クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
俗・DS3に懺悔せよ
| CITROEN DS3 | 22:19 | comments(5) |

家人の愛車シトロエン DS3のタイロッドエンドとラックエンドを交換した。作業が終わってから明細を見て初めて理解したのだが、交換したのは左側だけであった。

シトロエン DS3 デヴュー・セリ ステアリングロッド交換_98,791km

ステアリングロッドキット 0003812F6 *1 8,900円
BALLJOINT KIT LH 0000381792 *1 8,800円
NUT 00004010F5 *1 300円

交換技術料 8,000円

消費税 2,080円

合計 28,080円

少し前のエントリー「DS3に懺悔せよ」には書かずにいたが、実は今回の入庫前に驚くべき1件があった。「タイロッド、ラックエンドの現物写真をよこせ」と、なんとプジョー・シトロエン・ジャポン株式会社が言ってきたのだ。前述エントリー中で報告している12ヶ月点検の翌日、シトロエン仙台のSさんより「タイロッド付近の写真ってありませんか?」と家人に電話があった。確かに我々ヘンタイなら撮っていそうだしSさんの目の付け所はスルドイのだが、生憎家人も筆者も足周りの当該部品を接写した画像は持っていなかった。結局「部品特定のための写真撮影」のために、家人は再度シトロエン仙台を訪れることになった。
 


筆者が撮影していたDS3の足周り画像といえば
こんなのしか…



これはリアだし…


しかしそんなことがあり得るのだろうか。いくら中身が当時の主力モデル、プジョー 207/シトロエン C3という量販モデルだとしても、シトロエンから鳴り物入りで登場したDSライン最初の製品DS3の、しかも販売促進モデルであり限定商品だったのだ。インポーターがその部品を特定できないなんてことがあるのか??

2018年6月のある月曜日、交換のために日帰り入院するDS3に筆者もプン太郎で付いていった(足のなくなった家人をピックアップするためだ)。せっかくだから「インポーターが限定モデルの部品を特定できないってことがあり得るのか??」とサービス担当者に詰め寄ってみた。するとシトロエン仙台の店内にいた営業さん3人くらいが顔を見合わせて「同時期に製造されていたモデルでも、あり得るんですよ、これが」と(笑)。詳細は筆者も確と理解できなかったが、同じプラットフォームを流用し、複数ブランドの複数グレードを仕立てるという理由がひとつ。年次改良的なマイナーアップデートが頻繁に行われるという理由がもうひとつ。ステアリングロッドの前端と後端でもそういうことが起こるらしく、いざ交換用パーツを取り寄せてみたら取り付けられないなんてことがあるという。複数ブランドの複数モデルを仕立てるなんて、パーツを共有化して今回のようなトラブルを減らすこともそのメリットじゃないかと思うのだが、フランスでは違うらしい。

事ここに至り筆者は悟った。グループPSAが製造する車両を平穏無事に寿命を全うさせるなら、もっともっと神経質に予防メインテナンスを実施するしかないのだ。家人のようにやばいですよ宣言されたブレーキを1年1万km放置するとか、定番トラブル化しつつあるから、今は何ともなくてもソレノイドバルブシールは交換した方がいいですよというオススメを、ガン無視しているようではダメなのだ。

プジョー 207やシトロエン C3の、BMWとPSAが共同開発した1.6lエンジンとAL4を積んだすべてのモデルにお乗りのオーナー諸氏に慎んで申し上げたい。






















先手必勝。
 

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