クルマで行きます

AlfaRomeo MiToが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のMiTo乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
MiToで行く!真・仙人峠2017!!
| その他のツーリング・夜活など | 22:56 | comments(2) | trackbacks(0) |
岩手県釜石から遠野へ抜ける「仙人峠」を走ってきた。と書くと、読者諸兄の中には「へ?こないだ走ってなかったっけ?」と訝しく思われる方もおられよう。左様、7月にもチャレンジしたばかり。しかしその時走破したK167は、仙人峠ではなく単なるハードな峠道に過ぎなかったことがだんだん明らかになってきた(笑)。仙人峠とはR283のことであり、現在ではメインとなっている自動車専用道路ではない方の旧道のことであった。6月の置賜広域農道の件と同じく、つまり今回のひとりツーリングは「落ち穂拾い」である。

とは言え同じコースを走るのは不本意だ。今回は先日とは逆に宮城県石巻方面から三陸自動車道を使い釜石まで。釜石からR283で遠野まで。つまりここが本命。遠野からはEDO-R#11で走破した人首(ひとかべ)を経由してR397へ合流、奥州市内を横切り胆沢ダムまで西進して栗駒焼石ほっとラインを堪能し、K49、K42、R457で宮城県栗駒〜岩出山町へ戻ってくる。

自宅を朝9時頃に出発。まずは三陸自動車道(の無料区間)に乗るべく鳴瀬奥松島ICを目指す。このコースは遅い前走車さえいなければ素晴らしいカントリーロードをマイペースで走ることができるおすすめコース。GoogleMapでご紹介しようと思う。宮城県大和町から三陸自動車道矢本PAまでのコースである。
 
 

鳴瀬奥松島IC〜石巻までの区間も複車線化が完了し、よほどのことが無い限り渋滞もなくペースも速い。石巻よりも北は単線になってしまうが、南三陸まではスイスイと走ることができた。
 

しかし問題はこの後だ。三陸自動車道は未完成であり、上記の南三陸から岩手県陸前高田市(あの奇跡の一本松のあるところ)区間はR45をひたすら走ることになる。未だ復興工事の真っ最中で右左折する工事車両も多い上に混雑が常態化している気仙沼市街地を経由する。スローペースも止む無し。心にシャッターを下ろして淡々と北上する。陸前高田市より北は再び三陸自動車道に乗り、太平洋を右手に眺めながら走ることができる。
 

難所のひとつ、
気仙沼市上田中1丁目



陸前高田市より北の三陸自動車道は
風光明媚

釜石に到着したらすでに昼をまわっていた。ここまでで約215km。なかなかにボリューミーだぜ(笑)。加えて腹ぺこである。道中「釜石 とんかつ」のワードでGoogle検索。トップに表示された「工藤精肉店食堂部」というとても魅力的な名称のお店に突撃!!…したいのだが、お店はすぐに発見できたものの、駐車場がまったく見当たらない。こんな市街地なのに…。走りながら途方に暮れていたら、なんと路上駐車が許されているのだ。パーキングメーター?いやいや、10-20時の間、路肩のパーキング枠内であれば駐車しても良いのだ。もちろん枠は延々と設置されているわけではなく、お店の入り口やバス停を巧みに避けて飛び飛びに設置されている。だからこんなに路上駐車が多いのか…。初めて遭遇するシステムに面食らいながら、空いている枠を見つけて駐車。
 

釜石らしい眺めと言えばこれ、
新日鐵住金釜石製鐵所



時間無制限という太っ腹具合に
ドキドキ

停めたMiToから歩き出してすぐ、歩道に佇んでいた老婦人から「仙台ナンバーなんて懐かしいわ」と声をかけられる。「仙台の方なんですか?いつからこちらに?」と伺うと嫁入り以来ずっとこっち(釜石)だ、と。仙台駅付近もすっかり変わってしまったわねぇ云々。もっと話していたかったのだが、お連れさんが登場。お元気でと声をかけて工藤精肉店食堂部へ。
 

工藤精肉店中央ビル食道部
(岩手県釜石市大渡町1丁目1−2)

本当にお肉屋さん。その2階が食堂なのだ。かろうじて空いていたひとり掛けの席に通される。
 

ロースかつ定食950円


あまりのボリュームにびびって
ボケててすみません

ちょっと塩分がきつめだったがとんかつ喰いとしては食べねばならぬ一品であった。満腹を抱えて遠野に出発。まずは7月も立ち寄った「道の駅釜石仙人峠」に立ち寄り呼吸を調える。いよいよ本日の本命「仙人峠」である。
 

仙人峠を超える道路は、自動車専用道路も元々あった方もどちらもR283である。今回走ったのはいわゆる旧道であろうが、この旧道が素晴らしい道だった。民家も途絶えるくらいまで山を進むと交通量はほぼゼロ。染まりかかった紅葉が午後の陽を浴びてキラキラ輝く。あと1週間から10日もすると紅葉狩りのクルマで混雑するのかもしれないが、この日はほぼ独占状態。少し窓を開けて山の冷たい空気を車内に取り込みつつマイペースで走る。この頃になると久しぶりにドライビングハイ状態に。「何も考えない状態」ってのが人間には時々必要ではなかろうか。ひたすら窓外の景色とMiToのコントロールに没頭する
 





遠野市に入ると景色はがらりと変わる。ずぅっと続く平地(多くは田園)の遥か先に山並みが横たわる。民話が伝承されるには風土が密接に関わらざるを得ないのだろう。それを体感できる風景が広がっている。素晴らしい。
 







EDO M/Tセッションでは毎度お馴染の「道の駅遠野風の丘」に到着。時計は14:30。ここからは旺文社の地図マップルと首っ引きになる。冒頭に書いたとおり、人首町を経由したかったのだが、R107のコース取りをしくじり(交差点ひとつ早く曲がってしまった)、住田町方面へ南下してしまった。どちらを通ってもR397に合流するのだが、要はすごく遠回りをしてしまったのだ。地図帳の最大のメリットは全体を見渡してコースを組み立てられることだが、GoogleMapのナビに慣れてしまった筆者は、三手先の曲がるタイミングなどをうまく測れない。諦めてひたすらR397で奥州市市街地を目指す。

奥州市はただ横切るだけで、目的地は胆沢ダムとその脇を走る栗駒焼石ほっとラインである。が、そこに至る奥州市市街地から西の部分もすごく魅力的だった。お暇な方は地図で確かめていただきたいのだが、とにかくひたすら真っすぐなのだ。なかなか珍しい体験ができる。西日が眩しかった(笑)。
 

胆沢ダム脇の道にMiToが(しかもロッソ)停まってる!と思ったら、ドライバー氏が写真を撮っていたりしてニヤリな光景とすれ違いつつ、ほっとラインに到着。もはやほとんど沈んでしまった夕陽の残照に浮かぶ胆沢ダムと焼石ほっとラインは、美しいというよりも、厳かなムード。MiToを降りて写真を撮っていると、風が冷たい。岩手の山沿いはもはや晩秋の趣である。
 







さて問題が。実はこの日19時に出席すべき会合があったのだ。自宅から車で1分の場所で。そしてここは岩手県奥州市の山奥。今は夕方4時(笑)。良識ある読者諸兄であれば来た道を取って返し、東北自動車道に駆け上がることだろう。しかし筆者は美しい風景を写真に撮り終わると、定石どおりほっとラインを南下した(笑)。R342に合流し、K42で宮城県栗駒町を目指す。こういうのをチキンレースと言うのだろうか(笑)。距離がありすぎて間に合うのか、間に合わないのか見積が立てられない(笑)。

もうひとつ問題が。R107-R397の遠回りが祟ったか、ガス欠である(笑)。いやー、まさかガス欠になるほど走るとは想定外であった(笑)。なんとか栗駒町へ辿り着きガススタンドにIN!ハイオク満タンで。結局R457をひたすら岩出山町まで戻り、無事10分前に会合の会場に滑り込んだ。
 

約10時間/485km

仙人峠、素晴らしい道だった。しかし仙台からは遠い(笑)。遠野に一泊すればもっと楽しい往復になるだろう。これで2017年の落ち穂拾いは終了。だろうか。お疲れさま、MiTo。

JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

あおたく師匠の「売り方・売り時指南」※追記あり
| クルマにまつわる四方山話 | 15:46 | comments(10) | trackbacks(0) |

筆者のイタフラ車道のお師匠さんことあおさんが、昨年春に電撃的に購入したシトロエン DS3をこの秋これまた電撃的に売り払ってしまった
 


納車の儀にも立ち会いました。
↑単なるヤジウマ
左はシトロエン仙台のMさん、
右のダンディはトーマスさん


その物件は家人のDS3と違ってスポーツシック、それもウルトラマリンという限定版。筆者も運転させていただいたことがあるが、テンロクターボと6MT、そしてシトロエン歴史由来の足周りチューニングとの組み合わせが超絶楽しかった。筆者のMiToと比べるのもおこがましいが、とにかくコーナー処理の論理がMiToとはまったく異なっていた。ものすごく大ざっぱに言うと、MiToは踏ん張って曲がる。DS3は足回りが撓って(しなって)入力を受け止め、その上で曲がる。シトロエン伝統の挙動と照らし合わせても、おそらく納得の延長線上にある動きだったのではないか。

クルマの挙動の差異については書く気になればエントリー1本分になるのだが、今回はそれが主題ではない。あおさんがウルトラマリンを手放した経緯・理由についてここに書くことは控えるが、※ 愛着を持っているのに残念ながら手放さざるを得なかった、というところだ。しかし自分が納得できないところがあれば手放すことも辞さない。プジョー 206SW S16を溺愛するあおさんですらそういう冷徹な判断を下すことがあるのか、と筆者は驚いたのである。この驚きこそが本エントリーの主題である。

これを筆者に置き換えて想像するなら、かなりあれこれと迷うことは間違いない。何しろ機関は絶好調だし、限定版の特別色も大いに魅力的なのだから。こうなるともはやクルマを売る/売らないは生き方の問題とすら言えよう。筆者が驚いたのは、未練を断ち切っても「納得できないものは納得できない!」と決断する力に対してなのかもしれない。

詳細を明らかにせず話を進めて恐縮だが、今回の売却劇の詳細をとことんまで削ぎ落とせば、それは「売り時を間違うな」というシンプルな話である。今回の決断のバックグラウンドにはあおさんの膨大な知識・見識があってのことであり、筆者に容易に想像できない葛藤もあったに違いない。それを考慮しても「え?売るの??あれを??」という思いは筆者にある。しかし弟子筋たる筆者は勝手に視点を変え、本件はあお師匠の「クルマの売り方・売り時指南」だと捉えている。あおさんは否定されるかもしれないが。

筆者がMiToに執着するのは、以前から書いているとおり自分の子どもに継承したいという思いや、「せっかくアルファロメオのオーナーになれたのに…」という言わば心情的な理由だけの話。心情的背景とはつまり人生観であり生き方の問題である。思えば筆者は、クルマに限らずそうやってグズグズになるまで手元に置いておき、ネガティブな感情を持つようになって初めて手放すという癖がある。そうやって蜜月時代の記憶もネガティブなものに変えてしまう。唯一違ったのはプジョー 307SWだけだ。あの時だけは「ネガティブな気持ちになる前に、良い思い出ばかりの内に手放そう」と決めたのだった。

筆者があおさんの一件をショッキングに受け取ったのはつまり、もうMiToを手放せというお告げのように聞こえるからなのだ。

 

※追記

あおさんご本人が売却理由について触れるエントリーを上げておられました。こちら

MiToで行く!福島県道三昧…以上のロングツーリング
| その他のツーリング・夜活など | 00:14 | comments(4) | trackbacks(0) |


福島県中通りと会津方面をたっぷり走ってきた。怒濤のごとき9月が終わり、ようやく心置きなくツーリングに出かけられる。今回のルートをざっくり文字でご紹介すると、梁川から三春町を経由して郡山へ。郡山から猪苗代湖へ。猪苗代湖から磐梯吾妻スカイラインを通って飯坂温泉へ。国見町を経由して宮城県七ケ宿町、そして村田町へ。

重要なのは

1.梁川から三春までのK40を中心とした定番の県道三昧
2.三春から郡山への県道3つを組み合わせた初踏破コース
3.天栄村から猪苗代へ抜けるK67の峠道の初踏破
4.磐梯吾妻スカイラインで今回こそ晴れ間を見られるか


の4つである。初踏破がふたつも含まれてはいるが、いつもはメインコンテンツの定番コースばかりである。それらいくつか組み合わせた贅沢ツーリングとなった。

当日はなんと5:40に家を出発。遠足の日の小学生みたいだが、この日は平日。特に宮城県を脱出するまでの通勤ラッシュを逃れるべく早朝出発としてみた。もちろんどんな時間でも出勤する(あるいは帰宅する)人はいるもので、思ったほどマイペース!ではなかったが、それでも出発から1時間で白石に到達。上等上等。セブン‐イレブン宮城蔵王バイパス店に入り、朝食をとる。
 


R4をトラックの車列に紛れて南下し、伊達市に入る。すかさずK321を梁川方面へ左折し、いよいよ県道三昧コースのスタートである。三春までのこの区間、これまで文字でばかりご紹介してきたと思うが、今回ログを取ってみたので公開したい。このコースを教えてくれたじゃるさん(当ブログのコメント欄とオフ会の常連さん)に「とっておきのコースだったのに!」と怒られないか少し心配でもあるが、MiToで走ってこそ楽しいワインディングロード情報を出し惜しみしていては、このブログの存在価値そのものが問われかねない。ということで、どうぞー!
 


上掲ルートは三春町の直前がやや遠回りではあるが(あくまでK40を南下すればよかった)、MiToで走破するには格好の田舎道である。筆者本気でオススメ。で、その結果自宅からちょうど2時間半で三春町役場へ到着。トイレ休憩。さらにK54-K65-K73で郡山市内を目指す。
 


三春町役場脇の駐車場にて


この道中、県道コンボは初踏破なのだが、2017年のテーマのひとつ、地図帳だけを頼りに走ってみる。GoogleMapのリアルタイムナビに慣れてしまうと少し不安だが、割りとカンはすぐ戻るものだ。ほぼ最短距離で郡山市内から脱出するK109へ到達することができた。



このK109で西に進むのは二度目。初踏破は2016年、銀婚式旅行でクルマは家人のDS3だった。あの時も周囲の田園はすべてゴールデンハーベスト、つまり黄金色の稲穂で覆われていたが、果たしてこの日もまったく同じ光景が広がっていた。まるで黄金の海を進むボートである。しかもほぼ一直線の単車線路が10km以上続く。昨年「今度はひとりでMiToでこようっと!」と秘かに誓ったのだが、さっそく実現した。
 


このまま羽鳥湖を目指しても良いのだが、猪苗代湖へのお誂えのショートカットのようにK67が走っている。この日ふたつ目の初踏破コースは峠道となった。
 


いかにも峠道への入り口的なムード


いかにも峠道なムード


路面が落ち葉や折れた枝でベストコンディションではなかったが、なかなか走り甲斐のある峠道だった。ステアリングがシェアなクルマ以外にはおすすめしないが、MiToならけっこうなハイペースで走ることができる。例えば仙台と山形の県境にある笹谷峠に比べたら難易度はとても低い。郡山から猪苗代湖へのショートカットに理想的。雪が降る前にぜひどうぞ。
 


やっと広い道に出た


さて猪苗代湖の湖南へ来ればソースカツ丼の「大阪屋」なのだが、時刻はまだ10時台で開店していない。いさぎよくあきらめて湖畔道を北上。手作りパン屋のKomugiで調理パンでも買おうかなーと訪れてみたが、まんまと定休日だった!!残念。
 


実は猪苗代湖畔は豊かな田園地帯でもある


湖水が少ない。
磐梯山が彼方にかすむ


気持ちを切り替えて次なる目標の磐梯吾妻スカイラインへ。2017年春、まさかの吹雪で臨死体験した土湯峠を目指す。その前に猪苗代湖の志田浜からK322へ折れ、これまた黄金色の海の中K323を北上する。左手には常に磐梯山が威容を誇る。晴天でないのが惜しい。
 


田園・磐越西線・磐梯山


K323も極上県道ですなぁ


K323からR115へ合流し標高を上げて行く。土湯バイパスの途中で左折し、磐梯吾妻スカイラインへ。まったく想定外だったのだが、スカイラインはけっこう混雑していた。ど平日なのになぜ?確かに対向車は年齢層高めの運転手ばかり。平日昼間に時間を取れる悠々自適な方々が、なぜ挙って磐梯吾妻へ?そして当然の帰結としてペースはとたんにスローダウン。あー、なんか、冴えないなーと標高1,600mを超えて吾妻小富士前の浄土平に近づくに連れて混雑の理由がわかってきた。



真っ赤だなー 真っ赤だなー♪


オー、ビューティフル


なんと紅葉が始まっているではないか!!もちろん土湯側から登っていくスカイラインからの会津盆地の眺めは雄大の一言。そりゃーみんな車で来るよねー。浄土平の有料駐車場(500円)に到着しても、交通量も停車数も多いのに筆者やこのブログの読者が「お!!」となるようなクルマは1台も停まっていない。以前はルノー メガーヌR.S.やアルファロメオ 4Cとランデブーしたこともあり、筆者、勝手に「磐梯吾妻スカイラインは面白いクルマが多い」と思い込んでいたフシがある。

それはともかく、ちょうど昼時。絶賛空腹である。浄土平レストハウスのレストランへ一目散で駆け上がる(2Fなのだ)。このレストハウスにも実は思い出がある。ここは筆者が小学校6年生の時、修学旅行で昼食をとった場所なのだ。もはや35年以上も昔の話。もちろんレストハウスは改装されて美麗な近代建築になっている。それでも修学旅行の記憶を頼りにカレー、もう大人だからカツカレーでもよかろうと思っていたのだが、あいにくカツカレーがメニューにない!やむなくソースカツ丼1,000円を食す。道路状況から予想したほど客席は混雑していなかったが、年齢層高目のお客様がけっこういる。店員さんが気を利かせて、まだ誰も到着しておらずガランとした団体席の方に案内してくれる。窓際の席で吾妻小富士の登山道を登る老若男女や、すっかり紅と黄に染まった山肌などを見ているうちにあっという間にソースカツ丼が登場。
 


37年前の面影は…ない


ソースカツ丼1,000円






カツに対してご飯の量がやや少なめだったが、客層を改めて見渡してもそれで正解ではなかろうか。次こそはカレーを食べようと思う。

食事を終え、これまでは登るばかりだった福島市内方面へのスカイラインを初めて下る。ここを訪れるのは今年3度目で、先の2回はいずれも厚い雲(ガス)に覆われ、下界の景色など1μmも見えなかったのだが、今回は雲の切れ間から市街地が見えた。標高1,600m-1,400mってすごい。道中のPエリアやビューポイントの路肩には所狭しとクルマが停まっており、みなさん自慢のカメラを片手に撮影に忙しい。
 


有毒ガスがバンバン噴出してます


オー、ビューティフル2


筆者はあまり寄り道もせず下界へ降り、K5フルーツラインで飯坂温泉へ到達。そのまま桑折町から国見町へ。この日3つめの峠道(笑)、福島・宮城の県境、K46小坂峠を登る。
 


小坂峠の定点観測地点


万蔵稲荷


猛烈に眠くなってきてよろしくない。小坂峠を下り切る前に仮眠した方がよかろう。万蔵稲荷神社の駐車場で30分ほど仮眠。それでも13:30なのである(笑)。早朝出発の威力は計り知れない。すっきりした頭でK46を駆け降り、七ヶ宿ダムの南側のワインディングを走る。以前前述のじゃるさんと、同じく当ブログ常連のalfa_manbowさんが2台で走って、底打ちしたMiToじゃる号がアンダーカバーを落したコースである。慎重に走る。
 




無事に走り切り、道の駅しちかしゅくで休憩。ここで初めてエンスー物件を眼にする。ケイターハムの…型番わからず(笑)である。いい音させてました。すぐいなくなってしまったけれど。夕方から会合の予定があった筆者もあまりのんびりしていられなくなってきた。お馴染かつど定番K51で遠刈田温泉を目指す。遠刈田から村田町へ抜けて、少し迷ったが村田町からは朝と同じコースを引き返した。



10時間/376km


仙台に住むヘンタイとしては、10月に入ると焦燥感に囚われる。ノーマルタイヤで走り回れるのもせいぜいあと2ヶ月。蔵王や栗駒に初冠雪などのニュースが聞こえてくれば、山の峠道は翌年初夏まで冬眠に入ってしまう。今年中に走っておかねばならない道がまだまだあるはず。そういう焦燥感だ。そんなことを考えながらの今回のツーリング、とても同乗者がいたらできなかったろう。ひとりツーリングだからこそのコース取りと言える。あとは月末にちょっとした計画があるのだが、それ以外は例の焦燥感に煽られつつの課題整理になるだろう。ヘンタイ諸兄、今年も時間が残り少なくなってきましたぞ

MiTo・Focal 165CVXをまたもや交換
| MiToのメインテナンス | 23:58 | comments(6) | trackbacks(0) |
筆者のMiToのオーディオシステムはジープ仙台のK店長のプランニングと施工による。このシステムは「フロントドアスピーカー2発だけで鳴らす!」がキモ。コアキシャルタイプのスピーカーを別体アンプで鳴らすことによって、位相差や時間差等の要素を取り除き、信号を極力ピュアに鳴らすことに特化したシステムとなっている。本システムのおかげで、筆者はカーオーディオのことで悩むことがなくなった。筆者が愛好する音楽にジャストフィットな音質と音圧で再生してくれる。 K店長には感謝の念があるばかり。

2014年7月9日
MiTo・天国の影に地獄あり。アンプ搭載までの壮絶ドラマを追う!

改造するにあたり、コアキシャルタイプのスピーカーとして白羽の矢を立てたのが、Focal 165CVXであった。何と言ってもこいつは安い。しかもパワフルである。費用と積載スペースの関係で別体ウーファー非搭載としているので、165CVXには低音を鳴らすためのけっこうな負担がかかっていると推測する。なぜそう思うのかというと、割とすぐにヘタるからだ。これまでに165CVXは2セット購入したが、いずれもローミッドのコイルが干渉するような、ブブブともズズズとも言えないノイズを発するようになって臨終するのだ。ジャズのウッドベースやピアノソロのちょうどC1〜C2くらいまでの音域で盛大にビビりノイズが乗る。

2014年1月25日
MiTo・またスピーカーがビビってます!

2014年5月5日
Focal 165CVX・壊れやすい疑惑浮上
 


Focal 165CVX

で、数年ぶりにこの症状が出始めた。片側だけなのだがこうなっては無事な方も交換せざるを得ない。165CVXは少し前にディスコンになったはずで、どこかに在庫処分のアウトレットものでも出ていないか…とネットをさ迷うこと3秒。このスピーカーを以前から購入してきたUSAオーディオというお店で、まさに「ワケあり処分品」として安価に新品が販売されていた。さっそく購入。届いたので、すでに陽も落ちたというのに街灯とLEDハンドライトだけを頼りに交換作業。
 



はい、また明日から約2週間におよぶエイジング期間に突入〜。とはいえピンクノイズを48時間ぶっ通しで再生もできず。なるべく周波数バランスの良い音源を中心に聴きますか。少しだけあれこれ再生してみたら、意外や高域の伸びが良い。よっぽどヘタってきてたんですね。お疲れさまでした。

Focal 165CVX【訳あり処分】 16,560円 (税込)
送料 840 円
合計 17,400円  


※筆者が愛好する音楽にジャストフィットな音質と音圧で再生してくれる。
先日の「500 TwinAir そんだけ弄ったらどうなるの?」OFF会にて、クラシック音楽を愛好するTazzaさんにご自身愛聴の音源でチェックしていただいた。本システムでは高域と低域を強調するために500Hz付近にゆるやかなディップを作っているが、特にオーケストラものではその辺が合奏の迫力をブーストしている帯域らしく、少々薄っぺらい音になっていた。本システムはクラシック音楽の再生には向いていないようだ。ずこー。
夜のメガネ
| パーツ/グッズ | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) |

既報の通り夜間運転用のメガネを新たに誂えた。登米市佐沼の「メガネトケイの千葉」にて。先に誂えた日中運転用のサングラスが事の他具合が良く、夜間用にも欲しくなったのだ。
 


メガネトケイの千葉
(宮城県登米市迫町佐沼的場24-1)


そもそも仙台市内に生息する筆者が、なぜ約70kmも離れた登米市内のメガネ店にわざわざ出向くのか。それは筆者があるメガネフレームに固執したことがきっかけだった。

1.Kというブランドのフレームでサングラスを作りたい!
2.宮城県内の正規代理店はどこだ??と探したら登米の千葉さんのところだけだった
3.いざ行ってみたらマニアックなフレームブランドの実物が所狭しと店内に並ぶエンスーメガネ屋だった
4.検眼してもらったら、特に乱視が進行していることがわかった
5.千葉さんの勧めで度入りレンズにしてみたらすこぶる調子が良い

千葉さんは理路整然と営業トークを繰り広げる。眼科とメガネ屋さんの検眼の違いなどを滔々(とうとう)と説明してくれ、実際に筆者の乱視を詳細に検眼もしてくれた。結果非常に具合の良いレンズを調合してくれ、今後わが家のメガネは全部千葉さんのお世話になろうと思っている。とにかくネット上でしか見た事のないKの実物がたくさん在庫されていることに驚いた。工程の煩雑さや精度許容の問題で、在庫切れになってもある程度注文がたまらないと容易に再生産を行わないらしい。だからって製造メーカーが訝しがるほどオーダーするか(笑)。仙台市内の某有名メガネ店でKのフレームでメガネを作った時は、「返品できないので、取り寄せはできるが買い取り前提」と言われたものだ(そのフレームは結果的に老眼鏡に作り替えられ、この原稿をタイピングしている現在も活躍している)。

さて、そのサングラスで筆者は偏光レンズの威力と乱視矯正の効果を骨の髄まで味わった。昼間の視界が解決されると、次に気になるのは夜間のそれである。かつては頻繁に出かけていた夜活も最近はとんとご無沙汰。その大きな原因が対向車のフロントライトである。安価な社外品でキセノンランプやLEDへの換装が可能になり、指向性が高い上にやたらと照度の高いフロントライトを遠慮なく前走車や対向車へ向けるドライバーが増えた。同時に筆者の眼は衰え、対向車のフロントライトによる眩惑から復帰するのにどんどん時間がかかるようになってきた。こうなると夜の運転も、おっかない…とは言わないまでも、少々億劫になってくる。いきおい夜活の頻度は下がるばかりだった。

そこで夜活用メガネである。
 


どうせ夜活でしか使わないから…
という理由で、名も無きブランドのフレームを
適当に誂えた



バネ使いでレンズへの干渉が
軽減されるスグレモノ

 

基本的には誂えたサングラスの色無しバージョンで、乱視と左右の視力差が矯正されるだけのもの。運転時にしかかけないと割り切っているので、焦点はかなり先の方に合わせてある。このメガネをかけると、やはり50mくらい先がとても見やすい。通常の生活道路を走っている場合、これは普通乗用車にして2〜3台先の見当と言える。普通に制限速度近辺で走っていれば、1〜2台先の前走車の様子と、2〜3台くらい先の対向車線の様子はとても重要な情報である。そこがくっきり見えるのは助かる。同時に乱視矯正の結果か、眩惑もある程度軽減できる。そんなわけで夜間走行時の「眼」にまつわる問題はある程度解決できた。

ちなみにこの夜活用メガネ、用途限定と割り切った結果、安いフレームで作ってしまった。全部コミコミ(消費税も!)で20,000円。この金額だとフレームは本当に大したものがない。かと言ってフレームだけで36,000円なんてのもオーバークオリティ感120%だ。この辺は迷うところ。なんでもかんでも上質なものを身に付けられるわけではないのだった…。

そんな経緯で、筆者は2017年に突然1.サングラス、2.夜間用、3.老眼鏡と3つもメガネを使い分けるようになってしまった。これも老いである。
 


そのメガネ、快適だったが
ちょっと不具合があったので
調整してもらいに…


ちょっと調整してもらうだけで
片道70km以上のツーリング(笑)。
道の駅米山にて
(宮城県登米市米山町西野字新遠田67)



K15・懐かしの石沢商店
(宮城県大崎市田尻大貫字上長根124-1)



JR小牛田駅前の村上屋
銘菓「山の神まんじゅう」を購入


宮城県大衡村まで戻ってきて
陸上自衛隊王城寺が原演習場脇の
定点観測地点


大和町立吉田小学校
(宮城県黒川郡大和町吉田寺野東62-1)



4時間/163km
難しいお年頃
| 次の1台 | 23:23 | comments(10) | trackbacks(0) |

シフトワイヤーの1件以来、またもや運転が楽しくなってしまったMiTo。積極的に乗り換える気持ちも今は冷め、MiToの動的感触をひとつひとつ丹念に味わい楽しむ日々を送っている。そうではあるものの、本意ならずも買い替える理由はいくらでもあり得る。あまり熱くならない程度に次の1台を探し続けてもいる。

「良い物件があれば今すぐにでも…」という心持ちではないため、意中の「次の1台」が毎日変わる。ざっと括ると「快活な1台」と「枯淡の1台」のどちらかである。そしてそれらカテゴリーの意中のクルマはほぼ絞られつつある。

・快活な1台
ルノー メガーヌR.S.、アバルト 500
 


これはしまの助さんの


実はMC前の顔の方が好きですが、
メーターデザインはTFT液晶に
なってからの方がいいっす


・枯淡の1台
アルファロメオ159、プジョー 508SW
 


筆者の試乗後、速攻で売れたというti


MC後もいいけど、
フロントのデザインは
MC前の方がプジョーらしい
 

マツダ ロードスターもいいよねーとか思わないわけではないが、概ね上記の4台の中古車価格を定期的にパトロールしている。

そうやっていて考えたのだが、どうも次の1台は「快活な1台」のグループから選ばれるように思う。なぜなら筆者は来年で生誕50周年。快活な「だけ」のクルマライフは色々な意味で難しくなってくるように思う。端的に言って30代や40代の前半とは諸身体機能が衰えてきているからだ。アバルト 500など今こそ乗っておけと思う。

自宅の駐車スペースの問題もある。幅1,800mm代のクルマでは乗り降りが不可能…とまでは言わないが、やはり相当ツライと言わざるを得ない。家族のクルマからドアパンチを喰らう確率も高まるし。

つまりはこんな理由でメガーヌを諦めること自体が「老い」と言える。

MiToで行く!THE うまくいかないツーリング
| その他のツーリング・夜活など | 21:36 | comments(4) | trackbacks(0) |

最初にお断りしておく。これはまったく思ったとおりに行かなかったツーリングの記録である。ここまでうまくいかないともはや笑ってしまうレベルである。たまにはこんなこともある。

毎年9月のエントリーには「忙殺」という言葉が出てくるように思うが、これは大げさでも誇張でもなく、本当に9月は生業が忙しいのだ。そんな2017年9月の山もようやく超え、身体が疲労している時には脳にアドレナリン、エンドルフィン、ドーパミンの類いが必要だ。筆者にとってのひとりツーリングはまさにそれらの蛇口なのである。とは言え体力的にしんどいのもまた事実。あまり遠くない場所をサクッと走ってこようと企んだ。

1.石巻市、真野の奥から雄勝へ抜けるK192を初走破
2.雄勝から登米へ抜け、「清川」で極上うなぎを食べる
3.伊豆沼方面へ走り、「メガネトケイの千葉」でメガネを誂える


上記3項目をクリアしても、宮城県北の沿岸部から内陸へ抜ける200kmちょっとのライトなツーリングになるはず。道行きも、なんなら目をつぶってても走ることができる(比喩です)くらい走り慣れたコースの組み合わせ。何も考えずにのんびり走るにはちょうど良い。折りしも台風一過の快晴というある日。ウキウキ気分(死語)で朝8:30過ぎに自宅を出発した。しかし冒頭に書いたとおり、「まったく思ったとおりにいかなかった」のだ。
 


定点観測。
宮城県黒川郡大和町鶴巣下草作内田93付近のあぜ道


定点観測場所を初公開。

MiToの上を走っているのは

東北自動車道。

飛び乗れます(笑)
 

大和町、大郷町を通り抜け、三陸自動車道奥松島ICから無料区間を爆走!
 


最近我が物にした石巻真野への近道、華北ICから石巻市内をかすめつつ真野へ向かう。復興工事のダンプトラックが多く走っていてペースは上げられないが、稲刈り間近の田園地帯を、陽を燦々と浴びながら走るのは至福である。しかし…。
 


石巻・真野地区の黄金の絨毯


がーん!


このK192、2017年4月に桜を観に来た時は「災害で壊れた道路をなおしています」とて5月31日まで通行止めとあった。で、9月も下旬である。いったいこの県道は365日のうち何日走れるのか。イイカゲンにしろと言いたい。

と激高しても仕方ないので、来た道をすごすごと引き返し、気持ちを切り替え次の目的地・登米を目指す。北上川を並走するR45に乗るべく、まずはK33で北上する。このK33を走るのは初めてなのだが、なかなか味わい深い道だった。新興住宅地的な趣があるのだが、そんな中にもふと由緒のありそうなお社が表れたりする。「男はつらいよ」のロケハンに山田洋次監督が来たことがあります、と言われたら信じてしまうような昭和感である。すばらしい。
 


で、R45に合流し、途中からはK342に移りひたすら北上する。このK342は常に北上川の雄大な流れが見える素晴らしいカントリーロード。着々と登米市内のうなぎの銘店「清川」に近づく。ちょうど良く空腹になってきてもいた。
 


北上川にかかる、たぶん古川橋


北上川河川歴史公園
(宮城県登米市豊里町中谷岐)



K342


K342の土手の上から「清川」が視界に入ると暖簾が出ている。やったー!と近づいてみたら、暖簾の脇には「本日定休日」の看板が。そりゃー「不定休」なのは知ってるし、連休明けの平日初日だからもしかして…とは思ったけどさー。時は11:30頃。この空腹をなんとしよう。登米市内を適当に走っても多くの飲食店が「本日定休」の看板を出している。国道沿いのラーメン屋というのもピンとこない。旧登米町内での昼食は早々にあきらめ、隣町(実際は合併しているから同じ登米市内だけど)の「メガネトケイの千葉」に行くことにした。営業車相手の飲食店があるだろう。

K36は県道とは言っても完全に幹線道路であり、交通量も多い。ペースの遅いワンボックスや軽自動車に紛れしばし耐えつつ登米市佐沼へ到達。辿り着いてみたら「メガネトケイの千葉」は営業していた(当日初のアタリである)!さっそく入店してメガネを作ってくれと頼む。

実はここンちで作ってもらったサングラスが実に具合が良かった。防眩目的で偏光レンズであることを最優先に誂えたのだが、ご主人の千葉さんに勧められて乱視矯正の「度入り」にしたことが正鵠を得ていた。でき上がってみれば防眩はもちろん、100m先の視界がキリッとはっきり見える。乱視の矯正は防眩にも視界にも効くことを実感。で、気付いたのだが、この「眩しくない」という機能、実は夜間の運転にこそ必要だと思う。特に夜間困るのが「自分さえ見えてりゃそれでいい」という態の後付けキセノンだかLEDだかでことさら照度を上げている車両だ。こういうのがやたら増えた。この9000ケルビンとかの指向性の強い対向車のフロントライトが、衰えてきた筆者の絞り機能の劣化が著しい眼にきつい。眼と視界を守る意味でも、乱視を矯正する夜間用ドライビンググラスは有効なのだ。

色の入ってないレンズなら在庫があるからすぐ出来ますよ、という。本当に30分くらいで出来た。この作業の待ち時間の30分の千葉さんとの会話がまた面白かったのだが、それは割愛。とにかく腹ぺこである。リアルにペコだわ。出来上がりを待つ間にGoogleMapで周辺の飲食店を検索。洒落たイタ飯屋さんを発見。退店しさっそく向かってみる。

ええ。定休日でした。もうこうなると力なく笑うしかない。快晴。30度近い気温。低い湿度。こんなに素晴らしい環境なのに、激空腹である。ここまでコテンパンなツーリングも珍しい(笑)。もう仕方ない。鉄板も鉄板、伊豆沼のくんぺるでメンチカツと焼おにぎりで激安(しかしウマイ)昼飯だ!



K1で伊豆沼の南にある長沼を通り過ぎる。恐らく筆者の顔はひたすら無表情だったはずだ。もしくは能面か。もはやメンチカツのことしか頭に無い
 


伊豆沼湖畔


ようやく伊豆沼湖畔の「くんぺる」へ到達。「焼おにぎりじゃなく、おこわもいいよね!」などと入店したら、なんと「メンチカツ弁当 447円(税抜き)」なんて品物があるじゃあないか。即決。あと家族に林檎を買う。くんぺる前の駐車場、MiToの運転席で弁当を食べる。あぁ、おいしいなぁ。
 


くんぺる
(宮城県登米市迫町新田字前沼149-7)



食べたら帰る。2017年、自宅から伊豆沼への鉄板コースを逆行する。逆行は初めて。せめてそれくらい楽しみがあったっていいじゃないか。伊豆沼から瀬峰へ抜け、さらに小牛田、松山へ南下する。決して効率的なコースではないのだが、平地の田園地帯の県道をのんびり流すのは、MiToにとって最高のシチュエーションである。
 


なんどGoogleMapを見直しても、
この地点を特定できない(笑)





そろそろ仙台市


約6時間半/219km


帰宅してみれば15時。惨敗とも言えるツーリングだったが、疲労は少なく頭はすっきりである。シフトワイヤーを交換したばかりのMiToのシフトもコクコク気持ちよく決まっていた。そんな小さなことで大満足できる。先日馴染みのトンカツ屋のおかみさんに「酒もタバコもやらないで、どうやってストレス発散してんのよ!」とお節介を焼かれたが、MiToで200kmも走ればゴキゲンになれるのだから筆者はとことん「安くできている」と思う。そして石巻-雄勝を結ぶK192は結局来年の課題になってしまった。桜の頃、真野の再訪が決定である。お疲れさま、MiTo。


JUGEMテーマ:ALFA ROMEO

自動車任意保険のロードサービス・利用費用の1例
| クルマにまつわる四方山話 | 22:11 | comments(4) | trackbacks(0) |


MiToのシフトワイヤーが切れた際、事案の発生場所から自宅まではなんとか自走して帰着したが、自宅から(株)イデアルさんへ入庫するにあたってはレッカー車を頼んだ。これは任意保険のロードサービスメニューのひとつで、車高を落した我がMiToの前輪をロックする作業について、当日はプロの技を見せてもらった。



で、このほど保険会社から「レッカー業者に代金払っておいたから」という通知が来た。

運搬・搬送・引取費用保険金 25,704円

これが高いのか安いのかわからない。自宅から仙台市若林区卸町のイデアルさんの工場までの距離は約20kmとGoogleMapはいう。純粋にワイヤー交換には56,970円という費用が発生しているので、レッカー代も含めたら82,674円だったことになる。

このエントリーの趣旨は総費用の算出でもレッカー移動の是非を問うわけでもなく、任意保険で標準的に采配されるレッカー業者への代金はこんな感じですよ、というお知らせである。どうかご参考にしていただきたい。

ということで趣旨・本懐は遂げたわけだが、例えばこれがMiToではなくアストン・マーティン V8ヴァンテージの6MTモデルで発生したとしたらどうすりゃいいのだろうか。仙台市の山の方でアストンのギアが2速から抜けなくなった!かろうじて自宅まで自走したとして、さてアトランティックカーズへ連絡し、引き取りに来てもらえるのだろうか。これがマクラーレン MP4-12Cだったら?これがTVR グリフィスだったら??

いやぁ、MiToで良かったわー。

【試乗記】ホンダ ストリーム(初代)・どうして楽しいの?
| 試乗レポート | 00:15 | comments(7) | trackbacks(0) |

既報のとおり、MiToのシフトワイヤーが切れてしまい数日入院していたわけだが、その間(株)イデアルさんの御厚意で代車を出していただいた。それはホンダ ストリーム(初代)だった。



外観の画像を撮り忘れ


ホンダ ストリームLA-RN1型(個体の車検証による)
総走行距離約10万km
初年度登録 平成13年(2001年)
形式 LA-RN1
原動機の形式 D17A 
排気量 1.66L(ガソリン)
車両総重量1,715kg(前軸重750kg 後軸重580kg 車両重量1,330kg)
全長 455cm
全幅 169cm
全高 159cm

手配してくれたサービスフロントのTさんは万事心得ておられる方で、代車にこの手の車をアサインした時は「ほんとにすみません…」と申し訳なさそうにされる(笑)。この際贅沢を言っている場合じゃないので、ありがたく受け取って走り出したのだが、早々に驚いた。先日福島県天栄村で試乗したトヨタ カローラフィールダーよりも運転していて楽しいのである。片や現役のレンタカー、片や16年オチ/10万km走行物件。条件的にはフィールダーの圧勝だと思われるのに。これは地味に衝撃だった。考え込まざるを得ない。

ストップアンドゴーを繰り返すうちになんとなくその理由がわかってきた。要は「加速がわかりやすい」のである。具体的に言うとこのストリーム、動き出しはわざとらしく派手に加速し、ドライバーが加速したことを体感する頃にはその出力は徐々に細くなっていく。グラフにすると放物線。だが徐々に細くなっていっても頭に加速感があるので、街中での運転ならまぁ許せる気がしてしまうのだ。

同じことが旋回にも当てはまる。もっとも加速で得られる感覚とは逆だ。ストリームのステアリング反応は、ミニバンらしくハンドル操作のゲインの立ち上がりは遅い。だがその直後にググッと急増する領域があって、その差分が体感できれば曲がることは文字で説明している状況から想像するほど苦痛ではない。「はいはい、ちょっと早めに切り始めればいいんでしょ」が体得できてしまえば、それなりに曲がることは曲がるからだ。実際きれいに曲がるには常にハンドルの回転量を意識しつつコントロールする必要があり、(好意的に見れば)そのことが「自分が運転してる感」を助長する。初代のステップワゴンもこういうステアリングチューニングだが、あちらはもっとゲインの立ち上がりが遅い。さすがにあそこまで遅いと慣れる慣れない以前に常時曲がらない感覚がつきまとう。ストリームでは是正したということだろう。

先日のフィールダーの加速・旋回に関する反応が、徹頭徹尾無表情に遂行されるのを体験してしまうと、ストリームの挙動を好意的に感じるのもそう不思議なことではないと思う。考えてみると、よくできたスポーツカーへの賛辞としての「リニアリティ」とは、機械的なそれではなく、あくまでも運転手の生理にきちんと沿っている、という意味のはず。そういう意味ではストリームの挙動はリニアではなく、不足分を補完するための加色と言える。しかし「まだこっちの方がマシ」なのだ。リニアリティはないがコントロールしている感覚は味わえるのだから。

いやいや寝言言うなよ、と思われる読者も多かろう。わかってますって。実際乗る順番が逆ならむしろフィールダーに好意的な印象を抱いたかもしれない。要素要素で見ていけば残念ながらストリームに勝ち目はない。フィールダーと比べるまでもなく、このストリームのエクステリアもインテリアも、良く言えばシンプルだが、要は加工工数がえらく少ない感じが強烈にする。「この頃のホンダ、本当に金が無かったんだろうなぁ」と思わずにいられない。現在の宇宙船ライクなホンダ車のインテリアと比べると、別会社の別レンジの製品かと思っても無理はない。
 


でも最近の線と段差の多いデザインよりも
こっちの方が好きだけどなぁ





なんか、こういうの、なつかしいですね


そうではあるけれど、ストリームは挙動のその先が予想しやすい。加速にしても旋回にしても、運転手はかなり自発的にその操作に関わらざるを得ない。コントロールしている感覚はそれなりにあるのだ。片やフィールダーはすべての挙動が平滑に、無表情に実行されるのでその限界が、いつ破綻するのかが予想しにくい。深さ2mと聞かされているが底が見えないプールのようなもので、「あと2〜30センチ潜ればつま先が底に着くはずだけど…ほんとかなー」という疑念が常につきまとう。ストリームが「ドライバーの生理にリニア」とは口が裂けても書けないが、少なくともドライバーの生理を巧みに利用してその動的性能を演出してはいる。「機械動作的なリニア」に徹するフィールダーとはそこが違う。以前書いた「予想の一割増し」などという嬉しいものではないが、多少感覚とのズレがあってもストリームの挙動は先が読める分、怖くない。

もちろんドライバーズカーなどではない。代車としてほんの3-40km程度だが運転してわかったのは、ストリームは60km/hで走るようにできている。いや、本当なのだ。なにも考えずに動いていると、いつの間にか60kmで巡航しているのだ。それより速度が低いと遅く感じ、それより速度を出そうと思うととたんにエンジン音がけたたましくなって加速する気が失せる。ハンドルの直進性も60km/hが一番しっくりくるし、意外やその際のステアリング反力はMiToのd.モード並みで手応えもある。しかしやはり日本の道路交通法規の内側だけで破綻しないようにまとめた「だけ」のものに過ぎず、味わいや情緒とは無縁である

ストリームを運転しても、我々がホンダに対してなんとなく思い浮かべるスポーティーなイメージにはまったくつながらない。自動車としてまとまりが良いのは圧倒的にフィールダーである。しかし短時間・短距離だが走ってみて楽しかったのは16年オチ/10万km走ったストリームだった。ドライバーの生理を巧みに利用して運転感覚を演出する。ホンダにできて、一時は世界で一番自動車を売ったトヨタにそれができないのは不思議で仕方がない。

DS3で行く!肘折温泉・県道ノススメ
| その他のツーリング・夜活など | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) |

家人がポツンと1日だけの夏休みを取得した。筆者はたまたま休日だった。シフトワイヤーが切れてMiToは入院中だった。という3つの条件が重なり、DS3で家人と遠乗りに出かけた。行く先は肘折温泉。山形県最上郡大蔵村の山奥にある温泉街である。筆者の遠乗りローテーションからもちょうど良し、何よりもちょうど今開催中のイベント「ひじおりの灯」に筆者の同僚が出展しているのだ。

「ひじおりの灯」についてはこちら

かつて肘折温泉に迷い込んでしまった2013年6月のツーリングレポート
灼熱の山形路ひとりツーリング!・幻の国道458号線

このレポートにあるように、前回訪れた2013年当時はR458は通行止め区間が多く、肘折温泉へは迂回路として指定されていたK331+K57で行くしかなかった。結果的にそのふたつの県道からの景色は素晴らしいものだったから、当然今回も県道狙いである。

自宅を朝8時半過ぎに出発。まず最初のチェックポイントは宮城県の鳴子温泉である。例によって宮城県大衡村の王城寺原演習場脇を通り抜け、K159など山奥を走る県道を組み合わせて鳴子温泉へ抜ける。鳴子温泉からはR47で次のチェックポイント新庄市へ。この鳴子から新庄までの、西へ向かうR47からの景色が最高に美しい。折りしも秋晴れの午前中。この「盆地と山脈」の景色の美しさを初めて知ったのが、最上町付近からの眺めなのだ。今回も美しかった。
 

定点観測:加美郡色麻町


K226の奥、加美郡加美町


一気に鳴子温泉を抜けてR47、最上郡から南西を臨む


R47

新庄の手前で家人から運転を交替(運転してねーのかよ!)。R13をまたぎ、いよいよという段になってDS3を進めると、どうも様子が違う。R458への交差点のずいぶん手前から「肘折温泉17km」なんて案内が堂々と出ているし、実際R458に合流しても平和そのもの。かつての通行止め案件はすでに解消されたらしく、するっと行けるらしい。もちろん温泉とすれば往復の道がきちんと整備されているかいないかは大問題だろう。道路が整備されてよかったですね、という気持ちに嘘はないが、オレが走りたいのはK331なんだよ!という衝動もまた切実である。

衝動に忠実に、4年前のあやふやな記憶を元にDS3を走らせ、無事K331に乗ることができた。相変わらず美しいワインディングである。


置賜広域農道ではありません(笑)




この角度から見ると、
ヘッドライト周りには往年のDSのイメージが
巧みに埋込まれていることがわかる


K331とK57との交差点付近では
そばの花が盛りだった



もう見渡す限りのそばそばそば




着いたー!

 
美しい景色に出会うたびにDS3を停め写真を撮ったりしていたので、肘折温泉に到着したのは12:30だった。ジャスト4時間。川沿いに立ち並ぶ温泉宿の景色は変わらない。速度を落して温泉街の細い道を進む。知人から聞き及んでいたお餅屋さんはどこだ…??何はともあれ腹ごしらえだ。
 



大ざっぱに言うと肘折温泉郷は南北に長い。その南端の方へ進むと現れたのが「餅屋久兵エ」さんである。小上がりもあり食事ができる。DS3を専用駐車場に停め、雑煮やあん餅、中華そばなどいただく。餅がうまい。

のんびりした後に満腹を抱えて温泉街をうろうろ。同僚作の行灯絵はどこだ…。あった!あとでおみやげを買おうと思っていた「ほてい屋」さんに飾ってあった。彼女の絵には情念がある(という評価で彼女が喜ぶかどうかは疑問だが褒めてます)。選んだテーマと筆致がぴたりと一致した美しい行灯絵だった。他にも力作がたくさんあった。11年目を迎えて地元青年団的グループでの運営に変わったというこの「ひじおりの灯」は、これら行灯が軒先に揺れる風情を楽しむためだけに訪れても決して損はないと思う。
 

行灯に灯が入るのをぜひ見てみたいと思ったが、さすがにこの道行きだとこの温泉街に宿泊するしかない。残念ながらこの日それは無理だった。ほていまんじゅうを買い込んで肘折温泉を後にする。今度は無事に整備されたR458で一旦新庄方面へ戻る。ちなみにこの肘折温泉より南のR458が、順当に寒河江まで開通するのはいったいいつのことなのだろうか。誰かおせーて。

2013年に訪れた時と同じく、R458を新庄手前で逸れ再び県道万歳なコース、K330からK30を経由してK36へ。このK36、相変わらず道幅が狭い。半端なく狭い(笑)。幸い追走車も対向車も現れないまま激狭区間を走破し、次年子(じねんご)を経由して村山市内へ。あとは平和にR48で関山峠を超えて帰宅。
 

R458(の平穏な区間)


K36


同じくK36


約8時間/245km

仙台< >肘折温泉の道行きはコンパクトなツーリングコースだが、K331、K57、K36などの道幅の狭い県道や温泉街での食事を含めると、けっこうボリュームがある。それらワインディングロードをヤワな足で定評のあるDS3(デビュー・セリ=シック)で走ってもぎりぎり楽しめるレベルだから、アバルトの諸モデルやルーテシアで走ればもっと楽しめると思う。雪深い地域であることは考慮しなければならないが、ぜひ1度走ってみてほしいコースだ。おすすめ。

ところで後日、「肘折温泉のお餅屋さんがとってもおいしいんですよ」と教えてくれた知人に「肘折温泉で餅食べてきたよ!」と報告。よくよく訊いたら彼のおすすめはもう1軒ある別の餅屋さんだった…。行くのか?再訪か?肘折温泉!!(つづきません)
 

JUGEMテーマ:CITROEN

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■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。
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