クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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(相変わらず)エアコンは敵だった
| ABARTH PUNTO EVO | 21:59 | comments(10) | trackbacks(0) |

記録更新の暑さが続く日本列島、読者諸姉諸兄はご健勝であろうか。あれこれあって、筆者はひとりツーリングになかなか行けない。それでもまぁプン太郎には毎日乗る。折りからの猛暑に対してエアコンを使わざるを得ず、結果エンジンパワーを心ならずも削られ痛し痒しな状況が続いている。
 


プン太郎を購入する以前、購入を検討し始めた頃、そして購入した直後。前愛車アルファロメオ MiToの、ちょっと辛口バージョンがアバルト プントエヴォだと思っていた。だが購入から半年が過ぎ、その認識は変わった。MiToとプントエヴォを比較すること自体が間違いではないかと思う。元となったフィアット車両から著しく性能を底上げする様をアバルトマジックなどと言うが、筆者とプン太郎の関係に限って言えば、足周りや旋回性能において特に強くそれを感じる。フィアット グランデプントをちょい乗り試乗しただけではあるが、グランデプントは基本的に生活用車両であって、特に動力性能は最低限の能力しか無かった。逆に言えばそんな生活グルマですら旋回と制動が気持ち良いあたりに凄みを感じるわけだが、まぁそれはともかく、グランデプントの印象に加え8年半乗ったMiToの記憶を重ね合わせても、アバルト プントエヴォというクルマの基礎能力の高さは驚く。特に日常生活の中で表出する範囲で、そのマジックをたっぷり味わわせるチューニングの妙味ときたら笑いが止まらない。池波正太郎なら

「たまらない…」
のである。


と書くだろう。

もちろん加速性能も気持ち良い。だがその気持ち良さを味わう作法がMiToとは異なる。プントエヴォはギアの1速で稼ぐ。2速は過渡域でしかなく、その先の加速は3速が担う。例えば高速道路への流入でいち早く100kmプラスアルファの速度に上げるような場面では1速と3速が主役だ。生活道路などを走るようなもっと低い速度域でも2速の役割は基本的に変わらない。MiTo(1.4T)はそうではなく、1速はクルマをゼロから動かす時にせいぜい3,500rpmくらい回せば良くて、あとは2速で加速を稼ぐ。今MiTo1.4T Sportのギア比がわからないのだが、マルチエアを積んだモデルではプントエヴォのような振るまいをするのかもしれない。

購入後半年でようやくそういう加速マナーを身に付けることができた。もうタコメーターを見なくても大丈夫。吠えろプン太郎!しかし2018年の猛暑に屈し、エアコンをがんがん回し続けていると、1.4リッターマルチエアエンジンにターボ過給のプン太郎ではエアコンの諸々の機械動作による動力ロスがある。それもしっかり体感できるレベルである。結果シフト操作がギクシャクしたりする。体調万全でもダメなのだ(笑)。

2018年5月にアルファロメオ 147 2.0TSに試乗させていただく機会があった。147初体験だった。かつての(あるいは現)147オーナーがどうしてあんなに褒めそやすのか、その理由を知りたかった。その試乗記にこんな風に書いた。

147は現代のクルマと比べると走らないし曲がらないし止まらない。そこを運転手が補ってやる必要はある。つまり漫然と運転させてはもらえない。その点だけで比較すれば筆者の老母が乗るトヨタ パッソ(の1リッターの方)と変わらない。しかし147は補って走るとその努力に相応しいリターンがある。そのリターンが想定一割増しなのだ(笑)。「え?ちゃんと走らせるとこんなに楽しいの?」なのだ。

147の気持ち良さの理由のひとつは、「運転手の努力が正しく報われる」ことだと思う。だがそのストライクゾーンが狭い(笑)。漫然と運転していては報われないのだ。そしてエアコンロスでいつものギアシフトではダメになってしまったプン太郎のストライクゾーンも、ひときわ狭くなった。非常に範囲の狭い「正しい運転」を強要されるクルマに乗れるのはいったい何歳までだろうか。
 

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人生いつまで経っても訓練です。
先ほど定年退職した同僚から酒席でスイフトスポーツを購入した話を聞かされました。ファイアーエンジンと比べたら、マルチエアなんて扱いやすいと思います。
| あお@携帯端末 | 2018/07/26 10:11 PM |

◇あお様
私も207CCから定年退職を機にNDロードスターに乗り換えた校長先生を知っております。あれこそ正解な気がします。

マルチエアエンジンは裏表のない実直な性格だと思います。確かに扱いやすい。
| acatsuki-studio | 2018/07/26 10:30 PM |

スイートスポットが狭いのは大歓迎です。
その分ピントが合ったときの解像度が増すし、クルマに運転を教えてもらえると思います。
どんな運転をしてもOKな最近のクルマより会話してる気分にさせてもらえます。
| alfa_manbow | 2018/07/26 10:57 PM |

◇alfa_manbow様
「どんな運転をしてもOKな最近のクルマより会話してる気分」はけだし名言ですね!!最近疲れてる状態でプン太郎に乗る機会が続き、ちょっと弱気になったようです。もう復活しました。
| acatsuki-studio | 2018/07/26 11:11 PM |

おお、奇遇ですね。私もMiToの運転が気持ちいいエントリー書いたところでした。しかもエントリーには書かなかったですが、スイートスポットのことも今日まさに体感しました。なんかMiToとのタイミングが最近合わないと思っていましたが、それは疲れとエアコンのせいだと今日エアコンを切って運転してみてわかっちゃいました!
窓を久しぶりに開けて回して走ると、うちのMiTo、いい音してはりますわ!
| Profumo | 2018/07/26 11:15 PM |

◇Profumo様
思っている以上にエアコンによるパワーロスは甚大です。疲れとの複合技で来られると苦戦しますね(笑)。でもmanbowさんが書かれているとおり、ちゃんと会話できるクルマじゃないと、運転してる気になれません。
| acatsuki-studio | 2018/07/26 11:43 PM |

スイートスポットが見えそうで見えないorチラ見せで終わっちゃう(笑)ようなクルマもありまして。。。別の意味でドライバーの力量が問われるようで。

エアコンONは変拍子にリズムチェンジしちゃいますね。ドラマーならMTも得意かと思ったら、「全く関係ない」と知人のドラマーに言われたことを思い出しました。
| little red sherbet | 2018/07/27 11:57 PM |

◇little red sherbet様
チラ見せでも見せてくれるのはいいですが、見えそで見えないのは…(笑)。チラ見せグルマはここではツンデレグルマと呼びたいですが(笑)、20世紀末の欧州車には多そうですね、ツンデレ。

私の周辺のドラマーでMTに乗っていたのは当ブログ顧問だけですが、今はもうDSGのクルマがメインみたいだからなぁ…。以前MT車に乗っていた時は「機材グルマにMTなんて基本ダメですけどね(笑)」的なことを言ってました。確かに(笑)。私もMT車でシンセを運ぶ時はえらく運転が慎重です。楽しくないです(笑)。
| acatsuki-studio | 2018/07/28 6:51 AM |

私の場合も機材グルマでもあるんですが、MTの可不可については考えたことありませんでした。

それよりも「仕事グルマにフランス車なんて基本ダメですけどね(ドイツ車はOK)」みたいに言われたこともありますが(笑)。
その後BX乗りの同業者に出会ったりしまして、自分が間違っていない確信を深めたものでした(笑)。
| little red sherbet | 2018/07/29 12:17 AM |

◇little red sherbet様
低速ギアを繋ぐ時の微妙なショックが、積み荷にはあまり良くないかと。基本的に機材グルマは決まった時間までに決まった場所まで行ければ、車種はなんてもいいと思ってますけどね(笑)。
| acatsuki-studio | 2018/07/29 8:43 PM |










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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。
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