリかもしれません(笑)。プントエヴォのコクピットの地味さはなかなかキますよ(笑)。
| acatsuki-studio | 2018/09/30 5:39 PM |

>>acatsuki-studioさま
いまだ蛇毒がまわっているようで、蛇毒患者の私としては慶賀の至り。
確かに、アルファロメオはハレの成分が濃厚なクルマかと。
その分浮かれ過ぎには注意ですが(^^ゞ
でも、”伊達や酔狂”と”実用性やカタログスペック”を天秤にかけて、後者に傾くようじゃアルファを買う甲斐がないと個人的には思います。
| alfa_manbow | 2018/09/30 9:51 PM |

◇alfa_manbow様
もはやヘビなのかサソリなのかもはやよくわかりませんが(笑)。147・156あたりが私のイタ車起動ボリュームなので、これはもう一生嫌いになれないと思います。

別の言い方をすると、現行車両ではもはやデザイン文法が変わったにも関わらず、あれらのクルマの内装がいまでも魅力的ってことがすごい。同年代のマセラティとかもいいですよねぇ。

ベタベタさえなければ(笑)。

>>”伊達や酔狂”と”実用性やカタログスペック”を天秤にかけて
そもそもイタ車のカタログ値を信用して良いのかという問題が(笑)。
| acatsuki-studio | 2018/10/01 7:35 AM |

>>acatsuki-studioさま
>ベタベタさえなければ(笑)。
アレはなんかの洗剤で取れるらしいですよ?詳しいことは忘れちゃったけど、ネットに情報がゴロゴロしてたはず。
>イタ車のカタログ値
どうせアルファロメオ馬力でしょ(笑)とか言われるんですよね(^_^;)
アルファロメオのエンジンって大してスペック値はすごくないけど数値には出ない魅力があるってイメージだったんだけど、今じゃ510ps!とか言ってますもんね。もはや時代が変わっちゃったのかな。
| alfa_manbow | 2018/10/01 12:21 PM |

◇alfa_manbow様
>>今じゃ510ps!とか言ってますもんね。
んだからそれが「アルファロメオ馬力」なんじゃないかと(笑)。

まぁ165psで「おわ!」とか振り回されている自分が510psのジュリアを運転しても、その1/3くらいしか使わないわけですよね。その余剰こそが高級車の証かもしれませんけど。なのでお金さえあればそういう馬力競争に乗っかるのも楽しいとは思うのですが、458イタリアに飽きたからアヴェンタドールSVJでも買うかみたいな人生は送れないので、少ない馬力を使い切ることができるフィールドで楽しんでみたいと思う次第です。

実際165psのアバルト プントエヴォだって、その気になればすぐに命張れますからね。その辺の路上で。
| acatsuki-studio | 2018/10/01 3:56 PM |

行っちゃえばいいと思います。あのピカピカエンジンヘッドを手に入れちゃってください。今ならたったのひゃくまんえん!
ここだけの話、私は今サソリが欲しくてたまりません。
| Profumo | 2018/10/02 9:14 PM |

◇Profumo様
じゃあスパイダーとプン太郎を交換すれば良いのでは(爆笑)。

行っちゃってもいいんですけど、マジで税金払えなくなるとか、置き場所がないとか、クルマ以外の諸条件をどうにかせんといかん。
| acatsuki-studio | 2018/10/02 11:56 PM |

ここ2日間、代車の147初期型で80km位走りましたが、mitoよりしなやかで濃厚な走りの車でした。セレでしたが、とても気持ちよくシフトアップダウンができて、トルクがあって、回頭性が気持ちよく、登り勾配の緩やかな左カーブを抜ける時にじわっとアクセルを踏み込んでいくとまるでAWDかと錯覚するような走りをするのはビックリ懐かしい感覚でした。メーター回りもアナログの品のあるフォントとデジタル感のある液晶表示フォント。インテリアの曲線。楽な運転は望めないですが、ピュアなドライビングは楽しめるいい時代の車ですね。
| 4832i | 2018/10/11 1:26 PM |

◇4832i様
アルファ味は、残念ながらMiToよりも濃厚ですよねぇ。逆に言えばそのカジュアルさがMiToの魅力であり、アルファのラインナップに存在できる意義だとも思わないでもありませんが。

回頭性、気持ち良かったですか。やっぱり155や156よりも意図的にそう味付けされているらしいんですよね。現役当時はイタリアンプレミアムみたいな喧伝のされ方だったのかもしれませんが、やっぱりドライビングマシーンですよね、本質的に。
| acatsuki-studio | 2018/10/11 6:29 PM |

ミト好きなんですね。( ^ω^ )
| 隆 | 2018/11/22 11:38 PM |

◇隆様
ようこそようこそ。いやもう、好きなんてもんじゃないです。あのクルマは恩人です。人じゃないから恩車。クルマを運転すること自体の意味が自分の中で変わってしまうくらいのめり込みました。このブログもこんなに続くとは思わなかった。身近だったり遠くだったりのヘンタイ先輩たちと出会えるとは思わなかった。人生を変えてくれた1台です。
| acatsuki-studio | 2018/11/23 12:25 AM |










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