クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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プン太郎30日・饒舌なクルマです
| ABARTH PUNTO EVO | 21:21 | comments(5) | trackbacks(0) |


2018年1月26日のプン太郎納車から1ヶ月が過ぎた。一区切りのためのインプレッションを書いてみたい。以下の記述は「車種全体を表す場合はプントエヴォ」。「筆者の個体を表す場合はプン太郎」と書き分けている。「プントエヴォ」「プン太郎」いずれの場合でもアバルトブランドから発売されたもののことで、フィアットブランドから発売された基準車のことではない。読む時に煩雑かもしれないが、どうかそれを念頭に置いて読んでいただきたい。

さてプン太郎への乗り換えにあたり、それまでの筆者はアルファロメオ MiToに8年半/16万4千キロ乗っていた。多くの方がご存知のとおり、グランデプント、プントエヴォとMiToはシャシーやメカニズムを共有している。だから馴染むのに時間はかからないだろうと楽観していた。しかし色々な意味で両車は異なっていた。そしてその違いのほとんどは筆者にとって喜ばしいものだった。MiToから乗り換えるに当たって、順当にグレードアップしたと言えるものだった。その中で特に重要なふたつを書く(最大の違いであるLHD環境についてはエントリーを改める)。

1:精密な動きの足周り
16万4千キロの走行履歴の中で、たった一度しかダンパーを交換しなかったMiToと比べるのは公平ではないとは思いつつ、プントエヴォの足周りの動きは素晴らしい。数回ちょい乗りしたことがあるMiTo QV(本来MiToと比べるならこっちのグレードであるべきなのだが)よりも硬質で、それでいて単につっぱるだけではない。入力の角は丸めてその収束が速い。かつて我がMiToで乗り越えると激しいショックがボディを苛んだ路面不正を、今はプン太郎で通過することになるわけだが、あまりの違いに毎度驚く。不正からの入力を無かったことにはしない。しかしあっという間に処理が終わる。そしてひたすら路面を捉えるのだ。

この「路面を捉える」能力が高いことは様々な場面で実感する。以前乗っていたスバル レガシイの四駆独特の粘りや、グリップ能力「だけ」に秀でたタイヤ、マランゴーニ Mythosを履かせたMiToとも違う。「路面を捉える」と書くと、筆者などはタイヤがしつこく路面を掴んで離さない的なイメージを持ちがちだが、プントエヴォの場合それはちょっと違う。つまり路面情報の伝え方が豊かなのだろう。情報が多いからダメならダメとわかる。横滑りしそうとか、思ったように止まれないだろうとか。情報が多く状況の推移が漸進的にわかることが安心感に繋がっているように思う。MiToはある段階までは盤石なのに、ある一線を超えるととたんにカクッとダメになった。そういう「裏切られ感」はプントエヴォでは今のところ感じない。

2:シート
「速く走りたいならホールド機能の高いシートに替えるのが一番近道」と沢村慎太郎は自著に書いていたが、図らずもそれを体感中である。ドライビングポジション再調整の過程で折々に書いてきたが、「コーナーの途中でプン太郎にどれくらいのヨーがかかっているか、プン太郎があとどれくらい踏ん張れるか」という情報が、身体に濃く伝わってくる。これは「次にどう操作するか」を決定するために重要な要素である。

冒頭に書いたとおり、プン太郎とMiToはメカニズムコンポーネントはほぼ同じであるが、むしろそれゆえに両車の違いをはっきりと理解できるのかもしれない。今回書いた「足周り」と「シートを経た情報」のおかげで、プン太郎の運転体験はとても濃厚である。「なんとなく」では運転できないのだ(笑)。筆者は正面からクルマと向き合いたいと思っているので、これはとても嬉しい。「クルマ替えたの?どう?」と訊かれた時、これらのことをいちいち説明していられないので「いやー、イイモノ買ったわー!」とざっくり答えるわけだが、このブログをお読みいただいているような愛すべきヘンタイ諸氏には、「饒舌なクルマです」と答えるだろう。
 


プン太郎との生活は始まったばかりだが、この先どんな楽しいドライビングエクスペリエンスを味わわせてくれるのか、楽しみでしょうがない。
 

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張り合うのは全くアホだとわかっていながら、acatsuki-studioさまの愛溢れる文章を拝見していると、MiToだってね、すごくいい子でしょ!と言いたくなってしまいます。プン太郎と蜜月を過ごしていらっしゃるとわかっているのに。うちのQVとは違う子だとわかっているのに。
妬けてきます。
それほどの子に出会えてホントに良かったですね! ヘンタイの戯言です。
| Profumo | 2018/02/27 11:50 PM |

◇Profumo様
某SNSでも親しい友人から「こないだまであんなにMiToMiToって言ってたのに!」的な意味のコメントをいただきました。もちろんこのブログをお読みいただいているMiToオーナーさんが、きっとそれなりにいらっしゃることも頭の中にはあります。

心ならずもMiToを降りることにして、次のクルマの条件をけっこう真剣に悩んで絞り込んでプン太郎に決めて、「やっぱりMiToの方が良かったなぁ」ではプン太郎にと言うよりも、MiToに申し訳ないのです。

もはや私にとってMiToは好きとか嫌いとかを超えた存在で、身体の一部、魂の一部であり、評価の対象じゃないんです。乗っている時は読者のことを考えて冷静にあれが良いここはダメと書かざるを得ない気持ちであれこれ書きましたが、今は楽ですねぇ(笑)。MiToは恩人です。良い子です。良いヤツです。
| acatsuki-studio | 2018/02/28 7:45 AM |

ありがとうございます!納得です。って私の納得は要らないと思いますが(笑)。
バカバカしいと思われるかと思うのですが、私にとってのプン太郎の対抗馬はうちのQVなのです。在りし日のacatsuki-studioさんのMiToではなく。なので、なんというか、やっぱりただの戯言なんです。
たくさんプン太郎の惚気を聞かせてください。がんばって競り合えるよう対抗します!
| Profumo | 2018/02/28 8:50 AM |

◇Profumo様
いえいえ、こんな真剣なコメントに相対せずして、なんの「クルマで行きます」か、と。

本文中でも書きましたが、本来比較すべきはQVの方なんですよね。ところがプン太郎のダンパーはパッシブで、そう考えると1.4T SportとQVの間に納まる仕様がプントエヴォということになるのかな、と。やはりアルファロメオはプレミアムブランドですから、ブランド格差の調整はそれなりに慎重にやったんだと思います。

ただプントエヴォの場合、マルチエアエンジン+パッシブダンパーが割と良い方に作用していると思っています。シンプルな分、実験部隊の仕事の詰めがちゃんとできたんじゃないか…と想像しています。ある意味後出しじゃんけんですしね(笑)。

いつかProfumoさんのQVと対面させたいですわー。もし叶うときはどうぞよろしくお願いいたします。
| acatsuki-studio | 2018/02/28 12:57 PM |

ぜひ!
| Profumo | 2018/02/28 2:32 PM |










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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

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筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

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早朝に走りに行くのが朝練。
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夜の走行活動の略。
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つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
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現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

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「移動に有料道路は使わない」
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■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
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カーオーディオ地獄サバイバー。
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