クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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プン太郎・それは90km/h
| ABARTH PUNTO EVO | 22:33 | comments(2) | trackbacks(0) |

このブログでほとんど触れることはないが、筆者の老母が運転するトヨタ パッソはまだ我が家で健在である。このパッソ(の1リッターバージョン、KGC10型)、イタリア車、取り分けアバルトのプントエヴォなんて車種に乗っている筆者からするとストレスフルなことこの上ない。加速、悪い。全然前に進まない。旋回、しない。ハンドルの動きと車体の動きが乖離している。制動、できない。止まらない。身体機能が落ちてくる高齢者こそ感覚にリニアなクルマに乗るべきなのだが、パッソはまったくその逆である。
 


ところが、実は40km/hで近所を走る分には意外と好バランスである。徹底的に安普請なので音環境は酷いが、少なくとも往復10km程度、40km/hでトコトコ走る分には、それはそれで味わい深い乗り味ではある。シトロエン 2CVとか、ごく初期のフィアット 500など、今自分が乗れば同じように感じるのかもしれない…と思うと、この低いレベルで高バランスしている状態も味わい深く思えてくる。筆者はトヨタという自動車会社の顧客プロファイリング能力と、車両チューニング能力の高さを感じずにはいられない。

現実はどうあれ、日本の交通法規では一般道の制限速度はほとんどが40km/hなのだから、せいぜい60km/hくらいまでの性能さえ均衡が取れていればそれで良いという見切り方もすごいが、実際そういう性能にチューニングして市販するというのもすごい。パッソは企画=トヨタ、製造=ダイハツとのこと。顧客プロファイリングの凄みなど当然のことなのかもしれない。

くどくど書いているが、つまり自動車メーカーは「このクルマはこんなユーザーが乗るのだから、もっともバランス良く走るのはこの速度域で、こんな乗り心地にしよう」と明確に意志を持ってチューニングしているわけだ。もちろんイタリアのトヨタことフィアットの販売戦略で復活したアバルトのプントエヴォもその例に漏れない。パッソが40km/hでバランスするなら、プントエヴォがバランスするのはどれくらいの速度域か。

答えはアバルト プントエヴォで高速道路を走ってみればすぐにわかる。それは90km/h。あるいはその前後80-100km/h。その速度域で走らせると、本当に脳みそがとろけるような、甘美な体験をすることになる。その甘美さを実際に体感してふとスピードメーターを見てみれば、盤上の数字は0、30、60、90、120…と、30km/hごとに打たれている。「おー、なんと気持ち良い…」と恍惚となっている時、スピードメーターの針は90を指しているのだ。
 


ちなみにアルファロメオ MiToは80km/hだった。プン太郎に海を渡らせて、90km/hでイタリアの道路を走ってみたい。

結局、一般的なEUの道路の走行ペースが80卅宛
ということでしょうから、いかに彼地がバンバン
すっ飛ばしているか判りますね。日産で欧州に
輸出している車種のスイートスポットは、70kmと
聞いたことがあります。
蛇足ですが、バカみたいに飛ばさなくてもいいけど、
もう少し日本は制限速度を守って安全運転よりも、
運転スキルを磨く方向に舵を切るべきだと思います。
| あお | 2018/04/15 10:58 AM |

◇あお様
まったくもって、実に日本市場をバカにしている話であります。後半の話もまた深く同意するものであります。

マジメな話、「ドライバーに負担をかけないのが良いクルマ」という勘違いをどこかで正さないといかんと思います。
| acatsuki-studio | 2018/04/15 12:52 PM |










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