クルマで行きます

クルマが好きなことにかけては人後に落ちない。
東北のABARTH PUNTO EVO乗りが綴る、クルマについてのあれこれ。
OFF会考
| クルマにまつわる四方山話 | 22:19 | comments(8) | trackbacks(0) |

筆者は「めんどうくさがり」にして「人見知り」である。自動車の面白さに目覚めたのは30歳を過ぎてからと遅咲きだったのは仕方ないとして、前述の傾向のために「自分とクルマ」に閉じた関係が長く、ヘンタイ交友関係は一向に広がらなかった。唯一の例外はこのブログで、特に2009年にアルファロメオ MiToを購入してからは、お会いしたこともない国内のMiToユーザーとの相互共有のために「誰かの役に立つ情報を書く」ことを心掛けた。日本導入直後の購入だったこともあり、「初イタ車」にビビる筆者にとってはあらゆる情報が不足していたという背景もあった。その後整備やパーツにかかった費用を具体的に書いたりトラブル情報を書くようになってからは、わずかながらもコメントをいただくようになり、オンライン上の交流が生まれつつあった。そんな底知れぬヘンタイ沼のほとりにたたずんだ頃、「OFF会やりましょうよ」と筆者の背中を押してくださったのがあお師匠である。師匠のあの提案とコメントをくださる方々がいなければ、筆者がOFF会を企画することはなかったろう。他力本願な話だが、本当に感謝しております。

現実世界でお会いする当ブログの常連さんたちは、みな大人で優しい方々ばかりだった。そんな方々とクルマ話で盛り上がることがこんなに楽しいとは!とヘンタイトークの楽しさに開眼したのが2010年以降の話。そんな筆者が始めたOFF会も現在参加を告知しているとおり17回を数える。ありがたいことだ。

ある程度免疫ができたとは言え、ではあちこちで開催されるOFF会や諸ミーティングに足しげく出かけるかというとそうでもない。そもそもが人見知りなのだから対策をとりようがない。実際初めてお会いする人とうまくお話しできないのがツライ。どうしたって緊張したり混乱したりする。個人的な社交スキルの問題である。加えて(イベントなのだから)限られた時間内での出会いという問題もある。例えば参加者が10人少しという当ブログのOFF会ですら当日充分にお話しできない方がいる。ホストとしてはせっかくお会いするのだからちゃんとお話ししたい。何度も書くが筆者は「クルマ好き」ではあるが「知識は乏しい」。だからOFF会でお会いする方々はクルマヘンタイ道の先輩方である。会話の端々に含蓄深いお言葉があり大変勉強になる。大規模なミーティングに出かけていって珍しい希少車の実車を見られることも嬉しいことだが、筆者にとっては希少車を維持するオーナーの方に興味が向く。どんな出会いがあってそのクルマを買ったのか、維持にはどんなご苦労があるのか、そんな話をゆっくり伺いたいと思う。だが大規模なイベントではそれは難しいだろう。筆者が「呑みますOFF」を開催するのも、やはりオーナーに興味があるからなのだろう。実際クルマ武勇伝をつまみに飲み食いするのは愉快この上ない。

逆にそういう人間同士のお付き合いを深めていくことを面倒だと思う方ももちろんいらっしゃるだろう。純粋にクルマに興味があるのだから集まった実車を1台でも多く見たい、人の話を聞いてる場合じゃないと考える方がいても不思議でもなんでもない。むしろそう考える人の方が多いのだろう、世の中は。同時に規模の大きなミーティングでなければお会いできない方もいるだろう。そういう場所でなければ始まらないご縁というのもあると思う。そのことを否定するつもりは毛頭ない。なんのことはない、要はクルマと同じでバランスが大事なのだ。

別の視点。筆者は生業としてイベント制作に近いことを年がら年中やっている。だから町内会の夏祭りでもクルマのイベントでも、制作側のあれこれが気になって仕方がない。早い話がイベントに出かけていっても楽しめないのだ。だから足が向かないと言う理由も僅かながら、しかし確実にある。あと人様のことを言えた義理ではないことは重々承知の上で、やはり大勢が集まるイベントでは、マナーの何たるかを弁えない人も少数ながらいる。母数(参加者)が多くなればなるほどそういう人の含有率は高まる。わざわざ不快な思いをしに出かけなくても…という心理もやはりある。

筆者がSNSではなく草の根ブログでの告知だけでOFF会を開催する心持ちを今回は書いてみた。「クルマで行きますOFF会」はプライベートパーティーみたいなもので、今の筆者にはこのくらいの規模の集まりが一番快い。身の丈に合っていると思う。常連さんと語り合い、時々勇気ある初参加者を迎えられればそれでいい。そして筆者主催のOFF会を楽しく恙なく開催できるのは、常連さんが皆ホストのように振る舞ってくださるからでもある。それも本当にありがたい。

めんどうくさがりで人見知りな筆者でも、10月28日開催の#17は楽しみでしょうがない。どうか晴れますように。
アバルト曰く『こう座ってこう操作しろ』
| ABARTH PUNTO EVO | 17:41 | comments(5) | trackbacks(0) |

ザガート155T/S TI-Zなる超希少車種に乗る155TI-Zさん(みんカラネーム。以下Kさんと記述する)とクルマ取っ換えっこ試乗会を行ったことは先にエントリーしたとおり。

試乗記・ザガート 155T/S TI-Z
 


95年式と思われるアルファロメオ155ベースの特装車両的モデルではあるが元々のテイストは色濃くあり、筆者の良く知るMiToやプントエヴォとは異なる鷹揚な乗り心地にすぐに慣れることができず四苦八苦した。いや、楽しかったのよ?楽しかったんだけど今思えば試乗コースが良くなかった。もっと平らな場所、のんびり走ることができる道を選んでいれば、短時間でももっと的確に155の性格を把握し、魅力を体感することができただろう。ばかばかおれのばか。しかしそもそもこの試乗会は、日頃ドライビングポジションがどうしたシフトが渋くてこうした的な当ブログのエントリーを読んだKさんが、「ちょっと運転してみたい」とSNS経由でコメントしてくれたことが発端である。ひとつ前のエントリーはこの本題に触れていない。

Kさんのプン太郎の見立てはどうだったのか。

プン太郎に乗り込んだKさん曰く「ずいぶん窮屈なポジション」。Kさんは筆者よりも身長が3〜4cm高い。シートポジションにして1-2ノッチ程度の前後差があると思われるが、この日のKさんはシート背面角度を微調整しただけで走り出した。で、やっぱりいきなり速度が出る(笑)。詳しくは先の155T/S TI-Zの試乗記を読んでいただきたいのだが、そりゃあそうだ。155のつもりでプン太郎のABペダルを踏めばボカンと加速するしガクッと止まるのは必然の理である。95年製と2011年製ではクルマの性能・チューニングなどがまったく異なる。普段ザガート155T/S TI-Z、あるいはご家族用3列シート国産車を駆るKさんが2011年製のアバルト車両に慣れるのには、もう少し時間や走行距離が必要なのだ。

それでも今回の主題、シフトの渋さについては一定の結論が出た。「特段渋いわけではない」「ミッションオイルをWAKO'Sなどのちょっと良いのに換えれば改善する可能性あり」。ですよねぇ。筆者ももやもやとそう思ってはいるのだ。ミッションをバラして目視したわけでもないKさんだって断定的なことは迂闊に言えまい。むしろその他に色々アドバイスをくださったのがありがたかった。

実は筆者のシート位置はこれまでに書いていた位置からさらに1ノッチ前に出た。先日の細倉・伊豆沼ツーリングの際に試しに1ノッチ前に出してみたのだ。この変更の吉凶は結論が出ていない。徐々にシート位置が前に出ていくことでハンドルの握りの違和感も同時に増していく。しかし最後に出した1ノッチでペダルの踏み込みとシフトチェンジする右手の動きは「これだ!」と膝を打つくらいにきれいにはまった感がある。特にCペダル踏み込みやシフトノブの動かし方に良い影響があったようで、以前ほど2速の入りに渋さを感じなくなったのだ。こうなるとハンドル握りの違和感に目をつぶってもいいか…と思いたくもなる。

おいおいおい、と。ちょっと待て、と。たかが1ノッチ2ノッチ分イスを前に出しただけで操作性が激変するかよ、と。そのようにお思いの読者も多いと思う。筆者だって例えば口頭でその話を聞かされる立場であれば、「マジで??そこまで??」と言うだろう。だがこれは少なくとも筆者にとっての真実である。本件を喜び勇んでこのブログにエントリーしなかった理由は前述のとおりハンドルとの位置関係が万全でないからだ。つまり筆者はここまで体感上改善されたにも関わらず、これがベストポジションなのか断言できないのだ。

これまでの筆者の実体験から、プントエヴォのドライビングポジションにはこう座ってこう操作しろというアバルトの主張がこめられていると考える。そうでなければシート前後位置を1ノッチ動かしただけで、運転しやすさがここまで激変するだろうか。だとするとハンドルとの相対位置がしっくりこない以上、今のポジションもベストではない=アバルトが意図したものではない可能性があるのではないか。加えてKさんの「ずいぶん窮屈に座ってる」という評価も気になると言えば気になる。早い話がハンドルにしがみつくように運転している、明らかに運転の下手なドライバーみたいになっているのではないかという疑問だ。ただなぁ、アバルトがイタリア人と日本人の体形差まで考慮してくれてるのかねぇ。想像するとこの点は甚だ疑問である(笑)。アジア人にとってペダルとシフトにベストな位置は、アバルトの想定外という可能性もある。ま、くどくど書いたが、イタリア人基準で設計されたであろうプントエヴォのベストドライビングポジションは、アジア人にはちょっとしっくりこない要素が残っても仕方ないのかもしれない。

Kさんと別れた後もシートの背面角度を変えたり前後位置を変えたり、最後は稲妻快適だったシートパッドを外してみたりもしてみた。だが結局元に戻ってしまう。ハンドルとの相対距離・角度にだけ僅かな違和感が残るポジションに戻っていくのだ。そしてやはりそのポジションで操作するシフトノブは、以前ほどの渋さやぎこちなさを感じさせない。やはりこれがベストポジションなんじゃないか??

筆者が感じるハンドルとの違和感とはつまり、ハンドルと身体の距離だけに感じるものなのだが、Kさんが勧めてくれたようにハンドルを社外品に換えてしまうという荒技が有効な可能性もある。エアバッグが仕込まれた純正ハンドルは良くも悪くも厚みがあるが、レーシーでエアバッグレスなハンドルに換えれば最大10mm程度は奥に持っていける可能性はあり、そこで初めてポジションの整合性が取れるかもしれない。

同時に筆者はプン太郎をなるべく純正状態で乗りたいと考えている。というのもほぼフルノーマル状態の現状に大変満足しているからだ。MiTo1.4T Sportに8年半/16万km乗ってきた身として、「もうちょっとこうだったらいいのにな…」という不満点がすべて解決している状態がアバルト プントエヴォなのだ。「いやこれ、明らかにハンドル位置おかしいよ!」と断言できるほどのスキルも見識もない筆者としては、もう少し(違和感ありの)現状で様子を見たい。
 

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試乗記・ザガート 155T/S TI-Z
| 試乗レポート | 23:43 | comments(6) | trackbacks(0) |

ザガート155T/S TI-Zという超希少車種に試乗させていただく機会を得た。オーナーの155TI-Zさん(みんカラネーム)とは某SNSでつながっていたのだが、未だ会ったことはない。筆者のプン太郎試行錯誤日記(このブログのこと)をお読みになって「そんなに運転しにくいの?運転してみたいねー」的なコメントをSNS上でいただいた。どうせ乗っていただくなら筆者としても155を運転してみたい。ザガート155の詳細はよくわからないが、アルファロメオ155は試乗したいクルマランキングの常に上位にいる車種。かくして密会が実現した。文中クルマを意味する155と人物のハンドル名として何度も155が出てくると読みづらいと思うので、クルマの方はなるべく厳密にアルファ155とザガート155を書き分けるとして、このエントリーでは155TI-Zさんという人物をKさんと記述することをお許しいただきたい。

時は平日の午前中、密会場所は仙台市北部の「泉ヶ岳」なる山の中腹にある駐車場。ここからさらに数km登ったところにあるスキー場までのワインディングを往復してクルマを味わう算段である。先着した筆者がKさんを待っていたら、はるかかなたから野太いエグゾーストノイズが聞こえてくるではないか(笑)。早朝・深夜の起動が憚られる音質・音量である。Kさんも普通の住宅地にお住まいとお見受けするが、ご近所付き合いは大丈夫なのかいらぬ心配をしてしまう。「やぁやぁはじめまして」のご挨拶をしてさっそく概要など。
 




あまりに希少な個体なので詳細を書いて良いものか迷うのだが、ザガートが製作した数十台の限定車…というか、結局数十台しか作られなかったというか、総製造台数がナゾというか(笑)、ともかく現存する台数そのものが少なく、このザガート製の155、東北ではKさんの個体しか存在しないらしい。国内のザガート155の導入経緯や現状をまとめたデータベースサイトがある。詳細はこちらをお読みいただく方が早い。

Macci-no Maccina

基本的にこのサイトに書かれていることをベースに話を進めるが、ザガート155は95年製アルファ155をベースに内外装のモディファイを施したモデルということになる。四半世紀を超えたご高齢のクルマということになると、メインテナンス事情が気になるところだ。しかしKさんはそちらの知識も技術もある方なので、トラブルがあってもパーツを買ってきて自分で直してしまう。だからもっと古いクルマに乗りたいなんてのたまう。羨ましい。
 


エンジンカバーの結晶塗装は
ご自身の手による


ひととおり個体のレクチュアを受けて、まずは筆者が155を運転させていただくことにする。「現代のクルマと比べるとブレーキが効かないから気をつけて」とのこと。顧問の916系スパイダーでも経験したが、90年代のアルファのブレーキは00年代以降のラインナップのそれと比べると、一様に茫洋としたタッチだ。踏み増しても踏み増しても制動力はぼんやりとしか立ち上がらない。早めの操作と強めの踏力が必要だ。

ブレーキについて最初に書いてしまったが、まずは車両の全体的な話から。エクステリアの全体的な印象は「エグい155」。こういうとKさんに怒られると思うけれど(笑)。ボディの半分くらいはFRP素材に置き換えられているという。また通常の155のアウターパネルとは造形があちこち異なっており、フロントもリアもググッと張り出しているように感じられるが、全幅は1,760mmと良心的なサイズ。絞るところは絞り、出すところは出すという視覚のマジック。イタリアンデザインの華と言ってしまいたい。もっともこのFRPパーツは仕上げも取り付けもイタリアンジョブらしい(笑)。先のリンク先サイトに日本発売前後の経緯が(作者の知る限りのところで)記述されているので、詳しい話はそちらをご参照いただきたい。Kさんの個体を子細に見る限り、なるほど「チリ合わせってなんですか?」という風情。正直言って、筆者はチリ合わせとかパーツの精度については極端に頓着しない。脱落さえしなきゃいいと思っている。ただしこのFRPパーツ、素材の特性上仕方ないことなのだが、ぶつければ一巻の終わり。へこまない。割れる。これらのパーツを作っている会社はもはや存在しない。自作?ワンオフ?可能なのだろうか。とにかくそういうクルマなので、試乗っつってもねぇ(笑)。筆者側から気軽に言い出した話ではあるが、緊張しちゃうわー。
 


左側・Cピラー付け根


右側・リアバンパー


しかしこの佇まい、存在感。ただ事ならぬ雰囲気なのだ。Kさん曰くこれだけの希少車なのに日常で「これ…ザガート155じゃないっすか!!」的な声をかけられることがほとんど無いという。日常どころかあちこちのイベントでも同様らしい。希少すぎて希少かどうか理解されないというパラドックスもあるかと思うが、あまりにただ事ならぬ雰囲気に声をかけづらいだけじゃないかという気も筆者はする(笑)。もともとカッコいい155が、さらにスペチアーレな見た目になってると思ってくれて間違いない。

乗り込んでみる。LHDモデル(しかない)。シート、ハンドル、ペダルの3点に特に齟齬はない。5速のシフトがぬるぬる…というかゲート感の希薄な動き。916系スパイダーもそうだったので特段驚かないが、試乗を終えた今ならクルマの印象にマッチしたシフトだと言える。ハンドルはMOMOのものに交換されていて、リム細目で径も小さめなのだろう、ハンドルを握るだけでレーシーな気分が盛り上がる。加えて前述のエグゾーストノイズである。聞けばマフラーはザガートがフジツボに作らせた直管ものだそうで、こいつが奏でる音は適度に粗い粒立ちで、かつ低音のドスが利いた万歳三唱するような音。ブリッピングなどしたわけではないが、アイドリングしているだけで気分が高揚してしまっても仕方ない仕様。実際のところ、古くさくてイヤになっちゃうだろうなぁと思っていた155のインパネやメータークラスターやコクピット環境については、実際に着座してみればまったくそんなことはなく、むしろ気分が高揚するような不思議なポジティブさに満ちていた。とにかくクルマは実物を見てみないとわからないものだ。

動き出してみる。身構えていたのにあっさりクラッチがミート。なんなく動き出せる。初めてのクルマの動きだしがスムースに行くと自信が付きますな。で、お手並み拝見とばかりにAペダルを踏んづける。勇ましいエグゾーストノイズとは裏腹に速度計の針の進み具合はゆったりめ(笑)。おー、なんかいいなぁ。ン?なんかガソリン臭い…。Kさんは笑っておられたが先のサイトを見ると構造的に燃料臭がしても仕方ないようだ。どんな仕様だよ!まぁ窓を開けて走っているのでだんだん気にならなくなったけれど。

試乗コースはワインディング。シフトチェンジ動作がうまくできるか少々不安だったが、幸い恥をかくような場面はなかった。旋回挙動も加速動作と同様で鷹揚な感じ。Kさん曰く147なんかの方が鼻の動きはクイックだという。あおさんの147試乗時のことを必死で思い出してみるが、確かに鼻の入り方は147の方が違和感なかったような…。違和感とはプントエヴォと比べてのことだが、全体的に加速・旋回はバランスが取れており適切な速度がわかってくれば、ワインディングでも怖くないはずだ。

どうして「はずだ」と書いたかというと、あまり上手に走らせられず怖い思いをしたからだ。その理由は前述のブレーキ。MiToやプントエヴォというサーボ効きまくりの車両経験しかない筆者が、155の鷹揚なブレーキタッチを習得するには今回のワインディングは短すぎた。ベストなタイミングと踏力が最後まで体得できず、途中何度かややオーバースピードでコーナーに進入することがあった。これは155というクルマが不出来だったり性能が低いわけではなく、加速・旋回・制動がきれいにバランスするポイントを筆者が見つけられなかったという話だ。もっとのんびり走るのがきっとこのクルマには似合う。なんとかのひとつ覚えみたいに、ワインディングだから踏まなきゃ損!みたいな運転をした筆者が未熟なのだ。ちなみに試乗を終え155を駐車させる時、危うくバリケードに突っ込んでFRPフロントカウルを割るところだった。微速域でもブレーキタッチはブレずに甘い。だからつまりそういうことだ。逆にKさんがプントエヴォを運転した時の減速は効きすぎていた(笑)。Kさんによるプントエヴォ試乗の様子はエントリーを分ける。

ご家族をこの155に乗せることはないというKさん。ファミリーカーとして3列シートの国産車を購入したこともSNSの投稿経由で知っている。だから155を動かすのは月に2-3回程度だという。そしてむしろこれくらいの頻度で良いのだともおっしゃる。自分の楽しみのためだけに乗る。そういうクルマとの付き合い方があってもいいなぁと素直に思った。実際プン太郎と筆者の関係もそれに近いが、どうしたって「家族も乗せられるユーティリティ」的な幻想を捨て切れないし、実際家族も乗せる。「もっと古いクルマにすればいいじゃない」とKさんはおっしゃる。古いクルマでのんびり走る方がもういいのだ、と。書き忘れていたが、Kさんと筆者は同学年(Kさんはひとつ年下の早生まれ)。身体の諸機能の衰えについてはふたりともリアリティを共有できる(笑)。確かにKさんのように小さなトラブルは全部自分で直してしまえるなら、75でもジュリアスーパーでも良いかもしれない。古いクルマにとことこ乗るという生活に憧れがないと言えばそれはウソになってしまうが、かと言って筆者の生き方を急にそういう風に切り替えることも難しい。

結局クルマ好きのクルマ選びとは、その人の人生や人生観が如実に現れる、言わば表現行為だということを改めて思った。ザガート155T/S TI-Zなんていう希少車を楽しみながら維持できる人生は、Kさんにこそふさわしいと思った次第。Kさんありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。どうか腰を大切に。

告知・クルマで行きますOFF会#17
| OFF会・告知 | 20:15 | comments(12) | trackbacks(0) |


当ブログ主催のOFF会は、5月の定例まったりOFFを除くといつも行き当たりばったりで企画される。それは筆者の生業が晩夏から冬にかけて殊更忙しくなることと無関係ではない。もう少し頻繁に開催しても良いと思っているのだが、生来の「めんどうくさがり」と「人見知り」がコンボとなって筆者を襲う。たまの休みはひとりで走りに行きたいし家族との約束や日々生活の雑事をこなす必要もある。

などの言い訳はともかく、都合がつきそうなのでOFF会を開催することにした。

クルマで行きますOFF会#17
〜タイトル未定〜
2018年10月28日(日)朝から夕方まで(予定)
参加費:無料
※荒天中止


今回は基本的に走るOFF会である。日々のひとりツーリングで見つけた「みんなで走ると楽しいだろうなぁ」という道をふたつ合わせるつもりだ。

今のところ筆者の頭の中にあるのは

▼宮城県村田町に集合
▼広域農道コスモスラインを南下
▼七ケ宿町経由R113で山形県飯豊町へ。どこかで昼食(約90km)
▼置賜広域農道を北上
▼チェリーランドさがえで解散(約70km)

晩秋+10月最後の日曜日=みなさんお忙しい …ことは承知の上だが、お時間のある方はぜひお付き合いいただきたい。紅葉がきれいな山間の農道を走るのは気持ち良いですよ。心配なのは台風直撃とか、直前の台風で道路寸断とか、要は走りを楽しめない事態だが…。ま、それは心配しても仕方がない。

あ、クルマで行きますOFF会恒例で、イベント的なものは何もない。本当に走ってしゃべっておしまい。当日寒河江の日の入り時刻が16:45頃のようなので、その頃までには帰路につけるスケジュールを組むつもりでいる。

プン太郎で行く!細倉・だるま屋・伊豆沼へ
| その他のツーリング・夜活など | 23:23 | comments(6) | trackbacks(0) |
宮城県北方面を走ってきた。具体的には栗原市をめざし、伊豆沼を経由して帰ってきた。久しぶりの秋晴れの下気持ち良く走ることができた。

いつもに比べればライトな道行き。先日福島方面へ行ってきたので今度は北、という単純な理由の他にももうひとつ明確な目的があった。それは栗原市・鴬沢のだるま屋という食堂でかつ丼を食べてくることだ。先日筆者の生業であるバスツアーを企画した。その際昼食のお弁当を作ってくださったのがだるま屋さんだった。コース検討のための下見に同行した際にだるま屋さんで一度食事はしているのだが、ツアー当日は添乗かなわず特製弁当は食べられなかった。この特製弁当、参加者からもスタッフからもすこぶる評判が良かった。この日はそのお礼を兼ねての訪問なのである。
 

これはその下見の時に食べた
ミソチャーシューメンと半ライス

10時頃に自宅を出発。自宅近くのメイン幹線道路R457をそのままひたすら北上すれば、R457沿いに建っているだるま屋さんには自然に到着する道理なのだが、もちろんそんなコース取りはしない。田園の中をひたすらクネクネ走る道を行く。以下のMapでご確認いただければ幸い。


往路:青
復路(一部):橙

一見してわかるのは、このコースは最短の、高効率のコースではない。特にR47をずいぶん西に進んでしまっている。しかし東周りで一瞬でもR4を経由して効率を良くするよりも、西進して「座散乱木遺跡」から東北自動車道化女沼PAまでの田園地帯を"駆け抜ける喜び"した方が良い。この周辺の美しさは、わざわざ遠回りしても走る価値がある。それなりに交通量もあるのでペースは決して速い方ではないが、天気が良いだけで田園地帯ツーリングの楽しさは5割増である。化女沼PAから鴬沢までには初踏破区間も含めていたので、非常に楽しい往路だった。
 

大和町・R457


色麻町


三本木のある交差点にあった標語。
千葉美智子さんは抗議した方が
いいのではないか



座散木遺跡の
北側の農道。
最高



だるま屋さんに到着する頃にはまんまと空腹になっていた。前回頼めなかった「かつ丼750円」を注文。
 



カツ丼に青のりは
珍しい

ごちそうさまでした。先日のお弁当のお礼を言って退店。復路につく。こちらにも初踏破区間を用意しておいた。上掲地図内の復路をご確認いただきたい。だるま屋さんを出発、R457とK181を東進してR4へぶつかる。まずこのK181が初踏破。さらにR4を跨いで石越方面へ走る川沿いの農道とK185も初踏破。桜並木が何度も現れる。春はさぞ美しかろう。石越駅近くまでくれば今年は盛岡・花巻への下道ツアーの要所としてすでに見覚えある街。K176に乗り、あとはそのまま伊豆沼まで田園地帯をひたすら南下するのみだ。K177への交差点を本来左折するはずが直進してしまい、伊豆沼の北側へ出てしまったがすぐに軌道修正。
 

気がつくとそろそろ
稲刈り時期なんだもんなぁ…



R4を超えて
石越へ



伊豆沼へ到着。
画像右側はもう沼

無事に有限会社伊豆沼農産の直売所へ到着。ジェラートを食べお土産にチーズとハムを買う。
 

本当はこの伊豆沼からの帰路をログでお見せしたいところなのだが、伊豆沼農産で「一時停止」した後アプリの操作に失敗して取り損なった。菱乃倉生活センターから梅ヶ沢駅前簡易郵便局を経て株式会社登米精巧に至る農道がとにかく楽しい。お時間のある方はGoogleMapでこれらのキーワードを検索してみてほしい。全行程ではないがストリートヴューもある。
 

MiToでも撮影した
由緒正しい名も無き農道



大崎市・田尻

以降は小牛田駅や松山町を経由して大郷町・大和町へ。もはや目をつむっていても走れるコースだ。


大和町の定点観測地点

帰宅して少し昼寝。極楽ですなぁ。本気で北方面を走ろうと思ったら、今は栗駒山を経由してR342で東成瀬村へ抜けるだろう。10月中までに走っておかないとすぐにまたぞろ積雪・通行止めである。今年も時間がなくなってきた。


約4時間半/192km
 

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プントエヴォ・その一呼吸が難しい
| ABARTH PUNTO EVO | 00:01 | comments(5) | trackbacks(0) |
プン太郎のトランスミッション、シフトノブの動きが渋くて…という件はこれまでにも何度か書いた。K店長やサービスのTさんに相談しても「ミッションオイルを交換してみて…ですかね」という塩梅だ。それで解決すれば万万歳だが、その結果はゴッドオンリーノウズということで、やってみないとわからない。これは筆者のカンだが、「なんか、大して変わらないっすね、とほほ」となるような。
 

オーナー諸氏は既知の事実だろうが、アバルト プントエヴォのトランスミッションとアルファロメオ MiTo QVのそれは同じものである。そもそも両車は上屋と細かいパーツと足周りなどのチューニング領域を除けば、同じクルマではある。で、このブログにコメントを寄せてくださる奇特なMiTo QVオーナー諸姉諸兄も、やはりシフトが渋いとおっしゃる。症状に微差はあれど、個体差ではなく同型パーツ特有のもの…なのだろう。「いや、オレのプントエヴォはスコスコ入るよ!」という方こそ個体差なんじゃないか(ヒネクレ)。
 

筆者のプン太郎のシフトは特に2速が渋い。5・6速以外みんな渋いけど(笑)。この2速、そもそもゲートを通す段階でグッとまず手応えがある。入ったら入ったで最後にギアとシンクロする瞬間にも抵抗感がある。冷間時だけではなく車体のあちこちに熱が入ってもあまり改善されない。なんならシンクロしないことすらある(いや最後はするけれども)。慌てないこと。プン太郎のシフト操作の要諦はその1点だ。そもそもフィアットの大衆車ベースのクルマなのだから。ギアを抜く、ニュートラル位置に入る、一呼吸置いて下のギアに入れる。この一呼吸が大事であり、同時に難しいところだ。

だってやっぱり「電光石火のシフトチェンジ!」みたいなのに憧れがあるんだもん。男の子だもん。

しかしそう主張してもプン太郎は聞いてはくれない。別のアプローチはないか。ある。それはブリッピング(空ぶかし)だ。ブリッピングしてエンジン回転数を合わせてギアを入れると、なるほど2速だろうが3速だろうがスコッと気持ち良く入る。「おいおいそんな当然の話、文字にして2行ですむ話を延々読まされたのかよ!」とお怒りになる読者もいると思うが、まぁ待ってくれ、と。このブリッピングも問題なのだ。

何が問題かって、プン太郎のAペダルの反応がなかなか意のままにならぬ。具体的にはこうだ。何らかの理由で減速したい。まずはエンジンブレーキだ。だからシフトダウンしたい。次のコーナーまであまり距離もない。さっさと3速とか2速に入れたい。一端ギアを抜く。それシフトダウンだ、ブリッピングだ、3,500rpmくらいでいいか??ほれエンジン回ってくれ!でAペダルを素早く踏み込む。

しーん。

無反応。いや無反応は正確じゃない。一呼吸おいてブワン!と盛大に1.4マルチエアエンジンは回る。遅い。遅いよ!ペダルを踏んだ瞬間にその開度に相応しい回転まで上がって欲しい。のに。

物の本によると、電子制御アクセルはどんなに制御が緻密になってもこの反応遅れはあるらしい。そしてAペダル開度を監視するセンサーの精度とは違う問題もあるように思う。これまでの実体験で、プン太郎のAペダルは素早い踏み込みには一呼吸置いて反応するが、徐々に開度を増す踏み込みにはほぼリニアに反応することがわかった。

つまりECUは「開度」ではなく踏み込む「速度」を監視しているのではないか。

いきなり電子楽器の話になるが、80年代を境にシンセサイザーにもピアノのようにタッチ(鍵盤を弾く強弱)によって音色が変わる機能が搭載されるようになった。鍵盤を強く弾けば音量は大きく音色は明るく、弱く弾けば音量は小さく音色はやや籠った感じに。まぁこれはあくまでもそう鳴るようにプログラムすればの話だが(強く弾くと音量が小さくなるようにプログラムすることも機種によっては可能)、この時シンセサイザーは鍵盤を弾く強さではなく鍵盤が落ちる速度を監視している。「人間、鍵盤を強く弾こうと思ったらその速度は速くなるでしょ」というわけだ。これは概ね間違いではないが、ちゃんとピアノ演奏ができる人は「小さな音量で速く弾く」というテクニックも使うので、速度でセンシングをしているシンセサイザーはそういう奏法には追従できない。実際センサーを搭載したMIDIグランドピアノのこの症状に坂本龍一が苦労したのだが、これと同じことがプントエヴォやMiTo QVのAペダルにも起こっているのではないか。

アバルト(=フィアット)がなぜこのようにチューニングしたのかわからない。誤ったペダル操作への保険…にしては一定時間踏み込んでしまえば反応はするから、理由としてはちょっと弱い。単純にECU演算速度と機械的反応速度の限界という可能性?それは大いにあり得ると思う。ECUも制御チューニングも日進月歩だろう。プントエヴォは2011年生まれのクルマなのだ。理由はどうであれ、ブリッピングにまで「徐々に」という心理的リミッターが必要ならば、恙ないシフトチェンジのためには、シフト操作そのものであれブリッピングのAペダル踏み込みであれ「一呼吸置いて操作しろよ!」という呪縛が付きまとうのだ。

その一呼吸が難しい…。

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プン太郎で行く!大阪 in the 猪苗代
| その他のツーリング・夜活など | 20:37 | comments(9) | trackbacks(0) |
プン太郎で猪苗代湖南の大阪屋へ行き、ソースカツ丼を食べてきた。いつもと逆で山形県・高畠町、米沢市から福島県・桧原湖、ゴールドラインを経て。今回の道行きで運転席のシートを1ノッチ前へ出したら、さらに運転に集中できるようになり、久々にドライバーズハイを経験できた。

筆者の生業は1年通じてだいたいルーティンができあがっており、7・8月はなんだかんだと忙しいのが常だが、加えて今年の異常な酷暑と一転して8月後半の悪天候続きという間の悪さ。さらに夏休みで家にいる子どもたちを差し置いてひとりででかけるのもなんとなく後ろめたく、つまりはそういう諸々が作用してちっとも走りに行けなかった。いいかげんに我慢も限界に達していたので、この日は何が何でも走りにいくつもりでいた。で、なぜ猪苗代湖なのかというと、今年は花巻だ盛岡だと北に向かうケースが多く、山形も先日走ったばかりな上に大雨による河川氾濫などタダゴトではない。猪苗代湖周辺は鉄板と言えば鉄板なのだが、春に南東北三県を一気に走破したのが尾を引いたか(笑)ご無沙汰だし、何よりも美味いソースカツ丼が喰いたいではないか。前日夜というか当日早朝にトイレに起きた時、「いつもと反対に走ったらすげえ楽しいんじゃね?」と気付き、冒頭のコース取りとなった。

当日朝、仙台は小雨模様。知ったことか!とにかく行くんじゃ!仙台市内からR286で川崎町・釜房ダムへ抜ける。休日前夜に夜更かしする癖が抜けず、気持ちはハイなのだがとても眠い。なので釜房湖畔にクルマを停め、無理せず15分ほど仮眠。これが効いた。あとはすっきり猪苗代湖まで爆走できた。
 

R457

川崎町から久しぶりにR457、K51で七ケ宿町へ向かう。いつもはペースの遅いクルマもいるコースだが、幸いこの日はそういうクルマとは無縁。とは言え動物がひょっこり出てくる可能性もあるし、あまり早いペースで突き進むと遅いクルマに頭を抑えられてしまう可能性もある。常識的な速度で進む。もちろんそんなペースで走ってもプン太郎の運転は楽しい。

七ケ宿町にできたコンビニエンスストアと生協の合体店舗で休憩。つまり生鮮食料品も扱うファミリーマート。何年か前に出来たこの業態店舗、初めて利用したが山奥の旧宿場町である七ヶ宿には、革命的に便利なのではないか。おそらくこれまで七ヶ宿の人々は、ウィンナーやシャケの切り身を買うためには、片道3-40分かけて下界の白石市へ出かけなければならなかったはずだ。それが町内で済ませられるのだ。筆者もお茶や甘味をまんまと買ってしまった。
 

ファミリーマート+COOP七ケ宿店
(宮城県刈田郡七ヶ宿町字一枚田20-1)



そう言えば高圧洗浄器が家にあるな…


台風はまだ上陸していないのに
トラックが横転していた

R113で山形県・高畠町へ。alfa_manbowさんの縄張りだが平日のこの日は当然お仕事だろう。県境あたりで気になり始めた燃料計の指す残量が1/3程度。このままでは山形・福島間の白布峠越えはできても、檜原湖畔でガス欠立ち往生は必至だ。高畠町内か米沢市内で給油する必要がある。馴染みのSSが昭和シェルという理由だけで作ったカードで支払いたいがために、R13を南下してシェルの給油所を探す。しかしいつものことながら、シェルのスタンドって無いんだよなぁ(泣)。結局米沢市内、旧米沢城趾付近の(有)永井屋石油店(米沢市中央4-2-4)で無事にハイオクを満タンにする。白布温泉への道を聞くと「この道をまっすぐです。とにかくまっすぐ」。で、実際そうなのだ。20歳頃から何度も米沢に遊びに来ているが、都市の新陳代謝が進み、記憶があいまいで目的地への最短コース的な走りはできない。米沢市街地は味わい深い建物が多いので迷い迷い走っても楽しいが、この段階で11時すぎ。ランチタイム終了の14時までに猪苗代湖南へ到達している必要がある。道に迷うロスタイムは認められない。
 

上杉神社脇の「伝国の杜

永井屋石油店のご主人の案内が適切だったおかげで、無事に白布温泉へ到達。
 

白布温泉「東屋

あとは現K2=旧有料道路をひたすら駆け上がるだけだ。幸い前走車も追走車も皆無。ここはひとつ久しぶりに本気走りをしてみるか、とプン太郎に鞭を入れる。ほぼ3速に入れっ放しで標高を上げていく。先日の車検予備検査で「溝もまだまだありますし」と太鼓判を押されたポテンザRE050Aはしょっちゅうグリップを失う。以前コメント欄に「溝があってもグリップがどんどん落ちる消しゴムタイヤだ」という忠告をいただいたが、なるほどそんな印象を受ける。とは言っても20mmのホイールスペーサーを咬ませたリアはどっしり安定しているし、アンダー気味のフロントが逃げる様子は漸進的に腰や手のひらで察知できるので、それほど怖くない。何より登り行程なので下りの時のようなハラハラドキドキもあまりない。MiToでも同じことをやったが、あいつは挙動の破綻が唐突なので例え登りでももっと怖かった。
 



あっという間に頂上部「西吾妻スカイバレー」へ。
 

下りはボチボチ対向車もいたので至ってのんびり。
 

後ろに見えるは桧原湖

相変わらず時々パラパラと小雨が降るが、檜原湖畔まで降りてきてもそれは変わらず。ただ如何にも「台風接近中」的な慌ただしい雲の動き。荒天にならないことを祈りつつ。下界はそれなりに交通量があり、それでなくても距離のある檜原湖畔の道が長く感じる(笑)。のんびり走る某国産セダンの後ろを大人しく走って裏磐梯へ。K2からR459へ乗り換え、磐梯山ゴールドラインへ乗る。

この直前の信号待ちで運転席をさらに1ノッチ前へ出す。背中と腰をぴたりシート背面へ付けると、まだCペダルが遠い、ような気がする…。半信半疑での再調整だが、ゴールドラインを走行中この再調整の恩恵をイヤと言うほど受ける。2速が渋いのは相変わらずだが、シフトチェンジそのものはより安定した。背中というか背骨を安定させた最大の恩恵は頭がぐらぐらしないこと。頭がぐらぐらしないことイコール三半規管の安定動作なので、車体からの情報量が増える。スカイバレーやゴールドラインは当然だが、普通に市街地を走る時もラクチン加減が増す。だから疲れにくい。自分以外に走っているクルマはなく、久しぶりにドライバーズハイを経験。ひたすら窓外の景色とステアリング・シフトチェンジに没頭する。
 

後ろに見えるは猪苗代湖

そうやってR49へ合流し、無事に猪苗代湖の西を走るR249に乗る。あとはひたすら南下するだけだ。無事に13時すぎに大阪屋へ到着したら…。店前の駐車場が満車ー!えー?この時間で??ナナメ向かいの第二駐車場へプン太郎を停めて店内へ。なるほど、けっこうお客さんがいる。迷わずソースカツ丼930円。カツ丼は汁物が「みそ汁」か「ラーメンのスープ」か選べます(笑)。
 

大阪屋
(福島県郡山市湖南町福良中町76



旅慣れているてるてるコヤジさんからは会津の別のお店に行けと厳命を受けているが、やっぱり大阪屋、うまいよ(しみじみ)。肉の厚み・衣のジャキジャキ具合・ソースの濃さ…それらが一体になって筆者を襲うのだ。至福の一時である。だがしかし、もはや筆者には少し量が多くなってきた…。普通盛りのソースカツ丼を持て余す日が来るとは…。これも老いである。
 



ものすごく久しぶりに
青空を見た!

この日の夜は会合に出席する都合があったので、ここから土湯峠・七ヶ宿街道・万蔵稲荷などを経由するのはハードである。普通に猪苗代湖の東側を北上し、R49から磐越自動車道・東北自動車道に乗って帰ることにする。
 

猪苗代湖へ!
K234


磐梯山。美しい




上記経路で帰ればさらに3時間は上乗せすることになっただろう。高速道路代金3,240円ということは1時間を1,080円で購入した勘定か…。でもおかげで自宅で休憩してから出かけることができたので、必要経費と思うことにした。久しぶりに見た猪苗代湖畔からの磐梯山の眺めは、ここ数年で一番美しかった。


約8時間/397km
 
峠を3つ超えたのに疲労が少ないのはやはり運転姿勢を改造したおかげだろう。9月もまた忙しいが、残り少ない2018年ツーリングシーズンをまだまだ堪能する予定だ。
 

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プン太郎・シフトチェンジに生き急ぐな
| PUNTO EVOのメインテナンス | 23:07 | comments(22) | trackbacks(0) |


筆者にとって、プン太郎はものすごく久しぶりに購入する中古車だったので、車検時期をあまり意識していなかった。(株)イデアルさんから唐突に「車検整備のための予備入庫をおすすめします」というハガキが届き、はじめて「あ、そうか」となったクチである。現在の車検は2018年12月で失効する。

MiToに乗っている頃からこのオススメハガキは頂戴していた。初めて輸入車(それもイタ・フラ車)を購入して、国産車と同じ感覚で車検に預けたら、その整備費やパーツ単価に驚くユーザーもいるのだろう。ディーラーもユーザーも双方にっこり笑って車検を通せるようにという配慮なのだと思っている。もっとも初代プジョー 307SWで様々な経験を積んだ筆者なので、見積額が30万円以上にならなければ驚かないけれど(驚かないけどまけてくれとお願いはする)。

そんなわけで(株)イデアルさん(のK店長がいるジープ仙台)に行ってきた。予備入庫は単なる口実で、実はトランスミッションの点検が本命である。2・4速、特に2速にギアが入りにくいのだ。2018年の1月以来、数度に渡る運転姿勢の改造を経てベストポジションを見つけた結果、筆者とシフトノブの距離や位置関係は適切なものになった。が、この2・4速の渋さはドラポジの改造中も改造後も発現しており、「姿勢が悪い」ということではないようだ。いや、ないと思いたい。となると後は機械的な癖や最悪トラブル直前、最近流行りの言葉で言えば「未病」ということではないのか。ま、そんな大げさなことではなかろうが。

点検の結果「外的不良は無し」。ただしミッションオイルの汚れは見られるので、交換をおすすめとのこと。これもまた想定範囲内である。K店長とサービスのTさんの3人でディスカッションしたが、プントエヴォの6MTはMiTo QVと同じもので、1・2速が入りにくいことで定評があるという。とは言っても個体差もあろう。そこを追求するつもりも筆者にはない。以前書いた記憶があるが、プン太郎のシフトは決してスポーティーなそれではなく、実用車然の趣。だから素早いシフトチェンジにはあまり向いておらず、シフトアップにせよダウンにせよ、一度ギアを抜いてニュートラル位置にいることをしっかり確認し、しかる後によっこいしょと次のゲートに入れるのがいちばんしっくりくる。この入れる時も「おりゃ!」と差し込むというよりも、放り込むという感覚での操作がよろしい。つまりスローペースで操作するとうまく行くシフトなのだ。

どうも筆者は勝手に早急なシフト操作をしてしまっているのではないか。生き急ぐな。プン太郎にそう言われているように思う。だが生来せっかちな筆者、頭ではわかっていてもそううまく行く時ばかりではない。これからも精進します。




ちなみに車検費用の見積は約15万円だった。それにはミッションオイル交換(オイル代と技術料合わせて1万円くらい)やエアコンのポーレンフィルター交換なども含まれる。年老いたMiToの車検時の支払い総額から比べると実に優秀な数字だ。ミッションオイルは近々やってしまうつもりだが、スタッドレスタイヤは新調する必要がある。そっちも合わせればざっと20万円というところか。
 

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2018年・今年の残務
| クルマにまつわる四方山話 | 22:24 | comments(7) | trackbacks(0) |


プン太郎の総走行距離が40,000kmを超えたことはすでに書いた。163,939km走らせたMiToの場合、120,000kmを超えたあたりからいろいろなものがどんどん劣化していった。著しかったのはモノコックボディの「ヤレ」で、それに気付いて以来感じるあのがっかり感というか、やるせなさというか、そういうのを思い出すとプン太郎で闇雲に距離を重ねることをためらってしまう。「走らせてナンボ」も真実・本心ではあるが、トレードオフの関係と割り切れるものでもない。2018年1月26日に24,828kmでプン太郎が納車され、同年8月21日に40,000km。ほぼ7ヶ月ちょうどで15,172km。今年は香川県・高松市へ2,224kmの超ロングツーリングを敢行しており、その約2,000kmを差し引けば、年間約20,000km走る例年とだいたい同じペースだと言える。夏前にけっこう走った気がしていたので、実際に数字で進捗を確認すると意外と走っていないような気がしてしまうけれど。

実質11月にはツーリングシーズンが終ってしまう仙台で、あちこち走りに行ける期間はあと2ヶ月と少しということになってしまった。毎年毎年この時期はシーズンの終わりを考えてがく然としてしまう。その2ヶ月少しで「行きたいところはあるのか?」と問われれば、それはもちろんたくさんある。だが「念願の…」と頭に付けたくなるレベルの行き先はそれほど多くない。

これまで懸案となっていて、2018年中にぜひ実現させたいのは「奥会津の1泊ツーリング」だ。実は昨年も計画していたのだが、相次ぐ台風襲来による交通網寸断と、狙っていた田舎宿がまさかの満室という事態によって断念した案件だ。大内宿にはかつて(DS3で)行ったことがあるが、会津地方の南西、もうちょい走ると新潟県というあたりはこれまで一度も走った事がない。のんびり景色を楽しみながら走ってみたいものだ。
 


積年の最大の懸案だった前述の「四国・高松・屋島西町」を今年ようやく達成したが、あの2,000kmオーバーの旅をもう一回やってみろと言われると尻込みしてしまう。天候不順だったこともマイナスに影響しているとは思うが、やっぱり毎日500km、高速道路ばかり走るのは荒行だった。だがある日「フェリーを併用すれば…」と気付き、関西以西へのツーリングがにわかに現実味を帯びてきた気はする。

フェリーと言えば北海道をプン太郎で走ってみたい。北海道が無理でも青森県内、下北半島もいい。いずれにしても宿泊案件だ。とにかく長距離を走る時、最も大事なことは「健康」であることだ。*年の秋田県・男鹿半島ツーリングで睡眠が大事なことを痛感した。寝不足や食べ過ぎでは運転に集中できない。こうなるともはやツーリングのために普段の生活をストイックなものにチューニングしておく必要があるのだ。筆者の場合「十分な睡眠」が難しい。わくわくして寝られなかったり極端な早起きをしてしまうのだ。子どもか
 

40,000km
| ABARTH PUNTO EVO | 18:57 | comments(6) | trackbacks(0) |

恒例のスパナマーク

プン太郎の総走行距離が40,000kmに到達。1ノッチのシート調整のおかげもあってプン太郎と筆者は絶好調。忙しくて走りに行けないことが目下の悩み。これからもよろしく頼むぜ、プン太郎!
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■プン太郎■
筆者の愛車ABARTH PUNTO EVOのこと。
ブログ本文に「プントエヴォ」と
フルネームで書くと煩わしいので命名。

■顧問■
筆者の友人太郎君のこと。
エンスージアストにしてドラマー。
いろんな意味で筆者の指南役にして
このブログの技術顧問(と勝手に思っている)

■朝練&夜活■
早朝に走りに行くのが朝練。
夜に走りに行くのが夜活(やかつ)。
夜の走行活動の略。
どちらもひとりであてもなく走る。
つまりひたすらクルマとの対話を楽しむ。

■S店長■
筆者のMiTo購入時の担当営業さん。
現在VOLVO仙台泉店の店長。
筆者のクルマ人生を変えた人。
一言で言えばカーガイ。

■EDO■
Eat and Drink Organizationの略。
親友2名と行うツーリング企画の名。
「移動に有料道路は使わない」
「同乗者無しでひとり1台」
「うまいものを食べ、飲む」が掟。

■K店長■
クライスラー・ジープ・ダッジ仙台の店長。
TCT版リリースを機に滑り込みで
MiTo1.4TSportを購入したカーガイ。
カーオーディオ地獄サバイバー。
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