クルマで行きます

AlfaRomeo MiToが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のMiTo乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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MiToで行く!・岩手、釜石、仙人峠(と思われるK167)
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岩手県釜石市の仙人峠を走ってきた。自動車専用道路の方じゃなく、正確には岩手県のK167である。往復10時間/450km。hoshinashiさんのバカンス日記に影響されたとは言え、日帰りには少々ヘビーな道行きだった。実は仙人峠、自動車専用道路の方は何度か走っている。

2013年10月
こんな筆者でも岩手県南沿岸部の現状を見れば色々考えますよ、という話

2013年11月
DS3で行く!再び釜石・大槌へ

その時のパノラマはとても美しく、印象に残ってもいるのだが、ではなぜ今仙人峠なのか。実は親友からもたらされたある情報がきっかけである。EDO(欄外用語集参照)メンバーのトシユキはマラソンアディクテッドであり、ある時「仙人峠マラソン」なる過酷なマラソン大会があると教えてくれた。あの高低差で??人間が??走るの??と筆者の頭の中は「?」でフィルアップされてしまったのだが、クルマに置き換えて考えてみる。あの絶景専用道路が整備される前は当然峠道が常用道路だったろう。となるとなかなか走り甲斐がある峠道なのではないか?と。「峠道がそこにある」。これ以上の理由が必要だろうか。いや、無い。以前から仙人峠の旧道を虎視眈々と狙っていたのである。

ルートの検討は例によって往路だけ(笑)。基本的にすべてサンケタ国道と県道の華麗なるコンビネーション。復路は出たとこ勝負。いざ、往路である宮城県岩手県の県境・金成町から仙人峠K167までのログを公開しようではないか。
 


その1:宮城県内から岩手県一関市千廐へ
朝8時に自宅を出発。道中長い。最初の目的地は岩手県一関市千厩町である。数日前に宮城県北は伊豆沼に行ってきたばかりなので、意識的にその時とは違うルートを選ぶ。仙台市北部からR457で岩出山町へ(ツマラナイ)。K168〜K59〜K17を経由して栗原市栗駒の尾松郵便局の角へ。ここを東に右折したK181〜R4は、宮城県内の初踏破区間である。稲の育成状況、素晴らしいねぇ〜という道行き。すなわち田んぼ田んぼ田んぼな道行きである。気持ちいい。
 


R457・岩出山町の桜並木


岩出山町・真山への道


短時間やむを得ずR4を北上する。金成町からK48へすぐに折れ東進、少し走ればそこはもう一関市花泉である。この花泉〜一関のR284までの道行きも軽いワインディングかつカントリーロードで楽しい。
 


岩手県境はすぐそこ、の
R4沿い金成パーキング



隣接するラーメン屋なのだが…
とんかつみそらーめん??
日を改めて来ようじゃないか!



R4からK48へ。
一関市花泉、金沢宿へ



金沢宿を経由し、一関市千厩町へ
 

金沢という宿場町を経由し北東へ。R284へ乗り東進、千厩町を目指す。



R284で北上川をまたぐ。
まずは一関市川崎町


これまで千厩町は気仙沼への往復時に通り過ぎるだけだったが、R284から一本路地に入るだけで実に情緒豊かな町並みが堪能できることがよくわかった。後からネットをさ迷ってみたら千厩町観光協会のものらしいサイトを見つけた。それによると「大正ロマン漂うせんまや歴史の散歩道」だそうだ。なるほどなるほど。どーでもいーけど、公式サイトならページのどこかにクレジットは入れてくれ、と思う。
 


味わい深い千厩町の街並み


あ、あんかけかつ丼???
今回の道行きではとんかつ宿題が増えた。
小角食堂
(岩手県一関市千厩町千厩字町130)

 

その2:千廐から仙人峠までのロング&ワインディングロード
千廐から北東へ進む。ここからの岩手県内のルートはすべて初踏破。わくわくしちゃうぜ!旺文社のMappleを助手席に開きっぱなしにして、道々クルマを停めてにらめっこしながらルート確認。内陸路だからどこをどう走っても仙人峠へは行ける。逆に一直線の最短距離のようなコースも無い。今回はまず千廐からR456を北上し東西に伸びるR343へ合流・右折する。別名今泉街道たるR343を東に東に進むと選択肢がふたつ現れる。ひとつは陸前高田市内K246の峠道を走ってR397へ合流し、仙人峠へは西から回り込むルート。もうひとつはK246を通り過ぎR340〜R107を経由し、岩手開発鉄道赤崎線と並走するK180で南から仙人峠K167へ至るルート。地図帳を眺めると、K246が一番近そうだ。しかも軽く峠道なところがまたそそる(笑)。ならばとK246に左折。
 




集落の中の道がどんどん細くなっていく。この辺は北上するとどこも峠道になるようだが…。
 


もっと手前で出しておいてくれよ…


またもや通行止め喰らいましたー!仕方ない。すごすごとR343へ引き返し、さらに東進してR340へ乗る。この辺から景色が「となりのトトロ」じみてくる。はっきり言って大好物な景色である。これで晴れていればなぁ(それはそれで暑くて死んだと思うけど)。東西へ走るR107へ乗り継ぎ、南から回り込むためにK180へ左折。そのK180はとうとう本命のK167へ接続している。さぁ、本番である。
 






 

その3:これが仙人峠?岩手県K167
このK167、筆者が合流した部分からだとはっきり言って山奥なのだが、突然(自動車専用道路の方の)仙人峠道路の流入路が出てきて驚く。高架をくぐってさらに進むと、「明らかにここからが峠道入り口」みたいなT字路が現れる。その角にはガススタンド(というか燃料店と言う方がしっくりくる感じ)があり、そのお店の人なのだろうか、おばあさんが立っていて「こいつ、今からこの先へ何しに行くんだろう」という顔で見送られる(笑)。すでに200km近く走破してきたところだが、今まさに念願成就の瞬間である。アドレナリンがどばっと脳内に吹き出る。
 




とたんに道幅が細くなる。東北の日本海側に甚大な被害を及ぼした豪雨は岩手県でも強く降ったのだろう。道路上はドライだが折れた枝や降雨でボロボロと落ちてきたと思われる小石(と言ってもげんこつ大くらいある)がバラバラと散らばっている。そもそも速度を出すコースではないので慎重に進む。
 








走ると直感でわかるのだが、ここは本当に生活に根ざした峠道だったようで、頂上に駐車場とか、展望台とか、そういうものは無い(笑)。「ここから釜石市」の自治体境界線表示をくぐり、下りに差しかかると今度は霧が出てきた(笑)!そもそも木が鬱蒼と茂っていて眺望も何もないのだが、さらに霧かよ!!ところどころ「わー!晴れていれば釜石市内を一望!!」であろう箇所もあるにはあったが、車窓外はすべて乳白色の幕に覆われている(笑)。なるほど、仙人は霧や霞を食べるのか…とひとり納得。ちなみにこのテキストを書くために仙人峠マラソンを調べてみたら、このK167を走るのではなく自動車専用道路沿いの往復コースのようだ。そりゃそうだ、こんな過酷な道、走ったら怪我をする。というくらい枯れ枝や落石がひどい。這う這うの体でようやく下界へ。

下界は霧などなく、むしろようやく雲が薄くなってきて太陽の気配を感じられるほど。「峠道あるある」か。合流したR283は別名釜石街道で釜石と遠野を結んでいる。夢中で走っていて時間を忘れていたのだが、時計を見るとなんと13:21。どうりで腹が減っているはずだ。そんな腹具合ではあるのだが、まともなお店の「ランチタイム奇跡の邂逅」を期待するにはもはや時間が遅すぎる。仙人峠道路入り口の「道の駅釜石仙人峠」をとりあえずのゴールとし、休憩。

その4:釜石から南三陸まで南下
道の駅釜石仙人峠(長いよ!)の食堂にはラーメンくらいしかメニューがなかった。ラーメンでも全然良いのだが、前日の昼食もラーメンだった筆者としては食指が動かず。惣菜コーナーで販売されていたハンバーガーとマフィンを購入し、Mappleを広げながらMiToの車内で食す(写真は撮り忘れた…)。

ハンバーガーをパクつきながら帰路を検討する。大ざっぱに言って二通り。遠野や水沢方面に戻って宮城県まで(何らかのコースで)南下する内陸ルートと、釜石市街地経由で大船渡市〜陸前高田市を南下して宮城県気仙沼に至る海沿いルート。冒頭で紹介した2013年の道行きで走った三陸自動車道はなかなか素敵だったものの、この上県道県道のふらふらコースで帰ると時間はともかく体力が心配だ。せっかく海沿いの街・釜石まで来たのだし…という思いもある。よし、R45と三陸自動車道を乗り継いで海を見ながら帰ろうではないか。
 




R45をどんどん南下






三陸自動車道


釜石市内を走り抜け、大船渡まではダンプや営業車に混じってR45をゆっくり南下する。未だに東日本大震災からの復興工事が終わっていない場所が折々に現れる。この辺まで下ってくると天気は好転し、湿度も高く蒸し暑い(当然エアコンは使っていない)のだが、時折進行方向左手に見える太平洋が美しい。大船渡で三陸自動車道に乗ると良いペースでどんどん南下できる。交通量がそもそも少ない。

三陸自動車道はまだ建設途中で、大船渡からの区間は陸前高田市でいったん途切れる。ふたたびR45に降ろされ、淡々と南下。陸前高田市の「奇跡の一本松」を横目で見ながら気仙沼へ。



気仙沼唐桑町、R45沿いのパーキング。
ここからでも南三陸町へは53kmだそうで…


その5:南三陸町から仙台へ
さすがに気仙沼市街の交通量は多く、ペースダウン。思わず県道裏道に抜けようかと赤信号で停止するたびにきょろきょろしてしまう。が、筆者の知る気仙沼から南下するK65はけっこうな峠道。すでに300km以上走破しており、安全運転を優先した方が良いだろう。辛抱強くR45を南下。大谷海岸を経由しつつ南三陸町へ。
 


大谷海岸


ようやく南三陸町へ。
三陸自動車道の乗り口が
さんさん商店街のずいぶん手前に…


半年とか1年スパンでしか訪れていないので、そのたびに南三陸町の変貌ぶりに驚く。盛土工事は進み、かつての町並みはもはやほぼ見られない。南三陸町と言えば「南三陸さんさん商店街」だが、そこに至る前に三陸自動車道が現れた!え?もうここまで延伸したの?と半信半疑で乗ったのだが、登米東和ICまで下ってくると、なるほど筆者のよく知る三陸自動車道であった。急ピッチで延伸工事は進んでいるのだ。復興工事の恩恵ではあろう。

順調に南下してきたら石巻市付近で土砂降り(もちろん写真はない)。交通量も多い。でもペースを落さず走り続けることができ、奥松島ICでR45、K60、K229、K241、K9などを走り継ぎ、仙台市の自宅へ帰宅。このテキストを打つために改めてGoogleMapを調べてみたら、いつもちんたら走っているあのルートはこんなに複雑に県道が入り組んでいたのか!と驚き。
 


こんな景色も松島町


大和町まで戻ってきた


定点観測。
大和浄化センター脇のあぜ道



全体的に曇天が多い行程だったが、久しぶりのルートも初めて走るルートも程よくミックスされたツーリングになった。しかしそれにしてもボリューミーだったなぁ…(ため息)。岩手県・宮古あたりに1泊してもよかったのかもしれない。なにしろ(突発的に行く)ひとりツーリングで450kmは自分史上最長ではないか。最長は大げさでも、TOP5には入っていると思われる。おつかれさま、MiTo。どーでもいーけど、化粧品方面に見られる「自分史上◎◎な髪へ」的なコピー、本当に馬鹿馬鹿しいと思う(笑)。
 


10時間/455km


そして最後にとても重要なことなのだが…。釜石のK167、どこにも仙人峠の表示はなかった。もしかして筆者の思い込みで、仙人峠と呼ばれる旧道は別にあって、あれは単なるK167だったのだろうか…。ご存知の方がいたら教えて欲しいが、知りたくない気もする…。真実は霧の中である。

 

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

相変わらず自宅軟禁状態が続いています。acatsukiさんの詳細なレポートを目にすることで、私もすっかりツーリング行った気分に浸ることができます!ありがとうございます(o^^o)
夏休み期間だと、南三陸町も賑わうことでしょうね。
そう言えば、さんさん商店街は移転したのでしょうか?
きらきら丼食べにいきたいなぁ(*^^*)
| いーごママ | 2017/07/30 9:09 AM |

◇いーごママ様
せめてもの慰みになれば幸いです。さんさん商店街は移転を終えて絶好調らしいのですが、とにかく平日ですら駐車場にスムースには入れないくらいの大混雑らしいです。平日の11時で駐車場入り待ちらしいですから、いったいいつ行けばいいのよ!
| acatsuki-studio | 2017/07/30 5:56 PM |

ツーリングレポートを読まずとも、日々道路地図を見るだけでも妄想(ファンタジー)が膨らむものですが(笑)、どうやら仙人峠はR283の旧道みたいですね。

450kmはチョットばかり手応えありますね。山から海へと、東北は面白い道路が多いようですね。東北は未踏の地が多いので、毎度レポートを楽しく拝見しておりますよ。
| little red sherbet | 2017/07/30 10:43 PM |

◇little red sherbet様
やっぱり地図帳はいいですね。1時間後に自分がどこにいるか見ることができるのですから。いや、GoogleMapでもそれはできるんですけど、やはり運転中にスマホをいじるのは危険。地図帳を見る時はもう腹を決めて(笑)クルマを停車して見るしかありませんからね。

高速道路の450kmと違って、今回のような道行きでのその距離はけっこう手応えありました(笑)。しかもご指摘のとおり、R283(旧道)が仙人峠だったみたいで…。紅葉の頃にもう一回チャレンジしてみようと思います(泣)。
| acatsuki-studio | 2017/07/31 6:37 AM |










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■顧問■
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エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
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早朝に走りに行くのが朝練。
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夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

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「移動に有料道路は使わない」
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クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
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