クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
プントエヴォで行く!OFF会下見と3人のG
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宮城県南、村田町・白石市・蔵王山峩々温泉を走ってきた。2018年10月28日開催予定のOFF会#17の下見も兼ねて。いっしょにプランニングしてくださっているalfa_manbowさんから提示されたコースの一部に、筆者が未踏破の区間があった。当日筆者が間違うと洒落にならない。先日も共有した下記の地図内、広域農道コスモスラインとR457が合流・南下したあと、公立刈田綜合病院の脇でK254に合流するまでの田んぼ道がそれだ。まずはそこを走ってみる。
 


この日はK51に合流したら遠刈田温泉方面へ引き返し、蔵王エコーラインを登り、峩々温泉を擁するK234で青根温泉へ下り、再び遠刈田温泉へ戻ってきて「蔵王Boo」で昼食。完璧じゃないか。
 


みちのく公園


せっかくなのでOFF会の集合地点から実走してみることにする。みちのく公園までちんたら走ってひと休み。K47でどんどん山奥方面へ。途中からコスモスラインに乗り村田町内へ。
 




コスモスラインは相変わらず楽しい。だがR457との合流直前で路肩舗装工事のために交互通行。警備員さんに工期を尋ねてみたところ、よくわからないが年内いっぱくらい、とのこと。とは言え工事は週末は休みだろうからOFF会への影響はあるまい。いよいよ未踏破区間へ突入。

問題の未踏破区間は田んぼの中の集落と集落を結ぶ道。のどかなものだ。迷ったりすることなく無事にK254へ合流できた。このK254を走るのは久しぶり。刈田綜合病院から少し先にある直線路は、かつてMiToフェンダーライナー脱落事件が勃発した場所でもある。あん時ゃまいったぜ。もちろんこの日はトラブルとは無縁。鎌先温泉、弥次郎こけし村を通りすぎさらに標高を上げていく。午前中の太陽があたる蔵王連峰の威容を眼前に走るのは気持ち良い。もしかして…と期待していた紅葉にはまだ少し早かった。OFF会当日はもっと紅くなっていることだろう。晴れると良いが…。
 


MiToでフェンダーライナー落とした場所…


K51へ合流。OFF会当日とは異なり右折して遠刈田温泉経由で蔵王エコーラインへ。ただし蔵王山頂は目指さない。エコーライン途中でK234・峩々温泉へ曲がる。K234との合流地点にある大鳥居前パーキングにプン太郎を停め、蔵王山を見上げて紅葉状況をチェックするためにうろうろ。山の空気はひんやりしている。
 


ちょうどそこへK234から1台のジムニーが現れプン太郎の隣に停車した。トイレ休憩のようだ。降りてきた乗員3人はみなおじいさん。写真を撮り終わった筆者が戻っていくと、そのうちのひとりがプン太郎をしげしげと眺めて話かけてきた。

G=おじいさんたち、a=筆者

G1「なんだべ、こりゃすんばらしいクルマだねや」
a「何言ってんスか、ジムニーだって素晴らしいクルマじゃないですか」
G1「なーにこんなポンコツ」
a「いやいやいやいや、ジムニーは本格オフローダーの鑑ですよ」
G1「んだかや」

愛車を褒められてまんざらでもない様子のおじいさん。そこへもうひとりのおじいさんも近づいてきた。

G2「こいつ(プン太郎)はアレだね、スポオツカアっつーんだおんね」
G1「んだ、スポオツカアだっちゃ」
G2「はー、この赤いのはなにっしゃ??」
G1「だーれあんだ、こいつはブレーキっしゃ」
a「そうです。ブレーキです」
G2「はー」
G1「(プン太郎のフロントタイヤを指さして)タイヤもすごいね、これ!」「ジムニーはあんま太いの履かせっと却ってダメなんだ」
a「あ、そーなんですか」

実に楽しい。どこから来たのか訊いてみたら筆者の住まいとそんなに離れていない。なんたる偶然。

a「これからどこに行くんですか?」
G1「だーれ蔵王温泉さ行って風呂入って48号線まであがって仙台帰んのっしゃ。だっはっはっは」
a「いーですねー」
G1「いろんな風呂あんだよ。露天もある」
a「いーですねー」「お昼ごはんも蔵王温泉で食べるんですか?(あわよくば良さげなお店を教えてもらいたい)」
G1「だーれ麓さ下ってそば食べんのっしゃ」
a「いーですねー、そば」

しかしおじいさん3人というのも珍しい組み合わせではなかろうか。

a「みなさんはどういう集まりなんですか?」
G1「どういうたって…。老人会みだいなもんか?わっはっはっはっは」
G2「もう座頭市みたいに(杖をついてヨボヨボというジェスチャー)なってけんどもっしゃ」
a「座頭市ならあっちの方はガンガンじゃないですかー」
G2「あっちの方ったって…、相手してくれる人がいねぇとねや…」
一同「わっはっはっは」

ちなみにG3こと3人目のおじいさんはトイレから出てくると会話に参加せず、即座に後部座席に乗り込んでしまった。

G1「んで行ぐすかわ」
a「お気を付けてー」

このブログのモットーは「良い道・良いメシ・良いクルマ」だが「良い道・良い人・良いクルマ」に改めてもいいかも。もうこの会話が交わせただけでこの日のツーリングは大成功と言っていい。あまりにもおGさんたちとの会話が楽しかったので、いざK234に入ったらくだらない事故を起こさないように速度を落としたほどだ。好事魔多し。浮かれている時ほど気をつけるべきだ。
 


K234を走るのは2度目。前回は青根温泉側から登ってくる道行きだったが、峩々温泉から下っていく方が負担が少ないような気がした。大型の台風が立て続けに来たからか、路面は小石と言わず小枝と言わず落葉と言わず、かなり障害物が多い状態ではあった。数台の自動車とすれ違うも神経質になるような場面には遭遇せず。
 






路肩でトラブっているかのような出で立ち


with 廃虚。
蔵王エコーホテル


無事に青根温泉まで降りてきたら、再び遠刈田温泉を目指す。開店直後の蔵王Booへ入店。以前食べにくいハンバーガーに辟易したので、この日はチーズハンバーグプレートというご飯メニューにした。しかしご飯メニューもソースまみれになったご飯を最後まですくうのは難しい。
 


食べた後は淡々粛々と村田町内を駆け抜け、買い物をして帰宅。
 


4時間半/158km


10月28日のOFF会、これで宮城県側のコースは万全である。それにしてもおGさんたちの小旅行が実り多きものであったことを祈らずにいられない。あと15年もしたらEDOもああなるんじゃなかろうか。
 

JUGEMテーマ:ABARTH


【参考】
エコーライン大鳥居パーキングで出会ったおGさんたちとの会話、仙台弁で何を言っているのかよくわからない読者もいると思われるので、標準語に翻訳して再録しておく。

G1「なんということでしょう、これは素晴らしいクルマですね」
a「いやいや、ジムニーだって素晴らしいクルマじゃないですか」
G1「何をおっしゃいます、こんなポンコツ」
a「いやいやいやいや、ジムニーは本格オフローダーの鑑ですよ」
G1「そうでしょうか」

愛車を褒められてまんざらでもない様子のおじいさん。そこへもうひとりのおじいさんも近づいてきた。

G2「これ(プン太郎)はアレですね、スポーツカーというものですよね」
G1「そうですよ、スポーツカーですよ」
G2「はぁ、この赤いのは何ですか??」
G1「あなた何を言っているんですか、これはブレーキですよ」
a「そうです。ブレーキです」
G2「はぁ」
G1「(プン太郎のフロントタイヤを指さして)タイヤもすごいですね、これは!」「ジムニーはあんまり太いのを履かせると却ってダメなんです」
a「あ、そーなんですか」

なんだか楽しくなってきたぞ。どこから来たのか訊いてみたら筆者の住まいの割りと近くの方々だった。なんたる偶然。

a「これからどこに行くんですか?」
G1「蔵王温泉に行ってお風呂に入って48号線まで上がって仙台へ帰るんです。だっはっはっは」
a「いーですねー」
G1「色々なお風呂があるんですよ。露天もある」
a「いーですねー」「お昼ごはんも蔵王温泉で食べるんですか?(あわよくば良さげなお店を教えてもらいたい)」
G1「いやいや、麓へ下ってそばを食べるんです」
a「いーですねー、そば」

しかしおじいさん3人というのも珍しい組み合わせではなかろうか。

a「みなさんはどういう集まりなんですか?」
G1「どういうと言ったって…。老人会みたいなものでしょうか。わっはっはっはっは」
G2「もう座頭市みたいに(杖をついてヨボヨボというジェスチャー)なってしまいましたけども」
a「座頭市ならあっちの方はガンガンじゃないですかー」
G2「あっちの方と言われても…、相手をしてくれる人がいないとねぇ…」
一同「わっはっはっは」

ちなみにG3こと3人目のおじいさんはトイレから出てくると会話に交じらず、即座に後部座席に乗り込んでしまった。

G1「さてそれでは行きますか」
a「お気を付けてー」

標準語で書くとやっぱり味わいが薄れる(笑)。仙台弁において会話の第一声のアタマに多用される「だーれ」とは「誰」のことなのだろうか。しかしそれでは意味が通じないし…。「何を言っとるんだ」とか「いやホント」みたいな、強調するような、自分の発言にイキオイを付けるような効果があるのかもしれない。だーれこの説明だって、うんと難しいのっしゃ。

プントエヴォで行く!田舎道オブ・ザ・イヤー2018
| その他のツーリング・夜活など | 20:29 | comments(4) | trackbacks(0) |
またもや下道だけで岩手県は一関市と盛岡市に行ってきた。それには理由があるのだが、その理由の詳細はこのクルマブログにはあまり関係がない。このエントリーで声を大にして言いたいのは、奥州市でK14から分離するR456と土沢から乗るK43は田舎道オブ・ザ・イヤー2018だ、ということだ。

少し思い返してみても、2017-2018年は岩手県に行く機会が多かった。特に2018年に入ってからは初めて下道だけで盛岡に行けた。東北自動車道で盛岡へ向かうとあんなに退屈なのに、下道で行くと美麗な景色や意外やストレスの少ないトラフィックで楽しく走れるというオマケもあった(花巻-盛岡間のK13は除く)。この日も当然下道で盛岡に向かった。一関、花巻、盛岡へ向かう際の宮城県内の田舎道コースを図示してみよう。筆者の中ではすっかり定着した感のある、宮城県大衡村から築館まで、田んぼ恐怖症の人がいたら発狂間違いなしの田園三昧コースだ。
 




残念ながら曇天(築館付近では雨)だったがペースが良いので苦にならない。築館からは工夫もなくR4を北上し、K48で花泉町内へ。ここまでマニアックなコースだとGoogleMapも時間計測データが乏しいらしく、予想時間よりも大幅に巻いて(早く)目的地付近まで来てしまう。JR東北本線・清水原駅で時間調整=仮眠。
 

一関に来た目的は、名うてのギターアンプビルダーが作るBluetoothスピーカーの試聴という、ゴキゲンすぎる用事だった。以下に詳しい。

ordinary/extraordinary
銘木スピーカーを買う


近江銘木(株)の従業員Hさんは
キャデラックCTSセダンに乗る
違うベクトルのエンスーさん。
もっとお話を伺いたかった

近江さんと赤木さんが侃々諤々の議論の上連れていってくれたおそば屋さん「清庵そば処総本家(岩手県一関市滝沢矢ノ目沢73-94)」の天重そばが美味。
 

木の専門家である近江さんが、すぐ近くにある「一関木材流通センター(岩手県一関市滝沢水口105-18)」にも連れていってくれた。これは俗に言う原木市場。材木屋さんや建築関係の職人さんなどが原木を買い付ける市場である。
 

競りの直後だったらしくがらんとしているが、普段はこの10倍の原木が並ぶという。圧巻。アンプビルダーの赤木さんはキャビネットも自分で組み立てる。あれこれ原木をみて音を想像するも楽し。

その後赤木さんの工房で夢のような数時間を過ごし、いよいよ盛岡市へ向かう。幸い岩手県に入ってからは天気は完全に回復し、西日がまぶしい。前回の下道盛岡行は花巻市から東北自動車道・R4の西側を走るK13に乗った。K13にさえ乗ればひたすらまっすぐ走るだけで盛岡に着いちゃうからいいよね!と思ってのチョイスだったのだが、思った以上に整備されていて、物流系トラックの天国となっていた。大失敗だった。しかしでは別の選択肢があるだろうか。一関からはK14での北上がデフォルトだから花巻近辺まではそれで良いとして、問題はその先だ。ざっと地図を見る限りR456などの三桁国道しかないようだ。いや、あるのかもしれないけど初心者にはハードルが高い。なぜなら盛岡にはコンサートを聴きに行くからだ。細い農道に迷い込んだ揚げ句開演時間に遅れるようなヘマはしたくない。しかし岩手県内の三桁国道…。もしかするともみじマークの軽自動車が30km/hで列を成しているのでは…。でもK13を北上するのはどうしてもイヤだ!という消極的な理由で選んだR456とK43だったのだが、あにはからんや、冒頭に書いたとおり素晴らしい景観の田舎道だったのだ。
 





これらはまだK14

最近はあまり書いていないが、とうとう筆者はプン太郎と正しく付きあえる運転姿勢を体得した。ヒントは肩だった。ま、それはともかく、リラックスしていながら高負荷旋回でも身体をきちんとホールドできる体制で運転できるようになったので、このR456以降の道のりは極楽だった。一関を出発したのが15:30過ぎ。10月も半ばとなれば日も暮れるのは早い。暮れてゆく田園風景の中をひたすらマイペースでプン太郎を走らせる。久々に「ドライバーズハイ」を体験。なーんも考えられませーん。ただただプン太郎の操作と視覚情報処理だけに脳みそが占拠される。最高。

ただそういうわけでその美麗な田園風景の写真はぜんぜん無い(笑)。読者諸姉諸兄に申し訳ないと思うとともに、自分自身も残念である。本当に美しい景色だった。しかし花巻市土沢付近でK43に乗る頃には完全に日は没し夜になってしまった。ちょうどこのあたりから盛岡市内へ帰るクルマも増えてくる。R396では明らかにペースが落ちたがイライラするほどではない。盛岡郊外までは順調だった。だがしかしっ!盛岡市内の渋滞がものすごい。R396とR4が交わる南大橋交差点では3回青信号を見送ってもまだ渡れぬ。盛岡に着いたらまず晩ご飯を食べようと思っていたがそれどころではなく、結局目標時間から30分ほど遅れて到着。
 

ローソン花巻東和町店
(岩手県花巻市東和町土沢6区125-1)の
駐車場にて、日暮れ

今回の盛岡の訪問理由は、北田了一さんのコンサート拝聴である。幸い開演時間には間に合った。
 

会場となった「紅茶のみせ しゅん」
(岩手県盛岡市中ノ橋通1-3-15)

ordinary/extraordinary
北田了一・「小唄の会」其の参を聴く

芳醇な2時間を過ごして盛岡を後にする。本当は1泊して北田さんと打ち上がりたかったのだが、「打ち上げ?ないない!サクッと帰るよ」と北田さんは言うし、翌日は朝から現場仕事ということもあり無理せず帰ることにした。こうなると東北自動車道である。ツマラナイ。
 

復路に高速道路を使っているので参考値。
16時間半/394km

年内にもう1度くらい、通常営業中の「紅茶の店しゅん」を訪れたいと思っているが、北田さんに訊くと盛岡は11月23日頃にまずはドカッと積雪する…年があるらしい。やはり仙台よりはかなり早い。仙台在住の筆者の感覚では、ツーリングシーズンはだいたい10月いっぱいで終了。11月はアンコール期間、おまけと考えておく方が無難だ。スタッドレスタイヤも新調せねばならない。さて…。
プン太郎で行く!相馬R115で大勝利
| その他のツーリング・夜活など | 22:37 | comments(2) | trackbacks(0) |

エンジンオイルとミッションオイルを交換したらゴキゲンになってしまったプン太郎を駆って、福島県相馬市の銘店かつ吉へ行ってきた。当ブログコメント欄常連にしてご近所さんのQueiko姐さんの某SNSへの投稿によって、蔵王山の紅葉がそろそろ見ごろという情報も得ていたのだが、この度のプン太郎の激変ぶりには浮かれるなと言う方が無理だ。マイペースで長距離を走ることができる相馬へのプランを選んだ筆者を誰が責められようか。

まずはR4を岩沼市まで南下する。R4を馬鹿正直に南下するなど20年ぶりくらいになるだろうか。今も残っている店もあれば新しいお店もある。また思ったよりもトラフィックはスムースだ。決して愉快な道ではないがたまには良かろう。岩沼市内でR6へ。早々に今度はK52に折れ、K28につながった後はひたすら南下してR113に乗る。R113からK228へ折れ相馬まで一直線(くねくねしてるけど)。相馬に入ればかつ吉はすぐである。R6からの道のりはログを取っておいた。



ところで本エントリー、いつものツーリングレポートに比べて画像が少ない。プン太郎の挙動が嬉しくて写真を撮るために停めるのがもどかしかったのだ。それくらいミッションオイルの交換は霊験あらたかだった。

さてこの日の宮城県側の県道はどれも大当たり。R6から折れたK52も良いが、途中でつながるK28が楽しい。川沿いの曲がりくねる区間あり田んぼの真ん中を1直線みたいな区間あり、さらには集落間を縫うような狭い区間ありとバラエティ豊か。田んぼの稲刈りは半分くらいが終っており、景色は早くも冬の気配だ。雲が多くて奥羽山脈がぼんやりとしか見えなかったのは残念だが、この区間は概ね開けた眺望ばかりで心は晴れやかである。
 


まずは宮城県のK52


で、K28


人っ子ひとりいない




丸森町の南でK228に乗っても本格的に狭いワインディングはほんの僅か。ここを走るのはまだ2度目だが細いワインディングばかりが印象に残っていた。宮城県側は山里の集落を縫うように走る。こういう風情が筆者は大好きなのでやっぱりこっちに来て今日は正解だったなとひとり悦に入る。良いペースで走れたので約1時間でかつ吉に到着。



K228


もう相馬市内


もはやかつ吉での食事の楽しみはロースカツ定食なのかおかみさんとのおしゃべりなのか判然としない。大げさに言えば「これが人生だ」と本気で思う。出かけた先に馴染みの店がある。お店の人ととりとめないおしゃべりをする。そういう小さいことの積み重ねが筆者という人間を作っている。クルマでひとりツーリングをするようにならなければ、こんな楽しみを味わうことはなかったろう。プジョー 307SW、アルファロメオ MiTo、アバルト プントエヴォに大感謝である。そしてもちろんとんかつもおいしかった。ガーリックソースなるものを初めて試してみたが、かつ吉の粗めの衣によくあう。
 


今どきタバコすぱすぱで
大丈夫なお店

 

食後、かつ吉と対になっている菓子舗船橋屋へ。相馬を訪れたら船橋屋には必ず寄る。まんじゅうなどお土産に購入。さて帰路だ。問題はいつだって帰路なのだ。

選択肢は3つある。ひとつ:松川浦へ足を延ばしR6を北上する。ふたつ:常磐自動車道と仙台市東部道路。みっつ:R115で福島市方面へ向かい、途中から宮城県丸森町、福島県伊達市梁川へ抜けて蔵王町・村田町を経由して仙台市へ。この日はやや寝不足だったこともあり、早めに帰宅したかったのでふたつめのプランを実行すべく船橋屋からR115で常磐道相馬ICへ。しかしプン太郎の運転がどうにも気持ち良い。エンジンがブンブン回ってギアがサクサク入るなら、プン太郎の運転はもはやアトラクションである。相馬ICまでの数キロを走るうちに「単車線の常磐道をただまっすぐ北上するなんて耐えられん!!」と2度目の心変わり。R115でそのまま福島市方面を目指す。

R115を西進してわかったのだが、相馬付近からは常磐自動車道だけでなく東北中央道にも乗れるのだ。後者はまだブツ切れ状態だが相馬山上ICから乗れば福島市方面へは行ける。物流トラックなどがプン太郎の前を走ってはいたが、いずれも最後は常磐道か中央道に乗ってしまい、筆者はひとりきりになった。いつもは速度の遅い物流系トラックや軽自動車に頭を押さえられて快適に走れないR115も、こうなると天国だ。紅葉はまだだったが、ところどころのワインディングも含め、午後の日を浴びて陰影濃い緑の中を爆走した。常磐道に乗らなくて本当によかった。



このトラックも最終的には
東北中央道へ乗ってしまった



誰もいないR115

 

しかし30分くらい走ってぎりぎり相馬市内、玉野溜池の付近から脇道に入る。相馬市役所玉野出張所(福島県相馬市玉野町56-1)前のT字路から今度は北上する。この区間もログを取っておけば良かったのだが失念していた。とにかくこの道もまた野山の中を駆け巡る良い道路である。ただ道々山を切り開く大規模な工事現場がいくつかあり、大きな工事車両がどーんと立ちふさがる場面もあった。
 



 

宮城県丸森町から福島県伊達市梁川へ抜けるK102はちょっと手強い(笑)。いつも足を踏み入れてから「あ、そうだった、ここ厳しいんだった」と思い出す(笑)。基本的には峠道で、幅の狭いワインディング。丸森側から入っていくと下りは3速入れっ放しでブレーキの熱ダレをちょっと意識する…的な厳しさである。要は「やや本気走り」が必要で、ツーリングの後半に走るにはしんどい道なのだった(笑)。幸い前走車も後続車も対向車もゼロ。ただブラインドコーナーがそれなりにある上に、猛威を振るった台風24号の影響か濡れ落ち葉や折れた木の枝が道路に散乱している。ハイペースで下れるわけでもない。



ようやく人里へ

 

ようやく梁川の平地に辿り着き、国見付近からR4に乗る。あまりの眠気に馬牛沼脇のパーキングエリアで仮眠する。ツーリング中の仮眠は大変重要である。蔵王町向山交差点まで北上すると左折、農道を経由して村田町へ。あとはおなじみK31で仙台市街地へ。



今回うっかりTripメーターを
セットし忘れた。
イデアルさんへの入庫時距離数から
帰着時の距離数を引き算すると
6時間半/192km

 

プン太郎に煽られる形で足を延ばした相馬市だったが、まさに大勝利だった。蔵王という課題は残ったが悔いはない。次のツーリングは岩手県盛岡市への下道ツアーとすでに内定しており、紅葉の蔵王へ赴くタイミングがますます難しくなってきた。
 

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プン太郎で行く!栗駒・雄勝で雨ざんざん
| その他のツーリング・夜活など | 22:13 | comments(0) | trackbacks(0) |

9月も後半になると焦る。仙台のツーリングシーズンも残りわずかとなるためだ。家族に大手を振ってひとりツーリングに出かけられる平日の休日(変な言い方だな)は大切にしなければならない。それなのに、嗚呼それなのに、この日は雨だった。しかもけっこうちゃんとした雨足。だがシーズンの残り期間の少なさを鑑みれば中止や行き先変更はあり得ない。ということで栗駒山から秋田県東皆瀬村経由湯沢・雄勝を計画どおり強行した。

栗駒山を迂回して秋田県に入るK282は10月の後半にもなれば積雪によって閉ざされてしまう(そして6月下旬にならないと開通しない)。栗駒山の秋の紅葉はもちろん美しく、そのベストシーズンは10月に入ってからなのだが、そんな悠長なことは言っていられない。行ける時に行かねばならないのだ。まずは栗駒山を目指すのだが、R457-R398はもうまったくフレッシュネスがない。ということで大衡村で早々にR457から離脱し、K156-K159(素晴らしい県道番号!)、さらにK226-K267を爆走して川渡温泉に至る。何度走ってもワイルドかつ孤独な道である。最高。それはそれとして、仙台近在のヘンタイ諸姉諸兄はお気付きと思うが、川渡温泉まで抜けてしまうと花山湖への最短コースR398に乗るには行き過ぎである。数km仙台寄り手前の池月から乗るべきだよ!とお思いであろう。だがこれでいい。この日は川渡から花山まで抜けるK253を走るのが最初の目的。初踏破区間なのだ。このあたりはログを取っておいた。青い方(オレンジが帰路である)。



王城寺演習場のすぐ近くの
定点観測地点



 


楽しい道行きなのだが雨足は相変わらずしっかりしていて、プン太郎を停めてのんびり撮影なんてやってられず。
 


K253の途中、
小田ダムにかかる橋


実際のところK253は晴れていれば相当美しいだろう。ぜひまた来たい。走り抜けるとすぐに花山湖。「道の駅路田里はなやま自然薯の館(←名前が長いよ!)」で小休憩していよいよR398で栗駒山へアタックである。
 


奥の方にかすんでいるのが
栗駒山


当然のことながら雨はざんざん。湯浜峠から眺むれば栗駒山も霞んで見える。気温は10度程度でシャツ1枚では寒い。ひえー。お目当てのK282の分岐点に到達すると、ものすごく珍しいことに山を下ってくるクルマがいた。
 




K282を登って行く途中、
進行方向左側(秋田側)は
まるで墨絵の世界



須川湖


岩手県境でいよいよR342へ左折。東皆瀬村へ一直線。雨は止まず。
 


山間の稲穂はなんて美しいのだろう。晴れていればプン太郎をどこかに停めて、お茶の一杯でも呑みたいような美麗な景色が続く。
 


R397と分岐するT字路に出た。右に曲がれば岩手県一関市、左に曲がれば秋田県横手市である。順当に左折して横手方面へ進めるのだが、この日の昼食は雄勝・「道の駅おがち小町の郷(←名前が長いよ!)」で比内鶏の親子丼と決めている。いや、だいたいそんな感じ。実はこの日最大の興味は東皆瀬村で、それ以降のプランは曖昧である。横手市内のとんかつ屋・かつ卉は定休日だろうし、かと言ってオルタナティブアイデアがあるわけでもない。加えて単にR13を南下するのでは面白みがない。適当なところで左折し、うろうろした揚げ句K108という準幹線道路をゆっくり南下する。雨は止まない…。
 




湯沢墓地公園
(秋田県湯沢市山谷字金堀沢山)
というところでトイレを借りました


ずいぶんクネクネ走ったが最後はR13に合流して無事に道の駅おがちに到着。13時を回っておりお腹ペコペコである。2Fのレストランに上がっていくと「いよいよ登場!人気のローストビーフ丼!」という手書き看板に目を奪われてしまい、メニュー検討もせずにこれを発注。
 








これ(小野小町)のイメージな


結論。ご飯は大盛りが吉。大変おいしかったが、小野小町を模したと思われる菅笠代わりの最中(もなか)の皮をどうしても食べる気にならず。これなぁ、どうすれば良かったんだろうか…。家族へのお土産にうどんを購入してプン太郎の後部座席で仮眠。10分くらいだろうか。これが効果大なのだ。気がつくと雨が上がっている。おお!素晴らしい。R108で宮城県鬼首・鳴子温泉へ抜けて大人しく帰ることにする。実はこの日の夜は会合に出席する都合があった。効率優先とせざるを得ない。
 






-7度だったり
30度だったりした
鬼首


鬼首までは我慢してくれていた雨も鳴子温泉に到着する頃には再び降り始めた。岩出山町までR457を我慢しつつ南下。岩出山町からはおなじみK159-K156の朝走ったコースに戻る。
 




約8時間/335km


そりゃ晴れてれば申し分なかろうが、雨の中走る経験もまたそれはそれで…。特に宮城県花山村付近のK253は見応え走り応えあり。周辺は宮城県内の最低気温記録を更新し続ける寒い地域なので、あと1ヶ月もしたらプン太郎でブイブイ言わせられなくなるだろう。あぁ、毎年夏に忙しい我が身がうらめしい…。残り僅かな2018年ツーリングシーズンに、あと何回走ることができるだろうか。
 

JUGEMテーマ:ABARTH

プン太郎で行く!細倉・だるま屋・伊豆沼へ
| その他のツーリング・夜活など | 23:23 | comments(6) | trackbacks(0) |
宮城県北方面を走ってきた。具体的には栗原市をめざし、伊豆沼を経由して帰ってきた。久しぶりの秋晴れの下気持ち良く走ることができた。

いつもに比べればライトな道行き。先日福島方面へ行ってきたので今度は北、という単純な理由の他にももうひとつ明確な目的があった。それは栗原市・鴬沢のだるま屋という食堂でかつ丼を食べてくることだ。先日筆者の生業であるバスツアーを企画した。その際昼食のお弁当を作ってくださったのがだるま屋さんだった。コース検討のための下見に同行した際にだるま屋さんで一度食事はしているのだが、ツアー当日は添乗かなわず特製弁当は食べられなかった。この特製弁当、参加者からもスタッフからもすこぶる評判が良かった。この日はそのお礼を兼ねての訪問なのである。
 

これはその下見の時に食べた
ミソチャーシューメンと半ライス

10時頃に自宅を出発。自宅近くのメイン幹線道路R457をそのままひたすら北上すれば、R457沿いに建っているだるま屋さんには自然に到着する道理なのだが、もちろんそんなコース取りはしない。田園の中をひたすらクネクネ走る道を行く。以下のMapでご確認いただければ幸い。


往路:青
復路(一部):橙

一見してわかるのは、このコースは最短の、高効率のコースではない。特にR47をずいぶん西に進んでしまっている。しかし東周りで一瞬でもR4を経由して効率を良くするよりも、西進して「座散乱木遺跡」から東北自動車道化女沼PAまでの田園地帯を"駆け抜ける喜び"した方が良い。この周辺の美しさは、わざわざ遠回りしても走る価値がある。それなりに交通量もあるのでペースは決して速い方ではないが、天気が良いだけで田園地帯ツーリングの楽しさは5割増である。化女沼PAから鴬沢までには初踏破区間も含めていたので、非常に楽しい往路だった。
 

大和町・R457


色麻町


三本木のある交差点にあった標語。
千葉美智子さんは抗議した方が
いいのではないか



座散木遺跡の
北側の農道。
最高



だるま屋さんに到着する頃にはまんまと空腹になっていた。前回頼めなかった「かつ丼750円」を注文。
 



カツ丼に青のりは
珍しい

ごちそうさまでした。先日のお弁当のお礼を言って退店。復路につく。こちらにも初踏破区間を用意しておいた。上掲地図内の復路をご確認いただきたい。だるま屋さんを出発、R457とK181を東進してR4へぶつかる。まずこのK181が初踏破。さらにR4を跨いで石越方面へ走る川沿いの農道とK185も初踏破。桜並木が何度も現れる。春はさぞ美しかろう。石越駅近くまでくれば今年は盛岡・花巻への下道ツアーの要所としてすでに見覚えある街。K176に乗り、あとはそのまま伊豆沼まで田園地帯をひたすら南下するのみだ。K177への交差点を本来左折するはずが直進してしまい、伊豆沼の北側へ出てしまったがすぐに軌道修正。
 

気がつくとそろそろ
稲刈り時期なんだもんなぁ…



R4を超えて
石越へ



伊豆沼へ到着。
画像右側はもう沼

無事に有限会社伊豆沼農産の直売所へ到着。ジェラートを食べお土産にチーズとハムを買う。
 

本当はこの伊豆沼からの帰路をログでお見せしたいところなのだが、伊豆沼農産で「一時停止」した後アプリの操作に失敗して取り損なった。菱乃倉生活センターから梅ヶ沢駅前簡易郵便局を経て株式会社登米精巧に至る農道がとにかく楽しい。お時間のある方はGoogleMapでこれらのキーワードを検索してみてほしい。全行程ではないがストリートヴューもある。
 

MiToでも撮影した
由緒正しい名も無き農道



大崎市・田尻

以降は小牛田駅や松山町を経由して大郷町・大和町へ。もはや目をつむっていても走れるコースだ。


大和町の定点観測地点

帰宅して少し昼寝。極楽ですなぁ。本気で北方面を走ろうと思ったら、今は栗駒山を経由してR342で東成瀬村へ抜けるだろう。10月中までに走っておかないとすぐにまたぞろ積雪・通行止めである。今年も時間がなくなってきた。


約4時間半/192km
 

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プン太郎で行く!大阪 in the 猪苗代
| その他のツーリング・夜活など | 20:37 | comments(9) | trackbacks(0) |
プン太郎で猪苗代湖南の大阪屋へ行き、ソースカツ丼を食べてきた。いつもと逆で山形県・高畠町、米沢市から福島県・桧原湖、ゴールドラインを経て。今回の道行きで運転席のシートを1ノッチ前へ出したら、さらに運転に集中できるようになり、久々にドライバーズハイを経験できた。

筆者の生業は1年通じてだいたいルーティンができあがっており、7・8月はなんだかんだと忙しいのが常だが、加えて今年の異常な酷暑と一転して8月後半の悪天候続きという間の悪さ。さらに夏休みで家にいる子どもたちを差し置いてひとりででかけるのもなんとなく後ろめたく、つまりはそういう諸々が作用してちっとも走りに行けなかった。いいかげんに我慢も限界に達していたので、この日は何が何でも走りにいくつもりでいた。で、なぜ猪苗代湖なのかというと、今年は花巻だ盛岡だと北に向かうケースが多く、山形も先日走ったばかりな上に大雨による河川氾濫などタダゴトではない。猪苗代湖周辺は鉄板と言えば鉄板なのだが、春に南東北三県を一気に走破したのが尾を引いたか(笑)ご無沙汰だし、何よりも美味いソースカツ丼が喰いたいではないか。前日夜というか当日早朝にトイレに起きた時、「いつもと反対に走ったらすげえ楽しいんじゃね?」と気付き、冒頭のコース取りとなった。

当日朝、仙台は小雨模様。知ったことか!とにかく行くんじゃ!仙台市内からR286で川崎町・釜房ダムへ抜ける。休日前夜に夜更かしする癖が抜けず、気持ちはハイなのだがとても眠い。なので釜房湖畔にクルマを停め、無理せず15分ほど仮眠。これが効いた。あとはすっきり猪苗代湖まで爆走できた。
 

R457

川崎町から久しぶりにR457、K51で七ケ宿町へ向かう。いつもはペースの遅いクルマもいるコースだが、幸いこの日はそういうクルマとは無縁。とは言え動物がひょっこり出てくる可能性もあるし、あまり早いペースで突き進むと遅いクルマに頭を抑えられてしまう可能性もある。常識的な速度で進む。もちろんそんなペースで走ってもプン太郎の運転は楽しい。

七ケ宿町にできたコンビニエンスストアと生協の合体店舗で休憩。つまり生鮮食料品も扱うファミリーマート。何年か前に出来たこの業態店舗、初めて利用したが山奥の旧宿場町である七ヶ宿には、革命的に便利なのではないか。おそらくこれまで七ヶ宿の人々は、ウィンナーやシャケの切り身を買うためには、片道3-40分かけて下界の白石市へ出かけなければならなかったはずだ。それが町内で済ませられるのだ。筆者もお茶や甘味をまんまと買ってしまった。
 

ファミリーマート+COOP七ケ宿店
(宮城県刈田郡七ヶ宿町字一枚田20-1)



そう言えば高圧洗浄器が家にあるな…


台風はまだ上陸していないのに
トラックが横転していた

R113で山形県・高畠町へ。alfa_manbowさんの縄張りだが平日のこの日は当然お仕事だろう。県境あたりで気になり始めた燃料計の指す残量が1/3程度。このままでは山形・福島間の白布峠越えはできても、檜原湖畔でガス欠立ち往生は必至だ。高畠町内か米沢市内で給油する必要がある。馴染みのSSが昭和シェルという理由だけで作ったカードで支払いたいがために、R13を南下してシェルの給油所を探す。しかしいつものことながら、シェルのスタンドって無いんだよなぁ(泣)。結局米沢市内、旧米沢城趾付近の(有)永井屋石油店(米沢市中央4-2-4)で無事にハイオクを満タンにする。白布温泉への道を聞くと「この道をまっすぐです。とにかくまっすぐ」。で、実際そうなのだ。20歳頃から何度も米沢に遊びに来ているが、都市の新陳代謝が進み、記憶があいまいで目的地への最短コース的な走りはできない。米沢市街地は味わい深い建物が多いので迷い迷い走っても楽しいが、この段階で11時すぎ。ランチタイム終了の14時までに猪苗代湖南へ到達している必要がある。道に迷うロスタイムは認められない。
 

上杉神社脇の「伝国の杜

永井屋石油店のご主人の案内が適切だったおかげで、無事に白布温泉へ到達。
 

白布温泉「東屋

あとは現K2=旧有料道路をひたすら駆け上がるだけだ。幸い前走車も追走車も皆無。ここはひとつ久しぶりに本気走りをしてみるか、とプン太郎に鞭を入れる。ほぼ3速に入れっ放しで標高を上げていく。先日の車検予備検査で「溝もまだまだありますし」と太鼓判を押されたポテンザRE050Aはしょっちゅうグリップを失う。以前コメント欄に「溝があってもグリップがどんどん落ちる消しゴムタイヤだ」という忠告をいただいたが、なるほどそんな印象を受ける。とは言っても20mmのホイールスペーサーを咬ませたリアはどっしり安定しているし、アンダー気味のフロントが逃げる様子は漸進的に腰や手のひらで察知できるので、それほど怖くない。何より登り行程なので下りの時のようなハラハラドキドキもあまりない。MiToでも同じことをやったが、あいつは挙動の破綻が唐突なので例え登りでももっと怖かった。
 



あっという間に頂上部「西吾妻スカイバレー」へ。
 

下りはボチボチ対向車もいたので至ってのんびり。
 

後ろに見えるは桧原湖

相変わらず時々パラパラと小雨が降るが、檜原湖畔まで降りてきてもそれは変わらず。ただ如何にも「台風接近中」的な慌ただしい雲の動き。荒天にならないことを祈りつつ。下界はそれなりに交通量があり、それでなくても距離のある檜原湖畔の道が長く感じる(笑)。のんびり走る某国産セダンの後ろを大人しく走って裏磐梯へ。K2からR459へ乗り換え、磐梯山ゴールドラインへ乗る。

この直前の信号待ちで運転席をさらに1ノッチ前へ出す。背中と腰をぴたりシート背面へ付けると、まだCペダルが遠い、ような気がする…。半信半疑での再調整だが、ゴールドラインを走行中この再調整の恩恵をイヤと言うほど受ける。2速が渋いのは相変わらずだが、シフトチェンジそのものはより安定した。背中というか背骨を安定させた最大の恩恵は頭がぐらぐらしないこと。頭がぐらぐらしないことイコール三半規管の安定動作なので、車体からの情報量が増える。スカイバレーやゴールドラインは当然だが、普通に市街地を走る時もラクチン加減が増す。だから疲れにくい。自分以外に走っているクルマはなく、久しぶりにドライバーズハイを経験。ひたすら窓外の景色とステアリング・シフトチェンジに没頭する。
 

後ろに見えるは猪苗代湖

そうやってR49へ合流し、無事に猪苗代湖の西を走るR249に乗る。あとはひたすら南下するだけだ。無事に13時すぎに大阪屋へ到着したら…。店前の駐車場が満車ー!えー?この時間で??ナナメ向かいの第二駐車場へプン太郎を停めて店内へ。なるほど、けっこうお客さんがいる。迷わずソースカツ丼930円。カツ丼は汁物が「みそ汁」か「ラーメンのスープ」か選べます(笑)。
 

大阪屋
(福島県郡山市湖南町福良中町76



旅慣れているてるてるコヤジさんからは会津の別のお店に行けと厳命を受けているが、やっぱり大阪屋、うまいよ(しみじみ)。肉の厚み・衣のジャキジャキ具合・ソースの濃さ…それらが一体になって筆者を襲うのだ。至福の一時である。だがしかし、もはや筆者には少し量が多くなってきた…。普通盛りのソースカツ丼を持て余す日が来るとは…。これも老いである。
 



ものすごく久しぶりに
青空を見た!

この日の夜は会合に出席する都合があったので、ここから土湯峠・七ヶ宿街道・万蔵稲荷などを経由するのはハードである。普通に猪苗代湖の東側を北上し、R49から磐越自動車道・東北自動車道に乗って帰ることにする。
 

猪苗代湖へ!
K234


磐梯山。美しい




上記経路で帰ればさらに3時間は上乗せすることになっただろう。高速道路代金3,240円ということは1時間を1,080円で購入した勘定か…。でもおかげで自宅で休憩してから出かけることができたので、必要経費と思うことにした。久しぶりに見た猪苗代湖畔からの磐梯山の眺めは、ここ数年で一番美しかった。


約8時間/397km
 
峠を3つ超えたのに疲労が少ないのはやはり運転姿勢を改造したおかげだろう。9月もまた忙しいが、残り少ない2018年ツーリングシーズンをまだまだ堪能する予定だ。
 

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プン太郎で行く!花巻まで岩手県東西の県道三昧
| その他のツーリング・夜活など | 23:14 | comments(4) | trackbacks(0) |

岩手県花巻市・田舎laboへ筆者のCDを納品するために出かけた。当然往復とも有料道路は使わない。つまり国道・県道・下道のみの行程である。往復のコースは異なるが、どちらも約200kmの道程となる。

田舎labo所長のGON盒兇気鵑箸蓮▲丱鵐秒膣屬任△襪汎瓜に筆者にとって尊敬すべきアーティストである。その上田舎laboというギャラリーのような実験室のような、クリエイティビティー溢れる空間を日々運営している。ひとことで言えばかっこいい人なのだ。今回はアルバムを売りつけると同時に田舎laboでの委託販売もお願いする魂胆である。当日は雨。前夜仙台の山沿いは凄まじい雷雨だったが、幸い夜が明けたら雨は小降りになっていた。時間の予想がまったくつかないが、片道5時間と見積もって朝6時に自宅を出発した。「人並みに外出する」というふざけた夏休みの目標を掲げる息子も同道した。

田舎laboのウェブサイトはこちら

今回の往路は先日の盛岡行きで体得した東北自動車道の東側、岩手県K14をメインに走る。今さらに考えてみると、宮城県はR4や東北自動車道が南北の中央を縦断しており、このラインを境に宮城県は東部と西部に分けられる。西部は山沿いで走り甲斐のあるワインディングが多く、結果的に筆者の足は西部に向かう頻度が高い。その反面、東部田園地帯は景色こそ美しいがトラフィック速度は遅めで(軽トラックや高齢者運転の軽自動車が多いから)、石巻市・真野地区など少数の例外はあれど、わざわざ走りに行くことも少なかった。しかしここ最近、特に登米市から北のエリアへの印象が好転。ペース良く走ることができるコースも徐々にわかってきたし、時折走り抜ける小さな村落の佇まいの美しさも味わえるようになってきた。

そんなわけでこの日も最初のチェックポイントは宮城県北の伊豆沼。途中コンビニで朝ご飯など食べたので2時間くらいかかってしまった。郊外の通勤ラッシュアワーは7時台であることがよくわかった。せっかく早い時間に家を出発したが、むしろ逆効果だったのかもしれない。



 


伊豆沼から向こうはログを取っておいたので、ぜひGoogleMapを大きな画面で確認していただきたい。石越駅付近で曲がり角を間違えてうろうろしてしまうトラブルはあったが、その後は順調だった。前述の盛岡行きの際は昼食の都合から岩手県・一関市内を経由したが、今回は敢えて花泉町からK48で千厩町に踏み入り、北上川の東岸を走るK282を北上。途中R343に乗り換え水沢市入り。さらにK14・K28を走り継いで花巻市まで。道中青空が出ることはなく、常に小雨。時々ちゃんとした雨粒がバラバラと降ってくる。そのせいで極端に写真が少ない。



あと200mで
一関市花泉町
というあたり

 




R284で
北上川を渡る


往路のトピックは北上川東岸をひた走るK282。初踏破のこの道は交通量極少の対面通行の狭い県道である。晴天ならもっと気持ち良かったろう。北上川は雨で増水していて焦げ茶色の濁流が大きくうねっていた。もしかしたら交通量が少なかったのは、雨の影響があったのかもしれない。
 


K14、
定点観測


間もなく花巻市というあたり、K28から西へ進むタイミングを見失い、少しいらぬ遠回りをしてしまったが、10:40頃に田舎laboに無事到着。迷ったり食事している時間を差し引くと、所要時間は概ね4時間というところか。開店前の田舎laboに図々しく入店してGONさん夫妻とおしゃべり。居心地が良くて時間を忘れる。無事にアルバム1枚をお買い上げいただき、10枚ほど委託販売していただくことになった。納品のその場で手書きPOPなど作成。恥ずかしい出来だが無いと困る。折しも店内では「ガラスに咲く花」と題した和風銀さんのガラスアクセサリ作品展を開催中。家人と長女にお土産として購入。
 


筆者とGONさん


無事店内で販売開始


小一時間も居るとそろそろ昼食の時間だ。今回は花巻初心者の息子がいたため鉄板のマルカン大食堂が既定。田舎laboを後にし、マルカンビルディング6階マルカン大食堂へ。
 


マルカンデパート、
6階でエレベーターを降りると
眼前に広がる光景


マルカン大食堂について説明すると長くなる。なので手短に。花巻市内随一のランドマーク「マルカンデパート」は数年前に閉店。耐震化工事を諦めたのだ。未だに昭和の匂いを色濃く残すマルカンデパートと6階の展望大食堂の閉店を惜しむ声は、止むどころか時間が経つにつれ大きくなり、とうとう大食堂だけが復活した。メニューも味も当時のままに。とにかく市街地が閑散としていても、マルカン大食堂だけは大にぎわいという、ものすごい吸引力を持った「デパート食堂」なのだ。

息子はGONさんオススメ「焼き肉ラーメン」を、筆者はマルカンのアイコン的存在「ナポリかつ」を。また今年3月に初めて食べた「あんソフト」もオーダー。味付けまで昭和なメニューの中で「あんソフト」だけは異色のデザートメニュー。ソフトクリームをお皿によそい、あんこをトッピングしただけのもの。しかしこのあんこは近在の和菓子屋さんが別途納めているものだそうで、ソフトクリームに合わせることを前提に通常のあんこよりも塩味を強調したもの。こってりしたソフトクリームと絶妙の調和を見せる。これらみっつのメニューをオーダーして2,000円でおつりがくるのである。価格まで昭和かよ!ビバ昭和である。
 


焼肉ラーメン530円


ナポリかつ780円


あんソフト450円


満腹になってマルカンを退店。復路はK37・K42で岩手県西部を南下して宮城県栗駒町を目指す定番コースで帰りたかったのでふたたび西へ。このコース、プン太郎で走るとやはり本当に面白い。岩手県の山沿いを、いくつもの小さい集落を通り過ぎつつ走る果てしないワインディング。宮城県栗駒町まで来ると流石に交通量が多い上に全体的な速度も落ちる。いつものR457とK17との交差点でふと魔が差した。このままK17へ右折して岩出山町の中を抜け、R457をひたすら南下する…。100万回走ったいつものコースが一瞬で脳内で再生される。最後の最後でそれは退屈すぎる…。ほとほと嫌気がさし、そのまま分岐したK42を南下し、R4へ合流してしまう。もちろんこっちも退屈なのだが…。なんとか大崎市・R47との交差点まで辛抱し、R47を一瞬だけ西進し、左折して農道とK158へ。三本木まで下りひまわりの丘(今営業のまっさかりだった!)を経由して色麻町内へ。あとはR457を退屈に自宅まで。
 


K37
岩手県胆沢郡金ケ崎町西根和光の
定点観測地点



10時間半/399km


雨が降らなければ極上の夏ツーリングだったのに…と思わないでもないが、晴れれば晴れたで灼熱地獄のツーリングになった可能性も…。雨中の400kmなんて経験も滅多にしないからこれはこれで良しとしよう。ちなみに夏休みの目標達成のために同行した息子は、往路も復路もほとんど助手席で寝ていた。意味ないじゃん!
 

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プン太郎で行く!ケバブサンドとだしそばの道
| その他のツーリング・夜活など | 20:32 | comments(11) | trackbacks(0) |

夏休みの惰眠を貪る息子を伴って、山形県・寒河江市と山形市内を走ってきた。日本国内が酷暑に晒される中、わざわざ仙台よりも気温が高い山形県内に赴く理由はもちろんある。

このブログの過去エントリーを丁寧に読み返していくと、道の駅「チェリーランドさがえ」が何度か登場することに気がつくだろう。チェリーランドさがえにはトルコに関連した施設や食べ物メニューが揃っていて(姉妹都市か何かなのだろう)、実際にトルコの人が作るケバブサンドが食べられる。息子はこのケバブサンドの大ファンで、よく筆者に「寒河江に行こうぜ、ケバブサンド食おうぜ」と言ってくる。が、「暑いからヤだ」とか「休日は混んでるからヤだ」とか、いろいろ理由をつけて筆者は息子を連れていかなかった。たまたま気が向いたら息子は夏休みだった。明かしてしまえば大した事のない理由だが、ひとりツーリングの行き先など、そんな理由で決まるものだ。

朝9時過ぎに自宅を出発。寒河江までのコースは仙台市内からR48で県境を越え東根市に入る、何の変哲もないもの。
 


R48
作並温泉を通り抜ける


たまたまこの日、仙台は予想最高気温が30度を下廻るという酷暑の八分休符みたいな日だったが、関山峠トンネルをくぐって山形に入ると、明らかに気温がどんどん上がる。あっという間に32度だ。仙台では窓全開で走れば暑さを我慢できたが、32度ではちょっと…。しかし久しぶりにエアコンロス無しにプン太郎を走らせると、やはり良い。運転のリズムを作りやすい。そして特に2、3速の2,800rpmくらいからのトルク感もりもりもり具合の楽しさと言ったら…。そいつを身体に馴染ませてしまうとその快楽にはもう抗えない。寒河江に着くまでエアコン無しで走ることにする。わはははは。

今回もなるべく未踏破の道路を探して走ってみた。R48を進み天童市へ入り、ローソン天童川原子本郷店のある交差点を北へ曲がる。ひたすら果樹園が続く地帯の、農道と思われる細い一直線の道路を西へ進む。走っているのは軽トラックばかりだし、道路の左右には農作業中の方々がちらほら見える。プン太郎で走るのはちょっと場違いな気がしたが、なるほど山形空港へのショートカットとしては理想的。
 


山形空港すぐ隣のナイスとんかつ屋「3男坊」まで来ると、あとは手堅くR287とK25でチェリーランドへ。表通りのR112からではなく、川沿いの堤防を走破して(笑)パーキングに乗り込もうとしたその矢先、その表通りの入り口からアウディ R8が入ってくるではないか!!実車を見るのは2度目だ。
 


ひっくーっ!(低い!の意)想像以上に車高が低いR8を後ろから見ると、「これ、どこに人が乗るんじゃ」という態である。V10モデルでLHD、助手席からは見目麗しい女性がすらりと降りてくるんだから、こりゃ決まりすぎだろ!R8氏と女性は冷房の効いた建物へ。筆者と息子は冷房の無いケバブ売り場へ(泣)。ケバブサンド、おいしいね。
 


隙あらば辛味スパイスを
増量しようとするトルコの人





うめえ


190ml


喰うもん喰ったらその次だ!!R287で朝日町へ南下。K18で白鷹町、そのまま山形県民の森を抜けて山形市内へ、蕎麦でも喰うか!という算段。ここからはログを取っておいた。
 


プン太郎の外気温計は34.5度なんてふざけた表示を続ける。残念ながらチェリーランドを出発する時からプン太郎のエアコンはON。あーあ。そんな猛暑の中、屋根開きで走るアルファロメオ スパイダーの後ろに付いた。
 




夏スキーのメッカ、
月山(がっさん)



尊敬せざるを得ない


このR287は道路左右の眺めも良く、前を走るクルマのペースさえ良ければ三桁国道の癖に侮れない道路だ。しかし途中からK18に入ると、こちらはさらにゴキゲンである。ゆるい上り勾配の片側1車線ワインディング。エアコンロスが恨めしいが、助手席に息子が乗っていることもあって目を三角にするようなペースでは走らないから、ここは良しとしよう。いくつか集落を経由しつつK143に乗り換え、さらに細くなったワインディングで白鷹町へ抜ければ、広がるパノラマに思わずニマニマしてしまう。いつもそうだが、この日も前走車も後続車も対向車もいない。陶然としちゃうね。
 




ここも定点観測地点。
西村山郡朝日町下芦沢




 

白鷹町内で分岐するK17で山形県民の森を通り抜ければ、ほどなく山形市街地だ。目指すは「梅そば」、先日食べられなかったリベンジだ!息子よ!梅そばの定休日を調べろ!!高校入学と同時にゲットしたiPhone8plusでGoogle検索!!「本日定休日だって」ずこー。すかさず目標変更。西蔵王公園の竜山を目指す。R348からだと交差点をふたつ曲がるだけで到着してしまうイージーさに驚いた。
 






竜山
(山形県山形市八森96)



「あんまり暑いからお客さん来ないよ!」とご主人がぼやくとおり、なるほどお客がいない。入れ替わりに高齢のご夫婦が退店すると、店内は筆者と息子だけに。窓は開け放たれており、ひっそりとした座敷席は居心地最高である。読者諸姉諸兄におかれては可能な限り竜山を訪れていただきたいと願う。そうこうするうちに蕎麦が運ばれてきた。
 








ケバブサンドを食べた後でもツルツル入ってくる逸品。竜山はそば打ちに必要な清涼なる水を求めてこの山の中腹にお店を開いたらしい。蕎麦も出汁もそれを実感できる味である。必要以上に太かったりボキボキいわない、蕎麦に思い入れのない筆者ですら積極的に足を運びたくなる。加えて蝉時雨を聞きながら座敷で蕎麦をすするというロケーション。浮世の憂さもしばし忘れられるというものだ。食べ終ったあと、この座敷で昼寝したら最高だろうなぁと本気で思わずにいられなかった。

竜山に来るといつも思うのだが、ここでお酒を呑んで温泉にでも入ったら極楽だろうなぁ。竜山では日本酒ももちろんおいてある。山形の銘酒「十四代」を推しているようだ。ただ立地条件から言ってクルマで来るお客がほとんどだろうから、酒のアテの種類自体はそこそこだけど、そんなことは瑣末なことだ。竜山でお酒を呑んで蕎麦を食べ、蔵王温泉に戻って風呂に入って寝る。これが西蔵王公園・蔵王温泉コンプリートコースではなかろうか。

そんな夢想をいつか叶えん。しかし今日は笹谷トンネルを抜けて定番コースで自宅まで帰るのみ(泣)。例によって釜房ダム湖畔で定点観測。
 


笹谷


釜房ダムでも定点観測


5時間/189km


数年後に息子が免許を取ってBMW Z3を買ったら(欲しいんだそうだ。4気筒モデルなら中古価格も安いしな)、親子でツーリングに行けるだろうか。

 

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プン太郎で行く!鬼首に魅惑のパノラマあり
| その他のツーリング・夜活など | 22:44 | comments(2) | trackbacks(0) |
ひとりツーリングに出かけて、次の課題を得ることも多い。過日の朝練で厳寒の鬼首(おにこうべ)を訪れたエントリーでも、ナイスなご指摘をいただいた。

プン太郎で行く!鬼首で夜明けを待つ
 

この時外気温はマイナス7度

プン太郎が鼻を向けている山、斜めに走る線。これをGoogle Mapで調べてみると、なるほどそれは鬼首から山形県最上町へ抜けるK63だった。そんな県道はまったく知らなかった。鬼首から最上?往路も復路も楽しくなりそうじゃあないか。雪の心配がなくなったら行ってみようと手ぐすね引いて待っていた。


朝8時に自宅を出発。せっかくなので山の中を走る県道を走り継いで、まずは鳴子温泉へ。自宅付近は今にも降り出しそうな曇り空だったが、鳴子まで来ると青空が。
 





例のオーディオ改造の期間中、代車のアテンザに10日間乗っただけでプン太郎の運転がギクシャクする。強力なブレーキは神経質に感じてしまうし6MTのシフトダウンはぎこちない。あー、オレはまだまだだ…。同時にプン太郎のフィードバックの多さにも感心する。ステアリングにせよ加減速にせよ、プン太郎がドライバーに伝えてくる情報は多い。やはり漫然とは運転させてもらえないクルマだ。

鳴子温泉を通り過ぎ、R47からR108へ折れると鬼首はすぐだ。冬に写真を撮った場所へプン太郎を進める。マイナス7度の一面の雪原は今青々とした水田となり、気温も31.5度。山々も心なしか近く感じる。草も木も生い茂り景色全体が生命力で溢れている。
 

来たぜ鬼首


冒頭のマイナス7度とほぼ同じ地点。
やはりK63が目の前に

本日の主題K63へ進入すると、リゾートホテルオニコウベオニコウベスキー場までは道路もきれいだし道幅も広い。
 

しかしスキー場から徐々に標高を上げて行くと、道幅が急に狭くなった。加えて夏草がずいぶん道路にはみ出している。鬼首側から登って行くと、進行方向右側には平地が常に見える。さっきプン太郎を停めて見上げていた場所を今走っている。Yeah!
 



あそこ!
あそこでプン太郎の写真撮った!!※

K63に入って以来、下ってくるデリカ D:5とすれ違ったが、プン太郎以外に走っているクルマはその1台だけ。そこそこ道路状況も良く、見晴らしも良い。このK63、なかなかに素敵な道だぜ!ゴキゲンだぜ!とペースも上がる。
 

意外や峠のてっぺんはすぐに現れ、そこが山形県との県境だった。山形県側に入るとさらに道路幅が狭くなる。夏草のイキオイもあり、対向車がいたら確実にすれ違えないレベルへ突入。宮城県側と違って路側帯もほとんど設けられていない。対向車が来ませんように…と念じつつ下ることしばし、なんと未舗装路が現れた!!
 

ただしところどころ舗装路が復活する。なんだこれは。山形県がやる気がないのか、雨水の処理のための敢えての未舗装なのか。いずれにしても未舗装部分ではそろりそろりと走る。

ようやく山里へ出ると一気に平和になる。この最上町の山際の景色は、山形県南陽市や福島県三春町のあたりを彷彿とさせる。つまりは盆地の眺め。

R47へ合流し、赤倉温泉、銀山温泉を経由して帰ることにする。新庄市へ抜けエンジェルスでカツカレーとも思ったが、先に書いたプン太郎とのギクシャク感が少々気になる。今日は距離を延ばすよりも丁寧な運転を心掛けた方が良さそうだ。R47をしばし宮城県側へ走り、赤倉温泉駅でひと休み。K28で南下する。
 



帰宅してから地図でこの日の走行経路を確認すると、K63でR47に合流した付近から赤倉温泉の少し南へ抜けるK262というのがあるではないか!そっちは未踏破道路だった。ぜひ走ってみたかったが、帰宅してからそんなことを言っても後の祭り。しかしR47から南下するK28を普通に走っているだけでも美麗な水田風景はたんとある。再び夏の陽射しがギラギラと照り、入道雲が山上にもくもくと。夏だ。今年はきちんと夏が来ている。西日本の豪雨被害に苦しむ人々には苦しい夏であろうが、昨年冷夏を体験した筆者には久しぶりの夏だ。
 

R347に合流し、銀山温泉を横目で眺めつつ宮城県側へ進む。この先はどうというドラマもない。なるべく往路とかぶらないようにコース取りをするが、R457へ出てしまうとほとんど選択肢がない。順調に帰宅。なんと13時前である。
 

4時間半/206km

改造したカーオーディオの音質をチェック・改善したり、プン太郎の挙動を身体に思い出させたりと盛りだくさんなツーリングだった。残念ながらK63は山形側の環境が改善されないとプン太郎では走れない。山形県の奮起を期待してこの項終わり。


日を置いて改めて画像を検証してみると、この田んぼの中の1本道は撮影した道とは違うようだ。じゃああれはどこだったんだろう…
 

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プン太郎で行く!屋島西町2018・6日目:鎌倉・勝手に聖地めぐり
| その他のツーリング・夜活など | 08:05 | comments(8) | trackbacks(0) |
数年来の念願であった香川県高松市へのプン太郎クルマ旅もとうとう最終日。忍の一字だった神戸-辻堂間の移動を経て、最後のお楽しみ「鎌倉・海街Diary聖地巡り」である。
 

毎日毎日同じような朝食だが
飽きない



1日目:往路前半。金沢泊。
2日目:往路後半。金沢から高松市への移動日。高松泊。
3日目:高松滞在日。今回の旅行の最重要日。高松泊。
4日目:復路前半。高松から神戸へ。神戸観光。神戸泊。
5日目:復路中日。神戸から鎌倉へ。辻堂泊。
6日目:最終日。鎌倉観光。仙台へ。

6日目:2018年6月24日
朝、宿の部屋のカーテンを開けると、前日ほどのしっかりした雨足ではないが、ぽつりぽつりと降っている。せいぜい晩ご飯の時間までに仙台に帰着するには、昼過ぎには鎌倉を発つ方が良いだろう。となると鎌倉観光は午前中のみということになる。本当は鎌倉だけで2-3日くらい時間を取りたいところだが…。ともあれこれ以上雨足が強くならないよう祈りつつプン太郎で宿を出発。行き先は江ノ電・長谷駅である。
 

海街Diary」というマンガに興味の無い人にはなんのことやら、あるいはよーやるわ案件だと思うが、なにしろ筆者、クルマ旅なのを良いことに今回の旅行にマンガ単行本全8冊を帯同したほどだ。もう何度読んだかわからないが、情報量の多いマンガなのでそれでもすらすら読めない。夜ごと宿でひたすら読んでいた。著者吉田秋生はマンガというメディアによくぞここまでの人間ドラマを落とし込んだものだ。何度でも書くが、この作品と同時代に生きていることを感謝せずにいられない。
 
かようなジャンキーの観光日記であり、八幡様も大仏も無視したコースではあるが、マンガ作品とは無縁の鎌倉観光プランとして意義あるものだと思うので、以下鎌倉訪問の際の一助にしていただきたい。今回筆者夫婦が行きたかったのは江ノ島・稲村ケ崎・極楽寺・長谷である。いずれも作中重要だったり印象的なシーンが展開された場所。長谷を目指したのは駅至近にコイン駐車場をGoogle Mapで見つけることができたからなのだが、実際にプン太郎でR134などを走ってみれば、コイン駐車場がそこかしこにあるのだった。この日のプランは…甲の駐車場にプン太郎を停め、江ノ電でまず江ノ島駅へ。その後0霏璽浦蝓↓ざ乏攣を経て長谷に戻ってくる。宿のフロントで江ノ電の一日フリー乗車券「のりおりくん」を販売していたのは幸い。我々のような乗っては降りてを繰り返す聖地巡りはもちろん、普通の観光にも便利この上ない。偶然なのだが、この時期鎌倉はあちこちで紫陽花が見ごろなのだ。古都鎌倉の紫陽花スポットを渡り歩く観光客がたくさんいた。


いかにも江ノ電らしいながめ
 



あれが江ノ島

まずは江ノ島から。実は渡ったことがない(笑)。今回も目の前を走るR134から眺めただけ。いや実際に渡るとなると時間も体力も喰うので…。時折しとしとと小雨が降る天気だったが大勢の人。休日とは言え朝9時なのに。さすが江ノ島、大観光地。観光客目当てのお店が軒を連ねているが、まだ時間が早くて営業していない。駅前付近をそぞろに歩いて再び江ノ電へ。お次は稲村ケ崎。
 



作品を知らない人には本当に申し訳ないが、稲村ケ崎、やばい。聖地の中の聖地と言える。特に長姉・幸が彼氏に別れを告げるシーンは珠玉である。幸が腰掛けていた石階段が今まさに我々の足下に!!タンドーリチキンサンドとコーヒーはいったいどのお店で購入したのだろうか。シカ先生がコーヒーを買ってきたのは海岸近くのセブンイレブンだと思われるが…。このようにフィクションと現実を比較検証するのは野暮という気もするが、あまりにもリアリティある描写の多い作品ゆえにどうしてもあの場面はここか…!と確かめたくなってしまう。感無量のまま極楽寺へ。

それにしてもあらゆる浜という浜に夥しい数のサーファー!遠くから初めて見た時は小さなテトラポットが並んでいるのかと思ったくらいだ。あんなにいて衝突しないのだろうか…。

2014年に筆者ひとりで訪れた極楽寺はひっそりとしていた。近在の住人が乗り降りするだけの無人駅なのだ。それがあに図らんや、大勢の観光客がぞろぞろとホームに降り立つのには驚いた。改札を出るとすぐ目の前の民家に見事な紫陽花が咲いている。駅の周りが紫陽花スポットなのだ。なるほどそういうことですか。皆一斉にスマートフォンを向けて撮影中。だが筆者夫婦の興味は紫陽花には0.03mmもない。すぐに線路沿いの坂を上がっていく。極楽寺は主人公姉妹が暮らす土地。作中いくつもランドマークが描かれている。まずは導地蔵尊。あー、ここに風太とすずが座っておしゃべりしてたのか。なるほど通行人の眼に晒されてるね、こりゃ(笑)。さらに奥に足を進める。
 



作中描かれている主人公自宅への経路が、実に写実的に描かれていることが今回よくわかった。三女・ちかが具合が悪くなって休んでいた月影地蔵尊に至る細い道路、ちかを見つけるすずが歩いていたのは「あ、ここだ」とはっきりわかる。あわよくば自宅(のモデル)も見つけられれば…とさまよってみたが、さすがにそこまでは見つけられず。それにしても驚くのは道路の狭さ。明らかに「これ、歩道でしょ?」という道幅なのだが、その道路の奥にはアウディ A3が停まっていたりする。どうやって出入りしてるんだろう…。


導地蔵尊




すずが歩いた道。
しかしさぁ、ここをA3が走るの??
信じらんないよ



通りがかりの近所の人が
手を合わせながら歩いて行った

極楽寺駅まで戻り、江ノ電には乗らずに切り通しを歩いて長谷方面へ。下りだから良いけれど、作中、真夏にここを登ってくる場面がある。中学生のすずはともかく、三十路突入の長姉・幸が暑さに不平を言うのは道理である。
 

極楽寺から長谷への切り通し。
この時ちょうど極楽寺の祭礼の数日前。
地元の人たちが準備におおわらわ

そんな切り通しをわざわざ歩いて移動したのは、極楽寺と長谷の間にある「力餅屋」で買い物するためだ。賞味期限当日中という力餅、そして福面まんじゅうを購入。力餅屋さんは大繁盛である。そのまま海辺へ歩き(数分で海岸)、風太とすずの真似をして海を見ながら福面まんじゅうを食べる。この浜もサーファーでいっぱいだ。なんなら親子でサーフィンしている。海辺の生活って楽しそう。
 

力餅屋
(神奈川県鎌倉市坂の下18-18)





さて歩き回って疲れてしまった。頃も良し、最後に鎌倉ニュージャーマンの「鎌倉カスター」を購入して最後の帰路につこう。長谷に戻りプン太郎で乗り出す(長谷駅前、及び長谷駅ホームも聖地なのだがもう省略)。江ノ電鎌倉駅前の本店で買い物をしたら、いよいよ仙台へ向かう。鎌倉霊園を経由して横浜横須賀道路・朝日奈ICへ。直前にプン太郎もハイオクフルタンクに。あれこれ迷ったが、首都高などを経由して川口JCTから東北自動車道に乗ることにした。日曜日の午後の首都高湾岸線、大黒PA(クルマ好きにはある意味聖地)を横目で見つつ、中央環状線もスムースにクルマが流れ、JCTなどをミスすることもなく無事に川口JCTで東北自動車道へ。この頃になると天気はすっかり回復し、もはや真夏と言っていいような陽射しがガンガンとプン太郎の車内温度を上げていく。
 









休み休みながらも17:45、無事に自宅へ帰着した。
 

今回の旅行を総括してみよう。総走行距離は約2,241km。仙台の自宅をフルタンクで出発し、道中給油したガソリンは121.4リットル。この時期のハイオクガソリンのリッター単価は街中SSの156円からSAの170円までと幅があるので、165円/1lで計算すると20,031円。有料道路通行料金はETCの請求がこないとわからないので、判明後追記したい。

・2,000km越えの往復をプン太郎のひとり運転はハードだった
・日本国土の広大さを身を以て実感
・高松以外の経由地を今後はじっくり時間を取って再訪したい
・長距離運転だからこそ正しい運転姿勢が必要

旅行の直前にシートクッションの導入がかない、運転姿勢の試行錯誤は落ち着いたと思っていた。しかし1日に500kmくらい、それも高速道路のように身体の姿勢そのものがほとんど変わらない状態で長時間走ると、わずかな瑕疵がじわじわと身体に効いてくることを体感した。具体的にはシートの前後位置とシート背面の角度で、それらは膝と肘の曲げ具合に直結している。その曲げ方によっては短距離・短時間の運転では表出してこない負担が確かにあるのだ。もちろんシートクッションを導入したことで基本姿勢が定まり、そのおかげで今回のこの気付きに至っている。何と言ってもMiTo時代から長年の懸念点だった右足膝の痛みと決別することができた。左様、今回の旅行で右膝に痛みを感じることはなかったのだ。めでたい!

それにも増してもっと大きな収穫は、北国と南国の違いを体感したことだ。気候が温暖だと街や建物、人の心の持ちようまで広くゆったりするように思う。同時に金沢や鯖江などの重厚な瓦屋根が続く街並みには親近感を覚えるとともに、冬期の厳しい気候を思わずにいられない。外界との境界があいまいでもOKな南国、厳しい外界と住居内部をきっちり分ける必要がある北国といった差異が自然に生まれるのだ。どちらが良い悪いではない。その土地に生きる必然を垣間見た。短い日数で、しかも飛行機などではなく自らの運転するクルマで両極端な土地を体験したので、余計にその差異が実感できたのかもしれない。

この旅行以来、往復300kmと聞いても「あ、300kmくらいね」と思えるようになってしまった(笑)。自分の中のモノサシが書き換えられたような気分。プン太郎おつかれさま。トラブルなく走ってくれてありがとう。ちっともクルマの話が出てこないエントリーを読んでくださった読者諸姉諸兄にも感謝いたします。次回から普通の内容に戻ります(笑)。
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。
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