クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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スイートスポット
| ABARTH PUNTO EVO | 21:28 | comments(6) | trackbacks(0) |

スイートスポットとは、テニスラケットやゴルフクラブが最適打を放てる点のことで、このエントリーでは「自動車が最もフィードバック豊かに動作する範囲」程度に捉えていただきたい。

さて先般体調が芳しくない時にプン太郎をうまく運転できなかったことを書いた。いつもはあまり意識することがなかったが、実はプン太郎・アバルト プントエヴォには運転上のスイートスポットが存在するのだ、ということを強く認識した。

筆者が体験したのは体調不良というよりも、単に疲れがたまって頭と身体の連携がうまくいかない状態だったのだろう。ステアリングやシフトチェンジ操作が思ったようにできなかった。軽いオーバーステアだったり減速時のシフトダウンがきれいに決まらなかったりというレベルではあったが、厳然と「うまくできてない」感覚は残り、数日自信喪失みたいな状態になっていた。その後そんな症状は疲れが取れたら解決したが、その後もそれに近い状態は体験する。加速時の1-2速のつなぎが粗くなったりすると「あぁ、オレ、今疲れてんだなぁ。もっとのんびり走ろう」とやり過ごすこともできるようになった。そうやって気持ちを落ち着けてテンポを落として操作すると、すべてがしっくり来る操作速度・身体の動作がある。すなわちそれがスイートスポットであって、これまでこのブログでは「クルマとのシンクロ率」みたいな書き方をしてきた。
 


別の意味でのスイートスポットもある。5月に試乗させていただいたあおさんのアルファロメオ 147(2.0TS Selespeed RHD)。その147初体験を通じて得た感想もやはりそのことだった。147のスイートスポットはむしろ設計と実験部隊とが意図的に定めたものだと思われる。その範囲は狭いが、きれいに収めてやるとめちゃくちゃ楽しいのだ。147という自動車の高いポテンシャルに気付いた悦びがぶわわわわわー!と波のように押し寄せてくるような感じ。あれを毎日味わっていたら、そりゃ147マニアにもなろう。プントエヴォのその範囲はもう少し広い。だからあまり意識しなくても運転はできてしまうので気がつくのに時間がかかった。しかし確かにその範囲を外れていると動作・挙動が美しくないのだった。

147よりもプントエヴォのスイートスポットの範囲が広いと感じる理由はもうひとつある。運転手のその日その時の体調によってスイートスポットの範囲が若干変動するのだ。前述したような「なんか、疲れがたまってるなー」程度にダウナーな時は、シフトチェンジを敢えてゆっくり行ってみたり、旋回挙動に入るタイミングを半テンポ早めに作ってやったりする。いつもの快活なテンポではないが、ゆっくりめならゆっくりめの動作で統一していけばプン太郎はきれいに走る。疲れている時ではなかったけど、頭痛がするという家人を助手席に乗せて走っていた時、いつもの調子でプン太郎を走らせていたら、やけに家人の頭がぐらんぐらん揺れる。半分寝てるような人に負担をかけずに走るには、運転中のすべての動作をゆっくり組み立ててみた。本人に感想を聞いたわけではないが、まぁ負担は減ったのではないか。目を三角にするようなワインディングでも、市街地をそろりそろりと走る時にもスイートスポットがそれぞれにある。こういう受け入れ度量の広いところは、さすが現代の純正チューニングカーだと感心する。
 


そうではあるが、アバルト プントエヴォは誰でもなんとなくテキトーに運転できるクルマでは決してない。筆者は(プントエヴォに限らず)多少気難しくても、スイートスポットにハマるととてつもない快楽を与えてくれるクルマに、これからも乗りたいと願う者である。
 

JUGEMテーマ:ABARTH

147のスイートスポット 〜中略〜その範囲は狭いが、きれいに収めてやるとめちゃくちゃ楽しいのだ。

一瞬額面どおり褒め言葉と捉えたのですが、それって逆に言うと「クルマの完成度の低さ」を露呈してるだけじゃね?と、
オーナーながら思ひました。実は昨日イデアル仙台さんで8AT化された308に試乗したり、ジープブランドのクルーズコントロール性能の素晴らしさを伺い知ったため、余計にそのことを実感しています。しかしながら、147って楽しいんですよね。日夜、Gスポットの開発に勤しんでおります。
| あお | 2018/08/05 7:34 AM |

◇あお様
いろいろな偶然が重なった結果だとは思いますけど、完成度が低いというよりも、上手な実験部隊が寄ってたかって「先鋭化」しちゃった結果なんじゃないでしょうか。スイートスポット以外の範囲はどーでもいーというか(笑)。

308、8AT化ですか。そりゃすばらしいのでしょうねぇ。
| acatsuki-studio | 2018/08/05 12:51 PM |

いつも千葉から不定期なお邪魔ですいません!147セレをディーラー代車でよく乗らせてもらいました。自分は勿論ですが一緒に乗った車好き友達も唸る良車でした。個人的にはプジョーの同クラスの良さと通じるものがあるかと。先日思わせ振りな発言すいませんでした。実は奥さんのまさかのオッケーが出たので勢いで4C をオーダーしてしまいました!既にローンの旅が始まってますが年末納車予定です!ミトとの2台体制を行けるところまで突っ走りたい所存です。しがないサラリーマンなんで車の贅沢は年齢的(47)にも最後だろうということで終活等と言う大袈裟な表現をしてしまいました!奥さんに感謝しつつハチャメチャなアルファライフを送るので笑って下さい。ではまた!
| じゅんすか | 2018/08/05 6:04 PM |

◇じゅんすか様
口、あんぐり…。・・・・38分経過・・・・

147、楽しいクルマですよね…。・・・13分経過・・・

オレが終活として最後に1台導入するならなんだろう…。
| acatsuki-studio | 2018/08/05 10:43 PM |

早速のコメントありがとうございます!呆れてものも言えないと思いますがミトのメンテナンスいつも参考にしてるので本当に今後も宜しくお願いします!
| じゅんすか | 2018/08/06 5:36 PM |

◇じゅんすか様
オレが4Cのメインテナンスを参考にできないのが残念です(笑)。いや、呆れてものが言えないんじゃなくて、うらやましくて絶句してたんです。
| acatsuki-studio | 2018/08/06 9:15 PM |










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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
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早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
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■S店長■
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現在VOLVO仙台泉店の店長。
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一言で言えばカーガイ。

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親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
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クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
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カーオーディオ地獄サバイバー。
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