クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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アバルト曰く『こう座ってこう操作しろ』
| ABARTH PUNTO EVO | 17:41 | comments(5) | trackbacks(0) |

ザガート155T/S TI-Zなる超希少車種に乗る155TI-Zさん(みんカラネーム。以下Kさんと記述する)とクルマ取っ換えっこ試乗会を行ったことは先にエントリーしたとおり。

試乗記・ザガート 155T/S TI-Z
 


95年式と思われるアルファロメオ155ベースの特装車両的モデルではあるが元々のテイストは色濃くあり、筆者の良く知るMiToやプントエヴォとは異なる鷹揚な乗り心地にすぐに慣れることができず四苦八苦した。いや、楽しかったのよ?楽しかったんだけど今思えば試乗コースが良くなかった。もっと平らな場所、のんびり走ることができる道を選んでいれば、短時間でももっと的確に155の性格を把握し、魅力を体感することができただろう。ばかばかおれのばか。しかしそもそもこの試乗会は、日頃ドライビングポジションがどうしたシフトが渋くてこうした的な当ブログのエントリーを読んだKさんが、「ちょっと運転してみたい」とSNS経由でコメントしてくれたことが発端である。ひとつ前のエントリーはこの本題に触れていない。

Kさんのプン太郎の見立てはどうだったのか。

プン太郎に乗り込んだKさん曰く「ずいぶん窮屈なポジション」。Kさんは筆者よりも身長が3〜4cm高い。シートポジションにして1-2ノッチ程度の前後差があると思われるが、この日のKさんはシート背面角度を微調整しただけで走り出した。で、やっぱりいきなり速度が出る(笑)。詳しくは先の155T/S TI-Zの試乗記を読んでいただきたいのだが、そりゃあそうだ。155のつもりでプン太郎のABペダルを踏めばボカンと加速するしガクッと止まるのは必然の理である。95年製と2011年製ではクルマの性能・チューニングなどがまったく異なる。普段ザガート155T/S TI-Z、あるいはご家族用3列シート国産車を駆るKさんが2011年製のアバルト車両に慣れるのには、もう少し時間や走行距離が必要なのだ。

それでも今回の主題、シフトの渋さについては一定の結論が出た。「特段渋いわけではない」「ミッションオイルをWAKO'Sなどのちょっと良いのに換えれば改善する可能性あり」。ですよねぇ。筆者ももやもやとそう思ってはいるのだ。ミッションをバラして目視したわけでもないKさんだって断定的なことは迂闊に言えまい。むしろその他に色々アドバイスをくださったのがありがたかった。

実は筆者のシート位置はこれまでに書いていた位置からさらに1ノッチ前に出た。先日の細倉・伊豆沼ツーリングの際に試しに1ノッチ前に出してみたのだ。この変更の吉凶は結論が出ていない。徐々にシート位置が前に出ていくことでハンドルの握りの違和感も同時に増していく。しかし最後に出した1ノッチでペダルの踏み込みとシフトチェンジする右手の動きは「これだ!」と膝を打つくらいにきれいにはまった感がある。特にCペダル踏み込みやシフトノブの動かし方に良い影響があったようで、以前ほど2速の入りに渋さを感じなくなったのだ。こうなるとハンドル握りの違和感に目をつぶってもいいか…と思いたくもなる。

おいおいおい、と。ちょっと待て、と。たかが1ノッチ2ノッチ分イスを前に出しただけで操作性が激変するかよ、と。そのようにお思いの読者も多いと思う。筆者だって例えば口頭でその話を聞かされる立場であれば、「マジで??そこまで??」と言うだろう。だがこれは少なくとも筆者にとっての真実である。本件を喜び勇んでこのブログにエントリーしなかった理由は前述のとおりハンドルとの位置関係が万全でないからだ。つまり筆者はここまで体感上改善されたにも関わらず、これがベストポジションなのか断言できないのだ。

これまでの筆者の実体験から、プントエヴォのドライビングポジションにはこう座ってこう操作しろというアバルトの主張がこめられていると考える。そうでなければシート前後位置を1ノッチ動かしただけで、運転しやすさがここまで激変するだろうか。だとするとハンドルとの相対位置がしっくりこない以上、今のポジションもベストではない=アバルトが意図したものではない可能性があるのではないか。加えてKさんの「ずいぶん窮屈に座ってる」という評価も気になると言えば気になる。早い話がハンドルにしがみつくように運転している、明らかに運転の下手なドライバーみたいになっているのではないかという疑問だ。ただなぁ、アバルトがイタリア人と日本人の体形差まで考慮してくれてるのかねぇ。想像するとこの点は甚だ疑問である(笑)。アジア人にとってペダルとシフトにベストな位置は、アバルトの想定外という可能性もある。ま、くどくど書いたが、イタリア人基準で設計されたであろうプントエヴォのベストドライビングポジションは、アジア人にはちょっとしっくりこない要素が残っても仕方ないのかもしれない。

Kさんと別れた後もシートの背面角度を変えたり前後位置を変えたり、最後は稲妻快適だったシートパッドを外してみたりもしてみた。だが結局元に戻ってしまう。ハンドルとの相対距離・角度にだけ僅かな違和感が残るポジションに戻っていくのだ。そしてやはりそのポジションで操作するシフトノブは、以前ほどの渋さやぎこちなさを感じさせない。やはりこれがベストポジションなんじゃないか??

筆者が感じるハンドルとの違和感とはつまり、ハンドルと身体の距離だけに感じるものなのだが、Kさんが勧めてくれたようにハンドルを社外品に換えてしまうという荒技が有効な可能性もある。エアバッグが仕込まれた純正ハンドルは良くも悪くも厚みがあるが、レーシーでエアバッグレスなハンドルに換えれば最大10mm程度は奥に持っていける可能性はあり、そこで初めてポジションの整合性が取れるかもしれない。

同時に筆者はプン太郎をなるべく純正状態で乗りたいと考えている。というのもほぼフルノーマル状態の現状に大変満足しているからだ。MiTo1.4T Sportに8年半/16万km乗ってきた身として、「もうちょっとこうだったらいいのにな…」という不満点がすべて解決している状態がアバルト プントエヴォなのだ。「いやこれ、明らかにハンドル位置おかしいよ!」と断言できるほどのスキルも見識もない筆者としては、もう少し(違和感ありの)現状で様子を見たい。
 

JUGEMテーマ:ABARTH

当ブログの古くからの読者ですが(でも、307SW編はリアル
タイムで読んでいませんけど...)、どうもこの「クルマで
行きます」はacatsuki-studio様のドライビングポジション
との戦いの歴史と言っても過言では無い気がします。
と同時にドラポジフェチじゃなかったら、こんなにも沢山
のブログエントリーも現れなかっただろうし、貴殿の観察
力のすごさを改めて実感しています。

で、私はと申しますと、クラッチペダルのつながり位置と
角度さえ自分の好みに合えばオーケーという、実にドラ
ポジに無頓着な人種でして、これまで駄目だったのは208
の3ドア5MTのAllreと、ジュリエッタQVの2車種は「あっ、
貴方は違うみたい。ごめんなさいね」って感じでした。
| あお | 2018/09/18 8:28 PM |

私は最近ハンドルから離れていく=シートが寝ていく傾向にありますね。
とにかくCペダルが違和感の無い位置にシート位置を合わせてから、ハンドルとの間隔をシートの倒れ具合で合わせていく方向なんですが、最近は微妙に離れ気味のほうがしっくりくるような……。

でも、その日の体調とか走行距離とかでも変わってきちゃうんで、なかなかこれだ!って位置は見つけられませんねえ。
| alfa_manbow | 2018/09/18 9:57 PM |

こんなオチのないエントリーにまでコメントをくださってありがとうございます。

◇あお師匠
2009年にMiToを買って以来ドライビングポジションに迷う人生を送ってきました。つまりもう10年近くこのことについて悩んでいるわけで、あまりにもスキル無さ過ぎるんじゃね?と思いますね。

>>「あっ、貴方は違うみたい。ごめんなさいね」

という直感が働くあお師匠の凄みを感じます。

◇alfa_manbow様
あお師匠曰くドラポジフェチの私の場合、朝と夕方では座面高が変わりますね。朝は下げます。夕方例えば職場から帰る時は上げます。満腹になった時も背面角度を寝せますね(笑)。

体調や走行距離でポジションの微調整があるのは自然なことだと思います。
| acatsuki-studio | 2018/09/18 10:59 PM |

いやいや、そうなんですよ!MiToQVに乗り込むたびにガチャガチャやってます。私がチビのリリパット族だからそうなのか、とも思うんですけどね。足はもとより腕も短いんです。座高も。Cペダルとの距離に合わせるとステアリングが近くて、なので奥まで押し込んで、でも押し込みすぎるとステアリング位置が高くなるので少し戻してグッと下げて、でシフトが遠くなるのでシートは立て気味にしたくて、でも立てすぎると首が変な角度になるのでシートを倒してランバーサポートを前に出して、いやいやまだ腕が遠いんじゃないか、んじゃもう1ノッチ出すか、ってやるとまたステアリング位置からやり直しで。朝と夕方でも違うし、高速道路に乗るか乗らないかでも違うし、渋滞にハマるかどうかでも、はたまた体の疲れ方でも違います。Spiderはオートマかつパドルシフト使いなので、無問題。たまにシートの前後、倒し方をチョチョっと変えますが、基本的にはメモリ2に記憶させている位置で運転してます。
…まさか、MiToQVがあお様のおっしゃる「あなた違うみたい」なのか?!
| Profumo | 2018/09/18 11:29 PM |

◇Profumo様
「あなた違うみたい、ご縁がなかったわね」の方という可能性もありますが、そもそもMiToはグランデプントの外側を引っぺがしてかっこいいアルファデザインボディを被せ直したモデル。室内デザインそのままで屋根だけ低くしてるから正しいドラポジが取りやすいか取りにくいかで言えば、確実に取りにくい車両だと思います。特にチルト下限が高すぎる問題はその証左でしょう。きちんとしたマイナーチェンジモデルが出れば改善されたかもしれないんですけどね。言っても詮無いことであります。
| acatsuki-studio | 2018/09/18 11:46 PM |










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筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
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早朝に走りに行くのが朝練。
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どちらもひとりであてもなく走る。
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■S店長■
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現在VOLVO仙台泉店の店長。
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「移動に有料道路は使わない」
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クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
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