クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
プントエヴォで行く!岩手千廐・厳美渓
| その他のツーリング・夜活など | 20:38 | comments(9) |
<前口上>
宮城県北の県道ばかりを走って、岩手県一関市・千厩町と厳美渓を目的地にしたひとりツーリングを実施した。言うまでもなくコロナウィルス感染対策の緊急事態宣言が、大都市に発令されている最中のことである。様々に考えた結果、ひとりでクルマを運転して行くだけで「3密」な状況にならないこと、一部の買い物(コンビニ)以外に他人と接触しないことなどを考慮し実行に移した。同時に病気療養中であるところの筆者としては、音楽を除けばプン太郎の運転こそ心身の「心」に非常に有効な治療であることもまた事実なのだ。

<宮城県県北の県道を北上>
自宅を朝8時に出発。R457を北上し富谷市、大郷町などを経由して美里町、小牛田へ抜ける。これはいつも伊豆沼へ行く行程と同一で珍しいものではない。今回前半行程で重要だったのは、大崎市田尻で合流するK15を東方面へ走ることである。K237、K21へ分岐して再びK15に合流、最初のチェックポイントは登米市登米町(とめしとよまちょう)である。
 

仙台市の北のはずれ、
JA仙台根白石カントリーエレベーター



久しぶりの
大和町の定点観測地点。
春の色ですなぁ



鳴瀬川の上から
栗駒山をのぞむ。
今回の道中、
ずぅっと栗駒山は美しかった



登米市立米山東小学校前の桜が
あまりにも見事で…

このK15-K237-K21-K15を東進するのはおそらく初めて。田んぼの真ん中をマイペースで爆走できる超絶愉快痛快な道である。平野部の桜が7分から満開まで様々なバリエーションを見せてくれる。山の色もすっかり春の色だ。2020年の3月は散々だった。春への移行期間の微妙な色合いの変化を見損ねた…。ちなみにこの日はkikuchiさんもK237付近のとある桜スポットにお出かけだったそう。風流ですなぁ。

登米町内を無事に抜け、R342でを北上川沿いを北上し、登米市東和町へ。これまた美麗田舎道K202を走り継ぎR346に乗るやいなや「道の駅林林館」を通り過ぎる。そのまま旧道の雰囲気を色濃く残す米川町内でR456へ。あとは千厩町まで1本道である。
 

北上川沿いのR342、
目の前にE45三陸自動車道



R456、宮城と岩手の県境にある
宮城県迫土木事務所
米川雨量観測所

<藤沢町・千厩町>
R456の宮城県側は一部ワインディング部分もあるにはある峠道なのだが、岩手県側へ抜けるととたんに人里ムードが満ちてくる。こちらも昭和ムード満載の藤沢町を通り抜け、ゆるいダウンヒルコースを一関市千厩町へ。

千厩町の真の魅力は、R284から1本北に入ったR456沿いにこそある。昭和と平成が程よくミックスされたモダン田舎町。一関市内と気仙沼を結ぶR284で走り抜けるだけでは中々気付けない。筆者は2017年7月に仙人峠(と勘違いしたK167)走破を目指した時に入り込み、以来、すっかり虜になってしまった。本当ならクルマをどこかに停めて、自分の足でうろうろ歩いてみたいと常々思っている。
 

セブンイレブン一関千厩構井田店

第2のチェックポイント千廐で11時。食事するにも早い。そこでR456をそのまま北上。大東町摺沢の分岐点でK19に乗り西進。このK19は初踏破だが趣深い道だった。週末だったからか交通量はそれなりにあったのだが…。そう、岩手県、コロナ?あ、そのビール、大好きですよ!とでも言わんばかりの「平静っぷり」である。とにかく人出が多いのだ。初めて走ったのだから交通量の多少は正確にはわからない。が、ロードサイド店の駐車場など大盛況で、明らかに緊急事態宣言とは別次元のように見える。さすが日本で唯一の感染者ゼロ県である(実施日当時)。
 

K19その1


K19その2
猊鼻渓の近く

<一関市内から厳美渓へ>
ひょっとしたらR284よりも素敵ロードなのでは疑惑のK19をなんの疑いもなくまっすぐ進めば、一関市内、それも繁華街付近に出る。昨年までに様々な用事で走ったチェックポイントが断片的に次々現れる感じ。「あ、あれはここだったのか!」という、ひとりツーリングあるある。で、一関市内もやっぱり混んでいる。東北の大動脈、R4の交差点など1回の青信号で渡れなかったほどだ。ナイスハンバーグと焼き肉の店「ミートレストラン格之進」を横目で見つつ、さらに西へ。最後のチェックポイントとした厳美渓へ向かう。
 

一関市内、
岩手県立磐井病院の近くから
栗駒山をのぞむ



一関市街地を走り抜け
厳美渓を目指す

<厳美渓>
厳美渓わきの「道の駅厳美渓 もちと湯の郷」を今回のゴールに設定。隣接する一関市博物館前の駐車場は閑散としているが、道の駅側は駐車場もトイレもレストランも大繁盛である。いや、ホントにここは日本か?って感じ。しかもフェラーリ 360モデナ(たぶん)の赤・白2台のプチオフに遭遇。筆者の到着と彼らの出発が同時だった。一般人は眉をひそめる大音量、ヘンタイはマフラーなど社外品かどうか分析せずにいられない音質で旅立っていった。盛岡ナンバー。けっこうですな。
 



筆者は2月の発病以来、ナチスもかくやの厳しい食事制限が布かれており、適当な飲食店でそばだのカツ丼だのを食べることができない。故に持参。
 

そしてこんなサンドウィッチひとつで満腹になってしまう。acatsuki-studioをリアルで知るみなさん、もはや筆者は昨年までの筆者とは別人である。しかし食べたら眠くなるのはこれまでどおり。プン太郎の後部座席でサンドウィッチを頬張ったあとは、うとうと。

<帰路はK240・R457へ>
さて問題は帰路だ。体力万全でない現在、ベストは一関ICからE4東北自動車道へ乗り最短時間で帰宅すること。しかし。厳美渓は山沿い県道三昧コースの中間地点にあたる。K240も良いし、R342を山方面を走りお馴染K49を南下するという手もある。そのどちらもR457へ合流するが、その先も細倉鉱山方面から岩出山へ抜けるライトワインディングなど、おいしい区間がいくつもある。脳内シミュレーションを重ね、自身の体調と相談した結果、K240-R457、若柳金成ICからE4に乗ることとした。


K240


R457の定点観測地点


E4東北自動車道上り線

大和ICでE4を降り、朝走った道を自宅まで戻る。
 



7時間/270km

ということで無事に帰着できた。退院以来300km近い距離を走るのは初めてだが、やってやれないことはないという実感を得た。ご時世的にひょいひょい走りに行けないのが残念だ。ともあれ、本ツーリングを以て当ブログは2020年のツーリングシーズン開幕を宣言する。ずいぶん遅くなってしまった。今年は岩手県探訪イヤーと決めており、本件はその第1段であるが、さてこの先どうなるか…。
 

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プントエヴォで行く!ヘンタイ諸氏が気仙沼・大島を訪れねばならない理由を説明します
| その他のツーリング・夜活など | 18:44 | comments(7) |

再び宮城県北へプン太郎を駆り出した。今回の目的地は岩手県との県境、唐桑半島と、とうとう橋がかかって往復しやすくなった大島、どちらも気仙沼市である。帰路はやっぱり県道三昧。岩手県一関市も含めてクネクネ走破する予定。冬の定番コースゆえ変わり映えのしない冬期海沿いツーリングレポートになるかと思われた今回の唐桑・大島行、予想だにしなかった驚愕の出会いが待っていたのだった。

仙台市北部からいくつかの市町村を経由して、鳴瀬奥松島ICからE45三陸自動車道へ乗るところまでは、先日の牡鹿半島ツーリングの往路そのまま。今回はさらにE45を進み、気仙沼中央ICで市内へ降りる。降りるとR45なのだが、ICから気仙沼市街地への区間の渋滞が慢性化していて特に酷い。ここはなるべく早くその先へ結線していただきたいと切に願うもの也。
 






今回の順路は海側から内陸へ。つまり唐桑半島→大島→内陸県道という計画。道路で言えばK239で東側から唐桑半島を南下し、K26で気仙沼市街地へ戻ってくる算段。渋滞の車列の中で経路を組み立てる。R45で東進すれば道路1本でわかりやすいが、一刻も早く渋滞から離脱したくて、市街地を横切り気仙沼港を経由することにした。東日本大震災からこっち、気仙沼市街地は常に復興工事中で訪れるたびに道路事情や景色が変わる。年に1-2度しか訪れない筆者など、市内走行は常に半信半疑である。なんとかR45へ乗りなおし、無事K239へ。
 






唐桑半島の南端・御崎観光港へ到着して自宅からちょうど3時間ジャスト。散歩だろうか、近所に住まわれていると思しきおじいさんが数名いる他は無人。風が冷たい。プン太郎の記念写真を撮る。背景にはこれから向かう大島が写る。
 






フォトセッション(笑)を堪能し、次は大橋を渡って大島へ。大橋に至るK216周辺も工事による規制が多発している。K216にさえ乗れば、あとは大橋を渡って大島まで一直線である。
 


K26。
いつもの冬なら
積雪で走れない



前回の大島行は、橋ができることによって廃止が決まっていたフェリーに乗ることが最大の目的で、しかも初上陸だった。フェリーののんびりさも素敵だったが、大橋を実際に渡ってみると、そのあっけなさに驚く。島内の交通量も増えたような…。ともあれまず昼ご飯。今回はそれなりに島内の様子もわかっていることが強みである。先日も立ち寄った「食事処はま家(気仙沼市長崎147-1)」へ。海鮮丼1,650円にチャレンジ。
 




マグロがとても濃厚だった。あと付け合わせの漬物もひとつひとつがおいしい。全体的にどすんと腹にたまる系の海鮮丼という印象。筆者とここんちの親方とは刺し身ネタの仕入れの好みが合っているのかもしれない。

はま家を辞して島の南端・龍舞崎へ。意外や駐車場には5-6台の自動車が停まっており、しかも昼休憩中の営業車じゃなくて、真性の観光客のようだ。見ていると遊歩道のような険しい道へ皆向かっている。前回は駐車場から太平洋の写真を撮って満足してしまったが、釣られて筆者も歩いてみることにした。足元がぬかるんでいる個所があったが、お社があったり灯台があったりで退屈しない。太平洋や気仙沼の街が常に左右に見えており、島にいることを実感する。
 












駐車場へ戻り、今度は島の北端、亀山という島内唯一の山へ向かう。山腹からさっきまでいた御崎観光港を激写!自分が立っていた場所を別の遠くの場所から見る感慨というものがあると思う。それを画像に残せて大満足である。
 




自宅に戻ってから意気揚々とMacの画面で画像を確認してみたら、これ、御崎観光港じゃないじゃーーーん!現場では勘違いに気付かなかった…。改めてGoogleMapで位置関係を確かめてみると、そもそも亀山山腹からは御崎観光港は視界に入らないようだ。がげーん。今回は素通りした小野浜海水浴場あたりなら見えそうだ。次回こそ!
 


最後に島内の商業施設へ立ち寄る。「野土海」と書いて「のどか」と読む。きっと「南三陸さんさん商店街」のような、飲食店と物産店が混在している施設のようだ。プン太郎を駐車場へ停めた筆者は、しかし驚愕の出会いが待っていることを知る由もなかった…。

クルマ好きの常として、出先の駐車場へ自分のクルマを停めると、周囲に同類がいないか探してしまう。この日は斜め前にアバルト 595が停まっていた。脇を通り過ぎる時、自然と中をちょっと覗き込んだりして。ハンドル位置の左右とか、595ならMTかデュアロジックか、などはつい確認してしまう(笑)。だが今は595よりも家族へのお土産である。店舗案内の看板をざっと見ると、どうも飲食店がメインで海産物を扱っているお店は1軒しかないようだ。その「魚研」さんの店先へ歩を進めた時に事件が起こった。

そのお店のおかみさんが筆者に声をかけてきた。当然である。いらっしゃいませどうぞーというやつだ。しかしおかみさんの口から出てきた言葉は、ナナメ上…どころか、はるかに次元を超える一言だった。


あのー、プントで来た方ですよね?


意外な人から意外な名前が出てきてメダパニ(混乱した、という意味です)!

「ええそうです(驚愕)!ま、あれはプントエヴォですけど(どうでもいいプライド)」
「アバルトですよね」
「え…はい…(うろたえている)」
「実はうちも…」

と言って指さしたのは、今コクピットを覗き込んだ595だった。595で通勤する魚屋さん!!
 


そこから果てしなく話が弾んでしまい、おかみさんはプン太郎の外観をなめ回すように観察、あまりの熱心さに運転席に座ってもらったりした。ひとしきりアバルトの話で盛り上がったが、とにかく家族にお土産を買わねばならない。魚研店内を物色していたら、ふたたびおかみさんが

「あのー、まだお時間ありますか?ウチの主人もサソリの毒にやられてるんで、ぜひプント見せたいんですー

もうどうにでもしてちょーだい(笑)。ご自宅(本社?)にいたご主人がおかみさんの電話で緊急招集され、数分のうちに軽トラックで登場。「やぁやぁ」というか、「初めまして」みたいなヘンなあいさつを経て、やっぱりご主人もプン太郎をガン見(笑)。またもやクルマ談義。

「お時間大丈夫でしたら、コーヒーでも飲みませんか?

すっかりオフ会状態である。こうなりゃとことんお話を聴きたい。魚研の隣にあるカフェに入店。ご夫妻とココアをいただきながらさらにクルマ談義。595をどこで買ったのか念のため訊いたら、案の定(株)イデアルさん(笑)。残念ながら担当の方を筆者は存じ上げなかったが、そもそも素の500を買いに行ったのにいつの間にか595を買うことになっていたという。相変わらず巧みなセールストークである。カフェのオーナーさんも巻き込んで、小1時間も話し込んでしまった。
 


そのようにしてお話を聴くにつけ筆者は理解した。つまり魚研ご夫妻はアバルトクレイジーでありつつ、もはや更生不可能な域に達してしまったヘンタイたちであった。以上のことから、全国のアバルトオーナー諸氏は気仙沼・大島を訪れた際は、必ず魚研に立ち寄る必要がある。ご夫妻が喜びます。購入したお土産(貝や魚の切り身)も家族に大好評であった。
 


魚研ご夫妻


魚研さんと大島に別れを告げ、今度は内陸を目指す。気仙沼と一関を結ぶR284の途中から南下して宮城県登米市を目指す。いくつかある選択肢のうちK18はすでに自家薬籠中のものとした。今回はK18ではなく、もっと手前、前木簡易郵便局から南下する市道?農道?を初走破である。案の定こっちも素晴らしい田舎道だった。普通この時期なら積雪通行止めになっていても不思議ではないエリアだったが、今年に限り暖冬が良い方に作用してくれた。西日を浴びた冬枯れの田んぼが美しい。
 


R284






この素敵な道路はK18に合流する。さらにK218・一関市藤沢町とK295を経て最終的には登米市内のR346に合流。途中ほろわ湖(金越沢ダム)に立ち寄る。藤沢町保呂羽という地名であり、ほろわ神社まである。
 


無事登米市東和町へ入り、「道の駅林林館」でトイレ休憩。
 


すっかり夕暮れだ。夜に息子と約束があったので、宮城県側の県道ふらふらツアーはあきらめて、登米ICから再びE45へ。鳴瀬奥松島ICを降り、往路を逆戻りして帰宅。
 






10時間/356km


今回の魚研事案で考えた。持ち主の趣味趣向を天下に向けて発信してしまうツールは多々あるが、クルマという工業製品は特にその傾向が強い。加えてアバルトなどという、基本的に日本国内ではマイノリティであるブランドは、クルマヘンタイの臭覚に引っかかりやすい。そしてそういうヘンタイや廃人(ヘンタイの症状がさらに進行してしまった人々)は、様々なところに潜んでいるのだ。あなたの595や124スパイダーも、いつどこで誰に目をつけられるかわかったものではない。なにしろプントエヴォなんていう泡沫車種ですらロックオンされるのだから。しかしだからこそ、イタリア/フランス車オーナーはできるだけあちこちに走りに行った方が良い。クルマを通じた思いがけない出会いが生まれる可能性は高い。まさか大島でアバルト仲間と出会えるとは、微塵も思っていなかった。

次に大島を訪れる時は、魚研でマグロ丼をいただこうと思う。オフ会の立ち寄り場所にするのも良い。もう一度書く。全国のアバルトオーナーをはじめとしたヘンタイ諸姉諸兄は大島訪問の際は必ず魚研に立ち寄るべし。旬の海産物を買い込むと同時に、オーナーご夫妻とクルマ談義をするべし

楽しいよ!
 

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プントエヴォで行く!牡鹿半島を堪能した初春
| その他のツーリング・夜活など | 07:01 | comments(2) |

宮城県の2大半島のうちのひとつ、牡鹿半島を走破してきた。毎年1月2日の定番ツーリングコースだったのだが、既報のとおり2020年は新規開拓の精神で福島県・猪苗代湖に行ってきてしまった。牡鹿半島の現在(と書いて"いま"と読む)をレポートする。


少なくとも往路に目新しいトピックはない。仙台市北部の自宅を9時に出発し、大和町・大衡村・東松島市などを経由し奥松島鳴瀬ICよりE45三陸自動車道へ乗る。

 


暖冬で正面スキー場の営業を
心配していたが、
なんとか積もりましたね



石巻女川ICで降り、R398で石巻市内を女川方面へ。すぐに左に折れれば定点観測地点の真野地区である。

 




上品山に風力発電装置が増設されている以外はいつもの真野地区であった。ビューティフル。R398へ戻りシーパルピア女川を目指す。まずは腹ごしらえである。

 




味の館金華楼
(宮城県牡鹿郡女川町女川浜字女川292-4 SG-7街区キΣ菽蓮砲
海鮮ラーメン1,080円

 

ここ金華楼は2017年の正月に立ち寄った。3年ぶりだがあの時と同じ海鮮ラーメンをオーダー。初めてのメニューにチャレンジすべきだった。次回は心の声に素直になろうと思う。退店してプン太郎を停めなおし、シーパルピア女川内のマザーポートコーヒーへ。午後の眠気を防ぐためにおいしいコーヒーをいただく。たまたま定休日のお店が多く、場内は閑散。コーヒーを飲んだあとは蒲鉾本舗高政に立ち寄り、練り物製品をお土産に購入。











目の前を横切ったプジョー 3008(初代)…
ん…??
おお!復興支援車両!!


第十二稲荷丸はいませんでした


さぁここからが本番である。女川港を経由して牡鹿半島を時計回りに爆走…しようとしたのだが、「通行止め」の看板が目の端に入った。同時にその看板には迂回路云々みたいなことも書いてあったようだ。通行止めポイントまで行けば迂回路があるかも…と、相変わらず自分に都合の良い解釈だけしてプン太郎を進める。

 


徹底した暖冬に加え海沿いの土地でもあるので、雪や凍結の心配はゼロ。ただし直前に雨が降ったようで路面はウェット。加えて新たなバイパス道路工事が行われており、常にうっすらと泥が敷かれているような路面状況。この冬から新たに12mmのホイールスペーサーを咬ませたフロントタイヤが、左右のドアに盛大に泥をはね上げる!OH!NO!!





自分に都合の良い解釈は通用せず、途中の高白浜地区で告知看板どおりに災害通行止め。道路崩落だという。工事関係者の方が通行止め看板の前に立っていたので迂回路を訊いてみたが、素気なく「ないっすね。コバルトラインまで戻らないと」。高白浜地区で数枚の画像を撮影してすごすご戻る。大丈夫。まだ傷は浅い。
 


改めてコバルトラインに乗る。牡鹿半島を地図で確認していただければすぐにわかるが、半島南端まで向かうコースは3つしかない。
 


GoogleMapよりキャプチャー


ひとつは今回通行止めを喰らった、女川港側から東岸を走るK41。もうひとつは西岸のK2。道沿いの集落規模が大きいからか交通量も多い。で、3つ目がそれらの真ん中、牡鹿半島の背骨をひたすら走り抜ける観光道路・コバルトラインだ。現在は単なるK220だが、かつては有料道路だった。適度なワインディングだから走れば楽しいし、時間的効率も一番良い。しかし半島の背骨ということはつまり山であり、特に東岸のK41と比べると、浜の景色どころか、海も時々しか見えなくて筆者にはそこが物足りないが、今回は止む無し。しかもK41災害通行止めの影響だろう、宅配業者のトラックやタクシーなど、ごく日常で見かける車種が安全なペースで走っている。そこで早々にコバルトラインを降り、半島西側の大原浜へ抜ける。あとはペースの遅いK2でひたすら南下するだけなので、敢えてペースを落として周囲の景色を楽しみながらのんびり走ることにする。その大原浜にモニュメントや公共の建物が見えたので、プン太郎を停めてみた。
 


牡鹿半島を走ってみれば誰でもわかるが、東日本大震災からの復興工事はまだ終っていない。2019年正月に走った時と、工事の進捗状況は大差ないように見える。いやそれどころか規制通行個所は増えたようにすら思う。加えて近年の大規模自然災害だ。日本政府が今やらねばならない喫緊の課題は多いが、体育祭でないことは確かだ。
 

プン太郎を停めた場所は、慰霊碑の広場だった。宮城県の海沿いの土地で何か新しい建造物ができると、大抵は慰霊関係である。切ないことだ。すぐ脇には筆者の気を引く食堂もあったが休業中の看板が。
 






食堂の隣には小屋があって「おしかコミュニティ図書館」とある。

 


 

試しにドアノブに手をかけてみたら、施錠されていない。すぐ裏には石巻市立大原小学校がある立地である。生徒や地域の人に開放されているようだ。素晴らしい試みだと思う。中は居心地良さそうな…ン??

 




 

2020年を生きる小学生や中学生に「エースをねらえ!(山本鈴美香著)」が、どれほど響くか筆者には未知数だが、見どころ満載の、一時代を築いた名作である。家人などはストーリーもセリフも全部覚えてしまっており(時々突然登場人物の名ぜりふが口をついて出てくる)、実家にあるこの集英社版は愛読しすぎてカバーがボロボロになり、浅知恵からセロテープで補修したところ返ってガビガビになってしまったそうだ。こんなコージーな環境でイッキ読みできたら最高なのだが、今日の目的はツーリングである。振り切って先へ進む。
 

ほどなく南端のゴール地点「御番所公園」へ辿り着く。さすがにほとんど人がいない。

 






金華山も
もう何年も渡っていないなぁ…





気温は5度くらいあって、風もない。一応車載コートを羽織ってみたが歩き回っていればそれも必要ないかも。こんな穏やかな冬の御番所公園は久しぶり。初めてかもしれない。
 

名残惜しいが帰路に着く。まずは先ほど途中で降りてしまったコバルトラインの後半エリアを北上。牡鹿半島最大の都市・鮎川へ向かってコバルトラインを降りる。おしかのれん街の手前にヤマザキデイリーストアがあるではないか!牡鹿半島のコンビニ的店舗は小渕浜のファミリーマート牡鹿店だけだったのに…。迷わず立ち寄る。せめてお茶でも…。お茶目な落とし物案内がレジにあって、こういうのは嬉しくなる。

 


パッと見、
ドアがへこんでいるように見えますが、
泥汚れです



 

この東洋館というお店を出発し、さらに北上。ほどなく雨が降ってきた。天気予報どおりである。

 




こういう天気ではよく虹を見る。この日もはっきりくっきりと虹が出ていて、しかも筆者が爆走しているK2のすぐ脇にふもとがあった。筆者は人生に2回ほど虹のふもとに辿り着いたことがある。映画オズの魔法使いの挿入歌「Over The Rainbow」では虹の向こうに幸せがあると歌うが、筆者のスペシャルな幸せはいつ来るのだろうか。
 

そんなこんなで牡鹿半島を堪能した。上出来である。半島西の付け根に戻り、そこからどうする…?という感じ。確信のないままR398を石巻市内へ走り、再び石巻女川ICから乗る。そのまま鳴瀬奥松島ICまで戻ると本当に選択肢がなく、来た道を戻ることになりそれは美しくない。そこで閃いた。矢本ICで降り、K16で鹿島台町へ行く。鹿島台から広域農道で大衡村まで戻れる。交通量ほぼゼロの美麗農道である。気付けばあの道を鹿島台から大衡へ向かって走ったことはない。おお!ここに来て初踏破要素を見つけることができた。

 




この広域農道の後は完全に往路をなぞり帰ってきた。仕方ない。もっとも交通量の少ないベストルートなのだから。夕暮れの中帰宅し、あまりの汚れ具合に耐えられず洗車。

 






7時間/236km
 

牡鹿半島を改めて走ってみると、アップダウン込みのワインディング、港町の風情、眺めの良い公園、おいしい食事などなど、実に多くの楽しみが一度に味わえる素晴らしいツーリングポイントであることを痛感した。大勢で来るのも楽しいけど、今回の筆者のように、気が向いたらクルマを停めて、写真を撮ったりあれこれ探検してみるとさらに味わいが増すだろう。ひとりで走ることで、あるいは何度も走ることで、見えてくるものもあるのだ。
 

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プントエヴォで行く!新春の猪苗代湖
| その他のツーリング・夜活など | 15:22 | comments(5) |

毎年1月2日はロングツーリング走り初めである。2020年は福島県・猪苗代湖へ行くことにした。これまでは宮城県北の海の突端、牡鹿半島が定番だった。2019年年末に受けたある啓示により、2020年は公私共に「攻めの姿勢」を貫きたいと思っている。その一環として定番メニューの見直しを図った次第。

とは言えこの季節、積雪のことを考えると山形県や秋田県への山越えは厳しい。だからこその海沿いツーリングだったわけだが、今冬2019-2020シーズン、太平洋側仙台ではそもそも積雪らしい積雪がない。横に広い福島の、猪苗代湖周辺までなら雪の影響も最低限で安全に走れるのではないか…という楽観視を元に行き先を決めた。家人も同行し自宅を8:30に出発。2020年の本格的走り初めの意味もあるのでここはプン太郎で発進。

ルートは至って平凡。猪苗代湖まではとにかく下道を行く。仙台市から村田町、白石市へ抜けて福島県入り。伊達市桑折町を通り抜け飯坂温泉へ。そこから先が問題だ。
 


村田町内から蔵王山をのぞむ。
前日とは真逆に晴れて良く見える



伊達市国見町
道の駅 国見 あつかしの郷



あづま総合運動公園の
駐車場。
何かと利用する


これがツーリングシーズンならば、K5フルーツラインを南下し、R115で土湯峠を越え猪苗代町へ入る。が、この土湯峠はmarutaさんが2014年11月のオフ#8で、2017年4月には筆者が、雪のために臨死体験をした峠である。ミッドウィンターの今、そのリスクは最高潮と言えるだろう。しかし下界のドライっぷりが判断を鈍らせる。あまりにも快適なのだ。風は冷たいけどね。

飯坂温泉でしばしGoogleMap.appと顔を突き合わせて考えた。仮にR115土湯峠が凍結路だったとしても、途中の道の駅つちゆくらいまではなんとか行けるだろう。そこであまりにも危険だったらR459へ分岐して岳温泉、二本松、本宮まで南下し、R49で西へ進めばとにかく猪苗代湖へは行ける、だろう、多分。ということでまずは土湯峠攻略ということにした。
 


土湯峠をがんがん登る


無事猪苗代町へ


土湯温泉までは快適至極。そこから先は溶けかかった圧雪路があるにはあったが、峠頂上の土湯トンネルを抜け、少し下れば単なるウェット路面。無事に猪苗代町へ入ることができた。裏磐梯への分岐点=R459とR115の分岐点を難なく通過し、K227とK323で猪苗代湖畔の志田浜を目指す。K227は初踏破区間だが、冬ならではの美麗景色を堪能することができた。
 


まさにたった今、
山のてっぺんにだけ
雪が降ってまーす的な
幻想的な景色


で、猪苗代湖・志田浜。かろうじて晴れ間が見えるが、風がとにかく冷たい。体感はマイナス3度くらいではないか。カメラを持つ手が痛い。滞在時間はごくわずか。ちょうど12時頃である。これはもう時計回りに猪苗代湖を南下し、湖南町の「大阪屋食堂」で絶品ソースカツ丼を食べるしかない!正月二日に営業していれば、の話だが…。
 


猪苗代湖・志田浜


東岸には湖水浴場がたくさんある




大阪屋食堂
(福島県郡山市湖南町福良中町76)


大阪屋の営業開始は新年3日からだった…。まぁこの程度のリスクは織り込み済みである。やはりGoogleMap.appで調べると、同町内に2軒ほど同系統の食堂があるようだ。そのうちの1軒、「かしわや食堂(福島県郡山市湖南町三代御代1251)」が営業していた!盛大なスキール音とともに(誇張した表現です)入店。家人は味噌ラーメン、筆者はチャーシューメンと半ライスをオーダー。ある意味で理想的な町の食堂である。
 


お座敷席もあります


チャーシューメン850円
と半ライス200円


超満腹を抱えながら帰路へ。ルート組み立てを行ってはみたが、ベストは猪苗代湖西岸を経由し喜多方市から米沢市へ抜けるコース。だが雪のリスクがある上に、この帰路だけでもロング過ぎる。ベターはかしわや食堂から東進し、本宮、二本松を経て県道三昧で伊達市梁川、宮城県白石へ戻ってくるコース。同じくロング過ぎる。もはや13:30もまわり、いろいろ考えるとE4東北自動車道を利用するのが最善であろう。せめて初踏破区間を走り、本宮あたりからE4に乗ることにする。まずはK6へ乗り本宮市内を目指す。
 


湖南町を出発して
すぐのK6



K29へ


このK6が全体的に素晴らしかった。再訪決定。さらにK29などを経由し、本宮ICからE4に乗る。上り下りとも目立った混雑はなく、するすると仙台まで戻ってきた。
 




7時間半/333km


新春ロングツーリング目的地として猪苗代湖が最善かどうかは微妙だが、思った以上に猪苗代湖とその周辺の冬景色は美しかった。たまたま暖冬だったのでそんな目に遭えたのだろう。岩手県探訪の合間を縫って、K6やK24は夏にも来てみたい。まずは大勝利の1日であった。
 

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「うちのBeetleお披露目オフ in 宇都宮」参加レポート
| その他のツーリング・夜活など | 22:18 | comments(9) |


とあるOFF会に参加するために、2019年12月21日に宇都宮へ行ってきた。主催者は当ブログのコメント欄常連のProfumoさん。新しく買ったクルマのお披露目OFFである。加えて参加者の顔ぶれも筆者の行く気に火をつける。結果から言うと、9名中7名が当ブログ主催OFF会の参加者である。そんな楽しそうなOFF、行くしかない。実は前回は都合で行くことができなかったので、満を持しての初参加ということになる。

ざっくり書くと、楽しいおしゃべりと参加者の愛車を取っ換え引っ換え運転させてもらうという、楽しくて頭がマヒしてくるというヤツだった。本エントリーでは全体像を、別エントリーに試乗の感想を書こうと思う。

うちのBeetleお披露目オフ in 宇都宮
場所:道の駅 宇都宮 ろまんちっく村 第2駐車場 
日時:12月21日(土)10時くらい。11時くらいまでには来てください。
目印:ルナベージュのBeetle Type1
持ち物:自慢のクルマと元気なあなた。簡易イスをお持ちいただけると話が長くなった時にラクかもしれません。そして、寛容な心と気持ちの余裕を持ってお越しください。

【御礼&ご報告】うちのBeetleお披露目オフ in 宇都宮
ご本家・Profumo姐さんの開催レポート

集合場所はE4東北自動車道・宇都宮ICからほど近く、集合時間は10時である。筆者自宅からの所用時間は3時間30分とGoogleMapは言う。つまり自宅を6時30分に出発すれば良いのだが、サービスエリアの朝食を楽しみとする筆者でもあるので、朝6時に自宅を出発した。まだ夜明け前である。

早朝はいつもそうなのか、E4東北自動車道は交通量も少なくマイペース天国である。おかげで7時には福島県本宮市・安達太良SAに到着。あだたらスカイレストランで「朝定食」を食す。
 




朝日を浴びる安達太良山など


朝定食830円


納豆をかき混ぜる勢いが良すぎてみそ汁茶わんと接触。盛大にみそ汁をこぼしてしまった。お店の人に手数をかけるわ、ジーンズにかかったみそ汁はどんどん冷たくなるわでガン萎えなんですけど病みーマジ病みー。それでも満腹感は不幸を緩和する。すっかりリラックスして空になった食器を前に安達太良から会場までの所要時間を再計算したら1時間半と出た。到着9時はあまりにも早過ぎる。安達太良でのんびり、さらにもう1個所のPAで仮眠することにした。この仮眠が仮眠じゃないレベルで寝てしまったようで、到着は10時ぴったりだった。すでにほとんどの参加者が到着済み。とほほ。
 


この日の参加者は上掲リンク先記事のとおりだが、冒頭に書いたとおり9名中7名が2019年5月に開催した「クルマで行きますOFF会#18〜西蔵王公園でまったり〜」の参加者。もはや毎度どうもの世界。冒頭からリラックスしまくりでめちゃくちゃ楽しい。オフ会っていいよね(笑)。そしてお初にお目にかかる参加者おふたりがまた印象的だった。

akiさん
ジャガー(ジャギュワーと書くべきだが簡略化) F-TYPEを駆る。実は宇都宮ICから一般道に入ったら筆者の前を走っていた。その時の筆者の偽らざる感想はと言えば、「ええ?ジャガーじゃん。何あのクーペ。XKじゃないし、F-TYPEか?てかマフラー太ぇぇえええ。ロマンチック村に来ないといいなぁ。あんなのの横にプン太郎を横付けして見劣りするのヤだなぁ…」である。卑屈である。どうか会場を素通りしますようにという筆者の願いも空しく、完全に筆者を先導する形で集合場所へ(笑)。オーナーのakiさんは姐さんとは顔なじみらしい。お金持ちのイヤミなおっさんを勝手に想像していたのだが、しゅっとした好青年。高価なクルマのオーナーを勝手に敵視するクセはイイカゲン矯正したい。しかもakiさんちの買い物グルマはフィアット プントエヴォってんだから他人の気がしない。

じゅんすかさん
自己紹介でお名前を聞いて飛び上がって驚いた。じゅんすかさんが当ブログにコメントを初めてくださったのはいつだろう(調べたら2012年4月のあるエントリーだった)。ブログのコメント欄だけのやりとりをずぅっと続けてきたMiTo仲間であり、今やアルファロメオ 4Cとの8輪体制というアルファヘンタイである(でもお仕事はお堅い)。ようやくお会いできてとにかく感激である。

道の駅の駐車場の一角に雑多な輸入車で集まって、ただひたすらおしゃべりをするという趣向。インスタントカイロを手に寒い寒いと言いつつエンジンルームを覗き込んだり、這いつくばって床下を覗き込んだりしているのだから、傍目にはキチガイ集団だと思われたことだろう。この日、参加者全員が自分のクルマのキーを誰にでも渡してくれるというオープンマインドだったので、恐れ多くもAMG C43、ジャガー F-TYPEなんて高級車を運転させていただく機会を得た。ヤマベさんの魔改造MiToと、じゅんすかさんのほぼノーマルMiTo QVの乗り比べや、ざねさんの最新ルノー メガーヌGTも興奮。それだけじゃなくもちろん主賓のVW Beetleも運転させていただいた。電子制御山盛りの最新鋭機種からの基本設計が第二次世界大戦前のクルマまで、筆者の脳みその処理能力を超える体験だった。感想は別途。

楽しい会話と興味深い車種の試乗をくり返し、気が付くともう昼時だ。数台に分乗して「肉の万世 宇都宮インター店」に行くのかとわくわくしていたら、誰ともなく「ここ(道の駅)のフードコートでいいじゃない!」と言い出した。ええっ?肉の万世は…??ハンバーグステーキは…??筆者の願い空しく、9名の大人はフードコートへ。小洒落た地ビールと洋食のお店もあるにはあったが、こうなると道の駅で小洒落たモンなんか食べるもんか!という心境になってくるから不思議だ。結局筆者が食べたのは醤油チャーシュー麺と小チャーハンのセットである。
 




みんなで食べると何でもおいしい。座って温かい料理を食べながらのおしゃべりもまた格別。特にkikuchiさんの特別講座「奥さんと仲良くする方法」は楽しかった。kikuchiさんの奥さんともお会いしてみたい。

ご都合でこの辺で帰る方も現れた。名残惜しいが14時半頃に自然解散となった。実際ここから真っすぐ帰っても、筆者の帰宅時間は18時くらいだから致し方ない面もある。南東北在住の参加者も多いしね。ロマンチック村を出ると、宇都宮ICまでの帰り道は朝とは逆にakiさんのF-TYPEに追いかけられる形になった。ジャガーにパッシングされる日が来るとは…。感無量である。

黒磯PAで仮眠+眠気覚まし用コーヒーを買った以外はノンストップ。早朝のハイペースは何処、帰路は混雑しており、走行そのものに気を使うことになった。こんな東北自動車道でも、F-TYPEやC43で走ればまた違った印象になるのかもしれない。

お集まりいただいたみなさん、主催してくださったProfumo姐さん、ありがとうございました。次にみなさんにお会いできるのはいつの日か。
 


高速道路走行なのであまり参考にならないが…。
11時間40分/499km


・当ブログの「まったり5月オフ」
・姐さんのゴールド124スパイダーお披露目オフ
・kikuchiさんプランニングの福島R115土湯峠オフ


が秘かに計画中であることをさりげなくお伝えして本稿は以上。
 

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プン太郎で行く!再びの丸森、そして桑島食堂
| その他のツーリング・夜活など | 23:53 | comments(6) |

先日「プントエヴォで行く!遠過ぎた丸森」というエントリーにいただいたじゃるさんからのコメントが気になっていた。

ところで、K40で三春に抜けていく機会があれば、霊山の桑島食堂をオススメします。
味もOK、接客なおOKですが、それよりあそこの値段設定は昭和50年で止まってますので。

そんな奇跡のような食堂、実在するものだろうか?そもそも霊山町内はじゃるさんに教えてもらった福島県道パラダイスコースの道中であり、いつもはただ走り抜けてしまうばかり。これは確かめに行かねばなるまい。もちろん桑島食堂だけでも良いのが、平日休みのひとりツーリングとしてはライトな内容だ。少々ライト過ぎる。どうせ仙台から南下するなら、先日どうしても町内に入ることができなかった丸森町に、鉄板安全なコースで再挑戦するのはどうか。丸森と霊山なら途中を結ぶR349の道路状況も体験できるだろう。よっしゃ、丸森に行って買い物して、R349を走って霊山でメシを喰おう。

●まずは丸森へ再挑戦
仙台方面から丸森入りする場合、凡百のツーリストならR6をちんたら南下するのかもしれないが、精鋭ツーリストたる筆者はそんなコースは走らない。と、前回はあまりに先鋭的すぎるコース選択で辿り着けない憂き目にあったのだが、今回は村田町・大河原町を経由して、田んぼの真ん中の1本道をマイペースで南下する。このコースとて、異常に低速度の紅葉マークドライバーが跋扈しているので言うほどマイペースではない。それでも物流系トラックと数多の信号にペースを乱されるR4やR6よりは100倍マシである。
 


仙台市太白区坪沼の
定点観測地点



村田町内


グッと南下して角田市。
丸森の手前の
手代木沼パーキングにて


一見平和に見えるこのコースでも、アスファルト剥離や路肩がごそっと崩落している個所はいくつもあった。しかしその規模も数も先日の福島県K104などと比べれば平和そのもの。結局いとも容易く丸森町内へ。齋理屋敷や物産館八雄館も、周辺の銀行や商店も、道路状況も見たところ通常通り。K104などの惨状を実際に体験した筆者としては、大げさに言えば狐に化かされたような気分ではある。だがよく見れば「営業再開」とわざわざ看板を出しているお店もあり、この周辺も無事ではなかったのだ。2019年10月の連続水害から1ヶ月以上経っているのだ。もう1ヶ月、まだ1ヶ月。
 


R349とのT字交差点。
毎回味わいある注意看板が



物産館「八雄館」
(宮城県伊具郡丸森町字町東69)


銀行でお金を下ろす。無事にいつも愛用しているはちみつを購入。1分1秒でも早く平静が訪れますように。

●R349彷徨
丸森町を後にして、福島県伊達市霊山町を目指す。丸森町の南側のナイス県道の惨状が1週間やそこらで修復されるとも思えない。なのでR349で福島県伊達市梁川町をまずは目指す。だが阿武隈川に沿って断崖絶壁を削って走るR349が無事なはずもなく、K24との分岐点より先は通行止めとなった。R349沿いにもところどころにではあるが民家はある。だから完全通行止めではなく分断されているのだろう。脇を走る県道などを併用すれば、なんとか梁川へ抜けられるかも…という希望的観測を元にK24やK105など、山中を走る県道とR349を行ったり来たりしながら進んだ。
 


R349からK24を経て
K105へ乗ったはいいが、
R349へ戻る道は悉く
通行止め。
それでもなんとかR349へ戻って
梁川へプン太郎を進めるが…

 

 


fig1.


fig.2


fig.1,2の平静時の様子。
GoogleMap,ストリートヴューより


R349、2度目の通行止めを喰らったK106との交差点。fig.1はプン太郎の運転席から、すぐ脇に建っている電柱を見上げた画像。ストリートヴュー画像の左手前の電柱である。fig.2は同じくその奥の電柱と交通案内看板である。電柱そのものの高さまで阿武隈川の水位が上がったことの証左である。現地でこれを見ると、その凄まじさがよくわかる。

こんな状況でR349を走破しようと思い込む方がどうかしている。大人しくK105に戻り、宮城県白石市市街地を経由してR4で梁川へ向かう。

●桑島食堂との出会い
梁川以南は平和そのもの。じゃるさん直伝の県道パラダイスコースも実は山間部が一部含まれているので、雪のために自重する前に走っておきたかった。R349では時間を食ってしまったが、12時前に桑島食堂へ入店することができた。さて、じゃるさんの言っていることは本当なのだろうか。
 


桑島食堂
(福島県伊達市霊山町掛田西裏54)



かつ丼600円。
値段にもシビレるが、
丼の蓋に乗った漬物皿!
その柄!
泣きそうだ



湯気でレンズが曇った


結論から言おう。本当だった。まずお店の佇まいが良い。古い建物だが店内は清潔だ。ホールを担当しているのはすらりと長身細身の女性ひとりだけで、「もしかして、前職はCAですか?」というほど美人さんで接客が丁寧である(厨房で働く数人はお年寄りのようだ)。上辺だけの丁寧な言葉遣いではなく、こちらの一挙手一投足を見ていての対応だから誠に気持ちが良い。加えてカツ丼600円、肉そば(うどん)300円、カレーライス400円…という昭和価格。なるほどダブルオーダーのお客さんばかり。値段が安いから盛りつけも少ない…なんてこともない。

いや、例えば筆者が食べたカツ丼、確かに肉の厚みはない。薄い。だが相応の衣の厚みと出し汁の味が相乗し、カツ丼としては立派な品にちゃんとなっている。要はバランスが良い。清潔な店内、上品で丁寧な接客、安価な料金。だから貧乏臭い感じが皆無。筆者のように仙台からわざわざ食べに行くお店ではないが、「近所の食堂」としては理想の1軒である。霊山町民がうらやましい。ごちそうさまでした。

●意外と楽しかった帰路
シアワセな気分になって桑島食堂を後にし、R349を北上しながら帰路を考える。まず再び大河原方面に戻ることはしない。ズタズタに分断された往路を戻るだけで大変すぎる。R4やE4東北自動車道で北上する気も毛頭ないが、こうなると有効な代替案がないこともまた事実。この近辺で唯一のわくわく物件、国見町から宮城県・七ケ宿町へ抜けるK46小坂峠が通行止めになっているのは、「プントエヴォで行く!置賜広域農道とぶどうまつたけライン」というエントリーにいただいた、ざねさんからのコメントで承知済み。非常に不本意だが、R4を馬鹿正直に北上するしかない。せめて宮城県白石市から山間に入り、広域農道コスモスラインを北上することにしよう。そう決めてR349からK387へ右折し、梁川町のナイス菓子舗「藤川屋」でまんじゅう2種を購入。
 


K387はごく短い区間を走っただけだが、
平野パノラマが素晴らしい



藤川屋
(福島県伊達市梁川町田町21)


心にシャッターを降ろしてR4を白石市内まで北上。
 


R4の道中に発見。
今どき防犯標語としてこれ?
しかし改めてよく見てみると
凄い文字面である。
「甘い言葉」がもたらす害と
「暗い道」で遭うかも知れない害が
同質に語られている


公立刈田綜合病院の脇から農道コースへ。ここから先は一転して極楽である。
 


村田町からはK31で仙台市内へ。自宅近辺の道路に新鮮味がないことは致し方ない事とは言え、どうにか工夫できないものか。
 


5時間半/209km


つい先日、家人に「こないだ丸森に行って以来元気がないよ!」と言われた。大好きな土地、町が自然災害で傷ついた様子を見て、思った以上に精神的ダメージを受けていたようだ。思い返せば東日本大震災の後もこんな風に無気力になっていた。少しだけ元気になった丸森町内の様子と桑島食堂、そして晴天の下で走った福島県北・宮城県南の景色のおかげで、ようやく気持ちがリセットできたように思う。ありがとうプン太郎。
 

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プントエヴォで行く!遠過ぎた丸森
| その他のツーリング・夜活など | 21:03 | comments(9) |

宮城県丸森町へ行ってきた。2019年10月の台風と直後の豪雨によって丸森町は甚大な被害を受け地元の人々の不自由な生活はまだまだ続いている。ツーリング目的地としてこれまでに何度も足を運んでいる筆者も、役に立たないなりに心配していた。そんな折り、阿武隈川の川下り観光を再開したというニュースを新聞で読んだ。復旧作業が進み、そういう段階になったのだとすれば、訪れて些少なりともお金を落としてきたい。そう思い立ち一路丸森町を目指した。

これまでに丸森町への様々なコースを試してきた筆者が得た最終解(=走ってもっとも楽しい道)は、福島県伊達市梁川から東進するK104と、阿武隈急行あぶくま駅をかすめつつ走る細い川沿いの道であり、今回もそのコースである。しかしその選択が裏目に出た。あまりの酷い道路事情によって町内には辿り着けなかったのだ。アスファルトが波打っているなんてのは序の口で、一部が剥がれている、寸断されている部分は無数にあり、道路そのものが無くなっている部分も少なくない。誤解無きよう書き加えるが、すでに何度も災害ボランティアとして現地を訪れている筆者の同僚によれば、宮城県角田市側からなら問題なく町内へ行けるという。プン太郎のアンダーカバーを痛めつけつつ、平静時の記憶だけでK104をチョイスした愚かな筆者に対し、あお師匠なら「行けなくて当然です」くらいはコメントされると思う。一言もありません。今回はツーリングレポートというよりも、丸森町・豪雨被害の現況報告のような内容が主になる。

朝8時半頃に自宅を出発。前述のとおり、まずは福島県伊達市梁川を目指す。川崎町支倉や村田町、蔵王町を走り抜けて福島県入りする。数年前なら定番コースだったが、最近ご無沙汰だったコースを降雪前に再確認の意味で走る。
 

仙台市天文台のわきを通り抜け
秋保温泉経由で川崎町へ



川崎町支倉にこんな石碑が…


同じ場所で
ぐるっとUターン



ずっと下って
R4で福島県入り

福島K104は2019年になってから発見したルートで、R349の反対側、阿武隈川の南河畔をひたすらくねくね走る極上ワインディング。もちろん交通量は極少である。通常ならそれはひたすら望ましい条件なのに…。

「丸森町は被害甚大」と聞いて、その範囲が市街地だけと思い込んでしまうのがまず愚かである。仮にK104が走行不能でも、山側を並走するK101でなら行けるだろうという予想も甘々だった。現実には梁川側のK101は早々に通行止めになっていた。梁川から丸森方面に向かうには、K104とK101の走行可能部分を組み合わせて走る必要があるのだ。
 

K101とK104の分岐点からすぐ。
この辺は、見たところ
まったく平時そのもの



だんだん怪しいムードに…


川の威力だけでなく
山から落ちてくる水が…



こんな状態だがこの道路の入口に
通行止めなどの表示はない。
作業が追いついていないのであろう



流れる水の威力に加え、
液状化現象もあったと思われ

これらの画像は道路被害が著しい場所ばかり抜き出して掲載しているが、ごく一部である。K104、丸森町内に近づくにつれて、100m置きくらいに路側が抉られており、必然的に片側通行になっている箇所が多数あった。また川を下る濁流に抉られただけではなく、反対側の側溝から溢れたであろう水や山から下ってきた水によってずたずたにされている箇所もあった。阿武隈急行あぶくま駅を見た筆者が反射的に思い出したのは、東日本大震災で津波被害を受けたJR各駅だった。大勢の工事員が復旧工事にあたっていたが、開通にはまだまだ時間がかかりそうだ。K104から枝分かれするこのコースは、当然のごとく工事現場で通行止め。
 

引き返してK101に乗る。こちらはまだましだったとは言え、土砂崩れ、法面崩落、陥没などがやはり多数ある。道路脇の土砂崩れ跡を見れば、山肌を下る雨水の勢いが河川の氾濫と同じように凶暴なことが実感できる。土砂も木も岩も、ごっそり道路に落ちてきている。今回それでも丸森まである程度近づくことができたのは、応急処置だとしても最低限は片づけられていたからだ。

さまざまな枝道を駆使して町内方向へは進んだのだが、無数の工事通行止めによって意図する方向とは反対に進まざるを得ない箇所を何ヶ所か過ぎると、筆者は完全に迷ってしまった。プン太郎にナビは搭載していないし、ソフトバンクの電波は郊外ではめっきり弱く、こういう肝心な時に「圏外」表示。誘導員のいる工事現場であれこれ尋ねてみるが、彼らとて任せられた現場以外の状況を知っているわけではない。とうとうUターンすらできない細い道が完全に崩落している現場で立ち往生。
 

もとの川幅がまったくわからない


痛ましい


それでも奥へ進んでいったが、
道路が無くなっていた



拡大してみていただくと
プン太郎のはるか後ろに
3人の男性が確認できるだろう。
ヤクザかと思って緊張したが、
心優しい工事職人の方々でした

流れ流れて丸森町の南、筆甫(ひっぽ)へ。K45が生きていればまだ望みはあったが、どうもダメらしい。K102でもう一度梁川へ戻り、角田方面からのコースを試すか…。と進んだK102も、結局福島県境で無情の通行止め。
 

事ここに至り、当日中の丸森町入りを筆者は諦めてしまった。筆甫から福島県霊山への山道は生きていそう…。ん?霊山からK115で西進すれば相馬市だ。となれば「かつ吉」だ。相馬市内も豪雨被害は酷かったという。かつ吉、心配してたんだよな。大丈夫かな。行ってみるか。

K115合流前の松ヶ房ダムを経由するコースは初めて走るが、ダンプカーが2-3台の車列でひっきりなしに向かってくる。山道である。すれ違いに気を使う。
 

恐る恐るかつ吉に電話してみると、おかみさんが元気な声で返事をしてくれた。松ヶ房ダムからかつ吉へは約30分の道のりである。
 



ロースカツ定食(110g)
1,000円

かつ吉も店内は25cmほど浸水したらしい。滅多に浸水被害などない場所らしいが、念を入れて主要な機材や家具を高い場所に上げておき、調理に支障が出ることはなかった。だが断水。結局お店を10日も休むことになったという。今はまったく問題ない。店内は大賑わいで、これは昼時だからという理由だけでなく、うまいとんかつを食べたい人だけでもなく、かつ吉を応援したいという人が集っているからなのだろう。もちろんとんかつはいつもどおりおいしかった。

近隣の菓子舗船橋屋で色々買い込むも、どうにも疲れてしまった。常磐道を北上し、鳥の海PAのETCゲートから下道へ。宮城県岩沼市内から名取市を経由して仙台市内へ。
 

めっちゃつまらない常磐道下り


7時間半/236km

大好きな丸森町の悲惨な様子が精神を蝕んだか、帰宅したら寒気が止まらない。翌日も身体がだるく、もうちょっとで風邪を引くところだった(幸い完全罹患前に復活した)。丸森町は改めてチャレンジする必要がある。このエントリーを読んでまさか梁川からK104で…と思う人は皆無だと思うが、宮城県角田市方面からか、R6やR113などの大幹線道路経由で南からアプローチしてほしい。くれぐれも安全に、現地の人や災害復旧に従事する方々の邪魔にならないように。
 

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C3で行く!増田まんが美術館ほか・後編
| その他のツーリング・夜活など | 21:01 | comments(9) |


秋田県横手市・増田まんが美術館を家人と共にシトロエン C3で訪れた。単なる旅行記だが、お付き合いいただければ幸い。

前編はこちら

初めて訪れた街でおいしい昼食にありつくにはある種の才能が必要だと思う。残念ながら筆者にも家人にもその才は希薄。C3の車中でネット検索するも、どうにもピンとくるお店がない。こういう時は移動しながら探すしかない。増田の街中を縦断するK108の、歴史的建造物が集中する区間をゆっくり走ってみる。増田は商人の町だったらしいが、質素倹約が徹底した風俗だったようで、そのせいか主人と使用人の生活レベルは(良い方に)大差ないものだったそうだ。そんな気質が町全体に自治の精神と商業的繁栄を広めていたらしい。明治時代からの建物がいくつか残っており、この区間は街並みもそれらの建造物に合わせてリノベーションしたと思われる。重厚な黒塀が街路の両側に続き、商店と歴史的建造物が実に自然に共存している様は素晴らしい。
 


市営無料駐車場にC3を停めて歩き出すこと1分、ふたりのおばさんが賑やかにおしゃべりしながらお店の看板を直している。見ると「後藤チエ精肉店」。精肉だけじゃなくお総菜や弁当もあるし、店内で飲食もできるという。そこまで聞いて「さぁ中へどうぞ」のお誘いを断ることはできない。入店するとちゃんとしたイートインコーナーがあり、ショーケースにはお総菜が並んでいる。
 


後藤チエ精肉店
(横手市増田町増田中町74)の
重厚な店先



超フレンドリーな店内


シビレルゼ


ランチ定食としていくつかメニューもあったのだが、メンチカツや鳥の唐揚げ、卵焼きなどのお総菜を自由に選んで、ごはんとみそ汁を組み合わせてここで食べられるってんだから、それに如くはない。いや、はっきり言えば、ここは筆者のためのお店である。夫婦でいろいろ頼んでおいしいみそ汁と白飯をプラス。
 


魅惑のお総菜によって構成された
acatsuki-studioスペシャル定食


正直お総菜の味は凡庸だが、お店のおばさんとの会話や居心地良い店内の雰囲気にすっかり楽しくなってしまう。それに米どころ秋田だから白飯はうまいし、ナメコのみそ汁もまたうまい。満腹になってお勘定したらふたりで1,200円と少しというミラクル。うちの団地に必要なのはこういうお店である。てかもうオレ、お店始めちゃおうかな。

退店して周辺を少しだけうろうろ。カフェは数店あって充実しているが、増田ならではの食材を食べさせてくれるお店があればさらに良いと思う。途中旅館も見つけた。つまりあれか、次に増田を訪れる時は宿を取り、まんが美術館に開館と同時に入館してまんがを読みふけり、後藤チエ精肉店で昼ご飯を食べ、美術館へ戻って閉館までさらにまんがを読み、旅館で質素な晩ご飯を食べる、と。完璧じゃないか…。

そんな夢想をしつつ、R13沿いのガススタンドでC3に給油し復路を検討する。例によって有料道路を極力使いたくない筆者夫婦の選択肢はふたつある。

〇碍訴面へR13で南下する。R108とかR47で宮城県へ戻る。
⊇淑源までR13を北上する。R107で岩手県北上方面を目指し、K37、K49で宮城県まで南下する。

しかし,金山町ツーリングで走ったばかりだし、なにより芸がない。一方△榔鷁鵑蠅任呂△襪、K37もK49も1年に1回は必ず走りたいプン太郎のための道路。まぁ今回はC3ですが(笑)。実は今年はまだ走れていない。そんな理由で復路はR107、K37、K49に決定。
 


R107を走るなら今時分である。錦秋湖周辺は紅葉真っ盛り。今回は北上方面へ東進する関係で、進行方向にずぅっと西日が当たり山々は黄金色に輝く。R107は秋田と岩手の県境に向けて山肌をなぞるような道行きになる。多種多様な屈曲路を雑多な運転手が走っているのでトラフィックペースも遅い。C3のクセのない操縦性に助けられたのは確かだが、一点だけ気になったのは、速度管理。ペースの遅い一般道では前走車と程よい距離を保ちつつ一定速度で走るのが少し難しい。何となく理由はわかっている。C3の動力は1.2l/3気筒ガソリン+ターボという、どうしたって低速域のパワー感が希薄になるもの。そこを6速ATがうまくフォローして出足が快調なように演出してくれている。しかし例えば道路の上り下り坂で速度管理もできないようなボンクラの後を一定速度で追従するには、C3のノーマルな変速プログラムでは速度が出過ぎてしまうか、付いていけなくなってしまうかのどちらかになりがち。そこを丁寧にAペダルで運転手がフォローしようとすると、とたんに電子制御アクセル開度センサーの解像度が低いことに気付いてしまう。マニュアルモードでシフト操作をするか、盛大に車間距離を維持すれば良い話だが、C3の大多数の運転手はそこまでやらないだろう。頻繁に遭遇するシーケンスではないが、気になると言えば気になる。

さて14時を回ると、この季節はすっかり夕方の風情である。無事にK37へ右折。先日あるエントリーにあお師匠が走破報告コメントをくださっていたが、とにかくこのK37は素晴らしい。無理やり例えるなら、先日走ったばかりの山形県・置賜広域農道が延々と続く感じ。順調に定点観測を2箇所こなす。
 


K37の定点観測地点
胆沢郡金ケ崎町



同町内
和光展望台


画像でお分かりいただけるとおり、この定点での観測時点で日没だ。あとはひたすら街路灯もない真っ暗な道行きになる。19時に家で夕食を食べる約束をしてきたので、残時間は3時間を切っている。正直間に合わないだろう。そこでK49のとある交差点で一関市内へノーズを向ける。一関ICからE4東北自動車道を利用することにした。

図らずも初踏破となったこの道、改めてGoogleMapで確認すると県道・市道未満の農道のようだ。緩いアップダウンとカーブが続きながら田園地帯を走破する、実に素晴らしい道路だ。陽があるうちに走りたかった。30分も走ると名勝・厳美渓へ到着する。もちろん真っ暗だから道の駅でひと休み。
 


道の駅厳美渓にて


さらに市街地へC3を進め、無事に一関ICから高速道路へ。泉ICで一般道へ降り、買い物をして帰宅。ジャスト19時であった。

C3の瑕疵に気付く場面もあるにはあったが、全体的には快適に運転できた。そして増田まんが美術館、後藤チエ精肉店、増田の街並み、岩手県K37とK49…。晩秋の1日のお楽しみとして完璧だった。特別展「オノ・ナツメ展」は12月22日まで続く。興味のある方はぜひ訪れてほしい。
 


家人がiPhoneで撮影。
やはり愛がこもっている(笑)

 

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C3で行く!増田まんが美術館ほか・前編
| その他のツーリング・夜活など | 08:40 | comments(2) |

秋田県横手市増田の「増田まんが美術館」に行ってきた。「オノ・ナツメ展」という特別展を観覧するためである。オノ・ナツメのまんがを愛読する家人は、この特別展へ行く機会を虎視眈々と狙っていた。自宅で横積みになっているオノの作品を筆者は実は読んだことがないのだが(笑)、ちょうど良いツーリングのネタである横手市増田行きを見逃すはずもない。

本稿は増田の町とまんが美術館、そして特別展のことに文字数を多く使っている。クルマ中心のエントリーにはなっていない。「行く!シリーズ(copyright A.Sudさん)」未満の内容をアップするのは心苦しいのでスルーしていただいてもかまわないが、前後編、おつきあいいただければ嬉しい。

出発前の確認事項
 ̄路は有料道路・高速道路は使わない
知らない街をうろうろしてみる
I路は未定


当ブログ的にはこれこそクルマでのツーリングの醍醐味である。仙台市北部の自宅を朝8時に出発。県道を中心に岩出山へ抜け、R47、R398で花山、栗駒を経由して秋田県入り。途中立ち寄った岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」は午前9時だというのに安定の大混雑。大型バイクのツーリングと日産 フェアレディZ限定のオフ会に遭遇。確かに東北でオフ会やるなら11月中旬の今がタイムリミットと言えよう。みなさんご安全に。
 




花山湖で家人と運転を交替。R398のワインディングをC3には過剰なペースで登って行く。挙動がソリッドなアバルト プントエヴォに普段乗っていると、こういう場面でのC3の挙動をうまく飲み込めない瞬間がある。豊かなロールだったり、それに呼応するように躾けられた穏やかなEPSに、「もっと速く反応してくれぇ! by アムロ・レイ」と思ってしまう。なに、ロールもパワステの反応も一貫しているのだから、単に筆者の順応が遅いだけなのだ。
 




紅葉シーズンだったので
混雑も覚悟していたのだが、
意外と良いペース







K282はすでに閉鎖済み。
来年7月以降じゃないと走れない



今下ってきた橋。
R398


R398で秋田県に入ってすぐのランドマークは小安峡温泉街である。所要時間はここまででちょうど2時間半/時刻は10:30。まぁ良いペースではなかろうか。ここまでは脳内シミュレーションができるほど走り慣れているが、小安峡温泉から増田まんが美術館まではほぼ初踏破区間。一応おおよその見当は付けているが、せっかくC3で来たので、アップルのCarPlayを使ってMap.appに案内してもらうことにした。家人はそもそもナビを使う生活をしていないし、たまにしか運転しない筆者がこういうタイミングで検証しなければ、宝の持ち腐れになってしまう。そんな半信半疑で起ち上げたMap.appだが、小安峡温泉から増田までの案内経路が素晴らしかった。ここだけはGoogleMapに経路を落とし込んだもので見ていただきたい。
 


R398と並走する田園地帯を縫う農道を爆走する理想的なコース。一部にロングストレート区間も含まれる。これはMap.appに案内されなければ絶対に知り得ないコースだった。とっくに稲刈りも終わり、もはや冬枯れの景色ではあるが、これが例えば初夏なら緑色の絨毯の中を爆走できるだろう。再走破を誓いつつ感動の田園コースを走り抜け、無事に美術館へ到着。往路は結局トータル3時間。約束があるわけでもないが、想定通りの所要時間で目的地に到達できると嬉しい。
 






増田まんが美術館
正面玄関


入館して瞠目。明るくて清潔で全体的にポップ。収蔵品に相応しい空気に満ちている。何よりも親子連れから大人のカップルまで、多くの人が館内を行き交っている。結局美術館の「活気」とは入館者・来館者の表情やしぐさである。活気あるミュージアムに入館すればそれがわかる。特別展の入場券を購入し、わくわくしながら足を進める。ちなみにまんが美術館の常設展は入場無料なのだ。驚き。

「オノ・ナツメ展」は実に丁寧にキュレーションされた展覧会だった。作品をひとつも読んでいない筆者ですら夢中で観覧してしまった。初期の作品から丁寧に時間軸に沿って資料が並ぶので、初見でも作風変化などがわかりやすい。第1部の展示、ネーム(ラフスケッチ)が実際に発表された作品ではどうなったかという比較展示からグイグイ引き込まれる。
 






うまい実例写真がなかったけど、
こんな感じ





未発表作品などの一部を除いて
写真は撮り放題


まんがの特別展に原画以外にどんなコンテンツがあるのかと、興味津々ではあったが、未発表作品の展示や、出版社が異なる作品のキャラクターが共存するオリジナルイラストなど、ファンなら感涙/感鼻水/感失禁ものだろう。期間中に作家が来館してのイベントもいくつかある(この日ではなかったが、もし被っていたら大混雑だったろう)。すべてのキャプションに担当学芸員の愛情がこもっているように読めるのも、本展に限れば好ましい。なによりも漫画家オノ・ナツメの力量の凄さである。未読の筆者が作品の一部分だけを読んでも、充分に作品の深さが伝わってくる。素晴らしい展覧会である。

当然常設展エリアにも行ってみる。この美術館は原画の収集を行っている日本唯一のまんが美術館だそうで、「まんがの蔵」と名付けられた収蔵庫に普通に入ることもできる。肝心の収蔵棚はガラスで仕切られていて立ち入れないが、収集した原画のデジタイズ作業の様子はガラス越しとは言え全部見ることができる。

常設展はまんが読み放題。入館無料で読み放題ですぜ??ここは天国か?もっともまんが読みの現役を退いた筆者からみても蔵書はやや古めである。昭和-平成の有名どころはだいたい揃っている印象だが、一方で若手の小品などにはまだ着手できていない印象。だからこそ特別展ではオノ・ナツメのようなベテラン一歩手前みたいな作家を取り上げているのだろうか。ただしまんが美術館という施設名であり、その使命を考えれば手塚、藤子、石ノ森といった大御所の代表作が優先されていても仕方ない。ゆっくりでいいから蔵書を増やしてほしい。その点まんがは単価が安くていいと思う(笑)。筆者は所有していない「21えもん(藤子F不二雄)」の1巻を読んでしまった。懐かしい。
 


館内の案内例




名作名ぜりふボードより。
メーテルに励まされました


素晴らしい体験だった。再訪を誓って退館。長くなった。前編はここまで。昼食を求めて彷徨う我々夫婦にミラクルが起こる後編に続く。
 

JUGEMテーマ:CITROEN

プントエヴォで行く!置賜広域農道とぶどうまつたけライン
| その他のツーリング・夜活など | 22:34 | comments(21) |

<序章>
11月になった。もはや東北のツーリングシーズンは最終章の趣である。山形探訪を標榜する2019年、最後の山形行の行き先を検討した結果、当ブログのファンタスティック山形の原点のひとつ「置賜広域農道」とした。さらに南陽市からぶどうまつたけラインを南下し、高畠経由で宮城県七ケ宿町、遠刈田温泉、村田町という王道中の王道コースで締めくくることにした。

奇を衒わずにR286で釜房ダム経由コース。だが平日朝の大渋滞に巻き込まれ、朝7時半出発の時間的利得はあっという間に消費されてしまった。とほほ。ま、釜房ダム湖畔できれいな写真が撮れたからいいか。
 


仙台市太白区生出


釜房ダムから蔵王方面


で、川崎ICから山形自動車道に乗って山形側の笹谷ICで降りる。この段階では山形側も良い天気だったので、のんびり行くことにした。山形市内を通り抜けK17で山形県民の森方向へ。途中左折してR348へ。まずは白鷹町を目指すわけだ。
 


R348
長谷堂付近



朝日連峰を望む
定点観測地点



K164に曲がっていよいよ置賜広域農道へプン太郎を進める。ピンクレディーの歌「ペッパー警部」で言うところの「わたしたち これから いいところ♪」なのだが、なんと白黒ツートンカラーの8ナンバー車に先導されてしまう事態が発生。定点で写真をのんびり撮影してやりすごす。
 




<Phase1:置賜広域農道>
で、置賜広域農道だ。もうあれこれ書かない。楽しい、素晴らしい道だ。
 








<Phase2:長井市内から南陽市へ>
置賜広域農道の南端をランダバウトだとすれば、そこは長井市内なのだった。長井市内のK166、K248、K243などを走り、南陽市内の熊野大社へ抜けるのがこの日の第2フェイズ。
 








このフェイズの魅力をどう書けば伝わるだろうか。前半は南下する道行きなので、常に山形と福島を分かつ山脈を眺めつつ走ることになる。なんてことのない生活道路。あぁ、福島はあの向こうかぁという感慨。家々からはみ出す地元の生活。速度は上げずにのんびりと走る楽しみ。そういうものが渾然一体となって身体に入ってくる感じが嬉しくて、また来てしまった。一瞬アドレナリンが出たのは、ある家に停まっていた赤いルノー ルーテシア。ほんの一瞬視界の端に入っただけだったのだが、まさか…、あのエンジンについてなら36時間語り続けられる人の家ではあるまいな。などと考えるも楽し。

とうとう広い道路に出てしまった。熊野大社も素敵だが、筆者的には長井市内※この地域と言えば老舗菓子舗の「杵屋本店」である。他人の話を聞かないおばあさん客と店員さんのカオスな会話を聞きつつ、カスタードケーキ他魅惑のお菓子を多数購入(ただし画像はない)。


<Phase3:南陽、高畠、そして宮城県七ケ宿町>
杵屋本店からぶどうまつたけラインを経由して高畠町へ向かう。のだが、南陽市街地からR13までの区間はどうしても交通量が多く、ペースが乱れがち。舌打ちしたくなるシチュエイションだが、この日は鳥帽子山公園付近、K156道路脇の店々の風景が楽しい。新しいお店が多い印象で、突然この区間だけは風景が若々しい。遊びに来たい。

赤湯とR13を横断すればいよいよ山形聖地のひとつ、ぶどうまつたけラインだ。
 




途中の峠道で思い切りセンターを割って降りてくる10t車とぶつかりそうになった。プロならちゃんと運転してほしい。

高畠町をかすめ、R113で宮城県入り、というか戻り。「旬の市七ヶ宿」の駐車場で仮眠+買い物。ここで買った林檎が滅法おいしかった。滑津大滝は実は初めて見る。
 


<Phase4:七ヶ宿から遠刈田の昼食>
七ヶ宿からK51で遠刈田温泉へ北上するのも、あまりに定番過ぎてもはや走らないコースになってしまった。今回は定番を定番どおりに走ることを目指すので、これでいいのだ。K51とその先のR457は山間というよりも、ずばり山の中を走るコースでもある。秋の深まりを実感せずにはいられない。
 




さて遠刈田が近づくにつれ、昼食の心配がかま首をもたげてきた。頃は13時。この空腹は必然である。遠刈田温泉付近には何度か来た店、一度行ったきりの店などがいくつかあるが、結局「ここだ!」というお店と出会えていない。プン太郎を停めて微弱な電波のもと店舗検索。とあるラーメン屋に目星を付けて突撃。ここが実に良いラーメンを出すお店だったのだ。
 




中華亭分店(蔵王町遠刈田温泉七日原478-1)」。メニューは中華そばとそのバリエーションのみという潔さ。少しだけ濃い口の醤油ベーススープ。細麺。しっかり歯ごたえのあるチャーシュー。これは立派におかずになるのでは?と言うほど味のしっかりしたメンマ。そして海苔。夢中ですする。こんなうまいラーメンを出す店が、13時30分近くの入店にも関わらず満席なのは当然なのだった。筆者の熱弁など「何を今さら」な有名店なのだろう。大大大満足の一杯だった。もう遠刈田で腹が減っても安心だ。火曜日と水曜日だけ気をつければ良い。

<終章>
中華亭で満腹になったあとは、そのまま村田町、K31で仙台市太白区生出となんの工夫もないコースで帰宅。



村田町内にて


8時間/272km


山々の紅葉はとうとう仙台の緯度にも達し、道中の目を楽しませてくれた。こうなると秋は一足飛びに冬になってしまう。帰宅したら筆者自宅周辺ではスタッドレスタイヤへ交換が始まっており、「いくらなんでもあんた、そんなに早く…」と嘆息。

聖地をふたつ走破して、2019年山形探訪終了を宣言する。まだ行ってみたい場所はいくつかあるし、何度も走りに行きたい素晴らしいコースもあるが、それは来年行けば良い。山形は道だけでなく人情も素晴らしい。そここそが魅力とも言える。いつでも行ける隣県と思い、走ったつもりになっていた自分に喝を入れ続けた1年となった。ありがとう!山形県!!そして当ブログの来年・2020年のテーマは「岩手県探訪」である。今から楽しみだ。



※訂正:
杵屋本店の所在地は南陽市だった!長井-南陽をなんとなく一緒くたに見ている自分に喝!!ヤマベさん、ご指摘ありがとうございました。

 


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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
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「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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