じゃじゃーん!
希望ナンバーじゃないのに
ちゃんと末尾が「5」です!
当家のロードスターはProfumo姐さんからの個人間売買なので、購入側の筆者が名義変更(ナンバー変更を伴う移転登録)をする必要があった。
自分で名義変更手続きをするのは307SWのローンが終った時だから、2009年のことである。11年前のことを筆者が覚えているわけがない。姐さんとふたりで必要な書類はあれとこれと……みたいなやりとりを膨大に重ね、晴れて仙台ナンバーを取得することができた。実際揃えなければならない書類が多くて、なんどチェックしても足りないものがあるんじゃないかと不安になる程である。その必要な書類や手続き方法については、様々なウェブサイトに詳しいのでそちらに譲る。本稿に書くのは、諸注意事項と窓口の前まで行くと何がどうなるのかという備忘録である。
名義変更に必要な書類を調べるなら……
国土交通省「
自動車を売買等により譲渡、譲受する場合(移転登録)」
車検と車の手続き案内センター「
名義変更の必要書類」
くるなび 車・バイク登録手続きナビゲーター「
2.必要書類」
などを参照いただきたい。
◆手続きする場所
東北運輸局宮城支局
〒983-0034 宮城県仙台市宮城野区扇町3-3-15
当然のことながら、読者ご自身が住む自治体ごとに異なる。要は本件は国土交通省の各地方運輸局管轄ということである。
◆所要時間
窓口がどれくらい混んでいるかによるが、ずいぶん混みあっているように見えた筆者が手続きをした日ですら
1-2時間で終了した。ただし12ー13時はすべての業務がしっかり昼休みをとるので業務が止まる。午前中なら午前中で、午後なら午後で完結するように出向くと効率が良い。でないと筆者のように昼食を挟んでしまうことになる。
◆ナンバー変更するクルマで行くこと
名義変更に伴って登録番号(ナンバープレート)が変わる。従って名義変更するクルマで乗り付ける必要がある。もし徒歩や別のクルマで乗り付けたらどうなるのかよくわからない。別日にプレート封印など、きっと面倒に違いない。
◆素人でも大丈夫
実際に宮城支局を訪れると、そこはプロフェッショナル(自動車工場やディーラーの慣れてる人)と素人(筆者のような人)が入り交じったカオスと化しているが、慌てる必要はない。1番窓口が相談窓口になっているからなんでも聞いてみよう。運輸局の職員こそプロフェッショナル。筆者のような素人ですら流れ作業で間違いなく手続きが進むようになっている。説明は立板に水ですこぶる分かりやすい。
◆申請の流れ
基本的にどの窓口でも「次は○番窓口へ行って△△の手続きをしてください」と指示されるので迷わない。
1.7番窓口で申請手数料500円を印紙で購入する
2.必要書類に記入する※
3.3番窓口に書類を提出する
→呼ばれるまで待つ
4.呼ばれたら2番窓口で処理済の書類を受け取り、ナンバーを返納する手続きに進む
5.別棟交通会館の10番窓口でナンバー返納手続きをする
→工具を借りて自分で封印を取り外して窓口に提出する
→ナンバー返納証明書を受け取る
登録抹消された
姐さん由来の旧ナンバー。
工具を借りて自分で外す
こうなっているのか…
6.宮城支局の建物に戻り2番窓口に返納証明書を提出する。新しい車検証が交付される
7.別棟12番窓口で必要書類に記入し※自動車税・取得税を申告する
8.10番窓口で新しいナンバープレートを受け取る(手数料1,600円)
→自分で取り付ける
9.検査所前の駐車スペースにクルマを移動させる
→ボンネットを開けて待つ
→運輸局の係員が見つけてやってくる
→エンジンルームをなにか点検して、ナンバープレートを封印してくれる
終了
※必要書類記入が一番の大仕事。基本的には車検証のデータを書き写す作業。様式はウェブサイトからダウンロードもできるので、あらかじめ記入しておくこともできるが、一部、住所を所定のコード番号で記入する必要があり、支局のコードリストを見ないと記入できない。現地で書きこむ必要は少なからずある。
手続きは以上だ。
以下個人的な感想。解せないのはナンバープレートの返却や発行、税関係が宮城県自動車整備振興会マターになっていることだ。広い敷地の離れた建物の間を書類提出のためだけに何度も往復することになる。手数と時間が増えるばかりか、膨大な人件費など気になって仕方ない。交通行政の闇を見る思いであった。
一般社団法人宮城県自動車整備振興会が入る
交通会館
終ってみれば良い運動になったし(笑)、貴重な体験であった。筆者のような1台に惚れ込んで長く乗りたいタイプのオーナーは滅多に体験しないことかもしれないが、それだけに自分のための備忘録として残しておきたかった。誰かの役に立ちますように。
(余談)
筆者は車庫証明書を当日午前中に所轄警察署で受け取ったので、宮城支局への到着は昼直前になってしまった。かろうじて500円の印紙を購入することはできたが(手順の1)、印紙を受け取って振り返るとあれほど待合スペースに溢れていた人は誰もいなくなり、窓口はすべてクローズされていたのだった。仕方ないので昼ご飯を食べに外に出た。宮城支局がある宮城野区扇町、卸町の周辺は気の利いた店がない。R4を挟んで隣の街区、
仙台市中央卸売市場にある「市場のすしや」というどストレートなネーミングの寿司屋へ出向いた。もちろん13時の窓口再開の時間までには戻れず、戻ったらすでに3番窓口での書類処理は終っており、手順3を経験することなく2番窓口で書類を受け取ったのであった。
市場のすしや謹製
上にぎり1,700円
病身の筆者にはやや多かった
(余談2)
車検待ちの車列の中にジャギュワー E TYPEが!! 素晴らしいエグゾーストノイズでありました。