クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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プン太郎・オーディオ改造2018
| 車載オーディオを考える | 21:16 | comments(4) | trackbacks(0) |


2018年1月下旬のプン太郎納車以来、純正オーディオにXcarLinkという2chアナログオーディオ信号のCanBus変換パッケージを使って、iPod Touchのアナログ信号で音楽を聴いてきた筆者。これまでの状況は拙ブログのエントリー「純正オーディオ、侮り難し」に詳しい。この度MiToに取り付けていた諸々をプン太郎に再インストールしてみた。

その諸々とは
・メインユニット carrozzeria DEH-970
・パワーアンプ ADDZEST APA4200 
・スピーカー Focal 165CVX

である。

「侮り難し」と書いたくせになんだよ、と思われる読者も少なからずおられると思うが、XcarLink経由のアナログ信号に看過しがたい瑕疵があったのだから、これはやむを得ぬ仕儀である。シガーソケットから取っている電源経由でiPodからのアナログ信号に、オルタネータの作動ノイズが盛大に乗っていることがある日判明。iPodの再生を止めている時に今日はやけにターボの吸気音が聞こえるな…などと暢気に喜んでいたのだが、ひゅいーーーーん!というその音はオルタネータの動作音そのものだったである。がーん。

もっともこれは有名な案件らしい。iPodはバッテリー駆動にすればいいじゃん!とご指摘になる読者もおられようが、しょっちゅう家に持ち込んで充電しなおすとかやっとられんわ!とにかくオルタネータ由来ノイズとの決別が第一の目的。

もうひとつはウーハーをもっと積極的に使ってみたくなったこと。今回の改造によってMiTo時代と同様、リアスピーカーもツイーターもミュートして(配線を外して鳴らさないようにする)、交換するドアスピーカーFocal 165CVXだけで鳴らすことになる。このスピーカーはお気に入りなのだが短寿命。数年でダメになる。以前からそのことを惜しいと思っていたのだが、安普請だけではなく、低音をブイブイ鳴らし過ぎていることもその原因ではないかと疑っていた。要は低音域の過負荷である。そこでせっかく付いてきたFIAT純正ウーハーと組み合わせることを試したい。低域はもっぱらトランク設置のウーハーに任せて、165CVXは中域〜高域と担当分けをする。これが第二の目的。音源(スピーカー)の数が少ないほど位相ズレの影響が減るし。

加えて上記の環境を実現した上で、DEH-970に搭載されているタイムアライメント機能を使って、ダイレクトすぎる聴こえ方を緩和するのも第三の理由と言ってもいいかもしれない。ま、これはやってみないと功罪がわからない。

施工をお願いしたのは株式会社イデアルK店長。MiToのオーディオ改造ではその見事な手腕を発揮していただいた。右欄の用語解説に書いているとおり、K店長はカーオーディオに湯水のごとく金を注ぎ込んできた猛者=カーオーディオ地獄サバイバー。聞けば中高生の頃からオーディオに凝っていたらしい。さもありなん。だがK店長、多忙すぎてひとりの顧客のオーディオ改造のプランニングや、増して施工などやっているヒマがない。そこで外注となった。この外注先についても一波乱あった。持ち込みオーディオの取り付けという、割とシンプルな作業に10日以上もかかったのにはそれなりに理由があるのだが、詳述は避ける。ちなみにその外注先の名前をここに明かしたところでネット検索には引っかからない。興味のある方は今度OFF会でお会いした時に筆者に問い質していただきたい。

さて、このブログはできる限り読者の益になることを書きたいと思っている。しかしただでさえ国内ユーザーが少ないプントエヴォの、しかも純正オーディオを改造しようという人がどれほどいるのかという根本的な疑問はあるが、ゼロでもあるまい。このエントリーではプントエヴォのオーディオを改造したい!と欲する希少種オーナーのために、注意点などを書いてみようと思う。

■1DINユニット用フェイスパネルが高い!事件
まず最初に調達しなければならないのが社外品の、しかも1DINユニット用のフェイスパネルだった。噂によるとアバルト プントエヴォは最初の船便で到着したロットで輸入が終わったらしく(泣)、つまり日本国内の個体数が少ない。順当に考えてそんな車種のそんな商品が成立するのかどうかも微妙。恐る恐るネット検索したらあまり労せず見つけることができた。これだ。

SOUND HONP
FIAT PUNTO evo 用1DINフェイスパネル JFPEV-01F_puntoevo 16,200円
(このエントリーを打っている現在、まだ在庫があるようだ)

速攻でポチったわけだが、まぁ、イイお値段。加えてユニット本体を裏で支える金具が3,000円(汎用製品の「マツダ車用」が輸入車にドンピシャです)、欧州車用電源カプラーが2,000円とじわりじわりと財布を痛めつけるあれこれ(笑)。プラスティックの化粧板にイチマンロクセンエン!と思わないでもないが、これらをカーオーディオ屋さんでワンオフ製作したらいくらになるのか、想像しただけで冷夏到来である。そもそもオーディオ改造を思いついた段階でやばいのだ。



再掲。びゅーりほー


純正はこんなの


■純正オーディオには純正別体アンプがあった!事件
これはK店長から施工作業報告として聞いた話だが、純正ユニットにはアンプは入っておらず、ちゃんと別体アンプがあったらしい。おー、意外とちゃんとしてんのね。純正ユニット裏はすぐ配線がまとめられてボディに潜っているらしく、個別の配線が見つけられない状態。DEH-970から直で配線してみたらウーハーから音が出ず、そこで発覚した。現在は別体アンプ2台体制である。なんと贅沢な。

■ドア内張の中身がMiToとかなり違う!事件
ドアスピーカー交換のために内張を剥がしてみたら、ドア側も内張も内部構造はMiToと大きく異なっていたという。筆者もK店長も「どうせあれこれMiToと同じだべ」と高を括っていたのだが、そもそもそれが大きな間違いだったようだ。余計な共振を嫌ってなるべくシンプルなプランでお願いしたのだが、ドア直付けでは降りてきたドアガラスと干渉してしまう。かと言って分厚いバッフルを付けては今度は内張に干渉してしまう。薄いMDFのバッフルじゃ返って余計な共振の元になる。今回はもともと付いていたプラスティックのカバーを改造することで解決できたらしい。実に芸の細かい仕事をしてくださった。



助手席下にアンプ設置


びゅーりほー2


室内配線の取り回しなども美麗で、改造作業の出来上がりには大満足。いざ音質のチューニングである。

まずはフロントドアスピーカーの低域をカットする。これはHPF(ハイパスフィルター=特定周波数「以上」の信号を通す)で暫定的に125Hzから下をばっさりカットした。今後も注視していきたい。
 


極めて後ろ寄りだが
リアで鳴るのはウーハーばかり也



ばっさりカット


フロントの出力も絞っちゃう


今回プン太郎に組んだシステムでは、低域をどれくらい派手に鳴らすかはフロントドアスピーカーとウーハーの「音量差」で決める。単純で良い。しかし今回ウーハーだけ単体で鳴らしてみて初めて分かったのだが、ウーハーのボリューム、意外や小さい…。純正のアンプが非力なのか、まだどこかに調整パラメータが潜んでいるのか。この状態で前後のフェーダーでバランスを取ると、ずいぶんフロントのボリュームが小さくなってしまい、これまで楽しんできた音量まで上げるには、相当システムのボリュームを上げることになる。幸いHPFにアッテネータ機能があったので、フロント側を出力から下げて辻褄を合わせてみた。これも暫定処置。

費用の内訳を記す。

FIAT PUNTO evo 用1DINフェイスパネル JFPEV-01F_puntoevo 16,200円
欧州車用電源カプラー JE-1230 2,160円 
PIONEER マツダ車用取付キット(汎用1D 12/8P) KJ-T11D 3,380円
オーディオ取り付け一式 43,000円

約64,740円

この金額は高いのか安いのか。そして結果はどうか。

スプリットした周波数が本当に正解か、現状では断言できない。再生中にドアスピーカー周辺に手を当てて振動っぷりを確認してみると、確かにフロントスピーカーへの負担は減った。同時にウーハーから今まで経験したことのない低域がブイブイ言うのだが、若干時間差があるようにも感じる。そもそも低周波はそう感じがちではあるから仕方ない。例えばもっと低い80とか50Hzくらいでスプリットして、本当に本当のローだけをウーハーに担当させればまた印象が変わるかもしれない。

逆に取り立ててハイを強調しなくても音質は充分硬く、「現代のコンテンポラリー音楽」を再生するに足る音質は得られた。DEH-970のタイムアライメント機能も十全に機能しており、前席2席を包み込むような音場を構築できている。ただしハンドルのスイッチ類は全部無効になった(笑)。ということで、出費に対してまずは勝利と言えよう。もうちょっとウーハーの鳴らし方を追い込んで、「速い低音」を実現できないか試行錯誤してみるつもりだ。
 

JUGEMテーマ:ABARTH

acatsuki-studio様。

自分のルーツを辿る旅お疲れ様でした。全部読みましたよ!

オーディオ周りをいじったのですね。
さすが、音に関してはこだわりを感じます。

私も、イグニスの納車事に、スピーカーを交換したりしたのですが、やってわかったこと。

1.外に音漏れが酷い。
2.高速走行時はほとんど聞こえなくなる。
3.低音が、ドアがビビルと言うか、車ごとビビル気がする。

結論。ペナイ車に、スピーカー交換は意味ありませんw
| kanaパイセン | 2018/07/11 11:46 AM |

良いですね、APA4200!
でも生産終了してからもう相当経ちますよね。
これが、ご臨終してしまうと、次はどうするのか?困りますよね。
私も前のクルマで、APA4160ですけど2基搭載してマルチを組んでいた事があります。
2005年当時中古を購入、何年かして1chがら音が出なくなりました。
https://1drv.ms/u/s!AgFSipWKtjCElhNmK60tx2qdNzB3
今のチンクは、パイオニアのパワードサブウーファーTS-WH500Aだけに留めています。
不満な点もありますが、底なし沼には極力近づかないようにしています。
| ガキんちょチンク | 2018/07/12 6:45 PM |

2005年じゃなくて2003年でした。
それとサブウーファーはこんな感じです。
https://1drv.ms/u/s!AgFSipWKtjCElhQCflPiK9o14dXR
| ガキんちょチンク | 2018/07/12 6:50 PM |

◇kanaパイセン
読んでいただきありがたく思います。プン太郎も痛めつけました(笑)。

よくよく考えてみると、自分のスタジオのモニタースピーカーは今「音楽制作用」であって「音楽観賞用」のものではなく、好きな音楽を好きな音質で聴くことができるのはプン太郎の中だけなんですねー。だったら「音質的に正しいかどうか」は置いといて、「オレ好みかどうか」だけで決めちゃおうと決心したのでした。

ところでイグニスがビビる件(笑)、フロントドアだけでもデッドニングすると激変すると思います。プン太郎も純正オーディオがそこそこよく聴こえたのはデッドニングしたからだと思います。3.の症状はきっとそれで解決です。でも1.2.はどーにもならんですが(笑)。でもまぁ街乗り時の音環境はデッドニングだけでけっこう改善されるはず。MiTo、プン太郎の場合で6万円くらいかかりましたが(笑)。

◇ガキんちょチンク様
さすがAPA4200をご存知でいらっしゃいますか。70年代以降の米国・邦楽をもっぱら好む私には、Mcintoshのこいつの音が最高に気持ち良いのです。腰があってでも高域はシャキっとしてて。でも冬場は調子が悪くなったりするんです。ハンダ浮き化なぁ的な接触不良の多発です。今回の改造をK店長に相談した時も、「いーかげん適当なデジタルアンプに換えましょうよ!」と呆れられましたが、絶対的に好みの音で再生してくれるアンプが生きてるんだから、いーじゃんか!と押しきりました(笑)。こいつが臨終したら本格的にデジタルアンプに移行ですね。ケーブルの線材でも音質は作れるので、デジタルに移行したら敢えてナマクラなケーブルに変えます(笑)。ハイがきつ過ぎても困るんですよねぇ。

サブウーファーについては別途エントリー立てます。
| acatsuki-studio | 2018/07/12 9:30 PM |










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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

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早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。
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