クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
決定権はオレにある
| クルマにまつわる四方山話 | 23:54 | comments(11) |

馴染みのガソリンスタンドでちょっと気になることがある。

筆者の愛車アバルト プントエヴォは左ハンドルなので、スタンドのスタッフはいつもちょっと戸惑う。つまり必ず「助手席」側にまずは近寄るのだ。筆者ひとりが乗っている時は当然改めて「運転席」側に来るのだが、助手席に人が乗っているとそのまま助手席のドアを開けてコ・ドライバーに声をかける。そういうケースで助手席に座っているのはほぼ100パーセント家人なので、家人がプン太郎のキーを渡しつつ「ハイオク満タンで」などとお願いする。

この「運転手に訊かないスタッフの対応」に猛烈に違和感がある

なぜなら油種、給油量から「窓拭いていいすか?」とか「吸い殻やゴミございますか?」という質問まで、決定し返答するのは当然運転手だと思うからだ。それなのに単なる習慣でクルマの左側に廻ることを面倒くさがるとは何事か、とこちらは思う。ある時など助手席の家人にカード払いの伝票とペンを差し出そうとしたので、「なんで運転手のオレに確認しないの??」とバイト君に抗議したことがある。「あぁ…いや、特に理由は…」。いや、それ、面倒くさいからでしょ。

仮にもクルマとクルマに乗る人を顧客とする商売なら、車両運行管理責任者は運転手であることを認識すべきだし、というかそれ大前提だし、いくら助手席に人が乗っているからといって、運転手を無視して交渉をすべきではない。プン太郎にかかる全ての事象に対する決定権を持つのは、オーナーであり運転手である筆者なのだ

接客業として、お客の顔を見て…、つまりお客の様子を把握しながら仕事をするのは当然ではないか。レーンに入ってくるクルマの運転手が右と左のどちらに座っているのか見もしないのか。最近じゃドイツ御三家もみんな右ハンドルばかりだから、如何にもガイシャという風情のそれらですら左ドア側に行くということが滅多にないという事情もあるのだろう。もっともこれがベントレー コンチネンタルGTやランボルギーニ アヴェンタドールSVJなら、また話は別なのだろうけれど、プントエヴォなんて正体のわからないクルマはガイシャと認識されないのだ。

昨今ではそもそもフルサービスのガススタンドがどんどん減りつつある。ちゃんとスタッフが配されているスタンドだって、シフトをまわせるギリギリの人数でスタッフはいつも忙しく、運転席の右左などいちいち見ていられないなどと思っているのかもしれない。だが「忙しいのに左ハンドルのクルマなんかで乗り付けんなよ」という理屈に与する理由は、当方にはない。

このガススタンド、当ブログでは「馴染みのガススタンド」などと書いてきたが、ここ最近は馴染みのスタッフが異動したり辞めたりで、お馴染度が薄れてきているところにこの案件である。筆者がわざわざ自宅から5kmも離れたこのスタンドを常用してきたのは、ひとことふたことでも顔なじみのスタッフと交わす会話があったからだ。ハイオクを言った通りに入れてくれればそれでいいという関係なら、団地の入り口にあるセルフスタンドで事足りる。

たかが助手席の人に声をかけただけで何もそんなに、と思うだろうか?この話の根は深いのだ。
 

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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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