クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
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このブログの更新は終了しました。今後は

クルマで行きます

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多くの方にご覧いただき、かつ現在に至るまでお付き合いのある貴重なご縁をいただきました。ありがとうございました。

2020年を振り返る・ロードスターがやってきた!編
| マツダ ロードスター | 17:31 | comments(6) |

2020年の振り返りスペシャル、第2回は念願の8輪体制が叶った、マツダ ロードスター増車の話。

ネガティブ要素満載の2020年だったが、ウルトラポジティブな案件がひとつだけあった。それはマツダ ロードスターの戦列配備である。当家ではロドっちと呼ぶ。



仙台駅東口での
引き継ぎの儀にて


当ブログのコメント欄常連にして「クルマで行きます」関東支部員、Profumo姐さんから譲り受けた1台。病気で投与されていた薬の副作用で頭が狂っていたとは言え、筆者としては大胆な買い物である。薬以外の理由には、実は筆者の息子の存在も重要である。

なぜなら当家のロードスターは息子の持ち物だからである。便宜上名義は筆者で、任意保険は家人が負担しているが、ローンは彼が支払っている。BMW Z3(の中古車)を買うべくバイトで金を稼いでいた息子としても、ゼロから優良物件を探すZ3よりも、瓢箪から駒的な超美麗NCロードスターオーナーになれるのは望外の喜びだったようだ。唯一の問題はこのエントリーを上げている現在も彼はまだ免許が取れておらず(爆笑)、我が家の玄関前に停まっているロドっちを指をくわえて見ていることしかできないということだ(教習車トヨタ コンフォートに散々乗って帰宅した夜、自宅に入る前にロドっちの運転席に座ってひたすらシフトチェンジ動作を楽しんだらしい)。まぁあとは免許センターで学科試験を受けるだけなので、免許取得は時間の問題だと信じたい。ロドっちは2021年春に、彼の就職と共に仙台を離れる予定である。
 


ロードスターというクルマが如何にストイックで如何に楽しいかということは、当ブログでは様々に書いてきたつもりだが、思い返すに決定的なことは書いていないように思えてきた。もっともあのクルマはわかる人には多くを語る必要がないし、わからない人は乗ってもらう、あるいは運転してもらうしかない。それでも言葉だけでロードスターを説明するなら、「蒸留水のようなクルマ」であろうか。ロードスターには「走ること以外の機能」がほとんどない。走るしか能がない。余計な不純物がない様はまさに蒸留水である。だがそのおかげで物理の法則どおりの動きに運転手は晒される。適当な運転を電子制御安全装置で庇ってくれるお節介さはない。道具としてシンプルなのだ。

電子制御云々の伝で言えば、現代のクルマは「運転の下手な人でも運転できるように造られている」ということができるだろう。マニュアルシフト操作ができない。繊細なアクセルワークができない。正しい軌道で旋回することができない。美しい制動ができない。そういう人こそが自動車販売の最大ボリュームゾーンを作っている。だから不感症の権化みたいな自動車でも、ヘタクソが事故を起こさない製品を製造販売することは、経済活動としては至極当然の帰結ではある。だがしかし、自動車運転を知的興味の昇華や、身体制御の果てにある高度な運動体足らしめたい人種にとっては、甚だ迷惑な話でもある。いやいや、世の中の歩行者や自転車乗りにとっては、そんな危険な運転手を電子制御で庇ってまで世に放つなという話ではないか。
 


10年オチのホンダ フィットやスバルの絶版サンバーで教習所のお手本のような美しい運転をする人も中にはいるし、完全な実用車なのに乗ると破顔一笑してしまうような傑作グルマも折々に作られてはいる。しかしそれは稀有な例だ。そんなカオスな自動車世界において、ロードスターは希有な存在だ。常にギリギリでありソリッドであり、余剰のない不便なクルマである。例えば濡れた路面でアクセルを吹かしすぎると、リアが流れ出す。電子制御がエンジン回転数を絞ったりしない。だがそういう状態を体験すれば、クルマの乱暴な運転は本来危険な行為であり、だからこそ努力してそれを制御できるようになることは楽しいのだと、理屈ではなく体感できるのだ。

筆者ももれなくそういう体験をした。今はプン太郎に乗ってもフロントガラス越しに見える景色は微妙に違う。このクルマを速く安全に走らせる最適解は何か?と自分に問いかけつつ走っているし、自分の前や後ろのクルマ、次々と現れる対向車が妙な動きをしないか気になる。これってつまり、自分の運転操作・制御を意識しての運転であり、積極的な周囲の安全確認行為そのものである。ロードスターの運転体験で、それが自然に自分の中に湧き起こるのだ。免許取得と同時にロードスターを運転できる息子は幸せ者だ。
 


L to R 筆者・kikuchiさん・alfa_manbowさん
息子撮影


このエントリーを2020年最後のエントリーとしたい。読者のみなさまにおかれましては、つつがなき新年を迎えられるようお祈りいたします。そして2008年から続けてきたこのブログの更新は終了とし、今後はアーカイヴとしてご活用いただきたい。このブログを続けてきたおかげで、良いご縁をたくさんいただいた。感謝多謝である。

明日2021年1月1日以降は

https://withcar.mystrikingly.com

にて引き続きお会いしたい。ありがとうございました。

2020年を振り返る・ツーリング編
| その他のツーリング・夜活など | 22:55 | comments(7) |

●前口上●
いよいよ年末となった。当ブログ年末恒例、1年の振り返り記事をお届けする。
 

2020年を当ブログが総括すると、トピックは3つある。ひとつはコロナウィルスパンデミック、もうひとつは筆者の病気罹患と入院である。3−6月に2度入院したので、日本がコロナウィルスの危機と直面せざるを得なかった時期、もっとも安全な環境に筆者は隔離されていた。だから国内が一番混乱していた時期をよく知らない。6−9月は自宅でひたすら療養(散歩をしたり家事をしたり)していたのだが、こりゃ滅多にないひとりツーリング三昧のチャンスだぜ!とほくそ笑んでいたことをここに告白しよう。だが4週間の絶食で極限まで落ちた50歳過ぎのおっさんの体力がそう簡単に戻るものではない。プン太郎の運転すら青色吐息という体たらくが解消されてきたのは、11月も過ぎてからである。元に戻すには何年かかるか……。
 

三つ目はマツダ ロードスターことロドっちの増車である。これは今年というよりも、人生でもマイルストーンになるようなビッグイシューである。相変わらず前口上が長くて恐縮だが、2020年の振り返りは
 

2020年ツーリング編
2020年スペシャルイシュー・増車体験
2020年その他のトピック
 

の3編にまとめてお送りしたい。まずはツーリング編。
 


プントエヴォで行く!新春の猪苗代湖


プントエヴォで行く!牡鹿半島を堪能した初春


プントエヴォで行く!ヘンタイ諸氏が気仙沼・大島を訪れねばならない理由を説明します


プントエヴォで行く!岩手千廐・厳美渓


38日ぶりにプン太郎を運転した日


プントエヴォで行く!・宮城県道172号線に再挑戦


プントエヴォで行く!未踏の県北県道と最強ランチの終焉


プントエヴォで行く!どこを走ってもどこかへ出る2020


ロードスターで行く!灼熱と豪雨の宇都宮2日間


プントエヴォで行く!福島市街地放浪の旅


ロードスターで行く!東松島ご近所散歩的ツーリング


プントエヴォで行く!至福の岩手県道1号線他再び!


C3で行く!山形県金山町移住計画


ロードスターで行く!第一次JR遠野駅前基礎調査


プントエヴォで行く!大和町でもみじ狩り


ロードスター・屋根を開けたいからご近所ツーリング

プントエヴォで行く!丸森町へ出かけて2度反省した話
 

 

これだけ?と正直思う。仕方ないこととは言え、全然走りに行けていなかったんだなぁ。特に12月に1本もツーリングエントリーがないのは近年前代未聞ではないか。それを裏付けるのが2020年通年の走行距離である。

プン太郎 10,640km
 ロドっち 5,774km
 年間総計 16,414km


これまで年間2万kmは確実に走ってきた筆者だが、病には勝てなかったということか。2021年は心を入れ替え、様々に走りに行く所存である。

プントエヴォで行く!丸森町へ出かけて2度反省した話
| その他のツーリング・夜活など | 07:07 | comments(4) |


ようやくスタッドレスタイヤに履き替えたプン太郎を駆って、丸森町へ行ってきた。丸森・耕野のハチミツを買うためではあるが、往路はともかく、復路でどこか未踏破道をエンジョイ……という目論みもあった。まずは村田町を目指す。
 




定点観測地点の
仙台市太白区坪沼

 

時あたかも混雑必至な「年末の週末」だが、猛威を振るうCOVID-19の現状を考えると空いてなきゃおかしい……とも考えてしまう。つまり道路状況の予想は不可能と早々に断じて、朝7:30過ぎに自宅を出発したのが奏功したか、ファミリーマート村田小泉店までは好ペース。目的地の丸森町・八雄館は9:30開店らしい。いくら下道を低効率なコース取りで行くとは言え、仙台-丸森を2時間とはそもそも時間を多めに読みすぎ。ペースダウンを心がける。
 


 

専用設計のロードスターのロドっちと比べるのは酷なれど、プン太郎の根っこは実用車なのね、やっぱり……と思ってしまうのが運転姿勢。ビシッと背中を立て気味にして作るプン太郎の運転姿勢(とシートのホールド能力)は、どうしたって「バスの運転席」を彷彿としてしまう。それで快適なら立て気味でも寝気味でも良いのだが、ロドっち比プン太郎のシートでは横Gを強めに感じてしまう。その印象がクルマとの一体感として微妙な差になって現れる。なんてことを考えながら田舎道を進めていく。角田市内、産直販売所「あぐりっと産直広場」を南に曲がり、冬枯れの田園地帯を南下する。
 


手代木沼でまた一休み。時々トイレを使っていたが、実は沼そのものを見たことがない(笑)。駐車場から歩き出すと、お社があるではないか。八雲神社である。お参りしようと階段を上がっていくと、お社の脇から沼を一望できた。
 




ほとりにあるウッドデッキにも行ってみる。白鳥やマガンなど渡り鳥が200羽も……と、上記リンクには書かれているが、白鳥が20羽程度いただろうか。まだまだこれからどんどん飛来してくるのかもしれない。あたりは静かなので、目の前の県道を走るクルマの走行音がずいぶん聞こえる。
 




 

この手代木沼からさらに南下すれば、丸森町はすぐだ。ドン突きの阿武隈川でR349に合流し、町内へ入っていく。なんと八雄館はすでに開いているではないか。実は開店時間は9:00だったのだ。某GAFA企業の情報に踊らされたぜ。ともかくめでたい。さっそく入店。
 


ビニール袋にリンゴ詰め放題500円というのをやっていて挑戦してしまう。けっこうキツキツに詰めてレジに向かおうとしたら、お店の女性従業員……手っ取り早く言えばおばちゃんが、「あら、ビニール袋のクチは結ばなくていいんですよ(だからもっと詰めたら)」と声をかけてくれる。ありがたい話だが、こういう場面で筆者、がっつけない性分なのだ。人目気にせず……というのができない。ありがたい声がけを曖昧に受け流してハチミツを選んでレジに並んだ。すると別の女性従業員……平たく言うとおばちゃんが少し大きめのビニール袋を持って近づいてきたと思ったら、筆者の手からリンゴの袋を奪い、大きめの袋にスポッと入れて、余った部分にさらにリンゴを詰めてくれた。「ほら、はい!」と渡されて筆者反省。人の恩には素直に報いるべきである。
 


 

まるで「ハウス バーモントカレー」のCM撮影のような後部座席足元になってしまった。満足である。しかも時間は10:00。当然飲食店は開店前だし、腹も減っていない。サクッと帰ることにする。


丸森への往復でいつも気になるのは、西進すると「越河」だの「白石」だのと書いてある国土交通省の青看板である。R4側からそれらの道を走ったことはあるので、軽い山道のそれら道路が楽しいことは筆者も承知しているが、丸森側から西へ向かうと最後はR4にぶつかってしまうことが問題だ。それはあまり楽しくない。それでも白石市内への初踏破区間はこういう時に開発しておくべきである。K105と分岐するK24へ分け入ってみた。
 


 

帰宅後確認してみれば、それはK105という部分的には何度も走った県道なのだが、この日の初踏破区間も味わい深いワインディングだった。意外と人家が途切れないのも良い。里山を縫う良道である。木が生い茂って日光が当たりづらい路面には雪がまだ少し残っていたりもしたが、この日はほぼ全面的に路面はドライ。ノーマルタイヤで良かったじゃないか……と本気で思ってしまった。





柿とプン太郎


里山を堪能してJR東北新幹線白石蔵王駅に出る。白石市街地に分け入るのも危険なので(さすがに混んでいる可能性がある)、不本意ながらR4へ乗る。途中R457に曲がり、先日ロドっちで通行止めを喰らったコスモスラインとの交差点へ。忌々しい工事中通行止めの看板は無くなっていたが、素直にR457をさらに遠刈田温泉まで進むのは遠回りすぎる。そこでコスモスラインを北上することにした。前走車は皆無でどうしてもペースがあがってしまう。ドライビングハイ一歩手前くらいまで行った。楽しい。


村田町へ戻ってきた。あとはあまりドラマがない。いや待てよ。元同僚が村田町の「歴史みらい館」という施設で働いている。遊びに来いと何度も言われているのに不義理をしていた(だって村田町が目的地ってこと、滅多にないんだもん)。公共施設の年末休館日は普通12月29日からだし、この最後の週末に休館しているはずもあるまい。そう考えて道の駅むらた敷地内にある「歴史みらい館」にプン太郎を乗り付けたのだが、驚いたことに休館だった。村田町やるなぁ。通用口付近に彼女のものと思われるホンダ フィットが停まっているのだが、職員通用口には呼び鈴もなく、年末に休日出勤している彼女を煩わせるのも本意ではないので、職場のアドレスに「来たけど帰るわ」とメールを一本入れて帰路についた。
 

帰宅してふとiPhoneの画面を確認したら、MAILER-DAEMONさんからfailure noticeが届いていた(笑)。
 

 


ヤマダ電機に寄って
プリンターのインクを購入



5時間/167km


余談:もうひとつ反省した話
 


上掲画像は往路、朝の8:30頃に村田町へ向かうK31で撮影したものである。どう考えても焚火や野焼きの煙じゃねーなと思いつつプン太郎を進めたら、案の定火災のようだ。火災現場はちょうど並走するE4東北自動車道の向こう側で見ることができない。が、反対側の集落内の消火栓からポンプ車に水を供給しているようで、消防ホースが数本道路を横切っている。当然ケーブルプロテクタ的な仮設のスロープがホースを保護しているのだが、このスロープの角度がキツイのだ。ヒトケタ台まで速度を落としているであろう前走車がぼよんぼよんと跳ねる。うわー、これプン太郎だとアンダースポイラーこするわーと思いつつ最低速度で進入していったものの、やはりこすった。くそー!
 

で、帰路。再びK31を北上していたら、まだホース渡してるじゃーん!もちろんあのスロープも同様である。その脇に警察官と消防署員が数名誘導に立っている。「スロープなんてこんなもんでいいだろ」的仕事に筆者ちょっと腹が立ってしまい、アプローチする前に一時停止し、窓を開けて「あのさー、このスロープ、もっと角度の緩いやつにしてほしいんだけど」とブー垂れた。まさかブー垂れられると思ってもいなかったのであろう現場の人たちは「あぁ、あははは」と力なく笑うばかりである。誘導してくれた年配の警察官がプン太郎の鼻先を見てようやく理解したようで、「あー!ゆっくり!ゆっくり!」と誘導し始めた。アプローチを始めても「ゆっくり! ゆっくり!」と何度も言うので、窓を開けたまま「わかってるっつーの!ゆっくりやるわ!」と言い返してしまった。ま、その警察官、まったく動じることなくさらに「ゆっくり! ゆっくり!」と誘導してくれたのだが。
 

帰宅して筆者再び大反省。年末の冷えこむ早朝から火事の消火と道路で交通誘導である。あの現場にいる人たちに対して、筆者はまず何を置いても「お疲れ様です!」と言うべきだったのだ。スロープの角度がキツイことなど些事ではないか(もっと角度が緩やかなものに速やかに買い替えて欲しいが)。修行が足りない。すみませんでした。
 

JUGEMテーマ:ABARTH

スタッドレス・イヴ
| PUNTO EVOのメインテナンス | 00:18 | comments(10) |

山下達郎の印税収入が増える季節。あらゆる店舗で浮かれた季節音楽が流れている。コンビニですら路面販売でケーキを売っている。コロナ自粛でいつもよりも人が少ないとはいえ、それでもカバーオールを着た幼子と楽しそうに歩く親子連れやキメキメべたべたのカップルが行き交う歩道。街中の熱量がいつもよりも高い。そう、今夜はクリスマスイブ。大手を振って浮かれられる聖夜である。しかし筆者は別の理由で家路を急がねばならぬ。プン太郎が待っている。

12月半ばの気の早い寒波のせいで、仙台市内はがっつり積雪。しかし我が家のプン太郎は、いろいろな不運が重なってクリスマスイブになってもまだノーマルタイヤのまま、家から1.5km離れた賃貸駐車場で惰眠を貪っている。寒波の1週間を経てようやく平年並みの気温に戻った仙台。路上の雪もほぼ溶けて、ノーマルタイヤでも移動が可能となった。今だ。今しかない。仕事帰りの夜作業になるが、とにかくプン太郎のタイヤ交換を行うのだ!それがオレのクリスマスイブ!!
 


作業中の画像は無し!
空気圧調整中


病気のせいで体力も筋力も落ちてしまった筆者にとって、ラックに置いてある17インチのホイール+タイヤを上げ下ろしするのがもっともキツイ。その次にキツイのがタイヤを組み付ける工程である。要は重いのだ。こんなのが四隅のダンパーの下でバタバタ暴れるのを制御するのって、すごい技術だと思う。

タイヤ交換が遅れたのは、自分で作業することにこだわってしまったから。ホイールスペーサーを改めて組付けようと企んだせいだ。12月初旬にお願いした車検作業時に一緒に頼むという選択肢もあったのだが、純正状態こそ是とする正規ディーラー(株)イデアルさんに頼むには、ちと気が引けた。少々負担だが自分でやろうと決めていたのだ。しかしまさか、12月14日に積雪するとは思わなかった。

ヘロヘロになりつつようやく作業終了。なんと1時間近くかかってしまった。段取りがめちゃくちゃ、酷いもんだ。1本だけ極端に空気圧が減っているタイヤがあり、スローパンクチャーが疑われる。要経過観察ではあるが、一晩明けても問題なかったので多分大丈夫だろう。

お待たせプン太郎。次の休みはどこかへ走りに行こう。

定期レポート#26_2020年12月
| 定期レポート | 18:50 | comments(5) |


総走行距離 
プン太郎 77,633km(先月比+379km)
ロドっち 39,231km(先月比+631km)
筆者当月走行距離 1,010km

今月の2台
いやー、しくじった。プン太郎、いまだノーマルタイヤのままなのだ。なぜそんなことになったかというと、車検にノーマルタイヤのまま出して、12月14日の納車日が仙台の今シーズン初の積雪日だったのだ。夕方這う這うの体でなんとか帰着。そのままブランチ(賃貸駐車場)で冬眠……というわけでプン太郎、驚愕の379kmという月間走行距離数を達成。こんなの走ってないのといっしょじゃん!

一方中古でもスタッドレスタイヤに交換したロドっちが、代わりの足として大活躍。当初はコーナーのたびにリアを振り回していたが、最近ではようやく圧雪路でもしずしずと走れるようになってきた。FR車両の所有が初めてのうえに、冬季の、しかも圧雪路を走るなんて……。人間、いくつになっても初めての体験ができるもんですね。
 


さてFRのロドっちで冬の仙台を走ってみると、世の中はFF車両だらけだと思わずにいられない。その中に生活4駆という滑った時だけ動力を流す簡易全輪駆動車が混じっていて、ジムニーだのスバル車だのゥラングラーだのは、実はそんなにいない。たまにいるFR車はロードスターと86/BR-Zくらいなものだ。NDや86がそれなりのスピードで圧雪路を走っているのを見ると、オレも負けられない!と思う。

プントエヴォ・長いつきあい
| ABARTH PUNTO EVO | 22:00 | comments(15) |

50歳を過ぎると人生を逆算するようになるのか、アルファロメオ MiToを降りた(2018)あとは、短い期間で興味のあるクルマをとっかえひっかえ乗り継いでいこうと考えていた。残りの人生で楽しめるクルマの台数は決して多くない!と気づいてしまったのである。しかしそういう「とっかえひっかえ」は、どうも筆者の気質ではないようだ。いちど気に入ると壊れるまで手元に置いてとことん付き合ってしまう(楽器もそうだ。楽器を売った経験がほとんどない)。

先日の車検をきっかけにアバルト プントエヴォことプン太郎とは長く付き合う覚悟みたいなものが生まれつつある。導入当初は「ま、2−3年乗れれば……」というつもりだったのだが。
 


この心境の変化はなんだろう。多分来春訪れる状況変化が呼び水になったようだ。2021年春の息子の就職を機にロドっちはいなくなり、1台体制に逆戻りする。同時に大排気量FR車に乗りたい欲望が沸々と筆者の中に湧き上がっている。順当に考えればロドっち不在の穴をアメリカン大排気量自然吸気FRで埋めるわけだが、そもそもダウンサイジングターボの正反対とはなにか?を考えた結果が「アメリカンマッスルV8いいじゃん!」なわけで、当初それは1台体制前提のプン太郎リプレイス案だった。だがこれまで筆者がツーリングなどで楽しんできた行き先や経路を改めて思い返してみると、プン太郎(あるいはMiTo)のサイズだからこそ楽しめる道行きだったと気づいたのだ。だって極端な話、田舎の農道を横幅1,800mm代のV8グルマでゆっくりと走って楽しいか?という話である。生き生きと走って楽しめる道路や状況が違いすぎる。マッスルカー乗ったことないけどさ。となると、マスタングでもチャージャーでもいいけど、大排気量V8を主力戦闘機にリプレイスしてしまったら、「戸締まりしっかり、どろぼうがっかり」の看板付近とか、七北田ダム北側の荒れた舗装のワインディングとか、そういう狭くてくねくねした道はあきらめろ、ということになる。
 


それは現在の自動車人生をリセットするようなものではないか。ちなみに以前にもリセット案件があって、それはプジョー 307SWにノックアウトされて、輸入車ライフを始めた時である。あの時ほどのインパクトが再びオレの身に起こるのか……!

いやいやちょっと待て。単純にプン太郎は保有したままにすればいいんじゃないか。そもそも当家の狭い駐車スペースにアメリカンマッスルカーなど置いたら、まずドアを開けられない。降りられないし乗れない。そうだ!プン太郎と共存してもらおうじゃないか。

そう考えると、もっと労わりつつというか、もっと大事にというか、端的に言ってもっと長持ちするようにプン太郎と接しなければ、と思うようになった。2020年4回目の車検で20万円だったら、2022年には30万円、40万円も視野に入ってくる。だがそこでめげてはいられない。そうなったら日々のメインテナンスでなんとかしようじゃあないか。いわゆる分散支払い型である。

まぁ程度の良いV8エンジンを搭載したクルマとなると、中走行車で600万円なんてのもザラで、役付きモデルだとあっという間にイッセンマンエンなんてことになる。それ、家をリフォームするかV8を買うかみたいな2択ですから。こりゃあ無理ですかね。
 

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プントエヴォ・車検2020・おかえりプン太郎編
| PUNTO EVOのメインテナンス | 21:41 | comments(2) |

プン太郎を車検に預けてみたら、あれ?(費用が)ちょっと高いぞ?その後あれこれ見つかってさらに値段が上がっていってOMG!という過程を大長編の前後編2回に分けてお送りした。

プントエヴォ・車検2020・不穏な見積もり編
プントエヴォ・車検2020・恐怖の見積もり編

今回は最終回、「おかえりプン太郎編」をお送りする。誰ですか?「驚愕の請求書編」を楽しみにしてたのに…なんていうのは!先生、許しませんよ!
 




ルノー メガーヌR.S. Sr.3が
5台も並ぶフィアットのお店!


プントエヴォ車検(4回目)
総走行距離77,608km


24ヶ月点検 技術料 34,000円
保安確認検査料金 8,000円
下廻りスチーム洗浄 技術料 6,600円
下廻り錆止めシャシ塗装 技術料 8,000円
ブレーキオイル交換+エア抜き 技術料 3,300円
オイルフィルター 73500049 1,770円
以上の技術料とフィルター代はイデアルサービスクーポンにて無料化

エンジンオイル交換 SELENIA ABARTH 5W-40 51029976 8,100円(@2,700*3.0)
TRANS BELT SPK1150 55232450 3,900円
上記技術料 6,000円
SPARK PLUG 55249868 7,360円(@1,840円*4.0)
上記技術料 4,800円
ウィンカーバルブ12V21Wアンバー V91191432 700円(@350円*2)
上記技術料 2,400円
発煙筒 22222 1,050円
ショートパーツ 2,000円

消費税 4,046円


値引きなどあり、車検費用は
91,856円

これにイデアルクーポンの代金を足す
106,000円


合計 197,856円


恐怖の見積もり編に書いたとおり、サービスフロントSさんの暗躍によって20万円の絶対防衛圏は死守された。ふー、危なかったぜ。本当はエアクリそのものを交換してしまうプランも一瞬頭をよぎったのだが(alfa_manbowさんには見透かされていたようだ)、とにかく今回は車検を通過することだけを重視した。今後にご期待いただきたい。

今回の車検は終わってみれば(内容としては)平穏無事だった。むしろ波乱があったのはイデアルさんのスタッフのみなさんで、K店長の秋田出向とか、Tさんが鎖骨を痛めたとか、驚いたり眉を顰めたり。まぁK店長はSさん経由で筆者のある相談に乗ってくれたり、Tさんは笑いながら話してくれはしたのだけど。お二方とも、1秒でも早い帰還、快癒をお祈りするものなり。

実はこの回収日は仙台でもはっきりと積雪があった日で、ホイールスペーサーを装着したい一心でタイヤ交換を先送りし続けてきたプン太郎はなんとノーマルタイヤ。本当ならエンジンオイルとフィルターを交換した効果を体感すべく、エンジンをぶん回しつつ帰途に就くところだが、大渋滞の幹線道路を静々と帰るしかなかった。そして寒波がいったん和らぐまでは、acatsuki-studio駐車部門スペシャルブランチ(賃貸駐車場のこと)でお休みいただくことになる。やむを得ぬ仕儀ではある。早くプン太郎でお出かけしたいものだ。おかえり!プン太郎!そしてごめん!プン太郎!
 


マスクケースを頂戴しました!


余談
イデアルさんから帰る間際、Sさんから「実は当店のユーザーさんで……」とお話しをいただく。その方は当ブログの読者様で、たまたまの来店時、入院中のプン太郎を目ざとく見つけ、「ありゃあacatsuki-studioのプン太郎じゃねーのか?」とお気づきになったらしい。わざわざSさん経由でそんなお話をいただくのも嬉しいことだ。LのYに乗っておられるという。お声がけありがとうございます。いつかお会いできたらゆっくりお話ししましょう。しかし同時に、プン太郎が「走る個人情報」であることが(またもや)実証されてしまった。
 

JUGEMテーマ:ABARTH

ロードスター・中古スタッドレスタイヤを購入
| マツダ ロードスター | 16:11 | comments(14) |
いろいろ検討を重ねているうちに仙台に初雪のニュースが!

河北新報オンラインニュース
仙台で初雪 平年より3日早く

何を検討してきたのかというと、ロードスターのスタッドレスタイヤの件だ。そもそも準雪国たる仙台では、(シーズンごとの差はあれど)降雪で交通が大混乱なんてケースは1シーズンに3-4日あるかどうか。クルマの使い方によってはスタッドレスタイヤじゃなくても……などと筆者は思うほどだ。仙台市内としては山際方面に居を構える筆者の場合、怖いのは雪よりも路面凍結である。

さらに言えば2021年3月には息子が関東圏へ就職するためロドっちを持って行ってしまうことが既定。そんなこんなでロドっちのためにスタッドレスタイヤを積極的に買う意欲がなかなか出なかった。

そこに寒波である。プン太郎の車検中の筆者の足はロドっちなわけで、俄然危機感が出てきた。また関東圏とは言え息子が赴く地はそれなりに冬は厳しく降雪もあるらしい。ではこうしよう。ロドっちにスタッドレスタイヤを購入しよう。でも今シーズンは中継ぎとして中古でいいや。ちゃんとしたホイールやタイヤは、サラリーを稼ぐようになった息子が自分で手当てすれば良い。

こうなると頼るべきは我が家のタイヤコンシェルジュ、クローバーガレージさんである。Sさんにセキララに事情を説明し、そういうわけなのでひたすら安い中古タイヤでいいんだけど……と相談したところ、あっという間に複数の選択肢を提示してくださり、その中の1案「205/55R16・ミシュラン X-ICE3かウィンターマックス。ホイールも中古で6Jのもので良ければ付ける。ただしキャリパーや据え切り時の干渉の心配がゼロではないので、豊富に用意してある中古ホイールから現場合わせで調整」を採用。いかにもプロショップらしい返信に購入前から大満足。さっそく乗り込んだ。
 

お店に到着してみたら、すでにホイールとX-ICE3は組み込み済で用意されており、装着してみても干渉などの不具合はなかった。それで値段がいくらだったかというと、ちょっとここに書くのも憚られるような安値だった。興味のある方は直接お会いした機会にお話ししたい。コロナ渦で営業内容やサービス内容を変更しておられるとは言え、相変わらずのプロフェッショナブルっぷりである。
 

16インチへ
インチダウンしたものの
むしろ40 → 55への
サイドウォールの厚み変化が
クラシックな雰囲気を出してて
大満足。
タイヤの印象は別途

外したノーマルタイヤ+純正R17ホイールをロードスターに積み込むことはできない。いったん帰宅し、食料品などの買い物のついでに家人のシトロエン C3で回収。買い物からの帰宅後は今度は老母のトヨタ パッソもタイヤ交換。滑り込みで我が家の冬支度が終了した。
 

ザスザスこすってるけど、
全部我が家の壁が犠牲者です

いや、違う。実はプン太郎はまだノーマルタイヤのままなのだ!
プントエヴォ・車検2020・恐怖の見積もり編
| PUNTO EVOのメインテナンス | 09:19 | comments(9) |

2020年12月、プン太郎が4回目の車検を受ける。例によって主治医の(株)イデアルさんに持ち込んだら粗見積もりで14万円だった。想定よりちと高いなぁとぼやいたら、工賃のほとんどを賄えるサービスクーポン購入を勧められた。それなりの金額を相殺できるものの、さらに3万円くらい上乗せでざっくり18万円の見積もりになったのだった。

不穏な見積もり編

筆者はクーポンを購入することとし、作業をお願いした。Sさん曰く「整備を始めてみてさらに何かあればご相談しますね」。不測の事態は常にあり得る。後日まんまと電話がかかってきて以下の項目を推奨された。

・エアコンフィルター交換(部品代と工賃で約1万円)
・エアクリーナーフィルター交換( 〃 )
・エンジン補器類用ベルト交換( 〃 )
・スパークプラグ交換(部品代約8千円)
・ワイパー交換(約5千円)


18万円にこれらを全部加えたら、ざっと23万円くらいではないか? 


無理。


いや、ホントにセコイ話で恐縮だが、こちとら今年2回も入院した身なのだ。オアシがほんっとに不自由なのだ(入院加療ってホントにお金がかかるのね)。なのでエアコンとエアクリのフィルター交換とワイパー交換は見送り。走りに直結の補器類ベルト交換とプラグ交換はお願いすることにした。「それだと21万円くらいですかねぇ」「引き取り日、オレは20万円持っていきますから、それでお釣りください!」「わっかりました!なんとか20万に収めます!」どちらがどちらのセリフか、説明の必要はなかろう。嗚呼。

続く
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■R、K■
R=国道(Route **)
K=県道(Kendo **)
のこと

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。
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