「クルマで行きますOFF会#17〜宮城・山形横断特急〜」が無事終了した。晴天に恵まれ、結果的には13台16名にご参加いただくことになった。これは個人の零細ブログ主催のOFF会としては大盛況だと思っている。ご参加各位に感謝申し上げる。
クルマで行きますOFF会#17〜宮城・山形横断特急〜
2018年10月28日(日)
集合時間:8:00
出発時間:8:30
解散時間:16:30(予定)
参加費:無料
※荒天中止
<集合・参加メンバー>
集合は8時だったが主催者の自覚を以て7時40分頃に到着。だーれも来ていな…ん?あのエーゲブルーのプジョー 307SWは…??この時は車内で爆睡されていたが、一番乗りは神奈川からのえすぷれそさんだった!やがてしげさんとゆきのってぃさんが到着。以後続々と参加者が到着。
釜房湖畔は素晴らしい天気
えすぷれそさん:プジョー 307SW
神奈川から奇跡の初参加。美麗な写真満載のブログは必見。307SW仲間として勝手にフォローしていたのだが、聞けば筆者の307SW記事(実は307SWに特化したサイトを開設している。放置しているけど)を読んで購入に踏み切ったらしい。もうひとりやはり神奈川で乗り換えたい車種がないとて307SWに乗り続けるオーナーさんがいる。307SW恐るべし。
しげさんとゆきのってぃさん:フィアット 500TwinAir
当ブログ公認晴れ男しげさんは博識の人。特に欧州のクルマ事情は立板に水。MAZDAクレイジーでアテンザ乗り。じゃあなんでTwinAir?これは奥様の通勤用グルマなのだった。アテンザと500の8輪体制って理想的じゃないか?ええ?おい。ゆきのってぃさんはご令嬢。聞けば小学3年生という。時の流れの速さに翻弄されるばかりなり。
Queiko姐さん:アルファロメオ ジュリエッタ
筆者のご近所さん。クルマではなく人物が「羊の皮をかぶった狼」。詳細は終章で述べる。
あお師匠:プジョー 208GTi
筆者のイタフラ車道のお師匠さんにして当ブログ公認晴れ男。ブログ主催のOFF会開催をそそのかした張本人。この日は種々の予定をやりくりしてご参加いただいた。208GTiの他にアルファロメオ 147 2.0TSを所有。豊富な経験をもとにヒトクセもフタクセもある車種を理知的に管理する達人。
alfa_manbowさん:アルファロメオ 156 2.5V6 24V
今回OFFの参謀。数ヶ月前からコース展開について筆者の相談に乗ってくださった。それだけではなく下見もしてくださっている。ありがたや。そして今回の参加車種156は核爆弾。この日がお披露目となった。だが核爆弾だけでは済まなかったのだ…。
Fさん:アルファロメオ 155 TS2.0 ファイナルエディション
alfa_manbowさんのお友達で運転手として駆り出されたという。なぜならFさんがドライブするこの155、これもmanbowさんのものなのだった(譲渡証まで搭載されていた。しかしFさんの愛車ななんなのだろう…)。こうなるともはや核爆弾をしのぐ中性子爆弾レベルのネタ投下である。なんでもFさんの甥っ子さんが所有していた155で、知人価格=格安で譲ってもらうことになったのだという。この2台、本気でうらやましい。
denzouさん:アバルト 124Spider
いつしか本ブログOFF会の顔になりつつある。渋い仕様のフィアット 500を駆っていたのだが、いつの間にか124に。魔改造のS2000を駆るご友人たちと蔵王エコーラインのアスファルトを削っているらしい。
A.Sudさん:ルノー ルーテシア
2016年夏に七ヶ宿で運命の出会い。DCT物件ではなくわざわざ下位グレードの5MTをチョイスする通人。エンジンについてなら永遠にしゃべり続けられる。機械全般に詳しい。筆者にオーディオの諸知識を与えてくださる。
marutaさん:アルファロメオ 159SW
毎度予告無しで当日登場されるmarutaさん from 新庄。今回も当日颯爽と現れた。ええ、ええ。きっとご参加くださると思ってました(笑)。昨年156SWから159SWにお乗り換え。実は山口百恵が歌っていた真っ赤なクルマも所有するエンスージアスト。
little red sherbetさん:プジョー 208XY
ごく短い期間だけ販売されたXYという渋い仕様に乗るlrsさんは from 茨城県!208GTiとXYが並ぶ絵面など、フレンチブルーミーティングくらい大規模な集会じゃないと実現しないのではないか。クルマ遍歴を伺うと立派なヘンタイであることがわかる(ここには書かないけど)。道中のすばらしい画像を頂戴したので掲載させていただく。贅沢な話だ。
これに筆者のプン太郎を加えて総勢11台12名。ブリーフィング(という名の自己紹介)を行い時間通りにみちのく公園を出発した。
<みちのく公園から瓜割石庭公園まで>
時折隊列を分断されつつ前半の目玉ルート「広域農道コスモスライン」を堪能。307SWのえすぷれそさんにはちとペースが速かったかもしれない。しかしみんなでコスモスラインを走るというこの状況こそ今回のOFF会開催の最大のモチベーション。本懐を遂げられて筆者は満足である。その後七ヶ宿町内で調整して無事11台隊列を形成できたのだが、1点不満なことがあるとすれば、先導する筆者には隊列の全容が見えないということだ。つまらないねぇ(笑)。思ったよりも早いペースで最初の休憩地点「瓜割石庭公園」に無事到着。駐車スペースですべての参加者が停車するのを待っていると(11台もいるとけっこう時間がかかる)、下品な野太いエグゾーストノイズの白いアルファロメオ MiToが現れた。なんとじゃるさんである。これで合計12台13名。
<瓜割石庭公園>
この公園が面するブドウマツタケラインは何度も走ったことがあるし、なんならalfa_manbowさんとじゃるさんと3人でMiTo乗り比べをしてこの前を何度も走り抜けたのだが、存在にはまったく気がつかなかった。確かに奥まってはいる。実際に足を踏み込んでみると、断崖絶壁が幾筋も立ち上がる威容に圧倒される。
天気は快晴だが暑くも寒くもない。駐車場で三々五々トークを繰り広げる。この時間も本当に楽しい。筆者としてはえすぷれそさんの307SWがひたすら懐かしい。実は集合場所で「どうぞ運転してみてください」とえすぷれそさんに優しいお言葉をかけていただき、欣喜雀躍してパーキング内をぐるっと一周させていただいた。筆者の記憶にある307SWは「旋回挙動はシェアだが加速は鈍重」だったのだが、久しぶりに動かしてみるとこれが良い意味で裏切られ、ローギアードのAL4がそれなりの加速動作を作っているように思えた。「もっとキビキビ走る小さなクルマが欲しい」とMiToに乗り換えたくせに、こうなると良い思い出しか浮かんでこないものだ(笑)。瓜割石庭公園の駐車場ではリアゲートを開けてベンチのように腰掛けてゴキゲン。えすぷれそさんもオススメの307SWユーティリティのひとつである。「こういう運転していてどこにも癪に障らない蒸留水のようなクルマもいいなぁ」などと脳内よだれが…。「別れた女には会わない方がいい」と言う。以前所有していたクルマをもう一度所有しても当時の情熱は取り戻せないという例え話だ。だが307SWならもう一度所有してもいいと本気で思う。でもその時は後期モデルにするだろう(爆笑)。だって初期型、くだらないトラブルの宝庫なんだもの。いや、だからこそ中古車市場では安値か…??悩むぜ…。←アホ
©little red sherbetさん
©little red sherbetさん
©little red sherbetさん
なんとS店長から電話が…!
スタッドレスタイヤ、おいくらになります?
©little red sherbetさん
307SWのリアゲートに座ると和むんです。
ゆきのってぃさんと
<瓜割石庭公園から道の駅いいでまで>
このまま根を張ってしゃべり続けてしまいそうなので、少し早めだったが昼食休憩をとる「道の駅いいで」へ出発することにした。ここからは先導はalfa_manbowさんに交替だ。早速ルート会議。というのも道の駅いいでにはR113をひたすらまっすぐ行けば恙なく到着するのだが、もちろんそれでは面白くない。ここ高畠はmanbowさんおお膝元。当然ヘンな県道三昧コースも検討されていた。どうする?R113チームとヘンなコースチームに分かれる??「manbowさん先導のヘンなコースで行きたいひとー?」と挙手を求めたら全員がヘンなコースを希望。決を採った筆者がアホだった。徹底的に宮城・山形の野山を駆け巡ることに決定。
しかしここでじゃるさんが離脱。最近は南国の島と東北の二重生活を送られており、この日も午後から機上の人になるので離脱はやむを得ない。あがっていたバッテリーを復活させてまで駆けつけてくださった(だから遅刻した)じゃるさんだが参加は実質1時間弱(笑)。古参コメンテーターの意地を見る思いである。ありがたや。
じゃるさんを見送って出発。この高畠から道の駅いいでまでの県道三昧コースがこれまた素敵だった。ログを録っておいた。
このコースも復習必須だ。K102、K8、K250を美麗眺望とともに駆け抜けるナイス県道。
<道の駅いいで>
到着した道の駅いいでは大混雑。地場産の野菜やくだものが大売り出し中。食べ物もたくさんある。かなり大きな道の駅だ。昼食は各自自由に…というプランだったが、alfa_manbowさんとFさんは事前にこの近所のイタリア料理店を下見してくださっていた。飲食店が混み合う休日であることを鑑み、こちらに行きたい人はえすぷれそさん運転の307SW1台で別行動と相成った。筆者はmarutaさん、little red sherberさん、A.Sudさんと4人で道の駅グルメと洒落込んだ。
めざみセット 1,080円
ざるそばと山形芋煮のセット
個人的にグッと来るツーショット
実は筆者のこの日の朝食も芋煮だったのだが、山形のしょうゆベースの芋煮も筆者は大好きだ。A.Sudさんの武勇伝を拝聴しつつ完食。もちろんそばと芋煮なんて軽めのメニューにしたのには理由がある。レストランを出て屋台メニューを堪能。飯豊町は牛肉の産地らしく、牛肉メニューが多い印象。牛肉サンドや焼き芋を堪能。なんと焼き芋屋さん「
ムーラン」は七ケ宿町から出張販売に来ているのだった。少しおしゃべり。芋、とてもおいしかった。
<置賜広域農道>
関東圏から参加のlittle red sherbetさんとえすぷれそさんとはここでお別れ。5-6時間の道のりだろう。ご無事を祈らずにいられない。一方我々は後半のメインステージ置賜広域農道を目指す。この農道を北上するのは初めての体験なのだが、わずかに西に傾いた太陽が紅葉に染まった連峰を照らし、その山々目がけて爆走する参加者の隊列。筆者はこの区間は最後尾を務めており、フロントガラス越しのこの美しい風景に口あんぐり。
多少バンピーな箇所もあるにはあったが置賜広域農道を無事走破、R287をわずかな区間走りあゆ茶屋へ到着。
やな場、というらしい
<道の駅白鷹ヤナ公園あゆ茶屋>
その名のとおり鮎料理がずらり。しかし筆者は満腹につきソフトクリーム。
バニラとマロンのミックス 300円
ここでしげさんとゆきのってぃさんが離脱。ご家族を半分残して来ているので仕方なし。そして雨がパラついてきた。これから向かう寒河江方面の空には禍々しい色の厚い雲が広がる。denzouさんが止むなく124Spiderの幌をかける。最後の最後に雨なのだろうか…。
行く手には不穏な雲が…
<道の駅寒河江チェリーランド>
とうとう道の駅さがえチェリーランドに到着。いやー、着いたね!走った走った。空は暗くなってきたがかろうじて西の空から夕陽が差し込む。さてあとは解散するだけ…というタイミングに白いアルファロメオ MiToが滑り込んできた。なんと5月のOFF会に初参加してくださったIさんと奥様とご子息である!午前中に仕事をやっつけて午後から参戦すべく、あゆ茶屋でも時間を前倒しで出発してしまった我々を追いかけてくださっていたらしい。「やっぱ、時間発表してるんだから、ちゃんとそれを守らなきゃダメよ」と誰かが言う。ごもっとも。Iさんには悪いことをしてしまった。IさんのMiToは大バカ野郎に右リアをがっつりぶつけられてしまい、大手術の末復活したばかりとのこと。災難でしたなぁ…。
道の駅いいででマツタケを購入したmarutaさんが「早くビール呑みたい」と我慢できなくなり離脱。ここに於て今回のOFF会は幕を閉じることと相成った。最後の最後にIさん一家の参加で参加者は全13台16名となった。どうも、だいたいこんな台数/人数になるようだ。くり返しになるが個人の零細ブログのOFF会としては上々の出来だと思う。幸い事故けが人病人も出なかった。晩秋の1日としてはけっこう充実していたのではないかと自負している。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。次回は2019年5月のおしゃべりOFF会の予定だ。
<おまけ・帰路>
ということでOFF会のレポートは終わるのだが問題は帰路にあった。寒河江から仙台への最短下道としての選択肢はR48しかない。この帰り道は終始Queiko姐さんとのランデブーだったのだが、自宅方面へのショートカットとして熊ケ根・大倉から根白石へ抜けるワインディングロードへ舵を切ったのが大問題だったのだ!街灯とてない漆黒のワインディングロードを、振り切ろう振り切ろうとしても姐さんは完全にテールトゥノーズで追い立てる。マジかよ…。グリップの甘くなったポテンザに落ち葉や荒れた舗装のあの道は酷過ぎる。いや、すんません。タイヤのせいでも道路のせいでもありまっせん!みんな自分の腕が未熟なせいでありますっ!翌日某SNSに「運転巧くなったね!豆腐を運んで練習したのかな?」という超絶余裕のコメントを頂戴しました。精進します。みんな!Queiko姐さんを振りきろうなんて思っちゃダメだぜ!!
寒河江市内から…
山形空港の脇を通り抜け…
約11時間/270km