クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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プン太郎で行く!唐桑半島2018
| その他のツーリング・夜活など | 20:53 | comments(11) | trackbacks(0) |
1年ぶりに宮城県北端の唐桑半島に行ってきた。冬の仙台で雪を気にせず走ることができるのは、もはや海沿いだけなのだ。プン太郎で走る唐桑半島の印象や如何に。

この日はまず開店直後のボルボ・カー仙台泉に立ち寄り、プン太郎のワイパーを交換してもらった。なぜか。これがまた興味深い話なのだ。だからエントリーを分ける。そして納車に間に合わなかったあるパーツと社外アロイホイールに装着する蠍のホイールオーナメントを受け取る。S店長にプントエヴォについて大満足である旨を伝える。純正スポーツダンパーとか使ってても、やっぱりそこはアバルトチューニングが…云々。あまりに汚れていたプン太郎を見たS店長、「洗車しましょうか?」と言ってくださったが、「いや、これから更に汚しに行くんで…(笑)。唐桑半島に行ってきます」「わはははははは!」という幸先の良いスタート(笑)。

唐桑半島は気仙沼市にあり、最短ルートは大和町・大郷町(宮城県外の読者のために解説すると、このふたつの町は仙台市の北部にほぼ隣接しており、仙台市内在住の筆者が北に出向く時は必ず経由する)を抜けて奥松島鳴瀬ICから三陸自動車道に乗る。このルートが一番早くて安いのだが、つい先日石巻へのルートとして走ってしまったばかり。そこで今回は敢えて遠回り。利府町から日本三景の松島へ抜け、奥松島を経由して奥松島鳴瀬ICへ抜けてみた。
 

松島湾


K27
奥松島パークライン

この道行きの奥松島、特に野蒜(のびる)海岸は筆者が数十年に渡って折々に訪れている要所なのだが、当然のことながら東日本大震災による津波の被害を大きく受け、今も復興工事の真っ最中である。見上げる高さの防潮堤が着々とでき上がっており、工事車両がひっきりなしに走り回っていて、クルマをちょいと停めて写真でも…という雰囲気ではない。ごく近くにある航空自衛隊松島基地は実はブルーインパルスのお膝元で、この日も海岸線近くで練習しており、見事なループを見せてくれていた。

三陸自動車道に乗ると、あとはひたすら真っすぐ北上するだけ。で、やはりプン太郎の100km/hを超える高速域の安定っぷりは素晴らしい。石巻を過ぎて少し行くと対面通行になる。時折現れる追い越し車線でのプン太郎の俊足と安定した姿勢はこれまでの自動車ライフで経験したことがないレベルのもの。マルチエアの3,000rpm以上の回転域でのノイズは、ファイヤエンジンよりも耳障りな成分が少なくて、その意味でも安楽度が増している。いいぞいいぞ。

超絶的空腹に耐えられず、三陸自動車道途中の「道の駅三滝堂(そう、SAじゃないのだ)」に寄り、食堂でかつ丼970円を食す。正直に言うと、このかつ丼は780円なら「安い!」、860円なら「普通」、970円だと「うーん、釈然としない…」な内容であった。この道の駅三滝堂は以前から気になっていた。知的興味を満たすことはできたが、万人にお勧めするような訴求ポイントがない。
 





カツ丼970円

三陸自動車道はまだ全線開通しておらず、気仙沼に向かうには歌津ICで一旦降りることになる。ここからのR45はやや退屈かつ時間がかかる。こういう区間こそプン太郎のLHD環境に慣れる訓練に最適だ。おかげで車体全体を実感しつつ車線と車体の正しい位置決めができるようになってきた。いいぞいいぞ。

気仙沼の市街地を経由して、ようやく唐桑半島の東の幹線道路K239へ乗る。K26に合流して唐桑半島の突端である御崎(おさき)を目指す。アップダウンもコーナーも多くニヤニヤな道行きなのだが、ほとんどが住宅地の中なので、いわゆる「ワインディングをぶっ飛ばす!」的なことはできない。でもいいのだ。からりと晴れ上がった空と水平線を見ながらのんびり走るという贅沢は半島ツーリングならではである。
 



K26途中の
漁火パーク(宮城県気仙沼市唐桑町北中98-18)に
立ち寄る。
なるほど絶景



南側


北東をみれば
大船渡、碁石海岸の方も
こんなにくっきり見える

ゴールは御崎観光港(気仙沼市唐桑町崎浜11)。すでに西の空に移動し始めた太陽が眩しいぜ。
 



帰路に付く。K239とK26の合流地点付近にある株式会社唐桑商会唐桑半島中央SSでプン太郎にハイオクを満たす。「仙台からですか?」と声をかけてくれた店員さんに「この先のK26ってまだまだ雪が残ってますかね」と質問。「んんんんーーーー、ある。。。でしょうね!」との返事。半島を東西に横切る部分のK26は何度か走ったが、こっちは正真正銘の山道・ワインディングロードである。今回はとにかく冒険しない。買ってから1週間でプン太郎を壊した、なんてことになったら洒落にならない。ということで掟をやぶってR45を気仙沼市街地まで戻る。そしてR284に乗り換え、西方向・一関方面を目指す。
 

このR284も折壁地区くらいまではいい。味わい深い集落をいくつも走り抜けるので退屈しない。しかしその先は景色も平板で道路も直線が多くなる。西日の直射を受けながら走っていたのでだんだん眠くなってきた(笑)。休憩を挟みつつ千厩町(せんまやちょう)まで走り切る。ここからR456に左折し、一気に宮城県まで下る。ここも一部ワインディングを含んでいるが、交通量もそれなりにあるはずだから大丈夫だろう…という読み。

いざR456を走ってみると、やはり路上に残雪がところどころある。また日陰には一度溶けて流れ出した雪どけ水が凍結している部分もあり、時々ズリッと横に滑る。危ないなーもー。そしてこの季節この時期のおやくそく、雪どけ水を前走車が盛大にはね上げるので、プン太郎は今世紀最大の汚れ具合である。
 

こーんなワインディングパートも
あります



そんなこんなで無事に登米市東和町の道の駅林林館(りんりんかん)へ。プン太郎から降りて改めて眺めてみると、オーナーですらドン引きの汚さである。帰宅後の洗車を決意して登米市内を目指す。
 

R346に乗り換えて登米市内へ抜ければ、自宅までの帰路としてははあまり選択肢がない。何しろ幹線道路を避けるので(笑)。なるべくマイナーな道路を…とK15を中心に大崎市へ。JR小牛田駅をかすめつつ松山町、大郷町、大和町へ。
 

R342。
川は北上川。
川向こうにはK202が
走っている







大和町の定点観測地点


8時間半/332km

すっかり暮れていたがプン太郎を洗車。この際洗い残しが少しくらいあってもいいや!の心持ちである。屋根など拭いても薄く残った拭き残しの水がどんどん凍っていく。この時期の洗車はたいていこうだ。

さてプン太郎と筆者、車両感覚は掴めてきたがまだまだシフトミスは多い。あと例えばコンビニの駐車場に入ってバックで駐車するような場合、ギアをリバースに入れようとすると、まだつい左手がピクッと動いてしまう(笑)。どうしても車体周囲の安全確認に神経が行ってしまい、習慣で左手でシフトチェンジしようとしてしまうのだ。しょうがないよなぁ。50年生きてきて右手でシフトチェンジするようになったのはこの1週間くらいのことなのだから
 

JUGEMテーマ:ABARTH

右手シフトチェンジ、慣れるまで大変そうですね。
海外でレンタカーを借りてマニュアルを何度か運転しましたが、たまに左手が泳いでました(笑)。車両感覚については、頭の中をまるっきり左右逆転させればいいので、意外に左ハンドル右側通行は楽に適応できました。
左ハンドルで左側通行はキツイと思います。まさにどこに車両を置いていいのか、見当がつかないですね。想像するに、バスの追い越しとかできるとは思えないです。右左折時に海外の記憶がポッコリ出て来て、思わず右側車線入っちゃいそうです。私が 147 GTAを買わない理由はその辺にもあります(爆)。
それにしてもあちこちお出かけされていて羨ましい!雪が怖くてどこにもいけないんです!おかげでこの1週間の燃費は5L/kmです…
ところで、一番下のお写真、雪マークの上の「2=D」は何ですか?
| Profumo | 2018/02/02 9:57 PM |

◇Profumo様
そうなんですよ。これで右側通行なら理に適ってるなぁと思うんですけどね。車線の中で位置を取るのはだいたいできるようになりましたが、おっしゃるとおり、バスやトラックなどの追い越しは怖いですねぇ。あと背の高いクルマでプライバシーガラスってんですか?あの前が見通せないガラスを装着してる自家用車。あれホント困ります。2台先のクルマの情報って、(ハンドル位置に関係なく)重要な安全情報なんですけどねぇ。

さて「2=D」の解答ですが、2は2で正解なんですが、「=」はイコールじゃないんです。「D」もDじゃありません。=は照射しているあかり、Dはヘッドライトのアイコンなんです。フロントライトの照射レベリング機能があって、0でほぼ平行、1、2、3とだんだん下がって(手前の方に焦点が合う)きます。プジョー/シトロエンのツアラーなんかでおなじみの機能だと認識してます。荷物をたくさん積むとリアが沈んでフロントがやや浮き気味になってしまい、結果的にフロントライトの焦点も上がってしまう…のを防ぐ機能だと推測してるんですが、プントに必要かよ(笑)!

せっかく付いている機能なので、少し下げてみました(笑)。
| acatsuki-studio | 2018/02/02 11:00 PM |

「2=D」
せっかく付いている機能なので、少し下げてみました(笑)

アバプンは自動ではなく手動設定できるのですか?うらやましいです。うちのMiToコンペは自動だけのため、このセンサー絡みのトラブルでえらい出費となりました。中古購入して約1年で延べ15万の修理費(消耗品・シート交換・車検除く)は厳しいです...

日中でも連日零下である異常気象のおかげで、変速トラブルから回復せず、年明けから数日しか乗れず修理屋さんに預けっぱなしでフラストレーションが溜まっております(泣)
比較的ましな‐7℃(日中-1℃)位は頑張ってほしい...
| 4832i | 2018/02/03 3:13 AM |

4832i様、横レス失礼します。
やっぱりMiToのあの自動センサーはやられちゃうんですね。エンジンかけるたびウィンウィン動いてくれているので、ちょっと心配していました。気をつけておきます。

acatsuki-studio様
ヘッドライトでしたか!確かフィアット500もラウンジは自動でしたがポップは設定可能と聞きました。せっかくついている機能は使わないとねぇ。(笑)
ワンボックスとかの見通せないガラス、わかります!私はできるだけエンブレを使うので、Bペダルのタイミングを計るのに2,3台前の車の挙動は大事ですよね。
| Profumo | 2018/02/03 10:33 AM |

◇4832i様
動いてもハロゲン球ですから、対向車にご迷惑をかけることもないと思うんですけどねぇ。そしてコンペ以上にはそんな機能が付いてるんですか!驚き。キャンセルエラーとか出なければ、その回路のヒューズを抜いちゃって作動させないという手段もあると思いますが、どうなんでしょうね。マニュアルにヒューズボックスの説明してるページがあると思いますので、確認されてみれば?

◇Profumo様
ちなみにドアを開けるたびにエア抜きのためにガラスがちょっとだけ下がる機能、あれも絶対いつか壊れると思っていたんですが、結局8年半/16万4千km大丈夫でした。不思議です(笑)。

自分の前を走っている2&#12316;3台前のクルマの情報、本当に大事です。
| acatsuki-studio | 2018/02/03 2:47 PM |

該当ヒューズを抜くと、光軸だけでなく、色々問題が出ます。私は正確なことが書けないので控えますが、走れるんですが、特に市街地走行は控えた方がいいかと。私は安全のためレッカー頼みました、子供を後部座席に乗せてましたから。センサーコネクターを抜けばいいのかなぁ。Dの方に聞いていただく方がいいです。正直スプリントクラスの手動がうらやましいし、耐久性に自信がないなら背伸びして自動化などしないか、レベルセンサー系統のヒューズを他と分けた設計をしてほしいですね。
良いか悪いか私も故障にたいし耐性が出来てしまったので、やれやれ、と思う程度ですが、まあMiToでなければ手放してますね(笑)。
| 4832i | 2018/02/04 2:22 AM |

> Profumo さん
FIAT500ですが、ハロゲンはスイッチ式、HIDは自動ですね。
人や荷物を沢山積む習慣のあるヨーロッパでは、必要な機能なのでしょう。
前に乗っていたランチアは正しく手動式で、ヘッドライトユニットに切り替えレバーがありました。
| ガキんちょチンク | 2018/02/04 11:14 AM |

◇4832i様
やっぱりフロントライトウォッシャーみたいに簡単にはいかないんですね(笑)。

こんな私でも「日本国内のイタ車の商品力」という視点で考えることがあります。ヘンタイはよほどのことがない限り勝手に盛り上がるし、何台かに1台は買ってくれると思うんです。でもシェアを確保するにはヘンタイ以外の「普通の人々」にどう理解してもらうかを考えなきゃダメじゃないですか。輸入車の経験がないとか、あってもドイツ系とかみたいな人に訴求するには、壊れなくなったことも根気よく訴えなきゃダメだし走り以外の機能も充実させてないとダメ。そもそも「イタ車の走りはいい!」ってのは、わかる人には説明いらないし、わからない人・わかろうとしない人には口で説明しても限界がある。となると、セルフレベリング機能とか、付けようかなという気持ちもわからなくはないんです。そもそも比較のまな板に上げてももらえないわけですからねぇ。

売れないから日本撤退となったら、ヘンタイも困るわけですし。得意じゃないことを求められて不幸になるのは人もクルマも同じです。

◇ガキんちょチンク様
プントにはそもそもいらないなぁと思います(笑)。
| acatsuki-studio | 2018/02/04 12:48 PM |

ガキんちょチンクさま
ランプの種類で変わっていたんですか。知らなかったです。500Cラウンジには自動なのにスイッチだけ付いていて動かせませんでした。せっかくだから手動、自動で切り替えられればよかったのに。まぁ、そんなものですよね(笑)。
| Profumo | 2018/02/04 4:17 PM |

昔なんか聞いたことあるなあと思ってググってみました。
欧州の規格で、”2000ルーメンを超える光源またはLEDモジュールを備えた下向き前照灯は、ヘッドライトウォッシャーとオートレベリングを搭載しなくてはならない”というのがあるらしいです。

オートレベリングはもちろんのこと、ヘッドライトウォッシャーもまぶしさを防ぐための機能のようで、雪などでのグレアを防止するんだそうです。

肌の白い方々は色素が少ないため、強い光に弱いと以前どこかで聞いたことがありますが、こういう規定が細かく決められているとすると、ホントにまぶしさに弱いのかもしれませんね。
| alfa_manbow | 2018/02/04 7:56 PM |

◇alfa_manbow様
オレも老眼になってきてから眩しいのには滅法弱くなりましたー(泣)!

そーすっと、プントエヴォはオートレベリングじゃないから、2,000lm以下ってことですね。久しぶりのハロゲン光ですが、S店長から脅かされていた程は暗くないです。
| acatsuki-studio | 2018/02/04 8:23 PM |










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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

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早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■EDO■
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親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
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カーオーディオ地獄サバイバー。
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