クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
プン太郎定期レポート#7_2019年4月
| ABARTH PUNTO EVO | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) |

●走行距離数 53,307km

●歪んだホイールのその後
波状ノイズに「大丈夫だ!」という自信をいまひとつ持てなかった筆者だが、本件のレポートエントリーにくださったdenzouさんのコメントで魂が浄化され、すっかり心穏やかに運転できるように=波状ノイズを無視できるようになった。そういう心持ちで改めて左リアに歪んだホイールを履かせている状態を観察しても、特定の症状はみられない。早まってリペア業者に持ち込んだりしなくてよかった。
 

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プン太郎定期レポート#6_2019年3月
| ABARTH PUNTO EVO | 08:19 | comments(23) | trackbacks(0) |


●走行距離数 51,478km

●オーディオユニットが沈んでいく件
何度か取り出して裏の配線をやり直したりしていたら、固定する金具のラッチが甘くなってきたらしい。気付くとユニットが奥まっている。動作に問題があるわけではないので、まぁどうしても気になるとカバーを外してよいしょよいしょと治しているのだが、これ、クセになっちゃってるのかなぁ。
 


あらー


ユニットをフレームに固定する
金具がズレるんだ…



そうそう、これこれ


●ナンカン NS-2Rのノイズがうるさい件
確かに購入時にクローバーガレージSさんから「ノイズは盛大」と聞いてはいたが、なるほど。それでも人間慣れるものである。無音で運転に没頭している時は気にならなくなってきたが、問題は何か音楽を聴いている時だ。特に80年代以前の音源は、00年代以降の音源と比べマスタリング音量が低く、00年代以降の音源とちゃんぽんで再生している時は頻繁に音量調節することになる。carrozzeriaのDEH-970はハンドルのコントローラーに対応しておらず、いちいち右手でボリュームつまみを回すことになる。
 



走行距離が5万kmを超えた件は、いろいろと感慨深い。プン太郎購入当初は「今後はなるべく短いスパンで気になったクルマを次々試してみる」と決めたつもりだった。しかし日に日に愛着が増していく。案外プン太郎とも長い付き合いになるのかもしれない。すると一転して気になってくることがある。前愛車であるアルファロメオ MiToは、12万kmを超えたあたりで明らかにボディ剛性が低下していった。プン太郎もそうなるのだろうか。だとしたら悲しい。

特定の車種への偏愛が過ぎて、何度も買い直してしまったり、あるいはひとつの個体に40万kmも乗り続けたりする方もおられよう。恐れ入るしかない。良いエンジニアとの出会いや丹念なパーツ探し、それを支える財力が必要だとは思うが、プン太郎を最後の1台にするという選択肢もあるとは思う。筆者の生活とはすなわち、「あぁ、プン太郎に乗ってて良かった」という場面の連続であって、「あぁ、こんな時プン太郎じゃなくて●●だったら良かったのに…」という場面は年に1回あるかどうかだ。ま、MiToに乗っていた時も同じようなことを言っていた筆者だから、眉唾な話と嗤う読者もいるだろう。未来のことは筆者にもわからない。

 

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プントエヴォ・微震動の怪
| ABARTH PUNTO EVO | 18:26 | comments(13) | trackbacks(0) |

3月も早々にノーマルタイヤ ナンカン NS-2Rに履き替えて万事めでたし、天下泰平となるはずだったプン太郎だが、そうは問屋が卸してくれなかった。履き替え作業時にクローバーガレージSさんから指摘を受けた「ホイールが1本歪んでいる」案件が、時間が経つにつれクローズアップされてきてしまった。
 


歪ませたのは筆者本人で、経緯を書くとこうだ。2018年9月、ある道路で追い越しをかけた瞬間に道路幅が狭まり、右フロントが舗装部分から脱輪、ダンパー受け部をガツンとぶつけてしまった。右フロント足周りを傷めてしまい、意図しないネガキャンが付いて当時履かせていたブリジストン ポテンザ RE050Aを盛大に片減りさせてしまった。足周りは2018年12月の車検で矯正されたのだが、ホイールの歪みは見過ごされていたのだ。

Sさんからは作業中に「高速走行すると異常が出るかもです」と指摘されたが、とにかくさっさとノーマルタイヤに履き替えたかった筆者、件のホイールをリアに装着するよう指示し、必殺様子見攻撃で乗り切ろうと企んだ。しかし甘かった。そもそもロードノイズが大きいNS-2R、40km/hより上の速度域では「ゴアアアアアアアアッ」というあまり愉快ではない音質のノイズが盛大に鳴るのだが、プン太郎の場合はそれが「ゴアァアァアァアァッ」という感じ。音量に波がある。

そもそも2018年秋-冬、つまり歪んだ1本を右フロントに履かせていた状態でも、ハンドルのブレなどの体感現象はなかった…と思い込んでいたが、なんと本ブログ「プン太郎定期レポート#1」で
 

●不穏なハンドルぶれ
足周りと言えば、高速道路で追い越しするために出す速度域で、ハンドルに細かい振動が発生する。筆者はなるべく高速道路を使わない生活をしているので、滅多に浮上する瑕疵ではないのだが、かと言ってスルーするほど肝っ玉が据わっているわけではない。それに日常生活に於ける挙動を支える余裕は、高負荷時の余裕あればこそ。タイヤが原因かなぁとぼんやり考えている。


と報告しているぢゃないか。「ぼんやり考えている」場合じゃないよ、あんた。

そんなわけで、「サインを出していたプン太郎とホイール」 VS. 「放置していたあんぽんたんオーナー」という図式がはっきりしたわけで・す・が!過去を振り返るよりひとまずこれからのことを考えようではないか。

まずハンドルにブレは発生しないか?停止時と同様のどっしり感ではないが、ビリビリと細かい震えはある。おそらくNS-2Rの硬さゆえと想像する。その他の体感現象は、運転席に座る筆者の腰の後ろの辺りに何かが蠢くような、周期的な微震動。特に60km/hより上の速度域に突入するとそれは顕著になる。このふたつの微震動は、NS-2Rに履き替えた途端に顕著に感じるようになった。ということは、RE050AやWinMaxx01はコンフォータブルで、NS-2Rはスポーツタイヤで硬いからという理由しかあるまい。腰で感じる微震動は、以前:ハンドルのブレ、現在:腰の後ろと異なっているが、それは件のホイールの前後移設ゆえだろう。ロードノイズに音量の波が発生している件も、原因は一緒であろう。

とにかく精神衛生上気持ち悪い。早いところ解決したい。だがブツはアバルト純正ホイールである。1本買い直すだけでも財布のダメージは計り知れない。増してや4本買い直しをや。そんな時ふと「ホイール修正」という手段を思い出した。仙台にもそういう業者さんはあるのだが、そもそも事の経緯をよく知っているクローバーガレージSさんにやってもらえれば、そっちの方がいいじゃないか。さっそく問い合わせてみると「ちょっと待て」と。そもそもホイールスペーサーをかました状態で原因をあれこれ推測しても危険ですよ、と。

Sさんからは

  • ホイールスペーサーを外す
  • 正しくセンターを出して改めてホイールを装着する
  • 全ボルトを一旦解放し、再度締める


それでも症状が変わらない/出続けるなら、ホイールの歪みが原因と断定しても良い。正しくホイールを取り付けた状態で検分して、それから修正や買い直しを考えてもいいじゃないか、という提案なのだった。なるほどプロのご意見である

仕方ない。まずは自分でできることをしよう。筆者としては左リアホイール犯人説を裏付けるための作業と位置づける。
 

  • リアのみ一旦スタッドレスタイヤに戻す
  • その際ホイールスペーサーは外す
  • 検分
  • もしそれでも症状が出るならホイールが原因


というわけだ。プロが取り付けたフロントのボルトまで緩めることはあるまい。何となればこれまで自己作業で適当なトルクで締めつけていてもこんなトラブルは起こらなかったのだから。

いざ作業日、まずは現状をしっかり確認すべく自宅周辺をぐるりと1周してみる。奇跡の大逆転が起こるはずもなく、一昨日、昨日と同じように、不穏な微震動が60km/h付近を境に腰を揉んでくる。「あ、マッサージ機能だと思えば…」なんつー気の利いた感想は出てこず、ひたすら不穏だ。さっさと取り換えてみよう。

実際にスタッドレスタイヤに戻そうとしてみたら、スペーサーががっちり固着していて外れない。天を仰いで熟考すること1秒、外れないんだからしゃーないということでそのまま取り付けた。これで解決すれば完全にホイール犯人説が裏付けられることになるわけだし。
 


意外と違和感ない(笑)


さて前後異タイヤとなって試運転である。自宅前からソロソロと動き出してみる。








全然違う。

平和だ。なんなら20km/hですでにその違いが体感できる。ハンドルにも腰にも微震動は感じられない。自信をもって直進できる感じ。いやいや待て待て。低速では表出しないのに速度を上げればとたんに…ということもあり得るではないか。30分前に走った試走コースを、様々な速度で走ってみる。やはり微震動は検知できず。実際はハンドルはビリビリするタイミングもあるが、それは明らかに荒れた舗装起因だ。やっぱりホイール、歪んでいたのか…。あーあ。しかしそれよりもこの時驚いたのは旋回時の挙動である。





めっちゃオーバーステア。

理由を考えるに、フロントだけ強力なグリップを持っているNS-2Rなのに、リアはスタッドレスタイヤ WinMaxx01だからだろう。つまりフロントとリアのバランスが崩れているのだ。フロントはがっちり路面を掴んで曲がろうとする時、リアはスルスルと横に逃げ気味になってしまう。リアが「もうダメー」と根を上げ始めると急激に自転運動が進んで前を巻き込もうとするわけだ。これはおっかない。同時にこんな極端なフロント優性状態も体験できるもんじゃない。事故を起こさない程度に何度か巻き込み直前の挙動を味わってみた。おもしれー(笑)。

本題からズレている。そんなフロント優性状態もおっかないので、筆者自宅からクルマで15分のところにある某ホイールリペア専門店を急襲。事情を話して診てもらったのだが「うーん。いやー。これは、まぁ…」と歯切れが悪い。つまり気にするほど歪んではいないのでは?ということだ。希望するならタイヤをバラしてちゃんと寸法取ってみますけど、触診した限りでは、これ以上の精度を求めるなら、もはやレーシングカー並みの精度要求かもー、と大変フレンドリーかつ親切にあれこれ教えてくださった。
 


おかしい。クローバーガレージでの交換作業時は筆者が見ても明らかに波打っていたのに…。もしかして持ってくるホイールを間違った??と自分を疑ったが、ホイール内側には盛大なガリ傷がしっかり付いていて、間違ったとは考えにくい。狐に抓まれたような気持ちで帰宅。とりあえずおっかないからリアをNS-2Rに戻す。元凶ホイールを元々付いていた左リアに…。ん??



ローテーション方向が違うやんけ。




ええ?どういうこと??クローバーガレージで交換した時は「元凶ホイールは左リアに装着する」と言われた。ホイールの傷もその時に確認した。日が経ってこの日、筆者がチェックのために外した時、「あれ?どっちだっけ?」とはなったものの、ホイールの傷アリ/ナシで区別は付いた。その傷アリを元凶ホイールのつもりでリペア業者さんに診てもらったら歪んでないという。再び元通りに元凶ホイールを左リアに付けようとしたらローテーション方向が逆だった…。

単純に考えて、クローバーガレージで装着する時に間違ったということか??ということは不穏な微震動はタイヤローテーション方向が間違っていたから??頭が混乱したまま正しいローテーション方向で取り付けを終え、三度試走コースを走ってみる。



なんか、症状が落ち着いとる!!

いやー、なんだかわからん。そう言えばNS-2R購入日にタイヤパターンを撮影した画像があったじゃないか…と気が付いて、すぐに自宅に戻り確認してみたら、クローバーガレージは正しく装着してくれていたことが判明。そりゃそーだわ。考えてみりゃSさんがそんな凡ミス犯すはずがない。
 


装着初日の画像。
右リアを後方から撮影


つまり現状はこういうことか??Sさんが指摘したとおり、もう一回締めつけ直せば何かわかるかもというアドバイスどおりになったというわけか?うーん。すっきりしない。装着しなおしただけで改善。そう根絶ではない。が、これはもうタイヤ起因の振動ですと言われれば納得できるレベルまでになった。

タイヤ交換から1週間経ってようやく本調子を取り戻したプン太郎。いや、この話はこれで完結なのだろうか。後日談が発生するかもしれない。長文につきあってくださった読者諸氏には申し訳ないが、いつか再びこの話の続きを読む日が来ることを予言しつつ、本稿を閉じたい。おつかれさまでした。待ってろ!プン太郎!!次の休みはどこかに走りに行こうぜ!!!
 

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プン太郎・純正シートの底力
| ABARTH PUNTO EVO | 08:30 | comments(4) | trackbacks(0) |

2018年5月のOFF会で初めてお会いできたガキんちょチンクさんから、スパルコのシートサポートクッション(と他にもイイモノ)を頂戴するという僥倖を得た。本来はスパルコのシートに組み合わせるものなので、プン太郎の純正シートに取り付けるにはひと工夫が必要だったが、いざ装着してみたら、これがもうウルトラ快適だった。以来このクッションなしには運転したくない!とすら思っていたのだが。

つーか、もう筆者のドライビングポジション話はうんざりだという方も多いと思うので、もうさらっと書きますわ。そのクッションを外してみたら、意外とこれはこれで…な座り心地だった。純正シートの底力を見た思いである。以上。
 


ということで、ここから先は「まぁしょうがない。読んでやるか」という心の広い方だけに読んでいただければこれ幸い。どうしてそこまで重宝していたクッションを外してみたのかというと、どんどん変形してしまうのに耐えられなくなってきたからだ。適正用途以外の使い方だから想定外の負荷だろうし、運転中はどうしたってシートの中で徐々に身体が前にずれていく。そのズレる動きだって負荷なのだ。だから乗り込む時や赤信号で停止中などに、クッションと腰の位置をちょいちょい調整する。それが少し面倒くさくなってきた。



うーん、これじゃ早晩このクッション、ダメになっちゃうなぁと思いつつ、ホントにホントに純正シートのままじゃ正しい運転姿勢はとれないのか??という自問自答もあった。

先代の愛車、アルファロメオ MiTo RHDモデルの歪な運転環境とは異なり、アバルト プントエヴォ LHDの運転環境は健全だ。シートにしっかり背面を押し付け、アップライトに座ればだいたいOK、正しい実用車という風情なのだ(そのかわり決してスポーツカーライクではないのだが)。その伝でいけば、純正シートだけで正しい運転姿勢が出せなければウソだろ、とも思う。またクッション導入は姿勢作りにまだ試行錯誤していた時だったから、「このクッションのおかげで正しい姿勢が見つかった」と筆者が思い込んでいるだけという可能性もある。

座面の窪みにぴったり沿うように尻の位置を決め、肩甲骨をしっかり押さえてくれる角度に背面を合わせれば、プントエヴォの運転姿勢はOKなのだ。じゃあ1年近くもあーでもないこーでもないと言っていたのはなんだったんだよ!という感じだが、わかってしまえばそういうことですか!ということもあるではないか
 


で、思い切ってクッションを外してみて乗り続けているのだが、思った以上に過不足はない。だが腰のあたりの安定感はクッションを当てている時のそれにはかなわない。一方運転中にお尻が前にズリ出ていく感じはなくなった。一長一短ではあるが、尻と腰が安定しているのは良いことだ。ちょっと腰のあたりがスカスカするけど、当面はこの純正シートオンリーの状態で運転してみようと思う。
 

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プントエヴォ・力まない、焦らない
| ABARTH PUNTO EVO | 09:16 | comments(20) | trackbacks(0) |

プントエヴォの6MTは渋い。入りにくい。プラットフォームを共有するMiTo QVオーナーさんにも同じことを言う(書く)人がいるので、持病…とまでは言わないが、どうやらサプライヤー由来の「あるある事案」のようだ。筆者の愛車たるプン太郎の場合は、トランスミッションオイルを交換したらウソのようにスムースになった。しかしそれは「オイル交換以前と比較すれば」という話であって、フィールの絶対値が向上したわけではない(フィールの絶対値ってヘンな表現だな(笑))。
 


筆者は沢村慎太朗という自動車評論家のメールマガジンを購読している。このメールマガジンは週1回配信で、毎月最終配信号はQ&A特集、前時代的双方向通信である。筆者も折々に感想文のようなものを送っているのだが、このシフトの渋さに辟易していることを愚痴のように書いたところ、それが2019年1月24日号で質問として取り上げられるという僥倖を得た。乱文の一部を質問事項として切り取り、丁寧に返答してくれた。尊敬する人から直接返信をもらったようで大層嬉しい。

沢村さんからいただいたアンサーで曰く、シフトチェンジに力んでいないか?焦っていないか?と。欧州実用車のマニュアルトランスミッションは、一拍置くくらいのつもりで、前段から抜く、ゲートを移動する、次段に入れるという一連の動作をゆったりやるとぴったりくる。それは車両が開発された彼の地の交通状況から自然と生まれる味付けであり、動作なのだ、と。

まったく指摘のとおりだった。まず筆者は如何にスピーディーにシフトワークを行えるかだけを目標にしていた。それはおそらく英国車寄りのバイアスがかかった古参自動車雑誌や、古の自動車マンガ「サーキットの狼」に始まって、ビンテージ輸入車万歳な「GT Roman」などのマンガにいつの間にか刷り込まれた「電光石火のシフトチェンジ!」というイメージであろう。そういえば「グランプリの鷹」なんていうアニメもあったなぁ。由来はともかく、力んで焦ったアクションそのものが、プントエヴォのトランスミッションと相性が悪かったのだ。

実はこれまでに、前述のようなゆったりシフトチェンジをすることがなかったわけではない。偶然なのだが3速からスコッと抜けて2速へススッと入る動作を何度か体験してはいたのだ。「あれ?今すごくスムースにチェンジできたなぁ…」とその瞬間は思うのだが、すぐに「電光石火の(以下略)」が頭を支配してしまって忘却の彼方へ…。そのQ&Aをきっかけに1-3段のシフトチェンジをゆったりゆったりと心掛けてみたところ、少なくともシフトアップ動作に関しては、シフトがスムースなだけでなく、エンジンの吹け下がりのタイミングともぴったり一致していることが実感できた。ノブがゲートに吸い込まれるように入っていくのだ。意図的にそのシフト動作ができた時は、「ほらな」と笑いかけるアバルト実験部隊の人たちの顔が浮かぶようだった。会った事ないけど(笑)。明らかにエンジンの回転マナーとトランスミッションの動作は関連性を以てチューニングされていることが実感できる。こっちの勝手な思い込みで渋い渋いと言っていただけなのだ。

このゆったりシフトチェンジ動作を、沢村慎太朗さんは様々に表現を変えて伝えてくださったが、もっとも筆者にヒットしたのが「付点四分音符(前段から抜く)+四部休符(ゲート移動)+付点四分音符(次段に入れる)」だ。「付点四分音符+四部休符+付点四部音符で都合一小節」と。これは至言である。

件のそのメール、実はヨー起動とタイヤのスリップアングルとか、自転軸の前後移動を体感できなくて残念だ、という感想として筆者は送ったのだ。そちらも懇切丁寧に解説してくださったが、まだまだ体感にはほど遠い。自動車運転とは、知的でストイックな作業だということをようやく理解したにすぎない。千里の道も一歩から。

追記
この原稿を推敲している最中に、沢村慎太朗メールマガジンFMOは休刊してしまった。ご自身の体調不良と身の回りの不都合が重なり、最近遅配が重なっていて心配していた。復刊を切望するものなり。

沢村慎太朗FMO(モータージャーナル)


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プン太郎定期レポート#5_2019年2月
| ABARTH PUNTO EVO | 18:10 | comments(16) | trackbacks(0) |


●現在の走行距離
2019年2月21日現在50,008km。50,000kmを超えて、プン太郎はいよいよ中年の域である。

●パニックブレーキ
先日心ならずパニックブレーキ(に近い状態)をかけたのだが、停まりっぷりに少し違和感があった。制動かかり始めはOK。停止する瞬間もOK。なのだがその途中の「踏めば踏むほど速度が落ちる」領域がやや腰砕けな感じが。ABSなどの電制デバイスも働かなかったので、滑ったわけではないと思う。フロントブレーキパッドが限界間近か?と疑ったが、スタッドレスタイヤがブレーキが発生する制動力に耐えられなかった可能性もある。あぁ、もうスタッドレスタイヤ、やだ…。

●ストレージ
カッコつけグルマのアルファロメオ MiToよりも車内ストレージが少ないって、一体全体どーゆーこっちゃと思うわけだが、無いものは仕方ない。筆者は歳を取ってきたら乱視が進んでしまったので、度入りサングラスと夜間運転用メガネを車内に常備している。それぞれのケースに入ったこれらメガネと、スポンジを加工したスペーサーに挿す形でLEDハンディライトと耳かきをドアポケットに置いていた。が、ドアポケットの大きさはこれらを収めるにはギリギリなので、例えばサングラスをかけようとしてケースを取り出すと、スムースに戻すことができずイライラさせられていた。

なにも毎日こんなことでイライラすることはない、とある日気がつき、配置を変えた。なんとなくデッドスペースになっていたセンターコンソール頂上の半円形の蓋付きストレージに、耳かきとLEDライトを置くことにした。ストレージそのものはプラスティックだから金属製ボディのLEDライトが暴れるとガタガタ言う。取りあえず車内に当ても無く置いていたすべり止めシートをあてがったら大丈夫だった。
 


ブレててすみません


これら以外にも思いがけず車載物は増えているものだ。どうしても車内に置いておきたい地図帳を固定しておく方法がなく、センターコンソールとシートの間に挟んでいる。表紙/裏表紙が傷むんだよなぁ、これ。


 

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プン太郎定期レポート#4_2019年1月
| ABARTH PUNTO EVO | 23:13 | comments(7) | trackbacks(0) |
2019年最初の定期レポート。
 

●現在の走行距離
2019年1月21日現在48,200km。

●洗車
グリジオカンポボーロ(早い話が薄いグレー)という塗装色はやはり汚れが目立つ。冬期の仙台周辺は融雪剤散布の影響で地面は泥水だらけである。そこへ持ってきてアバルト謹製オーバーフェンダー、加えて前8mm、後18mmのホイールスペーサーである。オバフェンと言わずドアと言わずリアハッチと言わず、はね上げた泥水で盛大に汚れるのだ。タクシーとまでは言わなくても、やはりイタリア車はきれいじゃなきゃイカン。と思ってはいる。今年に入ってからもう2回も洗車した。水洗いしただけだけど。でも筆者としては長足の進歩なのである。
 

●カラカラ
冬期、特にその日最初の始動後などの主に冷間時なのだが、ハンドルを回すたびにステアリングコラムからカラカラとかすかな音がする。クルマが温まってくると自然と消える。何か、薄いディスクが回りながら何かに接触しているような…。あれは一体なんなのだ。
 

過日「プントエヴォは直進が鮮やかでない」というエントリーを挙げたが、その後改めて直進時の挙動を検分してみると、鮮やかでない原因はやはりタイヤではないかという思いが強くなってきた。2018年中ずっと履いていたポテンザRE050Aに比べると、直進も旋回もややふわふわする腰の据わっていない感がある。タイヤを替えれば改善するのだとすれば、プン太郎に失礼を働いてしまったとも言える。さーせん。

それ以外はおかげさまで「日々是好日」を満喫。
アバルト プントエヴォは良いクルマですか?
| ABARTH PUNTO EVO | 18:37 | comments(8) | trackbacks(0) |
プン太郎ことアバルト プントエヴォというクルマが運転して楽しいクルマなのは間違いないのだが、「これは良いクルマです」と断言できるだろうか、と最近考えるようになった。
 

プン太郎が納車されてもうすぐ1年になる。最近「プン太郎は直進が難しい」と思うようになってきた。これが個人の感想なのか、そもそもそういうクルマなのかはまだ自信を持って断ずることができない。真っすぐ走りにくい(とまでは言わないが)という感覚は、一般的にクルマの性能を集約して言うところの「加速・旋回・制動」のどの要素にもぴったりマッチしない。強いて言うならば「旋回」の範囲だろう。旋回性能が高いと感じられるということは、逆説的に直進が美しいからこそ味わえるのだと思う。

「じゃあ直線番長ならいいのかよ!」というツッコミに対しては、もちろんそうではないと答える。直進と旋回はセットなのだ、と言いたい。特に何も考えずハンドルに手を添えているだけで真っすぐ走り、曲がる時はスパッと鼻先が入っていって、そのまま一筆書きのようにきれいに旋回を終えられる、そういうクルマがいいなぁと筆者は思うのだ。最近は旋回性能をアピールしたいが故の、鼻先の動きだけは機敏だけど旋回が深まっていくにつれてアンダーステアになっていくという車種も多いという。つまり曲線番長、レーンチェンジスペシャル系。幸いプントエヴォはそんな軽薄なクルマではないが、直進に気を使わなければならないのは少し残念だ。

もっともプントエヴォのそういう挙動にはタイヤの選択も関係していると思う。こんなエントリーを冬に書いていることも実はヒントなのかもしれない。つまりはスタッドレスタイヤ、ダンロップウィンターマックス01がそういう直進を安定させない傾向のタイヤなのかもしれない、ということだ。直前のノーマルタイヤ、ブリジストン ポテンザRE050Aを履かせていた時はこんなにシビアに直進のことを考えなかったのだから。ポテンザを履いて初めて走った時「うわ!高いタイヤって素晴らしい!」と感動したが、それは旋回時のグリップ能力の高さというよりも、スパッと直進したからなのではないか、今思えば。納車時に6年オチのスタッドレスタイヤを履かせていたのだから、その落差も大きかったはずだ。買ったばかりで舞い上がっていたので気付かなかったのだろう。

「直進が神経質なの、ヤだなぁ」と気付いてしまうと気になり始めるものだが、この一事を以てプン太郎が「良くないクルマです」と言い切るつもりもない。基礎能力は高いし先述の三要素バランスがとれたクルマなのは間違いないのだが。
 

プントエヴォに限らず、アバルトのクルマはどれもこれも「走りを楽しむためのクルマ」と宣伝される。それは三要素を基準車よりも盛ることで実現しているわけだが、アバルトが公式に直進性をことさら宣伝することはない。少なくとも筆者はそういう宣材を見たことがないし、「真っすぐ走ることに感心した」という意味のインプレッション記事を読んだこともない。アバルトファナティックな人なら「旋回性さえ研ぎ澄ましていてくれれば、直進性はトレードオフでかまわない」みたいなことを言うのかもしれない。もちろん筆者だって曲がらないアバルト車なんて欲しいとは思わない。だが取り分け地方都市仙台を日常領域で走る以上、加速や旋回性能に見合った直進性は重要だ。

ひとまず結論を書こう。アバルト プントエヴォは、旋回挙動に比べて直進が鮮やかでない。安楽に良いクルマに乗りたいと考える人に勧めるには、その点でのみ躊躇がある。以上。
 

と、結論を出したところで、もう少しヘンタイ目線でもう一言。

実は加速性能に於けるターボラグも決して褒められた話ではない。プン太郎はマニュアルトランスミッションだから、まだ良い方だとは思う。多段ATやDCTものに比べると、運転手のシフト操作との関係が濃密なおかげで違和感はある程度相殺されるからだ。

筆者はプジョー 307SWで国産車とフランス車の旋回性能の基礎能力の差にがく然とし、アルファロメオ MiToで小排気量直列4気筒+ターボの加速性能にすっかり魂を奪われた人間である。だからというわけではないが、道路や交通事情から平均速度がとても低い日本国内で運転するには、ダウンサイジングターボというソリューションには一定の実利があると思う。まぁクルマのパッケージは人間の生まれ育ちのことといっしょだから、そこを謗られても困るだろうけど。ともあれ筆者はこれら神経質な直進性やターボラグと無縁と言われるフォード マスタングに非常に興味がある。
​盛りだくさんだった2018年を振り返る
| ABARTH PUNTO EVO | 16:47 | comments(15) | trackbacks(0) |

大晦日となった。年末に急に寒波が来て日に2回も雪かきする日々が続いたが、大晦日は快晴の穏やかな1日になった。

2018年、このブログの最大のトピックはアバルト プントエヴォを迎えたことだ。2017年年末にMiToの左足にダメージを与えてしまい、結局プン太郎ことプントエヴォに乗り換えたのだった。MiToを降りたことは残念だったが、プン太郎との日々は超ゴキゲンなので差し引きゼロ…というか、アバルトチューンのクルマに毎日乗っていることを考えれば、プラスであると言わざるを得ない。
 


2018年1月26日/24,828km


 


オフ会、メインテナンス、ツーリングの記録は改めて振り返りエントリーを上げるが、概観を述べるとすれば、とても充実した1年だった。大晦日、あまりにも天気が良かったので午後から走り納めと称して海辺方面へ走りに行ってきた。さすがに大晦日の午後ともなれば大方の人は不要不急のお出かけは控えるらしく、仙台市泉区のはずれから多賀城まで40分くらいで到着できてしまったのには驚いた。そんな道路状況の中を流れに乗って走っているだけで、しみじみとプン太郎の挙動は素晴らしい。来年はどこに行けるだろうか。ただただ期待しかない。
 


荒浜へ


大晦日に少し走り足して年内の総走行距離は46,975kmだった。2018年1月26日に納車された際は24,828kmだったので、年内走行距離は22,147kmとなった(MiToでの1月の26日間の走行距離1,182kmを足せば筆者個人の走行距離は23,329km)。来年もよろしく頼むぜプン太郎。
 


当ブログ読者のみなさま、オフ会でお会いできた方々、今年もありがとうございました。どうぞ良いお正月をお迎えください。
 

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プン太郎定期レポート#3_2018年12月
| ABARTH PUNTO EVO | 20:21 | comments(4) | trackbacks(0) |
2018年最後の定期レポートをお送りする。
 

●現在の走行距離
2018年12月24日現在46,747km。

●アイドリングストップとオーディオ再起動の関係
先月のレポートで、アイドリングストップからの再始動時にオーディオの電源が落ちてしまうことを愚痴った。12月9日-17日に渡る24ヶ月法定点検時にバッテリーを交換してこの話は終るのかと思っていたが、事実は逆で、むしろ悪化した。これまでは事象が発生したりしなかったりだったものが、必ず発生するようになってしまった!もうこうなったらアイドリングストップ機能は常にOFFっておくしかない。

●右フロント足周りのその後
2018年9月に右フロントダンパーの受け(底面)側を強打してしまい、取り付けが狂ってしまった…と思われる。たまたま真正面からプン太郎を撮影したところ「こんなにネガキャン付いてたっけ??」な画像が撮れ、12月に入ってからのスタッドレスタイヤへの交換時に右フロントタイヤの著しい片減りという状況証拠を得たにすぎない。そう、つまり筆者に感知できる程の動作異常がなかったのだ。車検時にこのことを重点的に診てもらったところ、確かにアライメントとトー角は狂っていたという。現在はそのふたつを調整してもらい、やはり何も異常は感知できない。もしこれ以上の補正が必要になっても、イデアルさんはシャシー屋さんに外注するとのことだから、ひとまず現状で乗って、折々にタイヤの片減りのチェックで対応するしかないと思っている。
 

夏の間装着していたシートベルトパッドを外した。さすがにもう襟の付いていない服は着ないだろう。SPARCOロゴの付いた汎用品を付けていた。汎用品だけあってパッドの全長が少し長すぎる。装着時は素晴らしいのだが、降りてシートベルトが巻き取られた状態になるとパッドが邪魔で最後の10数センチ分を巻き込めず、だらーんとだらしなくぶら下がっていた。冬はヘンタイにとってツマラナイ季節だが、シートベルトがススッと巻き込まれるのは気持ちが良い。
 

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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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