クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
プン太郎で行く!相馬R115で大勝利
| その他のツーリング・夜活など | 22:37 | comments(2) |

エンジンオイルとミッションオイルを交換したらゴキゲンになってしまったプン太郎を駆って、福島県相馬市の銘店かつ吉へ行ってきた。当ブログコメント欄常連にしてご近所さんのQueiko姐さんの某SNSへの投稿によって、蔵王山の紅葉がそろそろ見ごろという情報も得ていたのだが、この度のプン太郎の激変ぶりには浮かれるなと言う方が無理だ。マイペースで長距離を走ることができる相馬へのプランを選んだ筆者を誰が責められようか。

まずはR4を岩沼市まで南下する。R4を馬鹿正直に南下するなど20年ぶりくらいになるだろうか。今も残っている店もあれば新しいお店もある。また思ったよりもトラフィックはスムースだ。決して愉快な道ではないがたまには良かろう。岩沼市内でR6へ。早々に今度はK52に折れ、K28につながった後はひたすら南下してR113に乗る。R113からK228へ折れ相馬まで一直線(くねくねしてるけど)。相馬に入ればかつ吉はすぐである。R6からの道のりはログを取っておいた。



ところで本エントリー、いつものツーリングレポートに比べて画像が少ない。プン太郎の挙動が嬉しくて写真を撮るために停めるのがもどかしかったのだ。それくらいミッションオイルの交換は霊験あらたかだった。

さてこの日の宮城県側の県道はどれも大当たり。R6から折れたK52も良いが、途中でつながるK28が楽しい。川沿いの曲がりくねる区間あり田んぼの真ん中を1直線みたいな区間あり、さらには集落間を縫うような狭い区間ありとバラエティ豊か。田んぼの稲刈りは半分くらいが終っており、景色は早くも冬の気配だ。雲が多くて奥羽山脈がぼんやりとしか見えなかったのは残念だが、この区間は概ね開けた眺望ばかりで心は晴れやかである。
 


まずは宮城県のK52


で、K28


人っ子ひとりいない




丸森町の南でK228に乗っても本格的に狭いワインディングはほんの僅か。ここを走るのはまだ2度目だが細いワインディングばかりが印象に残っていた。宮城県側は山里の集落を縫うように走る。こういう風情が筆者は大好きなのでやっぱりこっちに来て今日は正解だったなとひとり悦に入る。良いペースで走れたので約1時間でかつ吉に到着。



K228


もう相馬市内


もはやかつ吉での食事の楽しみはロースカツ定食なのかおかみさんとのおしゃべりなのか判然としない。大げさに言えば「これが人生だ」と本気で思う。出かけた先に馴染みの店がある。お店の人ととりとめないおしゃべりをする。そういう小さいことの積み重ねが筆者という人間を作っている。クルマでひとりツーリングをするようにならなければ、こんな楽しみを味わうことはなかったろう。プジョー 307SW、アルファロメオ MiTo、アバルト プントエヴォに大感謝である。そしてもちろんとんかつもおいしかった。ガーリックソースなるものを初めて試してみたが、かつ吉の粗めの衣によくあう。
 


今どきタバコすぱすぱで
大丈夫なお店

 

食後、かつ吉と対になっている菓子舗船橋屋へ。相馬を訪れたら船橋屋には必ず寄る。まんじゅうなどお土産に購入。さて帰路だ。問題はいつだって帰路なのだ。

選択肢は3つある。ひとつ:松川浦へ足を延ばしR6を北上する。ふたつ:常磐自動車道と仙台市東部道路。みっつ:R115で福島市方面へ向かい、途中から宮城県丸森町、福島県伊達市梁川へ抜けて蔵王町・村田町を経由して仙台市へ。この日はやや寝不足だったこともあり、早めに帰宅したかったのでふたつめのプランを実行すべく船橋屋からR115で常磐道相馬ICへ。しかしプン太郎の運転がどうにも気持ち良い。エンジンがブンブン回ってギアがサクサク入るなら、プン太郎の運転はもはやアトラクションである。相馬ICまでの数キロを走るうちに「単車線の常磐道をただまっすぐ北上するなんて耐えられん!!」と2度目の心変わり。R115でそのまま福島市方面を目指す。

R115を西進してわかったのだが、相馬付近からは常磐自動車道だけでなく東北中央道にも乗れるのだ。後者はまだブツ切れ状態だが相馬山上ICから乗れば福島市方面へは行ける。物流トラックなどがプン太郎の前を走ってはいたが、いずれも最後は常磐道か中央道に乗ってしまい、筆者はひとりきりになった。いつもは速度の遅い物流系トラックや軽自動車に頭を押さえられて快適に走れないR115も、こうなると天国だ。紅葉はまだだったが、ところどころのワインディングも含め、午後の日を浴びて陰影濃い緑の中を爆走した。常磐道に乗らなくて本当によかった。



このトラックも最終的には
東北中央道へ乗ってしまった



誰もいないR115

 

しかし30分くらい走ってぎりぎり相馬市内、玉野溜池の付近から脇道に入る。相馬市役所玉野出張所(福島県相馬市玉野町56-1)前のT字路から今度は北上する。この区間もログを取っておけば良かったのだが失念していた。とにかくこの道もまた野山の中を駆け巡る良い道路である。ただ道々山を切り開く大規模な工事現場がいくつかあり、大きな工事車両がどーんと立ちふさがる場面もあった。
 



 

宮城県丸森町から福島県伊達市梁川へ抜けるK102はちょっと手強い(笑)。いつも足を踏み入れてから「あ、そうだった、ここ厳しいんだった」と思い出す(笑)。基本的には峠道で、幅の狭いワインディング。丸森側から入っていくと下りは3速入れっ放しでブレーキの熱ダレをちょっと意識する…的な厳しさである。要は「やや本気走り」が必要で、ツーリングの後半に走るにはしんどい道なのだった(笑)。幸い前走車も後続車も対向車もゼロ。ただブラインドコーナーがそれなりにある上に、猛威を振るった台風24号の影響か濡れ落ち葉や折れた木の枝が道路に散乱している。ハイペースで下れるわけでもない。



ようやく人里へ

 

ようやく梁川の平地に辿り着き、国見付近からR4に乗る。あまりの眠気に馬牛沼脇のパーキングエリアで仮眠する。ツーリング中の仮眠は大変重要である。蔵王町向山交差点まで北上すると左折、農道を経由して村田町へ。あとはおなじみK31で仙台市街地へ。



今回うっかりTripメーターを
セットし忘れた。
イデアルさんへの入庫時距離数から
帰着時の距離数を引き算すると
6時間半/192km

 

プン太郎に煽られる形で足を延ばした相馬市だったが、まさに大勝利だった。蔵王という課題は残ったが悔いはない。次のツーリングは岩手県盛岡市への下道ツアーとすでに内定しており、紅葉の蔵王へ赴くタイミングがますます難しくなってきた。
 

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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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