クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiToで行く!山形・無知蒙昧を悔い改める
| その他のツーリング・夜活など | 00:48 | comments(7) |

仙台市の西方、霊山「定義山」にある門前喫茶Norahのご主人夫妻から聞いた話。「山形空港の端っこにあるさんなんぼうってお店のとんかつが美味かった」。「三男坊?」「いや、アラビア数字なの。3男坊」。行って味を確かめねばならぬ。

山形空港は東根市にある。仙台市に住む筆者の場合、もっとも効率が良いのはR48にて関山峠を超えるルートだが、それじゃ能がない。能がないというよりも、このブログらしくない。そこで平地の紅葉の視察を兼ねることにした。すなわちR457と三桁県道を併用して色麻町薬莱山の西奥にある漆沢ダムを経由する。R347で山形県尾花沢市へ抜け、例の背あぶり峠を超えて村山市へ。そこまで行けば山形空港は目と鼻の先である。

インターネット上の情報によれば、「3男坊」は12時開店らしい。逆算して9:20頃に自宅を出発。色麻町のナイス広域農道からK156、R347漆沢ダムまでの田舎ロードはログを取ってみた。仙台市近郊のクルマ好きはぜひ走ってみてほしい。大抵のイヤなことは忘れられると思う。


漆沢ダムは人気もなく。いや、管理事務所に人はいるんだろうけど、観光客らしいのは誰もおらず貸し切り状態。風が強く晴れたり曇ったりにわか雨があったり(この日は一日中そうだった)。紅葉も特筆すべき状態ではまだなかった。
 



あとはR347をひたすら尾花沢市の、まずは銀山温泉を目標に進む。K29を進み、左折すれば銀山温泉に直行できるK188との交差点を、銀山温泉を横目にみつつさらに進めば必然的に背あぶり峠を走ることになる。
 

R347を尾花沢へ。
必然的に鍋越峠を経由する

今回この道行き、道中思い当たったのだが、銀山温泉側から村山市内方向へ背あぶり峠を超えるのは2010年10月以来のことなのである。

2010年10月3日のエントリー
峠×3

2009年にMiToの乗り換えて最初の「しんどい峠道」の記憶である。乗り出し1年少しのビカビカの新車で、深夜に山中の細いワインディングを走ればいろいろと心細かったのだろうと推測する(笑)。以来ひとりツーリングでこの峠道は何度も走ったのだが、なぜかいつも村山市内側から走破していた。こういうのをトラウマと呼ぶのかもしれない。この日はいみじくも当時と同じくR347鍋越峠とワンセットである。だが実際に走ってみると、思ったほど怖くもしんどくもなかった(笑)。路面は散って雨に濡れた落ち葉が敷き詰められており、ちょっとペースを上げるととたんに外へズルッと滑るから怖いと言えば怖いのだが、「アウト側を規準に」というコーナリングマナーを身に付けた今は、そういう状況にも冷静に対処できる。ラインがきちんと取れるということは、速度管理もできると言ってもいい。もっとも2010年当時よりも運転がうまくなってなきゃ、MiToに申し訳ない
 

背あぶり峠を走ると必ず目に付くのが
閉店した燃料店のひしゃげた屋根
(山形県尾花沢市畑沢)。
撤去しないのだろうか



ハードな路面の画像はない。
撮ってる場合じゃなかった



村山市内を望む。絶景


この辺まで来ると
紅葉も見頃



ここはほぼ定点観測。
なぜかと言うと…



この「中沢の棚田」のビューポイントなのだ

おかげさまで村山市内へ無事に降りK120を南下する。いよいよ山形空港、いや、「3男坊」である。山形空港管制塔のほぼ真下と言っても良いくらいの至近にそのお店はあった。
 

この画像右手に山形空港管制塔がある


3男坊
山形県東根市柏原1-1-45



ロースかつ定食1,500円(税込)

肝心のロースカツ定食は実に素晴らしいものだった。山形のトンカツ屋さんについては、ちん豚、ABC食堂に続き、ひたすら当りのお店が続く。しかも友人知人からの情報により、まだ未訪問のお店が数軒あるのだ。山形市内及び周辺市町村の美味なるトンカツ屋を知らなかった頃の筆者は、山形県を「トンカツ砂漠」などと呼んでいた。しかし筆者は無知蒙昧だった。東根で空腹に襲われても、もう何も恐れることはない。はっきり言って3男坊のロースカツ定食は、仙台のそこいら辺のトンカツ屋よりも数段美味かった。山形県、これで高畠町と米沢市に1軒ずつ美味いトンカツ屋を発見できれば言うことなしである。

満腹になった筆者、もちろんこのままR48に乗って最短距離を取ったり、R13をただ南下してR286に乗るような愚かなことはしない。寒河江に立ち寄り、昼休み中のしげさんを呼び出して東京モーターショウの話など(笑)。しげさん、貴重な昼休みを浪費させてしまってすみませんでした。クルマ話をして元気になったので、R287に乗って南下。分岐するK18、K143で白鷹町へ。
 

K143


クルマは1台も通らず、
歩く人もいない

相変わらずこの辺りの景色は最高に美しい。ただ雪も深いだろう。残念ながらその時期MiToでの訪問は無理だ。K17に乗り換えて山形県県民の森の中を通り抜け山形市街地へ。


白鷹町へ出た。西を見る。
朝日連峰はすでに雪を戴いている



K17で県民の森へ。
山形市内へ向かう


山形県山形市村木沢にある展望台より
山形市内を望む。
ここ、なんとその名も
「恋人岬」だそうだ
 

あとはR286で笹谷トンネルを抜け普通に帰ってきた。エントリーの順番は前後するが、このツーリングで総走行距離16万kmに王手。それにしても、山形も奥の深い土地であることだなぁ。そばもうまけりゃとんかつもうまい。おまけに青葉町のわかばのたいやきは最高である。どうしてくれよう。


仙台市釜房ダムの定点観測地点


6時間半/232km
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ブログ本文に「プントエヴォ」と
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■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

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クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
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MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
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■顧問■
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エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

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早朝に走りに行くのが朝練。
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夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

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親友2名と行うツーリング企画の名。
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